JP4946832B2 - インク供給装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カートリッジ装着部に装着され、インク室と外部とを連通する孔の蓋体が筒体により開放されるインクカートリッジを有するインク供給装置に関する。
従来より、インクを用いて記録用紙(被記録媒体)に画像を記録する画像記録装置が知られている。この画像記録装置は、インクジェット方式の記録ヘッドを備え、記録ヘッドのノズルからインク滴を記録用紙へ向けて選択的に噴出する。このインク滴が記録用紙に着弾することによって、記録用紙に所望の画像が記録される。この画像記録装置には、記録ヘッドへ供給するインクを貯蔵するインクカートリッジが設けられる。このインクカートリッジは、カートリッジ形式が採用されて、画像記録装置に設けられたカートリッジ装着部に対して着脱可能とされることが多い。インクカートリッジ内のインクが無くなると、そのインクカートリッジが画像記録装置のカートリッジ装着部から取り外されて、インクを貯蔵する新たなインクカートリッジがカートリッジ装着部に装着される。このようにしてカートリッジ装着部に対して着脱されるインクカートリッジには、インクカートリッジの内外を連通する孔及び当該孔を封止する蓋が設けられ、その蓋がインクニードルなどにより開放される構造が採用されている。孔を封止する蓋が、バルブなどにより開閉可能な構造であれば、インクカートリッジがカートリッジ装着部から外されると、孔が閉塞されてインクカートリッジからインクが漏出するこことなくインクが貯留され、一方、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されると、孔が開放されてインクカートリッジからインクが外部へ流出可能となる。
特許文献1には、ファクシミリ装置のインク供給系として、基台(73)にカートリッジジョイント(79)が設けられ、インクカートリッジ(86)のジョイント部開口(95a)に、スプリング(98)によって金属ボール(99)が押圧された構成が開示されている。インクカートリッジ(86)が基台(73)から取り外されていると、金属ボール(99)によってジョイント開口部(95a)が密閉される。基台(73)にインクカートリッジ(86)が装着されると、カートリッジジョイント(79)が金属ボール(99)をスプリング(98)に抗して押し込み、ジョイント部開口(95a)が開放される。
特許文献2には、ボールシール構造を有する流体インターフェースが開示されている。この流体インターフェースは、インクカートリッジの内容物を密閉する。また、流体インターフェースは、中空ニードルが挿通されると、その中空ニードルを通じてインクカートリッジの内容物を流出させる。
特開平3−234653号公報 特表2007−500619号公報
インクカートリッジが装着されるカートリッジ装着部には、例えばカートリッジジョイントや中空ニードルなど、インクカートリッジの孔に挿入される筒体が設けられている。この筒体の先端が、インクカートリッジの孔を開閉するボールシール構造のボールなどを押し込むことにより、その孔が開放される。例えば特許文献2の図20に示されるように、中空ニードルの先端面には、ボールに当接する当接面と、インクが流通する切り欠きとが、中空ニードルの円周方向に沿って均等に配置されている。
例えばボールシール構造においては、ボールを付勢するスプリングやボールの移動を案内するガイドなどの部材が設けられている。インクカートリッジが搬送される際の梱包状態や振動などによって、ボールシール構造を構成する各部材がインクカートリッジ内の空気層に曝されて、その各部材に気泡が付着することがある。インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着された状態では、ボールシール構造の各部材はインク内に埋没するが、各部材に付着した気泡がインク内を浮き上がらずにボールシール構造付近に付着したままとなることがある。そして、インクカートリッジからインクと共にその気泡がインクカートリッジから流出すると、インクジェットプリンタのインク流路や記録ヘッドなどにおいて、インクの流通不良や吐出不良が生じうる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、インクカートリッジ内の気泡がインクと共に流出されることを抑制できる手段を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、インクカートリッジの孔を閉じる蓋体が円滑に開放される手段を提供することにある。
