JPH09271683A - 製粉方法及び装置 - Google Patents

製粉方法及び装置

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JPH09271683A
JPH09271683A JP8140635A JP14063596A JPH09271683A JP H09271683 A JPH09271683 A JP H09271683A JP 8140635 A JP8140635 A JP 8140635A JP 14063596 A JP14063596 A JP 14063596A JP H09271683 A JPH09271683 A JP H09271683A
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Shigeharu Kanemoto
繁晴 金本
Nobuhiro Matsumoto
伸宏 松本
Akihiko Kato
昭彦 加藤
Yoshihiro Tokui
圭裕 徳井
Satoru Takashita
悟 高下
Kou Shimodera
香 下寺
Hiroyuki Maehara
裕之 前原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 二次調質時間を短縮することができるととも
に、上がり粉の含水率によって二次加水の給水量を調節
する製粉方法及び装置を提供する。 【構成】 一次加水により原料麦の含水率を12〜14
%とするとともに、水分を原料麦内部に浸透させるため
に16〜36時間調質する。挽砕により得られる粉体の
含水率を測定するとともに、この粉体の含水率と、予め
設定した粉体の目標含水率とを比較して、両含水率間に
差があるとき、二次加水の給水量を調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小麦等の製粉方法及び
装置に係り、特に、前処理として精麦処理を行う製粉方
法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】麦粒を挽いて最終製品粉(以下「上がり
粉」という)を得る挽砕処理の前処理として、麦粒に水
分を添加して調質する調質処理が行われている。
【0003】調質処理は通常、2回の水分添加(一次加
水及び二次加水)とそれに伴う2回の調質(一次テンパ
リング及び二次テンパリング)とが行われるが、その目
的の1つとして、一次加水及び一次テンパリングにより
大まかに麦粒の含水率を調製し、更に、二次加水及び二
次テンパリングにより麦粒を目標とする含水率にして、
この麦粒の製粉特性を向上させるとともに、挽砕により
得られる上がり粉の含水率を、この上がり粉の二次加工
特性に適した含水率にする、ということがあげられる。
【0004】しかしながら、麦粒に十分な調質処理が行
われたとしても、挽砕処理による水分損失及び、雰囲気
条件の変化等により、上がり粉の含水率と目標とする含
水率との間には差が生じることが多く、上がり粉の含水
率が目標の含水率よりも低い場合には歩留りの低下が生
じるとともに、高い場合には再び含水率の調製を行わな
ければならないという問題が生じている。そのため、上
がり粉の含水率を検出して、この検出値により挽砕処理
前の麦粒への加水量を調節することができる製粉方法及
び装置の開発が望まれている。
【0005】挽砕処理により得られる上がり粉の含水率
を検出して、この検出値により挽砕処理前の麦粒への加
水量を調節する、いわゆるフィードバック制御を行うた
めには、二次加水から上がり粉の含水率が検出されるま
での時間が短いということが重要となるが、原料となる
麦粒(以下「原麦」という)を調質処理して直接挽砕す
る製粉方法(原麦製粉)においては、表皮における水分
の吸収に時間がかかり、二次加水後の二次テンパリング
において10時間程度の長時間を要し、上記フィードバ
ック制御を行うことが困難であるという問題点がある。
【0006】上記問題点を解決する方法として、原麦の
表皮を剥離して胚乳部を露出させた後挽砕する製粉方法
(精麦製粉)が考えられる。
【0007】挽砕の前処理として原麦の表皮を剥離する
製粉方法及び装置を本出願人は既に出願している(特開
平6−86943)。以下、この製粉方法及び装置につ
いて図5を参照しながら説明する。
【0008】挽砕装置150の前工程には、精麦装置1
51、洗麦装置152、撹拌装置153及び調質装置と
してのテンパリングタンク154が順に連設されてお
り、そして、精麦装置の前工程に精選装置155、加水
装置156及びテンパリングタンク157が配設されて
いる。
【0009】精選装置155に投入された原料麦は、こ
の原料麦中に含まれるわらくずや比較的軽い夾雑物が粗
選機158で除去され、金属片や小石が石抜機159で
除去された後、加水装置156に搬送される。加水装置
156では、麦粒表面に麦粒重量に対し1〜3%の水分
が電磁弁160により調節されて添加される。そして、
水分が添加された原料麦は直接精麦装置151に供給さ
れるか、又は、テンパリングタンク157で5〜20分
調質された後精麦装置151に供給され、搗精歩留りが
85〜94%の精白麦となるように搗精され、洗麦装置
152に排出される。洗麦装置152においては、流入
する精白麦に対し、精白麦重量の5〜10%の水が電磁
弁161により調節されて供給される。そして、スクリ
ュウ162等の回転により麦粒の縦溝部に入り込んだ麩
粉(麦粒から剥離された表皮)が洗浄されて除去される
