JPH01317549A - 製粉方法及びその装置 - Google Patents

製粉方法及びその装置

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JPH01317549A
JPH01317549A JP63149828A JP14982888A JPH01317549A JP H01317549 A JPH01317549 A JP H01317549A JP 63149828 A JP63149828 A JP 63149828A JP 14982888 A JP14982888 A JP 14982888A JP H01317549 A JPH01317549 A JP H01317549A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、原料小麦を精麦した後、製粉する製粉方法
及びその装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、原料麦粒(以下「原麦」という)をロール機で
挽砕する前工程において、原麦の水分その他の物理的・
化学的性質を挽砕に最適な状態とするため、いわゆるコ
ンディショニング(=広義の調質)と呼ばれる処理を行
っている。
コンディショニングにはテンパリングと呼ばれる冷調質
、温調質、熱調質、スタビライザー調質及び乾燥等から
なる狭義の調質があり、本発明における調質とは広義の
調質であるコンディショニングを指すものとする。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、我が国の場合、原変の水分は、通常11〜1
2%であり、これを、挽砕最適水分である15〜16%
に上昇させるための加水及び調質が行われるのであるが
、精麦装置によって麦粒の表皮の一部を除去した麦粒に
加水すると、麦粒表層部に含まれるグルテン及びでんぷ
んの作用によって麦粒どうしがくっつき、例えばテンバ
リングタンク内で固まっておこし状になり、その後の処
理が全く不能となる、という問題点があった。
本発明はこの点にかんがみ、精麦された麦粒であっても
加水による団塊を生じることのない製粉方法及びその装
置を提供することを技術的課題とする。
〔問題点を解決するための手段〕
前記問題点を解決するため本発明の製粉方法は、精麦し
た麦粒に加水するとともに調質した侵に挽砕する製粉方
法において、加水開始から挽砕に至るまでの間を移送さ
れる麦粒に対して撹拌を施すものである。
前記製粉方法を実施するための装置として、ロール機、
シフター及びビュリファイヤー等を備えた挽砕装置の前
工程に、原資を精白する精麦装置、加水装置及び調質装
置を連設してなる製粉H置において、加水装置から挽砕
装置への工程間に撹拌装置を設けたものである。
そして、撹拌装置は、加水装置の排出部と調質装置の供
給部との間を連結するスクリューコンベアにすると効果
的である。
また、精麦装置は、多孔壁部を有する除糠精白筒に精白
転子を内装し、その間隙を精白室に形成してなる精麦装
置にするとよい。
〔作 用〕
以上のように構成された製粉方法及びその装置において
は以下の働きがある。
精麦装置によって精麦された麦粒は、加水装置による加
水を受けるとともに撹拌装置によって撹拌され、更に、
挽砕に最適な水分に調質された後、挽砕装置に供給され
て上り粉が抽出される。
撹拌装置としてのスクリューコンベアによって、麦粒は
移送される間に撹拌作用を受ける。
また、原資は精麦装置の精白室において精白され、縦溝
部以外の表皮が取り除かれる。
(効 果) 精麦装置によって精白された麦粒は、加水装置による加
水を受けるのであるが、直ちに撹拌装置によって撹拌作
用を施すことにより、麦粒どうしがくっつき合うことが
ない。また、撹拌を行って麦粒内への水分の浸透を促進
させ、麦粒表面をいち早く乾かすことによって、麦粒ど
うしの固着の要因を早期に解消し、製粉装置全体におけ
る処理遅延を惹き起こすことがない。
撹拌装置としてはスクリューコンベアがよく、麦粒を搬
