JP3743599B2 - 製粉方法及び該製粉方法による製粉システム - Google Patents

製粉方法及び該製粉方法による製粉システム Download PDF

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    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C23/00Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B02CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
    • B02CCRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
    • B02C9/00Other milling methods or mills specially adapted for grain
    • B02C9/04Systems or sequences of operations; Plant

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、麦を製粉するためブレ−キング(破砕)、グレーディング(分別)、ピュリフィケーション(純化)及びリダクション(粉砕)等の工程を備える製粉方法及びその製粉システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
原料麦を精麦した後、複数のブレ−キング工程で砕し、篩(ふるい)分けや分級を行って品質の良い小麦粉を製造するための従来の製粉システムに基づく製粉フロー100を図7に示す。原料麦はクリーニング108によって夾(きょう)雑物が取り除かれた後、精麦機101に投入される。原料麦は、この精麦機101により精麦された後、搬送路を経て1番ブレーキ102に投入される。この1番ブレーキ102の対向する一対のローラ102a,102bで砕されることにより様々な粒径となった麦粉はシフター103などのにより粒度ごとに分けされる粒径の小さい麦粉(例えば125ミクロン以下のもの)は上がり粉となり、粒径の大きい麦粉(例えば850ミクロン超のもの)は次の2番ブレーキ104に投入される。その他の中間の粒径の麦粉は、スムージングやピュリフィケーションあるいはリダクションと呼ばれる工程(いずれも図示せず)に供給されるのが一般的である。
【0003】
1番ブレーキ102から送られ、それより下位の2番ブレーキ104に投入された麦粉もブレ−キングにより砕されて、シフター105により粒径の小さい上がり粉(フラワー)、粒径の大きい麦粉及びその中間粒径の麦粉(セモリナ)に分けられて、それぞれ適した工程に供給される。つまり、図示した、更に下位の3番ブレーキ106においても、砕された後、シフター107で篩分けされ、粒径に応じてそれぞれ適した工程に供給される。なお、後工程のブレ−キングほど投入される原料に含まれる皮部は多くなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このような従来の製粉システムにおいて、精麦機の有無にかかわらず、良質の小麦粉を歩留まり良く製造するために行われていることは、粉砕した後のシフターなどによる篩分けであって、皮部の混入の少ない小麦粉をいかに多く篩分けによって得るか、更には基準となる灰分混入率以下の小麦粉をいかに多く生産できるかということである。
【0005】
つまり、従来技術において良質の小麦粉を歩留まり良く得るためには、高精度、かつ高効率の篩分けの技術を確立して純度の高い小麦粉を得ることであった。しかしながら、篩(シフター)装置や分級(ピュリフィケーション)装置を操作して小麦粉の純度を上げる技術にはおのずから限界がある。
精麦機によりあらかじめ麦表面の皮部を取り除く技術を採用したとしても、現段階において、篩装置や分級装置の操作によりこれ以上良質の小麦粉を歩留まり良く得ることは実際上難しいものとなっている。
【0006】
