JP4058687B2 - 無洗米製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、水を使用して精白米を水中搗精するタイプの無洗米製造装置に関するもので、特に、仕上げ工程において除湿乾燥空気を利用する無洗米製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、周辺雰囲気の環境条件(温度及び湿度)を一定の範囲に保つことができて良質かつ均質な無洗米を製造することができ、しかも、高額の設備費を必要とせず省エネになる無洗米製造設備が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−204964号公報
【0004】
このものは、原料白米を洗米水とともに攪拌して洗米する洗米部と、該洗米部から供給された原料白米を脱水する脱水部と、該脱水部から供給された原料白米をヒータで加熱した温風によって乾燥する乾燥部と、を有する無洗米製造装置と、供給された空気を除塵する除塵機と、供給された空気を除湿乾燥する除湿乾燥機とを単一の建家内に設置し、かつ、前記無洗米製造装置の乾燥部から排出された排出風を前記除塵機に供給して除塵し、前記除塵機によって除塵された後の排出風を前記除湿乾燥機に供給して除湿乾燥し、前記除湿乾燥機によって除湿乾燥された後の排出風を前記無洗米製造装置の乾燥部に供給する、ことを特徴とするものである。
【0005】
この構成により、単一の建家内においては、無洗米製造装置の乾燥部から排出された排出風(温湿風)が除塵機に供給されて除塵され、除塵機によって除塵された後の排出風(温湿風)が除湿乾燥機に供給されて除湿乾燥され、さらに、除湿乾燥機によって除湿乾燥された後の排出風(乾燥温風)が無洗米製造装置の乾燥部に供給される。すなわち、無洗米製造装置の乾燥部において生じさせた(ヒータで加熱した)乾燥温風を、再度循環させて利用している。
【0006】
したがって、周辺の雰囲気条件(温度及び湿度)を一定の範囲に保ちながら無洗米製造装置を稼働させることができ、また、特別な空調設備等が不要で、このため、高額の設備費が不要となるものである。また、無洗米製造装置の乾燥部におけるヒータの出力を小さくすることが可能となり、結果的に効率的で省エネになるというものである。
【0007】
しかしながら、上記構成の無洗米製造設備にあっては、無洗米製造装置と、除塵機と、除湿乾燥機とを単一の建家内に設置するので、広大な建家(例えば、精米工場など)内に設置した場合には、建家内全体の雰囲気条件(温度及び湿度)を一定の範囲に保つことが極めて非効率的となる。また、除湿乾燥機の能力が小さい場合には、建家内の雰囲気条件を一定に保持するまでに長時間を要するものである。
さらに、無洗米製造装置と、除塵機と、除湿乾燥機とがそれぞれ単体で設けてあるから、設置面積が増大し、高額な設備費を必要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記問題点にかんがみ、精米工場などの建家内全体の雰囲気の空調制御を行わず、かつ、設置面積を増大することなく高品質な無洗米を製造することが可能な無洗米製造装置を提供することを技術的課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、原料精白米の供給装置を有し、該供給装置によって供給された精白米と水とを筒体内に設けた搬送スクリューによって攪拌し、搗精する搗精部と、該搗精部から供給される米粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される米粒を除湿乾燥風によって無洗米に仕上げる調質部と、該調質部に除湿乾燥させた空気を送給する除湿乾燥部と、を備えた無洗米製造装置であって、前記除湿乾燥部において生成した除湿乾燥空気を前記調質部の米粒に直接浴びせるよう、前記調質部及び前記除湿乾燥部をほぼ密閉状の機枠内に収容して並設し、該機枠には、外気を取り入れる吸気ボックスと、米粒を調質した後の湿った空気を機外に排出する排気ボックスとをそれぞれ設け、該吸気ボックス内には、電気容量が異なる複数個の電気ヒータと、吸気ボックスの吸い込み温度を検出するサーミスタと、該サーミスタの検出温度に応じて前記複数個の電気ヒータをそれぞれオン・オフ制御する制御手段と、を備える、という技術的手段を講じた。
