JP2019202252A - 無洗穀粒製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搗精部に残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗穀粒製造装置を提供する。【解決手段】穀粒を水と混合・撹拌して水中搗精する搗精部3と、搗精部3から供給される穀粒と水とを脱水筒18内に設けた脱水スクリュー20によって脱水する遠心脱水部5と、遠心脱水部5から供給される穀粒を乾燥風によって無洗穀粒に仕上げる調質・乾燥部6と、を備えた無洗穀粒製造装置であって、搗精部3は、搗精筒内7に回転自在に支持した搗精軸8と、搗精軸8に軸着した送穀スクリュー9と、搗精軸8に軸着するとともに、撹拌羽根10を固着した撹拌転子11と、さらに、搗精軸8に軸着して搗精筒7から穀粒が流出するのを規制する規制部材12と、を備えて構成される。【選択図】図2

Description

本発明は、水による研ぎ洗いが不要で水を加えるだけで炊飯することのできる穀粒(米であれば無洗米)に加工するための無洗穀粒製造装置に関するものである。特に、搗精部に残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗穀粒製造装置を提供するものである。
従来、この種の無洗穀粒製造装置として、特許文献1に記載のものがある。
このものは、搗精部と遠心脱水部とを連結する接合部に、手締式の連結手段(クランプバンド)を設けて搗精部と遠心脱水部とを容易に分解可能に形成し、前記搗精部から分離した遠心脱水部の供給部と、調質部の排風路から分岐する乾燥用ダクトとを接続可能とし、容易にメンテナンスを行うことができるものである。
これにより、無洗穀粒(無洗米)の加工終了後の洗浄・乾燥工程において、手締式のクランプバンドを手で緩めて搗精部と遠心脱水部とを容易に離脱させ、次いで、遠心脱水部の供給側に乾燥用ダクトを接続することで、遠心脱水部内部に調質部で利用する除湿乾燥空気を送給することが可能となる。そして、水で清掃・洗浄を行った後の遠心脱水部に除湿乾燥空気を送給すれば、内部を乾燥することができるので、容易にメンテナンスを行うことができるといった作用・効果がある。
しかしながら、特許文献1にあっては、分解後の洗浄が不十分であった場合には、搗精部や遠心脱水部内に穀類や高濃度の洗米排水が残留・固着し、これら付着物や残渣が起因となって菌の増殖や腐敗が進行し、食品加工上での衛生面に懸念が生じるといった問題があった。
特開2004−344798号公報
本発明は上記問題点にかんがみ、搗精部に残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗穀粒製造装置を提供することを技術的課題とする。
上記課題を解決するため本発明は、穀粒を水と混合・撹拌して水中搗精する搗精部と、該搗精部から供給される穀粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される穀粒を乾燥風によって無洗穀粒に仕上げる調質・乾燥部と、を備えた無洗穀粒製造装置であって、
穀粒を水と混合・撹拌して水中搗精する搗精部と、該搗精部から供給される穀粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される穀粒を乾燥風によって無洗穀粒に仕上げる調質・乾燥部と、を備えた無洗穀粒製造装置であって、
前記搗精部は、搗精筒内に回転自在に支持した搗精軸と、該搗精軸に軸着した送穀スクリューと、前記搗精軸に軸着するとともに、撹拌羽根を固着した撹拌転子と、さらに、前記搗精軸に軸着して前記搗精筒から穀粒が流出するのを規制する規制部材と、を備えて構成される、という技術的手段を講じた。