本発明は、インクを貯留するインク室内と外部とを連通する孔と、当該孔を閉じる蓋体であって上記インク室における上記孔付近に設けられたガイドに案内されて、当該孔を開放する第1位置と当該孔を閉塞する第2位置とに移動可能であり、かつ弾性部材により上記第2位置へ付勢された蓋体と、が設けられたインクカートリッジの蓋体が、カートリッジ装着部に設けられて重力方向と交差する方向へ延びる筒体の先端面が上記蓋体に当接して、上記弾性部材による付勢力に抗して上記蓋体を第1位置へ移動させることにより開放されて、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるインク供給装置に関する。上記筒体の先端面に、上記筒体の内壁における重力方向の上端より上側の第1領域のすべてに、上記蓋体と当接可能な第1当接面が配置されている。上記第1領域以外の第2領域に、上記蓋体と当接可能な第2当接面が配置されている。上記第2領域に、径方向に延出されて上記筒体の内部空間と外部とを連通する複数の通路が設けられている。上記筒体の軸線から上記通路が径方向に延出される方向は、水平方向より下方へ向いている。上記第2当接面は、上記第2領域における重力方向の最下部に配置されている。上記通路は、上記筒体の先端面における重力方向を中心線として線対称に配置されている
インクカートリッジは、インク室にインクを貯留する。インク室内のインクは、孔を通じて外部へ流出可能である。この孔は、蓋体により閉じられている。カートリッジ装着部は、インクカートリッジを収容可能な空間を有する。インクカートリッジがカートリッジ装着部に収容されると、カートリッジ装着部に設けられた筒体により蓋体が開放される。蓋体を開放した筒体は、その先端がインク室内へ進入する。
筒体は、カートリッジ装着部において重力方向と交差する方向へ延びている。筒体の先端面には、第1領域のすべてに第1当接面が配置され、かつ第2領域に第2当接面が配置されている。筒体の内壁における重力方向の上端を含む水平線を境界として、上側が第1領域であり、下側が第2領域である。第1当接面及び第2当接面は蓋体と当接する。第1当接面及び第2当接面が重力方向における上下に配置されることによって、筒体の先端が蓋体にバランスよく当接する。
筒体の先端面における第2領域には、通路が設けられている。この通路は、筒体の径方向に延出されて、筒体の内部空間と外部とを連通する。筒体の先端がインク室内へ進入すると、通路を通じてインク室のインクが筒体の内部空間へ流れ込む。そして、筒体の内部空間を通じて、インクジェット方式の記録ヘッドなどのインク消費装置へインク室内のインクが供給される。
通路は第2領域に設けられており、第1領域には無い。インク室内のインク中には、筒体が挿入される際に孔から進入した空気や、インクに溶存している空気、インク室の空気層の空気などによって気泡が生じることがある。この気泡は、通常はインク内を浮上するが、蓋体やその付近の部材などに付着して孔の付近に滞留することもある。通路が第1領域に無いことによって、筒体の上側からは内部空間へインクが流入しないので、筒体の上側に滞留した気泡がインクとともに筒体の内部空間へ進入することが防止される。
上記第2当接面は、上記第2領域における重力方向の最下部に配置されているので、第1当接面及び第2当接面が重力方向に対してバランスよく蓋体に当接する。
上記蓋体として、上記インク室における上記孔付近に設けられたガイドに案内されて、当該孔を開放する第1位置と当該孔を閉塞する第2位置とに移動可能であり、かつ弾性部材により上記第2位置へ付勢されたものがあげられる。そして、上記筒体は、その先端面が上記蓋体に当接して、上記弾性部材による付勢力に抗して上記蓋体を第1位置へ移動させる。
インク室の孔は、弾性部材によって第1位置へ付勢された蓋体によって閉塞されているが、孔に挿入された筒体が蓋体と当接して、付勢力に抗して蓋体をガイドに沿って第2位置へ移動させる。これにより、筒体の先端がインク室内へ進入する。筒体の先端面において、第1当接面及び第2当接面が蓋体と当接する。第1当接面及び第2当接面が重力方向における上下に配置されることによって、筒体の先端が蓋体にバランスよく当接して、蓋体を第2位置へ円滑に移動させる。
上記通路が複数設けられているので、筒体の内部空間へ流入するインクの流量を多くすることができる。また、インクの流量を少なくすることなく、各通路の大きさを小さくすることができるので、大きな気泡が筒体内へ進入することが防止される。さらに、仮に一部の通路がインク内の気泡やスラッジなどによって塞がれたとしても、残りの通路によって筒体へのインクの流出が確保される。
上記通路は、上記筒体の先端面における重力方向を中心線として線対称に配置されいてるので、インク室から筒体へのインクの流れが重力方向に対して均等になり、インク室において偏ったインクの滞留が生じず、円滑にインクが流出される。
