JP4591466B2 - インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体 - Google Patents

インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体 Download PDF

Info

Publication number
JP4591466B2
JP4591466B2 JP2007083778A JP2007083778A JP4591466B2 JP 4591466 B2 JP4591466 B2 JP 4591466B2 JP 2007083778 A JP2007083778 A JP 2007083778A JP 2007083778 A JP2007083778 A JP 2007083778A JP 4591466 B2 JP4591466 B2 JP 4591466B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
wall surface
wall
slide member
ink cartridge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2007083778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008238643A (ja
Inventor
信吾 服部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2007083778A priority Critical patent/JP4591466B2/ja
Priority to US11/863,066 priority patent/US7530680B2/en
Priority to US11/862,502 priority patent/US7416290B2/en
Priority to US11/862,889 priority patent/US7419254B1/en
Priority to US11/862,976 priority patent/US7416291B1/en
Priority to US11/863,147 priority patent/US7562972B2/en
Priority to CN2007101599477A priority patent/CN101274529B/zh
Priority to CN2007101599481A priority patent/CN101274530B/zh
Priority to CN2010102269993A priority patent/CN101885272B/zh
Priority to CN 201010293700 priority patent/CN101954795B/zh
Priority to CN201110291071.8A priority patent/CN102350880B/zh
Priority to US11/961,118 priority patent/US8038275B2/en
Priority to CN 201010287400 priority patent/CN102001229B/zh
Priority to CN2007101599462A priority patent/CN101274528B/zh
Priority to CN201110286707.XA priority patent/CN102350879B/zh
Priority to RU2009135629/05A priority patent/RU2415022C1/ru
Priority to PCT/JP2008/056262 priority patent/WO2008123479A1/en
Priority to MYPI20093779 priority patent/MY149814A/en
Priority to RU2009135626/12A priority patent/RU2407644C1/ru
Priority to NZ578999A priority patent/NZ578999A/en
Priority to AU2008230343A priority patent/AU2008230343B2/en
Priority to MYPI20093781 priority patent/MY151505A/en
Priority to PCT/JP2008/056275 priority patent/WO2008117882A1/en
Priority to CA2679913A priority patent/CA2679913C/en
Priority to PCT/JP2008/056263 priority patent/WO2008123480A1/en
Priority to US12/055,202 priority patent/US8025378B2/en
Priority to NZ579015A priority patent/NZ579015A/en
Priority to MYPI20093778 priority patent/MY149796A/en
Priority to RU2009135620/12A priority patent/RU2407643C1/ru
Priority to AU2008235817A priority patent/AU2008235817B2/en
Priority to AU2008235816A priority patent/AU2008235816B2/en
Priority to CA2678998A priority patent/CA2678998C/en
Priority to CA2679914A priority patent/CA2679914C/en
Priority to NZ579005A priority patent/NZ579005A/en
Priority to CN2008100874575A priority patent/CN101274533B/zh
Priority to US12/140,227 priority patent/US8025379B2/en
Publication of JP2008238643A publication Critical patent/JP2008238643A/ja
Priority to US12/326,072 priority patent/US8052261B2/en
Priority to US12/325,992 priority patent/US8052260B2/en
Priority to US12/491,961 priority patent/US8096646B2/en
Priority to US12/491,992 priority patent/US8079689B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4591466B2 publication Critical patent/JP4591466B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、インクジェット方式の記録装置に適用されるインクカートリッジに関する。
従来より、インクジェット方式の記録装置(以下「記録装置」と略称する。)が知られている。この記録装置には、インクカートリッジが着脱可能に設けられる。インクカートリッジは、記録装置へ供給されるインクを収容するものであり、その本体の内部には、インクが収容されるインク室が形成されている。また、インクカートリッジの本体の壁面には、インク室からインクを外部へ供給するためのインク供給部や、インク室を大気に連通させるための大気連通部が設けられている。
この種のインクカートリッジとして、上記インク供給部や大気連通部が設けられた壁面を覆うカバーが設けられたものが公知である(特許文献1参照)。上記カバーが設けられることで、インクカートリッジの上記インク供給部や上記大気連通部が保護される。
特開2006−248053号公報
しかしながら、前掲の特許文献1に記載されたインクカートリッジには、記録装置に装着して使用する場合に、本体から上記カバーを取り外すという煩雑な作業を伴うという問題がある。また、記録装置からインクカートリッジを取り外して該インクカートリッジを保管する場合は、上記カバーが必要である。そのため、ユーザは、インクカートリッジから取り外された上記カバーを保管しておかなければならず、甚だ面倒である。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクカートリッジのインク供給部や大気連通部などを保護し、且つ、面倒な作業を伴うことなく簡単に記録装置へ装着することが可能なインクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体を提供することにある。