請求項2記載の発明は、前記規制部材が鍔状部材であって、前記搗精軸に軸着した前記鍔状部材の端縁が前記搗精筒の内径との隙間を狭めて前記搗精筒からの穀粒の流出を規制するものであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記搗精部の搗精筒始端側には、前記搗精筒に開口した穀粒投入口と、該穀粒投入口に穀粒を投入するための穀粒投入ホッパとを備え、該穀粒投入ホッパには、前記搗精筒の外周縁の接線方向から穀粒を整列させた状態で投入する傾斜シュートを備えていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記傾斜シュートの下端には、水供給ノズルが固設されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記水供給ノズルが、前記傾斜シュートの幅方向寸法とほぼ同等の幅寸法の幅広の開口となっていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、搗精部が、搗精筒内に回転自在に支持した搗精軸と、該搗精軸に軸着した送穀スクリューと、複数の撹拌羽根を固着し、かつ、前記搗精軸に軸着した撹拌転子と、前記搗精軸の先端部に軸着して前記搗精筒からの穀粒の流出を規制する規制板と、を備えて構成されるので、規制板によって搗精筒から穀粒の流出を規制しつつ水中搗精が行われるから、搗精筒内が常に充満状態となって残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗米製造装置を提供することが可能となる。
そして、請求項2記載のように、前記規制板が、前記搗精軸の先端部に軸着して前記規制板の端縁が前記搗精筒の内径との隙間を狭めて前記搗精筒からの穀粒の流出を規制するものであると、別部品となる受けホッパーを介さず、前記搗精部と前記遠心脱水部とを連続して直接接続することができるため、機体が小型化になるメリットがある。
特に、穀粒が米である場合に、前記規制板の端縁と前記搗精筒の内径との隙間を、米粒の流出が可能な3〜15mmの範囲に設定すると、詰まりを生じさせることなく、搗精筒から精白米の流出を規制しつつ水中搗精を行うことができる。
請求項3記載の発明によれば、前記搗精部の搗精筒始端側には、前記搗精筒に開口した穀粒投入口と、該穀粒投入口に穀粒を投入するための穀粒投入ホッパとを備え、該穀粒投入ホッパには、前記搗精筒の外周縁の接線方向から穀粒を整列させた状態で投入する傾斜シュートを備えてあり、これにより、穀粒供給装置から繰り出された穀粒を滞らせることなく速やかに搗精筒内に供給することができる。
請求項4記載の発明によれば、前記傾斜シュートの下端に、水供給ノズルが固設されているから、穀粒の流下の勢いによって加水による水の圧力が弱められ、飛沫を防ぐことができるというメリットがある。
請求項5記載の発明によれば、前記傾斜シュートの幅方向寸法とほぼ同等の幅寸法の幅広の開口となっているから、傾斜シュートの幅方向いっぱいに穀粒が整列されて流下してくる場合であっても、傾斜シュートの幅方向で均一に加水することで水中搗精の際の品質を一定化することができる。
本発明の無洗穀粒製造装置の全体構成を示す斜視図である。 同様の概略縦断面図である。 搗精部と遠心脱水部とを示す拡大縦断面図である。 搗精部の搗精筒始端側(米粒投入ホッパ近傍)の拡大縦断面図(図4(A))と、同様の一部破断斜視図(図4(B))である。 図3のA−A線で破断したときの拡大図である。
本発明を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。図1は本発明の無洗穀粒製造装置の全体構成を示す概略斜視図であり、図2は同概略縦断面図である。
なお、本実施形態においては穀粒の中の米(コメ)を一例として説明を行う。図1及び図2において、符号1は無洗穀粒製造装置の全体を示し、機枠2上に載置される、穀粒(精白米)を水と混合・撹拌して水中搗精する搗精部3と、該搗精部3に穀粒を供給する穀粒供給装置4と、前記搗精部3から排出された米粒を遠心脱水する遠心脱水部5と、該遠心脱水部5からの米粒を調質し、乾燥を行う調質・乾燥部6とにより主要部が構成される。
上述の搗精部3は、横型筒状の搗精筒7内に回転自在に支持し横設した搗精軸8と、該搗精軸8に軸着した送穀スクリュー9と、複数の撹拌羽根10を固着し、かつ、前記搗精軸8に軸着した撹拌転子11と、さらに、前記搗精軸8に軸着して前記搗精筒7の末端側から穀粒が流出するのを規制する規制部材12と、を備えて構成される。この規制部材12は鍔形状の部材とするのが好ましく、前記搗精軸8に軸着した前記規制部材12の端縁が前記搗精筒7の内径との隙間を狭めて前記搗精筒7からの穀粒の流出を規制するものとするとよい。
