JP2979738B2 - インクジェットプリンタのキャッピング装置 - Google Patents
インクジェットプリンタのキャッピング装置Info
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- JP2979738B2 JP2979738B2 JP16034591A JP16034591A JP2979738B2 JP 2979738 B2 JP2979738 B2 JP 2979738B2 JP 16034591 A JP16034591 A JP 16034591A JP 16034591 A JP16034591 A JP 16034591A JP 2979738 B2 JP2979738 B2 JP 2979738B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タのキャッピング装置に関する。
タのキャッピング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェットプリンタのキャッ
ピング装置は、特開平1−125239号公報に開示さ
れたように図9に示すように構成されていた。22は、
印字幅方向に移動するキャリッジであり、キャリッジ2
2には、プリントヘッド18とカートリッジ20を搭載
している。プリントヘッド18が、キャリッジとともに
キャップをする位置の方向(図中右方向)へ移動するに
連れて、カートリッジ22にあるペン支持体46がそり
14の腕48に接触して、キャップアセンブリ38のキ
ャップ50と整列させるのでキャップ50がオリフィス
板のペンのオリフィスの回りを覆うようになる。オリフ
ィス板は、プリントヘッド18の一部であり、その寸法
が小さいため、ここに描いた図面の尺度では見ることが
難しい。
ピング装置は、特開平1−125239号公報に開示さ
れたように図9に示すように構成されていた。22は、
印字幅方向に移動するキャリッジであり、キャリッジ2
2には、プリントヘッド18とカートリッジ20を搭載
している。プリントヘッド18が、キャリッジとともに
キャップをする位置の方向(図中右方向)へ移動するに
連れて、カートリッジ22にあるペン支持体46がそり
14の腕48に接触して、キャップアセンブリ38のキ
ャップ50と整列させるのでキャップ50がオリフィス
板のペンのオリフィスの回りを覆うようになる。オリフ
ィス板は、プリントヘッド18の一部であり、その寸法
が小さいため、ここに描いた図面の尺度では見ることが
難しい。
【0003】ペン支持体46が腕48をさらに図の右方
向へ移動させると、そり14が同時に斜面52を登り、
キャップ50をプリントヘッド13のオリフィス板の周
囲に対して押し上げ、オリフィスを大気からシールす
る。
向へ移動させると、そり14が同時に斜面52を登り、
キャップ50をプリントヘッド13のオリフィス板の周
囲に対して押し上げ、オリフィスを大気からシールす
る。
【0004】そり14がその斜面52を登るにつれて、
ペンキャッチャ54がプリントヘッドのスロット56と
係合する。プリントヘッド18がその後サービスステー
ションを去るとき、ペンキャッチャ54はそり14が、
その不動作位置まで確実に戻るように構成されていた。
ペンキャッチャ54がプリントヘッドのスロット56と
係合する。プリントヘッド18がその後サービスステー
ションを去るとき、ペンキャッチャ54はそり14が、
その不動作位置まで確実に戻るように構成されていた。
【0005】また、別のインクジェットプリンタのキャ
ッピング装置としては、特開昭59−103762公報
に開示されたように図10に示す構成をとっていた。1
01が印字ヘッドであり、その両脇に印字ヘッドを支持
保護するカバー102a,102b、が装置されてい
る。それらは、モーターなどの駆動手段(図示せず)に
よってガイドレール103a、103bに沿ってプラテ
ン106に平行に移動するキャリッジ104に載荷され
ている。印字ヘッド101が非記録時状態においては、
印字ヘッド101は、図に示した位置であるホームポジ
ションにある。その位置に置いて逆L字形のキャップ本
体107が設置されており、L字の腕にはゴムなどの弾
性材料で形成されたキャップ部材108が装置されてい
る。そして、キャップ本体107の回転中心にある軸1
13に連結された連結板114により不動の位置にある
第1のピン115と、キャップ本体107の回転にとも
なって弧を描いて移動する第2のピン116を両端に取
り付けられたバネ110によって紙面から見て右回りの
モーメントの力で印字ヘッド101の先端のノズル面1
