JPH1029313A - インクジェットヘッドの回復装置 - Google Patents

インクジェットヘッドの回復装置

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JPH1029313A
JPH1029313A JP18639996A JP18639996A JPH1029313A JP H1029313 A JPH1029313 A JP H1029313A JP 18639996 A JP18639996 A JP 18639996A JP 18639996 A JP18639996 A JP 18639996A JP H1029313 A JPH1029313 A JP H1029313A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射ノズル面の密閉時におけるキャップ部材
の当接位置ずれがなく、且つ、キャップ面を傾斜させた
状態で噴射ノズル面を開放させることのできるインクジ
ェットヘッドの回復装置を提供すること。 【解決手段】 キャップ部材14の支持部材20をバネ
22によってキャップ面が噴射ノズル面に対して略平行
となるように付勢し、更に回動中心軸23を中心に移動
部材21に対して回動自在に設ける。そして、支持部材
20の回動半径方向の一端部と係合自在な爪部材24を
移動部材21に設け、当接位置において爪部材24と支
持部材20とが係合し、退避位置において当該係合が解
除されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット型プ
リンタ等に用いられるインクジェットヘッドの回復装置
の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットヘッドの噴射ノズ
ルを保護したり、ノズルの乾燥を防止する装置として、
噴射ノズル面を開閉自在に覆うキャップ部材を備えた装
置や、噴射ノズルの詰まりを防止あるいは解消するため
にインクジェットヘッド内部の増粘したインクを吸引し
て廃棄したり、インクカートリッジの交換時にインクジ
ェットヘッドにインクを導入する装置として、前記キャ
ップ部材と当該キャップ部材の吸引凹部に連結したポン
プ手段とを備えた吸引装置等の回復装置が知られてい
る。
【0003】このような機構の回復装置では、キャップ
部材のキャップ面を噴射ノズル面に対して平行に密着及
び離間させていたため、密着の際にはキャップ部材の凹
部内の空気が加圧されノズル内のメニスカスを後退させ
空気が混入する場合があり、離間の際には、特に吸引装
置の場合には、キャップ部材のキャップ面全体を一度に
噴射ノズル面から引き離すことに起因して、残存負圧に
よる空気の巻き込みが発生し、インクを飛散させたり、
ノズル内への気泡の混入によりインクの不吐出を発生さ
せる場合があった。
【0004】そこで、図5に示すように、予めキャップ
部材30をバネ等の付勢部材31により傾斜させ、傾斜
させた状態で徐々に噴射ノズル面32に密着させ、ある
いは徐々に噴射ノズル面32から引き離す構成としたも
のが提案され、例えば、特開平3−93548号公報、
特開平7−68788号公報、及び特開平7−6876
6号公報等に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来例では、キャップ面30が噴射ノズル面32に当接す
る際においても、キャップ面30aの当接部30bは支
持部材34に設けられた回動中心33の周りに回動する
ので、最初の当接位置からずれることになる。そのた
め、噴射ノズル面32の大きさは、このキャップ部材3
0のずれ量を見込んで大きくする必要があり、装置全体
の大型化やコスト上昇を招く場合があった。また、上述
したようなキャップ動作は、頻繁に行われるため、キャ
ップ動作の度に前記ずれが発生して前記当接部30bの
変形を招き、この変形により、キャップ部材30の密着
性を低下させる場合もあった。
【0006】さらに、前記従来例のように、前記回復装
置を噴射ヘッドと別に組み付ける構成では、部品の精度
及び組み付け精度等により、噴射ノズル面に対するキャ
ップ面の微小な傾斜が存在するため、上述のような空気
の巻き込み防止を確実に行うには、ある程度の大きな傾
斜をキャップ部材に持たせる必要があるが、前記従来例
のような構成において前記傾斜を大きく設定すると、前
記当接部のずれ量はより一層多くなり、前記問題点をさ
らに増長させることがあった。
【0007】そこで、本発明は、噴射ノズル面の密閉時
におけるキャップ部材の当接位置ずれが小さく、且つ、
キャップ面を傾斜させた状態で噴射ノズル面を開放させ
ることのできるインクジェットヘッドの回復装置を提供
することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のインク