前記搗精軸8の後端には回転駆動用の駆動プーリ13が軸着されていて、搗精部3の上方には該駆動軸8を回転駆動するモータ14が据え付けられている。そして、前記モータ14のモータプーリ15と前記搗精軸8の駆動プーリ13との間に伝動ベルト16を巻回してモータ14の回転力を搗精軸8に伝達可能な構成となっている。
前記遠心脱水部5は、縦型で一部が多孔壁部17に形成される回転可能な脱水筒18と、該脱水筒18内に回転可能に支持される脱水軸19と、該脱水軸19に軸着される脱水スクリュー20と、を備えて構成される。脱水筒18の多孔壁17の周囲には排水カバー21及び排水樋22が設けられており、脱水スクリュー20の回転に伴う遠心力及び脱水筒18の回転に伴う遠心力によって多孔壁部17から洗浄後の排水が排出されるようになっている。
遠心脱水部5の側方には前記脱水軸19及び脱水筒18をそれぞれ回転させるために複数の出力軸を備えたモータ23が据え付けられている。そして、脱水軸19の一端には脱水軸19の回転駆動用の駆動プーリ24が、前記脱水筒18の軸方向の中央付近には筒周面にプーリ溝25がそれぞれ設けられる。
すなわち、前記駆動プーリ22と前記モータ23の第1モータプーリ26との間には伝動ベルト27を巻回して第1モータプーリ26の回転力を脱水軸19に伝達可能となっており、前記プーリ溝25と前記モータ23の第2モータプーリ28との間には伝動ベルト29を巻回して第2モータプーリ28の回転力を脱水筒18に伝達可能となっているのである。
前記遠心脱水部5の脱水軸19下端には、穀粒(米粒)を前記調質・乾燥部6に搬入するための掻き出し羽根30が軸着され、前記調質・乾燥部6に米粒を拡散させながら搬入することができる。なお、前記遠心脱水部5と前記調質・乾燥部6との間は、縦断面がなだらかな円弧のような流下樋31で接続され、前記掻き出し羽根30と相俟って脱水後の米粒を拡散させながら調質・乾燥部6に搬入することができる。
前記調質・乾燥部6は、米粒を転動させながら熱風に曝(さら)すための第1、第2及び第3スクリーン32,33,34を内装した振動機枠35と、該振動枠35をスクリーンを吊り下げ支持する弾性部材36と、前記振動機枠35全体を微振動させる振動モータ37と、ヒータが内装された熱風供給ファン38と、前記スクリーン32,33,34を通過した風を機外に排出する排風ダクト39と、前記調質・乾燥済の米粒を機外に排出する精品ダクト40と、から構成される。
前記搗精部3の搗精筒始端側7aには穀粒投入口41が設けられる。そして、搗精筒始端側7aの外周縁7gの接線方向から穀粒を投入することができるよう、若干外周側に偏移した穀粒投入ホッパ42が配設される(図1、図4(A),図4(B)参照)。この穀粒投入ホッパ42には、例えば、幅が120mm、長さが150mmほどの傾斜シュート43が備えられ、さらに、該傾斜シュート43の下端に水供給ノズル44が固設される。これにより、傾斜シュート43から穀粒投入口41に穀粒を投入する際、外周縁7gの接線方向から穀粒を整列させた状態で投入することができる。また、穀粒が傾斜シュート43下端から搗精筒7に落下する途中で水供給ノズル44からの加水が行われるため、穀粒の流下の勢いによって加水による水の圧力が弱められ、飛沫を防ぐことができる。符号45は水供給ノズル44の先端にある水供給口であり、この水供給口45は傾斜シュート43の幅方向に亘って幅広の開口(図4(B)参照)となっている。例えば、傾斜シュート43の幅方向寸法が120mmであった場合、水供給口45の幅方向寸法はほぼ同等の100mmとするのが好ましい。符号46は給水管であり、符号47は給水管46と水供給ノズル44とを接続するジョイントであり、図示しないポンプなどにより給水管46、ジョイント47を介して水供給ノズル44に水を供給することができる。