以上のことから本発明は従来技術では限界となっていた、これまで以上に良質の小麦粉を歩留まり良く得るための製粉方法とこの方法による製粉システムの提供を技術的課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では、前記課題を解決するために以下の手段を提供する。つまり、本発明の一態様によれば、原料麦を精麦する精麦工程、ブレ−キング工程グレーディング工程、ピュリフィケーション工程及びリダクション工程を含み、粉砕度を異にする、上位から下位にわたって連続的に行われる複数の製粉工程により麦粒を粉砕する製粉方法において、該製粉方法は、前記ブレーキング工程のうちの1番ブレーキング工程に投入される麦粒を整粒麦と整粒麦以外に選別する工程と、該選別工程により選別した整粒麦を前記1番ブレーキング工程に投入する工程と、前記選別工程により選別された整粒麦以外を前記1番ブレーキング工程より下位のブレーキング工程の少なくとも何れか一つに投入する工程と、を有し、前記選別工程は、回転する精麦ロールと、該精麦ロールを囲み小粒を含む整粒麦以外が通過し得る網目幅を備えた金網とで画定される前記精麦工程における精麦機の精麦室内で、精麦作用と共に行われ、かつ、前記整粒麦以外を下位のブレーキング工程に投入する前に、整粒麦以外から麦粒のみを更に分級して得る工程を備える製粉方法とした。
【0008】
精麦工程によって精麦された麦粒中から選別工程により小粒を取り除くと、1番ブレーキング工程に投入される麦粒は整粒麦だけとなる。この整粒麦だけを1番ブレーキング工程に投入することは、麦の胚(はい)乳部に対する皮部の比率が比較的少ない整粒麦だけを投入することであり、麦の胚乳部に対する皮部の比率が比較的高い小粒がないので、そこで粉砕される麦粉の皮部の比率はおのずと低いものとなる。つまり、ここでは従来よりも良質の麦粉が得られることになる。
【0009】
更に本発明では、選別された小粒を1番ブレーキング工程より下位のブレーキング工程の少なくともれかつに投入して粉砕するようにしてある。これは、通常、後工程の レーキング工程になるほど、ここに投入される原料の灰分比率は大きくなるが、1番ブレーキング工程前に選別された比較的皮部比率の高い小粒を、例えば3番ブレーキに投入すれば、小粒とは言え、内部には多くの胚乳部が含まれているので、3番ブレーキで粉砕された後の篩分けでは、中間粒径と上がり粉に含まれる皮部の比率を大幅に低下させることができる。
【0010】
このように、各ブレーキングにおける中間粒径と上がり粉に含まれる皮部の比率を低下させることができるので、製品としての品質が向上するとともに全体としての歩留まりをも向上させることができる。
【0011】
そして、選別工程で選別された整粒以外を、更に分級して得られる麦粒のみを1番ブレーキング工程より下位のブレーキング工程の少なくともれかつに投入して製粉するものとした。これにより、選別工程で整粒麦と整粒麦以外に選別された整粒麦以外のものの中には、麦の小粒や砕粒だけでなく、同時に糠(ぬか)も含まれており、これらを直接製粉工程に投入するのではなく、分級により少なくとも糠分は取り除いて、小粒と砕粒だけを下位製粉工程に投入できるようにしたものである。皮部が多く含まれる原料が投入される下位の製粉工程に小粒や砕粒を投入することによる効果は前述のとおりであるが、特に砕粒をも取り込んで投入することで、歩留まりは、より向上するものとなる。
【0012】
また、整粒から発生した砕粒は比較的皮部の少ない状態であるので、これらを下位のブレーキング工程に投入すれば、ここで生成された麦粉に含まれる皮部の含有率は相対的に低下するものであり、良質の粉の生成と歩留まりの向上に大きく貢献する。
【0013】
更に精麦工程を設けることで、効果はより向上するものとなる。つまり、ブレーキング工程には、精麦されて麦の表面の皮部が取り除かれた状態で投入されるので、投入の段階から皮部が少なく、更に本願の作用により一層灰分含有率の低い小麦粉が歩留まりよく製造できる。
【0014】
【0015】
