JP3738416B2 - 攪拌装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、攪拌装置に係り、食品工場等において排出される食品加工廃棄物などの生ゴミや汚泥等を、醗酵処理のために攪拌するのに好適な攪拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、資源の再利用、ゴミの減量化などを目的として、食品工場等において発生する魚のあらなどの有機性廃棄物からなる生ゴミを醗酵させ、有効な肥料または飼料に加工することが行われている。このような生ゴミを肥料や飼料に加工する場合、迅速な醗酵処理が行われるように、生ゴミを攪拌しつつ醗酵処理することがある(例えば、特開昭54−54878号公報、特開平4−238886号公報)。
【0003】
特開昭54−54878号公報に記載の装置は、軸線が水平となるように配置した円筒状の醗酵タンク(処理槽)の内周面に螺旋状の攪拌翼を取り付け、タンクの周面に形成した投入排出口から処理する原料と土壌菌とを投入し、醗酵タンクを回転させるとともに、タンクの上部に保持したパイプの噴出口から温風をタンク内に分散噴出し、タンク内の原料を醗酵、乾燥させるものである。また、特開平4−238886号公報に記載の装置は、上部が方形で下部が半円形の醗酵乾燥槽(処理槽)内にリボン状の攪拌羽根を有する攪拌装置を横方向に配設し、処理槽の上部に設けた投入口から有機物原料と醗酵菌とを投入し、攪拌装置を回転させて原料を攪拌混合するとともに、攪拌装置の上方に配置した熱風噴射装置から原料に熱風を吹き付け、原料を醗酵乾燥させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特開平4−238886号公報に記載のものは、回転中心部に設けた回転軸に螺旋状の攪拌羽根を設けた構造となっており、回転軸の軸線方向に原料を移動させつつ攪拌するだけであるため、大きな攪拌効果が得られない。
【0005】
そして、特開昭54−54878号公報と特開平4−238886号公報とに記載のものは、いずれも回転中心となる軸線が水平となるように処理槽を設置しており、原料の攪拌を良好に行えるようにするためには、処理槽に投入する原料を回転中心以下にする必要があり、処理槽内に投入できる原料の量が、処理槽の容積に対して少なくなる欠点がある。
【0006】
また、特開昭54−54878号公報に記載のものは、周面に設けた投入排出口から製品を取り出すようにしており、乾燥を終了した醗酵肥料を取り出すために、投入排出口を下方にしてタンクを停止させ、蓋を取り外す作業を必要として、醗酵飼料の取り出しが容易でない。一方、特開平4−238886号公報に記載のものは、乾燥を終了した製品を処理槽から取り出すために、先端を処理槽内に挿入したスクリューコンベヤを設置しており、装置が複雑で高コストとなる。
【0007】
しかも、特開昭54−54878号公報に記載のものは、螺旋状に設けた攪拌翼により原料を攪拌しており、タンクを一方向に回転させると原料が片側に寄ってしまうところから、軸線方向の一側と他側において攪拌翼の螺旋方向を異ならせるとともに、タンクを正逆回転させて均一に混練するようにしており、運転方法が複雑である。そして、特開平4−238886号公報に記載のものは、リボン状の攪拌羽根によって攪拌しているが、攪拌があまり効率的に行われないために乾燥に時間がかかる。
【0008】
本発明は、前記従来技術の欠点を解消するためになされたもので、効率よく攪拌できるようにすることを目的としている。
また、本発明は、処理槽の容積に対する被処理物の投入量を多くでき、処理効率を高められるようにすることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る攪拌装置は、一端部に被処理物を排出する開口を有し、この開口側を上方にして傾斜させられ、かつ回転自在に支持された処理槽と、前記処理槽の内面に軸方向に設けられ、前記被処理物を攪拌する螺旋状のブレードと、前記処理槽の軸心部に前記ブレードとの間に間隔を形成して配置した柱状体と、この柱状体の周面に設けた複数の熱風吹き出し孔とを有することを特徴としている。
【0010】
