JP2005238576A - インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】 インクカートリッジがホルダに装着される前に、誤操作されてもインクの漏れ出しを最少限に抑えることができるインクカートリッジを提供すること。
【解決手段】 インクカートリッジは、インクジェット記録装置の装着部に装着されたとき、大気導入管14が弁部材81を所定量だけ押し上げ(a)、大気を中空筒状部40の内部流路41を経てインクカートリッジの上部空間に導入し、インクカートリッジ内のインクをインク供給口から記録ヘッドへ供給可能にする。悪戯などにより弁部材81が前記所定量を超えて押し上げられると(b)、弁部材81に設けられた遮断部材94が、内部流路41に嵌合してその状態に保持される。これにより、インクに大気圧が作用しなくなり、インク供給口が開口していたとしても、そのインク供給口からインクが漏れ出すのを最少限に抑える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、インクカートリッジに関するものである。
特開平9−85963号公報に開示されているように、インクを内部に貯留し、底部に開口が設けられたインク容器(以後、「インクカートリッジ」と称す)が知られている。このインクカートリッジの開口には、弾性膜製の弁が配設されている。このインクカートリッジは、ホルダに対して着脱自在に構成され、そのホルダには、開口と対向する位置に弁を開くための凸部が形成されている。この凸部には、インクカートリッジ内のインクを外部側に流出させる通孔が設けられている。インクカートリッジがホルダに正常に装着されると、ホルダの凸部によって弁が上部方向に押されて開き、通孔および開口を経由してインクカートリッジ内のインクが外部に流出する。
特開平9−85963号公報(第2図等)
しかしながら、上述のインクカートリッジは、常態では、弁によってインクカートリッジの内外の連通を遮断し、インクカートリッジがホルダに正常に装着されたとき、凸部によって弁が押し上げられてインクカートリッジの内外が連通する構造となっている。しかし、インクカートリッジがホルダへ装着される前に、悪戯などにより弁が押し上げられると、開口を介してインクが漏れ出してしまうという問題点があった。
本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、インクカートリッジがホルダに装着される前に誤操作されてもインクの漏れ出しを最少限に抑えることができるインクカートリッジを提供する。
この目的を達成するために請求項1記載のインクカートリッジは、記録装置本体に着脱可能に装着され、インクを貯留する貯留室を備えており、前記貯留室の一側に形成された筒状壁内に形成され、前記インクカートリッジ外部と連通する連通口と、一端が前記連通口と連通すると共に他端が前記貯留室と連通する流路と、前記連通口内に配設される弁座部とその弁座部に対して接離可能に構成される弁部材とを有し、その弁部材が弁座部と当接した状態では前記貯留室内と外部との連通が封止され、前記記録装置本体にインクカートリッジが正常に装着されるのにともない前記弁部材が弁座部から所定距離離れた場合には前記貯留室内と外部とを連通する弁手段と、前記弁部材が前記所定距離を超えて移動したとき、前記流路を閉塞して前記貯留室内と外部との連通を遮断する遮断部材とを備える。
請求項2記載のインクカートリッジは、請求項1記載のインクカートリッジにおいて、前記流路は、前記底壁からインクカートリッジ上部方向に立ち上がって形成される中空筒状部材の内部に形成され、前記遮断部材は、前記弁部材から前記流路側に突起し、その流路の内径と略同等の外径となる略円柱状に突出して形成されており、前記弁部材が前記距離を超えて移動したとき、前記遮断部材の少なくとも先端部が前記流路内に密着して嵌合する。
請求項3記載のインクカートリッジは、請求項2記載のインクカートリッジにおいて、前記遮断部材は、前記密着して嵌合した状態に保持されるものである。
請求項4記載のインクカートリッジは、請求項2または3に記載のインクカートリッジにおいて、前記弁部材と遮断部材とは、樹脂材料で一体に形成されている。
請求項5記載のインクカートリッジは、請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、前記流路は、インクカートリッジ内に大気を導入するための大気導入路である。
請求項6記載のインクカートリッジは、記録装置本体に着脱可能に装着され、インクを貯留する貯留室を備えており、前記インクカートリッジの一側に外部に開口して形成された連通口と、その連通口を前記貯留室に連通させる流路と、前記連通口内に、前記インクカートリッジが正常に記録装置本体に装着されるのにともない前記流路に対し接近する方向に移動可能に配置され、正常に装着されたとき、前記流路と間隔を置いて位置し、その正常に装着されたときの移動量を超えて移動したときに、前記流路を閉塞する遮断部材とを備えている。