と同時に、精白麦の含水率が15〜17%となるように
加水された後、撹拌装置153としての上送用スクリュ
ウコンベア163に送り込まれる。加水後の精白麦は、
精白麦粒どうしが固着することがないように、上送用ス
クリュウコンベア163のスクリュウ164による撹拌
作用を受けながら上送され、更に、横送りコンベア16
5のスクリュウ166による撹拌作用を受けながら搬送
され、テンパリングタンク154に投入される。テンパ
リングタンク154内の精白麦は、4〜6時間放置され
て調質が行われた後、揚穀機167及び横送りコンベア
168を介して挽砕装置150の調整タンク169に投
入される。そして、挽砕装置150の1番ブレーキロー
ル機170において最初の挽砕処理が行われる0.5〜
2.5時間前に、水分添加ノズル171による霧状の水
が添加された後、1番ブレーキロール機170へ供給さ
れて挽砕され、上がり粉として回収される、と記載され
ている。
【0010】このように、前記製粉方法においては、搗
精されて胚乳が露出した精白麦に二次加水を行うことに
より、二次調質にかかる時間を前記原麦製粉のそれより
も短縮し得るが、一次加水が麦粒表面にのみ行われてい
るため、搗精後の精白麦の含水率は低く、この精白麦を
目標とする含水率にするためには二次加水を多量に行う
必要があるため、二次調質の時間が少なくとも4時間は
必要となり、前記フィードバック制御を効果的に行うこ
とができないという問題点がある。
【0011】また、二次調質が少なくとも4時間必要で
あるため、精白麦の表皮の水分のほとんどが胚乳内部に
浸透して表皮が乾燥状態となるために、挽砕処理の直前
に再び精白麦に水分を添加しなければならないという問
題点がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題点に
かんがみ、二次調質時間を短縮することができるととも
に、上がり粉の含水率に基づいて二次加水の加水量を調
節することができる製粉方法及び装置を提供することを
技術的課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の製粉方法は、原料麦に一次加水して調質し
た後搗精し、更に、搗精後の精白麦粒に二次加水して調
質した後挽砕する製粉方法において、前記一次加水によ
り前記原料麦の含水率を12〜14%とするとともに、
水分を該原料麦の内部に浸透させるために16〜36時
間調質する。
【0014】挽砕により得られる粉体の含水率を測定す
るとともに、この含水率と、予め設定した粉体の目標含
水率とを比較して、前記粉体の含水率と前記目標含水率
との間に差があるとき、二次加水の給水量を調節する。
【0015】搗精により前記原料麦の搗精歩留りを83
〜94%とする。
【0016】二次加水により精白麦粒の含水率を15〜
17%とする。
【0017】二次加水後の精白麦粒に、撹拌すると同時
に振動を加えて搬送する撹拌振動搬送を行う。
【0018】撹拌振動搬送を少なくとも3分間行う。
【0019】本発明の製粉装置は、原料麦に加水する一
次加水装置と、加水後の前記原料麦を調質する一次調質
装置と、調質後の原料麦を搗精する精麦装置と、搗精後
の精白麦粒に加水する二次加水装置と、加水後の前記精
白麦粒を調質する二次調質装置と、調質後の前記精白麦
粒を挽砕する挽砕装置とからなる製粉装置において、一
次加水装置により原料麦の含水率が12〜14%となる
ように加水するとともに、水分を該原料麦の内部に浸透
させるため、原料麦を一次調質装置内に16〜36時間
保持して調質する。
【0020】挽砕装置により得られる粉体の含水率を検
出する検出手段と、粉体の目標含水率を予め設定する設
定手段と、検出手段により検出された含水率と設定手段
に設定された目標含水率とを比較して、両含水率間の差
を算出する比較算出手段と、比較算出手段により、粉体
の含水率と目標含水率との間に差が算出されたとき、二
次加水装置の給水量を調節するための調節信号を出力す
る調節手段とからなる制御装置を、二次加水装置に接続
する、という技術的手段を講じた。
【0021】
【作用】原料麦は、一次加水装置により含水率が12〜
14%となるように一次加水された後、一次調質装置内
に16〜36時間保持されて調質され、この間に添加さ
れたほとんどの水分が麦粒の胚乳内部に浸透する。
【0022】挽砕装置により得られた粉体の含水率が検
出手段により検出され、この検出手段により検出された
粉体の含水率と、設定手段に予め設定された粉体の目標
含水率とが比較算出手段により比較されるとともに、両
含水率間の差が算出される。そして、比較算出手段によ
り、粉体の含水率が目標含水率よりも高いと算出された
とき、その差の大きさに比例して、信号発生手段から二
次加水装置に給水量を減らすための信号が出力され、二
次加水装置における精白麦粒への給水量が減らされる。
また、比較算出手段により、粉体の含水率が目標含水率
よりも低いと算出されたとき、その差の大きさに比例し
て、信号発生手段から二次加水装置に給水量を増やすた
めの信号が出力され、二次加水装置における精白麦粒へ
の加水量が増やされる。
【0023】一次調質装置による一次調質が終了した原
料麦は、精麦装置に搬送され、搗精歩留り83〜94%
に搗精されて胚乳が露出した精白麦粒となる。
【0024】二次加水装置に供給された精白麦粒は、含
水率が15〜17%となるように二次加水され、製粉に
最適な物理的状態となるとともに、挽砕装置により得ら
れる粉体の二次加工性に適した含水率に調製される。