柱状体は、処理槽の底部に取り付けることができる。また、処理槽の傾斜角度は、攪拌効率などを考慮して実験等によって適宜に決定することができるが、10〜30度程度がよい。そして、処理槽は、地上に固定的に配置してもよく、車両などの台車に搭載し、被処理物を搬送しながら攪拌するようにしてもよい。
【0011】
【作用】
上記のごとく構成した本発明は、開口を斜め上方に向けた処理槽を一方向(正方向)に回転すると、処理槽の内面に螺旋状に設けたブレードが被処理物を処理槽の奥の方に移動させるようにしながら軸方向に攪拌するとともに、被処理物を掬うようにある高さまで持ち上げる。そして、ブレードがある高さになると、掬われた被処理物は自重によりばらまかれるように落下する。したがって、生ごみのような被処理物を効率よく攪拌することができる。また、例えば生ゴミの醗酵処理装置に適用した場合、生ゴミと醗酵菌との混合が良好に行なえるばかりでなく、処理槽内に熱風や空気を吹き込むことによって、被処理物の醗酵時間や乾燥時間を大幅に短縮することができる。
【0012】
また、処理が終了して処理槽を他方向(逆方向)に回転させると、被処理物は、螺旋状に設けたブレードに案内されて処理槽の開口側に搬送され、開口から外部に排出される。なお、被処理物は、処理槽の一端部に形成した前記開口から投入してもよいし、処理槽の周面に開閉可能な蓋を有する投入口を別途設け、この投入口から投入してもよい。そして、本発明においては、処理槽を傾斜させて支持するとともに、ブレードによって被処理物を底部の方に移動させるように攪拌するため、被処理物の排出する開口を有していたとしても、処理槽の容積に対する被処理物の投入量を比較的多くすることが可能で、攪拌処理の効率を向上することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係る攪拌装置の好ましい実施の形態を、添付図面に従って詳説する。図1は、本発明の実施の形態に係る攪拌装置の一部を切り欠いた正面図であって、醗酵乾燥装置に利用した例を示したものである。
【0014】
図1において、攪拌装置10は、処理槽12が台車としての車両の荷台14上に配設してある。処理槽12は、鋼などの金属によって構成してあり、一端側に排出口となる開口16が設けられた壺形状に形成してある。そして、処理槽12は、開口16が車両の後方に向けて配置してあるとともに、開口16側を上方に、底部17側を下方にして10〜30度程度傾斜させた状態に支持してある。
【0015】
すなわち、処理槽12は、開口16を車両後方斜め上方に向けた状態で荷台14の上に配置され、車両の前方側となる底部17側が底部17に突設した支持軸20に設けた軸受18を介して、荷台14に固設したサポート22に回転自在に支持してあるとともに、開口16よりやや底部側の外周面に設けたガイドリング24が、荷台14に設けた支持架台26に取り付けた複数(例えば2つ)の支持ローラ28に支持されている。そして、処理槽12の内周面には、生ゴミなどの被処理物31を攪拌、排出するための2条の螺旋状攪拌・排出ブレード30、30が処理槽12の軸心方向に設けてある。各ブレード30、30は、螺旋の方向が同じにされているとともに、処理槽12の軸心に対して180度間隔に配置してあって、後述するように処理槽12が正方向に回転したときには、処理槽12内に投入された被処理物31を処理槽12の底部17側に移動させるようにしながら矢印33のように攪拌し、処理槽12が逆方向に回転したときには、被処理物31を開口16側に搬送するようになっている。
【0016】
支持架台26は、荷台14の幅方向両側部に、車両後方斜め上方に向けて延在させた先端部を水平に折曲した一対のブラケット32を有しており、これらのブラケット32間に固定した取り付けベース34を介して石油バーナ(燃焼器)36が設けてある。石油バーナ36は、高温気体(高温排気ガス)である熱風40を吐出する吐出口38が、石油バーナ36とともに熱風供給手段を構成している熱風導入管42の導入口に臨ませてある。また、吐出口38と熱風導入管42との間には、適宜の間隙39が設けてあり、この間隙39が空気供給口となっていて、吐出口38から吹き出された熱風40が周囲の新鮮空気41を熱風導入管42内に引き込むことができるようにしてある。
【0017】
