JP4066352B2 - 無洗米製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を使用して精白米を水中搗精するタイプの無洗米製造装置に関するもので、特に、無洗米加工の作業終了後に行う洗浄・乾燥工程の設備費を低減することのできる無洗米製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本出願人は筒体の一端に精白米の供給部を、他端に排米部を各々設け、該筒体内の供給側に設けた搬送スクリューによって精白米と水とを搬送させながら水中搗精し、筒体の排米部側を遠心脱水部に形成して米を遠心脱水するような無洗米製造装置を出願している(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−42056号公報
【0004】
上記のような筒体内に搬送スクリューを設けた無洗米製造装置にあっては、水中搗精部や遠心脱水部の筒体内壁に米や糠分がこびりつく虞(おそれ)があるので、無洗米加工の作業終了時に水中搗精部及び遠心脱水部を水で洗浄し、その後乾燥する必要がある。この洗浄・乾燥工程を図7を参照して説明する。
【0005】
図7は無洗米製造装置の内部構成を説明する概略図である。この無洗米製造装置100は、精白米を水と混合・攪拌して水中搗精する搗精部101と、該搗精部101に米粒を供給する米粒供給装置102と、原料となる精白米を投入する供給ホッパ103と、前記搗精部101から排出された精白米を遠心脱水する遠心脱水部104と、該遠心脱水部104から排出された米粒を調質する仕上機105と、該仕上機105に調質空気を送給する仕上ファン106と、調質空気の温度を調節するための熱交換器107及びヒータ108と、仕上機105から排出された精品(無洗米)に混入する微細粒を除去する選別機109とを備えた構成となっている。符号110は無洗米加工の作業終了時の洗浄・乾燥工程で使用する送風ファンであり、符号111は送風ファン110に送給する空気を加温するためのヒータである。
【0006】
そして、無洗米加工終了後の洗浄・乾燥工程においては、まず、前記米粒供給装置102、前記搗精部101、前記遠心脱水部104を駆動しておき、次に、前記搗精部101に例えば、流量が5リットル/minの水を供給するとともに、遠心脱水部104内に例えば、流量が1リットル/minの水を供給して約5分間の洗浄を行い、その後、洗浄水の排水を行うのである。そして、洗浄が終了すると、再度前記搗精部101及び遠心脱水部104に給水を行い、約10分間機内のすすぎを行う。すすぎが終了すると、前記ヒータ111及び送風ファン110をオンして、約40分間機内の乾燥を行う。乾燥が終了すると、前記米粒供給装置102、前記搗精部101、前記遠心脱水部104の駆動を停止して洗浄・乾燥工程を終了する。
【0007】
しかしながら、上記のような無洗米製造装置にあっては、洗浄・乾燥工程に使用する専用の送風ファン110及びヒータ111を設ける必要があり、洗浄・乾燥工程の設備費がコスト高となる問題があった。また、前記米粒供給装置102の排出側と搗精部101の供給側との接続や、前記搗精部101の排出側と遠心脱水部104の供給側との接続は、フランジ部112とフランジ部113とをボルト114及びナット115により締結するものであり(図8参照)、スパナやラチェットレンチなどの工具を使用しなければ分解が困難であり、容易にメンテナンスができないという問題点があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点にかんがみ、無洗米加工の作業終了後に行う洗浄・乾燥工程の設備費を低減するとともに、スパナやラチェットレンチなどの工具を使用することなく容易にメンテナンスを行うことができる無洗米製造装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため請求項1の発明は、原料精白米の供給装置を有し、該供給装置によって供給された精白米と水とを筒体内に設けた搬送スクリュー及び攪拌羽根によって攪拌し、搗精する搗精部と、該搗精部から供給される米粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される米粒を除湿乾燥風によって無洗米に仕上げる調質部と、該調質部に除湿乾燥させた空気を送給する除湿乾燥部と、を備えた無洗米製造装置であって、前記搗精部と前記遠心脱水部とを連結する接合部には、手締式の連結手段を設けて前記搗精部と前記遠心脱水部とを工具を使用することなく分離可能に形成し、前記搗精部から分離した遠心脱水部の供給部と、前記調質部の排風路から分岐する乾燥用ダクトとを接続可能とする、という技術的手段を講じた。