【0025】
【実施例】本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明
する。精麦装置6の前工程には、精選装置1、一次加水
装置2、一次調質装置3としてのテンパリングタンク4
及び加水タンク5が順に連設され、精麦装置6の後工程
には、二次加水装置7及び二次調質装置8としてのテン
パリングタンク9が配設され、更に、テンパリングタン
ク9の後工程には、挽砕装置116としてのブレーキロ
ール機10、シフター11、ピュリファイアー12、ス
ムースロール機13及びシフター14が配設されてい
る。そして、二次加水装置7とシフター14との間に
は、シフター14からの上がり粉の含水率により二次加
水装置7への加水量を制御する制御装置15が配設され
ている。
【0026】精選装置1は、原料麦粒(原麦)を貯蔵す
るサイロ(図示せず)等から取り出された麦粒に混入す
るわらごみ、草木片、ひもくず、ほこり等の比較的軽い
夾(きょう)雑物を除去する粗選機16並びに金属片や
小石を除去する石抜機17等からなり、製粉行程の最先
の工程として配置される。
【0027】精選装置1の次には、搬送経路W1を介し
て一次加水装置2が配設される。一次加水装置2は、一
端に原麦の供給口18aを、他端に排出口18bを有す
る円筒トラフ18内にスクリュウコンベア19を設ける
とともに、この円筒トラフ18上部にシャワーノズル2
0を臨ませてなり、このシャワーノズル20はヒータ2
1及び電磁弁22を介して水タンク23に連絡される。
【0028】一次加水装置2の排出口18bは、一次調
質装置3としてのテンパリングタンク4の供給口24に
連結され、供給口24には回転する飛散用羽根25が垂
設され、タンク底には一対のロータリーバルブ26が横
設される。更に、ロータリーバルブ26の下方には受樋
27を設けるとともに、受樋27内には排出用スクリュ
ーコンベア28を設け、排出用スクリューコンベア28
の搬送終端部は、水分添加ノズル29を備えた加水タン
ク5の供給口に接続される。そして、加水タンク5の排
出口は竪軸型の精麦装置6に接続されている。以下、精
麦装置6について図2及び図3を参照しながら説明す
る。
【0029】精麦装置6の全体的な断面図を示す図2に
おいて、符号30は機枠であり、機枠30内の上下の軸
受31、32により中空状の主軸33を機枠30のほぼ
中心部に垂直に、かつ回転自在に立設する。そして、主
軸33の下部にプーリー34を設け、このプーリー34
とモータ35のプーリー36とをVベルト37により連
結して主軸33は適宜な速度で回転される。機枠30上
部は、研削転子38を備えた研削精穀部39に、機枠3
0下部は摩擦転子40を備えた摩擦精穀部41に各々形
成されており、研削精穀部39及び摩擦精穀部41につ
いて順に説明する。
【0030】研削精穀部39には複数個の研削転子38
が挿通されており、図3を参照して説明すると、ボス部
42に主軸33を挿通する円穴43及びキー溝44を設
け、このボス部42とリング部45とをアーム46によ
り接続し、複数の通風用開口47を設ける。リング部4
5には研削砥粒を被着した研削部48を固着し、各研削
転子38で形成する間隙を噴風溝49に形成している。
【0031】複数個の研削転子38のうち最上層の研削
転子38には、機枠30上端に設けられた第1供給口5
0からの麦粒を研削転子38に搬送するための螺旋転子
51が載設される一方、研削転子38の周囲には除麩筒
52を立設し、この除麩筒52と研削転子38の間を主
要部とする研削精白室53を形成する。そして、除麩筒
52は4本の支柱54間に円弧状のカバー55を装着し
て麩収集室56を形成し、麩収集室56は、麩収集室5
6下方に形成された環状の集麩室57に連通している。
集麩室57側部に麩排出口58を開口するとともに、麩
排出口58は麩ダクト59により図外のバックフィルタ
及び集麩ファンに連絡する。また、前記各支柱54内に
形成した凹部に抵抗バー60を遊嵌し、この抵抗バー6
0を調整ノブボルト61により研削精白室53に対して
出入可能に形成する。
【0032】除麩筒52の下方には、研削精白室53か
ら麦粒を排出するための第1排出口73を設け、この第
1排出口73には、分銅74により第1排出口73に向
けて付勢する抵抗蓋75を配設し、更に、前記摩擦精穀
部39と連通するとともに、研削精白室53での麦粒の
搗精具合を見る目的で麦粒を取り出すためのサンプル取
出樋76を備えた連通路77を接続している。
【0033】また、前記螺旋転子51には、前記通風用
開口47に空気を供給するための多孔状の開口62を設
ける。
【0034】次に摩擦精穀部41について説明する。摩
擦精穀部41は、主軸33に軸挿した、撹拌突起63及
び噴風溝64を備えた摩擦転子40と、この摩擦転子4
0上に載設した螺旋転子65とを備えており、摩擦転子
40の周囲には除麩筒66を立設し、この除麩筒66と
摩擦転子40との間を主要部とする摩擦精白室67を形
成する。そして、除麩筒66と前記機枠30との間に麩
収集室68を形成し、麩収集室68側部に麩排出口69
を形成するとともに、麩排出口69は麩ダクト70によ
り、前記研削精穀部39と連通するバックフィルタとは
別のバックフィルタ及び集麩ファンに連絡する。
【0035】なお、麩収集室68は隔壁71により集麩
室57と仕切られている。
【0036】また、螺旋転子65の上部側方を第2供給
口72となしこの第2供給口72と前記連通路77とを
接続して、前記研削精白室53と前記摩擦精白室67と