ジェットヘッドの回復装置は、前記課題を解決するため
に、インクジェットヘッドのインク噴射面をキャップ面
により開閉自在に覆うキャップ部材が備えられたインク
ジェットヘッドの回復装置であって、前記キャップ部材
を前記インク噴射面に対して当接位置と退避位置とに移
動自在に備えた移動部材と、前記移動部材の前記当接位
置から前記退避位置への移動に伴って、前記キャップ部
材のキャップ面を前記インク噴射面に対して傾斜させる
第1の作動部材と、前記移動部材の前記退避位置から前
記当接位置への移動に伴って、前記キャップ部材のキャ
ップ面を前記インク噴射面に対して略平行とさせる第2
の作動部材と、を備えることを特徴とする。
【0009】請求項1に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、移動部材によりキャップ部材がイン
ク噴射面に対する当接位置から退避位置へと移動される
と、当該移動に伴って、第1の作動部材により前記キャ
ップ部材のキャップ面が前記インク噴射面に対して傾斜
される。従って、前記キャップ部材のキャップ面は前記
インク噴射面に対して徐々に引き離され、徐々に密封状
態が解かれるので残存負圧による空気の巻き込み等を発
生させない。一方、移動部材によりキャップ部材がイン
ク噴射面に対する退避位置から当接位置へと移動される
と、当該移動に伴って、第2の作動部材により前記キャ
ップ部材のキャップ面が前記インク噴射面に対して略平
行とされる。従って、前記キャップ部材のキャップ面は
前記インク噴射面と略平行な状態で前記インク噴射面に
対する当接位置へと至り、位置ずれを起こさない。
【0010】請求項2に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項1に記載のインクジェットヘッ
ドの回復装置において、前記キャップ部材を前記移動部
材に対して回動可能に支持する支持部材を備え、前記第
1の作動部材は、前記支持部材の回動半径方向の一端部
側に設けられた係合部と係合自在に前記移動部材に取り
付けられた爪部材を備えており、前記第2の作動部材
は、前記移動部材と前記支持部材の間に設けられた付勢
部材を備えていることを特徴とする。
【0011】請求項2に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材が前記インク噴射面に対する当接位置から退避位置へ
と移動されると、前記爪部材は前記支持部材の回動半径
方向の一端部側に設けられた係合部と係合され、前記退
避位置への移動に伴って、前記支持部材は前記爪部材に
より回動力を付与され、前記キャップ部材は前記キャッ
プ面が前記インク噴射面に対して傾斜され、徐々に前記
インク噴射面から引き離され、徐々に密封状態が解かれ
るので残存負圧による空気の巻き込み等を発生させな
い。一方、移動部材により前記キャップ部材が前記イン
ク噴射面に対する退避位置から当接位置へと移動される
と、前記爪部材と前記支持部材の係合部との係合は解除
され、前記移動部材と支持部材の間に設けられた付勢部
材により、前記キャップ部材のキャップ面が前記インク
噴射面と略平行とされる。従って、前記キャップ部材は
キャップ面が前記インク噴射面と平行な状態で前記イン
ク噴射面に対する当接位置へと至り、位置ずれを起こさ
ない。
【0012】請求項3に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項1に記載のインクジェットヘッ
ドの回復装置において、前記キャップ部材を前記移動部
材に対して回動可能に支持する支持部材を備え、前記第
1の作動部材は、前記支持部材の回動半径方向の一端部
側を付勢するように前記移動部材と前記支持部材の間に
設けられた付勢部材を備え、前記第2の作動部材は、前
記付勢部材の付勢力に抗して前記キャップ部材のキャッ
プ面が前記インク噴射面と平行となるように前記支持部
材に当接自在に前記移動部材に設けられた当接部材を備
えていることを特徴とする。
【0013】請求項3に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材が前記インク噴射面に対する当接位置から退避位置へ
と移動されると、前記当接部材の前記支持部材に対する
当接が解除され、前記移動部材と前記支持部材の間に設
けられた付勢部材により、前記支持部材に対して回動力
が付与され、前記キャップ部材は前記キャップ面が前記
インク噴射面に対して傾斜され、徐々に前記インク噴射
面から引き離され、徐々に密封状態が解かれるので残存
負圧による空気の巻き込み等を発生させない。一方、移
動部材により前記キャップ部材が前記インク噴射面に対
する退避位置から当接位置へと移動されると、前記当接
部材により前記支持部材に前記付勢部材の付勢力に抗し
た力が付与され、前記キャップ部材のキャップ面が前記
