JPH09164234A - スキー靴をスキーに固定するビンディング - Google Patents

スキー靴をスキーに固定するビンディング

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JPH09164234A
JPH09164234A JP8273753A JP27375396A JPH09164234A JP H09164234 A JPH09164234 A JP H09164234A JP 8273753 A JP8273753 A JP 8273753A JP 27375396 A JP27375396 A JP 27375396A JP H09164234 A JPH09164234 A JP H09164234A
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ski
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    • A63C11/00Accessories for skiing or snowboarding
    • A63C11/26Devices for use in mounting ski-bindings to skis, e.g. jigs; Testing or measuring devices specially adapted therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C5/00Skis or snowboards
    • A63C5/06Skis or snowboards with special devices thereon, e.g. steering devices
    • A63C5/075Vibration dampers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A63SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
    • A63CSKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
    • A63C9/00Ski bindings
    • A63C9/007Systems preventing accumulation of forces on the binding when the ski is bending

Landscapes

  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキーにスキー靴を取り付けるビンディング
の領域においてスキーが自由に変形することができるよ
うにする。 【解決手段】 スキー(1)のビンディングの2個の軸
受け部材(55, 56)の一方が、スキー靴を取り付ける支
持部材(4)に形成された開口(58)の中に緩衝部材
(59)によって支持される支持部分(57)となってお
り、スキー(1)の長手方向(20)に対して平行なガイ
ド長さが、開口(58)の端壁(60)の間の同じ方向にお
ける支持部分(57)の厚さよりも大きく、固定部材(6
2)によって支持部分(57)に固定される押圧プレート
(61)が、スキー(1)の上面(29)から距離をおいた
緩衝部材(59)のその側において支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスキー靴をスキーに
固定するビンディングに係り、さらに詳細には支持部材
が結合装置の結合部材の上に配置され、軸受け装置を介
してほぼスキーの長手方向に対して斜めないし垂直に向
けられた横平面にスキーの端部から調節可能な距離で特
に調節可能に固定されているスキー靴をスキーに固定す
るビンディングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】スキー靴をスキーに固定しかつ結合する
種々のビンディングがすでに知られている。この種のビ
ンディングは(ヨーロッパ特許公報第104185号に
よれば)スキービンディングとして形成されており、結
合装置としてトウピースとヒールピースないしヒールホ
ルダーを有する。トウピースとヒールホルダーはスキー
に作用する衝撃と振動を緩衝するために曲げに強い支持
部材の上に配置されている。この支持部材の一端はスキ
ーと結合されており、支持部材のスキーの長手方向反対
側の端部の領域には固定ボルトがスキーの長手方向に対
して平行に延びる長孔内で案内されている。それによっ
てスキーの前部が曲げに強い支持部材に対して長手方向
に移動することができる。衝撃と振動を緩衝するため