を連通する。
【0037】除麩筒66の下方には、摩擦精白室67か
らの麦粒を排出するための第2排出口78を設け、この
第2排出口78には、分銅79により第2排出口78に
向けて付勢する抵抗蓋80を配設するとともに、麦粒を
機外へ排出するための排出樋81を接続する。
【0038】また、摩擦精穀部41の主軸33には、前
記噴風溝64に主軸33内腔の空気を供給するための複
数の通風口82穿設するとともに、機枠30上端には、
主軸33内腔に空気を供給するための開口83を設け
る。
【0039】精麦装置6の後工程には二次加水装置7が
配設されており、以下、図4〜図6を参照しながら二次
加水装置7について説明する。二次加水装置7は加水洗
浄部84と搬送部85とから構成されており、加水洗浄
部84は、供給樋86からの麦粒を上方から下方へ移送
する螺旋転子87がモータ88によって回転自在に設け
られており、螺旋転子87の下部には供水管89と接続
した水供給口90が設けられるとともに、螺旋転子87
下端には、上方に湾曲して螺旋転子87の周囲を包囲す
る皿状の回転筒91が固着されている。螺旋転子87と
回転筒91との間には、螺旋転子87側に下向きの流路
92を、回転筒91側に上向きの流路93を形成する固
定筒94が螺旋転子87を上方から包囲するように設け
られており、回転筒91の側方には、流路93から回転
筒91の上端縁を介して流出する麦粒を前記搬送部85
に供給するための搬送路95が設けられている。また、
回転筒91の一部は多孔壁96で形成されるとともに、
回転筒91と搬送路95との間の空間を、前記多孔壁9
6から漏出する漏出物の回収室97に形成し、回収室9
7には前記漏出物を機外に排出するための排出管98が
接続されている。
【0040】搬送部85は、一端に前記搬送路95と接
続する供給口99を、他端に麦粒の排出口100を各々
設けた円筒形の機枠101内に、支持枠102に固定さ
れた一対の軸受103、104を介して、複数の撹拌羽
根105を植設した主軸106からなる撹拌装置107
を機枠101のほぼ中央に回転自在に横設するととも
に、主軸の106一方端にはプーリー118を設け、こ
のプーリー118とモータ119のプーリー120とを
Vベルトで連結して主軸106は適宜な速度で回転され
る。排出口100には、分銅121により排出口100
側に付勢する抵抗蓋122を配設するとともに、麦粒を
機外に排出するための排出樋123を接続する。また、
機枠101は、機枠101から突出して設けられた支持
片124及び複数のジョイント125を介して支持枠1
02に水平又は排出口100側にやや低く支承されてお
り、機枠101の下部には、振動発生装置としての、い
わゆる振動モータ126が固設されている。
【0041】また、前記排出管98は一次回収タンク1
27に接続されており、一次回収タンク127には、タ
ンク上部に設けられた供給口128から流入する漏出物
を、タンク下方に流出させるための移送筒129が内設
されるとともに、タンク内の漏出物を上澄み分と沈殿分
とに分離するための仕切壁130が設けられており、沈
殿分の漏出物はポンプ131を介して前記水分添加のズ
ル29に供給され、上澄み分の漏出物はポンプ132を
介して二次回収タンク133に供給される。
【0042】二次回収タンク133には、一次回収タン
ク127からの漏出物の量を検出するレベル計134
と、漏出物を75〜80℃に加温するヒーター135
と、漏出物を撹拌するための撹拌装置136と、漏出物
の温度を検出して前記ヒーター135のON、OFF制
御を行う温度検出器138とが設けられており、タンク
内で75〜80℃に加温された漏出物はポンプ137を
介して前記二次加水装置7の供水管89に供給される。
なお、ポンプ137は前記制御装置15に接続されてお
り、制御装置15によって供水管89への漏出物の供給
量が制御される。
【0043】二次加水装置の排出樋123は、二次調質
装置8としてのテンパリングタンク9の供給口108に
連結される。供給口108には回転する飛散用羽根10
9が垂設され、タンク底には一対のロータリーバルブ1
10が横設される。更に、ロータリーバルブ110の下
方には受樋111を設けるとともに、受樋111内には
排出用スクリューコンベア112を設け、排出用スクリ
ューコンベア112の搬送終端部は、製粉工程における
第一段階の装置であるブレーキロール機10に接続され
ている。
【0044】ブレーキロール機10以後の製粉装置とし
ては、複数のシフター11、14、ピュリファイアー1
2及びスムースロール機13が適宜設けられる。そし
て、シフター14には、このシフター14から排出され
る上がり粉の含水率を検出する手段としての含水率検出
器113と、上がり粉の目標含水率を設定する手段とし
ての含水率設定器114と、この含水率設定器114に
設定された目標含水率と、含水率検出器113からの検
出値とを比較して、含水率の差を算出する手段としての
比較算出器115と、比較算出器115により含水率の
差が算出されたとき、前記ポンプ137に調節信号を出
力する調節手段としての信号発生器117とからなる制
御装置15が接続されている。
【0045】以下、上記構成における作用について説明
する。
【0046】原料タンク等から取り出された原麦は、粗
選機16により夾雑物が除去されるとともに、石抜機1
7により小石や金属片が取り除かれて精選される。精選
処理されて異物が除去された原麦は、最初に一次加水装
置2に供給され、シャワーノズル20による加水を受け