1) 本発明は、記録装置に着脱可能なインクカートリッジである。このインクカートリッジは、第1壁面及びインクが収容されるインク室を有する本体と、上記本体の第1壁面に設けられ、上記インク室と外部とを連絡するインク供給部又は大気連通部と、上記第1壁面と対向する前壁を有し、当該前壁が上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、上記本体の第1壁面と上記スライド部材の前壁との間に介設され、上記第1壁面に近接する第1方向へ上記スライド部材が第1位置と第2位置との間でスライドされるときに収縮可能な弾性部材とを具備し、上記スライド部材は、上記第1位置にあるとき、少なくともその一部分が、上記インク供給部又は上記大気連通部より上記第1方向と反対の第2方向の外側にある
上記本体の第1壁面に設けられた大気連通部により、インク室内の空気層が外部の大気と同圧に調整され、或いは、インク供給部によりインク室から外部へインクが供給される。インク供給部又は大気連通部より第2方向の外側にスライド部材の一部分がある。スライド部材は、前壁が第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能に構成されている。弾性部材は、スライド部材が第2位置へスライドされると収縮する
この構成であれば、インクカートリッジが落下してスライド部材が床面に衝突した場合でも、衝突時の衝撃は弾性部材によって吸収される。これにより、本体の破損が防止される。
2) 上記第1壁面に設けられ、上記インク供給部又は上記大気連通部の開口を閉塞する第3位置と当該開口を開放する第4位置に移動する蓋体を有するバルブを更に備える。この構成において、スライド部材は上記バルブを保護する。
3) 上記バルブは上記大気連通部の開口を閉塞又は開放するものである。記前壁に設けられ、上記スライド部材が上記第1位置から上記第2位置へスライドされることに伴い、上記蓋体を上記第3位置から上記第4位置へ押圧する押圧部を更に備える。これにより、スライド部材が第1位置から第2位置へ移動したときに、上記開口が開放される。
4) 上記本体の第1壁面に上記インク供給部が設けられ、上記インク供給部は、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該スライド部材の前壁に設けられた開口を通じて外部へ露出されるものである。
5) 上記第1壁面に、インク室と連通する矩形状の検知部が設けられており、上記側壁が、上記検知部の左右に配置されており、上記スライド部材が第1位置にあるとき、当該側壁が上記検知部の左右に位置され、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該側壁が上記検知部の左右を外部へ露出する位置となるものである。
6) 上記スライド部材は、上記前壁の周縁から上記第1壁面側へ延出され、上記第1壁面に交差する上記本体の側面を覆う側壁を有する。これにより、スライド部材は、側壁により本体の側面をガイド面として円滑にスライド可能となる。
7) 上記スライド部材は、上記記録装置に搭載された所定のカートリッジ収容部に当該インクカートリッジが装着された際に、上記カートリッジ収容部から受けた外力によって上記第2位置にスライドされて保持される。これにより、カートリッジ収容部に装着されたときのインクカートリッジの外形サイズが未装着のときの外形サイズよりも小さくなる。
8) 上記スライド部材の表面の少なくとも一部又は全部が、上記インク室に収容されるインクと同系色、つまり同色或いは類似色としている。これにより、仮に、本体内のインクを識別できない状態であっても、直感的にインク色を外部から把握することができる。
9) 本発明は、略直方体形状に形成され、インクが収容されるインク室を有する本体と、上記本体の第1壁面の上端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第1孔を通じて上記インク室と外部とを連通させる大気連通部と、上記第1壁面の下端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第2孔を通じて上記インク室からインクを外部に導出させるインク供給部と、上記第1壁面において上記大気連通部と上記インク供給部との間に突設され、上記インク室に連続して形成された略中空箱状の突出部と、少なくとも上記大気連通部を覆うカバー部を有し、上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、上記本体と上記スライド部材との間に介設され、上記第1壁面から離れる方向へ上記スライド部材を弾性的に付勢する弾性部材とを具備するインクカートリッジとして具体的に実現される。
10) 本発明は、記録装置に着脱可能なインクカートリッジであって、第1壁面を有して略直方体形状に形成され、インクが収容されるインク室を有する本体と、上記第1壁面の上端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第1孔を通じて上記インク室と外部とを連通させる大気連通部と、上記第1壁面の下端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第2孔を通じて上記インク室からインクを外部に導出させるインク供給部と、上記第1壁面において上記大気連通部と上記インク供給部との間に突設され、上記インク室に連続して形成された略中空箱状の突出部と、少なくとも上記第2孔より上記第1壁面から離れる方向側に、上記第1壁面と対向する前壁を備え、当該前壁が上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、上記本体の第2壁面と上記スライド部材の前壁との間に介設され、上記第1壁面から離れる方向へ上記スライド部材を弾性的に付勢する弾性部材とを具備し、
上記インク供給部は、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該スライド部材に設けられた開口を通じて外部へ露出されるものである。
11) また、本発明は、上述のインクカートリッジと、このインクカートリッジを覆い包む包装袋とを備え、上記スライド部材が上記第1位置に保持された状態で当該インクカートリッジが上記包装袋内に減圧状態で密封されてなるインクカートリッジ収容体として捉えることもできる。
インクカートリッジは、未使用の状態で、インク漏れや本体内への空気の侵入を防止する必要がある。そのため、インクカートリッジは、インクが収容された状態で包装袋内に減圧状態で密閉収容される。包装袋内を長期に渡って減圧状態に保つためには、インクカートリッジと包装袋との間にある程度の空間(以下「減圧空間」と称する。)を確保する必要がある。本発明のインクカートリッジは、スライド部材が本体に対してスライドする。スライド部材が第1位置にスライドされると、上記第1壁面とスライド部材との間に減圧空間が形成される。この状態でインクカートリッジが包装袋内に収容されて、減圧状態で密閉されることで、包装袋内を所定の減圧状態に長期間保持することができる。
本発明によれば、インクカートリッジが記録装置に装着されていないときは、スライド部材は第1位置に移動し、インクカートリッジが記録装置に装着されたときは、スライド部材は第2位置に移動する。これにより、インクカートリッジのインク供給部や大気連通部などの部材をスライド部材で保護し、且つ、面倒な作業を伴うことなく簡単に記録装置へ装着することが可能となる。
以下、適宜図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図である。図2は、インクカートリッジ10の側面図である。インクカートリッジ10は、インクジェット方式のプリンタに代表される記録装置に装着されて使用される。詳細については省略するが、インクカートリッジ10は、記録装置が備えるカートリッジ収容部に着脱可能に構成されており、該カートリッジ収容部にインクカートリッジ10が装着されると、インクカートリッジ10に収容されたインクが記録装置の記録ヘッドへ供給可能となる。
図1及び図2に示されるように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体として構成されている。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印31の方向)に細く、高さ方向(矢印32の方向)及び奥行き方向(矢印33の方向)が上記幅方向よりも長い略直方体形状に形成されている。
インクカートリッジ10は、大別して、本体20(図2参照、本発明の本体に相当)と、第1カバー21(本発明のスライド部材に相当)と、第2カバー22と、コイルバネ23、24(図7参照、本発明の弾性部材に相当)とを備えている。インクカートリッジ10の外装は第1カバー21及び第2カバー22で構成されている。本体20は、内部にインクが収容されるインク室100(本発明のインク室に相当)が形成されている。この本体20は、各カバー21,22で覆い隠されている。なお、本実施形態では、本体20、第1カバー21及び第2カバー22は樹脂材料により構成されている。例えば、樹脂材料としては、ナイロン、ポリエチレンやポリプロピレンなどが該当する。
インクカートリッジ10は、図1及び図2に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面とし、図中の上側の面を上面として記録装置に対して矢印30(図1及び図2参照)で示される方向(以下「挿入方向30」と称する。)に挿入される。