このように本発明にかかるインク供給装置によれば、筒体の先端面において、第1領域のすべてに第1当接面が配置され、かつ第2領域に第2当接面が配置されているので、筒体の先端が蓋体にバランスよく当接する。これにより、筒体によって蓋体が円滑かつ確実に開放されるので、インクカートリッジがカートリッジ装着部へ収容されているにも拘わらずインクが流出されなかったり、筒体が破損されたりという接続不良が防止される。
また、筒体の先端面において、インク室から筒体の内部へインクが流入するための通路が第2領域に設けられ、第1領域には通路が無いので、孔の付近に滞留した気泡が筒体の上側から流入しない。これにより、筒体の上側に滞留した気泡がインクとともに筒体の内部空間へ進入することが防止される。
以下、適宜図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施の形態は本発明の一例にすぎず、本発明の要旨を変更しない範囲で、実施形態を適宜変更できることは言うまでもない。
[図面の説明]
図1は、インク供給装置200の外観構成を示す斜視図である。なお、図1には、インク供給装置200にインクカートリッジ100が装着された状態(装着状態)が示されている。図2は、インクカートリッジ100の外観構成を示す斜視図であり、(A)には、スライダ41が拡張位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が収縮位置にある状態が示されている。図3は、インクカートリッジ100の側面図であり、(A)には、スライダ41が拡張位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が収縮位置にある状態が示されている。図4は、図2(A)における切断線IV−IVにおけるインク供給バルブ90の内部構造を示す拡大断面図である。図5は、カートリッジ装着部202の構成を示す斜視図である。図6は、インクニードル209の外観構成を示す斜視図である。図7は、インクニードル209の先端面211を軸線212方向から視た正面図である。図8及び図9は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式図である。図8には、インクカートリッジ100の装着過程が示されており、図9には、インクカートリッジ100が装着された状態が示されている。図10は、切断線IV−IVにおいて、インクニードル209によりインク供給バルブ90が開放された状態を示す断面図である。
[インク供給装置200の概略構成]
以下に、インク供給装置200の概略構成が説明される。インク供給装置200は、例えばインクジェットプリンタなどのインクが消費される装置(以下、「インク消費装置」とも称される。)に適用される。インク供給装置200は、インク消費装置に一体に構成されていてもよい。例えば、インク消費装置の筐体に扉によって開閉可能な開口が設けられ、この開口を通じて、インク供給装置200が外部へ露出される。
インク供給装置200は、主としてインクカートリッジ100及びカートリッジ装着部202から構成されている。インクカートリッジ100はカートリッジ方式であり、カートリッジ装着部202に対して着脱可能である。インク供給装置200は、4種類のインクカートリッジ100が着脱可能に構成されている。各インクカートリッジ100には、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのうちのいずれかの色のインクが収容されている。インク供給装置200においてカートリッジ装着部202に装着された各インクカートリッジ100から、各々が収容する各インクがインクジェットプリンタの記録ヘッドなどへ供給される。
[インクカートリッジ100]
以下に、インクカートリッジ100の詳細な構成が説明される。図2及び図3に示されるように、インクカートリッジ100は、扁平形状の略六面体の外形、つまり扁平な直方体である。詳細には、インクカートリッジ100の外形は、幅方向(矢印31の方向)に対して細く、高さ方向(矢印32の方向)及び奥行き方向(矢印33の方向)に対して上記幅方向よりも長い略直方体形状である。このインクカートリッジ100は、図2及び図3に示された起立状態、つまり、図中の下側の面を底面とし、図中の上側の面を上面として、カートリッジ装着部202に対して矢印30で示される方向(以下「挿入方向30」と称する。)に挿入され、矢印29で示される方向(以下「脱抜方向29」と称する。)に脱抜される。なお、本明細書において、特に言及しない限りインクカートリッジ100の底面及び上面は、図2及び図3に示される起立状態におけるものを指す。また、挿入方向30に対して前側となるインクカートリッジ100の面が背面であり、後ろ側となるインクカートリッジ100の面が正面である。これら上面、底面、背面、正面は、インクカートリッジ100のみでなく、容器本体40においても同様に用いられる。
