JP7091124B2 - インクカートリッジ - Google Patents

インクカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP7091124B2
JP7091124B2 JP2018082667A JP2018082667A JP7091124B2 JP 7091124 B2 JP7091124 B2 JP 7091124B2 JP 2018082667 A JP2018082667 A JP 2018082667A JP 2018082667 A JP2018082667 A JP 2018082667A JP 7091124 B2 JP7091124 B2 JP 7091124B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
chamber
storage chamber
ink cartridge
gravity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018082667A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019188672A (ja
Inventor
亮 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2018082667A priority Critical patent/JP7091124B2/ja
Priority to US16/380,889 priority patent/US10870286B2/en
Priority to CN201910310707.5A priority patent/CN110385916B/zh
Priority to CN202110515315.XA priority patent/CN113173007B/zh
Publication of JP2019188672A publication Critical patent/JP2019188672A/ja
Priority to US17/092,986 priority patent/US11511547B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7091124B2 publication Critical patent/JP7091124B2/ja
Priority to US18/054,485 priority patent/US20230066128A1/en
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17553Outer structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • B41J2002/17573Ink level or ink residue control using optical means for ink level indication
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17566Ink level or ink residue control
    • B41J2002/17576Ink level or ink residue control using a floater for ink level indication

Description

本発明は、インクカートリッジに関するものである。
記録ヘッドのノズルからインクを吐出して記録媒体に画像を記録するインクジェット記録装置が知られている。このようなインクジェット記録装置として、着脱可能なインクカートリッジを備えたものがある。インクカートリッジは、内部のインク貯留室にインクを貯留しており、インクジェット記録装置に装着することでインクカートリッジのインク取出口と記録装置のインク供給口とが連結され、インク貯留室内のインクを記録ヘッドに供給することができる。
インクカートリッジ内のインク残量が少なくなり、記録が難しくなると、新たなインクカートリッジに交換することにより、再び記録を行うことができる。インクカートリッジ内のインク残量を検知する手段として、特許文献1に記載されているような、光学的検知機器を用いた検知方法が提案されている。特許文献1に記載のインクカートリッジは、インクを貯留するインク貯留室と、インク貯留室と連続する検知用の空間が内部に形成された光透過性の検知窓と、インク残量を検知するための揺動体を備えている。揺動体は、インク貯留室に設けられた支軸に外嵌される軸孔と、該軸孔を挟んで両端にインク貯留室内で揺動するフロートと、検知窓内で揺動する検知部とを備えており、支軸を中心に揺動する。検知窓は、インクジェット記録装置の本体に備えられた光学センサの発光部と受光部の間に配置されている。検知窓内において、検知部は、インク残量が多い時には発光部からの光を遮断する位置にあり、インク残量が少ない時には発光部からの光を遮断しない位置に移動する。これらの時の受光部での光の受光量によって、インク貯留室内のインク残量を検知する。