請求項7記載のインクカートリッジは、請求項6記載のインクカートリッジにおいて、前記連通口内に、前記遮断部材よりも外部側に配置された封止手段をさらに備えており、前記正常に装着されたとき、前記封止手段は開放される。
請求項8記載のインクカートリッジは、請求項7記載のインクカートリッジにおいて、前記封止手段は、前記弁座部とその弁座部に対して接離可能な弁部材とからなり、前記遮断部材は、前記弁部材と連結されている。
請求項9記載のインクカートリッジは、請求項6から8のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、さらに、前記インクカートリッジの一側に外部に開口して形成され、前記貯留室のインクを前記記録装置本体に供給するインク供給口を備えており、前記連通口は、前記貯留室内に大気を導入するための大気導入口である。
請求項10記載のインクカートリッジは、請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、前記遮断部材の先端部は、前記流路に向かって、外径が小さくなるよう構成されている。
請求項11記載のインクカートリッジは、請求項1から10のいずれかに記載のインクカートリッジにおいて、前記流路は、前記遮断部材側となる端面からその遮断部材から離れる方向に向かって、その内径が小さくなるよう構成されている。
請求項1記載のインクカートリッジによれば、記録装置本体にインクカートリッジが正常に装着されたとき弁部材が弁座部から所定距離離れ、インクの貯留室を外部と連通させることができる。また、悪戯などにより弁部材が押され前記距離を超えて移動してしまったりしたときには、遮断部材が流路を閉塞するので、外部にインクが漏れ出すことを最少限に抑えることができるという効果がある。
請求項2記載のインクカートリッジによれば、請求項1記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、流路は、底壁からインクカートリッジ上部方向に立ち上がって形成される中空筒状部材の内部に形成され、遮断部材は、弁部材から流路側に突起し、その流路の内径と略同等の外径となる略円柱状に突出して形成されているので、弁部材が、前記距離を超えて移動したときには、遮断部材の少なくとも先端部が流路内に密着して嵌合する。よって、確実にインクの漏れ出しを抑えることができるという効果がある。
請求項3記載のインクカートリッジによれば、請求項2記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、遮断部材は、その遮断部材の先端部が流路内に密着嵌合したとき、その状態に保持されるので、インクが漏れ出し続けるのを防止することができるという効果がある。
請求項4記載のインクカートリッジによれば、請求項2または3に記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、弁部材と遮断部材とは、樹脂材料で一体に形成されているので、部品点数を少なくでき製作コストを低減することができるという効果がある。
請求項5記載のインクカートリッジによれば、請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、流路は、インクカートリッジ内に大気を導入するための大気導入路である。よって、弁部材が、前記距離を超えて移動した場合に、大気導入路を遮断部材によって遮断し、このときインク供給口が開口していたとしてもインクカートリッジ内に大気圧が作用しなくなることで、インクが漏れ出すことを抑えることができるという効果がある。
請求項6記載のインクカートリッジによれば、そのインクカートリッジの一側には、外部に開口して連通口が形成されており、その連通口は、流路によって貯留室と連通している。連通口内には、インクカートリッジが正常に記録装置本体に装着されるのにともない流路に対し接近する方向に移動可能となる遮断部材が配置されている。遮断部材は、インクカートリッジが記録装置本体に正常に装着されたときには、遮断部材は所定の量移動して流路と間隔を置いて位置する。また、悪戯などにより遮断部材が移動して前記所定量を超えて移動してしまったときには、その遮断部材が流路を閉塞するので、外部にインクが漏れ出すことを最少限に抑えることができるという効果がある。
請求項7記載のインクカートリッジによれば、請求項6記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、連通口内に、遮断部材よりも外部側に配置された封止手段をさらに備えており、正常に装着されたとき、封止手段は開放される。よって、インクカートリッジが記録装置本体に装着されていない状態では、封止手段によりインクカートリッジ内部と外部との間を確実に封止することができ、インクカートリッジが記録装置本体に正常に装着された場合には、外部との流路を確実に形成することができるという効果がある。