インクカートリッジ100は、大別して、インクが収容される容器本体40とスライダ41とを備えている。スライダ41は、容器本体40の背面部分46を覆う。スライダ41は、容器本体40に対して奥行き方向(矢印33の方向)へスライド可能であり、容器本体40の背面から離された拡張位置(図2(A)参照)と、容器本体40の背面に近づけられた収縮位置(図2(B)参照)との間でスライドされる。スライダ41が収縮位置となると、後述されるインク供給バルブ90がスライダ41から外部へ突出される。スライダ41が拡張位置となると、インク供給バルブ90がスライダ41内に没入される。スライダ41は、不図示のコイルバネに付勢されて、外力が付与されなければ第1位置に保持される。なお、スライダ41は、本発明において任意の構成である。
容器本体40は、中空の容器形状であり、その内部空間がインクを貯留するインク室102(図4参照)である。このインク室102には、所定のインクが注入されて貯留される。本発明において、インク室102は周知の構成が採用されうる。したがって、インク室102に、インク残量を検知するためのフロートが設けられたり、インク室102の空気層を大気圧とするための大気連通バルブやラビリンス構造が設けられたりしてもよい。これらの構成は、本発明に直接関係しないので、本明細書においては詳細な説明が省略される。
スライダ41は、容器本体40の背面部分46を収容可能な容器形状であり、扁平形状の外形をなす。スライダ41には、容器本体40の背面と対向する壁161における下側に開口178が形成されている。スライダ41が容器本体40に組み付けられた状態で、開口178の高さ位置は、インク供給バルブ90に対応する。開口178は、インク供給バルブ90が挿通可能な形状及びサイズである。スライダ41が収縮位置にあるときに、インク供給バルブ90のキャップ95が開口178から露出される。
図2から図4に示されるように、容器本体40の背面の下部に、インク供給バルブ90が設けられている。インク供給バルブ90は、容器本体40の背面に形成された開口92からインク室102に至るインク経路を開放又は閉塞する弁である。このインク供給バルブ90は、インク室102と連続するバルブ収容室54に配設されており、主として、バルブ本体97、コイルバネ96、シール部材93、キャップ95から構成されている。
開口92は、容器本体40の背面から円筒形状に突出した部分の先端に形成されている。開口92には、シール部材93を介在させてキャップ95が取り付けられている。このキャップ95は、シール部材93を開口92に液密に密着させている。キャップ95及びシール部材93には、その中心に各々貫通孔(不図示)が設けられている。これら各貫通孔は直線上に配置されて連通している。シール部材93及びキャップ95の各貫通孔によって、バルブ収容室54の内部と外部とを連通するインク供給口91が形成される。インク供給口91には、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着されたときに、管状のインクニードル209(図5参照)が挿入される。このインク供給口91が、本発明における孔に相当する。
バルブ本体97は、バルブ収容室54の内壁に案内されて、シール部材93から離反する第1位置と、シール部材93と密着する第2位置との間を移動可能である。バルブ収容室54は、インク室102の一部をなす円筒形状をなし、その半径方向がバルブ本体97の外形より若干大きく、軸線方向がバルブ本体97のスライドやコイルバネ96の収容に十分な長さである。バルブ本体97は、円筒形状であって、シール部材93と対向する側に当接壁94を有する。この当接壁94がシール部材93と密着すると、インク供給口91が閉塞される。バルブ本体97の周面とバルブ収容室54の内壁との間には、インクが流通できる程度の隙間が設けられている。このバルブ本体97が、本発明における蓋体に相当し、バルブ収容室54の内壁が、本発明におけるガイドに相当する。
コイルバネ96は、バルブ収容室54に収容されて、インク供給口91を閉塞する方向へバルブ本体97を付勢する。つまり、コイルバネ96は、バルブ本体97をシール部材93へ近づける方向へ付勢している。したがって、インク供給バルブ90は、外力が付与されなければ、第2位置のバルブ本体97がシール部材93に密着することによってインク供給口91を閉塞する。一方、インク供給口91に外側からインクニードル209が挿入されると、インクニードル209の先端がバルブ本体97の当接壁94と当接して、コイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97をシール部材93から離間させて第1位置に移動されるとともに、インク供給口91を、シール部材93とインクニードル209の外周面とにより液密に封止させる。そして、後述されるように、インク供給口91からシール部材93より内側へ進入したインクニードル209の先端へインク室102のインクが流れ込み、インクニードル209を通じてインクジェットプリンタの記録ヘッドなどのインク消費装置へインクが流出されうる。