る。加水量は、原麦の含水率が12〜14%となるよう
に電磁弁22で調節される(原麦の含水率は通常11%
程度)。また、冬季などの水温が低い場合は、ヒーター
21によって水温を上昇させると水分の浸透が容易にな
る。加水を施された原麦はスクリュウコンベア19によ
って撹拌・搬送される間に、均等に水分が全ての麦粒内
部に浸透していく。そして、麦粒は揚穀機でテンパリン
グタンク4の供給口24へ搬送されてから、飛散用羽根
25によって飛散されながらテンパリングタンク4内に
張り込まれる。テンパリングタンク4内の麦粒は、添加
された水分のほとんどが麦粒の胚乳部に浸透するよう
に、そのままの状態で16〜36時間放置される。
【0047】テンパリングタンク4内での調質を終えた
麦粒は、ロータリーバルブ26、26の回転によって受
樋27内に流出し、排出用スクリュウコンベア28から
加水タンク5へ送られる。
【0048】加水タンク5に送られた麦粒は、再び水分
添加ノズル29により霧状の水分添加を受ける。水分添
加量は、水分が麦粒表皮部に浸透する程度であり、麦粒
重量に対して0.5〜2%でよい。また、水分添加後の
麦粒は、水分を表皮部に浸透させるため3〜5分間加水
タンク5内に保持された後、精麦装置6の第1供給口5
0に供給される。
【0049】第1供給口50に供給された麦粒は、螺旋
転子51により順次研削精穀部39の研削精白室53内
に送り込まれる。研削精白室53内の麦粒は、研削転子
38の砥粒により外皮が切削される。麦粒から剥離され
た外皮等の麩は、研削精白室53から除麩筒52を経て
直ちに麩収集室56に排除される。つまり、噴風溝49
からは図外の集麩ファンの吸引力により、第1供給口5
0、開口62、螺旋転子51及び研削転子38の通風用
開口47を通った外気が噴風されるからである。そし
て、麩収集室56内の麩は集麩室57及び麩ダクト59
を経て図外のバグフィルタに搬送される。
【0050】研削精白室53での搗精を終えた麦粒は第
1排出口73から連通路77へ排出されるのであるが、
分銅74により付勢された抵抗蓋75により押圧作用が
働き、麦粒はこの抵抗蓋75に抗して吐出するので、研
削精白室53内が適度な圧力で保持されることになる。
【0051】連通路77に吐出した麦粒は、連通路77
を流下して第2供給口72から螺旋転子65によって下
方へ送られ、摩擦精穀部41の摩擦精白室67に流入す
る。摩擦精白室67内の麦粒は摩擦転子40の撹拌突起
63により撹拌され、麦粒相互の自転及び公転により粒
々摩擦が行われる。このとき、麦粒表層が既に研削転子
38により切削されて摩擦係数が増加しており、このた
め、摩擦転子40により十分に麦粒外層を剥離すること
ができる。
【0052】摩擦精白室67で剥離された外皮等の麩は
除麩筒66を経て直ちに麩収集室68に排除される。つ
まり、噴風溝64からは図外の集麩ファンの吸引力によ
り、開口83、主軸33内腔及び通風溝82を通った外
気が噴風されるからである。そして、麩収集室68内の
麩は麩ダクト70を経て、研削精穀部39と連通するバ
グフィルタとは別のバグフィルタに搬送される。
【0053】摩擦精穀室67での搗精を終えて精白麦粒
となった麦粒は、第2排出口78から排出樋81を流下
して機外へ排出されるのであるが、分銅79により付勢
された抵抗蓋80によって押圧作用が働き、精白麦粒は
この抵抗蓋に抗して吐出するので、摩擦精白室67内が
適度な圧力で保持される。
【0054】なお、製粉工程において、良好に胚乳部の
回収を行うためには、精麦装置6での搗精歩留りを83
〜94%とするとよい(但し、水分を除いた乾物のみの
歩留り)。
【0055】精麦装置6から排出された精白麦粒は、次
に、二次加水装置7の供給樋86に供給される。供給樋
86から加水洗浄部84内に供給された精白麦粒は、固
定筒94の内壁に沿って固定筒94と螺旋転子87との
間の流路92に達する。流路92において、精白麦粒は
螺旋転子87の回転により下方へ環状に移送され、この
間、螺旋転子87に設けられた水供給口90から精白麦
粒に、二次回収タンク133で75〜80℃に加温され
た水が放射状に供給される。なお、給水量は、精白麦粒
が製粉に最適な物理的状態となるとともに、挽砕処理に
より得られる上がり粉の含水率が、この上がり粉の二次
加工性に適した含水率となるように、精白麦粒の含水率
を15〜17%とするようにポンプ137により調節さ
れる。
【0056】そして、水が供給された精白麦粒は流路9
2下部に一旦停滞するものの、螺旋転子87の回転によ
り流路92を流下する精白麦粒により適度な圧力を加え
られながら、撹拌及び粒々摩擦作用を受けて強制的に固
定筒94と回転筒91との間の流路93へ押し上げら
れ、この間に、精白麦粒に付着する麩及び精白麦粒にく
っ付いた状態の皮部が供給水中に分離される。流路93
においては、回転筒91の遠心力によって、水が多孔壁
から吹き飛ばされ、漏出物として水とともに精白麦粒か
ら分離された麩及び皮部が回収室97に回収され、排出
管98を通って一次回収タンク127に送られるととも
に、加水及び洗浄された精白麦粒は回転筒91の上端縁
から搬送路95へ流出して搬送部85へ供給される。な
お、流路92、93内での精白麦粒の滞留時間を調節し
て、洗浄度合及び加水度合を調節することができるが、
この場合は、モータ88の回転数を変えればよい。
【0057】一次回収タンク127において、二次加水
装置7からの漏出物は仕切壁130により麩及び皮部を
含む沈殿水と、麩及び皮部を含まない上澄み水とに分離
される。そして、沈殿水はポンプ131を介して加水タ