特開2017-114017号公報
特許文献1に記載のインクカートリッジで用いる揺動体は、インク貯留室内の液面の変化に伴って揺動するものであり、円滑に動くことが求められる。この為、特許文献1に記載のインクカートリッジでは、揺動体の軸孔が支軸に遊嵌される構成となっている。
特許文献1に記載のインクカートリッジでは、揺動体の揺動中心(支軸および軸孔がある位置)は、インク貯留室内に配置されている。従って、使用初期(インクカートリッジ使用前~インク貯留室内で半分以上インクが残っている状態)では、揺動体の揺動中心はインク中に存在している。このようなインクカートリッジにおいて、インクを消費していくと、液面が下降し、揺動中心である支軸と軸孔との間の領域が、空気層とインク層の境界に晒される。本発明者らの検討によれば、支軸と軸孔との間の領域に存在するインクや、揺動体の構成部材に作用するインクの表面張力によって、揺動体が円滑に揺動しなくなり、インク残量が正確に検知できなくなるという課題が見出された。
従って本発明は、インクを消費しても円滑に揺動することが可能な揺動体を有する、インクカートリッジを提供することを目的とする。
上記課題は、以下の本発明によって解決される。即ち本発明は、インクを貯留するインク貯留室と、前記インク貯留室からインクカートリッジの使用時における重力方向の上方に突出した突出室と、フロート及び検知部を有する揺動体と、内部で前記検知部が移動し、該検知部の位置によって前記インク貯留室が貯留するインクの量を検知するための検知室と、を有するインクカートリッジであって、前記揺動体が揺動する際の揺動中心が、前記突出室の内部に設けられており、前記揺動中心は、前記揺動体の支軸が軸孔に遊嵌された部分であることを特徴とするインクカートリッジである。
本発明によれば、インクを消費しても円滑に揺動することが可能な揺動体を有する、インクカートリッジを提供することができる。
インクカートリッジを示す図。 インクカートリッジの内部で揺動体が揺動する様子を示す図。 インクカートリッジを示す図。 インクカートリッジの内部で揺動体が揺動する様子を示す図。 揺動体の揺動中心を形成する前の様子を示す図。 揺動体の揺動中心及びインク貯留室を形成する様子を示す図。
以下、本発明を実施するための形態を説明する。
図1(a)は、本発明におけるインクカートリッジの分解斜視図である。インクカートリッジは、本体フレーム10と、第1の蓋1と、第2の蓋2とを有し、これらで囲まれる空間がインク貯留室である。インク貯留室には、インクを貯留することができる。第1の蓋1および第2の蓋2は、例えば一対のフィルムで形成する。フィルムとしては、例えば透明な樹脂フィルム等を用いることができる。このフィルムを樹脂で形成された本体フレーム10に熱溶着法等で貼設することで、インク貯留室ができる。図1(a)では、本体フレーム10は第1の方向に開放された開口を有する枠形状であり、本体フレーム10に第1の蓋1と第2の蓋2とを接合することで、インク貯留室を形成している。インク貯留室の構成はこれに限らず、インクを貯留できる構成であればよい。例えば本体フレーム10が第1の蓋1と一体的に形成され、底部と第1の方向に開放された開口を有する容器形状であり、この開口を塞ぐように第2の蓋2が貼設されたものでもよい。他にも、本体フレーム10と第1の蓋1と第2の蓋2とが一体になったものでもよい。
インクカートリッジは、インクカートリッジの使用時における重力方向の下方に、インク取出口16を有する。図1(a)では、本体フレーム10にインク取出口16が開口している。インクカートリッジの使用時における重力方向(以下、単に重力方向とする)とは、図1(a)に示す第2の方向である。インクカートリッジの使用時とは、インクカートリッジをインクジェット記録装置に装着した時のことである。図1(a)の第2の方向を示す矢印は、重力方向の下方から上方を向いている。インク取り出し口は、重力方向においてインクカートリッジの中心よりも下方に設けられていることが、インク使い切りの点で好ましい。
インクカートリッジには、インク貯留室から重力方向の上方に突出するように、突出室14と検知室15が設けられている。図1(a)では、本体フレーム10の重力方向の上方に2つの開口が設けられており、これら2つの開口によって、突出室14及び検知室15がインク貯留室と連通している。後述するが、突出室14はインク貯留室から重力方向の上方に突出させるが、検知室15は必ずしも重力方向の上方に突出させなくてもよい。検知室15は、例えば重力方向と交差する方向(第1の方向や、重力方向及び第1の方向と交差する方向)に突出させてもよい。突出室14及び検知室15は、本体フレーム10と一体的に形成してもよい。図1(a)では、突出室14は本体フレーム10と一体的に形成されている。検知室15は、インク貯留室が貯留するインクの量を検知するための部屋である。この点については後で詳述する。