09に所定の圧力で圧接されている。次に印字ヘッド1
01が印字を行なうときの図を図7に示す。キャリッジ
104に設けられている爪111は、キャップ本体10
7のアーム112の先端に接触されているのでキャリッ
ジ112の移動にともなってキャップ本体107を左ま
わりに回転させる。その結果、キャップ部材108は、
ノズル面109より離れるが、キャップ本体107の回
りには、バネ110によって右回りのモーメントの力に
より抵抗力が生ずる。しかし、図11に示す状態では、
第1のピン115と第2のピン116を結ぶ線上に回転
軸113があるため、キャップ本体107に生ずるモー
メントの力は零の中立状態となる。その後、キャップ本
体107をそのまま回転させると、それ以後は、左回り
のモーメントの力が生ずるのでキャップ本体107に設
置されている爪111から離れても回転を続ける。そし
て第1のピン115の回転半径内に設置されているスト
ッパ117にキャップ本体107が接触してキャップ本
体117の回転は停止するように構成されていた。
ッピング装置としては、特開昭59−103762公報
に開示されたように図10に示す構成をとっていた。1
01が印字ヘッドであり、その両脇に印字ヘッドを支持
保護するカバー102a,102b、が装置されてい
る。それらは、モーターなどの駆動手段(図示せず)に
よってガイドレール103a、103bに沿ってプラテ
ン106に平行に移動するキャリッジ104に載荷され
ている。印字ヘッド101が非記録時状態においては、
印字ヘッド101は、図に示した位置であるホームポジ
ションにある。その位置に置いて逆L字形のキャップ本
体107が設置されており、L字の腕にはゴムなどの弾
性材料で形成されたキャップ部材108が装置されてい
る。そして、キャップ本体107の回転中心にある軸1
13に連結された連結板114により不動の位置にある
第1のピン115と、キャップ本体107の回転にとも
なって弧を描いて移動する第2のピン116を両端に取
り付けられたバネ110によって紙面から見て右回りの
モーメントの力で印字ヘッド101の先端のノズル面1
09に所定の圧力で圧接されている。次に印字ヘッド1
01が印字を行なうときの図を図7に示す。キャリッジ
104に設けられている爪111は、キャップ本体10
7のアーム112の先端に接触されているのでキャリッ
ジ112の移動にともなってキャップ本体107を左ま
わりに回転させる。その結果、キャップ部材108は、
ノズル面109より離れるが、キャップ本体107の回
りには、バネ110によって右回りのモーメントの力に
より抵抗力が生ずる。しかし、図11に示す状態では、
第1のピン115と第2のピン116を結ぶ線上に回転
軸113があるため、キャップ本体107に生ずるモー
メントの力は零の中立状態となる。その後、キャップ本
体107をそのまま回転させると、それ以後は、左回り
のモーメントの力が生ずるのでキャップ本体107に設
置されている爪111から離れても回転を続ける。そし
て第1のピン115の回転半径内に設置されているスト
ッパ117にキャップ本体107が接触してキャップ本
体117の回転は停止するように構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の第1の
従来技術では、オリフィス板をシールするシール力をキ
ャップ自体の弾性変形に頼っているため、キャップが比
較的小さい場合においてはこの方法でも所定の目的を達
成できるものの、キャップが大型の時やキャップ力を微
妙にコントロールしなければならないときには安定した
キャッピングができないという問題点を有する。さら
に、封筒などの厚紙に印字する際に、プラテンからキャ
リッジと共にヘッド自体を遠ざけてしまうように構成さ
れたインクジェットプリンタにおいては、もはやキャッ
プ自体の変形では安定したシールを得ることはできない
という問題点を有する。
従来技術では、オリフィス板をシールするシール力をキ
ャップ自体の弾性変形に頼っているため、キャップが比
較的小さい場合においてはこの方法でも所定の目的を達
成できるものの、キャップが大型の時やキャップ力を微
妙にコントロールしなければならないときには安定した
キャッピングができないという問題点を有する。さら
に、封筒などの厚紙に印字する際に、プラテンからキャ
リッジと共にヘッド自体を遠ざけてしまうように構成さ
れたインクジェットプリンタにおいては、もはやキャッ
プ自体の変形では安定したシールを得ることはできない
という問題点を有する。
【0007】また第2の従来技術においてもキャップの
シール力は、引っ張りコイルバネによって得られるため