送しながら撹拌を行うことができ、特別に撹拌のためだ
けの工程を設ける必要がない。
〔発明の実施例〕
本発明の好適な実施例を図面に基づいて説明する。挽砕
装置5の前工程には(第1図参照)精麦装置1、加水装
置2、撹拌装置1i13及び調質装置としてのテンパリ
ングタンク4がM設され、全体として製粉装置を形成し
ている。以下、順に説明する。
まず、第2図に基づいて、精麦装置1の一実施例につい
て説明する。本実施例の精麦装置4は研削式精麦機16
と加湿精麦機17とからなり、まず、研削式精麦機16
について説明する。
研削式精麦機16は、多孔壁からなる除糠精白筒18内
を貫通ずる主軸19を回動自在に横設するとともに、主
軸19には、表面を金剛砂で形成した研削精白転子(ミ
リングロール)20を軸着し、研削精白転子20と除糠
精白筒18とのなす間隙を精白室21に形成する。この
精白室21の一側部には供給口22を、他側部には排出
口23を各々設け、供給口22の上方には供給ホッパー
24を設けるとともに、排出口23には分銅25で付勢
された押圧蓋26を設け、また、供給口22付近には、
表面に螺旋翼を形成した送穀転子(フィードロール)2
7を主軸19に軸着して回転自在に設ける。ざらに、除
糠精白筒18の周面を果糖室28となすとともに、集糠
室28の下部は集糠ホッパー29を介して集糠ダクト3
0に連結される。集糠ダクト30は図外のバッグフィル
ター及びファンに接続される。
前記研削式精麦116の排出口23に設けた排出樋は、
I製線31を介して加湿精麦機17の供給ホッパー32
に連絡される。この加湿精麦機17は、多孔壁からなり
、かつ、6角筒などの多角状に形成された除糠精白筒3
3内を貫通する中空主軸34を回転自在に横設するとと
もに、一端を開口した中空主軸34には、表面のほぼ長
平方向に形成した撹拌突起35及びこの撹拌突起35に
沿って穿設した噴風溝(スリット)36を備えた摩擦精
白転子37を軸着する。摩擦精白転子37は中空状とな
し、摩擦精白転子37内の中空軸34周面には通気孔3
8が多数設けられる。また、摩擦精白転子37と除糠精
白筒33との間隙を精白室39となし、精白室39の一
側部には供給口40を、他側部には排出口41を各々設
け、供給口40の上方には供給ホッパー32を設けると
ともに、排出口41には分銅42で付勢された押圧蓋4
3を設ける。供給口40付近には、表面に螺旋翼を形成
した送穀転子44を中空主軸34に軸着して回転自在に
設けるとともに、除糠精白筒33の周面には集糠室45
を形成し、集糠室45の下部は集糠ホッパー46を介し
て集糠ダクト47及び集糠ファン48に連絡される。
、  次に、加湿精麦機17における水分添加装置につ
いて説明する。中空主軸34の開口端には二流体ノズル
49のノズル口を臨ませ、一端を二流体ノズル49に接
続された送風管50はエヤーフィルター51を介して空
気圧縮機52に連結され、同じく、二流体ノズル49に
一端を接続した送水管57は、電磁弁53、流量計54
及び流II節弁55を介して水タンク56に連結される
次に、加水装置(ダンプナー)2について説明する。−
側端に供給口9を、他側端に排出口10を各々設けて横
設したトラフ6にスクリュー7を内装するとともに、供
給口9側寄りには水分添加部8を設ける。水分添加部8
には水槽11に連結した噴水ノズル12が設けられ、ト
ラフ6内の麦粒に対して加水を行うよう形成される。ま
た、水槽11から噴水ノズル12に至る水路には、流量
を調節可能な電磁弁13、及び供給される水を加温する
ヒーター14を介設する。なお、スクリュー7の羽根に
は、麦粒の撹拌作用促進するための撹拌バー7aを適宜
設ける。
次に、撹拌装置3であるが、撹拌装置3は上進用スクリ
ューコンベア57と横送りスクリューコンベア58とか
らなり、上進用スクリューコンベア57の下部に設けた
供給口59と加水装@2の排出口10、並びに上進用ス
クリューコンベア57の上部に設けた排出060と横送
りスクリューコンベア58の供給口61とは各々連結さ
