JP2003276221A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003276221A
JP2003276221A JP2003121129A JP2003121129A JP2003276221A JP 2003276221 A JP2003276221 A JP 2003276221A JP 2003121129 A JP2003121129 A JP 2003121129A JP 2003121129 A JP2003121129 A JP 2003121129A JP 2003276221 A JP2003276221 A JP 2003276221A
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ink
head
ink head
color
black
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JP2003121129A
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Susumu Hashimoto
進 橋本
Yasumasa Morimoto
泰正 森本
Yasushi Matsutomo
靖 松友
Masanobu Deguchi
正信 出口
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 黒インクヘッドから排出される黒インクの固
化を防止する。 【解決手段】 顔料系インクである黒インクを吐出する
黒インクヘッドと、染料系インクであるカラーインクと
吐出するカラーインクヘッドとを備え、黒インクヘッド
からインクを排出させた後、カラーインクヘッドよりカ
ラーインクを吸引することで黒インクの固化を防止でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、インクジェットプリンタに関し、特にインク
ヘッドのヘッド部からのインク吐出を確実にするための
インクジェットプリンタに関する。
【0001】
【従来の技術】従来、単数又は複数のインク吐出孔(以
下、ノズルと言う)からインク滴を記録媒体に吐出して
記録を行うインクジェットプリンタは、プリンタ単体又
はファクシミリやワードプロセッサの出力装置として広
範な用途がある。
【0002】モノクロ印字のほかに複数色のインクに対
応したインクヘッドを用いることにより、カラー印字も
可能である。このようなインクジェットプリンタのイン
クヘッドからのインク吐出を確実に行うために、メンテ
ナンスユニットが設けられている。
【0003】図4は、インクヘッドをクリーニングする
ためのメンテナンスユニット10を備えたインクジェッ
トプリンタの従来例の要部概略斜視図、図5は図4のB
部拡大図である。ガイドシャフト1に沿って、駆動ベル
ト2によりキャリッジ3が矢印A方向に往復運動し、キ
ャリッジ3に搭載されたインクヘッド4には記録媒体5
に対向してノズルが設けられ、給紙部6から搬送された
記録媒体5にノズルから吐出されたインクによって印字
を行う。
【0004】インクヘッド4に対向して設けられたクリ
ーニング装置7のワイパーブレード8は、必要に応じて
インクヘッド4のノズル面に当接するように移動してノ
ズル面に付着したインク滴やごみを除去する。
【0005】また、クリーニング装置7の側方に設けた
キャップ9には図示しない吸引チューブが設けられてお
り、非記録時にインクヘッド4を密封して保護すると共
にインクヘッド4のオリフィス部のインクの乾燥を防
ぎ、更にインクヘッド4の印字不良時はインクヘッド4
の内部のごみや気泡をインクとともに、吸引チューブを
介して吸引モータで吸引して引き出す。
【0006】更に、吸引が実行された後にインクヘッド
4のノズルからインクを吐出させるスピット動作(所
謂、つば吐き)を行うことによりインクヘッド4の性能
を回復させる。
【0007】キャップ9で吸引されたインク滴とゴミの
混合物、スピット動作でノズルから吐出されたインク
滴、さらにはクリーニング装置で採取されたインク滴や
ゴミは、メンテナンスユニット10の底部に設けられた
バッドに排出されるようになっている。
【0008】黒のインクヘッドとカラーのインクヘッド
とからなるカラーインクジェットプリンタの場合には、
キャップは黒インクヘッド用とカラーインクヘッド用に
2個設けられ、それらは各々吸引チューブを有して、バ
ッド内の別々の場所に排出されるようになっている。更
に、スピット動作についても、黒インクヘッドとカラー
インクヘッドは同時に行われるため、バッド内の別々の
場所にインクが吐出されるようになっている。
【0009】ところで、黒インクは粘度の高い顔料系イ
ンクが用いられ、カラーインクは粘度の低い染料系イン
クが用いられる。そのため、上記のようにバッド上にイ
ンクが排出されると、黒インクはその粘度によって堆積
し、固化する。一方カラーインクは粘度が低いのでバッ