【0010】
これにより、無洗米加工終了後の洗浄・乾燥工程において、手締式の連結手段を手で緩めると搗精部と遠心脱水部とをスパナやラチェットレンチなどの工具を使用することなく容易に離脱させることができ、前記遠心脱水部の供給側に乾燥用ダクトを接続することで、前記遠心脱水部内部に調質部で利用する除湿乾燥空気を送給することが可能となり、専用の送風ファン及びヒータを設ける必要がなく、設備費を低減することができる。
【0011】
また、請求項2の発明では、前記搗精部と前記遠心脱水部との接合部を、前記搗精部の攪拌羽根を覆う搗精筒と、前記遠心脱水部の供給部となる受入筒とにより形成するという技術的手段を講じたので、搗精筒や受入筒といった簡単な部品を取り外すのみで搗精部と遠心脱水部とを分離することができる。また、搗精部の搗精筒を分解することで攪拌羽根を露出させて点検することもできる。
【0012】
さらに、請求項3の発明では、前記連結手段は、均等な締め付け力を与えることが可能な3分割式のクランプバンドとしたから、搗精筒と受入筒との結合不良による漏水などのトラブルを未然に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施の形態にかかる無洗米製造装置の概略斜視図であり、図2は無洗米製造装置の一部を破断した正面図であり、図3は調質部及び除湿乾燥部の内部構成を示す概略縦断面図である。
【0014】
図1乃至図3において、本発明の無洗米製造装置1は、ほぼ密閉状の下機枠2に、制御部などを収納した上機枠3を載置して外郭が形成されており、該上機枠3には、精白米を水と混合・攪拌して水中搗精する搗精部4と、該搗精部4に米粒を供給する米粒供給装置5と、原料となる精白米を供給する供給ホッパー6が架設され、前記下機枠2には、前記搗精部4から排出された精白米を遠心脱水する遠心脱水部7を上載するとともに、該遠心脱水部7からの精白米を調質する調質部8及び該調質部8に除湿乾燥空気を送給する除湿乾燥部9を下機枠2内部に収容する。符号10は外気を除湿乾燥部9に取り入れる吸気ボックスである。
【0015】
搗精部4は(図2参照)、上部を米粒供給口11に、下端を米粒吐出口12にそれぞれ形成した搗精筒13と、該搗精筒13に米粒を供給する米粒供給装置5と、前記搗精筒13内に回転自在に支持する搗精軸14と、該搗精軸14にスクリュー74、第1攪拌羽根15及び第2攪拌羽根16を軸着した攪拌部17と、前記搗精筒13内に水を供給するための給水管75(図4参照)と接続された水供給装置18とを主要な構成とする。
【0016】
前記搗精筒13に米粒を供給する米粒供給装置5は、米粒を搗精筒13へ送り込む横軸の搬送スクリュー19、該横軸の搬送スクリュー19の外周を覆うコンベアケース20、前記搬送スクリュー19を回転駆動するモータ21とから構成される。前記コンベアケース20と前記供給ホッパー6との間には適宜シャッターなどの開閉手段を設けるとよい。
【0017】
遠心脱水部7は、一部が多孔壁22に形成される回転可能な脱水筒23と、該脱水筒23内に回転可能に支持される脱水軸24と、該脱水軸24に軸着される脱水スクリュー25とを主要な構成とし、脱水スクリュー25の回転に伴う遠心力及び脱水筒23の回転に伴う遠心力によって、脱水筒23に設けられた多孔壁22から洗浄排水が排出されることになる。
【0018】
調質部8及び除湿乾燥部9は(図3参照)、ほぼ密閉状の下機枠2内に収容されており、該下機枠2には、外気を取り入れる吸気ボックス10と、米粒を調質した後の湿った空気を機外に排出する排気ボックス26が設けられる。そして、下機枠2の排気ボックス26側に収容された調質部8は、モータ27により回転可能に形成するネット28と、該ネット28全面下方への吸引風を発生させる吸引ファン29と、遠心脱水部7からの精白米をネット28上に供給する供給筒30と、調質後の製品(無洗米)を排出する排出樋31とで主要部を構成する。符号32は吸引ファン29を駆動するモータであり、該モータ32と前記吸引ファン29とをVベルト33を介して連絡すると吸引ファン29を駆動することができる。