請求項8記載のインクカートリッジによれば、請求項7記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、封止手段は、弁座部とその弁座部に対して接離可能な弁部材とからなり、遮断部材は、弁部材と連結されている。よって、遮断部材と弁部材とが別体の場合と比較して、遮断部材及び弁部材の2つの部材を配設するための複雑な構造をインクカートリッジに形成する必要が無くなり、インクカートリッジの構造を簡素化することができるという効果がある。
請求項9記載のインクカートリッジによれば、請求項6から8のいずれかに記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、インクカートリッジは、さらに、インクカートリッジの一側に外部に開口して形成され、貯留室のインクを記録装置本体に供給するインク供給口を備えており、連通口は、貯留室内に大気を導入するための大気導入口である。よって、前記移動量を超えてその遮断部材が移動した場合に、大気が導入される流路を遮断し、このときインク供給口が開口していたとしても、インクカートリッジ内に大気圧が作用しなくなることで、インクが漏れ出すことを抑えることができるという効果がある。
請求項10記載のインクカートリッジによれば、請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、遮断部材の先端部は、流路に向かって、外径が小さくなるよう構成されているので、遮断部材の先端部が流路内に侵入し易くなり、遮断動作を確実に行うことができるという効果がある。
請求項11記載のインクカートリッジによれば、請求項1から10のいずれかに記載のインクカートリッジの奏する効果に加え、流路は、遮断部材側となる端面からその遮断部材から離れる方向に向かって、その内径が小さくなるよう構成されているので、遮断部材の流路内への侵入をさらにし易くし、遮断動作を確実に行うことができるという効果がある。
以下、本発明の好ましい実施例について、添付図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施例におけるインクカートリッジ1が装着されるインクジェット記録装置2を示した概略図である。
インクジェット記録装置2は、インクカートリッジ1を着脱可能に装着する装着部3と、インクカートリッジ1からインク供給チューブ4を介して供給されるインクを貯留するインクタンク5と、そのインクタンク5に貯留されたインクを記録媒体6に向けて吐出する記録ヘッド7と、インクタンク5と記録ヘッド7とを備える記録ヘッドユニット8が搭載され直線方向に往復動作するキャリッジ9と、そのキャリッジ9が往復移動するガイドとなるキャリッジ軸10と、記録媒体6を搬送する搬送機構11と、パージ装置12とを備えている。
インクカートリッジ1は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の複数色のカラーインク毎に設けられ、インクジェット記録装置2に装着されてカラー印刷が可能に構成されている。
装着部3は、ベース部3aと、そのベース部3aの両側から立設するガイド部3bとから成り、ガイド部3bに挟まれたベース部3aからは、インクカートリッジ1内に貯留されたインクを抽出する中空状のインク供給管13と、インクカートリッジ1内に大気を導入する中空状の大気導入管14とが突出して配設されている。なお、インク供給管13および大気導入管14は、先端が略平面に形成されており、その管の上端部分に内外を連通する連通口13a,14aが欠切状に形成されている。
このインク供給管13の一端側には、インク供給チューブ4が連結され、インク供給管13は、インク供給チューブ4を介してインクタンク5と連通されている。大気導入管14の一端側には、大気導入チューブ15が連結され、大気導入管14は、大気導入チューブ15を介して大気と連通されている。
記録ヘッド7は、複数のプレートを積層して形成されインクタンク5からインクが供給されるキャビティプレートと、複数の圧電変形部を有しプレート型に形成されえた圧電アクチュエータプレートとが接着されて構成され、圧電変形部の変形により圧電変形部に対応するノズルからインクが吐出される。なお、ノズルは、記録ヘッド7の記録媒体6との対向面に、千鳥格子状に複数配列されている。
パージ装置12は、記録範囲外であって記録ヘッド7に対向するように配置されており、記録ヘッド7のノズル形成面を覆うパージキャップ12aと、パージキャップ12aと連通する廃インクチューブ12bと、廃インクチューブ12bを介してノズルからインクを吸引するポンプ12cとを備えている。