ドの底面に沿って広がって溜められる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、黒インクの堆
積を続けたままにしておくと、堆積物の頂部がインクヘ
ッドに接触するという問題が生じる。また、黒インクの
高粘度のため、吸引チューブの内部に黒インクが留ま
り、それが固まって吸引チューブの詰まりが生じるとい
う問題があった。
【0011】そこで、この発明は上記問題点に鑑みてな
されたものであり、粘度の高い顔料系インクからなる黒
インクと粘度の低い染料系インクからなるカラーインク
を混合して黒インクの粘度を下げることによって、黒イ
ンクの固化を防ぐことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明のインクジェットプリンタは、顔料系イン
クを吐出する顔料系のインクヘッドと、染料系インクを
吐出する染料系のインクヘッドと、インクヘッドの回復
処理のために顔料系のインクヘッド又は染料系のインク
ヘッドより排出されるインクを収容する収容部材と、を
備えている。
【0013】上述した構成のインクジェットプリンタに
おいて、上記黒インクヘッドを上記収容部材に対向させ
黒インクを排出させ、該排出後に上記カラーインクヘッ
ドを上記収容部材に対向させカラーインクを排出させて
排出処理を終了する制御手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】また、上記顔料系インクは、黒インクであ
って、上記染料系インクは、カラーインクとすることが
できる。
【0015】以上のように顔料系のインクヘッドより顔
料系の例えば黒インクを排出させた後、染料系インクヘ
ッドより染料系の例えばカラーインクを排出させて、そ
の排出処理を終了する。このとき、粘度の高い顔料系イ
ンクからなる黒インクが収容部材で堆積することがあっ
ても、粘度の低い染料系インクからなるカラーインク
が、堆積されたインクと混ざって粘度が希釈され、その
結果流動性が向上して堆積したインクが収容部材に広が
る。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明におけるプリンタにおい
て、黒インクヘッドおよびカラーインクヘッドは、黒イ
ンク又はカラーインクのインクタンクに接続され印字信
号に応じてノズルからインクを吐出する構成を有し、例
えば、ガイドシャフトに摺動可能に支持されたキャリッ
ジに搭載され、インクヘッドと印字用紙を直交方向に移
動して印字が行われるようになっている。
【0017】また、本発明における清掃ユニットは、主
にインクヘッドのノズルを清掃するユニットであり、例
えば、ノズルからインクを強制的に吸い出してインクヘ
ッド内の塵や気泡を除去する時や、インクヘッドが非印
字時にノズルからインクを吐出するスピット動作時のイ
ンクを収容する装置を含む。
【0018】本発明の収容部材は清掃ユニットに備えら
れ、それには、インクヘッドのノズルから排出されるイ
ンクを収容するための部材、例えばバッドと呼ばれる容
器が用いられる。また、この発明における駆動部は、例
えば、インクヘッドの移動およびインク吐出動作、清掃
ユニットの移動およびインクの吸引動作などを選択的に
行う機能や機構を備える。
【0019】清掃ユニットは、黒インクヘッド及びカラ
ーインクヘッドの内部のインクを吸引して収容部材へ排
出するインク吸引部を有することが好ましい。このイン
ク吸引部によって、インクヘッドのノズル内部に入り込
んだインク、更にはゴミを吸い出すことができる。
【0020】この場合、インク吸引部は、黒インクヘッ
ド及びカラーインクヘッドに気密状態で密着可能な密着
部材と、その密着部材から黒インク及びカラーインクを
収容部材へ案内する案内管と、案内管を介して密着部材
に負圧を発生させる負圧発生部とを有することが好まし
い。案内管を介して負圧発生部により密着部材が気密状
態で黒インクヘッド及びカラーインクヘッドに密着して
インクの吸引を行うので、効率良く吸引作業を行うこと
ができる。
【0021】密着部材は、1個のキャップからなり、そ
のキャップが黒インクヘッドに密着して黒インクを吸引
した後、カラーインクヘッドに密着してカラーインクを
吸引することが好ましい。黒インクとカラーインクの排
出位置が同一で、更に1個のキャップを用いて黒インク
ヘッド,カラーインクヘッドの順に吸引を行っているの
で、高粘度の黒インクが低粘度のカラーインクに希釈さ
れて黒インクの固化を防止することができる。また、案
内管に残留した黒インクをカラーインクで希釈するの
で、黒インクの固化による案内管の詰まりを防ぐことが
できる。
【0022】駆動部は、インクヘッド駆動部を有し、イ
ンクヘッド駆動部は黒インクヘッド及びカラーインクヘ
ッドを移動させて、収容部材の同一位置に黒インク,カ
ラーインクの順で排出されるようにすることが好まし
い。この構成によれば、インクヘッド駆動部が、収容部
材の同一位置に黒インクヘッド,カラーインクヘッドの
順に移動させてスピット動作を行うことができるので、
