JP3479507B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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Description
プリンタに関し、特にインクヘッドのヘッド部からのイ
ンク吐出を確実にするためにクリーニングを行う清掃ユ
ニットに関するものである。
下、ノズルと言う)からインク滴を記録媒体に吐出して
記録を行うインクジェットプリンタは、プリンタ単体又
はファクシミリやワードプロセッサの出力装置として広
範な用途がある。
応したインクヘッドを用いることにより、カラー印字も
可能である。このようなインクジェットプリンタのイン
クヘッドからのインク吐出を確実に行うために、メンテ
ナンスユニットが設けられている。
ためのメンテナンスユニット10を備えたインクジェッ
トプリンタの従来例の要部概略斜視図、図6は図5のB
部拡大図である。ガイドシャフト1に沿って、駆動ベル
ト2によりキャリッジ3が矢印A方向に往復運動し、キ
ャリッジ3に搭載されたインクヘッド4には記録媒体5
に対向してノズルが設けられ、紙紙部6から搬送された
記録媒体5にノズルから吐出されたインクによって印字
を行う。
ーニング装置7のワイパーブレード8は、必要に応じて
インクヘッド4のノズル面に当接するように移動してノ
ズル面に付着したインク滴やごみを除去する。
キャップ9には図示しない吸引チューブが設けられてお
り、非記録時にインクヘッド4を密封して保護すると共
にインクヘッド4のオリフィス部のインクの乾燥を防
ぎ、更にインクヘッド4の印字不良時はインクヘッド4
の内部のごみや気泡をインクとともに、吸引チューブを
介して吸引モータで吸引して引き出す。
4のノズルからインクを吐出させるスピット動作(所
謂、つば吐き)を行うことによりインクヘッド4の性能
を回復させる。
混合物、スピット動作でノズルから吐出されたインク
滴、さらにはクリーニング装置で採取されたインク滴や
ゴミは、メンテナンスユニット10の底部に設けられた
バッドに排出されるようになっている。
とからなるカラーインクジェットプリンタの場合には、
キャップは黒インクヘッド用とカラーインクヘッド用に
2個設けられ、それらは各々吸引チューブを有して、バ
ッド内の別々の場所に排出されるようになっている。更
に、スピット動作についても、黒インクヘッドとカラー
インクヘッドは同時に行われるため、バッド内の別々の
場所にインクが吐出されるようになっている。
ンクが用いられ、カラーインクは粘度の低い染料系イン
クが用いられる。そのため、上記のようにバッド上にイ
ンクが排出されると、黒インクはその粘度によって堆積
し、固化する。一方カラーインクは粘度が低いのでバッ
ドの底面に沿って広がって溜められる。
積を続けたままにしておくと、堆積物の頂部がインクヘ
ッドに接触するという問題が生じる。また、黒インクの
高粘度のため、吸引チューブの内部に黒インクが留ま
り、それが固まって吸引チューブの詰まりが生じるとい
う問題があった。
されたものであり、粘度の高い顔料系インクからなる黒
インクと粘度の低い染料系インクからなるカラーインク
を混合して黒インクの粘度を下げることによって、黒イ
ンクの固化を防ぐことを目的とする。
吐出する黒インクヘッドと、カラーインクを吐出するカ
ラーインクヘッドと、黒インクヘッドとカラーインクヘ
ッドの清掃を行う清掃ユニットと、清掃ユニットに設け
られ両インクヘッドから排出されるインクを収容可能な
収容部材と、両インクヘッド及び清掃ユニットを駆動す
る駆動部からなり、駆動部は、清掃時に各インクヘッド
から黒インク及びカラーインクを収容部材の同一位置に
排出させることを特徴とするインクジェットプリンタを
提供するものである。なお、上記カラーインクには黒イ
ンクより粘度の低いものが使用される。黒インクは例え
ば顔料系インクからなり、カラーインクは染料系インク
からなる。
カラーインクを収容部材の同一位置に排出させるので、