第1カバー21及び第2カバー22は、本体20の略全体を覆う。詳細には、本体20の挿入方向30の前方側の部分(以下「前方部」と称する。)20a(図3参照)が第1カバー21によって覆われ、本体20の挿入方向の後方側の部分(以下「後方部」と称する。)20b(図3参照)が第2カバー22によって覆われる。これにより、本体20の前方側が第1カバー21によって保護され、本体20の後方側が第2カバー22によって保護される。
本実施形態では、第1カバー21は、本体20に対して奥行き方向(矢印33の方向)へスライドするように設けられている。図1(a)及び図2(a)には、第1カバー21が本体20の前面41(本発明の第1壁面に相当)に最も近づいた第2位置にスライドされた状態が示されている。図1(b)及び図2(b)には、第1カバー21が本体20の前面41から最も離された第1位置にスライドされた状態が示されている。図1及び図2に示されるように、第1カバー21が上記第2位置にスライドすることによって、後述の大気連通バルブ80のロッド84が押圧され、インク供給バルブ90が外部へ露出される。また、第1カバー21が上記第1位置にスライドされることによって、大気連通バルブ80のロッド84が元の状態(待機状態)に復帰し、インク供給バルブ90が第1カバー21内に没入する。
次に、図3から図5を参照して、本体20について説明する。ここに、図3は、本体20の外観形状を示す斜視図であり、(a)には、本体20の前面41側から見た斜視図が示されており、(b)には、本体20の後面42側から見た斜視図が示されている。図4は、本体20の側面図である。図5は、図3における切断線V−Vの断面図である。図6は、本体10の前面31側の断面構造を詳細に示す部分拡大図である。
図3に示されるように、本体20は、インクカートリッジ10と概ね同形状の外形を呈しており、扁平形状の略六面体として構成されている。本体20は、図3に示された起立状態で、記録装置のカートリッジ収容部(不図示)に装着される。なお、本実施形態では、図3から図5に示されるように、本体20において、挿入方向30の前方側の面を前面41、挿入方向30の後方側の面を後面42、鉛直上方側の面を上面43、鉛直下方側の面を下面44とする。また、前面41、後面42、上面43、下面44それぞれに隣接し、互いに対向する2つの面を側面45,46とする。後面42から見て左側が左側面45であり、右側が右側面46である。本実施形態では、一対の側面45,46が本体20において最大面積となっている。
本体20は、大別して、フレーム50と、アーム70と、大気連通バルブ80(本発明のバルブ、大気連通部に相当)と、インク供給バルブ90(本発明のインク供給部に相当)と、図示しない透明なフィルムとにより構成されている。フレーム50の両側面(図3の左右の2面)に上記フィルムが溶着される。これにより、フレーム50の両側面が上記フィルムで封止される。その結果、フレーム50と上記フィルムとにより囲まれた内部に、インクを収容することが可能なインク室100が形成される。なお、図3及び図4では、上記フィルムが省略されている。
フレーム50は、本体20の筐体を構成する部材であり、本体20の六面41〜46を形成する。したがって、本体20の六面41〜46は、フレーム50の六面に一致する。以下において、本体20の各面に付された符号を用いてフレーム50の各面を示す。
フレーム50は、透光性のある透明又は半透明の樹脂材料で構成されており、例えば、樹脂材料を射出成形することにより得られる。樹脂材料としては、ポリアセタールやナイロン、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが該当する。
図3及び図4に示されるように、フレーム50は、外周壁51と、複数の内壁52とを備える。内壁52は、外周壁51の内側に配設されている。外周壁51及び内壁52は、フレーム50として一体に形成されている。外周壁51及び内壁52は、本体20の左側面45から右側面46に渡って設けられている。外周壁51は、内部に空間を形成するように、前面41、上面43、後面42、下面44に概ね沿って環状に配設されている。これにより、フレーム50の左側面45に開口57aが形成され、右側面46に開口57bが形成される。
フレーム50の側面45,46それぞれに、透明な樹脂で構成された薄肉状のフィルム(不図示)が、周知の超音波溶着法によって溶着される。上記フィルムによって開口57a及び開口57bが閉塞する。これにより、外周壁51と上記フィルムとによって囲まれた空間がインク室100として区画される。このように区画されたインク室100にインクが収容される。なお、本実施形態では、フレーム50と上記フィルタとによってインク室100が形成されるが、例えば、フレーム50自体を直方体の容器状に形成することによってその内部にインク室100を形成してもかまわない。
内壁52は、外周壁51で囲まれた領域内に配設されている。この内壁52の側面45,46側の外縁部分にも上記フィルムが溶着される。これにより、上記フィルムの弛みを抑制することができる。また、第1カバー21及び第2カバー22が本体20側に変形したとしても、内壁52によって第1カバー21及び第2カバー22の変形が規制される。これにより、本体20や上記フィルムの破損を防止することができる。
図3及び図5に示されるように、フレーム50の後面42にインク注入部150が形成されている。インク注入部150は、後面42からインク室100側に穿設された略円筒状の孔である。インク注入部150は、インク室100に連通している。このインク注入部150は、インクをインク室100に注入するためのものであり、インク注入部150を通じてインクがインク室100へ流入する。
フレーム50の前面41には、検知窓140(本発明の突出部に相当)が形成されている。検知窓140は、インク室100に収容されているインクの量を視覚的或いは光学的に検知するためのものである。検知窓140は、フレーム50に一体に形成されている。したがって、検知窓140は、フレーム50と同じ材質、つまり、検知窓140は、外部からの光を透過することができる透明の樹脂材料で構成される。そのため、。なお、検知窓140には、記録装置に取り付けられたフォトインタラプタなどの発光素子及び受光素子からなる光センサによって検出光が照射される。本実施形態では、上記発光素子から出射された検出光は、側壁140b(図3参照)に照射され、側壁140bを透過した検出光が上記受光素子によって受光される。
検知窓140は、本体20の前面41の中段付近から本体20の外部へ向けて突設されてる。つまり、検知窓140は、インク室100とは反対側の方向(図4及び図5の左向き)へ突出するように設けられている。この検知窓140は、図示されるように、略矩形状の5つの壁面で区画され、内部が中空状の略箱状に形成されている。具体的には、検知窓140は、前面41に平行で、この前面41から外向きに所定距離だけ離間した矩形状の前壁140aと、この前壁140aの幅方向の二辺を含む一対の側壁140bと、前壁140aの上辺を含む上壁140cと、前壁140aの下辺を含む下壁140dとにより区画されている。なお、前壁140aの幅(図3の矢印31方向の寸法)は、前面51の幅よりも小さく形成されている。
図5に示されるように、検知窓140の内部には、前壁140a、側壁140b、上壁140c及び下壁140dによって囲まれた空間142が形成されている。検知窓140のインク室100側には壁は設けられておらず、空間142がインク室100へ連続して通じている。この空間142に、アーム70のインジケータ部72が進入或いは退出する。なお、図3から図5には、インジケータ部72が空間142に進入した姿勢が示されている。
アーム70は、インク室100に収容されたインクの液量を検知するための部材である。アーム70の一方端に、空間142に進入或いは退出されるインジケータ部72が設けられている。アーム70の他方端にフロート部73が設けられている。このアーム70は、外周壁51の幅方向(矢印51の方向)の中心に立設されたリブ74に揺動可能に支持されている。フロート部73は、例えば、内部が中空状に形成されており、インクなどの液体に対して浮力を有する浮力体の役割を担っている。したがって、フロート部73は、インク量の増減に応じて上下に変位する。これにより、フロート部73の変位に応じてアーム70が回動する。リブ74は、後面42及び下面44で形成されるコーナー付近の外周壁51に設けられている。このリブ74に、アーム70を軸支する支持部77(図5参照)が形成されている。
アーム70は、インク室100内に十分な量のインクが収容されている場合は、図3及び図4に示されるようにインジケータ部72が空間142に進入した姿勢を維持する。具体的には、インジケータ部72が検知窓140に進入して、下壁140dに当接することにより、その姿勢が維持される。一方、インクが所定量未満になるとフロート部73が下降して、インジケータ部72が空間142から退出する。このようにアーム70が動作するため、空間142におけるインジケータ部72の有無を検知窓140の外部からフォトインタラプタなどの光センサで監視することで、インク室100内のインクの液量が一定量あるかどうかを検知することができる。
図6に示されるように、フレーム50の前面41の上部、言い換えれば、検知窓140の上方に、円形の開口82が設けられている。開口82に連続してフレーム50の内部側に円筒状のバルブ収容室55が形成されている。バルブ収容室55は、本体20の奥行き方向(矢印33の方向)へ延設されている。バルブ収容室55は、その奥部においてインク室100に連通している。バルブ収容室55に、大気連通バルブ80が収容されている。