【0010】
これにより、機枠内に収容した除湿乾燥部により機外から外気を取り込み、これを除湿乾燥して調質空気を生成し、除湿乾燥された調質空気が調質部の米粒に直接浴びせられるものであるから、設置面積を増大させる大掛かりな空調設備が不要で、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となるものである。
【0011】
また吸気ボックスにより外気が除湿乾燥部に導かれて除湿乾燥が行われ、機枠内に充満した除湿乾燥空気により調質部の米粒が調質され、調質後の湿った空気は排気ボックスに導かれて機外に排出されるようになり、調質空気を誘導するダクトなどが不要となってコンパクトな無洗米製造装置が提供できるようになる。
【0012】
さらに吸気ボックス内に誘導された外気が低温であった場合は、予め外気を加熱して除湿乾燥部に送給するものであるから、除湿乾燥部の冷却コイルが加温されて霜が付着することがない。これにより、除湿乾燥機の除霜のために必要とされる除霜運転モードが不要となり、しかも、乾燥対象物に供給する温度や湿度の変動を極力抑えて、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施の形態にかかる無洗米製造装置の概略斜視図であり、図2は無洗米製造装置の一部を破断した正面図であり、図3は調質部及び除湿乾燥部の内部構成を示す概略縦断面図である。
【0014】
図1乃至図3において、本発明の無洗米製造装置1は、ほぼ密閉状の下機枠2に、制御部などを収納した上機枠3を載置して外郭が形成されており、該上機枠3には、精白米を水と混合・攪拌して水中搗精する搗精部4と、該搗精部4に米粒を供給する米粒供給装置5と、原料となる精白米を供給する供給ホッパー6が架設され、前記下機枠3には、前記搗精部4から排出された精白米を遠心脱水する遠心脱水部7を上載するとともに、該遠心脱水部7からの精白米を調質する調質部8及び該調質部8に除湿乾燥空気を送給する除湿乾燥部9を下機枠3内部に収容する。符号10は外気を除湿乾燥部9に取り入れる吸気ボックスである。
【0015】
搗精部4は(図2参照)、上部を米粒供給口11に、下端を米粒吐出口12にそれぞれ形成した搗精筒13と、該搗精筒13に米粒を供給する米粒供給装置5と、前記搗精筒13内に回転自在に支持する中空状の搗精軸14と、該搗精軸14に軸着したスクリュー15及び攪拌羽根16からなる攪拌部17と、前記搗精軸14から搗精筒13内に水を供給するための水供給装置18とを主要な構成とする。
【0016】
前記搗精筒13に米粒を供給する米粒供給装置5は、米粒を搗精筒13へ送り込む横軸の搬送スクリュー19、該横軸の搬送スクリュー19の外周を覆うコンベアケース20、前記搬送スクリュー19を回転駆動するモータ21とから構成される。前記コンベアケース20と前記供給ホッパー6との間には適宜シャッターなどの開閉手段を設けるとよい。
【0017】
遠心脱水部7は、一部が多孔壁22に形成される回転可能な脱水筒23と、該脱水筒23内に回転可能に支持される脱水軸24と、該脱水軸24に軸着される脱水スクリュー25とを主要な構成とし、脱水スクリュー25の回転に伴う遠心力及び脱水筒23の回転に伴う遠心力によって、脱水筒23に設けられた多孔壁22から洗浄排水が排出されることになる。
【0018】
調質部8及び除湿乾燥部9は(図3参照)、ほぼ密閉状の下機枠2内に収容されており、該下機枠2には、外気を取り入れる吸気ボックス10と、米粒を調質した後の湿った空気を機外に排出する排気ボックス26が設けられる。そして、下機枠2の排気ボックス26側に収容された調質部8は、モータ27により回転可能に形成するネット28と、該ネット28全面下方への吸引風を発生させる吸引ファン29と、遠心脱水部7からの精白米をネット28上に供給する供給筒30と、調質後の製品(無洗米)を排出する排出樋31とで主要部を構成する。符号32は吸引ファン29を駆動するモータであり、該モータ32と前記吸引ファン29とをVベルト33を介して連絡すると吸引ファン29を駆動することができる。