インク貯留室の内部には、揺動体20が設けられている。揺動体20は、インク貯留室の内部の液体の量の変化に従って揺動することが可能な部材である。揺動体20は、検知部22とフロート部23とを有する。検知部22とフロート部23とは、第1アーム24と第2アーム25とで連結されている。第1アーム24と第2アーム25との間には、揺動中心となる軸孔21が設けられている。軸孔21には、第1の方向に突出する突起形状の支軸13に遊嵌されている。そして支軸13の先端をカバー部材3や第2の蓋2等の部材で塞ぐことで、支軸13から軸孔21が抜けないようになっている。他にも、支軸13の先端を加熱することで変形させ、軸孔21が抜けないようにしてもよい。揺動体20は、軸孔21と支軸13とで構成される揺動中心を中心として揺動する。揺動体20の揺動中心はこの構成に限られるものではなく、揺動体20が揺動する際に揺動の中心となることができればよい。
図1(b)は、インク貯留室にインクが貯留され、インクカートリッジがインクジェット記録装置に装着された際(インクカートリッジの使用時)における、インクカートリッジを示す図である。揺動体20の軸孔21は、突出室14の内部に配置された支軸13に遊嵌されており、フロート部23の浮力によって軸孔21を揺動中心として揺動する。この揺動によって、揺動体20の検知部22は、検知室18の内部で場所を変えて動き、検知室18からインク貯留室に移動することもできる。尚、インク貯留室の内部に凸部12が設けられており、凸部12に第1アーム24が接触することによって、揺動体の揺動(フロート部23が重力方向の上方に移動しようとする動き)が規制されている。図1(b)の状態において、検知部22は、インクジェット記録装置が有する発光部41から発光される光を遮る位置にあり、同じくインクジェット記録装置が有する受光部42に光が届かないようになっている。このように受光部42に光が届いていないこと、或いは光の量が所定量以下であることに基づき、インク貯留室の内部にインクが十分に入っていることを検知できる。
揺動体20は、第2アーム25及びフロート部23の合計重量と、第1アーム24及び検知部22の合計重量、各アームの長さ等の関係によって、インク貯留室にインクが存在していない状態では回転するようになっている。図2(a)は、図1(b)と同様の状態で、インク貯留室の内部にインクが十分に入っている状態である。この状態からインクを使用していき、インク貯留室の内部にインクが入っていない状態を示したのが、図2(b)である。
図2(a)に示されるように、揺動体20は、軸孔21が設けられている揺動中心を中心として揺動(回転)可能に、突出室14内の支軸13に遊嵌されている。揺動中心から検知部22の重心までの最短距離L1は、揺動中心からフロート部23の重心までの最短距離L2より短いことが好ましい。また、第1アーム24及び検知部22の合計の体積は、第2アーム25及びフロート部23の合計の体積より小さくすることが好ましい。インク貯留室にインク30が十分に入っている状態では、フロート部23に重力方向上向きの浮力が作用するため、揺動体20は軸孔21を中心に反時計回りに回転しようとする。そして上述したように、第1アーム24が凸部12と接触して規制され、検知部22が検知室18の内部で静止する。
図2(a)の状態からインク貯留室の内部のインクを消費していき、図2(b)に示されるようにフロート部23がインクから露出して浮力が作用しなくなると、揺動体20は矢印が示すように軸孔21を中心に時計回りに回転(揺動)する。この回転によって、検知室18の内部で検知部22が移動する。最終的には、検知部22は検知室18の内部からインク貯留室まで移動してもよい。検知部22は、移動することによって、図1(b)で説明した発光部41からの光を遮光しなくなる。その結果、受光部42が光を受光することになり、この受光結果をもとに、インク貯留室の内部のインク残量が少なくなったことを検知することができる。
本発明のインクカートリッジは、揺動体20が揺動する際の揺動中心(図1及び図2では軸孔21と支軸13がある部分)が、インク貯留室から重力方向に突出する突出室14の内部に設けられている。突出室14はインク貯留室から重力方向の上方に突出しており、インク貯留室にインクが充填された初期状態においても、内部にインクを有していない。従って、突出室14の内部にある揺動中心はインクにほぼ触れない状態となり、軸孔21と支軸13との隙間にインクが入ってしまうことなどを抑制できる。よって、インク貯留室の内部のインク残量に応じて揺動体20を円滑に揺動させることができる。
突出室14は、揺動体20が動くスペース以外はインク貯留室と仕切ることで、インクが侵入しにくい構成にすることができる。但し、揺動体20のよりスムーズな動きを考えると、インクが連通し得る程度の開口によって、インク貯留室と突出室14とを連通させることが好ましい。開口は、インク貯留室を構成する部材(例えば本体フレーム)に設けられた開口である。これらを踏まえると、具体的には、重力方向と交差する第1の方向の幅に関して、突出室14とインク貯留室との間の開口の幅を、インク貯留室の幅に対して4/5以下の大きさとすることが好ましい。また、第1の方向に関して、突出室14とインク貯留室との間の開口の幅を、インク貯留室の幅に対して1/5以上の大きさとすることが好ましい。