インク噴射面と略平行とされる。従って、前記キャップ
部材はキャップ面が前記インク噴射面と平行な状態で前
記インク噴射面に対する当接位置へと至り、位置ずれを
起こさない。
【0014】請求項4に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項1に記載のインクジェットヘッ
ドの回復装置において、前記キャップ部材を前記移動部
材に対して回動可能に支持する支持部材を備え、前記第
1の作動部材及び前記第2の作動部材は、前記支持部材
と連結された腕部材と、該腕部材をカム溝に誘導するカ
ムとを備えることを特徴とする。
【0015】請求項4に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材が前記インク噴射面に対する当接位置から退避位置へ
と移動されると、前記カムの回転動作に応じて前記腕部
材により前記支持部材に対する回動力が付与され、前記
キャップ部材は前記キャップ面が前記インク噴射面に対
して傾斜され、徐々に前記インク噴射面から引き離さ
れ、徐々に密封状態が解かれるので残存負圧による空気
の巻き込み等を発生させない。一方、移動部材により前
記キャップ部材が前記インク噴射面に対する退避位置か
ら当接位置へと移動されると、前記カムの回転動作に応
じて前記腕部材により前記支持部材にたいする回動力が
付与され、前記キャップ部材のキャップ面が前記インク
噴射面と略平行とされる。従って、前記キャップ部材は
キャップ面が前記インク噴射面と平行な状態で前記イン
ク噴射面に対する当接位置へと至り、位置ずれを起こさ
ない。
【0016】請求項5に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項1乃至請求項3のいずれか一項
に記載のインクジェットヘッドの回復装置において、前
記移動部材は、前記キャップ部材と前記支持部材と前記
第1及び前記第2の作動部材とを一体的に移動自在とす
る部材であることを特徴とする。
【0017】請求項5に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材と前記支持部材と前記第1及び第2の作動部材は一体
的に移動され、移動部材による退避位置への移動が完了
されると、回復装置とインクジェットヘッドの対向位置
付近における空間が広げられ、保守作業等を容易にす
る。
【0018】請求項6に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項4に記載のインクジェットヘッ
ドの回復装置において、前記移動部材は、前記キャップ
部材と前記支持部材と前記腕部材とを一体的に移動自在
とする部材であることを特徴とする。
【0019】請求項6に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材と前記支持部材と前記作動部材は一体的に移動され、
移動部材による退避位置への移動が完了されると、回復
装置とインクジェットヘッドの対向位置付近における空
間が広げられ、保守作業等を容易にする。
【0020】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
回復装置は、前記請求項1乃至請求項6のいずれか一項
に記載のインクジェットヘッドの回復装置において、前
記キャップ部材は、前記インクジェットヘッドの吸引回
復動作を行うための吸引ポンプに接続された吸引キャッ
プ部材であることを特徴とする。
【0021】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記キャップ部材が前記インク噴射
面を覆う位置に移動された場合には、前記吸引ポンプに
よる吸引回復動作が行われ、インク噴射ノズル内の残留
インクの吸引が行われる。一方、前記キャップ部材が前
記インク噴射面から引き離されると、上述のようにキャ
ップ面が前記インク噴射面に対して傾斜して徐々に前記
インク噴射面から引き離され、徐々に密封状態が解かれ
るので、残存負圧による空気の巻き込み等を発生させな
い。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。図1は本実施形態におけるイ
ンクジェット型プリンタ1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態におけるインクジェット
型プリンタ1には、軸方向に延びた円筒状のプラテン2
が備えられており、当該プラテン2は図示しない軸を介
してフレーム3に矢印H方向に回転可能に取り付けられ
ている。
【0023】インク噴射ヘッド4はこのプラテン2に対
向するようにキャリッジ5上に載置されており、キャリ
ッジ5はプラテン2の軸に平行に設けられたガイドロッ
ド6に摺動可能に支持されると共に、一対のプーリ7,