粘度の高い顔料系インクからなる黒インクと粘度の低い
染料系インクからなるカラーインクが混合され、その結
果黒インクの粘度を下げて黒インクの固化を抑制するこ
とができる。
て、黒インクヘッドおよびカラーインクヘッドは、黒イ
ンク又はカラーインクのインクタンクに接続され印字信
号に応じてノズルからインクを吐出する構成を有し、例
えば、ガイドシャフトに摺動可能に支持されたキャリッ
ジに搭載され、インクヘッドと印字用紙を直交方向に移
動して印字が行われるようになっている。
主にインクヘッドのノズルを清掃するユニットであり、
例えば、ノズルからインクを強制的に吸い出してインク
ヘッド内の塵や気泡を除去する時や、インクヘッドが非
印字時にノズルからインクを吐出するスピット動作時の
インクを収容する装置を含む。
られ、それには、インクヘッドのノズルから排出される
インクを収容するための部材、例えばバッドと呼ばれる
容器が用いられる。また、この発明における駆動部は、
例えば、インクヘッドの移動およびインク吐出動作、清
掃ユニットの移動およびインクの吸引動作などを選択的
に行う機能や機構を備える。
ーインクヘッドの内部のインクを吸引して収容部材へ排
出するインク吸引部を有することが好ましい。このイン
ク吸引部によって、インクヘッドのノズル内部に入り込
んだインク、更にはゴミを吸い出すことができる。
ド及びカラーインクヘッドに気密状態で密着可能な密着
部材と、その密着部材から黒インク及びカラーインクを
収容部材へ案内する案内管と、案内管を介して密着部材
に負圧を発生させる負圧発生部とを有することが好まし
い。案内管を介して負圧発生部により密着部材が気密状
態で黒インクヘッド及びカラーインクヘッドに密着して
インクの吸引を行うので、効率良く吸引作業を行うこと
ができる。
ラーインクヘッドの各々に対応する第1および第2キャ
ップからなり、第1キャップが黒インクヘッドに密着し
て黒インクを吸引した後、第2キャップがカラーインク
ヘッドに密着してカラーインクを吸引するようにしても
よい。この場合には、黒インクとカラーインクの排出位
置が同一で、更に第1および第2キャップが対応するイ
ンクヘッドに同時に密着して黒インクヘッド,カラーイ
ンクヘッドの順に吸引を行っているので、高粘度の黒イ
ンクが低粘度のカラーインクに希釈されて黒インクの固
化を防止することができる。更に、案内管に残留した黒
インクをカラーインクで希釈するので、黒インクの固化
による案内管の詰まりを防ぐことができる。
の各々に接続するように2本に分離され他端が1本にま
とめられる可撓性チューブからなることが好ましい。案
内管は1本にまとめられるので、黒インクとカラーイン
クの排出位置を同一にすることができる。
し、吸引作業中に第1および第2キャップからのインク
の吸引動作を選択的に阻止することが好ましい。吸引制
御部材を設けてそれを駆動して黒インクヘッド,カラー
インクヘッドの順に吸引を行い、更に黒インクとカラー
インクの排出位置を同一にできるので、高粘度の黒イン
クが低粘度のカラーインクに希釈されて黒インクの固化
を防止することができる。更に上記構成によって、案内
管に残留した黒インクをカラーインクで希釈するので、
黒インクの固化による案内管の詰まりも防ぐことができ
る。
れ前記2本の可撓性チューブを選択的に押圧して閉塞さ
せる押圧部材を備えてもよい。それによって、押圧部材
を回動させるといった簡単な構成で、一方のインクヘッ
ドのインクの吸引を阻止することができる。
ンクヘッド駆動部は黒インクヘッド及びカラーインクヘ
ッドを移動させて、収容部材の同一位置に黒インク,カ
ラーインクの順で排出されるようにすることが好まし
い。この構成によれば、インクヘッド駆動部が、収容部
材の同一位置に黒インクヘッド,カラーインクヘッドの
順に移動させてスピット動作を行うことができるので、
収容部材に堆積した黒インクがカラーインクで希釈され
て、黒インクの固化を防ぐことができる。
し、収容部材駆動部は収容部材を移動させて、収容部材
の同一位置に黒インク,カラーインクの順で排出される