インクカートリッジの全体の大きさを大きくしない為に、重力方向における突出室14の高さh1は、重力方向における検知室18の高さh2以下と同程度か、より小さくすることが好ましい。具体的には、0.3≦h1/h2≦1.1を満たすことが好ましく、0.5≦h1/h2≦1.0を満たすことがより好ましく、0.6≦h1/h2≦0.9を満たすことがさらに好ましい。
図3に、検知室は重力方向と交差する方向に突出させた例を示す。図3では、検知室18が重力方向と交差する方向に突出している。但し、突出室14は、インク貯留室から重力方向の上方に突出している。そして突出室14の内部に揺動体20の揺動中心である軸孔21が設けられている。このような構成の場合、インク貯留室にインクが十分に貯留されている初期の段階において、揺動中心がインクに触れず、検知部22はインクに触れた構成とすることができる。図3の構成においても、揺動中心から検知部22の重心までの最短距離L1は、揺動中心からフロート部23の重心までの最短距離L2より短いことが好ましい。また、第1アーム24の体積は、第2アーム25の体積より小さくすることが好ましい。第1アーム24及び検知部22の合計の体積は、第2アーム25及びフロート部23の合計の体積より小さくすることが好ましい。図3のインクカートリッジにおいても、インク貯留室の内部に凸部12が設けられている。凸部12は、第1アーム24に接触し、揺動体の時計回りの揺動を規制している。
図3に示すインクカートリッジが貯留するインクを使用していった際の揺動体20の動きを、図4に示す。図4(a)の時点では、図4(a)は、検知部22およびフロート部23がインク30中に位置し、揺動体20は静止している。インクが減り、図4(b)の状態になると、インクの液面が検知室18の内部に位置している。図4(c)は、インクの液面が検知部22より重力方向の下方に位置して、検知部22が露出した様子である。このときフロート部23はインク30中に位置しており、重力方向上向きの浮力が作用する。これにより、揺動体20を静止したままとすることができる。さらにインクを使用すると、図4(d)に示すように、フロート部23がインク30中から露出する。このような状態ではフロート部23に重力が直接的に作用するため、揺動体20は矢印が示すように支軸13を中心に反時計回りに回転する。以上のような揺動体20の動きは、フロート部23に作用する浮力と重力とのバランスによって支配され、インク液面の高さに応じて変化する。
図5に、揺動体の揺動中心の構成の一例を示す。図5は、揺動体20の揺動中心を形成する前の段階を示す図である。ここでは、揺動体20は支軸26を有しており、突出室14の内部において、支軸26の支軸先端部27を揺動体支持部11の軸孔21に遊嵌する。
具体的には、まず図6(a)に示すように、揺動体20の支軸26を、突出室14の揺動体支持部11に形成された軸孔21に向かう姿勢とし、軸孔21の軸心の延長線上に揺動体20の支軸26の軸心を配置する。揺動体20の回転軸は、中央に切込みの入った円柱状の支軸26と、支軸26の外径より幅広の支軸先端部27とが形成されている。
次に揺動体20を軸心に沿って下方に向かって移動させ、軸孔21に遊嵌する。支軸先端部27は先端に向かって徐々に幅が狭まる形状であり、支軸26は容易に軸孔21に誘導される。支軸26は中央に切込みを有し、支軸先端部27の幅は支軸26の幅より大きい。この為、支軸先端部27は弾性変形しながら軸孔21に遊嵌されていき、支軸26の側面が軸孔21の側面と接触して破損等しないようにすることができる。このステップにおいて、揺動体20を回転させて、揺動体20の検知部22がインクカートリッジの検知室の内部に収まるようにする。ここで、支軸先端部27の最外幅は、軸孔21の直径より大きいので、揺動体20は脱落しない。また支軸26と軸孔21との間には少しの隙間が形成されており、揺動体20は軸心を中心に右向きあるいは左向きに揺動(回転)することができる。このようにして、揺動体20は、突出室の内部において揺動中心を形成する。
続いて、図6(d)に示すように、揺動体20を挟むように、突出室14および本体フレームの開口面とその反対面に、第1の蓋1と第2の蓋2を貼設する。これらの蓋は、例えば熱溶着(圧着)等の方法で貼設する。この時、熱の影響により揺動体20が変形することを抑制するために、揺動体20は本体フレームや第1の蓋1及び第2の蓋2より融点の高い樹脂で形成することが好ましい。これにより、揺動体20を挟んで上下の開口を覆う一対の壁が形成されて、インクを貯留するインク貯留室ができる。揺動体20を支軸26に遊嵌して構成し、支軸先端部27の幅が軸孔21内径より大きい構成とすることで、カバー部材等を用いなくとも揺動体20が脱落することを抑制することができる。
13 支軸
14 突出室
15 検知室
20 揺動体
21 軸孔

