JPH1099826A - 生ゴミ処理機 - Google Patents

生ゴミ処理機

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JPH1099826A
JPH1099826A JP8258649A JP25864996A JPH1099826A JP H1099826 A JPH1099826 A JP H1099826A JP 8258649 A JP8258649 A JP 8258649A JP 25864996 A JP25864996 A JP 25864996A JP H1099826 A JPH1099826 A JP H1099826A
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JP
Japan
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garbage
chamber
fermentation chamber
drying chamber
fermentation
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8258649A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Yamaguchi
直樹 山口
Mari Sato
真理 佐藤
Tetsuo Watanabe
哲郎 渡邊
Hiroshi Moriguchi
浩史 森口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Materials Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発酵室内の温度を60℃前後に維持しながら
水分を微生物の生ゴミ分解に最適となるように制御で
き、且つ消費電力が少ない生ゴミ処理機を提供する。 【解決手段】 蓋14を開けて乾燥室16に生ゴミを投
入し、ファン52,56及びエアヒータ50を作動さ
せ、生ゴミを乾燥させる。重量センサ28,30で検出
される生ゴミ水分量が70%程度になった後、プレート
18を回して生ゴミを乾燥室16から発酵室34に供給
する。パネルヒータ46で生ゴミと微生物培養基材35
を加温しつつ撹拌翼36で撹拌し、微生物による生ゴミ
分解を行なう。発酵室34に生じた余剰水分は排気ファ
ン60で室外へ排出される。発酵室34内への入気はエ
アヒータ66で加熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミを微生物に
よって分解処理するための生ゴミ処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】生ゴミ処理機によって生ゴミを処理する
場合、温度60℃前後、生ゴミ水分50〜60%前後が
最も好適であることがわかっている。
【0003】しかし、生ゴミの水分は75%(wt%。
以下同様。)以上(通常は80%程度)であるため、生
ゴミを生ゴミ処理機に毎日投入していくと生ゴミ処理機
内水分が過剰となり、微生物の分解能力が極端に低下す
る。そのため、生ゴミ処理機内から排気して余剰水分を
機外に排出することが行われるが、それによって機内の
熱が奪われるため温度が低くなり、微生物の活性が低下
してしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、発酵室内の
温度を60℃前後に維持しながら水分を微生物の生ゴミ
分解に最適となるように制御でき、且つ消費電力が少な
い生ゴミ処理機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の生ゴミ処理機
は、上部に投入口を備え、下部に発酵室を備えた生ゴミ
処理機において、該投入口からの生ゴミを受け入れる乾
燥室と、該乾燥室内の生ゴミを該発酵室に供給する供給
装置と、該発酵室の底部に設けられた生ゴミ加熱用ヒー
タと、該発酵室の上部に設けられた入気口及び排気口
と、該入気口に設けられたエアヒータと、該入気口及び
排気口の少なくとも一方に設けられたファンと、を備え
たことを特徴とするものである。
【0006】かかる生ゴミ処理機によると、生ゴミを乾
燥室である程度まで(好ましくは含水率65〜70%ま
で)乾燥してから発酵室に供給するため、発酵室内の水
分が極端に過剰になることを防止できる。
【0007】本発明では、発酵室底部に生ゴミ加熱用ヒ
ータを設けると共に、発酵室内への入気を加熱するヒー
タを設けているため、発酵室内からの排気量を多くして
も発酵室内の温度低下を防止できる。従って、発酵室内
からの排気量を多くし、これに伴って発酵室内からの水
分排出量を増すことができる。この結果、乾燥室におけ
る乾燥の程度を弱くすることができ、乾燥室内における
乾燥時間の低減及び乾燥エネルギー消費の節約が達成さ
れる。
【0008】本発明では、発酵室の底部に生ゴミ加熱用
ヒータを設けているため、発酵室内では下部ほど温度が
高くなり、これにより発酵室内に上昇気流が生じる。こ
の上昇気流により、生ゴミ内の水分を排気口に向う気流
にのせて効率良く排出することが可能である。
【0009】このようにして、発酵室内の温度を60℃
前後に容易に維持し、効率良く生ゴミを微生物で分解す
ることができる。
【0010】本発明では、乾燥室内の生ゴミの重量を検
出するセンサを設けると共に、該センサによって検知さ
れる重量の減少率が所定値に達したならば該供給装置を
作動させて生ゴミを乾燥室から発酵室へ供給させる制御
器を設けるのが好適である。
【0011】このようにすると、乾燥室内の生ゴミが目
標水分まで乾燥されると、自動的に生ゴミが乾燥室から
発酵室へ供給される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は実施例に係る生ゴミ処理機
の縦断面図である。ケーシング10の上部に投入口12
が設けられ、開閉式の蓋14が設けられている。この投
入口12の直下に乾燥室16が設けられている。この乾
燥室16の底面は、90°回転可能なプレート18によ
って仕切られている。このプレート18は、その両端に
設けられた回転軸20,22が軸受24,26によって
支承されることにより水平に配置されている。この軸受
24は、加えられる荷重が重量センサ28,30によっ
て検出されるよう構成されている。
【0013】なお、回転軸20に連結されたモータ32
によって、プレート18が図示の水平姿勢と、それから
90°回転した鉛直姿勢とをとり得るように回動され
る。
【0014】このプレート18の下方に発酵室34が設
けられている。この発酵室34内には撹拌翼36が設け
られている。この撹拌翼36は、プーリ38、ベルト4
0及びプーリ42を介してモータ44によって回転され
る。発酵室34の内面には断熱材47が設けられてい
る。発酵室34の底部にはパネルヒータ46が設けられ
ている。また、発酵槽34には微生物培養基材35が充