ンク5の水分添加のズル29に供給され、上澄み水はポ
ンプ132を介して二次回収タンク133に供給され
る。二次回収タンク133内の上澄み水は、温度検出器
138により温度が検出されるとともに、ヒーター13
5により75〜80℃となるように加温される。また、
撹拌装置136によりタンク内の水温が均一にされると
ともに、レベル計134により水量が監視され、水量が
少ない場合には、図外の水供給装置から二次回収タンク
133へ水が供給される。そして、二次回収タンク13
3で75〜80℃になった水は、ポンプ137を介して
二次加水装置7の給水管89に供給される。
【0058】搬送部85内に流入した精白麦粒は、撹拌
羽根105による撹拌作用を受けることにより、精白麦
粒どうし固着することなく水分が精白麦内部に浸透する
とともに、振動モータ126の振動により、機枠101
内壁面に停滞している水が機枠101内壁面から離れて
精白麦粒に接し、確実に良好な加水が行われる。このと
き、精白麦は表皮のほとんどが剥離されて胚乳部が露出
しているため、精白麦内部への水分の浸透が急速に行わ
れる。
【0059】また、振動モータ126は、精白麦粒を供
給口99側から排出口100側へ移動させるように振動
しているため、精白麦は、撹拌及び振動作用を受けなが
ら徐々に機枠101内壁面を振動しながら排出口100
側へ移動する。そして、排出口100へ達した精白麦粒
は、精白麦粒どうしが固着しない程度に表面の水分が内
部に浸透しており、分銅121により排出口100に向
けて付勢する抵抗蓋122に抗して、排出樋123から
機外へ排出される。
【0060】なお、精白麦粒どうしが固着しない程度に
精白麦粒表面の水分を内部に浸透させるためには、少な
くとも3分間撹拌及び振動を与えるのがよく、そのた
め、二次加水装置7への精白麦粒の供給量や精白麦粒へ
の給水量に応じて、分銅121による抵抗蓋122の付
勢力及び、振動モータ126の振動数及び振動幅は適宜
調節される。
【0061】二次加水装置7の排出樋123から排出さ
れた精白麦粒は、二次調質装置8としてのテンパリング
タンク9へ搬送され、テンパリングタンク9の飛散用羽
根109により飛散されながらテンパリングタンク9内
に張り込まれ、0.5〜2時間放置されて短時間の調質
が行なわれる。
【0062】テンパリングタンク9での調質が終了した
精白麦粒は、ロータリーバルブ110、110の回転に
より受樋111内に流出し、排出用スクリューコンベア
112により機外に排出された後、挽砕装置116のブ
レーキロール機10に供給されて挽砕が行われる。
【0063】挽砕装置116におけるその後の具体的な
作用は省略するが、各種のブレーキロール機10で逐
次、段階的に精白麦を挽き割って粗粒としての胚乳部を
取り出すとともに、シフター11によって分級し、更
に、ピュリファイア12によって精選・純化した後、ス
ムースロール機13により粉砕するとともに、シフター
14により分級して、精白麦粒の胚乳部を、最終製品と
しての上がり粉として回収され、そして、上がり粉の含
水率が、制御装置15の含水率検出器113により検出
される。
【0064】含水率検出器113により検出された検出
値と、含水率設定器114に予め設定された目標値と
は、比較算出器115において比較されるとともに、そ
の差が算出される。そして、比較算出器115により、
上がり粉の含水率が目標含水率よりも高いと算出された
とき、その差の大きさに比例して、信号発生器117か
らポンプ137に二次加水装置7の給水管89への給水
量を減らすための信号が出力され、二次加水装置7にお
ける精白麦粒への給水量が減らされる。また、比較算出
器115により、上がり粉の含水率が目標含水率よりも
低いと算出されたとき、その差の大きさに比例して、信
号発生器117からポンプ137に給水量を増やすため
の信号が出力され、二次加水装置7における精白麦粒へ
の給水量が増やされる。
【0065】なお、上記実施例においては、二次調質装
置8としてのテンパリングタンク9において、二次加水
装置からの精白麦を放置して調質しているが、テンパリ
ングタンク9のロータリーバルブ110上方に、空気の
入出により膨張又は収縮自在なゴム状の袋体を複数個設
け、袋体を連続して膨張及び収縮させながら精白麦粒を
調質してもよく、この場合は、袋体の膨張及び収縮によ
り常に精白麦粒が流動するため、テンパリングタンク9
内全体の精白麦粒を均等に調質することができるととも
に、二次調質装置7から搬送された精白麦粒の表層部水
分が高い場合でも精白麦粒どうしが固着することがな
い。
【0066】なお、上記実施例においては、二次加水装
置7における供給水を75〜80℃としているが、供給
水を75〜80℃とした場合には、排出管98から排出
される排水中の一般生菌数を大幅に減少させることがで
きる。
【0067】以下に供給水の温度をそれぞれ変えた場合
の排水中の一般生菌数の個数を表1に示す。
【0068】
【表1】 この表は、20℃、60℃、70℃、75℃及び80℃
の供給水を用いて精白麦粒を洗浄したときの、排水中の
一般生菌数の個数を示す表であって、試験方法は、 (1).各温度の供給水で同量の精白麦粒を洗浄する。 (2).精白麦粒洗浄後の排水を1ml採取する。 (3).採取した排水を寒天培地上で24時間、37℃
で放置する。 (4).培地上に発生したコロニー数を計測する。 表1から明らかなように、75〜80℃の供給水を用い
て精白麦粒を洗浄した場合の排水中には一般生菌は存在