Claims (9)

  1. インクを貯留するインク貯留室と、前記インク貯留室からインクカートリッジの使用時における重力方向の上方に突出した突出室と、フロート及び検知部を有する揺動体と、内部で前記検知部が移動し、該検知部の位置によって前記インク貯留室が貯留するインクの量を検知するための検知室と、を有するインクカートリッジであって、
    前記揺動体が揺動する際の揺動中心が、前記突出室の内部に設けられており、
    前記揺動中心は、前記揺動体の支軸が軸孔に遊嵌された部分であることを特徴とするインクカートリッジ。
  2. 前記突出室は、前記インク貯留室を構成する部材に設けられた開口によって前記インク貯留室と連通している請求項1に記載のインクカートリッジ。
  3. 前記重力方向と交差する方向において、前記開口の幅が、前記インク貯留室の幅に対して4/5以下の大きさである請求項2に記載のインクカートリッジ。
  4. 前記重力方向と交差する方向において、前記開口の幅が、前記インク貯留室の幅に対して1/5以上の大きさである請求項2または3に記載のインクカートリッジ。
  5. 前記検知室は、前記インク貯留室から前記重力方向の上方に突出している請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  6. 前記重力方向において、前記突出室の高さをh1、前記検知室の高さをh2としたとき、0.3≦h1/h2≦1.1
    を満たす請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  7. 前記重力方向において、前記突出室の高さをh1、前記検知室の高さをh2としたとき、0.5≦h1/h2≦1.0
    を満たす請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  8. 前記重力方向において、前記突出室の高さをh1、前記検知室の高さをh2としたとき、0.6≦h1/h2≦0.9
    を満たす請求項1乃至5のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
  9. 前記検知室は、前記インク貯留室から前記重力方向と交差する方向に突出している請求項1乃至4のいずれか1項に記載のインクカートリッジ。
JP2018082667A 2018-04-23 2018-04-23 インクカートリッジ Active JP7091124B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082667A JP7091124B2 (ja) 2018-04-23 2018-04-23 インクカートリッジ
US16/380,889 US10870286B2 (en) 2018-04-23 2019-04-10 Ink cartridge having a swing body adapted to pivotally move smoothly even if ink is consumed
CN201910310707.5A CN110385916B (zh) 2018-04-23 2019-04-18 墨盒
CN202110515315.XA CN113173007B (zh) 2018-04-23 2019-04-18 墨盒
US17/092,986 US11511547B2 (en) 2018-04-23 2020-11-09 Ink cartridge having a swing body adapted to pivotally move smoothly even if ink is consumed
US18/054,485 US20230066128A1 (en) 2018-04-23 2022-11-10 Ink cartridge having a swing body adapted to pivotally move smoothly even if ink is consumed

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018082667A JP7091124B2 (ja) 2018-04-23 2018-04-23 インクカートリッジ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019188672A JP2019188672A (ja) 2019-10-31
JP7091124B2 true JP7091124B2 (ja) 2022-06-27

Family

ID=68237407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018082667A Active JP7091124B2 (ja) 2018-04-23 2018-04-23 インクカートリッジ

Country Status (3)

Country Link
US (3) US10870286B2 (ja)
JP (1) JP7091124B2 (ja)
CN (2) CN110385916B (ja)

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287380A (ja) 2000-02-01 2001-10-16 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
CN201745248U (zh) 2009-12-01 2011-02-16 孙荣华 墨盒
CN102909959A (zh) 2011-08-02 2013-02-06 株式会社御牧工程 墨供给装置及具有该墨供给装置的印刷装置
CN103182850A (zh) 2011-12-30 2013-07-03 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨打印机用墨盒、喷墨打印机及两者组成的打印系统
JP2016185654A (ja) 2015-03-27 2016-10-27 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ、液体消費装置、及び液体カートリッジの製造方法
US20170151797A1 (en) 2015-11-30 2017-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and printing apparatus
CN106808808A (zh) 2015-11-30 2017-06-09 佳能株式会社 液体储存容器和打印设备
JP2017114017A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2526745Y2 (ja) * 1990-08-02 1997-02-19 大塚技研工業株式会社 液面検出装置
CN1799846B (zh) * 2000-01-21 2010-06-09 精工爱普生株式会社 记录装置用墨盒及喷墨式记录装置
CN2820536Y (zh) 2003-09-30 2006-09-27 兄弟工业株式会社 墨盒和喷墨打印机
JP4581460B2 (ja) 2004-03-31 2010-11-17 セイコーエプソン株式会社 液体容器ホルダ及び同ホルダを備えた液体噴射装置並びに液体容器
EP2067623B1 (en) * 2006-09-29 2010-11-24 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Liquid cartridge and liquid ejection system
JP4591466B2 (ja) 2007-03-28 2010-12-01 ブラザー工業株式会社 インクカートリッジ及びインクカートリッジ収容体
JP2010228376A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Brother Ind Ltd インク供給装置、及びインクカートリッジ判定方法
JP2010234615A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Brother Ind Ltd 液体容器
JP5093276B2 (ja) 2010-03-26 2012-12-12 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ、及び、液体供給装置
JP5880336B2 (ja) * 2012-07-31 2016-03-09 ブラザー工業株式会社 液体貯留装置
CN203110525U (zh) * 2012-09-18 2013-08-07 珠海艾派克微电子有限公司 一种墨盒及喷墨成像装置
CN107735260B (zh) * 2015-07-07 2019-09-03 兄弟工业株式会社 液体盒、液体消耗设备、将液体盒插入到液体消耗设备的盒安装部中的方法
JP6878811B2 (ja) * 2016-09-30 2021-06-02 ブラザー工業株式会社 印刷流体カートリッジ