に、固定手段とこの固定手段の両側にある長孔の端部領
域の間にはそれぞれ緩衝部材が配置されている。それに
よってスキーと曲げに強い固定部材の間でスキーの曲が
りによりスキーの走行面に対して垂直に作用する長手方
向の動きが緩衝される。それによってスキーの使用者に
作用する衝撃と振動がある程度減少される。曲げに強い
支持部材を使用することによってスキーの弾性変形とは
無関係にトウピースとヒールピースの間の距離ないしス
キー靴の立脚面とスキー表面上のトウピース及びヒール
ピースの立脚面との間の角度位置が常に平行に保たれ
る。しかしこの場合に、それによってスキーの弾性が好
ましくなく減少してしまうという欠点がある。
【0003】さらに、v.a.r.システムを有するE
SS社のスキービンディングにより知られている公知の
ビンディングにおいては、走行面に対して垂直に負荷が
かかったときにスキーが弾性変形することによって生じ
る変形したスキーの弧の長さと、弦の長さによって決定
されるトウピースとヒールピースの距離との差は、ヒー
ルピースがスキーに固定された長手方向調節装置内にス
キーの長手方向に調節可能に軸承され、かつ締付けバン
ドを介してスキーの長手方向に移動可能にトウピースと
固定されることによって、補償される。長手方向調節装
置を使用することによって、円弧状に変形するスキーと
弦を形成するスキー靴の底(トウピースとヒールピース
の長手方向の距離は靴によって固定されている)との間
の長手方向の補償が可能となる。トウピースとヒールピ
ースの間の必要な締付け力は締付けバンドを介してもた
らされる。スキー靴をスキーに結合する際及び結合した
後に締付けバンドによってトウピースとヒールピースの
間の距離が固定され、同時にトウピースの固定点からヒ
ールピースまでの距離も決定される。この場合にはトウ
ピースとヒールピースはスキー上に固定されており、か
つスキー表面側の立脚面はスキーがその表面に対して垂
直に変形したときにスキー靴の立脚面に対して異なる角
度位置を占め、それによってさらにトウピース、ヒール
ピースとスキー靴との間に望ましくない締付けが生じ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、スキ
ーの結合装置の領域でスキーが自由に変形することがで
き、かつスキーの変形が異なってもスキー靴と結合装置
の結合部材の間で予め決定された相対位置が可能なよう
にすることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記の課題を
解決するために、特許請求の範囲の各請求項に記載され
たスキー靴をスキーに固定するビンディングを提供す
る。
【0006】
【作用】本発明の解決方法による利点は特に、結合装置
とスキー靴の間、例えばトウピースとヒールピースの間
の傾きが防止され、かつスキーの変形が異なる場合でも
例えば自動スキービンディングの結合装置の作用力が変
化しないことである。同時にまた、結合装置の領域にお
いて曲がりが異なる場合、特にスキーの前部あるいは後
部領域で振動応力が発生した場合でもスキーの走行面を
良好に接地することができる。スキーの走行面の接地面
が大きいことによって、異なる応力条件及び走行条件の
元でわずかな踏み圧で十分であって、それによってスキ
ーが埋まることが防止され、従ってブレーキ力と遅延力
を防止することができる。このことは特にスキー競技に
おいて大きなカーブスピード方向変更の微妙な制御を可
能にする。非競技者にとっては踏み圧が小さいことによ
って方向変換の力の消費が小さくなり、それによってス
キーを軽く回転させることができるという利点が得られ
る。それによって力の消費は競技スキーであるか趣味の
スキーであるかに関係なくカーブ走行の導入をいままで
とはまったく異なった容易な方法で改善することができ
る。同時にシュプール特性が向上し、それによってスキ
ーの静かな走行が可能となる。というのは踏み圧の差と
それに伴う衝撃的な遅延と加速が減少されるからであ
る。特に、スキー靴を保持する結合部材によってスキー
の変形の動きがもはや阻害されないことによって、調和
のとれた応力特性とスキーの全長にわたって均一な剛さ
の分布が得られる。しかしこのことはまた、エッジの全
長にわたってエッジのホールディングを改善する。さら
に、異なる走行条件及び負荷条件の元で調和のとれた応
力特性が維持され、それによってスキーメーカーの望む
スキー特性が維持される。というのはスキー特性は結合
装置によって、従ってビンディングとビンディングによ
り保持されるスキー靴によって悪い影響を受けることが
ないからである。
【0007】一方の軸受け装置に長手平面に対して垂直
に向けられた揺動軸を中心に調節可能な2つの軸受け部
材が設けられ、スキーの長手方向離れた他の横平面に設