[カートリッジ装着部202]
以下に、カートリッジ装着部202の詳細な構成が説明される。図5に示されるように、カートリッジ装着部202は、前面に開口207を有する概ね直方体形状の外形をなすフレーム204を主として形成されている。開口207に対して各インクカートリッジ100が挿抜され、開口207を通じてフレーム204の内部空間に各インクカートリッジ100がそれぞれ収容される。本実施形態において、カートリッジ装着部202は、各インクカートリッジ100に対応する1つの空間である。つまり、4つのカートリッジ装着部202が幅方向(図5における左右方向)に並んで配置されており、各カートリッジ装着部202に、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックの各色に対応する4つのインクカートリッジ100がそれぞれ収容可能である。なお、カートリッジ装着部202が並べられている幅方向は、インクカートリッジ100の挿入方向30と直交する水平方向である。
図5に示されるように、フレーム204には、内部空間を仕切り分ける3つのプレート223が設けられている。このプレート223によって仕切り分けられた4つの空間(カートリッジ装着部202)それぞれにインクカートリッジ100が収容される。プレート223は、フレーム204の奥面から前面側へ突出された薄板であり、その表裏面がフレーム204の内部空間において上下方向へ延出されている。各プレート223は、フレーム204の幅方向(図5における左右方向)に所定間隔で平行に配列されている。フレーム204の内面とプレート223との間、或いは隣り合う一対のプレート223の間は、その間に収容されるべきインクカートリッジ100の幅に対応されている。
フレーム204内の底面に、4つのガイド溝206が設けられている。各ガイド溝206は、フレーム204の内面とプレート223との間、或いは隣り合う一対のプレート223の間に設けられて、フレーム204の開口207から奥部に渡って直線形状に形成されている。フレーム204内の各カートリッジ装着部202に収容される各インクカートリッジ100は、各ガイド溝206に案内されて、フレーム204に対して所定の挿入方向で開口207から奥部へ挿入される。この挿入方向は、インクカートリッジ100の説明において前述された挿入方向30と一致する。
フレーム204内の奥面に、ジョイント208が設けられている。ジョイント208は、インクカートリッジ100のインク供給バルブ90に接続されて、インク室102のインクを導出するためのものである。したがって、ジョイント208は、各カートリッジ装着部202に収容される4つのインクカートリッジ100に対応して4つが設けられている。フレーム204には、その幅方向に4つのインクカートリッジ100が収容されるので、4つのジョイント208もフレーム204の幅方向に配列されており、各ジョイント208の高さ位置は、カートリッジ装着部202に収容されたインクカートリッジ100におけるインク供給バルブ90の高さ位置に対応されている。なお、図5においては、最も右側に配置されたジョイント208がフレーム204に隠れて現れていない。
各ジョイント208は、インクニードル209と保持部210とをそれぞれ有する。インクニードル209は、樹脂製の円筒形状の管であり、フレーム204内の奥面から前面へ向かって重力方向と交差するほぼ水平方向へ突出されている。このインクニードル209の先端は開口しており、その先端がインクカートリッジ100のインク供給バルブ90へ挿入されて、インク供給バルブ90が開放される。図には現れていないが、インクニードル209の基端は、フレーム204の背面側においてインクチューブに接続されており、このインクチューブはインク消費装置まで延出されている。インクニードル209の先端形状については後述される。このインクニードル209が、本発明における筒体に相当する。
保持部210は、フレーム204内の奥面に設けられて、インクニードル209の基端側を囲繞する円筒形状の部材である。インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着されると、インク供給バルブ90のキャップ95が保持部210に外側から嵌合されるとともに、インクニードル209がインク供給バルブ90のインク供給口91へ挿入される。
なお、フレーム204には、インクカートリッジ100の装着やインク残量を検出するための光センサ、カートリッジ装着部202に装着されたインクカートリッジ100をロックするロック機構などの周知の構成が設けられてもよい。これらの構成は、本発明に直接関係しないので詳細な説明が省略される。
