JP5447214B2 - 液体容器及びその製造方法 - Google Patents
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検知窓内から抜け出ると再び検知窓内に戻ることが困難である。そこで、アームのインジケータ部が検知窓内から抜け出さないように、インジケータ部が検知窓内の上壁や下壁に接触したり、フロート部がインク室の底面に接触したりすることによって、アームの揺動範囲が規制されている。このようなインクカートリッジのアームをインク室へ取り付ける作業においては、支軸の軸方向に対してアームの軸孔の軸方向が傾くようにアームを位置させた状態でインジケータ部を検知窓内に挿入させつつ、支軸を軸孔に強制的に挿入させなければならない。なぜなら、支軸の軸方向に対してアームの軸孔の軸方向が平行になるようにアームを位置させた状態で支軸を軸孔に挿入すると、インジケータ部が検知窓の側壁に干渉してしまうからである。そうすると、支軸の軸方向に対して斜めにねじれた向きへアームを移動させることになり、アーム及び支軸に負荷が掛かり、インク室へのアームの取り付け作業が困難となる。特に、カートリッジの厚みが大きいほど、その作業は困難となる。さらに、直線的な動きしかできない汎用の産業用ロボットでは支軸の軸方向に対して斜めにねじれた向きへアームを移動させることは難しく、その作業を機械化することが難しい。
ステップで取り付けられたキャップにより、揺動体は、例え液体容器が姿勢変化しても第一の向きへ移動したり指示部が指示室から脱出したりすることなく、安定して液体容器内の所定位置に保持される。さらに、上記(1)〜(3)のステップにおいて、本体フレームに対する揺動体及びキャップの取り付け作業は、本体フレームに対する揺動体又はキャップの直線的移動と回転移動との組み合わせから成る単純且つ簡易な動作で構成されるので、これらの作業工程の機械化を容易に実現することができる。
図1は本実施の形態に係る液体容器であるインクカートリッジの側面図、図2はインクカートリッジの分解斜視図である。図1及び図2に示すように、インクカートリッジ10は、扁平形状の略六面体である。詳細には、インクカートリッジ10は、幅方向(矢印31の方向)に細く、高さ方向(矢印32の方向)及び奥行き方向(矢印33の方向)が幅方向31よりも長い略直方体形状に形成されている。幅方向31、高さ方向32、及び、奥行き方向33は、互いに直交している。インクカートリッジ10は、図1及び図2に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面とし、図中の上側の面を上面とした状態で、記録装置のカートリッジ収容部(不図示)に対して奥行き方向33と平行な矢印30の向きに挿脱される。この挿脱方向30のうち、インクカートリッジ10が記録装置に対して挿入される向きを前とし、これと逆向きのインクカートリッジ10が記録装置から脱出する向きを後ろとして説明する。
面図、図4は本体の分解斜視図、図5は検知窓を断面表示した本体の模式的な側面図である。図3〜図5では、フィルム40の図示が省略されている。図5では、キャップ60の図示が省略されている。本体20は、大別して、本体フレーム50と、揺動体70と、キャップ60と、大気連通バルブ80と、インク供給バルブ90と、透明な一対のフィルム40(図2参照)とにより構成されている。本体20は、インクカートリッジ10と概ね同形状の外形を呈しており、扁平形状の略六面体である。本体20は、図3に示された起立状態で、記録装置のカートリッジ収容部(不図示)に装着される。以下では説明の便宜を図り、本体20において、挿脱方向30の前方側の面を前面41、挿脱方向30の後方側の面を後面42、鉛直上方側の面を上面43、鉛直下方側の面を下面44とする。また、前面41、後面42、上面43及び下面44のそれぞれに隣接し、互いに対向する2つの面を側面45,46とする。さらに、後面42から見て左側を左側面45とし、右側を右側面46とする。本実施形態では、一対の側面45,46が本体20において最大面積となっている。以下では、本体20の各構成要素について詳細に説明する。
けられている。揺動軸77は、支持杆58に固定された基端から左向きに延び、その先端は本体フレーム50の左側面45とほぼ同じ面位置において自由端となっている。
次に、上記構成のインクカートリッジ10の製造方法を説明する。インクカートリッジ10は、本体20に対して、カバー21,22を取り付けて製造されている。インクカートリッジ10の本体20は、成形された各構成要素を組み立てて作られている。以下では、図8を参照しながら、本体20の組立の過程を説明する。図8は本体の組立の流れを示すフローチャートである。