次に、図2及び図3を参照して、インクカートリッジ1の構造について説明する。図2は、インクカートリッジ1の断面図であり、図3は、本体ケース1bの上面図である。
インクカートリッジ1は、インクを貯留する空間となる貯留室20を内部に有している。インクカートリッジ1は、その貯留室20を形成する底壁21と周壁22とを有し上面が開放された本体ケース1bと、その本体ケース1bの開放された上面を覆う蓋部材1aと、本体ケース1bの底壁21を覆うキャップ部材1cとで構成されている。このキャップ部材1cには、後述する弁手段27,28を装着部3側に露出する2つの露出孔23,24が形成されている。インクカートリッジ1は、蓋部材1a及びキャップ部材1cがそれぞれ本体ケース1bと溶着されて形成される。蓋部材1a、本体ケース1bおよびキャップ部材1cの材質は、樹脂材料によって構成されているものとする。
なお、キャップ部材1cの一方の端部(図2における紙面右側)には、本体ケース1b側に突出した板状のキャップ突出部1dが形成され、本体ケース1bには、そのキャップ突出部1dが挿入可能となる挿入部1eが形成されている。よって、本体ケース1bとキャップ部材1cとの取付に方向性を持たせることができるので、誤って取り付けることを防止し不良品の発生を低減することができる。
底壁21には、貯留室20内のインクを外部に供給するために外部に開口したインク供給口25が形成されている。このインク供給口25は、底壁21(貯留室20の一側)の下面から一体に突出形成された筒状壁25a内に形成されている。また、底壁21には、貯留室20内に大気を導入するために外部に開口した大気導入口26が形成されている。この大気導入口26は、底壁21(貯留室20の一側)の下面から一体に突出形成された筒状壁26a内に形成されている。インクカートリッジ1を装着部3に装着したときには、インク供給口25にインク供給管13が、大気導入口26に大気導入管14がそれぞれ挿入される。
なお、インク供給口25内には、弁手段27が配設されてインクカートリッジ1の内外の連通を封止し、大気導入口26内には、弁手段28が配設されてインクカートリッジ1の内外の連通を封止している。この弁手段27,28の詳細な説明は後述する。
さらに、底壁21には、インク供給口25と貯留室20との間を連通する複数の連通孔30が形成されている。この複数の連通孔30は、3つの長孔によって形成されており、それぞれの連通孔30が略三角形の一辺となるよう配置されている(図3参照)。また、その略三角形に配置された連通孔30の中心位置には貫通孔31が形成されており、その貫通孔31には、略傘形状に形成された逆止弁32が貫入されている。なお、逆止弁32は、弾性力を有する弾性樹脂材料で構成されている。
図2に示すように、逆止弁32は、連通孔30の下面と対向し、弾性のある傘部33と、その傘部33の略中心位置から貫通孔31を通って貯留室20側に延びる軸部34とで構成されている。軸部34は、貫通孔31の内径より大きな径となる略球状の球部35を有し、傘部33と球部35との間の範囲で貫通孔31に上下摺動可能に支持されている。
また、底壁21には、その底壁21から本体ケース1bの開放上面に向かう方向(以後、「第1の方向」と称す)に立ち上がって底壁21と一体に形成された中空筒状の中空筒状部材40が形成されている。この中空筒状部材40の先端開口42は、貯留室20内のインク液面よりも上方で開口している。中空筒状部材40は、その外形、内部流路41の内径ともに上方(後述する遮断部材94から離れる方向)に向け徐々に細くなるテーパ状に形成されている。中空筒状部材40の底壁21との連接部43は、中空筒状部材40から底壁21に向かって拡大する形状に形成され、さらにその連接部43の下端から底壁21を挟んで大気導入口26の筒状壁26aが、中空筒状部材40と一連の筒状に一体形成されている。このため、大気導入口26aと中空筒状部材40の内部流路41とは、連接部43のテーパ状内面を介してなめらかに連続している。即ち、中空筒状部材40の一端は大気導入口26と連通し、他端が貯留室20と連通しているので、内部流路41は大気を導入する流路となる。
開口42は、第1の方向に対して斜交して形成されており、インクカートリッジ1の中心軸線から周壁22に向かう方向でかつ底壁21側に向かって傾斜しているため、開口42は楕円形の略平面となり、内部流路41の第1の方向と直交する方向における断面積より大きな開口面積となる。
ここで、インク供給口25および大気導入口26に配設される封止手段としての弁手段27,28について説明する。
弁手段27は、ゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材50と、樹脂材料で構成され後述する弁座部52と接離可能に構成された弁部材51とを備えている。支持部材50は、ほぼ円筒形の外形をなし、その中心軸線方向の略中間部に弁座部52、その弁座部52よりも貯留室20側に付勢部53、その付勢部53とは反対側へ弁座部52から延びる円筒部54、その円筒部54の外周に間隔をおいて平行に延びる外周壁55とを一体に成形して構成される。弁部材51は、付勢部53によって弁座部52に当接する方向に付勢されてその付勢部53内に収容されている。