安定しているが、キャップ本体の回転中心からキャップ
までの距離とキャリッジとの係合部までとの距離が異な
っている。そのため、キャップするときにキャップとノ
ズル面との間に相対速度が発生してしまう。その時、弾
性部材であるキャップに不必要な変形が発生することに
よるシール不良が起きるという問題点を有する。
シール力は、引っ張りコイルバネによって得られるため
安定しているが、キャップ本体の回転中心からキャップ
までの距離とキャリッジとの係合部までとの距離が異な
っている。そのため、キャップするときにキャップとノ
ズル面との間に相対速度が発生してしまう。その時、弾
性部材であるキャップに不必要な変形が発生することに
よるシール不良が起きるという問題点を有する。
【0008】そこで本発明は、このような問題点を解決
するもので、その目的とするところは、キャップ動作の
駆動力は、キャリッジの動きから得るようにしたキャッ
ピング装置であって、キャップの形状によらず、またキ
ャップとノズルとの位置が変化するようなインクジェッ
トプリンタプリンタにおいても安定したキャッピング手
段を提供するところにある。
するもので、その目的とするところは、キャップ動作の
駆動力は、キャリッジの動きから得るようにしたキャッ
ピング装置であって、キャップの形状によらず、またキ
ャップとノズルとの位置が変化するようなインクジェッ
トプリンタプリンタにおいても安定したキャッピング手
段を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によるインクジェ
ットプリンタのキャッピング装置は、インクを吐出する
印字ヘッドを紙幅方向に移動させるキャリッジと、印字
ヘッドの吐出面を覆い、かつ弾性材料からなるキャップ
部材と、キャップ部材を固定するキャップ固定部材と、
キャップ固定部材をキャリッジの移動方向に対して揺動
自在に支持するとともに、印字ヘッドに対向する方向へ
移動可能なガイド部材とにより支持されたキャップ支持
レバーと、キャップ支持レバーを介してキャップを印字
ヘッドに押圧するキャップ付勢部材とを有し、キャリッ
ジの移動に伴いキャップ支持レバーが連動することによ
りキャップの開閉を行う一方、キャップの開閉動作時に
キャップ支持レバーの揺動中心が移動するインクジェッ
トプリンタのキャッピング装置であって、キャップ固定
部材とキャップ支持レバーとを連結するキャップ調心部
材は、キャップ固定部材の略中央に配設された回動中心
によりキャップ付勢部材の付勢力をキャップ部材に伝達
するものである。また、キャップ調心部材は、半球状の
凸部を備える一方、キャップ固定部材は、半球状の凸部
よりも若干半径の半球状の凹部を備えた上、半球状の凸
部と、半球状の凹部とが嵌合したものである。さらに、
キャップ部材を印字ヘッドに封止した状態で、キャップ
支持レバーが、その揺動中心に対して非印字領域側へ傾
斜したものである。
ットプリンタのキャッピング装置は、インクを吐出する
印字ヘッドを紙幅方向に移動させるキャリッジと、印字
ヘッドの吐出面を覆い、かつ弾性材料からなるキャップ
部材と、キャップ部材を固定するキャップ固定部材と、
キャップ固定部材をキャリッジの移動方向に対して揺動
自在に支持するとともに、印字ヘッドに対向する方向へ
移動可能なガイド部材とにより支持されたキャップ支持
レバーと、キャップ支持レバーを介してキャップを印字
ヘッドに押圧するキャップ付勢部材とを有し、キャリッ
ジの移動に伴いキャップ支持レバーが連動することによ
りキャップの開閉を行う一方、キャップの開閉動作時に
キャップ支持レバーの揺動中心が移動するインクジェッ
トプリンタのキャッピング装置であって、キャップ固定
部材とキャップ支持レバーとを連結するキャップ調心部
材は、キャップ固定部材の略中央に配設された回動中心
によりキャップ付勢部材の付勢力をキャップ部材に伝達
するものである。また、キャップ調心部材は、半球状の
凸部を備える一方、キャップ固定部材は、半球状の凸部
よりも若干半径の半球状の凹部を備えた上、半球状の凸
部と、半球状の凹部とが嵌合したものである。さらに、
キャップ部材を印字ヘッドに封止した状態で、キャップ
支持レバーが、その揺動中心に対して非印字領域側へ傾
斜したものである。
【0010】
【作用】本発明の上記構成によれば、キャップのシール
力をキャップバネによりコントロールすることができる
とともに、キャップ面とノズル面との間に相対速度が発
生することがないため常に安定したキャップ動作が可能
となる。さらに、キャップ調心部材とキャップ固定部材
は、キャップの概ね中央に配置された1点によってキャ
ップバネの押圧力をキャップに与えるため、キャップと