前記調質部8のネット28上方は開放された構造になっており、除湿乾燥部9からの除湿空気が取り入れられて米粒が調質され、調質後の湿った空気は漏斗状の吸引ダクト34、吸引ファン29及び排出ダクト35及び排気ボックス26を経て機外に排出される。
該排気ボックス26は、その後面に排気孔49を穿設するとともに、内部には、砕米や米粉を捕集するフィルタ50を設けるとともに、砕米や米粉を回収するための受箱51などが設けられる。
【0019】
一方、下機枠2内の吸気ボックス10側に収容された除湿乾燥部9は、全体が外郭36で覆われており、外郭36内部に圧縮機37とドレンタンク38が収容される構成になっている。ドレンタンク38は外郭36から取り出し可能とする構成なっており、冷凍サイクルとなる冷却器39及び凝縮器40はドレンタンク38の上部に設けられ、冷却器39に付着した結露水は、受皿41に滴下されるとともに、ドレンタンク38に流下されることになる。これに限らず、ドレンタンク38を設けることなく、受皿41に滴下する結露水を直接機外に排出するドレンパイプを設ける構成としてもよい。符号42は除湿乾燥空気を送給する小型ファンであり、符号43は除湿乾燥部9への空気吸込口であり、符号44は除湿乾燥空気の空気吐出口である。
次に、吸気ボックス10について説明すると、該吸気ボックス10は、その前面に外気を取り入れる吸気孔45を穿設し、内部には埃や異物の混入を防止するための吸気フィルタ46と、吸い込み空気を加熱するための複数個の棒状の電気ヒータ47…と、吸い込み空気温度を検出するサーミスタ48とを備えた構造となっている。
【0020】
前記吸気ボックス10内には、例えば、12本の棒状の電気ヒータ47…を備え、該電気ヒータ47…は、吸気ボックス10の幅方向で水平に横架する(図2参照)とともに、吸気ボックス10の縦断面で見ると前後に千鳥状に配設する(図3参照)。
図4は複数個の電気ヒータ47…の結線図を示すが、例えば、総電気容量としては三相200Vで10KW容量とし、No.1〜No.6までの電気ヒータを5KW容量の第1回路に、No.7〜No.9までの電気ヒータを2.5KW容量の第2回路に、No.10〜No12までの電気ヒータを2.5KW容量の第3回路にそれぞれ配線する。そして、それぞれの回路がサーミスタ48の検出温度に応じてオン・オフ制御できるよう、制御手段49を設けるとよい。
【0021】
次に、上記構成の無洗米製造装置の作用について説明する。供給ホッパー6から供給された精白米は、搬送スクリュー19により米粒供給口11から搗精筒13内に搬送される。搗精筒13内では、水供給装置18からの水が中空状の搗精軸14から添加され、例えば、精白米に対して10〜30重量%で添加される。そして、精白米は搗精筒13内のスクリュー15及び攪拌羽根16により攪拌・搗精される。精白米は、搗精により生じた糠分が水中に拡散されるとともに、水中での粒々摩擦により搗精が行われる。このときの搗精度合いは精白米に対して0.5〜2.0%進行することで精白米のアリューロン層が剥がれ落ちることになる。攪拌・搗精が終了した米粒は、滞留することなく米粒吐出口12から遠心脱水部7に供給される。
【0022】
遠心脱水部7では米粒と水が脱水スクリュー25の回転(例えば、2000rpm)により横方向へ移送され、このとき、米粒と水は横方向へ移送されながら、脱水筒23の回転(例えば、1700rpm)による遠心力の作用を受け、脱水筒23の多孔壁部22において、米粒と、糠分及びアリューロンを含んだ水とに分離される。そして、脱水された米粒は供給筒30から調質部8に移送され、分離された水は、機外の排水処理施設(図示せず)に移送されて排水処理が行われる。
【0023】