ようにしてもよい。この構成によっても、収容部材駆動
部によって収容部材が移動して、収容部材の同一位置に
黒インクヘッド,カラーインクヘッドの順にスピット動
作を行うことができるので、収容部材に堆積した黒イン
クがカラーインクで希釈されて、黒インクの固化を防ぐ
ことができる。
れて排出されるインクと、黒インクヘッド及びカラーイ
ンクヘッドから排出されるインクとを共に収容するバッ
ドを備えることが好ましい。この構成によれば、吸引部
材によって吸引されて排出されたインクと、スピット動
作によって排出されたインクが1つのバッドに収容され
るので、清掃ユニット全体の構造を簡単にすることがで
きる。
て吸引されて排出されるインクを収容するバッドと、黒
インクヘッド及びカラーインクヘッドから排出されるイ
ンクとを収容するバッドとを独立して備えてもよい。こ
の構成によれば、吸引部によって吸引されて排出された
インクを収容するバッドと、スピット動作によって排出
されたインクを収容するバッドとが、独立して設けられ
ているので、各々の位置を自由に設定でき、それによっ
てインクヘッド及びバッドの駆動制御の自由度を広くと
ることができる。
照して以下に説明する。この実施例は、カラーインクジ
ェットプリンタにおいて清掃ユニットが、1個のキャッ
プで黒インクヘッドとカラーインクヘッドの吸引を行う
態様である。なお、図1ではこの実施例の特徴を明確に
説明するため、インクヘッド及びインクの吸引に関連す
る部材のみ図示し、構成部品は図示を省略する。
11は図示しない駆動部により黒インクヘッド21又は
カラーインクヘッド22に対向して、その開口部がイン
クヘッド21,22に密接可能且つ接離可能に設けられ
ている。更にキャップ11は案内管としてのチューブ1
2を介して負圧発生部としての吸引ポンプ13に接続さ
れている。ポンプ13を作動させると、キャップ11は
吸引ポンプ13の吸引力によってインクヘッド21又は
22のノズル内のインク滴とゴミの混合物を吸い出す。
吸い出されたインク滴とゴミの混合物は、収容部材とし
てのバッド14に排出されるような構成になっている。
また、黒インクヘッド21とカラーインクヘッド22を
搭載したインクキャリッジ15は図示しないガイドシャ
フトにより矢印C方向に移動可能に支持されている。
22の吸引を行う場合には、それらを搭載したインクキ
ャリッジ15をガイドシャフトの案内と駆動部の駆動に
よってメンテナンス領域に移動させる。この領域内で、
さらにインクキャリッジは黒インクヘッド21のノズル
とキャップ11とが対向するように移動する。キャップ
11は矢印D方向に移動可能であり、黒インクヘッド2
1のノズルとキャップ11が対向したとき、キャップ1
1は駆動部により駆動されてノズルに接近し密着する。
その後、吸引ポンプ13が作動してインク滴とゴミの混
合物(以下、黒インクと総称する)を吸い出す。黒イン
クヘッド21の吸引作業が終了すると、キャップ11は
駆動部により駆動されてノズルから離れる方向に移動し
て、初期位置に戻る。
の吸引を行う。インクキャリッジはガイドシャフトの案
内と駆動部による駆動とによってカラーインクヘッド2
2がキャップ11に対向するように移動する。カラーイ
ンクヘッド22のノズルとキャップ11が対向したと
き、キャップ11は駆動部に駆動されてノズルに接近し
密着する。その後は、黒インクヘッド21と同様にイン
ク滴とゴミの混合物(以下、カラーインクと総称する)
の吸引作業が行われ、その後、初期位置に戻る。
高いため、吸引された後バッドに排出するまでにチュー
ブ12内に残留することがある。しかし、黒インクの吸
引作業の後、粘度の低いカラーインクが吸引されてチュ
ーブ12内を通ると、残留した黒インクと混ざって粘度
が希釈され、その結果流動性が向上して残留していた黒
インクがバッド14上に排出される。
ポンプ13との間ではキャップ11の矢印D方向の移動
に伴って動くように配置されているが、吸引ポンプ13
とバッド14との間では、黒インクとカラーインクの吸
引作業を行ったときに吸引されたインクが同じ位置に排