近年において、製粉システムに精麦機を使用することは比較的一般的となっているが、その精麦機の金網の少なくとも一部の網目幅を小粒麦が抜け出る目幅とすることにより、精麦しながら小径の原料麦を選別することが可能で、かつ、網目が大きいことで糠切れも向上し、精麦後の原料麦は、表面の皮部が精麦によりほぼ取り除かれており、しかも、整粒(大粒)だけを1番ブレーキング工程に投入可能であり、製粉には最適な原料麦とすることができる。さらに、この精麦機による選別工程は、金網の目幅を交換するだけで容易に実現可能である。また、原料麦から小粒を選別するために設けられる選別手段が、従来からある精麦機の金網の目幅を小径の麦粒に合わせた目幅とするという、容易な手段で実現可能となるので、設備投資も低廉(れん)であり、その効果が大きいことから、この業界に多大な貢献をもたらす。また、当然のことながら、金網全体に対して、網目を小径の麦粒が通過できるものとすると効果ある手段となる。
【0016】
【0017】
更に他の態様によれば、精麦機によって精麦された麦粒を、粉砕度を異にする上位から下位にわたって連続的に設けられた複数の製粉装置により粉砕する製粉システムにおいて、該製粉システムは、複数のブレーキング装置のうちの1番ブレーキング装置に投入される麦粒を整粒麦と整粒麦以外とに選別する選別手段と、該選別手段により選別された整粒麦を前記1番ブレーキング装置に投入する第1の搬送手段と、前記選別手段により選別された整粒麦以外を前記1番ブレーキング装置より下位のブレーキング装置の少なくとも何れか一つに投入する第2の搬送手段と、を有し、前記選別手段は、回転する精麦ロールと、該精麦ロールを囲み、少なくともその一部に小粒が抜け出る目幅の網を備えた金網とを具備した前記精麦機で構成し、かつ、前記選別手段により選別された整粒麦以外から、更に麦粒と麦粒麦以外とに分級する分級手段を第2の搬送手段の途中に備えて製粉システムとした。
【0018】
選別手段を設けることの作用・効果は前述したとおりである。本発明の製粉システムの実現のために、選別手段と下位のブレーキング装置とを接続する粉体搬送手段は、特別な搬送手段は必要とせず一般的な搬送手段でよく、また、最低1つの搬送ラインでよいことから、本発明のシステムを極めて安価に実現可能である。
【0019】
そして、選別手段により選別された整粒麦以外から、更に麦粒と麦粒以外とに分級する分級手段を搬送手段の途中に備えるものとした。精麦機から取り出した糠と小粒及び砕粒を、麦の小粒・砕粒と、これら以外のものとに分級する分級手段を搬送手段の途中に備えているので、精麦機から小粒とともに取り出される糠分は取り除かれて、下位のブレーキング装置には麦粉の原料となる小粒と砕粒のみが効率的に供給されることになる。この分級手段は一般的なサイクロンにより実現でき、特別な装置は必要とせず、選別手段に対して最低つ備えればよいので、極めて容易かつ低廉に実現可能である。
【0020】
また、精麦機そのものを選別手段としても機能させることは、近年における製粉においては精麦機の使用が比較的一般的であることを考えれば、精麦機の金網を交換することにより本願が実現できるので、この点においても容易に、かつ低廉に実現可能である。
【0021】
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施例を製粉フローとして図1に示す。原料麦は、クリーニング2によって夾雑物が取り除かれた後、精麦機3に投入される。精麦機3では、麦粒表面の皮部が取り除かれる。皮部が取り除かれた麦粒は、1番ブレーキに投入されて砕される。砕された後の麦粉は、シフター5によって大粒径麦粉(850ミクロン)、中粒径麦粉(850ミクロン〜125ミクロン超)及び小粒径麦粉(125ミクロン以下)に篩分けされる。そして、大粒径麦粉は下位の2番ブレーキ6に投入され、小粒径麦粉は上がり粉として、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれて製品化され、中粒径麦粉は、スムージングと呼ばれるローラーミルに投入され、更に細かく粉砕される。
【0023】
シフター5により篩分けされた大粒径麦粉は、2番ブレーキに投入されて砕された後、シフター7により大粒径麦粉(600ミクロン超)、中粒径麦粉(600ミクロン〜125ミクロン超)及び小粒径麦粉(125ミクロン以下)に篩分けされる。そして、大粒径麦粉は、更に下位の3番ブレーキに投入され、小粒径麦粉は、上がり粉として、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれて製品化され、中粒径麦粉はスムージングと呼ばれるローラミル(図示せず)に投入されて更に細かく粉砕される。