調質部7では、米粒がネット28上に供給されて、吸引ファン29による吸引によって吸引ダクト34内が負圧になることで、除湿乾燥部9からの除湿空気が取り入れられて調質が行われる。そして、ネット28の回転により米粒が排出樋31に誘導されるまでに調質が完了し、排出樋31からは、例えば、水分が15%前後に仕上げられた無洗米が排出される。
【0024】
以上のように無洗米を製造するのであるが、次に、調質部8に供給される除湿乾燥空気について説明する。図3を参照すると、小型ファン42による吸引力により機外からの空気が吸気フィルタ46によって埃や異物が除去されて吸気ボックス10内に取り込まれる(図3矢印参照)。そして、吸気ボックス10内に取り付けられたサーミスタ48によって取り込まれた空気温度を検出し、空気温度によって電気ヒータ47…へのオン・オフ制御が設定される。
すなわち、空気温度が15℃以上の場合は冷却コイルへの着霜が生じることはないので電気ヒータ47を作動させず、空気温度が15〜12℃の範囲にあると、No.1〜No.6までの第1回路の電気ヒータ47をオンして空気を加熱し、空気温度が12〜7℃の範囲にあると、第1回路をオンするとともに、No.7〜No.9までの第2回路の電気ヒータ47をオンして空気を加熱し、さらに、空気温度が7℃以下の冷却コイルへの着霜が生じる場合は第1回路、第2回路に加えて、No.10〜No.12までの第3回路の電気ヒータ47をオンして空気を加熱するのである。
【0025】
次に、加熱されて温度が上昇した空気は、空気吸込口43から吸い込まれ、まず、冷却器39に送給される。このとき、冷却コイルには加熱された空気が吹き付けられるから霜が付着することはなく、この空気が露点以下に冷却されて効率的に除湿が行われる。そして、凝縮器40で加熱して吸い込み温度に近づけて小型ファン42に送り(図3の矢印参照)、空気吐出口44から調質部8に向けて除湿乾燥空気が吐出されることになる(図3の矢印参照)。
【0026】
除湿乾燥空気は、ほぼ密閉状の下機枠2内に充満しているから、加湿・加温されることなく調質部7に取り込まれる。そして、ネット28上の米粒に除湿乾燥空気が晒されて調質が行われ、米粒を調質した後の湿った空気は、漏斗状の吸引ダクト34、吸引ファン29及び排出ダクト35及び排気ボックス26を経て機外に排出される。このとき、フィルタ50により砕米や米粉が捕集され、受箱51によって砕米や米粉が回収される。
【0027】
以上のように本発明の無洗米製造装置は、精米工場などの建家内全体の雰囲気の空調制御を行うのではなく、機外から取り込んだ空気のみを除湿乾燥して調質空気を生成し、これを直接米粒に浴びせるものであるから、設置面積を増大させる大掛かりな空調設備が不要で、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となるものである。
【0028】
また、冷却器の冷却コイルに着霜するような低温時は、機外から取り込んだ空気を予め加熱して冷却器に送給するものであるから、冷却コイルには加熱された空気が吹き付けられるから霜が付着することはなく、除霜運転モードを設ける必要がなく、乾燥対象物に供給する温度や湿度の変動を極力抑えて、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となる。
【0029】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、原料精白米の供給装置を有し、該供給装置によって供給された精白米と水とを筒体内に設けた搬送スクリューによって攪拌し、搗精する搗精部と、該搗精部から供給される米粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、該遠心脱水部から供給される米粒を除湿乾燥風によって無洗米に仕上げる調質部と、該調質部に除湿乾燥させた空気を送給する除湿乾燥部と、を備えた無洗米製造装置であって、前記除湿乾燥部において生成した除湿乾燥空気を前記調質部の米粒に直接浴びせるよう、前記調質部及び前記除湿乾燥部をほぼ密閉状の機枠内