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001287380A (ja) 2000-02-01 2001-10-16 Seiko Epson Corp インクジェット式記録装置
CN201745248U (zh) 2009-12-01 2011-02-16 孙荣华 墨盒
WO2011066785A1 (en) 2009-12-01 2011-06-09 Ronghua Sun Ink cartridge
CN102909959A (zh) 2011-08-02 2013-02-06 株式会社御牧工程 墨供给装置及具有该墨供给装置的印刷装置
JP2013031970A (ja) 2011-08-02 2013-02-14 Mimaki Engineering Co Ltd インク供給装置およびそれを備えた印刷装置、並びにインク供給方法
CN103182850A (zh) 2011-12-30 2013-07-03 珠海纳思达企业管理有限公司 一种喷墨打印机用墨盒、喷墨打印机及两者组成的打印系统
JP2016185654A (ja) 2015-03-27 2016-10-27 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ、液体消費装置、及び液体カートリッジの製造方法
US20170151797A1 (en) 2015-11-30 2017-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Liquid storage container and printing apparatus
CN106808808A (zh) 2015-11-30 2017-06-09 佳能株式会社 液体储存容器和打印设备
JP2017105169A (ja) 2015-11-30 2017-06-15 キヤノン株式会社 液体収納容器および記録装置
JP2017114017A (ja) 2015-12-25 2017-06-29 ブラザー工業株式会社 液体カートリッジ

Also Published As

Publication number Publication date
CN110385916A (zh) 2019-10-29
US20190322104A1 (en) 2019-10-24
CN110385916B (zh) 2021-05-11
US20230066128A1 (en) 2023-03-02
JP2019188672A (ja) 2019-10-31
US11511547B2 (en) 2022-11-29
CN113173007A (zh) 2021-07-27
CN113173007B (zh) 2023-05-05
US10870286B2 (en) 2020-12-22
US20210053360A1 (en) 2021-02-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6852272B2 (ja) 液体カートリッジ
JP2017094634A (ja) 液体容器および液体残量検出装置
US8038275B2 (en) Liquid containers
JP2016203991A (ja) 液体容器
JP4661820B2 (ja) 液体容器
JP7263488B2 (ja) 液体収納容器および記録装置
JP2009056668A (ja) インク容器及びインク容器の製造方法
JP7091124B2 (ja) インクカートリッジ
JP5447214B2 (ja) 液体容器及びその製造方法
JP5115237B2 (ja) インクカートリッジ
JP5157327B2 (ja) インク容器、及びインク容器の収容体
JP2019069569A (ja) 液体排出装置
WO2017130238A1 (en) Liquid cartridge
JP5157326B2 (ja) インク容器、及びインク容器の製造方法
JP2021187030A (ja) 液体収容容器
JP6819066B2 (ja) 印刷流体カートリッジ
JP7350648B2 (ja) 液体貯蔵容器とその製造方法
EP2039519B1 (en) Liquid container
JP6669386B2 (ja) 液体収容容器、液体収容容器の製造方法、および記録装置
CN108602352B (zh) 液体盒
JP2021160167A (ja) 液体残量検知機構および液体吐出装置
JP5314375B2 (ja) 定量払い出し容器
JPH1124480A (ja) 離型剤供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220510

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220517

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220615

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7091124

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151