【0024】
シフター7によって篩分けされた大粒径麦粉は、3番ブレーキ8に投入されて粉砕され、シフター9により篩分けされて大粒径麦粉(355ミクロン超)、中粒径麦粉(355ミクロン〜125ミクロン超)及び小粒径麦粉(125ミクロン以下)に篩分けされ、大粒径麦粉は更に下位のローラーミルに投入され、小粒径麦粉は、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれ、上がり粉として製品化される。中粒径麦粉はスムージングと呼ばれるローラーミル(図示せず)に投入されて更に細かく粉砕される。
【0025】
次に、精麦機3について図2に基づいて説明する。精麦機3は、立設した多孔壁除糠精白筒11(以下、「金網11」という)内に、回転自在な縦軸21が軸受22、23によって軸装され、縦軸21の上部には螺旋(らせん)転子24を、同下部には複数段重装した研削ロール10を、そして、研削ロール10の下部には排出転子26がそれぞれ軸着されている。金網11と研削ロール10との空間は搗(とう)精室27に形成し、金網11と外壁28との間を除糠(こう)室29に形成している。
【0026】
以上、一般的な縦軸型精穀機としてある。図3ではその主要部のみを示してある。原料麦を、図の上方から下方に、研削ロール10と金網11との間の搗精室27を流下させるようにしてあり、流下しながら研削ロール10の回転と、研削ロール10と金網11との間で生じる圧力とにより、麦粒の表面にある皮部が研削・除去される。
【0027】
本発明では、精麦機3の金網11に設けられた網目12の目幅を次のように設定してある。つまり、金網11の一部の網目12を、原料麦に含まれる小粒麦が精麦中に金網11の外に抜け出ることが可能な、例えば1.7mmとしてある。その他の部分の網目17は、例えば1.1mmとしてある。
【0028】
こうして目幅を小粒麦に合わせて大きく設けることにより、精麦中に小粒麦は糠と共に金網11外に抜け出て、精麦機3から1番ブレーキ4に投入される麦粒は整粒麦のみとすることができる。比較的皮部の比率が高い小粒麦が選別されて取り除かれることによって、1番ブレーキ4に投入される麦粒全体に含まれる皮部を低減させることができる。このように、本実施例では、精麦機3の金網11の目幅を小粒麦に合わせて大きくすることで選別手段としている。
【0029】
さらに、本実施例では図1に示すように、選別手段である精麦機3と3番ブレーキ8とを連絡する搬送路13を設けている。つまり、この搬送路13により精麦機3から得られる小粒麦を3番ブレーキ8に投入する。この搬送路13の途中には分級手段としてサイクロン14が設けられ、このサイクロン14によって、金網11から抜け出る糠粉と小粒麦とを分離して小粒麦のみを3番ブレーキ8に投入できるようにする。なお、このとき精麦によって生じるであろう砕粒のうち小粒麦と同じもの及びこれより小さいものは同時に抜け出しているので、このサイクロン14によって小粒麦側に分離されるようにすることが好ましい。
【0030】
この搬送路13は、精麦機3の糠を収集する輸送路と兼用してあり、サイクロン14は更にプレートファン15を介して、糠を回収するためのサイクロン16に接続してある。
【0031】
ところで、実施例では金網の一部に目幅の大きい部分を設けた例を示しているが、全体的に目幅を1.7mmとしてもよく、原料の種類や必要性に応じて目幅の大きい部分の割合は変更されるべきである。また、目幅も、1.7mmは一例であり、どの程度を小粒麦と規定するかにより変更されるべきである。なお、選別手段は精麦機ではなく、後述するように、回転選別網いった別の選別手段を設けてもよい。
【0032】