[インクニードル209]
図5及び図6に示されるように、インクニードル209は、概ね円筒形状であり、その内部空間をインクが流通する。インクニードル209の先端面211は、インクニードル209の軸線212と直交する平面であり、概ね円環形状である。この先端面211に、インク供給バルブ90のバルブ本体97における当接壁94と当接しうる第1当接面213及び第2当接面214と、インク室102から流出するインクが通過するインク通路215,216が配置されている。第1当接面213及び第2当接面214は、先端面211の一部をなしている。インク通路215,216は、先端面211の一定の領域が軸線212方向へ凹欠されて先端面211の半径方向に延出されており、先端面211においてインクニードル209の内部空間と外部空間とを連通する通路をなしている。インクニードル209の内部空間は、内壁218に囲繞されて形成されている。
図6及び図7に示されるように、第1当接面213と第2当接面214とは、先端面211において重力方向の上下方向に配置されている。この重力方向は、矢印217(以下、重力方向217と称される。)で示される方向である。また、図7に示されるように、インクニードル209の先端面211を軸線212方向から視たときに、インクニードル209の内壁208における重力方向217の上端219を含む水平方向の境界線220より上側となる先端面211の領域を第1領域とし、境界線220より下側の領域を第2領域とする。また、先端面211の中心(軸線212)を含んで重力方向217へ延びる線を中心線221とする
第1当接面213は、前述された第1領域をすべて含み、さらに第2領域の一部をも含む。第2当接面214は、第2領域の一部であり、先端面211における重力方向217の最下部に配置されている。また、第1当接面213及び第2当接面214は、いずれも中心線221上に位置しており、かつ中心線221に対して左右対称な形状である。つまり、第1当接面213において半径方向へ延びる2つの端縁225,226は、中心線221に対して対称な位置にあり、第2当接面214において半径方向へ延びる2つの端縁227,228は、中心線221に対して対称な位置にある。
インク通路215,216は、先端面211において半径方向に延出されている。インク通路215は、端縁225,227から軸線212方向へ延びる面により区画されており、インク通路216は、端縁226,228から軸線212方向へ延びる面により区画されている。各インク通路215,216は、第2領域において中心線221に対して対称に配置されている。また、インク通路215,216がインクニードル209の内部空間から外部へ延出されている方向は、図7において線229,230によりそれぞれ示されており、いずれも水平より下方へ向いている。
[インク供給バルブ90とインクニードル209との接続]
以下に、カートリッジ装着部202に対してインクカートリッジ100を着脱する動作が説明される。インクカートリッジ100の装着に際しては、図8に示されるように、インクカートリッジ100を背面側から、つまりスライダ41側から、フレーム204の開口207を通じてカートリッジ装着部202へ挿入する。インクカートリッジ100の挿入方向30は水平方向である。インクカートリッジ100の底面は、フレーム204に形成されたガイド溝206に嵌り込み、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202へ押し込むと、ガイド溝206によってインクカートリッジ100がカートリッジ装着部202の奧へ直線的に案内される。
さらに、インクカートリッジ100をカートリッジ装着部202の奥へ押し込むと、スライダ41の後壁161がカートリッジ装着部202の奥面に当接する。スライダ41がカートリッジ装着部202の奥面に当接してから、さらにインクカートリッジ100をカートリッジ装着部202の奧へ押し込むと、容器本体40がスライダ41に対して相対移動しながらカートリッジ装着部202へ押し込まれ、その結果、第1位置のスライダ41が第2位置へスライドされる。
図9及び図10に示されるように、容器本体40の移動に伴って、スライダ41の開口178からインク供給バルブ90のキャップ95が露出されてジョイント208の保持部210と嵌合し、かつ、コイルバネ96の付勢力に抗してインク供給バルブ90にインクニードル209が挿入される。
インク供給バルブ90のインク供給口91に挿入されたインクニードル209は、その外周面においてシール部材93と液密を維持する。また、インクニードル209の先端面211がバルブ本体97の当接壁94に到達して、第1当接面213及び第2当接面214が当接壁94と当接する。第2位置のバルブ本体97において、当接壁94はシール部材93と密着したほぼ鉛直な面であり、先端面211もほぼ鉛直な面である。また、インクカートリッジ100の挿入方向30は水平方向である。したがって、第2位置のバルブ本体97における当接壁94に対して、第1当接面213及び第2当接面214がほぼ同時に当接する。
