JPH11319590A - 精穀機における除糠装置 - Google Patents

精穀機における除糠装置

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JPH11319590A
JPH11319590A JP12695198A JP12695198A JPH11319590A JP H11319590 A JPH11319590 A JP H11319590A JP 12695198 A JP12695198 A JP 12695198A JP 12695198 A JP12695198 A JP 12695198A JP H11319590 A JPH11319590 A JP H11319590A
Authority
JP
Japan
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bran
sugar
chamber
polishing
vertical shaft
Prior art date
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Pending
Application number
JP12695198A
Other languages
English (en)
Inventor
Satoru Satake
覺 佐竹
Mitsuharu Arishige
光治 有重
Yasuyoshi Seto
康義 瀬戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
Application filed by Satake Engineering Co Ltd filed Critical Satake Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精穀機において精穀中に発生する糠は吸引フ
ァンにより吸引・除去しているが搗精室内の吸引静圧が
均一にならない。特に吸引ファンに近い多孔壁除糠精白
筒の下部では、吸引静圧が高いため砕粒の発生原因とな
り、また、多孔壁除糠精白筒内の上部では逆に吸引静圧
が低いため糠が多孔壁に付着し、目詰まりをおこしてい
た。 【解決手段】 精穀機において、外壁の任意の位置に除
糠室の上部から下部までに至る縦細長の開口部を設けて
除糠口とし、該除糠口と除糠装置とを通風路を介して接
続した除糠装置を提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穀類を精穀する精
穀機に係り、特に精穀中に発生する糠を吸引・除去する
ための精穀機における除糠装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、竪型の精穀機で精穀した時に発生す
る糠は、糠取出口の下部に集合させて吸引していた。こ
の精穀機100を図3に基づいて説明する。前記精穀機
100は立設した多孔壁除糠精白筒101内に、回転自
在な竪軸104を中間部ベアリング102及び下部ベア
リング103によって軸装し、該竪軸104の上部に螺
旋転子105を、該螺旋転子105の下部に複数段に積
み重ねた研削ロール107を、そして、該研削ロール1
07の下部に排出転子106をそれぞれ軸着している。
前記多孔壁除糠精白筒101と前記研削ロール107と
を主要部とする空間は搗精室113に形成し、前記多孔
壁除糠精白筒101と外壁114との空間に除糠室11
5を形成している。前記搗精室113の上部は原料供給
口108に、前記搗精室113の下部側面は精品排出部
109にそれぞれ連絡し、精品排出部109の設置個所
以外の前記除糠室115の底部に糠取り出しダクト11
7を連結している。前記精品排出部109には、分銅1
10を備えた抵抗蓋111と精品排出樋112とが設け
られている。
【0003】次に従来技術における作動について説明す
る。原料供給口108より供給された穀類は、螺旋転子
105により搗精室113に送られ、該搗精室113に
おいて回転する研削ロール107により精穀される。精
穀中に発生した糠は吸引ファン(図示せず)により吸引
され、搗精室113から多孔壁除糠精白筒101を経て
除糠室115に移送され、更に該除糠室115から糠取
出口116を経て、糠取り出しダクト117に移送され
機外に排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような精穀機10
0においては、精穀中に発生する糠を吸引する際、除糠
室115の下部の糠取出口116の一ヵ所でのみ吸引し
ているので、下段付近では吸引静圧が高く、穀類は多孔
壁除糠精白筒101に張り付いて滞留時間が長く密にな
り、そのため、搗精室内の搗精圧力が高くなり過ぎ、砕
粒の発生原因となっていた。また、上段付近では吸引静
圧が低いため、糠が抜けきれず多孔壁除糠精白筒101
に付着して目詰まりをおこしやすい。目詰まりをおこし
た多孔壁除糠精白筒101は随時清掃しないと、ますま
す下段の吸引静圧が高くなり砕粒を増やすことになる。
【0005】本発明は上記問題点にかんがみ、搗精室1
13内の吸引静圧をできるだけ均一にすることを技術的
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、立設した多孔壁除糠精白筒内に回転自在な竪
軸を設け、該竪軸には上部に螺旋転子を、下部に排出転
子を中間部に研削ロールをそれぞれ軸着し、前記多孔壁
除糠精白筒と前記研削ロールとを主要部とする空間を搗
精室に形成し、該搗精室の上部を原料供給部に、下方側
部を精品排出部にそれぞれ連絡し、該精品排出部には抵
抗装置と精品排出樋を設ける。前記外壁の任意の位置に
は除糠室の上部から下部までに至る縦細長の開口部を設
けて除糠口とし、該除糠口と除糠装置とを通風路を介し
て接続する、という技術的手段を講じた。
【0007】また、前記除糠口とサイクロン形状の除糠
装置とを、前記竪軸の回転方向に添って略接線状に通風
路を介して接続すると、より効果的である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。図1は精穀機の概略を示す側
断面図であり、図2は図1のA−A’線断面図である。
精穀機aは立設した多孔壁除糠精白筒1内に、竪軸4を