していないため、この排水を上記実施例のように再び供
給水として用いることができる。
【0069】また、供給水を75℃にした場合には洗浄
後の精白麦粒中の一般生菌数を減少させることができ、
以下に75℃及び20℃の供給水を用いて精白麦粒を洗
浄したときの、精白麦粒中の一般生菌数の個数を表2に
示す。
【0070】
【表2】 この表は、20℃の供給水を用いて精白麦粒を洗浄した
場合を対象区としており、試験方法は、 (1).75℃及び20℃の供給水を用いて精白麦粒を
洗浄する。 (2).洗浄後の精白麦粒1に対して9の水を加えてミ
キシングする。 (3).ミキシングの結果得られた溶液を10倍に希釈
した後、1ml採取する。 (4).採取した希釈溶液を寒天培地上で24時間、3
7℃で放置する。 (5).培地上に発生したコロニー数を計測する。 表2から明らかなように、75℃の供給水で洗浄した精
白麦粒中の一般生菌数は、20℃の供給水を用いて洗浄
した精白麦粒中の一般生菌数に比べ50分の1となって
おり、このため、75℃の供給水を用いて洗浄した精白
麦粒を製粉して得られる上がり粉の一般生菌数は非常に
少ないものとなる。
【0071】
【発明の効果】一次加水により原料麦の含水率を12〜
14%とするとともに、水分を該原料麦の内部に浸透さ
せるために16〜36時間調質することにより、一次調
質において、十分な水分を原料麦の胚乳内部に完全に浸
透させることができるため、二次加水における加水量を
少量とすることができるとともに、二次調質にかかる時
間を0.5〜2時間と短くすることができ、そのため、
挽砕処理前の精白麦粒の表皮は乾燥状態とならず、挽砕
処理前に直前加水を行う必要がない。
【0072】挽砕により得られる粉体の含水率を測定す
るとともに、該含水率と予め設定された目標含水率とを
比較して、前記粉体の含水率と前記目標含水率との間に
差があるとき、二次加水の給水量を調節することによ
り、粉体の含水率が目標の含水率と異なる場合であって
も、直ちに二次加水の給水量を調節することができるた
め、常に目標とする含水率である粉体を得ることがで
き、歩留りの低下を生じることなく、また、粉体への水
分添加を行う必要がない。
【0073】搗精により原料麦の搗精歩留りを83〜9
4%とすることにより、麦粒の表皮をほぼ完全に剥離す
ることができるため、二次加水において、麦粒は胚乳部
が露出しており、麦粒内部への水分の浸透が急速に行わ
れるとともに、製粉工程においては、良好に麦粒の胚乳
部を回収することができる。
【0074】二次加水により精白麦粒の含水率を15〜
17%とすることにより、精白麦粒を製粉に最適な物理
的状態にすることができるため、胚乳部と表皮との分離
を容易に行うことができるとともに、胚乳部の回収を良
好に行うことができ、更に、挽砕処理により得られる最
終製品粉の含水率を、この最終製品粉の二次加工性に適
した含水率とすることができる。
【0075】二次加水後の精白麦粒に、撹拌すると同時
に振動を加えて搬送する撹拌振動搬送を行うことによ
り、精白麦粒どうし固着することなく、しかも、精白麦
粒が搬送路に停滞することがない。
【0076】撹拌振動搬送を少なくとも3分間行うこと
により、精白麦粒の表層部の水分が、精白麦粒どうし固
着しない程度の水分となるように、表層部から胚乳部に
浸透するため、撹拌振動搬送終了後に精白麦粒どうし固
着することがない。
【0077】一次加水装置により原料麦の含水率が12
〜14%となるように加水するとともに、水分を該原料
麦の内部に浸透させるため、原料麦を一次調質装置内に
16〜36時間保持して調質することにより、二次加水
装置での給水量を少量にすることができるとともに、二
次調質装置における調質時間を短時間とすることができ
る。
【0078】挽砕装置により得られる粉体の含水率を検
出する検出手段と、粉体の含水率と予め設定された目標
含水率とを比較して含水率の差を算出する比較算出手段
と、粉体の含水率と目標含水率との間に差があるとき、
二次加水装置の給水量を調節するための調節信号を出力
する調節手段とからなる制御装置を前記二次加水装置に
接続することにより、粉体の含水率が目標の含水率と異
なっている場合であっても、直ちに二次加水装置の給水
量を調節することができるため、常に目標とする含水率
である粉体を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略正面図である。
【図2】図1における精麦装置の縦断面図である。
【図3】図2における精麦装置の研削精穀部を示す横断
面図である。
【図4】図1における二次加水装置の縦断面図である。
【図5】図1における二次加水装置の正面図である。
【図6】二次加水装置の加水洗浄部の断面図である。
【図7】従来の実施例を示す概略正面図である。
【符号の説明】