けられた他方の軸受け装置に長手平面に対して垂直に向
けられた揺動軸を中心に調節可能な2つの軸受け部材と
長手ガイド装置が設けられていると、特に効果的であ
る。2つのリンクを配置し、その一方はさらにスキーの
長手方向における長手方向の調節を可能にすることによ
って、スキーは表面に対して垂直にも調節でき、かつ長
手方向においても結合装置に対して相対的に調節でき、
スキー靴を介してその距離と角度位置を固定されている
結合部材によるこの調節動作が変形動作を阻害すること
はない。
【0008】さらにまた、変形領域を軸受け装置あるい
は軸受け部材をクランク状に形成することあるいはその
材料を弱くすることによって形成することができ、それ
によってばねを適当に配置すればスキーの支持部材に対
する長さ方向の移動も可能となる。他の実施例によれ
ば、スキーの長手方向に互いに離れた2つの横平面にそ
れぞれ弾性変形可能な軸受け体あるいは特に軸受け部材
の変形領域が設けられており、それによって軸受け体の
変形距離ないし変形領域の応力をスキーの長手方向に離
れて配置されていることによって減少させることができ
る。
【0009】さらに好ましくは、軸受け装置が支持部材
の端部とスキーの間に配置されており、長手ガイド装置
の互いに調節可能な2つのガイド部材の一方がスキーあ
るいはスキーに可動結合された部材、例えば軸受け部材
と結合され、ガイド部材の他方が支持部材あるいは支持
部材に固定された部材例えば軸受け部材と可動結合さ
れ、あるいはそれによって形成されている。というのは
そうすることによって軸受け装置と長手方向調節装置を
容易に1つのユニットにまとめることができるからであ
る。
【0010】他の実施例によれば、軸受け部材がスキー
と支持部材に固定されており、かつ揺動軸を介してリン
ク結合されている。この方法の利点は、軸受け装置の個
々の軸受け部材を結合するのに他の部材を必要としない
ことである。他の実施例によれば、軸受け装置に2つの
レバー状の軸受け部材が設けられ、この軸受け部材はそ
れぞれ揺動軸を介してスキーと支持部材に揺動可能に軸
承されており、かつ平行四辺形レバーとして配置されて
おり、それによって支持部材は常にスキー表面に対して
ほぼ垂直に調節され、このように形成された軸受け装置
によってスキーの使用者の平衡感覚が悪影響を受けるこ
とがない。
【0011】さらにまた、軸受け装置が支持部材の長さ
のほぼ中央領域特に中央の1/3においてスキーと結合
され、支持部材とスキーの間にばね部材が配置されてお
り、このばね部材が支持部材にスキーの表面方向への押
圧力ないし引っ張り力を及ぼすようにすることも可能で
ある。というのはそれによって多数の機械的部材からな
る1つの軸受け装置で間に合うからである。
【0012】支持部材の少なくとも端部領域において支
持部材とスキーの表面の間に弾性的な軸受け体特に緩衝
部材から形成される軸受け装置を配置すると効果的であ
る。というのは、それによってスキーに作用する衝撃の
緩衝の他に外部からもたらされる応力によって生じるス
キーの変形が前方あるいは後方の端部領域で生じるから
である。
【0013】しかしまた、軸受け部材を支持部材の凹部
に緩衝装置を介して支持されている支持部材によって形
成することも可能であって、スキーの長手方向(二重矢
印)に対して平行な、凹部の側壁間のガイド長さは同方
向における支持部分の厚さより大であって固定部材を介
して支持部分に固定されている押圧プレートは緩衝部材
のスキー表面と反対の側に支持されている。この実施例
ではダウメル・ボルト(Daumel−bolzen
s)の形状の支持部分を使用することによってスキーが
自由に変形するのに必要なスキーの長手方向における相
対調節と、支持部材とスキーとの間に必要なスキーの長
手方向及び表面に対して垂直な相対調節をわずかな部材
でかつ複雑な機構なしに保証することができる。
【0014】緩衝部材が支持部材ないし凹部を越えて表
面方向及び押圧プレートの方向に突出していると効果的
である。というのはそれによって支持部材とスキーとの
相対移動を支持部材の浮動軸承によって緩衝することが
できるからである。さらにまた、支持部分の側面間のガ
イド幅を同方向における凹部の幅にほぼ相当するように
することができ、それによってスキーと支持部材が弾性
的に結合された場合でも支持部材とスキーの間の正確な
側方ガイドが維持される。
【0015】他の実施例によれば、スキーと支持部材の
間の軸受け部材が板ばねによって形成されており、この
板ばねはクランク状及び(あるいは)材料を弱くするこ
とによって形成された変形領域を有し、この変形領域は
スキーの長手方向(二重矢印)に対して垂直に延びる垂
直面に配置されている。スキーの長手方向に対して横方
向に十分な幅を有する板ばねを使用することによって、
支持部材とスキーの間の正確な側方ガイドが得られ、変