以上のように構成した場合において、本実施例を適用した場合の1番ブレーキ4下のシフター5により篩分けされた小粒径及び中粒径と、従来の1番ブレーキ102の下のシフター103(図7参照)により篩分けられた小粒径と中粒径とに含まれる灰分量を比較して、本願の小粒麦を取り除いて粉砕したことの効果を検証する。さらに、本実施例を適用した場合の3番ブレーキ8下のシフター9により篩分けされた小粒径及び中粒径と、従来の3番ブレーキ106の下のシフター107により篩分けられた小粒径と中粒径とに含まれる灰分量を比較して、選別した小粒麦を1番ブレーキより下位の、少なくとも1つのブレーキに投入したことの本願の効果を検証する。以上の果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】
表1の比較1から、金網11の目幅(目開き)が1.1mmのときの灰分量より1.7mmのときの灰分量が少なくなっているのが明確である。「1.1」の欄が、原料麦をそのまま1番ブレーキ102に投入した場合にシフター103に篩分けられたときの粒径ごとの灰分量であり、「1.7」の欄が、原料麦から小粒麦を選別して抜き取り、これを1番ブレーキ4に投入した場合にシフター5に篩分けられたときの粒径ごとの灰分量である。つまり、これが、小粒麦を選別して抜き取り、整粒麦のみを1番ブレーキ4に投入することによる効果であり、確実に灰分量が減少していることが分かる。
【0035】
表1の「比較2」から、金網11の目幅が1.1mmのときの灰分量より1.7mmのときの灰分量が少なくなっているのが明確である。「1.1」の欄が、従来のように2番ブレーキ10の大粒径粉のみを3番ブレーキ106に投入した場合にシフター107に篩分けられたときの粒径ごとの灰分量であり、「1.7」の欄が、原料麦から選別して抜き取った小粒麦と2番ブレーキの大粒径粉とを3番ブレーキ8に投入した場合にシフター9に篩分けられたときの粒径ごとの灰分量である。
【0036】
以上のような中粒径粉と小粒径粉における灰分量の低下は、生成される小麦粉の品質向上につながり、全体の歩留まりを大きく向上させるものである。上記実施例において示した各シフターで篩分ける粒径は、シフターの篩目を変更することにより適宜設定されるものであり、製粉システム個々において、また、ローラーミル個々に対して変更されるものである。さらに、ローラーミルの台数やシフター等の接続構成も、製粉システム個々において変更されるべきものである。
【0037】
本発明による第2の実施例を製粉フロー20として図4に示す。原料麦は、クリーニング2を通して夾雑物が取り除かれて精麦機18に投入される。精麦機18では麦粒表面の皮部が取り除かれる。表面の皮部がほぼ取り除かれた麦粒は、回転選別機19で粒大選別され、一定の粒径以上の整粒麦は1番ブレーキ4に投入されて砕される。また、一定粒径未満の小粒・砕粒麦は1番ブレーキ4後のローラーミルに投入される。1番ブレーキ4で砕された後の麦粉はシフター5によって、大粒径麦粉(850ミクロン超)、中粒径粉(850〜125ミクロン超)及び小粒径粉(125ミクロン以下)に篩分けされる。そして、大粒径麦粉は下位の2番ブレーキ6に投入され、小粒径麦粉は上がり粉として、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれて製品化され、中粒麦粉はスムージングと呼ばれるローラーミルに投入され、更に細かく粉砕される。
【0038】
シフター5から2番ブレーキ6に投入された大粒径麦粉は砕され、砕された後の麦粉はシフター7により篩分けされる。シフター7により大粒径麦粉(600ミクロン超)、中粒径麦粉(600ミクロン〜125ミクロン超)及び小粒径麦粉(125ミクロン以下)に篩分けされる。大粒径麦粉は更に下位の3番ブレーキ8に投入される。小粒径麦粉は上がり粉として、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれて製品化される。中粒径麦粉はスムージングと呼ばれるローラーミルに投入され、更に細かく粉砕される。
【0039】
シフター7から3番ブレーキ8に投入された大粒径麦粉は砕され、砕された後の麦粉はシフター9により篩分けされる。シフター9により大粒径麦粉(355ミクロン超)、中粒径麦粉(355ミクロン〜125ミクロン超)及び小粒径麦粉(125ミクロン以下)に篩分けされる。大粒径麦粉は更に下位のローラーミルに投入される。小粒径麦粉は上がり粉として、灰分を多く含む皮部が更に取り除かれて製品化される。中粒径麦粉はスムージングと呼ばれるローラーミルに投入され、更に細かく粉砕される。