(ステップS3)。これにより、揺動軸77の先端部にキャップ60が取り付けられる(図7(b)参照)。キャップ60により、揺動体70の揺動軸77からの落脱が防止されるとともに、揺動軸77の軸方向に対する揺動体70の軸孔78の軸方向の振れが抑制されて、揺動体70は揺動軸77の軸方向への移動が規制される。さらに、キャップ60のストッパ62により、揺動体70の揺動範囲は第1姿勢から第2姿勢の間に規制される。前述したように、突出部14の幅方向31の寸法は本体フレーム50の幅方向31の寸法と比較して小さく、これに合わせて揺動体70の指示部72の幅方向31の寸法も十分に小さく形成されている。これに加え、揺動軸77が軸孔78に遊嵌されていることから、一旦揺動体70の指示部72が指示室15から抜け出ると再び指示室15内に戻ることが困難である。そこで、キャップ60で揺動体70の移動を規制することにより、例えインクカートリッジ10が姿勢変化しても、揺動体70は揺動軸77の軸方向へ移動したり指示部72が指示室15から脱出したりすることなく、安定して液体容器内の所定位置に保持される。さらに、突出部14の幅方向31の寸法は本体フレーム50の幅方向31の寸法と比較して小さいので、突出部14の側壁14b,14bによっても揺動体70の移動が規制されて、揺動体70がより安定して液体容器の所定位置へ保持されるようになっている。
11 インク収容室(収容室)
14 検知窓(突出部)
15 指示室
16 連通開口(第二の開口)
20 本体
21 第一カバー
22 第二カバー
40 フィルム
50 本体フレーム
51 外周壁
52 内壁
57a 開口(第一の開口)
60 キャップ
61 フィルム支持部
62 ストッパ
70 揺動体
72 指示部
73 フロート部
77 揺動軸
Claims (5)
- 第一の向きに開放された第一の開口を有する枠形状を成し、当該枠内に液体が収容される収容室が形成された本体フレームと、
該本体フレームから前記第一の向きと直交する向きであって前記収容室から離れる向きへ突出し、その内部に前記収容室に向けて開放された第二の開口を有する中空状の指示室が形成された突出部と、
前記本体フレームの前記収容室内に設けられて前記第一の向きと略平行に延びる揺動軸と、
前記揺動軸に外嵌された軸孔を有し、該軸孔を介して一側に前記収容室内で揺動可能なフロート部を有し、他側に前記第二の開口を通じて前記指示室へ進入及び退出するように揺動可能であって、前記収容室の液体量を示す指示部を有し、該指示部が前記指示室から前記収容室へ退出した状態において前記本体フレームの前記第一の開口を通じて前記第一の向きへ前記収容室から取り出すことの可能な外形状を成す揺動体と、
前記揺動軸の前記第一の向きの端部に取り付けられて、前記揺動軸から前記揺動体が落脱するのを防止し、かつ、前記揺動体の揺動範囲を前記指示部の少なくとも一部分が前記指示室と前記第一の向きに重なる範囲に規制するキャップと、
前記第一の開口を覆う壁とを備えている、
液体容器。 - 前記第一の向きと平行な方向において、前記突出部の寸法は、前記本体フレームの寸法よりも小さい、請求項1に記載の液体容器。
- 前記第一の開口を覆う壁はフィルムであって、
前記キャップは、前記フィルムを前記第一の向きに支持するフィルム支持部を有する、請求項1又は請求項2に記載の液体容器。 - 第一の向きに開放された第一の開口を有する枠形状を成し、当該枠内に液体が収容される収容室が形成された本体フレームと、
該本体フレームの壁面から前記第一の向きと直交する向きであって前記収容室から離れる向きへ突出し、その内部に前記収容室に向けて開放された第二の開口を有する中空状の指示室が形成された突出部と、
前記本体フレームの前記収容室内に設けられて前記第一の向きと略平行に延びる揺動軸と、
前記揺動軸に外嵌された軸孔を有し、該軸孔を介して一側に前記収容室内で揺動するフロート部を有し、他側に前記第二の開口を通じて前記指示室へ進入及び退出するように揺動する指示部を有し、該指示部が前記指示室から前記インク室へ退出した状態において前記本体フレームの前記第一の開口を通じて前記第一の向きへ前記収容室から取り出すことの可能な外形状を成す揺動体と、
前記揺動体の前記揺動軸からの落脱を防止するキャップと、
前記第一の開口を覆う壁と、
を備えた液体容器の製造方法であって、
前記本体フレームに対し、前記揺動体を前記第一の向きと逆向きへ移動させて前記第一の開口を通じて前記収容室内へ挿入するとともに、前記軸孔に前記揺動軸を通すステップと、
前記指示部が前記指示室から退出した状態から前記指示室へ進入した状態となるように前記揺動体を回転させるステップと、
前記揺動体の揺動範囲を、前記指示部の少なくとも一部分が前記指示室と前記第一の向きに重なる範囲に規制するように前記キャップを前記揺動軸の前記第一の向きの端部に取り付けるステップと、
前記壁により前記第一の開口を覆うステップと、
を含む液体容器の製造方法。 - 前記壁はフィルムであって、
前記壁により第一の開口を覆うステップは、前記キャップが前記フィルムを前記第一の向きに支持するように、前記フィルムを前記キャップに接触させるステップを含む、請求項4に記載の液体容器の製造方法。
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