形領域を適当に配置することによってスキー表面に対し
て垂直な調節動作だけでなく、スキーの長手方向におけ
る調節動作も得ることができる。
【0016】他の実施例によれば、軸受け部材はトーシ
ョンばねによって形成され、前記トーションばねには好
ましくは支持部材と係合する端部、例えば横方向の主要
部、ばね脚及び支持アームなどを有し、この場合に同時
に緩衝部材として作用する軸受け装置がばね脚の領域に
おいて継目板を介してスキーに対し表面に垂直及び側縁
に垂直にほぼあそびなしに案内されている。トーション
ばねには、温度が著しく変化した場合のばね特性の変化
はわずかしかばね特性に作用せず、配置を適当にするこ
とによって支持部材とスキーの間の正確な側方ガイドが
得られるという利点がある。
【0017】また、トーションばねが特にばね脚の領域
でスキーの長手方向(二重矢印)に摺動可能に軸承され
ている効果的である。というのは、それによってトーシ
ョンばねはスキー表面に向かうこの動きだけを吸収すれ
ばいいのであって、スキーと支持部材の間のスキーの長
手方向における相対移動はトーションばねを移動可能に
支持することによって得られるからである。
【0018】しかしまた、スキーの表面と支持部材のス
キー表面側の下側との間にカバー部材を設けることも可
能であって、このカバー部材は例えばプラスチックある
いはゴムなど弾性変形可能な材料から形成される。この
実施例の利点は、支持部材とスキーが相対移動する間に
雪や氷が侵入しないことであってと、短期間使用しない
場合にも支持部材がスキーの表面上に凍り付くのを防止
することができる。
【0019】さらに、支持部材とスキーの側縁との間の
カバー部材を例えば長手方向(二重矢印)に延びる蛇腹
を有する弾性変形可能な縁レールによって、あるいはゴ
ムやプラスチックからなる弾性変形可能なフィルムによ
って形成することも可能であって、それによって軸受け
装置の仕様とは関係なく支持部材とスキーの間に雪や氷
が侵入するのが防止され、同時にデザイン的にも好まし
い解決法が得られる。というのは連続したカバー部材を
側縁の形に形成することができるからである。
【0020】他の実施例によれば、カバー部材はスキー
の表面に対してほぼ垂直あるいは斜めに調節可能な2つ
のレール部分を有する入れ子式のレールによって形成さ
れ、2つのレール部分の一方はスキーないしスキーの側
縁と結合され、他方は支持部材と結合されており、それ
によって例えばアルミニウムレールなど適当に硬いレー
ルを使用することができ、このレールは場合によっては
側方のガイド力が遊びなしに伝達されるのを支えること
ができる。
【0021】さらにまた、カバー装置がスキーの長手方
向(二重矢印)に対して平行に延びる長さにわたってだ
け延びるようにすることも可能であって、この場合には
支持部材とスキーの隙間を覆うこの種の複雑な構造を絶
対に必要な領域にだけ使用することができる。また、カ
バー装置を軸受け体及び(あるいは)振動緩衝装置とし
て形成すると効果的である。というのはそれによって1
つの部材で二重の機能が得られ、カバー装置の利点とス
キーに作用する衝撃を緩衝する利点を組み合わせること
ができるからである。
【0022】他の実施例によれば、支持部材は長手方向
に対して少なくとも平行に曲げ強く形成されており、そ
れによってスキーが結合装置に対して自由に変形しても
スキー靴を支持部材上に支持することによるスキー靴の
大きな負荷を防止することができる。さらにまた、支持
部材が軸受け装置の両側で支持部材とスキーが互いに平
行に延びている場合に軸受け装置からの距離が大きくな
るにつれてスキーの軸受け装置側表面からより大きな距
離を有する場合に効果的である。というのはそれによっ
て支持部材とスキーの間の高さ方向の距離をできるだけ
少なくして支持部材に対してスキーがより大きく変形で
きるからである。
【0023】さらに、支持部材に互いに離れた横平面に
おいて軸受け装置を介してスキーと結合されている2つ
の支持部材ないし結合部材と、スキーの長手方向に対し
て平行に延び、予め選択可能な固定距離で支持部材ない
し結合部材と結合された引っ張りバンドが設けられてい
ると効果的である。それによって本発明によるビンディ
ングの組立高さは引っ張りバンドの使用によって小さく
保つことができる。
【0024】他の実施例によれば、支持部材はスキーの
支持層部分によって形成されており、この支持層部分は
支持部材の長手方向及び(あるいは)スキー表面に対し
て垂直に他の支持層部分から離れて配置されており、好
ましくは個々の支持層部分の間隙に弾性変形可能な移行
部分が配置されており、それによって専用の支持部材を
省きそれに伴って重心が高くなることが避けられ、それ
にも拘らず本発明の利点を利用することができる。それ