8に巻き付けられたタイミングベルト9に係合されてい
る。従って、一方のプーリ7がキャリッジ駆動モータ1
0により回転され、タイミングベルト9が送られること
により、キャリッジ5はプラテン2に沿って矢印K方向
へ移動される。
【0024】このような機構により記録時に予め定めら
れた記録範囲内において往復動されるインク噴射ヘッド
4は、図示しない多数個のインク流路と、それらインク
流路に対応して設けられた多数個の噴射口をそれぞれ持
つ複数個の噴射ノズル11を備えている。そして、前記
インク流路には、フレーム3に固定され、あるいはキャ
リッジ5に載置された図示しないインク供給装置からイ
ンクが供給されるようになっており、前記インク流路の
壁を形成する振動板が図示しない制御装置の指令に基づ
いて図示しない駆動回路により変形されると、その変形
に起因する圧力変化によりインクが噴射ノズル11の噴
射口から噴射される。インクは、プラテン2とインク噴
射ヘッド4との間に供給される記録用紙12に、キャリ
ッジ5の移動に伴って噴射され、それにより1行分の画
像が形成される。1行分の画像形成が終了したならば、
プラテン2の回転により記録用紙12が1行分送られ、
再び1行分の画像の形成が行われる。この繰り返しによ
り、記録用紙12全体の画像形成が行われる。なお、記
録用紙12は、フレーム3の後方の図示しない用紙供給
口から矢印L方向へ供給され、プラテン2の回転によっ
て矢印M方向に送られ、図示しない用紙排出口から排出
される。
【0025】以上のような記録動作が終了すると、イン
ク噴射ヘッド4は非記録位置に退避させられるが、この
非記録位置におけるインク噴射ヘッド4に対向する位置
には、回復装置13が設けられている。回復装置13は
プラテン2の側方に設けられており、ゴム製のキャップ
部材14を有している。このキャップ部材14には、噴
射ノズル11と対応した矩形の凹部が形成されており、
印刷動作停止時に、キャリッジ5が回復装置13の位置
まで移動して来た場合には、カム15等を用いてキャッ
プ部材14を移動させ、インク噴射ヘッド4の噴射ノズ
ル11に液密状態に嵌合させる。
【0026】前記キャップ部材14の前記凹部は、図2
に示すように前記カム15により動作するポンプ16に
チューブ17を介して連結されており、インク噴射ヘッ
ド4内の増粘したインクは前記のように嵌合状態にある
キャップ部材14の前記凹部を介して吸引され、吸引さ
れたインクは排出口16aから廃液フォーム18に排出
されるようになっている。
【0027】また、前記回復装置13に隣接して、ワイ
パー装置が設けられており、カム15の回転に応じて、
ゴム製のワイパーブレード19を図1に示すN方向に前
進または後退させて前記のように吸引された後の噴射ノ
ズル11の先端面に残っているインクを拭き取る作用を
なしている。
【0028】次に、本実施形態における回復装置13に
ついて詳しく説明する。図2(A)は図1の矢印A方向
から見た側面図、図2(B)は図2(A)のB−B断面
図、図2(C)は図2(A)のC−C断面図、図2
(D)は矢印A方向とは反対方向から見た側面図であ
る。
【0029】図2(A)、(B)に示すように、キャッ
プ部材14は支持部材20に支持され、当該支持部材2
0はカム15と係合するカムフォロワ21aを備えた移
動部材21に、第2の作動部材を構成する付勢部材とし
てのバネ22により付勢されて取り付けられている。ま
た、前記支持部材20は、図2(A)、(B)に示すよ
うに移動部材21に対して回動中心軸23を中心に回動
可能に設けられているが、前記バネ22が前記支持部材
20を前記回動中心軸23に対して均等に付勢している
ため、キャップ部材14が噴射ノズル11から離れた状
態では、キャップ面が噴射ノズル面に対して平行となる
ような姿勢を保っている。
【0030】また、図2(A)、(C)に示すように、
前記移動部材21には、前記支持部材20の上部位置
に、第1の作動部材を構成する爪部材24が設けられて
いる。当該爪部材24は、図3(A)に示すようにバネ
25に付勢されながら回動自在に取り付けられており、
移動部材21が退避位置にある場合には、爪部材24の
後端部24aがフレーム26の突部26aに当接するこ
とにより、支持部材20との係合が解除された状態とな
っている。
【0031】一方、移動部材21はフレーム26に対し
て移動自在に設けられているため、移動部材21が前記
退避位置からキャップ部材14を噴射ノズル11に当接
させる当接位置に移動するのに伴って、前記爪部材24
の後端部24aとフレーム26の突部26aとの当接は
解除されるので、爪部材24は前記バネ25の付勢力に
より図3(B)に示すように支持部材20の上部と当接
する方向に回動する。
【0032】しかし、この状態においては、爪部材24
が支持部材20に当接しても、支持部材20の姿勢には