収容部材に堆積した黒インクがカラーインクで希釈され
て、黒インクの固化を防ぐことができる。
【0023】さらに、駆動部は、収容部材駆動部を有
し、収容部材駆動部は収容部材を移動させて、収容部材
の同一位置に黒インク,カラーインクの順で排出される
ようにしてもよい。この構成によっても、収容部材駆動
部によって収容部材が移動して、収容部材の同一位置に
黒インクヘッド,カラーインクヘッドの順にスピット動
作を行うことができるので、収容部材に堆積した黒イン
クがカラーインクで希釈されて、黒インクの固化を防ぐ
ことができる。
【0024】収容部材は、インク吸引部によって吸引さ
れて排出されるインクと、黒インクヘッド及びカラーイ
ンクヘッドから排出されるインクとを共に収容するバッ
ドを備えることが好ましい。この構成によれば、吸引部
材によって吸引されて排出されたインクと、スピット動
作によって排出されたインクが1つのバッドに収容され
るので、清掃ユニット全体の構造を簡単にすることがで
きる。
【0025】また、収容手段は、インク吸引手段によっ
て吸引されて排出されるインクを収容するバッドと、黒
インクヘッド及びカラーインクヘッドから排出されるイ
ンクとを収容するバッドとを独立して備えてもよい。こ
の構成によれば、吸引部によって吸引されて排出された
インクを収容するバッドと、スピット動作によって排出
されたインクを収容するバッドとが、独立して設けられ
ているので、各々の位置を自由に設定でき、それによっ
てインクヘッド及びバッドの駆動制御の自由度を広くと
ることができる。
【0026】(第1の実施形態)本発明に係る第1の実
施形態を図1に示す構成説明図を参照して以下に説明す
る。この第1の実施形態は、カラーインクジェットプリ
ンタにおいて清掃ユニットが、1個のキャップで黒イン
クヘッドとカラーインクヘッドの吸引を行う態様であ
る。なお、図1ではこの実施例の特徴を明確に説明する
ため、インクヘッド及びインクの吸引に関連する部材の
み図示し、構成部品は図示を省略する。
【0027】図1において、密着部材としてのキャップ
11は図示しない駆動部により黒インクヘッド21又は
カラーインクヘッド22に対向して、その開口部がイン
クヘッド21,22に密接可能且つ接離可能に設けられ
ている。更にキャップ11は案内管としてのチューブ1
2を介して負圧発生部としての吸引ポンプ13に接続さ
れている。ポンプ13を作動させると、キャップ11は
吸引ポンプ13の吸引力によってインクヘッド21又は
22のノズル内のインク滴とゴミの混合物を吸い出す。
吸い出されたインク滴とゴミの混合物は、収容部材とし
てのバッド14に排出されるような構成になっている。
また、黒インクヘッド21とカラーインクヘッド22を
搭載したインクキャリッジ15は図示しないガイドシャ
フトにより矢印C方向に移動可能に支持されている。
【0028】黒インクヘッド21とカラーインクヘッド
22の吸引を行う場合には、それらを搭載したインクキ
ャリッジ15をガイドシャフトの案内と駆動部の駆動に
よってメンテナンス領域に移動させる。この領域内で、
さらにインクキャリッジは黒インクヘッド21のノズル
とキャップ11とが対向するように移動する。キャップ
11は矢印D方向に移動可能であり、黒インクヘッド2
1のノズルとキャップ11が対向したとき、キャップ1
1は駆動部により駆動されてノズルに接近し密着する。
その後、吸引ポンプ13が作動してインク滴とゴミの混
合物(以下、黒インクと総称する)を吸い出す。黒イン
クヘッド21の吸引作業が終了すると、キャップ11は
駆動部により駆動されてノズルから離れる方向に移動し
て、初期位置に戻る。
【0029】その後、引き続きカラーインクヘッド22
の吸引を行う。インクキャリッジはガイドシャフトの案
内と駆動部による駆動とによってカラーインクヘッド2
2がキャップ11に対向するように移動する。カラーイ
ンクヘッド22のノズルとキャップ11が対向したと
き、キャップ11は駆動部に駆動されてノズルに接近し
密着する。その後は、黒インクヘッド21と同様にイン
ク滴とゴミの混合物(以下、カラーインクと総称する)
の吸引作業が行われ、その後、初期位置に戻る。
【0030】上記吸引作業において、黒インクは粘度が
高いため、吸引された後バッドに排出するまでにチュー
ブ12内に残留することがある。しかし、黒インクの吸
引作業の後、粘度の低いカラーインクが吸引されてチュ
ーブ12内を通ると、残留した黒インクと混ざって粘度
が希釈され、その結果流動性が向上して残留していた黒
インクがバッド14上に排出される。
【0031】なお、チューブ12はキャップ11と吸引
ポンプ13との間ではキャップ11の矢印D方向の移動
に伴って動くように配置されているが、吸引ポンプ13
とバッド14との間では、黒インクとカラーインクの吸
引作業を行ったときに吸引されたインクが同じ位置に排
出されるように固定されている。
【0032】上記構成によれば、1個のキャップを用い
て黒インクヘッドのノズル、カラーインクヘッドのノズ
ルの順に吸引を行うことにより、チューブに残留した黒