によってビンディングのコストを容易に低く抑えること
ができ、全体としてスキーの重量を余り増大させない。
【0025】さらに、支持部材の長手方向に互いに前後
して配置されたスキーの支持層部分の間の移行部分が振
動緩衝装置を形成すると効果的である。というのはそれ
によってスキーの支持層の個々の部分の間の移動特性に
好ましい影響を与えることができるからである。さらに
また、互いに重なり合って配置されたスキーの支持層部
分の間に振動緩衝装置を配置することも可能である。そ
れによって特に使用者の脊柱を損なうように作用する、
スキーの走行面ないし表面に対してほぼ垂直に生じる衝
撃を緩衝することができる。
【0026】他の実施例によれば、振動緩衝装置はスキ
ーの2つの支持層部分のそれぞれ1つと結合された2つ
の軸受けブロックから形成されており、その間に配置さ
れた例えばコイルばねあるいはガスばねなどのばね部材
がそれぞれの軸受けブロックとリンク結合されている。
緩衝動作をスキーの平面から外らせることによって、そ
れによって得られるてこ伝導によって振動緩衝装置を微
妙に制御することができる。
【0027】さらにまた、支持部材とスキーの支持部材
側表面との間に振動緩衝装置が配置されていると効果的
である。というのはそれによって従来の形式で形成され
たスキーで本発明の効果を得ることができるからであ
る。さらにまた、振動緩衝装置をスキー表面に対してほ
ぼ垂直に向けられた振動を緩衝するように形成すること
も可能である。それによってスキーの種々の変形に基づ
く緩衝を走行面に垂直に作用する衝撃とは無関係に緩衝
することができる。
【0028】さらに、振動緩衝装置に例えばねじ部材な
ど緩衝を調節する調節装置が設けられていると効果的で
ある。というのはそれによって振動緩衝装置の緩衝作用
をそれぞれの使用状況に合わせ、異なる種類の雪ないし
コース状況に容易に合わせることができるからである。
他の実施例によれば、スキーと結合されている軸受け部
材が長手ガイド装置の長手ガイド路を形成し、その中で
ガイド部材として支持部材と結合された他の軸受け部材
に配置された揺動軸が案内されており、それによってス
キーと結合部材ないしビンディングとの長手方向の補償
及び傾斜調節が容易になる。
【0029】さらにまた、軸受け体が主にスキーの長手
方向及び走行面に対して垂直方向に弾性変形可能に形成
され、かつ特に例えばポリウレタンの泡など発泡プラス
チックのようなプラスチックあるいはゴムなどから形成
されていると効果的である。というのはそれによって他
の複雑な手段を用いずに、支持部材からスキーへ側方の
剪断力を伝達するのに十分な側方の安定性が保証できる
からである。
【0030】しかしまた、軸受け装置の軸受け部材の間
及び(あるいは)支持部材ないしスキーとの間に緩衝装
置を配置することも可能であって、それによって専用の
緩衝装置を配置することを省くことができる。さらにま
た、長手ガイド装置のガイド部材の間及び(あるいは)
スキーあるいは支持部材との間に緩衝装置を配置するこ
とも可能であって、それによればスキー表面に対して垂
直に向けられた振動を緩衝しないしは防止するために長
手ガイド装置を使用することができる。
【0031】緩衝装置にコイルばねあるいはトーション
ばねによって形成される緩衝部材が設けられていると効
果的である。というのはこの緩衝部材は簡単に交換する
ことができ、それによって緩衝装置の緩衝特性を例えば
柔らかいコースあるいは硬いコースあるいは種々の種類
の雪に迅速に合わせることができる。しかしまた、緩衝
装置に緩衝部材の緩衝量を調節する調節装置が設けられ
ていると効果的である。というのはそれによってスキー
の使用中に個々の部材を交換することなく緩衝特性を変
化させることができるからである。
【0032】他の実施例によれば、長手方向調節装置に
ガイド部材に対して調節可能なストッパが設けられてお
り、それによってスキーの変形動作を調節可能な領域に
限定することができる。さらにまた、ストッパを例えば
弾性変形可能なポリウレタンの泡などからなるプラスチ
ックブロックなどの緩衝部材で形成することも可能であ
って、それによれば緩衝装置は簡単に長手方向調節装置
にまとめることができる。
【0033】しかしまた、支持部材ないし結合装置及び
(あるいは)軸受け体に側方のガイド装置を設けること
も可能であって、それによって支持部材がスキーに対し
て相対調節可能であるにもかかわらず、どんな場合でも
支持部材からスキーまたスキーから支持部材へ側方の力
をあそびなしに伝達することができる。また、側方ガイ
ド装置が長手ガイド装置にまとめられており、かつ長手
ガイド装置のガイド部材が側方ガイド装置内であそびな
しに案内されていると効果的である。というのはそれに
よって付加的な利点を多く実現するにもかかわらずビン