大気連通バルブ80は、開口82からインク室100の空気層に至る経路を開放又は閉鎖する弁機構として構成されている。この大気連通バルブ80は、主として、バルブ本体87、バネ86、シール部材83、キャップ85などの部材で構成されている。バルブ本体87は、バルブ収容室55において、本体20の奥行き方向へスライド可能に設けられている。このバルブ本体87は、蓋体88(本発明の蓋体に相当)と、ロッド84とを有する。このロッド84は、後述する大気連通口81(本発明の第1孔に相当)へ挿通される。ロッド84は、大気連通口81より小径に形成されている。したがって、ロッド84と大気連通口81との間に、空気が流通する隙間89が形成される。ロッド84は、蓋体88の中心軸から開口82の中心を通って外側へ突出している。このロッド84は、図6に示されるように、前面41に設けられた部材の中で最も外方向へ突出している。
バルブ本体87がバルブ収容室55内でスライドされると、そのスライド動作に伴って蓋体88がシール部材83に当接する位置(本発明の第3位置に相当)とシール部材83から離れる位置(本発明の第4位置に相当)との間でスライドする。蓋体88がシール部材83に当接すると、大気連通口81が閉塞される。つまり、バルブ収容室55から隙間89を通って外部に至る通路が閉塞される。また、蓋体がシール部材83から離れると、大気連通口81が開放される。つまり、バルブ収容室55から隙間89を通って外部に至る通路が開放される。
開口82の外縁部分にシール部材83を介してキャップ85が取り付けられている。キャップ85及びシール部材83には貫通孔(不図示)が設けられている。キャップ85及びシール部材83が開口82の外縁部分に取り付けられると、上記貫通孔によって、バルブ収容室55の内部と外部とを連通する大気連通口81が形成される。
バルブ収容室55内において、バネ86は、開口82からインク室100に至る経路を閉鎖する方向へバルブ本体87を付勢している。つまり、バネ86は、蓋体88をシール部材83に近づける方向へバルブ本体87を付勢している。したがって、大気連通バルブ80は、常時は、蓋体88で大気連通口81を閉塞している。一方、ロッド84が開口82の奥部側へ押圧されると、バネ86の付勢力に抗してバルブ本体87の蓋体88がシール部材83から離間して、大気連通口81が開放する。これにより、開口82からインク室100に至る経路が開放される。大気連通口81を経てインク室100に空気が流出入することで、インク室100に形成された空気層が大気圧と同圧になる。
また、図6に示されるように、フレーム50の前面42の下部、言い換えれば、検知窓140の下方に、円形の開口92が設けられている。この開口92に連続してフレーム50の内部側に円筒状のバルブ収容室54が形成されている。バルブ収容室54は、本体20の奥行き方向へ延設されている。バルブ収容室54は、その奥部においてインク室100に連通している。バルブ収容室54に、インク供給バルブ90が収容されている。
インク供給バルブ90は、開口92からインク室100に至るインク経路を開放又は閉鎖する弁機構として構成されている。このインク供給バルブ90は、主として、バルブ本体97、バネ96、シール部材93、キャップ95などの部材で構成されている。
開口92の外縁部分にシール部材93を介してキャップ95が取り付けられている。キャップ95及びシール部材93には貫通孔(不図示)が設けられている。キャップ95及びシール部材93が開口92の外縁部分に取り付けられると、上記貫通孔によって、バルブ収容室54の内部と外部とを連通するインク供給口91(本発明の第2孔に相当)が形成される。このインク供給口91は、インクカートリッジ10がカートリッジ収容部に装着されたときに、管状のインクニードルが挿入される部分である。
バルブ収容室54内において、バネ96は、上記インク経路を閉鎖する方向へバルブ本体87を付勢している。つまり、バネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近づける方向へ付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、常時は、バルブ本体97でインク供給口91を閉塞している。一方、インク供給口91に上記インクニードルが挿入されると、バネ96の付勢力に抗してバルブ本体97がシール部材93から離間して、インク供給口91が開放される。これにより、インク室100内のインクを上記インクニードルを通じて記録装置側へ導出することが可能となる。
フレーム50の上面43に凹陥部59が設けられている。また、下面44に凹陥部60が形成されている。凹陥部59,60は、本体20の後方部20bが第2カバー22で覆われた際に、第2カバー22の内面に設けられた突起片210,211(図7参照)と係合する。凹陥部59に突起片210が嵌められ、凹陥部60に突起片211が嵌められることにより、後方部20bと第2カバー22とが確実に係合する。
図5に示されるように、バルブ収容室55の上側にバネ収容室110が形成されている。また、バルブ収容室54の下側にバネ収容室111が形成されている。バネ収容室110,111は、フレーム50の前面41からインク室111側へ穿設された略円筒状の孔である。バネ収容室110,111には、第1カバー21を挿入方向30へ弾性的に付勢するためのコイルバネ23、24(図7参照)が収容される。なお、バネ収容室110,111の位置や孔の外径寸法又は深さ寸法などは、収容されるバネの仕様に応じて適宜決定される要素である。しかし、本体20の高さ方向(矢印32の方向)に長尺の第1カバー21を安定且つ均等に付勢するためには、本実施形態の如く、本体20の高さ方向に隔てられたそれぞれの位置にバネ収容室110及びバネ収容室111をそれぞれ配設することが望ましい。
フレーム50の上面43の挿入方向前端に、支持部材115が設けられている。支持部材115は、第1カバー21を本体20に対してスライド可能に支持するとともに、第1カバー21のスライド範囲を規制する。この支持部材115と後述の支持部材116とによって、第1カバー21が2点でスライド可能に支持される。支持部材115は、フレーム50に一体に形成されている。支持部材115は、図5に示されるように、上面43から垂直上方へ延出された第1部材118と、第1部材118の終端から上面43に平行に挿入方向30へ延出された第2部材119と、第2部材119の終端に形成された上向き鉤状の第3部材120とにより構成されている。つまり、支持部材115は、横向き略L字状に形成されている。これにより、第2部材119と上面43との間に隙間122が形成される。この隙間122によって、第2部材119が本体20の高さ方向(矢印32の方向)へ撓むことを許容される。
フレーム50の下面44の挿入方向前端に、支持部材115と略同形状の支持部材116が設けられている。この支持部材116は、フレーム50に一体に形成されており、下面44から垂直下方へ延出された第1部材124と、第1部材124の終端から下面44に平行に挿入方向30へ延出された第2部材125と、第2部材125の終端に形成された下向き鉤状の第3部材126とにより構成されている。これら支持部材115,116が設けられたことによる作用効果については後述する。
以下、図1及び図2、図7から図9の各図を参照しながら、第1カバー21及び第2カバー22の構成とともに、第1カバー21のスライド機構について詳述する。ここに、図7は、図1(a)における切断線VII−VIIの断面図である。図8は、図1(b)における切断線VIII−VIIIの断面図である。図9は、インクカートリッジ10の要部の拡大断面図であり、(a)には、図7における囲み部分IXa(第1カバー21の上部付近)の断面構造が詳細に示されており、(b)には、図7における囲み部分IXb(第1カバー21の下部付近)の断面構造が詳細に示されている。
第2カバー22は、本体20の後方部20bを収容可能な容器形状に形成されている。この第2カバー22は、後方部20bの外形に対応して扁平形状に形成されている。具体的には、第2カバー22は、本体20の後面42に対応する後壁212と、上面43に対応する上壁213と、下面44に対応する下壁214と、左側面45に対応する左側壁215と、右側面46に対応する右側壁216とを有する。これら各壁によって囲まれた空間が後方部20bを収容する収容空間である。
第2カバー22は、後方部20bが挿入される開口(不図示)を有する。この開口から後方部20bが第2カバー22の奥部まで挿入されることで、後方部20bが第2カバー22によって覆われる。第2カバー22の内面の上記開口側には、突起片210,211が設けられている。突起片210,211は、凹陥部59,60に対応する位置に設けられている。突起片210は、後方部20bが第2カバー22で覆われた際に、本体20の上面43に設けられた凹陥部59に嵌められる。また、突起片211は、本体20の下面44に設けられた凹陥部60に嵌められる。これにより、本体20と第2カバー22とが確実に係合する。
第1カバー21は、本体20の前方部20aを収容可能な容器形状に形成されている。この第1カバー21は、前方部20aの外形に対応して扁平形状に形成されている。具体的には、第1カバー21は、本体20の前面41に対応する前壁161と、上面43に対応する上壁163と、下面44に対応する下壁164と、左側面45に対応する左側壁165(本発明の側壁部に相当)と、右側面46に対応する右側壁166(本発明の側壁部に相当)とを有する。これら各壁によって囲まれた空間が前方部20aを収容する収容空間である。