【0019】
前記調質部8のネット28上方は開放された構造になっており、除湿乾燥部9からの除湿空気が取り入れられて米粒が調質され、調質後の湿った空気は漏斗状の吸引ダクト34、吸引ファン29及び排出ダクト35及び排気ボックス26を経て機外に排出される。また、前記排出ダクト35には、洗浄・乾燥工程で使用する乾燥空気を誘導するための機内乾燥用ダクト52を分岐して設け、下機枠2上に延出した機内乾燥用ダクト52には開閉弁53を設ける。さらに、機内乾燥用ダクト52には伸縮可能となるような蛇腹管54を接続するとともに、前記遠心脱水部7の供給側に接続するためのジョイント55を設ける。
【0020】
前記排気ボックス26は、その後面に排気孔49を穿設するとともに、内部には、砕米や米粉を捕集するフィルタ50を設けるとともに、砕米や米粉を回収するための受箱51などが設けられる。
【0021】
一方、下機枠2内の吸気ボックス10側に収容された除湿乾燥部9は、全体が外郭36で覆われており、外郭36内部に圧縮機37とドレンタンク38が収容される構成になっている。ドレンタンク38は外郭36から取り出し可能とする構成になっており、冷凍サイクルとなる冷却器39及び凝縮器40はドレンタンク38の上部に設けられ、冷却器39に付着した結露水は、受皿41に滴下されるとともに、ドレンタンク38に流下されることになる。これに限らず、ドレンタンク38を設けることなく、受皿41に滴下する結露水を直接機外に排出するドレンパイプを設ける構成としてもよい。符号42は除湿乾燥空気を送給する小型ファンであり、符号43は除湿乾燥部9への空気吸込口であり、符号44は除湿乾燥空気の空気吐出口である。
【0022】
次に、吸気ボックス10について説明すると、該吸気ボックス10は、その前面に外気を取り入れる吸気孔45を穿設し、内部には埃や異物の混入を防止するための吸気フィルタ46と、吸い込み空気を加熱するための複数個の棒状の電気ヒータ47…と、吸い込み空気温度を検出するサーミスタ48とを備えた構造となっている。
【0023】
前記吸気ボックス10内には、例えば、12本の棒状の電気ヒータ47…を備え、該電気ヒータ47…は、吸気ボックス10の幅方向で水平に横架する(図2参照)とともに、吸気ボックス10の縦断面で見ると前後に千鳥状に配設する(図3参照)。
【0024】
本実施形態の搗精部4の排出側と遠心脱水部7の供給側との接続は、フランジ部を連結手段により取り外し可能に固定するものであり、これを図4を参照して詳細に説明する。図4は搗精部4と遠心脱水部7の内部構造を示す一部破断図である。搗精部4の搗精筒13は、スクリュー74を覆う第1搗精筒13Aと、第1攪拌羽根15を覆う第2搗精筒13Bと、第2攪拌羽根16を覆う第3搗精筒13Cとを縦方向に結合したもので、第1搗精筒13A下端のフランジ56と第2搗精筒13B上端のフランジ57とを連結手段58により取り外し可能に固定し、第2搗精筒13B下端のフランジ59と第3搗精筒13C上端のフランジ60とを連結手段61により取り外し可能に固定し、第3搗精筒13C下端のフランジ62と受入筒63上端のフランジ64とを連結手段65により取り外し可能に固定するのである。
【0025】
連結手段としては、搗精筒13A,13B,13C及び受入筒63との結合不良を防止できるものであればいずれでもよいが、本実施形態では図5に示すような市販の3分割タイプの手締式クランプバンドを使用した(東洋ステンレス社製 商品名TSG−BS3)。このクランプバンドは、2つの支点66,67により3分割のバンド部68,69,70に形成され、把手71をねじると雄螺子部72が雌螺子部73に螺合されて均等な締め付け力を与えることができるものである。
【0026】