外周壁55は、半径方向外方に突起した位置決部56を有しており、インク供給口25は、位置決部56を収納するために外側へ径が大きくなる段状面1fを有している。また、位置決部56の段状面1fと当接する面には、突起して環状に形成された突起部57が形成されている。その位置決部56を段状面1fとキャップ部材1cとの間に押圧挟持した状態で、本体ケース1bとキャップ部材1cとが溶着され、本体ケース1bと弁手段27との間からインク漏れが防止される。
弁座部52は、その中央に中心軸線方向に貫通した開口58を有している。円筒部54は、インクカートリッジ1が装着部3に装着されたとき、インク供給管13が挿入される誘導路59を有し、その誘導路59を開口58と連通した状態で弁座部52から一体に連接されている。誘導路59は、挿入されたインク供給管13と密着するようにその内径をインク供給管13の外形よりも小さく形成され、開口58は、誘導路59の内径よりも大きくかつインク供給管13の外径よりも大きく形成されている。誘導路59のインク供給管13の挿入側端部は、外方に向け拡大するテーパ形に形成されている。
円筒部54と外周壁55との間は、環状の溝60によって隔てられ、外周壁55に対して円筒部54が誘導路59の中心軸線方向と直交する面内で弾性変形可能とされている。これにより、誘導路59へインク供給管13の挿入にともない円筒部54が拡径し易くし、誘導路59とインク供給管13との密着性を良くしてインク漏れの発生を防止することができる。また、誘導路59に対してインク供給管13が傾斜あるいはズレて挿入されても、円筒部54の変形により、誘導路59へインク供給管13の挿入を可能にしている。
付勢部53は、弁座部52の外周から貯留室20側に円筒状に立ち上がった側壁部61と、その側壁部61と連接し弁部材51の貯留室20側に当接するように内側に張り出した張出部62とにより形成され、張出部62の中央に開口63を有している。付勢部53は、弁部材51を弁座部52に当接させる方向に、側壁部61と張出部62との弾性力により弁部材51を付勢し、常態では弁部材51を弁座部52に密着させている。また、インク供給管13が誘導路59に侵入して弁部材51を貯留室20側に押し上げることで、側壁部61が伸び張出部62が傾斜して弁部材51と弁座部52との間にインク流路のための隙間が形成される。
弁部材51は、支持部材50の弁座部52と当接する底部70と、その底部70の外周より貯留室20側に円筒状に延びる弁側壁部71とを備え、底部70には、その弁座部52と対向する端面に、後述する連通路73よりも中心側でかつ開口58よりも外側となる位置に、弁座部52側に突起し環状に形成された弁部材突起部72を有している。弁部材51が支持部材50内に収納された状態で、弁側壁部71は、付勢部53の張出部62の下面に密着しかつ押圧され、その押圧により、弁部材突起部72は、弁座部52を弾性変形させてその弁座部52の上面に密着する。よって、弁部材51が支持部材50内に収納された状態で、開口58および誘導路59を介してインク漏れが発生することを確実に防止できる。
底部70の弁部材突起部72よりも外周側から弁側壁部71に亘る位置には、弁部材51の貯留室20側と弁座部52側とを連通する連通路73が、円周方向に間隔を置いて複数個貫通形成されている。
弁手段28は、弁手段27とほぼ同様の構成を備えており、同一部分には同符号を付して、その説明は省略する。なお、この弁手段28において、弁部材81は、弁部材51と同形状の底部90、弁側壁部91、弁部材突起部92、連通路93とを備え、さらに、底部90上面の略中心部に弁側壁部91よりも貯留室20側に突起した遮断部材94を備えている。遮断部材94は、付勢部53の開口63の内径よりも小さい外径を有し、その開口63を間隔をおいて貫通する。また、遮断部材94は、弁部材の底部70と反対側の端部(上端)94aの外径D1を、中空筒状部40の内部流路41の下端側内径D2よりもわずか小さく、内部流路41の上方部分側の内径D3よりも大きく形成されている(図4(a)参照)。内部流路41は、下端側内径D2から上方部分側の内径D3へ緩やかなテーパに形成され、遮断部材94の上端94aが嵌合したとき、その上端94aが内部流路41の内面に摩擦結合、いわゆる「食い付き」状態になり、弁部材81を付勢する付勢部53の弾性力では、その状態が解除されない。この状態で、遮断部材94の上端94aは内部流路41を実質的に密閉し外気の流通を遮断する。なお、その遮断部材94の先端部94aは、内部流路41方向に向かって外径が小さくなるテーパ状に形成されている。