【0040】
さて、本実施例では、回転選別機19によって、粉砕前の原料麦が粒径選別される。この回転選別機19は、回転金網19aに設けられた網目の目幅を次のようにしてある。つまり、金網19aの網目は、金網が回転中に原料麦に含まれる小粒麦が金網19aの外に抜け出ることを許容する、例えば目幅を1.7mmとしてある。
【0041】
このように目幅を小粒麦に合わせて大きく設けることにより、選別中に小粒麦は糠と共に金網19a外に抜け出るため、回転選別機19から1番ブレーキ4に投入される麦粒は整粒麦のみとすることができる。比較的皮部の多い小粒麦が抜かれて選別されることによって、1番ブレーキ4に投入される麦粒全体に含まれる皮部を低減させることができる。このように、本実施例では回転選別機19の金網19aの目幅を小粒麦に合わせることで選別手段としている。
【0042】
さらに、本実施例では図4に示すように、回転選別機19と3番ブレーキ8とを連絡する搬送路13を設けている。つまり、この搬送路13により回転選別機19から得られる小粒麦を3番ブレーキ8に投入する。この搬送路13の途中には分級手段としてサイクロン14が設けられ、このサイクロン14によって、小粒麦と共に金網19aから抜け出る糠粉と、小粒麦とを分離して小粒麦のみを3番ブレーキに投入できるようにした。なお、このとき精麦によって生じるであろう砕粒も、小粒麦と同じか又はそれより小さいものは同時に抜け出ているので、このサイクロン14によって小粒麦側に分離されるようにするとよい。
【0043】
この搬送路13は他の機器の糠を収集する輸送路と兼用することもあり、この場合、サイクロン14は更にプレートファン15を介して、糠を回収するためのサイクロン16に接続してある。
【0044】
ところで、実施例では金網の目幅を1.7mmとした例を示しているが、原料麦の種類によっては1.7mm以外の目幅としてもよく、原料の種類や必要性に応じて変更されるべきである。また、目幅も、どの程度を小粒麦と規定するかにより適宜変更されるべきである。
【0045】
以上のように構成した場合において、シフターにより篩分けされた中粒径と小粒径とに含まれる灰分量は、第1の実施例のように明確に低下させることができる。つまり、粒径選別して整粒麦のみを1番ブレーキに投入し、小粒径以下の麦粒を1番ブレーキより下位のブレーキに投入する方法を実施し、また、その手段を講じることで、本願の目的である歩留まりの良い製粉が可能となる。
【0046】
ここで、選別機19は、円筒にした金網19aを円筒の中心軸を回転させる回転選別機として示したが、図5のように、平板状にした金網を傾斜させて振動させ、その上に粉砕前の原料麦を投入して、整粒麦と小粒・砕粒とに選別するような振動選別機としてもよく、また、図6のように、多数の凹形状インデントを内面に備える円筒を回転させて、麦粒の長さで小粒・砕粒を取り除くインデントシリンダーによる選別も可能である。同じインデントを備えたものでも、円筒ではなく円盤状にして回転させることによる選別も可能である。
【0047】
【0048】
本発明では、1番ブレーキ4に選別手段により選別された整粒麦が投入でき、選別手段により選別された小粒・砕粒を1番ブレーキ4の下位のブレーキに投入できることが肝要であり、本実施例により選別手段の配置や台数が拘束されることはない。また、精麦機1台を設けた実施例としたが、これに限定されることはなく、精麦を行う精麦機と、精麦と選別作用を備える精麦機の2台を連座させた構成としてもよい。
【0049】
【発明の効果】
複数のブレーキング工程のうちの1番ブレーキング工程の前に選別工程を追加して、1番ブレーキング工程に投入される麦粒から小粒を取り除き整粒麦だけを該1番ブレーキング工程に投入することは、麦の胚乳部に対する皮部の比率が比較的多い小粒がなくなるので、1番ブレーキング工程砕される麦粉の皮部の比率がおのずと低下するものとなり、ここでは従来より良質の麦粉が得られることとなる。また、選別工程で選別した小粒を、胚乳部に対する皮部の比率が多い原料となる下位のブレーキに投入するので、小粒と言えども下位のブレーキ原料に対しては胚乳部に対する皮部の比率は低く、下位のブレーキにおける灰分の比率を低下させることができるとともに、全体としての歩留まりを向上させることができる