柱状体である熱風導入管42は、先端が処理槽12内に挿入されているとともに、基端部が処理槽12の開口部に固定してあって、処理槽12の軸心部、すなわち処理槽12の回転中心部に、攪拌・排出ブレード30との間に間隔43を形成した状態で配置してあり、処理槽12と一体に回転するようになっている。また、熱風導入管42は、先端が盲蓋によって塞がれているとともに、周面に複数の熱風吹き出し孔44が穿設してあって、周面から熱風40を処理槽12内に吹き出すことができるようにしてある。これらの吹き出し孔44は、熱風導入管42の先端側、すなわち処理槽12の奥の方が開口16側より数が多くなっており、被処理物31の量が多い処理槽12の奥の方により多くの熱風40を供給できるようにしてある。さらに、熱風導入管42の基端部周囲には、案内板46が設けてある。この案内板46は、攪拌・排出ブレード30またはこのブレード30とは別に設けた螺旋状の補助ブレードによって構成され、処理槽12の軸心側が開口16側に向けて傾斜させてあって、開口16から排出される処理槽12内の気体を熱風導入管42の基端部に導くようにしてある。
【0018】
一方、開口16の下方には、製品受48が配置してあり、開口16から排出された製品(被処理物31)を受けてホッパ50に投入できるようにしてある。また、処理槽12の底部17の周囲には、駆動チェーン52が巻掛けてあり、この駆動チェーン52が図示しない油圧モータなどの回転駆動手段により駆動され、処理槽12を回転させるようになっている。そして、処理槽12の底部17に設けた支持軸20の軸心部には、先端を処理槽12内の被処理物31中に挿入した温度センサ54が支持軸20と相対回転可能に取り付けてあり、被処理物31の温度を検出できるようにしてある。この温度センサ54の検出信号は、図2に示したように、コントローラの比較部56に入力するようになっている。
【0019】
比較部56には、温度設定器58と、石油バーナ36を制御しているバーナ制御部60とが接続してあり、温度設定器58から基準温度信号を受け、この基準温度信号と温度センサ54の検出信号とを比較し、比較結果をバーナ制御部60に出力する。温度設定器58は、醗酵処理温度設定部62と乾燥処理温度設定部64と切替え回路66とから構成してある。この切替え回路66は、シーケンス制御部68の出力信号によって切り替えられ、醗酵処理温度設定部62または乾燥処理温度設定部64のいずれかを比較部56に接続し、これらに設定された温度に相当する信号を比較部56に基準信号として与える。そして、シーケンス制御部68は、装置の起動、停止や自動運転または手動運転の運転モード等を選択できる操作部70から制御開始信号を受けるようになっている。この操作部70は、さらに処理槽12を回転駆動する駆動モータ72を制御するモータ制御部74とバーナ制御部60とに接続してあり、これらに起動、停止等の信号を与えることができるようにしてある。
【0020】
上記のごとく構成した実施形態の作用は、次のとおりである。
まず、温度設定器58の醗酵処理温度設定部62と乾燥処理温度設定部64とに制御目標温度を設定し、開口16より生ゴミ等の被処理物31と醗酵菌とを処理槽12内に投入するとともに、シーケンス制御部68に処理時間等を設定する。醗酵処理温度設定部62に設定される温度は、例えば下限が40°C、上限が60°Cであり、乾燥処理温度設定部64に設定される温度は、例えば下限が60°C、上限が80°Cである。また、シーケンス制御部68に設定される処理時間は、例えば醗酵処理が1時間、乾燥処理が2時間であり、この処理時間は被処理物31の投入量などによって異なる。なお、被処理物31を処理槽12に投入する際の被測定物16の水分含有率が高い場合、おが屑などの水分調整剤を添加し、被処理物31の水分含有率を50重量%程度に水分調整することが望ましい。
【0021】
所定の初期設定が終了して自動運転が選択され、操作部70から運転開始の図示しないボタンを押下すると、運転開始信号がシーケンス制御部68とバーナ制御部60とモータ制御部74とに与えられる。バーナ制御部60は石油バーナ36を点火し、2000°C程度の高温排気ガスからなる熱風40を、熱風導入管42を介して処理槽12内に吹き込み、モータ制御部74が駆動モータ72を駆動して処理槽12を正方向に回転する。処理槽12が正方向に回転すると、被処理物31は、攪拌・排出ブレード30によって処理槽12の底部17側に送られるように軸方向に攪拌されるとともに、掬われて上方に持ち上げられ、ばらまかれるように落下する。