印字ヘッドの姿勢にずれが生じた場合にもキャップは、
印字ヘッドの面に合うように姿勢を変化させることがで
きるため常に安定したキャップが可能となる。
力をキャップバネによりコントロールすることができる
とともに、キャップ面とノズル面との間に相対速度が発
生することがないため常に安定したキャップ動作が可能
となる。さらに、キャップ調心部材とキャップ固定部材
は、キャップの概ね中央に配置された1点によってキャ
ップバネの押圧力をキャップに与えるため、キャップと
印字ヘッドの姿勢にずれが生じた場合にもキャップは、
印字ヘッドの面に合うように姿勢を変化させることがで
きるため常に安定したキャップが可能となる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明
する。
する。
【0012】図1は、本発明の一実施例を示す平面図で
ある。図中Pは、用紙である。1は、用紙Pを巻き付け
て用紙Pを搬送するためのプラテンである。このプラテ
ン1に対向してキャリッジガイド2に案内され、プラテ
ン1の軸方向に移動するキャリッジ3がある。このキャ
リッジ3上には、印字ヘッド4が搭載されている。図
は、キャリッジ3がホームポジションにある状態を示し
ており、この状態においては、印字ヘッド4のノズル部
の乾燥を防止するために弾性材料からなるキャップ5が
ノズルを覆うことによってノズル部を湿潤状態に保つよ
うに構成されている。このキャップ5は、チューブ6を
介し図示しないヘッド回復手段に接続されており、印字
ヘッド4にインクの吐出不良が発生したときノズルから
インクをポンプにより吸引することによって吐出不良を
回復するように構成されている。
ある。図中Pは、用紙である。1は、用紙Pを巻き付け
て用紙Pを搬送するためのプラテンである。このプラテ
ン1に対向してキャリッジガイド2に案内され、プラテ
ン1の軸方向に移動するキャリッジ3がある。このキャ
リッジ3上には、印字ヘッド4が搭載されている。図
は、キャリッジ3がホームポジションにある状態を示し
ており、この状態においては、印字ヘッド4のノズル部
の乾燥を防止するために弾性材料からなるキャップ5が
ノズルを覆うことによってノズル部を湿潤状態に保つよ
うに構成されている。このキャップ5は、チューブ6を
介し図示しないヘッド回復手段に接続されており、印字
ヘッド4にインクの吐出不良が発生したときノズルから
インクをポンプにより吸引することによって吐出不良を
回復するように構成されている。
【0013】図2に、図1に示したキャップ構成で、キ
ャリッジ3が印字状態にありキャップ5が開いている状
態を示す。このキャップ構造は、キャリッジ3が、図の
左側から右側に向かって走り、ホームポジションへ来た
とき(図1の状態)キャップされるように構成されてい
る。キャップ5は、キャップ固定部材7に固定されてお
り、キャップ支持レバー8は、キャリッジ3の動きと連
動してキャップ5が動くように構成されている。
ャリッジ3が印字状態にありキャップ5が開いている状
態を示す。このキャップ構造は、キャリッジ3が、図の
左側から右側に向かって走り、ホームポジションへ来た
とき(図1の状態)キャップされるように構成されてい
る。キャップ5は、キャップ固定部材7に固定されてお
り、キャップ支持レバー8は、キャリッジ3の動きと連
動してキャップ5が動くように構成されている。
【0014】このキャップ支持レバー8とキャップ固定
部材7との間には、キャップ5を常に印字ヘッド4に対
し最適な状態でキャップ5のシール面が接するようにキ
ャップ調心部材14がある。このキャップ調心部材14
には、そのホームポジション側に腕14aがある。この
腕14aは、キャリッジ3が図2の左側からホームポジ
ションへ向かって動くとき、キャリッジ3上に付設され
た凸部3aにより打たれ、それと共に動くように構成さ
れていう。そのとき、キャップ調心部材14に支持され
たキャップ5及びキャップ支持レバー8が、それに連れ
て動き図1の状態でキャップを完了する。
部材7との間には、キャップ5を常に印字ヘッド4に対
し最適な状態でキャップ5のシール面が接するようにキ
ャップ調心部材14がある。このキャップ調心部材14
には、そのホームポジション側に腕14aがある。この
腕14aは、キャリッジ3が図2の左側からホームポジ
ションへ向かって動くとき、キャリッジ3上に付設され
た凸部3aにより打たれ、それと共に動くように構成さ
れていう。そのとき、キャップ調心部材14に支持され
たキャップ5及びキャップ支持レバー8が、それに連れ
て動き図1の状態でキャップを完了する。