出されるように固定されている。
て黒インクヘッドのノズル、カラーインクヘッドのノズ
ルの順に吸引を行うことにより、チューブに残留した黒
インクをカラーインクで希釈するので、黒インクの固化
によるチューブの詰まりを防ぐことができる。
バッド上の異なった位置に排出されていたが、この実施
例ではチューブが1本であり、バッド側の端部が固定さ
れているため、黒インクとカラーインクの排出位置が同
一になり、高粘度の黒インクが低粘度のカラーインクに
希釈されて黒インクの固化を防止することができる。
図を参照して以下に説明する。この実施例は、カラーイ
ンクジェットプリンタの清掃ユニットにおいて、黒イン
クヘッドとカラーインクヘッドの各々に対応するキャッ
プを設け、各キャップに接続されている案内管としての
チューブを途中で合流させて1本にすると共に、合流部
分にインクの吸引を制御する吸引制御部材を設けて吸引
を行う態様である。
明するため、インクヘッド及びインクの吸引に関連する
部材のみ図示し、他の構成部品は図示を省略する。更に
第1実施例と共通の内容については、説明を省略する。
ヘッド21とカラーインクヘッド22の間隔と同じ間隔
を有している。更にチューブ12aと12bが合流する
部分の近傍には黒インクとカラーインクの吸引を制御す
る吸引制御部材16が設けられている。吸引制御部材1
6は、清掃ユニットの所定位置に固定された回転軸17
に回動可能に軸支された押圧部18からなっている。押
圧部18は、チューブ12a,12bが合流する部分よ
り上流側にある2本のチューブ12a又は12bの何れ
かを押圧してチューブ内を塞ぎ、塞がれたチューブに接
続したキャップが、インクヘッドからインクを吸引する
のを阻止する。なお、チューブ12a,12bは可撓性
チューブである。
22の吸引を行う場合には、インクキャリッジ15を移
動して両インクヘッド21,22のノズルと、両キャッ
プ11a,11bとが対向した後、両キャップ11a,
11bは図示しない駆動部に駆動されてノズルに接近し
密着する。その後、吸引ポンプ13を作動させてインク
滴とゴミの混合物を吸い出す。吸い出されたインク滴と
ゴミの混合物は、バッド14に排出される。
は、駆動部を用いて吸引制御部材16の押圧部17を回
転軸中心に回転駆動し、カラーインクヘッド22のノズ
ル側のチューブ12bが閉じられる状態にする。この状
態で吸引ポンプ13を作動して吸引作業を行うと、黒イ
ンクヘッド21のノズルだけからインクの吸引が行われ
る。
プ11a,11bはその状態を保持したまま、駆動部に
よって吸引制御部材16の押圧部18を回転軸17を中
心に回転駆動し、黒インクヘッドのノズル側のチューブ
12aが閉じられる状態にする。この状態で吸引ポンプ
13を作動して吸引作業を行うと、カラーインクヘッド
22のノズルだけからインクの吸引が行われる。黒イン
ク及びカラーインクの吸引作業が終了すると、2個のキ
ャップ11a,11bは同時にノズルから離れて初期位
置に戻る。
に、黒インクが吸引されてチューブ内に残留してもカラ
ーインクが後で吸引されてチューブ12内に流れるの
で、チューブ12内に残留した黒インクと混ざって粘度
が希釈され、その結果流動性が向上して残留していた黒
インクがバッド上に排出される。
びカラーインクヘッド22にそれぞれ対応するキャップ
11a,11bを設け、更に吸引制御部材16を設けて
吸引制御部材16の押圧部17を回転軸中心に回転駆動
して黒インクヘッド21のノズル,カラーインクヘッド
22のノズルの順にインクの吸引を行うことにより、チ
ューブ12に残留した黒インクをカラーインクで希釈す
るので、黒インクの固化によるチューブ12の詰まりを
防ぐことができる。
バッド上の異なった位置に排出されていたが、この実施
例ではチューブのバッド側端部は1本であり、固定され
ているため、黒インクとカラーインクのバッド14への
排出位置が同一になり、高粘度の黒インクが低粘度のカ
ラーインクに希釈されて黒インクの固化を防止すること
ができる。
照して以下に説明する。本実施例は、カラーインクジェ