【0022】
石油バーナ36から吐出された熱風40は、熱風導入管42に入る際に、熱風導入管42との間隙から周囲の新鮮空気41を熱風導入管42内に引き込み、石油バーナ36が吐出した高温排気ガスと新鮮空気41との混合したものとなり、熱風導入管42の吹き出し孔44から処理槽12内に吹き出される。処理槽12内に導入された熱風40は、処理槽12の下方において攪拌されている被処理物31と、ブレード30によって掬われ、上方から落下する被処理物31と接触し、被処理物31の醗酵に必要な酸素を供給して醗酵を促進し、また被処理物31を乾燥させる。そして、醗酵や蒸発により被処理物31から生じたガスは、開口16から排出される際、処理槽12に供給された熱風40とともに案内板46によって熱風導入管42の基端部の方向に導かれ、無臭化される。すなわち、熱風導入管42の基端部は、石油バーナ36から吐出された高温排気ガスによって500°C以上の高温となっているため、この基端部に接触した処理槽12内のガスを燃焼または分解して無臭化する。なお、熱風導入管42から吹き出す熱風40の温度は、有機物の炭化温度が250°C程度であるので、新鮮空気の引き込み量などを調整して200°C程度の炭化温度以下にすることが望ましい。
【0023】
コントローラの比較部56には、運転が開始されると、温度設定器58の醗酵処理温度設定部62から基準温度信号が入力してくとともに、温度センサ54の検出信号が入力する。そして、比較部56は、温度設定器58からの基準信号と温度センサ54の検出信号とを比較し、比較結果をバーナ制御部60に入力する。バーナ制御部60は、温度センサ54の検出温度が基準値より低い場合、石油バーナ36の火力を高め、検出温度が基準値より高い場合、石油バーナ36の火力を低下させる。一方、シーケンス制御部68は、所定の醗酵処理時間が経過すると、温度設定器58の切替え回路66に切替え信号を送り、乾燥処理温度設定部64を比較部56に接続する。そして、バーナ制御部60は、醗酵処理時と同様に、比較部56の出力信号に基づいて石油バーナ36を制御する。
【0024】
所定の乾燥処理時間が経過すると、シーケンス制御部68は、バーナ制御部60にバーナ停止信号を出力するとともに、モータ制御部74に逆転信号を出力する。モータ制御部74は、シーケンス制御部68からの逆転信号を受けると駆動モータ72を介して処理槽12を逆方向に回転する。これにより、醗酵、乾燥が終了し、水分含有率が10重量%程度の製品(飼料または肥料)となった処理槽12内の被処理物31は、ブレード30に案内されて開口16側に搬送され、開口16から製品受48に排出され、ホッパ50に投入される。製品の排出に必要な予め定めた時間が経過すると、シーケンス制御部68は、モータ制御部74にモータ停止信号を出力して処理槽12の回転を停止させる。
【0025】
このように、実施の形態においては、内面に螺旋状の攪拌・排出ブレード30を設けた処理槽12の軸心部に柱状体となる熱風導入管42を設けたことにより、処理槽12内の被処理物31がブレード30によって掬い上げられてばらまかれるように落下するため、効率よく攪拌することができる。
【0026】
さらに、処理槽12は、内面に螺旋状の攪拌・排出ブレード30を有するとともに、一端側に被処理物31を排出するための開口16を設け、開口16側を上にして処理槽12を傾斜させて支持したことにより、処理槽12の回転方向を変えるだけで処理槽12内の被処理物31の攪拌と排出とを容易に行え、装置の簡素化とコストの削減を図ることができる。また、実施の形態においては、処理槽12を傾斜させたことにより、開口16を有するにもかかわらず処理槽12の容積に比して被処理物31の投入量を多くでき、攪拌処理の効率が向上する。
【0027】
また、実施形態においては、攪拌装置10の処理槽12を車両の荷台14に搭載して移動式にするとともに、処理槽12内に熱風を供給する石油バーナ36を荷台14に設けたことにより、生ゴミ等の被処理物31の発生源に容易に攪拌装置10を搬入し、被処理物31を処理しつつ移動することができるため、用途の拡大や装置の稼働率の低下を防ぐことができ、処理コストの低減が図れる。
【0028】