左側壁165及び右側壁166は、前壁161から本体20の奥行き方向へ延出されており、本体20の左側面45及び右側面46を覆っている。したがって、後述するように第1カバー21がスライドする過程において、左側壁165及び右側壁166によって左側面45及び右側面46の前面41側が常に覆われる。
本実施形態では、第1カバー21の表面が、インク室100に収容されるインクと同じ色に着色されている。つまり、第1カバー21を構成する前壁161、上壁163、下壁164、左側壁165及び右側壁166の全てがインク室100に収容されるインクと同じ色に着色されている。例えば、第1カバー21をインクと同色の樹脂材料で構成することにより、第1カバー21をインクと同じ色に着色することが可能である。これにより、仮に、本体20内のインク色を識別できない状態であっても、インク色を外部から直感的に把握することができる。なお、厳密にインクと同じ色である必要はなく、インク色と同系色に着色されていてもよい。ここで、同系色とは、インク色の色相、明度、彩度の全て或いはいずれかにおいて同じ或いは同等である色のことを意味する。また、第1カバー21の表面全体を着色する必要はなく、例えば、視認されやすい前壁161のみを着色してもよい。
第1カバー21は、支持バー168,169と、摺動溝171,172と、押圧部174(本発明の押圧部に相当)と、開口180とを有する。
支持バー168は、コイルバネ23を支持するとともにその伸縮方向を規制するものである。また、支持バー169は、コイルバネ24を支持するとともにその伸縮方向を規制するものである。支持バー168,169は、前壁161の裏面、つまり、本体20の前面41に対向する対向面に設けられている。具体的には、支持バー168は、前壁161の上端の裏面であって、バネ収容室110に対応する位置に設けられている。また、支持バー169は、前壁161の下端の裏面であって、バネ収容室111に対応する位置に設けられている。
図9に示されるように、支持バー168,169は、前壁161の裏面から本体20の奥行き方向(矢印33の方向)へ突出された棒状の部材で構成されている。バネ収容室110にコイルバネ23が収容され、バネ収容室111にコイルバネ24が収容された状態で、第1カバー21が本体20の前方部20aに嵌め入れられると、支持バー168がコイルバネ23の内孔に挿通され、支持バー169がコイルバネ24の内孔に挿通される。これにより、各コイルバネ23,24が支持バー168,169で支持される。また、コイルバネ23,24の伸縮方向が支持バー168,169の延出方向、つまり、本体20の奥行き方向に規制される。
本実施形態では、コイルバネ23,24は、所謂圧縮コイルバネとして用いられる。つまり、第1カバー21が前方部20aに装着された状態で、コイルバネ23,24が圧縮されてバネ収容室110,111に収容される。したがって、第1カバー21のスライド位置に関係なく、コイルバネ23,24は、常に、第1カバー21を本体20の前面41から離れる方向へ付勢している。
摺動溝171は、図1に示されるように、上壁163が断面視で略逆向きU字形状に形成されることによって構成される。図9(a)に示されるように、摺動溝171に支持部材115が挿入される。上壁163の裏面、つまり、本体20の上面43に対向する対向面に、突起片182が形成されている。突起片182によって摺動溝171の一部が狭められている。一方、摺動溝172は、下壁164が断面視でU字形状に形成されることによって構成される。図9(b)に示されるように、摺動溝172に支持部材116が挿入される。下壁164の裏面、つまり、本体20の下面44に対向する対向面に、突起片183が形成されている。突起片183によって摺動溝172の一部が狭められている
第1カバー21を本体20の前方部20aに装着する過程において、支持部材115が摺動溝171に挿入され、支持部材116が摺動溝172に挿入される。支持部材115が摺動溝171に挿入されると、まず、突起片182と第3部材120とが当接する。そして、更に支持部材115が挿入されると、支持部材115が隙間122側へ撓まされて、突起片182の傾斜部182aと第3部材120の傾斜部120aとが摺接しつつ、第3部材120が突起片182を乗り越える。一旦、第3部材120が突起片182を乗り越えると、第1カバー21を引き抜こうとしても、第3部材120の鉤部が突起片182に引っ掛かり、容易に抜き出せない構造となっている。なお、支持部材116も、上述と同様にして摺動溝172に挿入される。
本実施形態では、第1カバー21が前方部20aに装着されると、コイルバネ23,24によって第1カバー21が前面41から離れる方向へ付勢される。したがって、第1カバー21に外力が加えられていない状態では、第1カバー21は、図8に示される第1位置に移動してその状態を維持する。なお、第1カバー21は、突起片182と第3部材120とが当接することによって上記第1位置で静止する。一方、第1カバー21に対して前壁161に垂直な方向の外力が加えられると、第1カバー21は、第1位置(図8参照)から第2位置(図7参照)へスライドする。
図7及び図8に示されるように、前壁161の裏面に押圧部174が設けられている。この押圧部174は、大気連通バルブ80のロッド84に対応する位置に設けられている。押圧部174は、ロッド84の先端を受け止める座である。押圧部174は、第1カバー21が第1位置(図8参照)にあるときは、ロッド84の先端から離れており、第1カバー21が第1位置から第2位置(図7参照)へスライドする過程において押圧部174がロッド84の先端に当接する。そして、更に第1カバー21が第2位置側へスライドされると、ロッド84を大気連通バルブ80内へ押し込んで、大気連通口81を開放させる。
前壁161の下端近傍に、開口180が形成されている。この開口180は、インク供給バルブ90に対応する位置に形成されている。開口180は、インク供給バルブ90のキャップ95が挿通可能なサイズに形成されており、第1カバー21が第1位置(図8参照)から第2位置(図7参照)にスライドすると、そのスライド過程において、キャップ95が開口180から露出される。これにより、カートリッジ収容部のインクニードルに対してインク供給口91を挿入しやすくなる。なお、前壁161の上端付近、前壁161において大気連通バルブ80に対応する部分には開口などが設けられていない。したがって、大気連通バルブ80は、前壁161によって覆われている。
上述したように、本実施形態では、本体20の前面41に接離するようスライドされ、更に、第1カバー21がコイルバネ23,24によって、常時、前面41から離れる方向へ弾性的に付勢されている。そのため、仮に、インクカートリッジ10が第1カバー21側から落下した場合でも、落下時の衝撃がコイルバネ23,24によって吸収され、本体20の破損、特に、前面41に設けられた大気連通バルブ80、インク供給バルブ90、検知窓140の破損が防止される。
また、第1カバー21の前壁161の裏面に押圧部174が設けられているため、記録装置のカートリッジ収容部にインクカートリッジ10が装着されると、上記カートリッジ収容部に第1カバー21が押圧されて、第1カバー21が第1位置から第2位置へスライドされる。すなわち、インクカートリッジ10が上記カートリッジ収容部に装着されると、大気連通バルブ80によって大気連通口81が開放される。
(第2の実施形態)
続いて、本発明の第2の実施形態について説明する。ここに、図10は、本発明の第2の実施形態に係るインクカートリッジ収容体230を示す斜視図である。
図10に示されるように、インクカートリッジ収容体230は、上述の第1の実施形態に係るインクカートリッジ10と、包装袋231とを有する。この包装袋231の内部にインクカートリッジ10が収容されている。一般に、インクカートリッジ10は、インクカートリッジ収容体230として市場で流通されている。
包装袋231の内部は、吸引ポンプなどによって大気圧未満に減圧されている。これは、インクカートリッジ10が未使用状態のまま長期間放置された場合に、側面45,46を覆うフィルムを通して空気がインク室100に浸入して、大気圧未満に設定されたインク室100内の圧力が大気圧に戻されることを防止するために行われている。なお、インク室100を大気圧未満の圧力にすることで、インクに溶けむ空気量が抑えられて、インクに溶け込んだ空気による記録ヘッドの不具合が解消される。
ところで、包装袋231は、上記フィルムと同様に、液体を完全に遮断するもののガス透過性を有する。そのため、内部が減圧状態にされたインクカートリッジ収容体230といえども、長期間放置されると、包装袋231を通して内部に空気が浸入することになる。包装袋231の内部を長期に渡って安定した減圧状態に保つためには、インクカートリッジ10と包装袋231との間にある程度の空間(減圧空間)が必要とされる。