インクをカラーインクで希釈するので、黒インクの固化
によるチューブの詰まりを防ぐことができる。
【0033】更に、従来では黒インクとカラーインクは
バッド上の異なった位置に排出されていたが、この実施
例ではチューブが1本であり、バッド側の端部が固定さ
れているため、黒インクとカラーインクの排出位置が同
一になり、高粘度の黒インクが低粘度のカラーインクに
希釈されて黒インクの固化を防止することができる。
【0034】(第2の実施形態)本発明に係る第2の実
施形態を図2に示す構成説明図を参照して以下に説明す
る。本実施形態は、カラーインクジェットプリンタの清
掃ユニットにおいて、吸引動作の後のスピット動作を行
う際、黒インクヘッドとカラーインクヘッドが搭載され
たインクキャリッジを駆動部としてのインクヘッド駆動
部(図示せず)により移動させて、黒インクとカラーイ
ンクをバッド上の同一位置に排出させる態様である。な
お、図2は第2の実施形態の特徴を明確に説明するた
め、インクヘッド及びインクのスピットに関連する部材
のみ図示し、他の構成部品は図示を省略する。
【0035】前述の実施例に示すようなインクの吸引作
業が終了した後、インクヘッドは、メンテナンス領域内
にある、収容部材としてのスピット専用バッド、或いは
吸引作業で吸引したインクが排出されるバッド14(図
1)へ移動してスピット動作を行う。図2は、スピット
専用バッド14aを示している。手順としては、上記い
ずれかのバッド14又は14aの上の所定排出位置に対
向する位置に黒インクヘッドのノズルが来るように駆動
部(図示せず)によってインクキャリッジ15を矢印C
方向に移動させる。この位置で、黒インクヘッド21の
ノズルから所定量の黒インクをバッド14a(又は1
4)に向けて排出する。
【0036】その後、引き続きカラーインクのスピット
動作を行う。インクキャリッジ15は、パッド14a上
の所定排出位置に対向する位置にカラーインクヘッド2
2のノズルが来るように駆動部によってインクキャリッ
ジ15を移動させる。この位置で、カラーインクヘッド
22のノズルから所定量のカラーインクをパッド14a
に向けて排出する。
【0037】上記排出作業において、黒インクは粘度が
高いため排出されたバッド14a上で堆積することがあ
る。しかし、黒インクのスピット動作の後、粘度の低い
カラーインクが同じ位置に排出されると、堆積した黒イ
ンクと混ざって粘度が希釈され、その結果流動性が向上
して堆積していた黒インクがバッド14aの底面の面方
向に広がるように崩れる。
【0038】上記構成によれば、バッド14aの同一所
定排出位置に黒インクヘッド,カラーインクヘッドの順
に移動させてスピット動作を行うことにより、バッド1
4aに堆積した黒インクをカラーインクで希釈するの
で、黒インクの固化を防ぐことができる。なお、バッド
14aに代えてバッド14(図1,図2)を用いても同
様である。
【0039】(第3の実施形態)本発明に係る第3の実
施形態を図3に示す構成説明図を参照して以下に説明す
る。この実施例は、カラーインクジェットプリンタの清
掃ユニットにおいて、吸引動作の後のスピット動作を行
う際、黒インクヘッドとカラーインクヘッドが搭載され
たインクキャリッジを固定し、駆動部としての収容部駆
動部(図示せず)によってバッドを移動させて黒インク
とカラーインクをバッド上の同一位置に排出させる態様
である。スピット動作においては、黒インクのスピット
動作をした後、カラーインクのスピット動作を行うよう
にする。
【0040】なお、図3は第3の実施形態の特徴を明確
に説明するため、インクヘッド及びインクのスピット動
作に関連する部材のみ図示し、他の構成部品は図示を省
略する。また、第2の実施形態と共通の内容に付いて
は、説明を省略する。
【0041】通常、インクの吸引作業が終了した後にお
いて、インクキャリッジ15は、メンテナンス領域の所
定位置に停止する。メンテナンス領域内において、収容
部としてのスピット専用バッド14b、或いは吸引作業
で吸引したインクが排出されるバッド14(図1)が収
容部材駆動部によって移動されてスピット作業が行われ
る。
【0042】手順としては、所定位置に停止したインク
キャリッジ15に搭載された黒インクヘッド21のノズ
ル位置がインク排出位置と対向するように、バッド14
bを収容部材駆動部が矢印E方向に移動させる。バッド
14bが移動してインク排出位置と黒インクヘッド21
のノズルが対向する位置に来たとき、黒インクヘッド2
1のノズルは所定量の黒インクをバッド14bの排出位
置に向けて排出する。黒インクのスピット動作が終了す
ると、カラーインクヘッド22のノズルが黒インクが排
出された位置と対向するように、バッド14bが移動す
る。バッド14bが移動してインク排出位置とカラーイ
ンクヘッド22のノズルが対向する位置に来たとき、カ
ラーインクヘッド22のノズルは所定量のカラーインク
を、すでに排出された黒インクの上に重ねて排出する。
【0043】上記スピット動作において、黒インクは粘