インクカートリッジ1が装着部3に装着されると(図1における矢印X方向)、インク供給管13および大気導入管14がそれぞれ誘導路59内に、円筒部54を拡径しながら侵入し、インク供給管13および大気導入管14はそれぞれ対応する弁部材51,81の底部70,90と当接する。その後、さらにインクカートリッジが矢印X方向に押されると、各弁部材51,81はそれぞれ貯留室20方向に押されて弁座部52から離れる。その結果、インクカートリッジ1内部に大気を導入する導入路(大気導入管14−弁部材81と弁座部52との間−連通路93−開口63−大気導入口26−中空筒状部40の内部流路41−貯留室20の上部空間)が形成されると共に、インクカートリッジ1から外部にインクを供給する供給路(貯留室20−連通孔30−インク供給口25−開口63−連通路93−弁部材51と弁座部52との間−インク供給管13)が形成される。なお、インクカートリッジ1は、梱包時内部が減圧された状態であるので、上記導入路および供給路がほぼ同時に形成されると、インク供給管13と大気導入管14との両方から貯留室20側へ向かう流れが生じるが、インク供給管13と記録ヘッド7との間の流路内に残留していたインクの逆流は逆止弁32によって阻止され、大気が大気導入管14から中空筒状部材40内を通って貯留室20の上部に急速に流入する。このため、梱包状態で輸送中にインクカートリッジが転倒する等して中空筒状部材40及び大気導入口26内にインクが侵入していたとしても、そのインクは、大気の流入と一緒に貯留室20へ戻される。このとき、大気導入口26から中空筒状部材40の内部流路41へ、連接部43のテーパ状内面を介してなめらかに連続しているので、インクはほぼ残留することなく速やかに流れる。仮に、インクカートリッジ1を装着部3に装着する際に、インクカートリッジ1が傾斜等して、大気導入側の弁部材81よりもインク供給側の弁部材51が先に開放されると、インク供給管13から貯留室20へ向かう急激なインクの逆流が生じるが、この流れによって逆止弁32が連通孔30を閉じ、その流れは阻止される。好ましくは、インク供給管13と大気導入管14の長さを適宜設定することで、インク供給側の弁手段よりも大気導入側の弁手段が先に確実に開放し、インク供給管13からの急激な逆流を阻止することができる。
常態では、逆止弁32は傘部33が連通孔30から離れた位置へ自重で下降し、貯留室20からインクが記録ヘッド7に供給される。そして貯留室20からのインクの流出にともない、大気導入管14から貯留室20の上部に大気が供給される。
ここで、図4を参照して、弁手段28の動作について説明する。図4(a)は、インクカートリッジ1が装着部3に正常に装着された状態を示した図であり、弁部材81が大気導入管14に押し上げられ、上述したように、大気を導入する導入路が形成されている。このとき、弁部材81が弁座部52から離れる距離(移動量)は、略一定であり、また、遮断部材94の先端部94aと内部流路41との間に所定の間隔を置いて位置し、大気の導入路を確保している。
図4(b)では、悪戯などにより棒部材Aによって弁部材81が押されてインクカートリッジ1が正常に装着された場合に移動する距離(図4(a)の状態)を超えて移動した場合を示している。この状態では、弁部材81の遮断部材94の先端94aが内部流路41内に侵入して、内部流路41の流路を閉塞し、遮断部材94は内部流路41内に上記のように摩擦結合状態に保持される。
以上、説明したように、上述したインクカートリッジ1は、悪戯などにより弁部材81が、インクカートリッジ1が正常に装着される場合に移動する距離を越えて移動してしまったとき、遮断部材94が内部流路41を閉塞するので、インク供給口25が開口していたとしても、インクに大気圧が作用しなくなり、インクがインク供給口25から漏れ出すことを最少限に抑えることができる。
また、上記のように所定距離を超えて弁部材81が押されると、支持部材50の付勢部53は、その延び量が正常にインクカートリッジ1が装着された場合に比較して大きくなるため(図4(b)参照)、付勢部53が破損したり弁部材81が付勢部53内より飛び出してしまうこともあるが、遮断部材94の移動量は内部流路41で制限されるので、付勢部53の破損や弁部材81が付勢部53内より飛び出してしまうことを確実に防止することができる。
さらに、内部流路41は、インクカートリッジ1の上方へ向かうほどその内径が細くなるテーパ状に形成され、遮断部材94の先端も内部流路41側に向かうほど外径が細くなるテーパ状に形成されているため、弁部材81が押される方向に傾きが生じたとしても、遮断部材94を内部流路41内に確実に侵入させることができる。
次に、図5を参照して、第2実施例のインクカートリッジ100について説明する。図5は、第2実施例のインクカートリッジ100の断面図である。なお、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