【0050】
製粉システムに使用する精麦機の金網の網目幅を小粒麦が抜け出る目幅とすることにより、精麦しながら小径の原料麦を選別することが可能で、整粒(大粒)だけを1番ブレーキング装置に投入でき、製粉には最適な原料麦とすることができるとともに、小粒を下位のブレーキに投入することにより下位のブレーキにおける灰分の比率を低下させ、かつ、全体の歩留まりを向上させることができる。さらに、選別手段が精麦機の金網の目幅を交換するだけで容易に実現可能であるため高価な投資なく実現できる。
【0051】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例による製粉フロー図である。
【図2】 同、精麦機の側断面図である。
【図3】 同上の精麦機の研削ロールと金網の配置を示した図である。
【図4】 本発明の第2の実施例による製粉フロー図である。
【図5】 同、選別手段を、平板状の選別網とした例を示す縦断面図である。
【図6】 同、選別手段を凹状インデントを内面に備える選別筒とした例を示す縦断面図である。
【図7】 従来の製粉フロー図である。
【符号の説明】
1 製粉フロー
2 クリーニング
3 精麦機
4 1番ブレーキ
5 シフター
6 2番ブレーキ
7 シフター
8 3番ブレーキ
9 シフター
10 研削ロール
11 多孔壁除糠精白筒(金網)
12 網目
13 搬送路
14 サイクロン
15 プレートファン
16 サイクロン
17 網目
18 精麦機
19 選別機
20 製粉フロー
21 縦軸
22 軸
23 軸
24 螺旋転子
26 排出転子
27 搗精室
28 外壁
29 除糠室
100 製粉フロー
101 精麦機
102 1番ブレーキ
103 シフター
104 2番ブレーキ
105 シフター
106 3番ブレーキ
107 シフター
108 クリーナー

Claims (2)

  1. 原料麦を精麦する精麦工程、ブレ−キング工程グレーディング工程、ピュリフィケーション工程及びリダクション工程を含み、粉砕度を異にする、上位から下位にわたって連続的に行われる複数の製粉工程により麦粒を粉砕する製粉方法において、該製粉方法は、
    前記ブレーキング工程のうちの1番ブレーキング工程に投入される麦粒を整粒麦と整粒麦以外に選別する工程と、
    該選別工程により選別した整粒麦を前記1番ブレーキング工程に投入する工程と、
    前記選別工程により選別された整粒麦以外を前記1番ブレーキング工程より下位のブレーキング工程の少なくとも何れか一つに投入する工程と、
    を有し、
    前記選別工程は、回転する精麦ロールと、該精麦ロールを囲み小粒を含む整粒麦以外が通過し得る網目幅を備えた金網とで画定される前記精麦工程における精麦機の精麦室内で、精麦作用と共に行われ、かつ、
    前記整粒麦以外を下位のブレーキング工程に投入する前に、整粒麦以外から麦粒のみを更に分級して得る工程を備えることを特徴とする製粉方法。
  2. 精麦機によって精麦された麦粒を、粉砕度を異にする上位から下位にわたって連続的に設けられた複数の製粉装置により粉砕する製粉システムにおいて、該製粉システムは、
    複数のブレーキング装置のうちの1番ブレーキング装置に投入される麦粒を整粒麦と整粒麦以外とに選別する選別手段と、
    該選別手段により選別された整粒麦を前記1番ブレーキング装置に投入する第1の搬送手段と、
    前記選別手段により選別された整粒麦以外を前記1番ブレーキング装置より下位のブレーキング装置の少なくとも何れか一つに投入する第2の搬送手段と、
    を有し、
    前記選別手段は、回転する精麦ロールと、該精麦ロールを囲み、少なくともその一部に小粒が抜け出る目幅の網を備えた金網とを具備した前記精麦機で構成し、かつ、前記選別手段により選別された整粒麦以外から、更に麦粒と麦粒以外とに分級する分級手段を第2の搬送手段の途中に備えてなることを特徴とする製粉システム。
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