影響を与えないため、キャップ部材14はキャップ面を
噴射面に対して略平行に保ちながら当接することにな
る。従って、従来例のような当接の際の当接部の位置ず
れは発生しない。
【0033】そして、以上のような状態からさらに移動
部材21が移動して、図3(C)に示すようにキャップ
部材14により噴射ノズル11が覆われ、密封された状
態となった時に吸引回復動作が行われる。つまり、ポン
プ16が駆動され、キャップ部材14の凹部に設けられ
た吸引凹部27及び連通口28並びにチューブ17を介
して噴射ノズル11内の残留インクの吸引が行われる。
【0034】また、図3(C)に示す状態においては、
前記爪部材24の先端部24bは支持部材20の上部の
突部20aを越えた状態となっている。従って、吸引回
復動作が終了し、図4(A)から図4(B)に示すよう
にキャップ部材14を退避させるために移動部材21を
移動させると、図4(B)に示すように爪部材24の先
端部24bと支持部材20の突部20aは係合し、支持
部材20には回動力が付与される。これにより、キャッ
プ部材14のキャップ面はインク噴射面に対して傾斜さ
れ、徐々にインク噴射面から引き離され、残留負圧によ
る空気の巻き込み等を発生させることがない。
【0035】また、移動部材21の退避動作に伴って、
爪部材24の後端部24aはフレーム26の突部26a
と当接するようになり、爪部材24はバネ25による付
勢力に抗する方向に回動される。従って、爪部材24の
先端部24bと支持部材20の突部20aとの係合は徐
々に解除される状態となり、移動部材21が最終的な退
避位置に移動した際には、完全にこの係合が解除される
こととなる。
【0036】以上のように本実施形態の回復装置は、キ
ャップ部材14を噴射ノズル11に当接させる場合に
は、キャップ面と噴射面とを略平行に保った状態なの
で、当接時のキャップ部材の位置ずれを発生させること
がなく、吸引回動動作が頻繁に行われても、キャップ部
材14の当接部の変形を防ぎ、また、密着性が損なわれ
ることもない。更に、前記位置ずれが無いので、噴射ノ
ズル面を小さくすることができ、装置の小型化及び低コ
スト化に寄与することができる。
【0037】一方、キャップ部材14を噴射ノズル11
から引き離す場合には、爪部材24により支持部材20
を回動させるので、キャップ面は噴射面と傾斜した状態
で引き離され、残留負圧による空気の巻き込み等の発生
を防止することができる。
【0038】なお、退避動作においては、移動部材21
はキャップ部材14及び支持部材20並びに爪部材24
を一体的に移動させるため、噴射ノズル11の回復装置
13との対向位置には所定の空間が形成され、噴射ヘッ
ド4が記録位置側へ移動すれば、保守作業等に必要な領
域を確保することができる。
【0039】また、本発明は上述した実施形態に限定さ
れるものではなく、退避状態において支持部材20に第
1の作動部材を構成する付勢部材としてのバネ等により
回動力を与えると共に、第2の作動部材を構成する当接
部材により支持部材20に当該回動力に抗した力を付与
してキャップ面を噴射面と略平行な状態とし、キャップ
面が完全に噴射面を覆い、密封した状態となった時に、
前記当接部材の当接が解除される構成としても良い。こ
のように構成することにより、当接の際にはキャップ面
は噴射面に対して平行を保ち、退避の際には回動しなが
ら徐々に引き離されるので、上述のような効果を奏する
ことができる。
【0040】また、支持部材20の上部側及び下部側の
両方に腕部材を設け、当該腕部材をカムのカム溝に誘導
することにより、カムの回動によって、上述のように支
持部材を略平行とし、且つ、傾斜させるようにしても良
い。
【0041】また、上述した実施形態では、単一の噴射
ノズルを備えた噴射ヘッドを持つモノカラー用のインク
ジェットヘッドの回復装置に本発明を適用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、複数の噴射ノズルを備えたカラー用のインクジェッ
トヘッドの回復装置においても適用可能である。この場
合には、噴射ノズルの数だけ上述したキャップ部材の移
動機構を備えても良いし、ポンプと連結させたキャップ
部材の移動機構は一つにして各噴射ノズルをキャップ部
材位置まで移動させて吸引動作を行い、噴射ノズルの乾
燥等を防ぐためのキャップ部材を噴射ノズルの数に応じ
て複数用意するように構成しても良い。
【0042】また、上述した実施の形態では、本発明を
吸引装置のキャップ機構に適用した場合について説明し
たが、吸引機能を持たない保護用のキャップ装置に対し
ても本発明は適用可能であり、この場合には特に密着時
の加圧された空気のノズル内への混入を防止する際に効
果がある。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
インクジェットヘッドの回復装置によれば、キャップ部