れる。上進用スクリューコンベア57は立設したトラフ
62内にスクリュー63を回転可能に設けるとともに、
横送りスクリューコンベア58は横設したトラフ64内
にスクリュー65を回転可能に設けである。なお、横送
りスクリューコンベア58のスクリュー65には、加水
装′112のスクリュー7と同様に撹拌バー65aを設
けてもよい。
横送りスクリューコンベア58の排出口66は、調質装
置としてのテンバリングタンク4の供給口67に連結さ
れる。供給口67には回転可能な飛散用羽根68が垂設
され、タンク底には一対のロータリーバルブ69が横設
される。
更に、ロータリーバルブ69の下方には受樋70を設け
るともに、受樋7o内には排出用スクリューコンベア7
1を設け、排出用スクリューコンベア71の搬送終端部
はバケットエレベータ−72の供給部に接続する。
パケットエレベータ−72の吐出口は挽砕装@5の調整
タンク73に連絡され、調整タンク73の下方には1番
ブレーキロール機74を設け、以下、複数のO−ル機、
シフター及びビュリファイヤー等(いずれも図示せず)
が適宜設けられる。なお、調整タンク73には水分添加
ノズル75を設ける場合がある。
次に上記実施例における具体的作動について説明する。
精選処理されて異物が除去された麦粒は、m製線15で
搬送されて精麦装置4に移送される。精麦装置4におい
ては、まず、研削式精麦機16の供給ホッパー24に投
入され、送穀転子27によって精白室21に送られて研
削精白転子20による精白作用を受ける。すなわら、比
較的大きな周速度(例えば6001ntll/n1in
以上)で回転する研削精白転子20周面の金剛砂により
、縦溝以外の麦粒の皮部が微細に砕かれながら削り取ら
れる。そして、精白室21から押圧M26に抗して吐出
する麦粒は、揚穀機31に搬送されて加湿精麦117の
供給ホッパー32に投入され、送穀転子44によって精
白室39内へ送られる。精白室39は比較的高圧(例え
ば平均圧力200M C11以上)となし、前記研削式
精麦機16の研削精白転子20の約半分以下の周速度で
回転する摩擦精白転子37の撹拌突起35により、麦粒
どうしの粒々摩擦を生じる。このとき、二流体ノズル4
9のノズル口から中空主軸34内に噴出する霧は、中空
主軸34の周面に設けた通気孔38を経て摩擦精白転子
37内中空部に流入し、噴風溝36から精白室39内に
噴き出され、これにより、麦粒の表面は加湿されて摩擦
力が増大し、表面に残留または付着する糖が一伶される
とともに研磨作用を生じる。添加された水分は、噴風溝
35からの噴風により、糠と共に除糠精白筒33から漏
出する。
加湿精麦機17の排出口41から吐出する麦粒(精白粒
)は、次に、加水装置2の供給口9に供給され、スクリ
ュー7及び撹拌バー7aで撹拌しながら搬送される間に
、噴水ノズル12によるシャワー状の加水を受ける。加
水を受けた麦粒は、スクリュー7によって撹拌・搬送さ
れ、麦粒全体にむらなく水分を添加して上進用スクリュ
ーコンベア57の供給口59へ送り込まれる。
水分を添加された麦粒の表面は、グルテン及びでんぷん
の働きによってややべとついた状態となるが、スクリュ
ー63による撹拌作用を受けるので麦粒どうしがくっつ
き合うことなく上送される。そして、撹拌されながら上
送する間に、麦粒表面に、より均一に水分を付着させる
とともに、麦粒内部への水分の浸透を助長する。
なお、加水装置2において、ヒーター14を起動させて
温水による加水を行うことにより、効果的な加水となる
こうして、上進用スクリューコンベア57の上端に至っ
た麦粒は、排出口60から横送りスクリューコンベア5
8内に送り込まれ、更に、横送りスクリューコンベア5
8のスクリュー65及び撹拌バー65aによる撹拌作用
を受けながら搬送される。そして、横送りスクリューコ
ンベア58の搬送終端側に至った麦粒のほとんどは、表
面に付着した水分を吸収して乾いた状態となり、排出口
66から流出し、飛散用羽根58によって飛散されなが
らナンバリングタンク4内へ張り込まれる麦粒は、既に