本実施形態に係るインクカートリッジ収容体230は、以下のようにして製造される。すなわち、第1カバー21が本体20に対して最も引き出された第1位置に保持された状態で、インクカートリッジ10が包装袋231の内部に収容される。この状態を保持したまま、包装袋231の内部が大気圧未満に減圧され、そして、該包装袋231が密封される。このようにインクカートリッジ10が包装袋231に収容されるため、包装袋231の内部には、本体20の前面41と第1カバー21の前壁161との間に、所定容積の減圧空間が形成される。したがって、包装袋231の内部を長期に渡って減圧状態に保持することができる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るインクカートリッジ10の外観形状を示す斜視図である。 図2は、インクカートリッジ10の側面図である。 図3は、本体20の外観形状を示す斜視図であり、(a)には、本体20の前面41側から見た斜視図が示されており、(b)には、本体20の後面42側から見た斜視図が示されている。 図4は、本体20の側面図である。 図5は、図3における切断線V−Vの断面図である。 図6は、本体10の前面31側の断面構造を詳細に示す部分拡大図である。 図7は、図1(a)における切断線VII−VIIの断面図である。 図8は、図1(b)における切断線VIII−VIIIの断面図である。 図9は、インクカートリッジ10の要部の拡大断面図であり、(a)には、図7における囲み部分IXa(第1カバー21の上部付近)の断面構造が詳細に示されており、(b)には、図7における囲み部分IXb(第1カバー21の下部付近)の断面構造が詳細に示されている。 図10は、本発明の第2の実施形態に係るインクカートリッジ収容体230を示す斜視図である。
10・・・インクカートリッジ
20・・・本体
21・・・第1カバー(スライド部材)
22・・・第2カバー
23,24・・・コイルバネ(弾性部材)
50・・・フレーム
70・・・アーム
80・・・大気連通バルブ(大気連通部)
81・・・大気連通口
90・・・インク供給バルブ(インク供給部)
91・・・インク供給口
100・・・インク室
140・・・検知窓(突出部)
174・・・押圧部
230・・・インクカートリッジ収容体
231・・・包装袋

Claims (11)

  1. 記録装置に着脱可能なインクカートリッジであって、
    第1壁面及びインクが収容されるインク室を有する本体と、
    上記本体の第1壁面に設けられ、上記インク室と外部とを連絡するインク供給部又は大気連通部と、
    上記第1壁面と対向する前壁を有し、当該前壁が上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、
    上記本体の第1壁面と上記スライド部材の前壁との間に介設され、上記第1壁面に近接する第1方向へ上記スライド部材が第1位置と第2位置との間でスライドされるときに収縮可能な弾性部材とを具備し、
    上記スライド部材は、上記第1位置にあるとき、少なくともその一部分が、上記インク供給部又は上記大気連通部より上記第1方向と反対の第2方向の外側にあるインクカートリッジ。
  2. 上記第1壁面に設けられ、上記インク供給部又は上記大気連通部の開口を閉塞する第3位置と当該開口を開放する第4位置に移動する蓋体を有するバルブを更に備える請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 上記バルブは上記大気連通部の開口を閉塞又は開放するものであり、
    上記前壁に設けられ、上記スライド部材が上記第1位置から上記第2位置へスライドされることに伴い、上記蓋体を上記第3位置から上記第4位置へ押圧する押圧部を更に備える請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 上記本体の第1壁面に上記インク供給部が設けられ、
    上記インク供給部は、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該スライド部材の前壁に設けられた開口を通じて外部へ露出されるものである請求項1又は2に記載のインクカートリッジ。
  5. 上記第1壁面に、インク室と連通する矩形状の検知部が設けられており、
    上記側壁が、上記検知部の左右に配置されており、
    上記スライド部材が第1位置にあるとき、当該側壁が上記検知部の左右に位置され、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該側壁が上記検知部の左右を外部へ露出する位置となるものである請求項4に記載のインクカートリッジ。
  6. 上記スライド部材は、上記前壁の周縁から上記第1壁面側へ延出され、上記第1壁面に交差する上記本体の側面を覆う側壁を有する請求項1から5のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  7. 上記スライド部材は、上記記録装置に搭載された所定のカートリッジ収容部に当該インクカートリッジが装着された際に、上記カートリッジ収容部から受けた外力によって上記第2位置にスライドされて保持される請求項1から6のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  8. 上記スライド部材の表面の少なくとも一部又は全部が、上記インク室に収容されるインクと同系色である請求項1から7のいずれかに記載のインクカートリッジ。
  9. 記録装置に着脱可能なインクカートリッジであって、
    略直方体形状に形成され、インクが収容されるインク室を有する本体と、
    上記本体の第1壁面の上端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第1孔を通じて上記インク室と外部とを連通させる大気連通部と、
    上記第1壁面の下端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第2孔を通じて上記インク室からインクを外部に導出させるインク供給部と、
    上記第1壁面において上記大気連通部と上記インク供給部との間に突設され、上記インク室に連続して形成された略中空箱状の突出部と、
    少なくとも上記大気連通部を覆うカバー部を有し、上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、
    上記本体と上記スライド部材との間に介設され、上記第1壁面から離れる方向へ上記スライド部材を弾性的に付勢する弾性部材とを具備するインクカートリッジ。
  10. 記録装置に着脱可能なインクカートリッジであって、
    第1壁面を有して略直方体形状に形成され、インクが収容されるインク室を有する本体と、
    上記第1壁面の上端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第1孔を通じて上記インク室と外部とを連通させる大気連通部と、
    上記第1壁面の下端近傍に設けられ、上記第1壁面に形成された第2孔を通じて上記インク室からインクを外部に導出させるインク供給部と、
    上記第1壁面において上記大気連通部と上記インク供給部との間に突設され、上記インク室に連続して形成された略中空箱状の突出部と、
    少なくとも上記第2孔より上記第1壁面から離れる方向側に、上記第1壁面と対向する前壁を備え、当該前壁が上記第1壁面から離隔された第1位置と該第1位置よりも上記第1壁面に近接する第2位置との間でスライド可能なスライド部材と、
    上記本体の第2壁面と上記スライド部材の前壁との間に介設され、上記第1壁面から離れる方向へ上記スライド部材を弾性的に付勢する弾性部材とを具備し、
    上記インク供給部は、上記スライド部材が第2位置にあるとき、当該スライド部材に設けられた開口を通じて外部へ露出されるものであるインクカートリッジ。
  11. 請求項1から10のいずれかに記載のインクカートリッジと、
    上記インクカートリッジを覆い包む包装袋とを備え、
    上記スライド部材が上記第1位置に保持された状態で当該インクカートリッジが上記包装袋内に減圧状態で密封されてなるインクカートリッジ収容体。
JP2007083778A 2007-01-30 2007-03-28 インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体 Active JP4591466B2 (ja)

Priority Applications (40)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007083778A JP4591466B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体
US11/862,502 US7416290B2 (en) 2007-01-30 2007-09-27 Ink cartridges
US11/862,889 US7419254B1 (en) 2007-01-30 2007-09-27 Ink cartridges
US11/862,976 US7416291B1 (en) 2007-01-30 2007-09-27 Ink cartridge packaging arrangements
US11/863,147 US7562972B2 (en) 2007-01-30 2007-09-27 Ink cartridges having signal blocking portions
US11/863,066 US7530680B2 (en) 2007-01-30 2007-09-27 Ink cartridges having signal blocking portions