第2実施例のインクカートリッジ100のインク供給口25には、弁手段127が配設されている。弁手段127は、ゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材150と、第1実施例と同形状に構成された弁部材51とを備えている。
支持部材150は、弁座部152、付勢部153、円筒部154、外周壁155とで一体に成形して構成され、外周壁155には位置決部156、弁座部152には開口158、円筒部154には誘導路159、付勢部153には側壁部161及び張出部162、開口163が形成されている。第2実施例の支持部材150は、円筒部154と外周壁155との間に環状の溝を備えていないが、その他の各部は弁部材51およびインク供給管13と共働して第1実施例のものと同様の機能をもつものであり、その詳細な説明は省略する。
また、第2実施例のインクカートリッジ100の大気導入口26には、弁手段128が配設されている。弁手段128は、ゴム状の弾性部材で一体に製作された支持部材250と、樹脂材料で構成され弁座部152と接離可能に構成された弁部材181とを備えている。
支持部材250は、第1実施例と同様の機能をもつ弁座部252、付勢部253、外周壁255を一体に成形して構成され、外周壁255には位置決部256、付勢部253には側壁部261及び張出部262、開口263が形成されている。第2実施例では、外周壁255より装着部3側に、シール部195が開口259を囲んで環状に形成され、先端がキャップ部材1cより外方に延びて形成されている。
弁部材181は、第1実施例の弁部材81と同形状の底部190、弁側壁部191、弁部材突起部192、連通路193、遮断部材194とを備え、さらに、底部190の略中心部に、弁座部252に形成された開口259を貫通して装着部3側に延びる略軸状の操作部材196を備えている。弁手段128は、弁部材181の移動によって流路を開閉する点では第1実施例と基本的には同様の機能を奏する。
装着部3は、第1実施例と同様に、ベース部3aと、そのベース部3aの両側に立設するガイド部3bとからなり、インク供給管13が突出して配設されている。ベース部3aのインク供給管13との接合部分には凹部197が形成されており、その凹部197内には、インクを吸収可能でかつ柔軟性を有する多孔質部材198が配設されている。この多孔質部材198の大きさは、キャップ部材1cの露出孔123の大きさよりも大きくなっている。また、第1実施例とは異なり、外気導入管14に代えて大気に連通した大気導入路199が形成され、その外周部分には、キャップ部材1cの露出孔124の大きさよりも大きな凹部200が形成されている。
インクカートリッジ100が装着部3に装着されると、第1実施例同様に、インク供給管13が円筒部154を拡径しながら誘導路159内に侵入し、弁手段127の弁部材51を貯留室側20に押し上げてインクの供給路が形成される。インクカートリッジ100の装着部3への装着が終了した時点では、露出孔123周縁の突起部が多孔質部材198(図5参照)に接するよう構成されている。そのため、例えば、インクカートリッジ100の着脱を繰り返し行った場合に、弁手段127からのインク漏れやインク供給管13に付着したインクが垂れるなどしても、その多孔質部材198によって吸収できるので、インクによる汚れを最少限にすることができる。
また、外気の導入側は、シール部195がベース部3aの凹部200に当接して弾性変形し密着する。そのため、シール部195の内部は、その外側に対して密封された状態となる。このとき、操作部材196は大気導入路199とずれた位置の凹部200の底に当接し、さらにインクカートリッジ100の装着が進行すると、弁部材181が貯留室20側に押し上げられて第1実施例と同様に大気の導入路が形成される。
以上、第2実施例のインクカートリッジ100は、遮断部材194の構造が第1実施例のインクカートリッジ1と同形状に構成されているため、悪戯などによるインクの漏れ出しを防止できる点など、第1実施例と同様の効果を奏する。
以上、実施例に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、上記各実施例では、遮断部材94,194と弁部材81,181とがそれぞれ一体で形成されるものとしたが、弁部材と遮断部材とを別体に構成し、両者を連接して構成する構造、両者が連動して動作をする構成とするものとしても良い。
また、例えば、弁装置に代えてゴム栓を大気導入口およびインク供給口に嵌合し、装着部から突出した針状の大気導入管およびインク供給管をそれに突き刺すようにしても良い。
本発明の第1実施例におけるインクカートリッジが装着されるインクジェット記録装置を示した概略図である。 インクカートリッジの断面図である。 本体ケースの上面図である。 弁部材が弁座部から離れて移動した状態を示した断面図であり、図4(a)は、インクカートリッジが装着部に正常に装着された状態を示した図であり、図4(b)は、正常に装着されなかった状態を示した図である。 第2実施例のインクカートリッジの断面図である。