次に、上記構成の無洗穀粒製造装置の作用について説明する。原料供給シュート50から供給される原料となる精白米は、穀粒供給装置4であるロータリバルブ51によって米粒投入ホッパ42に定量供給される。そして、米粒は通路52から穀粒投入ホッパ42に至り、穀粒投入ホッパ42ではホッパ内に設けた傾斜シュート43により、外周縁7gの接線方向から整列させた状態で搗精筒7内に投入される。この際、傾斜シュート43下端部に固設した水供給ノズル44により、水が添加され、例えば、精白米に対して10〜20重量%で添加される。
そして、水供給ノズル44からの水の添加は、米粒が傾斜シュート43下端から搗精筒7に落下する途中で行われるため、米粒の流下の勢いによって加水による水添加の際の圧力が弱められ、飛沫を防ぐことができる。また、水供給ノズル44先端の水供給口45が、傾斜シュート43の幅方向の全幅に亘って幅広の開口となっているから(図4(B)参照)、傾斜シュート43を流下する全ての米粒に対してムラなく均等に水を添加することができ、品質向上に寄与することができる。
次に、米粒は搗精筒始端側7a内の送穀スクリュー9により搗精筒7側に送られ、搗精筒7では複数の撹拌羽根10により撹拌・搗精される。精白米は、搗精により生じた糠分が水中に拡散されるとともに、水中での粒々摩擦により搗精が行われる。このときの搗精度合は米粒に対して0.5〜2.0%進行することで米粒表面のアリューロン層が剥がれ落ちることになる。このような撹拌・搗精の際には、前記搗精軸8に軸着した規制部材12によって米粒の搗精筒7からの流出が規制されることになる。このときの規制部材12と搗精筒7との隙間の寸法としては、好ましくは、米粒の流出が可能な3〜15mmの範囲、より好ましくは、5mm〜13mmの範囲に設定するとよい。
図5は図3のA−A線で破断したときの拡大図である。前記搗精軸8の先端部に軸着した規制部材12は、その外径が搗精筒7の内径に接近させて隙間を狭め、精白米の搗精筒7からの流出が規制される。図5を参照して、規制部材12と搗精筒7の寸法の一例を示す。規制部材12は円盤形状で端面の外径が140mmであり、略六角形状の搗精筒7の最も狭い箇所の内径が150mmであり、搗精筒7の最も広い箇所の内径が166mmであった。そして、米粒が流出できる隙間は最大で13mmであり、最小で5mmであった。このような隙間寸法に形成することで、米粒を搗精筒7から流出を規制しながら遠心脱水部5に供給することができる。
このように、米粒を搗精筒7から流出を規制しながら次工程(例えば、遠心脱水部5)に供給する方法として、従来は、特開平5−68896公報の段落0006や図1に記載の排出口に抵抗蓋を圧接する方式があった。しかし、このような排出口に抵抗蓋を圧接する調圧機構にあっては、別部品となる受け入れホッパを介して次工程に接続しなければならず、機体が大型化する問題があった。
これに対し、本実施形態のような搗精軸8の先端部に規制部材12を軸着し、搗精筒7との隙間を狭める方式にすると、搗精筒7を脱水筒18に直接接続することができ、機体を小型化できるメリットがある。そして、規制部材12によって搗精筒7から精白米の流出を規制しつつ水中搗精が行われるから、搗精筒7内に残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗米製造装置を提供することが可能となる。
引き続き作用について説明する。次に、米粒が遠心脱水部5の脱水筒18に供給されると、遠心脱水部5では米粒と水とが脱水スクリュー20の回転(例えば、2000rpm)により縦方向へ移送され、このとき、米粒と水は移送されながら、脱水筒18の回転(例えば、1700rpm)による遠心力の作用を受け、脱水筒18の多孔壁部17において、米粒と、糠分及びアリューロンを含んだ水とに分離される。そして、分離された水は排水カバー21及び排水樋22を介して機外に排出され、排水処理施設(図示せず)にて排水処理が行われる一方、脱水された米粒は、脱水軸19下端の掻き出し羽根30より脱水筒18から掻き出され、流下樋31を介して調質・乾燥部6に移送される。
調質・乾燥部6では、米粒が振動機枠35内の第1スクリーン32に供給されると、米粒が振動モータ37によって第1スクリーン32、第2スクリーン33及び第3スクリーン34へと順次転動されながら移送される。また、第1スクリーン32、第2スクリーン33及び第3スクリーン34の下方からは熱風供給ファン38からの熱風が送給されていて、米粒を転動させながら熱風に曝(さら)されることにより、調質・乾燥が行われる。そして、精品ダクト40からは、例えば、水分が15%前後に仕上げられた無洗米が排出される。