材を移動部材により噴射ヘッドのインク噴射面に対して
当接位置と退避位置とに移動自在とし、前記移動部材の
前記当接位置から前記退避位置への移動に伴って、第1
の作動部材により、前記キャップ部材のキャップ面を前
記インク噴射面に対して傾斜させる共に、前記移動部材
の前記退避位置から前記当接位置への移動に伴って、第
2の作動部材により、前記キャップ面を前記インク噴射
面に対して略平行とさせるので、キャップ面のインク噴
射面に対する密封状態解除時の空気の巻き込みを防ぎつ
つ、当接時の位置ずれを無くすことができる。また、位
置ずれを無くすことにより、前記当接部の変形を防ぐこ
とができ、キャップ部材のインク噴射面に対する密着性
を向上させることができる。また、位置ずれが無いの
で、インク噴射面を小さくすることができ、装置の大型
化を防ぎ、低コスト化を実現することができる。一方、
前記空気の巻き込みを防止することにより、インクの飛
散あるいは気泡の発生によるインクの不吐出を防ぐこと
ができる。
【0044】請求項2に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記請求項1に記載のインクジェッ
トヘッドの回復装置において、前記キャップ部材を前記
移動部材に対して回動可能に支持する支持部材と、前記
支持部材の回動半径方向の一端部側に設けられた係合部
と係合自在な前記第1の作動部材としての爪部材と、前
記移動部材と前記支持部材の間に設けられた前記第2の
作動部材としての付勢部材とを備えたので、簡単な機構
により、キャップ面のインク噴射面に対する密封状態解
除時の空気の巻き込みを防ぎつつ、当接時の位置ずれを
無くすことができる。
【0045】請求項3に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記請求項1に記載のインクジェッ
トヘッドの回復装置において、前記キャップ部材を前記
移動部材に対して回動可能に支持する支持部材と、前記
支持部材の回動半径方向の一端部側を付勢するように設
けられた前記第1の作動部材としての付勢部材と、前記
付勢部材の付勢力に抗して前記キャップ部材のキャップ
面が前記インク噴射面と平行となるように前記支持部材
に当接自在に設けられた前記第2の作動部材としての当
接部材を備えたので、簡単な機構により、キャップ面の
インク噴射面に対する密封状態解除時の空気の巻き込み
を防ぎつつ、当接時の位置ずれを無くすことができる。
【0046】請求項4に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記請求項1に記載のインクジェッ
トヘッドの回復装置において、前記キャップ部材を前記
移動部材に対して回動可能に支持する支持部材と、前記
第1の作動部材及び前記第2の作動部材としての、前記
支持部材と連結された腕部材と、該腕部材をカム溝に誘
導するカムとを備えたので、キャップ面のインク噴射面
に対する密封状態解除時の空気の巻き込みを防ぎつつ、
当接時の位置ずれを無くすことができると共に、カム溝
の設定により前記支持部材の精密な姿勢制御を行うこと
ができる。
【0047】請求項5に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材と前記支持部材と前記第1及び第2の作動部材とを一
体的に移動としたので、回復装置とインクジェットヘッ
ドの対向位置付近における空間が広げることができ、保
守作業等を容易にすることができる。
【0048】請求項6に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記移動部材により前記キャップ部
材と前記支持部材と前記作動部材とを一体的に移動自在
としたので、回復装置とインクジェットヘッドの対向位
置付近における空間を広げることができ、保守作業等を
容易にすることができる。
【0049】請求項7に記載のインクジェットヘッドの
回復装置によれば、前記キャップ部材を、前記インクジ
ェットヘッドの吸引回復動作を行うための吸引ポンプに
接続された吸引キャップ部材としたので、前記吸引ポン
プによる確実な吸引回復動作を行うことができると共
に、残存負圧による空気の巻き込み等の発生を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるインクジェット型
プリンタの概略構成を示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタにおけるインクジェットヘッド
の回復装置の側面図及び横断面図である。
【図3】本発明の一実施形態における回復装置の吸引部
の概略構成及び動作を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施形態における回復装置の吸引部