なお、前記実施の形態においては、熱風導入管42の先端面を盲蓋によって栓をした場合について説明したが、先端面に適宜の大きさと数の小孔を設けてもよい。そして、前記実施の形態においては、処理槽12を回転駆動する駆動手段として油圧モータを使用した場合について説明したが、電動モータ等の他の駆動手段を採用してもよい。さらに、前記実施形態においては、車両に搭載した場合について説明したが、有機物処理場などに固定的に設置してもよい。また、前記実施の形態においては、処理槽12が壺形である場合について説明したが、処理槽12の形状は、円筒状などでもよく、実施の形態に限定されないことは勿論である。
【0029】
図3は、第2実施形態の要部を示したものである。本実施形態の処理槽12は、熱風導入管42が開口16の反対側である処理槽12の底部17の中心部に取り付けられ、先端が処理槽12の内部に挿入されている。この熱風導入管42は、周面に例えばアルミナ繊維やジルコニア繊維または軽量キャスタブルなどから構成した耐火性の断熱材80が設けてあり、被処理物31が直接熱風導入管42に接触した場合であっても、被処理物31が炭化したりしないようにしてある。そして、熱風導入管42は、処理槽12に挿入した部分の周面に熱風吹き出し孔44が複数形成してあるとともに、先端面が盲蓋によって封止してある。
【0030】
さらに、熱風導入管42を貫通させた処理槽12の底面の周囲には、円筒状の支持軸80が設けてあり、この支持軸82が軸受18を介してサポート22に回転自在に支持されている。そして、熱風導入管42の処理槽12からの突出端部には、石油バーナ36の吐出口38が配置してあり、この吐出口38が吐出した熱風40を処理槽12内に吹き出すことができるようにしてある。また、本実施形態の場合、図3に図示しない温度センサ54は、開口16側から被処理物31内に挿入するようにしてある。なお、他の構成は、前記実施形態とほぼ同様である。
【0032】
なお、熱風導入管42は、吹き出し孔44の口径を小さくしたり、吹き出し孔44に金網を装着し、乾燥した被処理物31が吹き出し孔44から熱風導入管42内に入る量を減少させたり、侵入しないようにしてもよい。また、必要に応じて開口16に電気等によって赤熱されるメッシュを配置し、開口16から排出されるガスの燃焼、分解をし、排出ガスの無臭化をしてもよい。
【0033】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、処理槽の内面に設けた螺旋状のブレードが、被処理物を処理槽の奥の方に移動させるようにしながら軸方向に攪拌し、また被処理物を掬うようにある高さまで持ち上げてばらまくように落下させるため、効率よく攪拌することができる。
【0034】
そして、本発明においては、処理槽を傾斜させて支持しているため、被処理物を排出する開口を有していたとしても、処理槽の容積に比して被処理物の投入量を比較的多くすることが可能で、攪拌処理の効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態に係る攪拌装置を用いた醗酵乾燥装置の一部を切り欠いた説明図である。
【図2】実施の形態に係る醗酵乾燥装置の構成ブロック図である。
【図3】本発明の第2実施の形態に係る攪拌装置の一部を切り欠いた説明図である。
【符号の説明】
10 攪拌装置
12 処理槽
14 車両荷台
16 排出口(開口)
30 攪拌・排出ブレード
31 被処理物
36 石油バーナ
39 空気供給口(間隙)
40 熱風
41 新鮮空気
42 柱状体(熱風導入管)
44 熱風吹き出し孔
46 案内板
80 断熱材

Claims (2)

  1. 一端部に被処理物を排出する開口を有し、この開口側を上方にして傾斜させられ、かつ回転自在に支持された処理槽と、前記処理槽の内面に軸方向に設けられ、前記被処理物を攪拌する螺旋状のブレードと、前記処理槽の軸心部に前記ブレードとの間に間隔を形成して配置した柱状体と、この柱状体の周面に設けた複数の熱風吹き出し孔とを有することを特徴とする攪拌装置。
  2. 前記柱状体は、前記処理槽の底部に取り付けてあることを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
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