【0015】キャップ支持レバー8の、キャップ調心部
材14を揺動可能に支持する穴8aの他端には、ピン8
bが付設されている。またピン8bの近傍にはバネ掛け
があり、固定されたバネ掛け10との間に、引っ張りコ
イルバネであるところのキャップバネ11が掛けられて
いる。これによってキャップ支持レバー8は、固定され
たU溝9に沿って常に上方に引き上げられた状態で、ピ
ン8bを中心として回転可能に支持されている。さらに
キャップ支持レバー8には、バネ掛け8cが付設されて
おり、固定されたバネ掛け12との間に掛けられたリタ
ーンバネ13により反時計方向にひかれ、図示したよう
に常に印字ヘッド4とキャップ5との間に隙間を開けた
状態で保持されている。
材14を揺動可能に支持する穴8aの他端には、ピン8
bが付設されている。またピン8bの近傍にはバネ掛け
があり、固定されたバネ掛け10との間に、引っ張りコ
イルバネであるところのキャップバネ11が掛けられて
いる。これによってキャップ支持レバー8は、固定され
たU溝9に沿って常に上方に引き上げられた状態で、ピ
ン8bを中心として回転可能に支持されている。さらに
キャップ支持レバー8には、バネ掛け8cが付設されて
おり、固定されたバネ掛け12との間に掛けられたリタ
ーンバネ13により反時計方向にひかれ、図示したよう
に常に印字ヘッド4とキャップ5との間に隙間を開けた
状態で保持されている。
【0016】次に、キャップ調心部材14の構成につい
て説明する。図3は、キャップ調心部材14からキャッ
プ固定部材7をはずした状態を示す斜視図である。キャ
ップ固定部材7の両側面には、ピン7aがあり、底面
(図中上面)には、半球状の凹部7bがある。一方、キ
ャップ調心部材14の両側面には、トラック形状の穴1
4cがあり、底面には、半球状の凸部14bがある。こ
の半球状の凸部14bの半径は、さきほどの半球状の凹
部7bの半径よりもわずかに小さく設計されている。こ
のため、図に矢印で示したように勘合されたとき、半球
状の凸部14bと半球状の凹部7bとは、その面のある
1点で接することになる。
て説明する。図3は、キャップ調心部材14からキャッ
プ固定部材7をはずした状態を示す斜視図である。キャ
ップ固定部材7の両側面には、ピン7aがあり、底面
(図中上面)には、半球状の凹部7bがある。一方、キ
ャップ調心部材14の両側面には、トラック形状の穴1
4cがあり、底面には、半球状の凸部14bがある。こ
の半球状の凸部14bの半径は、さきほどの半球状の凹
部7bの半径よりもわずかに小さく設計されている。こ
のため、図に矢印で示したように勘合されたとき、半球
状の凸部14bと半球状の凹部7bとは、その面のある
1点で接することになる。
【0017】また、トラック形状の穴14cは、図4に
示すような形状をしている。キャップ固定部材7が勘合
している状態を破線で示しているが、キャップ固定部材
7は、図4の回転方向(図中矢印A方向)ばかりでな
く、上下方向(図中矢印B方向)に姿勢を変えることが
可能である。そのためキャップ固定部材7とヘッドのシ
ール面とが3次元的に位置ずれを生じた場合において
も、キャップ固定部材7は、キャップ5と共にヘッドの
シール面にならって姿勢を変え、常に安定したキャッピ
ングが実現できる。
示すような形状をしている。キャップ固定部材7が勘合
している状態を破線で示しているが、キャップ固定部材
7は、図4の回転方向(図中矢印A方向)ばかりでな
く、上下方向(図中矢印B方向)に姿勢を変えることが
可能である。そのためキャップ固定部材7とヘッドのシ
ール面とが3次元的に位置ずれを生じた場合において
も、キャップ固定部材7は、キャップ5と共にヘッドの
シール面にならって姿勢を変え、常に安定したキャッピ
ングが実現できる。
【0018】図3において、キャップ調心部材14のト
ラック形状をした穴14cのすぐ下方の両側面には、キ
ャップ支持レバー8と結合するピン14dがある。ま
た、ピン14dの右側には、同形状をしたピン14eが
ある。このピン14eは、キャップ調心部材14がキャ
リッジ3によってホームポジションへ動かされるとき、
その姿勢を制限するものである。
ラック形状をした穴14cのすぐ下方の両側面には、キ
ャップ支持レバー8と結合するピン14dがある。ま
た、ピン14dの右側には、同形状をしたピン14eが
ある。このピン14eは、キャップ調心部材14がキャ
リッジ3によってホームポジションへ動かされるとき、
その姿勢を制限するものである。
【0019】いま、ピン14dに結合しているキャップ
支持レバー8を、ピン14eに平行移動した状態を図5
に点線で示す。仮想的なキャップ支持レバー18の回転