度が高いため排出されたバッド上で堆積することがあ
る。しかし、黒インクのスピット動作の後、粘度の低い
カラーインクが同じ位置に排出されると、堆積した黒イ
ンクと混ざって粘度が希釈され、その結果流動性が向上
して堆積していた黒インクがバッド14bの底面の面方
向に広がるように崩れる。
【0044】上記構成によれば、バッド14bが移動し
て、バッド14bの同一位置に黒インクヘッド,カラー
インクヘッドの順にスピット動作を行うことにより、バ
ッド14bに堆積した黒インクをカラーインクで希釈す
るので、黒インクの固化を防ぐことができる。なお、バ
ッド14bに代えてバッド14を用いる場合も同様であ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、顔料系のインクである
例えば黒インクが収容部材の排出位置で固化するのを防
止し、染料系インクであるカラーインクを排出させるこ
とで、顔料系インクの粘度を下げて、顔料系のみの固化
を防止し、収容部材の底面の面方向へと広げるようにし
て収容できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の構成を示す構成説明
図である。
【図2】本発明の第2の実施形態の構成を示す構成説明
図である。
【図3】本発明の第3の実施形態の構成を示す構成説明
図である。
【図4】従来例の構成を示す構成説明図である。
【図5】図4のB部拡大図である。
【符号の説明】
11 キャップ(密着部材) 12 チューブ 13 吸引ポンプ 14 バッド(収容部材) 15 インクキャリッジ 21 黒インクヘッド 22 カラーインクヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松友 靖 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 出口 正信 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2C056 EA27 EC24 EC54 EC57 FD20 JA01 JC11

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顔料系インクを吐出するインクヘッド
    と、染料系インクを吐出するインクヘッドと、インクヘ
    ッドの回復処理のために顔料系のインクヘッド又は染料
    系のインクヘッドより排出されるインクを収容する収容
    部材と、を備え、 上記顔料系のインクヘッドを上記収容部材に対向させ顔
    料系インクを排出させ、該排出後に上記染料系インクヘ
    ッドを上記収容部材に対向させ染料系インクを排出させ
    て排出処理を終了する制御手段を備えたことを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 上記顔料系インク及び染料系インクの上
    記収容部材への排出位置を同一位置とすることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 上記収容部材は、排出処理のための専用
    収容部材からなる請求項1記載のインクジェットプリン
    タ。
  4. 【請求項4】 上記収容部材は、回復処理のために上記
    黒インクヘッド、カラーインクヘッドより吸引したイン
    クを収容する収容部材と兼用された吸収部材であること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 上記収容部材への排出位置を同一位置に
    するために、上記黒インクヘッド及びカラーインクヘッ
    ドを移動させることを特徴とする請求項2記載のインク
    ジェットプリンタ。
  6. 【請求項6】 上記収容部材への排出位置を同一位置に
    するために、上記収容部材を移動させることを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 上記顔料系インクは黒インクからなり、
    上記染料系インクはカラーインクからなる請求項1記載
    のインクジェットプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007520372A (ja) * 2003-12-29 2007-07-26 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー インクジェット印刷方法および装置
JP2007261128A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Seiko Epson Corp 記録装置、フラッシング方法
JP2012016820A (ja) * 2010-07-06 2012-01-26 Ricoh Co Ltd 画像形成装置及び画像形成方法

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