に収容して並設し、該機枠には、外気を取り入れる吸気ボックスと、米粒を調質した後の湿った空気を機外に排出する排気ボックスとをそれぞれ設け、該吸気ボックス内には、電気容量が異なる複数個の電気ヒータと、吸気ボックスの吸い込み温度を検出するサーミスタと、該サーミスタの検出温度に応じて前記複数個の電気ヒータをそれぞれオン・オフ制御する制御手段と、を備える、という技術的手段を講じたので、機枠内に収容した除湿乾燥部により機外から外気を取り込み、これを除湿乾燥して調質空気を生成し、除湿乾燥された調質空気が調質部の米粒に直接浴びせられるものであるから、設置面積を増大させる大掛かりな空調設備が不要で、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となる。
【0030】
また吸気ボックスにより外気が除湿乾燥部に導かれて除湿乾燥が行われ、除湿乾燥空気により調質部の米粒が調質され、調質後の湿った空気は排気ボックスに導かれて機外に排出されるようになり、調質空気を誘導するダクトなどが不要でコンパクトな無洗米製造装置が提供できるようになる。
【0031】
さらに吸気ボックス内に誘導された外気が低温の際は、予め外気を加熱して除湿乾燥部に送給するものであるから、除湿乾燥部の冷却コイルには加熱された空気が吹き付けられるから霜が付着することはない。これにより、除湿乾燥機の除霜のために必要とされる除霜運転モードが不要となり、しかも、乾燥対象物に供給する温度や湿度の変動を極力抑えて、極めて高品質な無洗米を製造することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる無洗米製造装置の概略斜視図である。
【図2】無洗米製造装置の一部を破断した正面図である。
【図3】調質部及び除湿乾燥部の内部構成を示す概略縦断面図である。
【図4】複数個の電気ヒータの結線図である。
【符号の説明】
1 無洗米製造装置
2 下機枠
3 上機枠
4 搗精部
5 米粒供給装置
6 供給ホッパー
7 遠心脱水部
8 調質部
9 除湿乾燥部
10 吸気ボックス
11 米粒供給口
12 米粒吐出口
13 搗精筒
14 搗精軸
15 スクリュー
16 攪拌羽根
17 攪拌部
18 水供給装置
19 搬送スクリュー
20 コンベアケース
21 モータ
22 多孔壁
23 脱水筒
24 脱水軸
25 脱水スクリュー
26 排気ボックス
27 モータ
28 ネット
29 吸引ファン
30 供給筒
31 排出樋
32 モータ
33 Vベルト
34 吸引ダクト
35 排出ダクト
36 外郭
37 圧縮機
38 ドレンタンク
39 冷却器
40 凝縮器
41 受皿
42 小型ファン
43 空気吸込口
44 空気吐出口
45 吸気孔
46 吸気フィルタ
47 電気ヒータ
48 サーミスタ
49 制御手段

Claims (1)

  1. 原料精白米の供給装置を有し、該供給装置によって供給された精白米と水とを筒体内に設けた搬送スクリューによって攪拌し、搗精する搗精部と、
    該搗精部から供給される米粒と水とを脱水筒内に設けた脱水スクリューによって脱水する遠心脱水部と、
    該遠心脱水部から供給される米粒を除湿乾燥風によって無洗米に仕上げる調質部と、
    該調質部に除湿乾燥させた空気を送給する除湿乾燥部と、を備えた無洗米製造装置であって、
    前記除湿乾燥部において生成した除湿乾燥空気を前記調質部の米粒に直接浴びせるよう、前記調質部及び前記除湿乾燥部をほぼ密閉状の機枠内に収容して並設し、該機枠には、外気を取り入れる吸気ボックスと、米粒を調質した後の湿った空気を機外に排出する排気ボックスとをそれぞれ設け、該吸気ボックス内には、電気容量が異なる複数個の電気ヒータと、吸気ボックスの吸い込み温度を検出するサーミスタと、該サーミスタの検出温度に応じて前記複数個の電気ヒータをそれぞれオン・オフ制御する制御手段と、を備えたことを特徴とする無洗米製造装置。
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