中心を18aとすると、ピン14eの動きを制限する規
制部材15は、概ね18aを中心とする円弧15aで形
成される。この円弧15aは、キャップ5がヘッド4の
シール面に接するまでキャップ調心部材14の姿勢を制
限するものであって、その後は、キャリッジの移動方向
に平行な面15bで形成されている。
支持レバー8を、ピン14eに平行移動した状態を図5
に点線で示す。仮想的なキャップ支持レバー18の回転
中心を18aとすると、ピン14eの動きを制限する規
制部材15は、概ね18aを中心とする円弧15aで形
成される。この円弧15aは、キャップ5がヘッド4の
シール面に接するまでキャップ調心部材14の姿勢を制
限するものであって、その後は、キャリッジの移動方向
に平行な面15bで形成されている。
【0020】この面15bは、図6に示すようにキャッ
プが完了した状態においては、キャップ5に不必要な力
を加えないようにピン14eから離れているのが望まし
い。以上の構成を側面からみた図を図7に示す。キャッ
プ支持レバー8は、その両側に設けられたU溝9にピン
8dによって接している。キャップバネ11は、U溝9
のほぼ中央に付設されたバネ掛け8bと固定のバネ掛け
10(図では省略)の間に掛けられており、常に図の上
方へキャップ支持レバー8を引き上げている。このバネ
掛け8bの位置は、キャップ支持レバー8に不要なモー
メントがかからないようにピン8dの中央が望ましい。
またバネ掛け8cの位置もキャップ支持レバー8がスム
ーズに回転するようにU溝9の中央付近に付設するのが
望ましい。キャップ支持レバー8のピン8dの反対側の
端には穴8aがあり、その穴8aには、キャップ調心部
材14のピン14dが勘合している。さらにキャップ調
心部材14には、すでに説明したような構成でキャップ
固定部材7とキャップ5が結合している。
プが完了した状態においては、キャップ5に不必要な力
を加えないようにピン14eから離れているのが望まし
い。以上の構成を側面からみた図を図7に示す。キャッ
プ支持レバー8は、その両側に設けられたU溝9にピン
8dによって接している。キャップバネ11は、U溝9
のほぼ中央に付設されたバネ掛け8bと固定のバネ掛け
10(図では省略)の間に掛けられており、常に図の上
方へキャップ支持レバー8を引き上げている。このバネ
掛け8bの位置は、キャップ支持レバー8に不要なモー
メントがかからないようにピン8dの中央が望ましい。
またバネ掛け8cの位置もキャップ支持レバー8がスム
ーズに回転するようにU溝9の中央付近に付設するのが
望ましい。キャップ支持レバー8のピン8dの反対側の
端には穴8aがあり、その穴8aには、キャップ調心部
材14のピン14dが勘合している。さらにキャップ調
心部材14には、すでに説明したような構成でキャップ
固定部材7とキャップ5が結合している。
【0021】次に上記のように構成されたキャッピング
装置の動作について説明する。図2において、印字ヘッ
ド4を搭載したキャリッジ3が図の左方より移動してく
ると、キャップ調心部材14に付設された腕14aにキ
ャリッジ3に付設された面3aが接触する。さらにキャ
リッジ3が右方に移動するとキャップ調心部材14がそ
れに連れて動き、キャップ支持レバー8をピン8d(8
b)を中心として時計方向に回転させる。さらにキャリ
ッジ3が右方に移動するとキャリッジ3は、フレーム1
4に付設された度当り14aにぶつかって停止する。こ
の状態が図1である。このとき、キャップ支持レバー8
は、ガイド部材2に対して直角方向(図で鉛直方向)よ
りもさらに右方向に回転している。これは、キャリッジ
3の軸方向に力がかかっても、キャリッジ3が図で左方
へ動き出さないためである。
装置の動作について説明する。図2において、印字ヘッ
ド4を搭載したキャリッジ3が図の左方より移動してく
ると、キャップ調心部材14に付設された腕14aにキ
ャリッジ3に付設された面3aが接触する。さらにキャ
リッジ3が右方に移動するとキャップ調心部材14がそ
れに連れて動き、キャップ支持レバー8をピン8d(8
b)を中心として時計方向に回転させる。さらにキャリ
ッジ3が右方に移動するとキャリッジ3は、フレーム1
4に付設された度当り14aにぶつかって停止する。こ
の状態が図1である。このとき、キャップ支持レバー8
は、ガイド部材2に対して直角方向(図で鉛直方向)よ
りもさらに右方向に回転している。これは、キャリッジ
3の軸方向に力がかかっても、キャリッジ3が図で左方
へ動き出さないためである。
【0022】このとき、図8に示すように、キャップ面
とキャップ調心部材14のピン14dとの距離をL1、
キャップ支持レバー8のピン8dとキャップ調心部材1