以上のように無洗米が製造されるのであるが、本実施形態では、搗精部3が、搗精筒7内に回転自在に支持した搗精軸8と、該搗精軸8に軸着した送穀スクリュー9と、複数の撹拌羽根10を固着し、かつ、前記搗精軸8に軸着した撹拌転子11と、前記搗精軸8の先端部に軸着して、前記搗精筒7内径との隙間を狭めて前記搗精筒7からの米粒の流出を規制する規制部材12と、を備えて構成されるので、規制部材12によって搗精筒7から米粒の流出を規制しつつ水中搗精が行われるから、搗精筒7内が常に充満状態となって残留付着物が生じにくく、衛生面に優れた無洗穀粒製造装置を提供することが可能となる。また、搗精部3と遠心脱水部5とを受けホッパーを介さずに連続的に直接接続することができるため、機体を小型化することができる。
そして、前記搗精部3の搗精筒始端側7aには、搗精筒に開口した穀粒投入口41に米粒を投入するための穀粒投入ホッパ42を配設し、該穀粒投入ホッパ42には傾斜シュート43を備え、さらに、該傾斜シュート43の下端に該傾斜シュート43の幅方向寸法とほぼ同等の幅寸法の幅広の水供給口45を開口したので、米粒が傾斜シュート43下端から搗精筒7に落下する途中で水供給ノズル44からの加水が行われるため、米粒の流下の勢いによって、加水時の水の圧力が弱められ、飛沫を防ぐことができるというメリットがある。
本発明は、無洗穀類製造装置に適用することが可能である。
1 無洗穀類製造装置
2 機枠
3 搗精部
4 穀粒供給装置
5 遠心脱水部
6 調質・乾燥部
7 搗精筒
8 搗精軸
9 送穀スクリュー
10 撹拌羽根
11 撹拌転子
12 規制部材
13 駆動プーリ
14 モータ
15 モータプーリ
16 伝動ベルト
17 多孔壁部
18 脱水筒
19 脱水軸
20 脱水スクリュー
21 排水カバー
22 排水樋
23 モータ
24 駆動プーリ
25 プーリ溝
26 第1モータプーリ
27 伝動ベルト
28 第2モータプーリ
29 伝動ベルト
30 掻き出し羽根
31 流下樋
32 第1スクリーン
33 第2スクリーン
34 第3スクリーン
35 振動機枠
36 弾性部材
37 振動モータ
38 熱風供給ファン
39 排風ダクト
40 精品ダクト
41 穀粒投入口
42 穀粒投入ホッパ
43 傾斜シュート
44 水供給ノズル
45 水供給口
46 給水管
47 ジョイント
50 原料供給シュート
51 ロータリバルブ
52 通路

Claims (5)

  1. 穀粒を水と混合・撹拌して水中搗精する搗精部と、該搗精部から供給される穀粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される穀粒を乾燥風によって無洗穀粒に仕上げる調質・乾燥部と、を備えた無洗穀粒製造装置であって、
    前記搗精部は、搗精筒内に回転自在に支持した搗精軸と、該搗精軸に軸着した送穀スクリューと、前記搗精軸に軸着するとともに、撹拌羽根を固着した撹拌転子と、さらに、前記搗精軸に軸着して前記搗精筒から穀粒が流出するのを規制する規制部材と、を備えて構成されることを特徴とする無洗穀粒製造装置。
  2. 前記規制部材が鍔状部材であって、前記搗精軸に軸着した前記鍔状部材の端縁が前記搗精筒の内径との隙間を狭めて前記搗精筒からの穀粒の流出を規制するものである請求項1記載の無洗穀粒製造装置。
  3. 前記搗精部の搗精筒始端側には、前記搗精筒に開口した穀粒投入口と、該穀粒投入口に穀粒を投入するための穀粒投入ホッパとを備え、該穀粒投入ホッパには、前記搗精筒の外周縁の接線方向から穀粒を整列させた状態で投入する傾斜シュートが備えられている請求項1又は2に記載の無洗穀粒製造装置。
  4. 前記傾斜シュートの下端には、水供給ノズルが固設されてなる請求項3記載の無洗穀粒製造装置。
  5. 前記水供給ノズルは、前記傾斜シュートの幅方向寸法とほぼ同等の幅寸法の幅広の開口に形成されている請求項4記載の無洗穀粒製造装置。
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