ットプリンタの清掃ユニットにおいて、吸引動作の後の
スピット動作を行う際、黒インクヘッドとカラーインク
ヘッドが搭載されたインクキャリッジを駆動部としての
インクヘッド駆動部(図示せず)により移動させて、黒
インクとカラーインクをバッド上の同一位置に排出させ
る態様である。なお、図3はこの実施例の特徴を明確に
説明するため、インクヘッド及びインクのスピットに関
連する部材のみ図示し、他の構成部品は図示を省略す
る。
業が終了した後、インクヘッドは、メンテナンス領域内
にある、収容部材としてのスピット専用バッド、或いは
吸引作業で吸引したインクが排出されるバッド14(図
1,図2)へ移動してスピット動作を行う。図3は、ス
ピット専用バッド14aを示している。手順としては、
上記いずれかのバッド14又は14aの上の所定排出位
置に対向する位置に黒インクヘッドのノズルが来るよう
に駆動部(図示せず)によってインクキャリッジ15を
矢印C方向に移動させる。この位置で、黒インクヘッド
21のノズルから所定量の黒インクをバッド14a(又
は14)に向けて排出する。
動作を行う。インクキャリッジ15は、パッド14a上
の所定排出位置に対向する位置にカラーインクヘッド2
2のノズルが来るように駆動部によってインクキャリッ
ジ15を移動させる。この位置で、カラーインクヘッド
22のノズルから所定量のカラーインクをパッド14a
に向けて排出する。
高いため排出されたバッド14a上で堆積することがあ
る。しかし、黒インクのスピット動作の後、粘度の低い
カラーインクが同じ位置に排出されると、堆積した黒イ
ンクと混ざって粘度が希釈され、その結果流動性が向上
して堆積していた黒インクがバッド14aの底面の面方
向に広がるように崩れる。
定排出位置に黒インクヘッド,カラーインクヘッドの順
に移動させてスピット動作を行うことにより、バッド1
4aに堆積した黒インクをカラーインクで希釈するの
で、黒インクの固化を防ぐことができる。なお、バッド
14aに代えてバッド14(図1,図2)を用いても同
様である。
照して以下に説明する。この実施例は、カラーインクジ
ェットプリンタの清掃ユニットにおいて、吸引動作の後
のスピット動作を行う際、黒インクヘッドとカラーイン
クヘッドが搭載されたインクキャリッジを固定し、駆動
部としての収容部駆動部(図示せず)によってバッドを
移動させて黒インクとカラーインクをバッド上の同一位
置に排出させる態様である。スピット動作においては、
黒インクのスピット動作をした後、カラーインクのスピ
ット動作を行うようにする。
明するため、インクヘッド及びインクのスピット動作に
関連する部材のみ図示し、他の構成部品は図示を省略す
る。また、第3実施例と共通の内容に付いては、説明を
省略する。
いて、インクキャリッジ15は、メンテナンス領域の所
定位置に停止する。メンテナンス領域内において、収容
部としてのスピット専用バッド14b、或いは吸引作業
で吸引したインクが排出されるバッド14(図1,図
2)が収容部材駆動部によって移動されてスピット作業
が行われる。
キャリッジ15に搭載された黒インクヘッド21のノズ
ル位置がインク排出位置と対向するように、バッド14
bを収容部材駆動部が矢印E方向に移動させる。バッド
14bが移動してインク排出位置と黒インクヘッド21
のノズルが対向する位置に来たとき、黒インクヘッド2
1のノズルは所定量の黒インクをバッド14bの排出位
置に向けて排出する。黒インクのスピット動作が終了す
ると、カラーインクヘッド22のノズルが黒インクが排
出された位置と対向するように、バッド14bが移動す
る。バッド14bが移動してインク排出位置とカラーイ
ンクヘッド22のノズルが対向する位置に来たとき、カ
ラーインクヘッド22のノズルは所定量のカラーインク
を、すでに排出された黒インクの上に重ねて排出する。
度が高いため排出されたバッド上で堆積することがあ
る。しかし、黒インクのスピット動作の後、粘度の低い
カラーインクが同じ位置に排出されると、堆積した黒イ
ンクと混ざって粘度が希釈され、その結果流動性が向上