そして、インクカートリッジ100の挿入に伴って、第1当接面213及び第2当接面214が当接壁213をコイルバネ96の付勢力に抗してバルブ本体97を第2位置から第1位置へ移動させる。このバルブ本体97の移動は、バルブ収容室54の内壁に案内されるが、第1当接面213及び第2当接面214が重力方向217の上下に配置され、かつ中心線221に対して対称なので、コイルバネ96の付勢力を受けたバルブ本体97は、その移動過程において、第1当接面213及び第2当接面214により安定して支持される。そして、バルブ本体97の当接壁214が鉛直なままで安定して移動されると、バルブ本体97とバルブ収容室54との摺動抵抗は小さい。
図10に示されるように、バルブ本体97が第1位置へ移動されると、インクニードル209の先端面211が完全にインク供給バルブ90の内部へ進入して、インク供給バルブ90が開放される。インク供給バルブ90の内部へ進入した先端面211においては、コイルバネ96の付勢力により第1当接面213及び第2当接面214は当接壁214と当接した状態を維持する。
先端面211には、インク通路215,126が設けられているので、第1当接面213及び第2当接面214が当接壁214と当接した状態において、インク室102からバルブ収容室54へ流入したインクは、インク通路215,216を通じてインクニードル209の内部空間へ流入し、さらにインクチューブを通じて、インク消費装置へ導かれる。
カートリッジ装着部202に装着されたインクカートリッジ100は、装着前の保管時や、装着の際の取り扱いなどにおいて様々な姿勢にされており、バルブ収容室54がインク室102の空気層に曝されることもある。そうすると、その後にインクカートリッジ100が装着姿勢にされてバルブ収容室54がインク室102のインク内に埋没したとしても、バルブ収容室54の内部に気泡が滞留することがある。このような気泡は、例えば、バルブ収容室54の上面付近やコイルバネ96に滞留する。
前述されたように、インク通路215,216は、先端面211における第2領域に配置されているから、装着状態においてインクニードル209の下側にあり、インク通路215,216の延出方向(線229,230)はいずれも水平より下方を向いている。したがって、インク室102内のインクは、インク供給バルブ90内において、インクニードル209の下側からインク通路215,216へ流入し、インクニードル209の上側からは内部空間へ流入することがない。これにより、筒体の上側においてインク供給バルブ90内に滞留した気泡が、インクと共にインクニードル209の内部空間へ進入するには、浮力に反してインクニードル209の下側まで回り込む必要があるので、気泡がインクニードル209の内部空間に進入し難い。
[本実施形態の作用効果]
前述されたインク供給装置200によれば、インクニードル209の先端面211において、第1領域のすべてを含んで第1当接面213が配置され、かつ第2領域に第2当接面214が配置されているので、先端面211がバルブ本体97の当接壁94にバランスよく当接する。これにより、インクニードル209によってバルブ本体97が安定姿勢で確実に移動されるので、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202へ収容されているにも拘わらずインク室102からインクが流出されなかったり、インクニードル209が破損されたりという接続不良が防止される。
また、インクニードル209の先端面211において、インク通路215,216が第2領域に設けられ、第1領域にはインク通路215,216が無いので、インク供給バルブ90内に滞留した気泡がインクニードル209の上側から流入しない。これにより、インクニードル209の上側に滞留した気泡がインクとともにインクニードル209の内部空間へ進入することが防止される。
また、第2当接面214が、先端面211の第2領域における重力方向217の最下部に配置されることにより、第1当接面213及び第2当接面214が重力方向217に対してバランスよくバルブ本体97の当接壁94に当接する。
また、インク通路215,216が複数設けられているので、インクニードル209の内部空間へ流入するインクの流量を多くすることができる。また、インクの流量を少なくすることなく、各インク通路215,216の大きさ、例えば端縁225,227により区画される幅や端縁226,228により区画される幅を小さくできるので、大きな気泡がインクニードル209の内部空間へ進入することが防止される。さらに、仮にインク通路215,216のいずれか一方が気泡やスラッジなどによって塞がれたとしても、残りの他方によってインクニードル209へのインクの流出が確保される。なお、本実施形態では、2つのインク通路215,216が設けられた態様が示されているが、本発明における複数の通路が2つに限定されないことは言うまでもない。