CN2007101599477A CN101274529B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
CN2010102269993A CN101885272B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒
CN 201010293700 CN101954795B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
CN201110291071.8A CN102350880B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
US11/961,118 US8038275B2 (en) 2007-03-28 2007-12-20 Liquid containers
CN 201010287400 CN102001229B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
CN2007101599462A CN101274528B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
CN201110286707.XA CN102350879B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
CN2007101599481A CN101274530B (zh) 2007-03-28 2007-12-20 墨盒
AU2008235816A AU2008235816B2 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge
MYPI20093779 MY149814A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
RU2009135626/12A RU2407644C1 (ru) 2007-03-28 2008-03-25 Чернильный картридж, набор чернильных картриджей и система определения чернильного картриджа
NZ578999A NZ578999A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
AU2008230343A AU2008230343B2 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
RU2009135629/05A RU2415022C1 (ru) 2007-03-28 2008-03-25 Чернильный картридж
PCT/JP2008/056275 WO2008117882A1 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
CA2679913A CA2679913C (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge
PCT/JP2008/056263 WO2008123480A1 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
US12/055,202 US8025378B2 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridges
NZ579015A NZ579015A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
MYPI20093778 MY149796A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge
RU2009135620/12A RU2407643C1 (ru) 2007-03-28 2008-03-25 Чернильный картридж, набор чернильных картриджей и система определения чернильного картриджа
AU2008235817A AU2008235817B2 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
PCT/JP2008/056262 WO2008123479A1 (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge
CA2678998A CA2678998C (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
CA2679914A CA2679914C (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
NZ579005A NZ579005A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge with movable cover
MYPI20093781 MY151505A (en) 2007-03-28 2008-03-25 Ink cartridge, set of ink cartridges, and ink cartridge determination system
CN2008100874575A CN101274533B (zh) 2007-03-28 2008-03-28 液体容器
US12/140,227 US8025379B2 (en) 2007-01-30 2008-06-16 Ink cartridges
US12/326,072 US8052261B2 (en) 2007-01-30 2008-12-01 Ink cartridge determination systems and ink cartridges
US12/325,992 US8052260B2 (en) 2007-01-30 2008-12-01 Ink cartridges and ink supply systems
US12/491,961 US8096646B2 (en) 2007-03-28 2009-06-25 Ink cartridges
US12/491,992 US8079689B2 (en) 2007-03-28 2009-06-25 Ink cartridges

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007083778A JP4591466B2 (ja) 2007-03-28 2007-03-28 インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008238643A JP2008238643A (ja) 2008-10-09
JP4591466B2 true JP4591466B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=39910550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007083778A Active JP4591466B2 (ja) 2007-01-30 2007-03-28 インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP4591466B2 (ja)
CN (4) CN101274528B (ja)

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5136359B2 (ja) 2008-10-29 2013-02-06 ブラザー工業株式会社 液体供給装置及び液体容器
CN101491975B (zh) * 2009-02-20 2011-12-28 珠海纳思达电子科技有限公司 一种用于喷墨打印机的墨盒
JP2010228388A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd 画像記録装置
JP2010228384A (ja) 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd インク供給装置
JP2010228374A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd インク供給装置
JP5691133B2 (ja) * 2009-03-27 2015-04-01 ブラザー工業株式会社 インク供給装置
DE202010001339U1 (de) 2009-06-19 2010-04-15 Ninestar Image Int'l Limited, Zhuhai Patrone für einen Tintendrucker
CN102233737B (zh) * 2010-05-01 2015-04-08 珠海纳思达企业管理有限公司 墨盒、墨盒组以及墨盒确定系统
ES2397650T3 (es) * 2010-06-17 2013-03-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Aparato de registro y cartucho de tinta