して堆積していた黒インクがバッド14bの底面の面方
向に広がるように崩れる。
て、バッド14bの同一位置に黒インクヘッド,カラー
インクヘッドの順にスピット動作を行うことにより、バ
ッド14bに堆積した黒インクをカラーインクで希釈す
るので、黒インクの固化を防ぐことができる。なお、バ
ッド14bに代えてバッド14を用いる場合も同様であ
る。
ッドから黒インク及びカラーインクを収容部材の同一位
置に排出させるので、粘度の高い顔料系インクからなる
黒インクと粘度の低い染料系インクからなるカラーイン
クが混合され、その結果黒インクの粘度を下げて黒イン
クのみの固化を防ぐことができる。
である。
である。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 黒インクを吐出する黒インクヘッドと、
カラーインクを吐出するカラーインクヘッドと、黒およ
びカラーインクヘッドに同時に密接可能でインクを吸引
するための第1および第2キャップと、インクを収容す
る収容部材と、一端が第1キャップ及び第2キャップの
各々に接続された2本に分割され他端が1本にまとめら
れた可撓性チューブからなり上記第1キャップ及び第2
キャップにより吸引されたインクを上記収容部材へと排
出する案内管と、該案内管を介してインクを吸引するた
めの負圧発生部と、を備え、上記分割された2本の可撓性チューブを選択的に押圧し
一方のチューブを閉鎖させる押圧部材を有し、 上記黒インクが顔料系インクからなり、カラーインクが
染料系インクからなり、 上記 第1及び第2キャップを同時に黒及びカラーインク
ヘッドに密着させ、上記押圧部材によりカラーヘッドに
対応するチューブを閉鎖して上記負圧発生部にて上記黒
インクヘッドから黒インクを吸引させた後、上記押圧部
材にて黒ヘッドに対応するチューブを閉鎖しカラーイン
クヘッドからカラーインクを吸引させる制御手段を設け
たことを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 【請求項2】 上記案内管の可撓性チューブにおいて、
まとめられた1本の可撓性チューブの途中に上記負圧発
生部が配置されていることを特徴とする請求項1記載の
インクジェットプリンタ。 - 【請求項3】 上記収容部は、1本にまとめられた可撓
性チューブの端部に位置し、吸引された黒およびカラー
インクが収容部材の同一位置に出させることを特徴とす
る請求項1記載のインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000377822A JP3479507B2 (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000377822A JP3479507B2 (ja) | 2000-12-12 | 2000-12-12 | インクジェットプリンタ |
Related Child Applications (1)
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JP2002361825A Division JP3469894B2 (ja) | 2002-12-13 | 2002-12-13 | インクジェットプリンタ及びインクヘッドの回復処理方法 |
Publications (2)
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JP2002178543A JP2002178543A (ja) | 2002-06-26 |
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- 2000-12-12 JP JP2000377822A patent/JP3479507B2/ja not_active Expired - Lifetime
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