また、インク通路215,216は、インクニードル209の先端面211における中心線221に対して線対称に配置されているので、インク室102からインクニードル209へのインクの流れが重力方向217に対して均等になり、インク室102において偏ったインクの滞留が生じず、円滑にインクが流出される。
また、インク通路215,216が中心線221に対して線対称に配置されることにより、第1当接面213及び第2当接面214も中心線221に対して線対称となる。これにより、第1当接面213及び第2当接面214が水平方向に対してもバランスよくバルブ本体97の当接壁94に当接する。
なお、本実施形態においては、インクカートリッジ100のインク室102を外部と連通するインク流通口91がインク供給バルブ90により開閉される態様が示されているが、本発明におけるインクカートリッジの孔を閉じる蓋体を実現する構成は、バルブやボールシールなどに限定されず、例えば、蓋体としてのフィルムが孔をシールすることにより孔を閉塞し、筒体の先端面がフィルムに当接して破断することにより孔が開放される構成などが採用されてもよい。
図1は、インク供給装置200の外観構成を示す斜視図である。 図2は、インクカートリッジ100の外観構成を示す斜視図であり、(A)には、スライダ41が拡張位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が収縮位置にある状態が示されている。 図3は、インクカートリッジ100の側面図であり、(A)には、スライダ41が拡張位置にある状態が示されており、(B)には、スライダ41が収縮位置にある状態が示されている。 図4は、図2(A)における切断線IV−IVにおけるインク供給バルブ90の内部構造を示す拡大断面図である。 図5は、カートリッジ装着部202の構成を示す斜視図である。 図6は、インクニードル209の外観構成を示す斜視図である。 図7は、インクニードル209の先端面211を軸線212方向から視た正面図である。 図8は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着される過程を示す模式図である。 図9は、インクカートリッジ100がカートリッジ装着部202に装着された状態を示す模式図である。 図10は、切断線IV−IVにおいて、インク供給バルブ90が開放された状態を示す断面図である。
40・・・容器本体
91・・・インク供給口(孔)
94・・・バルブ収容室(ガイド)
96・・・コイルバネ(弾性部材)
97・・・バルブ本体(蓋体)
100・・・インクカートリッジ
102・・・インク室
200・・・インク供給装置
202・・・カートリッジ装着部
209・・・インクニードル(筒体)
211・・・先端面
213・・・第1当接面
214・・・第2当接面
215,216・・・インク通路(通路)
217・・・重力方向
218・・・内壁
219・・・上端
221・・・中心線

Claims (1)

  1. インクを貯留するインク室内と外部とを連通する孔と、当該孔を閉じる蓋体であって上記インク室における上記孔付近に設けられたガイドに案内されて、当該孔を開放する第1位置と当該孔を閉塞する第2位置とに移動可能であり、かつ弾性部材により上記第2位置へ付勢された蓋体と、が設けられたインクカートリッジの蓋体が、カートリッジ装着部に設けられて重力方向と交差する方向へ延びる筒体の先端面が上記蓋体に当接して、上記弾性部材による付勢力に抗して上記蓋体を第1位置へ移動させることにより開放されて、インクカートリッジがカートリッジ装着部に装着されるインク供給装置であって、
    上記筒体の先端面に、
    上記筒体の内壁における重力方向の上端より上側の第1領域のすべてに、上記蓋体と当接可能な第1当接面が配置され、
    上記第1領域以外の第2領域に、上記蓋体と当接可能な第2当接面が配置され、
    上記第2領域に、径方向に延出されて上記筒体の内部空間と外部とを連通する複数の通路が設けられており、
    上記筒体の軸線から上記通路が径方向に延出される方向は、水平方向より下方へ向いており、
    上記第2当接面は、上記第2領域における重力方向の最下部に配置されており、
    上記通路は、上記筒体の先端面における重力方向を中心線として線対称に配置されたものであるインク供給装置。
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