符号の説明
1 インクカートリッジ
2 インクジェット記録装置(記録装置本体)
20 貯留室
25 インク供給口(連通口)
26 大気導入口(連通口)
27,28,127,128 弁手段(封止手段)
40 中空筒状部材
41 内部流路(流路、大気導入路)
50,150,250 支持部材
51,,81,181 弁部材
52,152,252 弁座部
94,194 遮断部材

Claims (11)

  1. 記録装置本体に着脱可能に装着され、インクを貯留する貯留室を備えたインクカートリッジにおいて、
    前記貯留室の一側に形成された筒状壁内に形成され、前記インクカートリッジ外部と連通する連通口と、
    一端が前記連通口と連通すると共に他端が前記貯留室と連通する流路と、
    前記連通口内に配設される弁座部とその弁座部に対して接離可能に構成される弁部材とを有し、その弁部材が弁座部と当接した状態では前記貯留室内と外部との連通が封止され、前記記録装置本体にインクカートリッジが正常に装着されるのにともない前記弁部材が弁座部から所定距離離れた場合には前記貯留室内と外部とを連通する弁手段と、
    前記弁部材が前記所定距離を超えて移動したとき、前記流路を閉塞して前記貯留室内と外部との連通を遮断する遮断部材とを備えることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記流路は、前記底壁からインクカートリッジ上部方向に立ち上がって形成される中空筒状部材の内部に形成され、
    前記遮断部材は、前記弁部材から前記流路側に突起し、その流路の内径と略同等の外径となる略円柱状に突出して形成され、
    前記弁部材が前記距離を超えて移動したとき、前記遮断部材の少なくとも先端部が前記流路内に密着して嵌合することを特徴とする請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記遮断部材は、前記密着して嵌合した状態に保持されるものであることを特徴とする請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記弁部材と遮断部材とは、樹脂材料で一体に形成されていることを特徴とする請求項2または3に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記流路は、インクカートリッジ内に大気を導入するための大気導入路であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  6. 記録装置本体に着脱可能に装着され、インクを貯留する貯留室を備えたインクカートリッジにおいて、
    前記インクカートリッジの一側に外部に開口して形成された連通口と、
    その連通口を前記貯留室に連通させる流路と、
    前記連通口内に、前記インクカートリッジが正常に記録装置本体に装着されるのにともない前記流路に対し接近する方向に移動可能に配置され、正常に装着されたとき、前記流路と間隔を置いて位置し、その正常に装着されたときの移動量を超えて移動したときに、前記流路を閉塞する遮断部材とを備えていることを特徴とするインクカートリッジ。
  7. 前記連通口内に、前記遮断部材よりも外部側に配置された封止手段をさらに備え、
    前記正常に装着されたとき、前記封止手段は開放されることを特徴とする請求項6に記載のインクカートリッジ。
  8. 前記封止手段は、前記弁座部とその弁座部に対して接離可能な弁部材とからなり、
    前記遮断部材は、前記弁部材と連結されていることを特徴とする請求項7に記載のインクカートリッジ。
  9. さらに、前記インクカートリッジの一側に外部に開口して形成され、前記貯留室のインクを前記記録装置本体に供給するインク供給口を備え、
    前記連通口は、前記貯留室内に大気を導入するための大気導入口であることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  10. 前記遮断部材の先端部は、前記流路に向かって、外径が小さくなるよう構成されていることを特徴とする請求項1から9のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  11. 前記流路は、前記遮断部材側となる端面からその遮断部材から離れる方向に向かって、その内径が小さくなるよう構成されていることを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載のインクカートリッジ。
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