次に、上記構成の無洗米製造装置の作用について説明する。供給ホッパー6から供給された精白米は、搬送スクリュー19により米粒供給口11から搗精筒13内に搬送される。搗精筒13内には、水供給装置18からの水が給水管75(図4参照)によって添加され、例えば、精白米に対して10〜30重量%で添加される。そして、精白米は搗精筒13内のスクリュー75、第1攪拌羽根15及び第2攪拌羽根16により攪拌・搗精される。精白米は、搗精により生じた糠分が水中に拡散されるとともに、水中での粒々摩擦により搗精が行われる。このときの搗精度合いは精白米に対して0.5〜2.0%進行することで精白米のアリューロン層が剥がれ落ちることになる。攪拌・搗精が終了した米粒は、滞留することなく米粒吐出口12から遠心脱水部7に供給される。
【0027】
遠心脱水部7では米粒と水が脱水スクリュー25の回転(例えば、2000rpm)により横方向へ移送され、このとき、米粒と水は横方向へ移送されながら、脱水筒23の回転(例えば、1700rpm)による遠心力の作用を受け、脱水筒23の多孔壁部22において、米粒と、糠分及びアリューロンを含んだ水とに分離される。そして、脱水された米粒は供給筒30から調質部8に移送され、分離された水は、機外の排水処理施設(図示せず)に移送されて排水処理が行われる。
【0028】
調質部7では、米粒がネット28上に供給されて、吸引ファン29による吸引によって吸引ダクト34内が負圧になることで、除湿乾燥部9からの除湿空気が取り入れられて調質が行われる。そして、ネット28の回転により米粒が排出樋31に誘導されるまでに調質が完了し、排出樋31からは、例えば、水分が15%前後に仕上げられた無洗米が排出される。
【0029】
以上のように無洗米を製造するのであるが、次に、無洗米加工終了後の洗浄・乾燥工程を説明する。洗浄・乾燥工程は前記米粒供給装置5、前記搗精部4内のスクリュー74、第1攪拌羽根15及び第2攪拌羽根16、前記遠心脱水部7内の脱水スクリュー25、脱水筒23を駆動しておき、前記搗精部4に例えば、流量が5リットル/minの水を給水管75から供給するとともに、遠心脱水部7内に例えば、流量が1リットル/minの水を供給して約5分間の洗浄を行い、その後、洗浄水の排水を行う。そして、洗浄が終了すると、再度前記搗精部4及び遠心脱水部7に給水を行い、約10分間機内のすすぎを行う。
【0030】
すすぎが終了すると、機内乾燥を行う。機内乾燥に先立って、米粒供給装置5、搗精部4、遠心脱水部7の駆動を停止し、搗精部4と遠心脱水部7とを連結する第1搗精筒13A、第2搗精筒13B、第3搗精筒13C及び受入筒63を取り外す。このとき、各フランジは手締のクランプバンド58,61,65で締結されているから、クランプバンドの把手71を手でねじって開放すれば、スパナやラチェットレンチなどの工具を使用することなく容易に分解して取り外すことができる。
【0031】
図6に示すように、第1搗精筒13A、第2搗精筒13B、第3搗精筒13C及び受入筒63を取り外すと、搗精部4と遠心脱水部7とを分離することができる。また、搗精部4を分解して第1攪拌羽根15及び第2攪拌羽根16を露出させることもできる。次に、遠心脱水部7の供給口76には、機内乾燥用ダクト52のジョイント55を接続するとともに、開閉弁53を開状態にする。これにより、除湿乾燥部9から送給された除湿乾燥風が、調質部8、吸引ファン29、機内乾燥用ダクト52、蛇腹管54及びジョイント55を経て遠心脱水部7に供給されて機内乾燥が行われる。この機内乾燥では、調質部8で使用する除湿乾燥風を機内乾燥に兼用することができるので、従来のように機内乾燥専用のヒータ及びファンを設ける必要がなく、設備費を低減することができる。
【0032】
そして、遠心脱水部7には、約40分間除湿乾燥空気を送給して機内の乾燥を行う。乾燥が終了すると、遠心脱水部7の供給口76から機内乾燥用ダクト52のジョイント55を取り外すとともに、手締のクランプバンド58,61,65により第1搗精筒13A、第2搗精筒13B、第3搗精筒13C及び受入筒63を組み付けて洗浄・乾燥工程が終了することになる。
【0033】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、前記搗精部と前記遠心脱水部とを連結する接合部には、手締式の連結手段を設けて前記搗精部と前記遠心脱水部とを工具を使用することなく容易に分離可能に形成し、前記搗精部から分離した遠心脱水部の供給部と、前記調質部の排風路から分岐する乾燥用ダクトとを接続可能とするので、無洗米加工終了後の洗浄・乾燥工程において、手締式の連結手段を手で緩めると搗精部と遠心脱水部とをスパナやラチェッ トレンチなどの工具を使用することなく容易に離脱させることができ、前記遠心脱水部の供給部に乾燥用ダクトを接続することで、前記遠心脱水部内部に調質部で利用する除湿乾燥空気を送給することが可能となり、洗浄・乾燥工程専用の送風ファン及びヒータを設ける必要がなく、設備費を低減することができる。