上部ベアリング2及び下部ベアリング3によって回転自
在に軸装し、該竪軸4の上部に螺旋転子5を、該螺旋転
子5の底部に接続して複数段に積み重ねた研削ロール7
を、そして、該研削ロール7の底部に接続して排出転子
6をそれぞれ軸着している。前記多孔壁除糠精白筒1と
前記研削ロール7とを主要部とする空間は搗精室13に
形成し、前記多孔壁除糠精白筒1と外壁14との空間は
除糠室15を形成している。前記外壁14の任意の位置
には除糠室15の上部から下部までに至る縦細長の開口
部を設けて除糠口19とし、該除糠口19と該除糠口1
9の上部から下部までを平均的に吸引するためのサイク
ロン形状の除糠装置16とを前記竪軸4の回転方向21
に添って略接線状に通風路18を介して接続している。
該除糠装置16の下方には糠取り出し口17を設ける。
また、前記搗精室13の上部を原料供給口8に、下部を
精品排出部9にそれぞれ連絡している。前記精品排出部
9には分銅10を備えた抵抗蓋11と精品排出樋12と
が設けられている。
【0009】次に、前記実施の形態における作動につい
て説明する。原料供給口8より供給された穀類は、螺旋
転子5を流下して搗精室13で回転する研削ロール7に
より精穀される。精穀中に発生した糠は吸引ファン(図
示せず)により、搗精室13より多孔壁除糠精白筒1を
経て除糠室15に移送され、除糠口19から通風路18
を通って除糠装置16のサイクロン状の円筒部に接線方
向より流入する。除糠装置16内に流入した糠は遠心力
によりサイクロン状の壁づたいに旋回しながら落下し、
糠取り出し口17より機外に排出される。
【0010】
【発明の効果】本発明は、立設した多孔壁除糠精白筒内
に回転自在な竪軸を設け、該竪軸には上部に螺旋転子
を、下部に排出転子を中間部に研削ロールをそれぞれ軸
着し、前記多孔壁除糠精白筒と前記研削ロールとを主要
部とする空間を搗精室に形成し、該搗精室の上部を原料
供給部に、下方側部を精品排出部にそれぞれ連絡し、該
精品排出部には抵抗装置と精品排出樋を設け、前記外壁
の任意の位置には除糠室の上部から下部までに至る縦細
長の開口部を設けて除糠口とし、該除糠口と除糠装置と
を通風路を介して接続したので、複数段の研削ロールの
各段は平均的に吸引され、搗精室内の吸引静圧をほぼ均
一に保つことができる。このことより穀類の多孔壁除糠
精白筒への張り付きもなくなり搗精室内の搗精圧が均一
化され砕粒の発生が少なくなる。更に、多孔壁除糠精白
筒のどの壁面も一定に風が流れるので糠切れがよくな
り、糠の多孔壁除糠精白筒への付着が少なくなり清掃回
数も少なくなる。
【0011】そして、前記除糠口とサイクロン形状の除
糠装置を、前記竪軸の回転方向に添って略接線状に通風
路を介して接続することで、吸引ファンより吸引される
風はサイクロン状の除糠装置内で遠心力により壁づたい
に上方より下方まで平均的に旋回するので搗精室の吸引
静圧を更に均一に保つことができ、砕粒の発生も減少し
糠切れもよくなる。ちなみに砕粒発生率は歩留93%で
従来機は1.47%に対し除糠装置使用により0.64
%と激減した結果を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】概略で示す精穀機の側断面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】従来の精穀機を示す概略側断面図である。
【符号の説明】
a 精穀機 1 多孔壁除糠精白筒 2 上部ベアリング 3 下部ベアリング 4 竪軸 5 螺旋転子 6 排出転子 7 研削ロール 8 原料供給口 9 精品排出部 10 分銅 11 抵抗蓋 12 精品排出樋 13 搗精室 14 外壁 15 除糠室 16 除糠装置 17 糠取り出し口 18 通風路 19 除糠口 20 除糠装置入口 21 回転方向 100 精穀機 101 多孔壁除糠精白筒 102 中間部ベアリング 103 下部ベアリング 104 竪軸 105 螺旋転子 106 排出転子 107 研削ロール 108 原料供給口 109 精品排出部 110 分銅 111 抵抗蓋 112 精品排出樋 113 搗精室 114 外壁 115 除糠室 116 糠取出口 117 糠取り出しダクト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 立設した多孔壁除糠精白筒内に竪軸を回
    転自在に軸装し、該竪軸に精白ロールを軸着し、前記多
    孔壁除糠精白筒と前記精白ロールとを主要部とする空間
    を搗精室に形成し、前記多孔壁除糠精白筒と外壁との空
    間に除糠室を形成するとともに、前記多孔壁除糠精白筒
    の一方に原料供給口を他方に精品排出部を配設してなる
    精穀機において、前記外壁の任意の位置に除糠室の上部
    から下部までに至る縦細長の開口部を設けて除糠口と
    し、該除糠口と除糠装置とを通風路を介して接続したこ
    とを特徴とする精穀機における除糠装置。
  2. 【請求項2】 前記除糠口と、サイクロン形状の除糠装
    置とを前記竪軸の回転方向に添って略接線状に通風路を
    介して接続したことを特徴とする請求項1記載の精穀機
    における除糠装置。
JP12695198A 1998-05-11 1998-05-11 精穀機における除糠装置 Pending JPH11319590A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009072682A (ja) * 2007-09-20 2009-04-09 Satake Corp 石抜き精米機
JP2013046894A (ja) * 2011-08-29 2013-03-07 Yamamoto Co Ltd 精穀機
CN106824349A (zh) * 2017-03-29 2017-06-13 中粮米业(岳阳)有限公司 一种组合式碾米机
CN112718045A (zh) * 2021-01-04 2021-04-30 郭谦佑 一种具有包装功能的糙米加工装置及其加工方法
CN115536454A (zh) * 2022-10-13 2022-12-30 周鹏建 一种用于小麦种植的有机肥加工装置

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