の概略構成及び動作を示す断面図である。
【図5】従来の回復装置の概略構成を示す平面図であ
る。
【符号の説明】
1…インクジェット型プリンタ 2…プラテン 3…フレーム 4…インク噴射ヘッド 5…キャリッジ 6…ガイドロッド 7…プーリー 8…プーリー 9…タイミングベルト 10…駆動モータ 11…噴射ノズル 12…記録用紙 13…回復装置 14…キャップ部材 15…カム 16…ポンプ 17…チューブ 18…廃液フォーム 19…ワイパーブレード 20…支持部材 21…移動部材 22…バネ 23…回動中心軸 24…爪部材 26…フレーム

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェットヘッドのインク噴射面を
    キャップ面により開閉自在に覆うキャップ部材が備えら
    れたインクジェットヘッドの回復装置であって、 前記キャップ部材を前記インク噴射面に対して当接位置
    と退避位置とに移動自在に備えた移動部材と、 前記移動部材の前記当接位置から前記退避位置への移動
    に伴って、前記キャップ部材のキャップ面を前記インク
    噴射面に対して傾斜させる第1の作動部材と、 前記移動部材の前記退避位置から前記当接位置への移動
    に伴って、前記キャップ部材のキャップ面を前記インク
    噴射面に対して略平行とさせる第2の作動部材と、を備
    えることを特徴とするインクジェットヘッドの回復装
    置。
  2. 【請求項2】 前記キャップ部材を前記移動部材に対し
    て回動可能に支持する支持部材を備え、前記第1の作動
    部材は、前記支持部材の回動半径方向の一端部側に設け
    られた係合部と係合自在に前記移動部材に取り付けられ
    た爪部材を備えており、前記第2の作動部材は、前記移
    動部材と前記支持部材の間に設けられた付勢部材を備え
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トヘッドの回復装置。
  3. 【請求項3】 前記キャップ部材を前記移動部材に対し
    て回動可能に支持する支持部材を備え、前記第1の作動
    部材は、前記支持部材の回動半径方向の一端部側を付勢
    するように前記移動部材と前記支持部材の間に設けられ
    た付勢部材を備え、前記第2の作動部材は、前記付勢部
    材の付勢力に抗して前記キャップ部材のキャップ面が前
    記インク噴射面と平行となるように前記支持部材に当接
    自在に前記移動部材に設けられた当接部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1に記載のインクジェットヘッ
    ドの回復装置。
  4. 【請求項4】 前記キャップ部材を前記移動部材に対し
    て回動可能に支持する支持部材を備え、前記第1の作動
    部材及び前記第2の作動部材は、前記支持部材と連結さ
    れた腕部材と、該腕部材をカム溝に誘導するカムとを備
    えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット
    ヘッドの回復装置。
  5. 【請求項5】 前記移動部材は、前記キャップ部材と前
    記支持部材と前記第1及び前記第2の作動部材とを一体
    的に移動自在とする部材であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれか一項に記載のインクジェット
    ヘッドの回復装置。
  6. 【請求項6】 前記移動部材は、前記キャップ部材と前
    記支持部材と前記腕部材とを一体的に移動自在とする部
    材であることを特徴とする請求項4に記載のインクジェ
    ットヘッドの回復装置。
  7. 【請求項7】 前記キャップ部材は、前記インクジェッ
    トヘッドの吸引回復動作を行うための吸引ポンプに接続
    された吸引キャップ部材であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項6のいずれか一項に記載のインクジェット
    ヘッドの回復装置。
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JP2002127467A (ja) * 2000-10-20 2002-05-08 Konica Corp 吸引ユニット
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JP2011088367A (ja) * 2009-10-23 2011-05-06 Seiko Epson Corp ヘッド保守装置、該ヘッド保守装置を備えた液体噴射装置

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