【0034】
また、前記搗精部と前記遠心脱水部との接合部は、前記搗精部の攪拌羽根を覆う搗精筒と、前記遠心脱水部の供給部となる受入筒とにより形成されるので、搗精筒や受入筒といった簡単な部品を取り外すだけで搗精部と遠心脱水部とを分離することができる。また、搗精部の搗精筒を分解することで攪拌羽根を露出させて点検することもできる。
【0035】
さらに、前記連結手段は、均等な締め付け力を与えることが可能な3分割式のクランプバンドとしたから、搗精筒と受入筒との結合不良による漏水などのトラブルを未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる無洗米製造装置の概略斜視図である。
【図2】無洗米製造装置の一部を破断した正面図である。
【図3】調質部及び除湿乾燥部の内部構成を示す概略縦断面図である。
【図4】搗精部と遠心脱水部の内部構造を示す一部破断図である。
【図5】クランプバンドの平面図である。
【図6】搗精部から搗精筒を取り外した状態で機内乾燥を行うときの説明図である。
【図7】従来の無洗米製造装置の内部構成を説明する概略図である。
【図8】従来の無洗米製造装置の搗精部と遠心脱水部を示す概略図である。
【符号の説明】
1 無洗米製造装置
2 下機枠
3 上機枠
4 搗精部
5 米粒供給装置
6 供給ホッパー
7 遠心脱水部
8 調質部
9 除湿乾燥部
10 吸気ボックス
11 米粒供給口
12 米粒吐出口
13 搗精筒
14 搗精軸
15 第1攪拌羽根
16 第2攪拌羽根
17 攪拌部
18 水供給装置
19 搬送スクリュー
20 コンベアケース
21 モータ
22 多孔壁
23 脱水筒
24 脱水軸
25 脱水スクリュー
26 排気ボックス
27 モータ
28 ネット
29 吸引ファン
30 供給筒
31 排出樋
32 モータ
33 Vベルト
34 吸引ダクト
35 排出ダクト
36 外郭
37 圧縮機
38 ドレンタンク
39 冷却器
40 凝縮器
41 受皿
42 小型ファン
43 空気吸込口
44 空気吐出口
45 吸気孔
46 吸気フィルタ
47 電気ヒータ
48 サーミスタ
49 排気孔
50 フィルタ
51 受箱
52 機内乾燥用ダクト
53 開閉弁
54 蛇腹管
55 ジョイント
56 フランジ
57 フランジ
58 連結手段
59 フランジ
60 フランジ
61 連結手段
62 フランジ
63 受入筒
64 フランジ
65 連結手段
66 支点
67 支点
68 バンド部
69 バンド部
70 バンド部
71 把手
72 雄螺子部
73 雌螺子部
74 スクリュー
75 給水管
76 供給口

Claims (2)

  1. 原料精白米の供給装置を有し、該供給装置によって供給された精白米と水とを筒体内に設けた搬送スクリュー及び攪拌羽根によって攪拌し、搗精する搗精部と、
    該搗精部から供給される米粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、
    該遠心脱水部から供給される米粒を除湿乾燥風によって無洗米に仕上げる調質部と、
    該調質部に除湿乾燥させた空気を送給する除湿乾燥部と、を備えた無洗米製造装置であって、
    前記搗精部と前記遠心脱水部とを連結する接合部には、手締式の連結手段を設けて前記搗精部と前記遠心脱水部とを工具を使用することなく分離可能に形成し、
    前記搗精部から分離した遠心脱水部の供給部と、前記調質部の排風路から分岐する乾燥用ダクトとを接続可能としたことを特徴とする無洗米製造装置。
  2. 前記搗精部と前記遠心脱水部との接合部は、前記搗精部の攪拌羽根を覆う搗精筒と、前記遠心脱水部の供給部となる受入筒とにより形成される請求項1記載の無洗米製造装置。
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