くっつき合うことのない乾いた粒子となっている。
タンパリングタンク4内の麦粒は、そのままの状態で2
4〜48時間放置する、いわゆるねかしを行い、麦の粒
子全体を均一の水分分布状態となして製粉性を向上させ
る。
テンバリングタンク4でのねかじを終えた麦粒は、ロー
タリーバルブ69の回転によって受樋70内に流出し、
排出用スクリューコンベア71及びパケットエレベータ
−72によって挽砕装置5の調整タンク73内に投入さ
れる。そして、1番ブレーキロール機74で最初の挽砕
が行われる0、5〜2.5時間前に、再び水分添加ノズ
ル75による霧状の水分添加を受ける。
挽砕装置5における、その後の具体的な作用は省略する
が、ブレーキロール機で逐次、段階的に原資を挽き割っ
て粗粒としての胚乳部を取り出すとともにシフターによ
って分級し、更に、ビュリファイヤーによって精選純化
した後、ロールl1l(スムースロール)によって粉砕
して上り粉を抽出する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の概略正面図、第2図は第1
図における精麦装置の拡大図である。 1・・・精麦装置、2・・・加水装置、3・・・撹拌装
置、4・・・テンパリングタンク、5・・・挽砕装置、
6・・・トラフ、7・・・スクリュー、8・・・水分添
加部、9・・・供給口、10・・・排出口、11・・・
水槽、12・・・噴水ノズル、13・・・電磁弁、14
・・・ヒーター、15・・・パケットエレベータ−11
6・・・研削式精麦機、17・・・加湿精麦機、1・・
・除糠精白筒、19・・・主軸、20・・・研削精白転
子、21・・・精白室、22・・・供給口、23・・・
排出口、24・・・供給ホッパー、25・・・分銅、2
6・・・押圧蓋、27・・・送穀転子、28・・・集穀
室、29・・・集糠ホッパー、30・・・集糠ダクト、
31・・・パケットエレベータ−132・・・供給ホッ
パー、33・・・除1N請白筒、34・・・中空主軸、
35・・・撹拌突起、36・・・噴風溝、37・・・摩
擦精白転子、38・・・通気孔、39・・・精白室、4
0・・・供給口、41・・・排出口、42・・・分銅、
43・・・押圧蓋、44・・・送穀転子、45・・・集
糠空、46・・・集糠ホッパー、47・・・集糠ダク1
−148・・・集糠ファン、49・・・二流体ノズル、
50・・・送風管、51・・・エヤーフィルター、52
・・・空気圧縮機、53・・・電磁弁、55・・・流量
調節弁、56・・・水タンク、57・・・1送用スクリ
ューコンベア、58・・・横送りスクリューコンベア、
59・・・供給口、60・・・排出口、61・・・供給
口、62・・・トラフ、63・・・スクリュー、64・
・・トラフ、65・・・スクリュー、66・・・排出口
、67・・・供給口、58・・・飛散用羽根、69・・
・〇−タリーバルブ、70・・・受樋、71・・・排出
用スクリューコンベア、72・・・パケットエレベータ
−173・・・調整タンク、74・・・1番ブレーキO
−ル機、75・・・水分添加ノズル。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)、精麦した麦粒に加水するとともに調質した後挽
    砕する製粉方法において、加水から挽砕に至る麦粒を攪
    拌することを特徴とする製粉方法。
  2. (2)、挽砕装置の前工程に、精麦装置、加水装置及び
    調質装置を連設してなる製粉装置において、加水装置か
    ら挽砕装置への工程間に撹拌装置を設けたことを特徴と
    する製粉装置。
  3. (3)、撹拌装置は、加水装置の排出部と調質装置の供
    給部との間を連結するスクリューコンベアである請求項
    (2)記載の製粉装置。
  4. (4)、精麦装置は、多孔壁部を有する除糠精白筒に精
    穀転子を内装し、その間隙を精白室に形成してなる精麦
    装置である請求項(2)又は(3)記載の製粉装置。
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