填されている。
【0015】前記乾燥室16の上部には、エアヒータ5
0及びファン52を有する給気口54が設けられると共
に、ファン56を有する排気口58が設けられている。
発酵室34の上部には、エアヒータ66を有する入気口
68と、排気用のファン60を有する排気口62が設け
られている。
【0016】なお、前記重量センサ28,30の検出信
号は制御器64に入力されており、この制御器64から
の制御信号によって前記モータ32が駆動される。
【0017】このように構成された生ゴミ処理機におい
ては、蓋14を開け投入口12から乾燥室16へ生ゴミ
を投入する。そして、エアヒータ50及びファン52,
56を作動させ、乾燥室16内に投入された生ゴミを乾
燥する。生ゴミの水分は通常80%程度であり、その水
分が65〜70%程度となるまで乾燥を行なう。
【0018】重量センサ28,30の検出信号が制御器
64に入力されており、投入された生ゴミが目標含水率
(好ましくは65〜70%)になるまで乾燥されると、
モータ32を駆動してプレート18を鉛直姿勢に回転さ
せる。これにより、乾燥室16内の生ゴミが発酵室34
に供給される。この発酵室34内において、生ゴミは撹
拌翼36で撹拌されて、オガクズなど微生物培養基材3
5と混合される。発酵室はパネルヒータ46で加温され
ており、さらに生ゴミは微生物によって活発に分解され
て発酵熱を生じて発酵室内温度は60℃程度まで上昇す
る。生ゴミ及び基材35は断熱材47によって保温さ
れ、放熱することなく60℃程度に維持される。
【0019】発酵室34内の生ゴミ及び基材35は、そ
の底部からパネルヒータで加熱されるため、その混合層
中に上昇気流が発生する。従って、乾燥及び生ゴミの分
解によって生じた水分は、この上昇気流にのって速やか
に発酵室上部へ移動し、排気ファン60で室外へと排出
される。この生ゴミ処理機によると、発酵室34内の温
度を60℃前後に維持し、水分を50〜60%程度に維
持することができ、微生物の生ゴミ分解に最も好適な条
件下で分解処理を行なうことができる。
【0020】本実施例では、発酵室34内への入気がエ
アヒータ66で加熱されると共に、生ゴミがパネルヒー
タ46で加熱されるため、排気ファン60からの排気流
量を多くしても発酵室34内の温度が低下せず、発酵室
34内の水分を効率良く機外に排出できる。
【0021】なお、本実施例によると、乾燥室16内の
生ゴミが所定水分まで乾燥されると、自動的に生ゴミが
発酵室34内に供給されるため、生ゴミ処理を自動的に
効率良く行なうことが可能である。
【0022】
【実施例】図1に示す装置の諸元等を次の通りとし、生
ゴミの処理を行なった。
【0023】乾燥室16の容積:400L(リットル) 発酵室34の容積:700L(リットル) エアヒータ50:5KW エアヒータ66:5KW パネルヒータ46:10KW 生ゴミ:野菜屑(水分80%) 発酵室34内温度:60℃ (実施例1)乾燥室16内で水分が70%になるように
乾燥を行ない、生ゴミを1日1回20kg投入して処理
した。その結果、平均消費電力4KWにて生ゴミを処理
できた。
【0024】(比較例1)乾燥室16内で水分が60%
となるようにした他は実施例1と同様にして生ゴミの処
理を行なったところ、平均消費電力は20KWであり、
実施例1の約5倍であった。
【0025】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、発酵室の
温度及び水分を微生物の分解に最も好適な条件に容易に
維持することができる。本発明では、機内上部の乾燥室
での乾燥の程度を弱くすることができ、乾燥に要する電
力が少なくて済む。また、乾燥室内で水分60%まで乾
燥する場合に比べ、乾燥室内の滞留時間が短くて足りる
ため、生ゴミ処理時間が少なくて済む。
【0026】本発明によると、乾燥室内の生ゴミが目標
水分にまで乾燥されると、自動的に発酵室へ供給でき、
生ゴミ処理を自動的に効率良く行なうことが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る生ゴミ処理機の断面図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 16 乾燥室 18 プレート 28,30 重量センサ 32 モータ 34 発酵室 35 微生物培養基材 36 撹拌翼 46 パネルヒータ 47 断熱材 52,56,60 ファン 62 排気口 64 制御器 66 エアヒータ 68 入気口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森口 浩史 埼玉県大宮市北袋町1丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社総合研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部に投入口を備え、下部に発酵室を備
    えた生ゴミ処理機において、 該投入口からの生ゴミを受け入れる乾燥室と、 該乾燥室内の生ゴミを該発酵室に供給する供給装置と、 該発酵室の底部に設けられた生ゴミ加熱用ヒータと、 該発酵室の上部に設けられた入気口及び排気口と、 該入気口に設けられたエアヒータと、 該入気口及び排気口の少なくとも一方に設けられたファ
    ンと、を備えたことを特徴とする生ゴミ処理機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記乾燥室内の生ゴ
    ミの重量を検出するセンサを設けると共に、該センサに
    よって検知される重量の減少率が所定値に達したならば
    該供給装置を作動させて生ゴミを乾燥室から発酵室へ供
    給させる制御器を設けたことを特徴とする生ゴミ処理
    機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記乾燥室は生ゴミ
    水分を65〜70%とするまで乾燥するものであること
    を特徴とする生ゴミ処理機。
JP8258649A 1996-09-30 1996-09-30 生ゴミ処理機 Withdrawn JPH1099826A (ja)

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Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007029871A (ja) * 2005-07-27 2007-02-08 Nippon Gse:Kk 生ごみ処理装置
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CN107966005A (zh) * 2017-11-25 2018-04-27 李小婷 一种中药材制作用的山楂翻动式干燥装置

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031202