1 精選装置 2 一次加水装置 3 一次調質装置 4 テンパリングタンク 5 加水タンク 6 精麦装置 7 二次加水装置 8 二次調質装置 9 テンパリングタンク 10 ブレーキロール機 11 シフター 12 ピュリファイアー 13 スムースロール機 14 シフター 15 制御装置 16 粗選機 17 石抜機 18 供給口 19 スクリュウコンベア 20 シャワーノズル 21 ヒーター 22 電磁弁 23 水タンク 24 供給口 25 飛散用羽根 26 ロータリーバルブ 27 受樋 28 排出用スクリューコンベア 29 水分添加ノズル 30 機枠 31 軸受 32 軸受 33 主軸 34 プーリ 35 モータ 36 プーリ 37 Vベルト 38 研削転子 39 研削精穀部 40 摩擦転子 41 摩擦精穀部 42 ボス部 43 円穴 44 キー溝 45 リング部 46 アーム 47 通風用開口 48 研削部 49 噴風溝 50 第1供給口 51 螺旋転子 52 除麩筒 53 研削精白室 54 支柱 55 カバー 56 麩収集室 57 集麩室 58 麩排出口 59 麩ダクト 60 抵抗バー 61 調整ノブボルト 62 開口 63 撹拌突起 64 噴風溝 65 螺旋転子 66 除麩筒 67 摩擦精白室 68 麩収集室 69 麩排出口 70 麩ダクト 71 隔壁 72 第2供給口 73 第1排出口 74 分銅 75 抵抗蓋 76 サンプル取出樋 77 連通路 78 第2排出口 79 分銅 80 抵抗蓋 81 排出樋 82 通風溝 83 開口 84 加水洗浄部 85 搬送部 86 供給樋 87 螺旋転子 88 モータ 89 給水管 90 水供給口 91 回転筒 92 流路 93 流路 94 固定筒 95 搬送路 96 多孔壁 97 回収室 98 排出管 99 供給口 100 排出口 101 機枠 102 支持枠 103 軸受 104 軸受 105 撹拌羽根 106 主軸 107 撹拌装置 108 供給口 109 飛散用羽根 110 ロータリーバルブ 111 受樋 112 排出用スクリューコンベア 113 含水率検出器 114 含水率設定器 115 比較算出器 116 挽砕装置 117 信号発生器 118 プーリー 119 モータ 120 プーリー 121 分銅 122 抵抗蓋 123 排出樋 124 支持片 125 ジョイント 126 振動モータ 127 一次回収タンク 128 供給口 129 移送筒 130 仕切壁 131 ポンプ 132 ポンプ 133 二次回収タンク 134 レベル計 135 ヒーター 136 撹拌装置 137 ポンプ 138 温度検出器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 昭彦 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 徳井 圭裕 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 高下 悟 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 下寺 香 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内 (72)発明者 前原 裕之 広島県東広島市西条西本町2番30号 株式 会社佐竹製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原料麦に一次加水して調質した後搗精
    し、更に、搗精後の精白麦粒に二次加水して調質した後
    挽砕する製粉方法において、前記一次加水により前記原
    料麦の含水率を12〜14%とするとともに、水分を該
    原料麦の内部に浸透させるために16〜36時間調質す
    ることを特徴とする製粉方法。
  2. 【請求項2】 前記挽砕により得られる粉体の含水率を
    測定するとともに、該含水率と、予め設定した粉体の目
    標含水率とを比較して、前記粉体の含水率と前記目標含
    水率との間に差があるとき、前記二次加水の給水量を調
    節することを特徴とする請求項1記載の製粉方法。
  3. 【請求項3】 前記搗精により前記原料麦の搗精歩留り
    を83〜94%とすることを特徴とする請求項1又は2
    記載の製粉方法。
  4. 【請求項4】 前記二次加水により前記精白麦粒の含水
    率を15〜17%とすることを特徴とする請求項1、2
    又は3記載の製粉方法。
  5. 【請求項5】 前記二次加水後の精白麦粒に、撹拌する
    と同時に振動を加えて搬送する撹拌振動搬送を行うこと
    を特徴とする請求項1、2、3又は4記載の製粉方法。
  6. 【請求項6】 前記撹拌振動搬送を少なくとも3分間行
    うことを特徴とする請求項5記載の製粉方法。
  7. 【請求項7】 原料麦に加水する一次加水装置と、加水
    後の前記原料麦を調質する一次調質装置と、調質後の原
    料麦を搗精する精麦装置と、搗精後の精白麦粒に加水す
    る二次加水装置と、加水後の前記精白麦粒を調質する二
    次調質装置と、調質後の前記精白麦粒を挽砕する挽砕装
    置とからなる製粉装置において、前記一次加水装置によ
    り前記原料麦の含水率が12〜14%となるように加水
    するとともに、水分を該原料麦の内部に浸透させるた
    め、該原料麦を前記一次調質装置内に16〜36時間保
    持して調質することを特徴とする製粉装置。
  8. 【請求項8】 前記挽砕装置により得られる粉体の含水
    率を検出する検出手段と、前記粉体の目標含水率を予め
    設定する設定手段と、前記検出手段により検出された含
    水率と前記設定手段に設定された目標含水率とを比較し
    て、両含水率間の差を算出する比較算出手段と、該比較
    算出手段により、前記粉体の含水率と前記目標含水率と
    の間に差が算出されたとき、前記二次加水装置の給水量
    を調節するための調節信号を出力する調節手段とからな
    る制御装置を、前記二次加水装置に接続してなる請求項
    7記載の製粉装置。
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