4のピン14dとの距離をL2、キャップ支持レバー8
のピン8dの半径をr、キャップ支持レバー8の図で垂
直方向からの倒れ角をθ、U溝9の上端とヘッド4のノ
ズル面との距離をL3とすると、 L3<L1+L2*COSθ−r となるように各々の寸法を設定してある。このため、図
のように、キャップされた状態においては、キャップ支
持レバー8のピン8dは、U溝9の最上部から離れる。
この状態では、キャップバネ11のバネ力は、キャップ
支持レバー8、キャップ調心部材14、キャップ固定部
材7を介してキャップ5に伝えられるためキャップバネ
11のバネ力を適当に設定することにより安定したシー
ルが得られる。さらに、キャップ5と印字ヘッド4は、
キャップ調心部材14の腕14aと、キャリッジ3上の
面3aの働きにより同じ速度で移動するため、キャップ
5に変形が生ずることなく安定したシールを得ることが
可能である。
とキャップ調心部材14のピン14dとの距離をL1、
キャップ支持レバー8のピン8dとキャップ調心部材1
4のピン14dとの距離をL2、キャップ支持レバー8
のピン8dの半径をr、キャップ支持レバー8の図で垂
直方向からの倒れ角をθ、U溝9の上端とヘッド4のノ
ズル面との距離をL3とすると、 L3<L1+L2*COSθ−r となるように各々の寸法を設定してある。このため、図
のように、キャップされた状態においては、キャップ支
持レバー8のピン8dは、U溝9の最上部から離れる。
この状態では、キャップバネ11のバネ力は、キャップ
支持レバー8、キャップ調心部材14、キャップ固定部
材7を介してキャップ5に伝えられるためキャップバネ
11のバネ力を適当に設定することにより安定したシー
ルが得られる。さらに、キャップ5と印字ヘッド4は、
キャップ調心部材14の腕14aと、キャリッジ3上の
面3aの働きにより同じ速度で移動するため、キャップ
5に変形が生ずることなく安定したシールを得ることが
可能である。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように発明によれば、インク
ジェットヘッドのノズル部を覆うキャップのシール力を
バネにより与えることと、キャップ調心部材とキャップ
固定部材に配設した半球上の凸部と凹部との接点のみに
よりキャップバネのバネ力をキャップに伝達するため、
キャップ面は、印字ヘッドのノズル面に合うようにその
向きを自動調整してキャップすることにより常に安定し
たキャップ動作を行うことができるという効果を有す
る。
ジェットヘッドのノズル部を覆うキャップのシール力を
バネにより与えることと、キャップ調心部材とキャップ
固定部材に配設した半球上の凸部と凹部との接点のみに
よりキャップバネのバネ力をキャップに伝達するため、
キャップ面は、印字ヘッドのノズル面に合うようにその
向きを自動調整してキャップすることにより常に安定し
たキャップ動作を行うことができるという効果を有す
る。
【0024】さらに、キャップ状態において、キャリッ
ジ動作に対して規制力を得ることができるため輸送中な
どにおけるキャップのはずれを防止できるという効果を
有する。
ジ動作に対して規制力を得ることができるため輸送中な
どにおけるキャップのはずれを防止できるという効果を
有する。
【図1】本発明の一実施例を示す平面図。
【図2】本発明の、実施例の印字状態を示す平面図。
【図3】本発明の、実施例のキャップ調心部材の構造を
示す斜視図。
示す斜視図。
【図4】本発明の、実施例のキャップ調心部材の構造を
示す平面図。
示す平面図。
【図5】本発明の、実施例のキャップ調心部材の動作を
示す平面図。
示す平面図。
【図6】本発明の、実施例のキャップ調心部材の動作を
示す平面図。
示す平面図。
【図7】本発明の、実施例のキャップ構造を示す側面
図。
図。
【図8】本発明の、実施例の部品の寸法関係を示す平面
図。
図。
【図9】従来のキャッピング装置を示す正面図。
【図10】従来のキャッピング装置を示す正面図。
【図11】従来のキャッピング装置を示す正面図。
2 ガイド部材 3 キャリッジ 4 印字ヘッド 5 キャップ 7 キャップ固定部材 7b 半球状の凹部 8 キャップ支持レバー 11 キャップバネ 14 キャップ調心部材 14b 半球状の凸部
Claims (3)
- 【請求項1】 インクを吐出する印字ヘッドを紙幅方向
に移動させるキャリッジと、該印字ヘッドの吐出面を覆
い、かつ弾性材料からなるキャップ部材と、該キャップ
部材を固定するキャップ固定部材と、該キャップ固定部
材を前記キャリッジの移動方向に対して揺動自在に支持
するとともに、前記印字ヘッドに対向する方向へ移動可