EP2397331B1 (en) 2010-06-17 2014-07-23 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Set of ink cartridges
PL2397330T3 (pl) * 2010-06-17 2013-04-30 Brother Ind Ltd Urządzenie rejestrujące oraz kartridż z tuszem
ES2398711T3 (es) * 2010-06-17 2013-03-21 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Cartucho de tinta
CN102615985A (zh) * 2011-02-01 2012-08-01 兄弟工业株式会社 墨盒、记录装置和用于控制记录装置的方法
CN102145587B (zh) * 2011-03-04 2013-08-07 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨打印机用墨盒
EP2599635B1 (en) * 2011-11-30 2014-11-05 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid ejecting device
JP5962144B2 (ja) * 2012-03-30 2016-08-03 ブラザー工業株式会社 印刷流体収容装置及び印刷流体供給装置
JP6019697B2 (ja) 2012-04-19 2016-11-02 ブラザー工業株式会社 印刷流体収容装置及び印刷流体供給装置
CN104417070B (zh) * 2013-09-11 2016-09-07 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨打印机用墨盒
EP2990208B1 (en) * 2014-08-29 2018-10-03 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid consuming apparatus
JP6287758B2 (ja) * 2014-10-27 2018-03-07 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 インクジェット記録装置
CN106476448B (zh) * 2015-08-28 2019-02-12 重庆品胜科技有限公司 在打印机上显示提示来辅助标签盒正确安装的方法及装置
US10391776B2 (en) 2015-11-30 2019-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and printing apparatus
JP7009054B2 (ja) * 2015-11-30 2022-01-25 キヤノン株式会社 記録装置
JP6819066B2 (ja) * 2016-03-31 2021-01-27 ブラザー工業株式会社 印刷流体カートリッジ
JP7091124B2 (ja) 2018-04-23 2022-06-27 キヤノン株式会社 インクカートリッジ
JP2019188736A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 コニカミノルタ株式会社 インク容器及びインクジェット記録装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0976528A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Oki Data:Kk インクジェットプリンタ
JP2005178348A (ja) * 2003-11-25 2005-07-07 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及び弁装置
JP2006082293A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6097405A (en) * 1996-09-30 2000-08-01 Hewlett-Packard Company Detection apparatus and method for use in a printing device
JP2874687B2 (ja) * 1997-03-27 1999-03-24 日本電気株式会社 インクカートリッジおよびインクジェット記録装置
KR20030091373A (ko) * 2002-05-27 2003-12-03 삼성전자주식회사 잉크카트리지 식별장치
JP2004188720A (ja) * 2002-12-10 2004-07-08 Canon Inc 液体収納容器
TWI246465B (en) * 2003-09-30 2006-01-01 Brother Ind Ltd Ink cartridge and ink-jet printer
US7350909B2 (en) * 2004-03-04 2008-04-01 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink cartridge and inkjet printer

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0976528A (ja) * 1995-09-19 1997-03-25 Oki Data:Kk インクジェットプリンタ
JP2005178348A (ja) * 2003-11-25 2005-07-07 Brother Ind Ltd インクカートリッジ及び弁装置
JP2006082293A (ja) * 2004-09-14 2006-03-30 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN101274533B (zh) 2011-04-20
JP2008238643A (ja) 2008-10-09
CN101274530B (zh) 2010-07-28
CN101274529B (zh) 2011-11-23
CN101274529A (zh) 2008-10-01
CN101274530A (zh) 2008-10-01
CN101274528B (zh) 2010-10-27
CN101274528A (zh) 2008-10-01
CN101274533A (zh) 2008-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4591466B2 (ja) インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体
JP5380829B2 (ja) インクカートリッジ、及びインク供給装置
US7530680B2 (en) Ink cartridges having signal blocking portions
JP4952551B2 (ja) 記録装置
US8079689B2 (en) Ink cartridges
NZ579005A (en) Ink cartridge with movable cover
JP4857848B2 (ja) インクカートリッジ
JP2008194885A (ja) 液体供給装置及び液体容器
JP2008246999A (ja) インクカートリッジ判定装置、及びインクカートリッジ判定方法
JP4661820B2 (ja) 液体容器
JP4811291B2 (ja) 液体供給装置及び液体容器
EP2165838B1 (en) Ink cartridge
JP5104256B2 (ja) インクカートリッジ
JP3161111U (ja) インクカートリッジ及び一組のインクカートリッジ
JP5083537B2 (ja) インク供給装置
JP5083536B2 (ja) インクカートリッジ
JP5109536B2 (ja) インク容器の製造方法
JP2010012602A (ja) パッケージ、インクカートリッジ
JP4876989B2 (ja) インクカートリッジ
JP5286760B2 (ja) インクカートリッジ、内圧調整方法
JP2009056740A (ja) インク容器収容体、及び収容体製造方法
JP2009056699A (ja) インク容器、及びインク容器の収容体
JP2008188809A (ja) インクカートリッジ及びカートリッジ保持装置
JP5157326B2 (ja) インク容器、及びインク容器の製造方法
JP5167659B2 (ja) インクカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100528

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100830

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4591466

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150