能なガイド部材とにより支持されたキャップ支持レバー
と、該キャップ支持レバーを介して前記キャップを前記
印字ヘッドに押圧するキャップ付勢部材とを有し、 前記キャリッジの移動に伴い前記キャップ支持レバーが
連動することによりキャップの開閉を行う一方、前記キ
ャップの開閉動作時に前記キャップ支持レバーの揺動中
心が移動するインクジェットプリンタのキャッピング装
置であって、 前記キャップ固定部材と前記キャップ支持レバーとを連
結するキャップ調心部材は、前記キャップ固定部材の略
中央に配設された回動中心により前記キャップ付勢部材
の付勢力を前記キャップ部材に伝達することを特徴とす
るインクジェットプリンタのキャッピング装置。 - 【請求項2】 前記キャップ調心部材は、半球状の凸部
を備える一方、前記キャップ固定部材は、前記半球状の
凸部よりも若干半径の半球状の凹部を備えた上、前記半
球状の凸部と、前記半球状の凹部とが嵌合したことを特
徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタのキャ
ッピング装置。 - 【請求項3】 前記キャップ部材を前記印字ヘッドに封
止した状態で、前記キャップ支持レバーが、その揺動中
心に対して非印字領域側へ傾斜したことを特徴とする請
求項1記載のインクジェットプリンタのキャッピング装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16034591A JP2979738B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | インクジェットプリンタのキャッピング装置 |
US07/814,825 US5260724A (en) | 1991-01-09 | 1991-12-31 | Capping device for ink jet printer |
EP92100291A EP0494674B1 (en) | 1991-01-09 | 1992-01-09 | Capping device for ink jet printer |
DE69221743T DE69221743T2 (de) | 1991-01-09 | 1992-01-09 | Abdeckeinrichtung eines Tintenstrahldruckers |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16034591A JP2979738B2 (ja) | 1991-07-01 | 1991-07-01 | インクジェットプリンタのキャッピング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH058398A JPH058398A (ja) | 1993-01-19 |
JP2979738B2 true JP2979738B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=15712979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16034591A Expired - Fee Related JP2979738B2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-07-01 | インクジェットプリンタのキャッピング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2979738B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6445759B1 (en) | 1999-10-14 | 2002-09-03 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Fuel assembly and nuclear reactor |
CN113752703A (zh) * | 2021-09-03 | 2021-12-07 | 方羿(福州)数码印刷有限公司 | 一种喷墨式数码印刷机用喷头保湿装置 |
-
1991
- 1991-07-01 JP JP16034591A patent/JP2979738B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH058398A (ja) | 1993-01-19 |
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