ディングの構造をコンパクトにできるからである。
【0034】他の実施例によれば、ガイド部材に調節方
向に互いに離れたガイド領域と好ましくはガイド長さが
設けられ、前記ガイド長さはガイド幅より大きく例えば
ガイド幅の1.5倍である。それによってスキーの長手
方向における支持部材とスキーとの相対調節の間、傾斜
が防止され、それによって変形が好ましくなく阻止され
ることがない。
【0035】さらに、ガイド部材に例えばテフロンなど
の滑りシートがコーティングされ、あるいは滑りシート
から形成されていると効果的である。というのはそれに
よって温度及び雪の特性が異なってもガイド路に雪や氷
が付着するのが防止され、長手ガイド装置のガイド部材
の間でほぼ摩擦なしに調節が行われる。
【0036】
【実施例】以下、図面に示す実施例を用いて本発明を詳
細に説明する。図1から図7にはスキー1とスキー靴2
が示されており、スキー靴2はビンディング3を介して
スキー1と可動結合されている。ビンディング3には支
持部材4と、支持部材4上に固定され安全スキービンデ
ィングを形成する結合装置7の結合部材5,6が含まれ
ており、前記結合部材は例えばヒールピース(後ろバッ
ケン)ないしヒールホルダーとトウピース(前バッケ
ン)である。なおヒールピースないしトウピースは従来
技術に基づくスキービンディングの種々の仕様に従って
形成することができる。支持部材4は図示の実施例の場
合には結合部材5と6の部分で軸受け装置8,9を介し
てスキー1に固定されている。
【0037】図2に明らかに示されているように、それ
ぞれの軸受け装置8,9は例えばボルトあるいはアンカ
ーボルトなどの固定手段10を介してスキー1に固定さ
れている軸受け部材11,12から構成されている。こ
の軸受け部材11,12には支持部材4と可動結合され
た軸受け部材13,14が設けられており、軸受け部材
13は例えば支持部材4に固定され、特に支持部材4と
一体に形成されており、軸受け部材14は長手方向ガイ
ド装置15を介在させて可動結合されて、軸受け部材1
2,14を結合する揺動軸16を中心に揺動することが
できる。
【0038】軸受け装置8の軸受け部材11,13も同
様に揺動軸17を介して結合され、かつ前記揺動軸17
を中心に互いに回動することができる。図3と図4に明
らかに示されているように、揺動軸16を介して軸受け
部材12とリンク結合されている軸受け部材14内には
ガイド部材18が配置されており、このガイド部材18
は蟻溝ガイド通路によって形成されている。ガイド部材
18のこの蟻溝状のガイド通路内には、支持部材4と結
合されないしは支持部材4と一体に形成されたガイド部
材19が軸受け装置9に対してスキー1の長手方向(二
重矢印20で示す)に移動可能に軸承されている。さら
に図4に示すように、支持部材4をガイド部材18に対
してできるだけ摩擦がないように摺動させることができ
るようにするために、ガイド部材18のガイド部材19
側表面あるいはガイド部材19のガイド部材18と対向
する表面には滑りシート21を設けることができる。こ
の滑りシート21は例えばテフロンコーティングないし
はテフロン製のカイドレールから形成することができ
る。このコーティングないしレールは固定手段によって
ガイド部材18,19の金属部分にねじ止めないしは接
着することができる。しかしまた、ガイド部材を滑り材
料ないしテフロン等から直接形成することも可能であ
る。この種の滑りやすい材料を使用することによってス
キーの使用中に雪や氷が固着するのを困難にしないしは
阻止することがてきる。
【0039】特に図3と図4から明らかなように、本実
施例による結合部材6はスキービンディングのトウピー
ス22によって形成されている。それに対して結合部材
5はヒールピース23によって形成され、このヒールピ
ースはヒールホルダーないしは自動ヒールとも称され
る。前後の結合部材5,6の間ないしはトウピース22
とヒールピース23の間の距離24を固定することがで
きるようにするために、好ましくは2つの結合部材5,
6の少なくとも一方、好ましくは両方が支持部材4に対
してその位置を調節することができる。
【0040】図3と図4にはこのように調節できるとい
うことがトウピース22について概略的に示されてい
る。結合部材6の側方のフランジ25内には、二重矢印
20で示すスキーの長手方向に延びる長孔26が設けら
れている。この長孔26にはボルトによって形成される
固定手段27が挿通されており、この固定手段27は支
持部材4の内ねじ28内に保持されている。従ってボル
トをゆるめれば、トウピース22を二重矢印20の方向
へ移動させることができ、それによって距離24を変化
させ、異なる大きさの靴に容易に合わせることができ
る。同様にヒールピース23にも同様なフランジ25と
固定手段27が設けられており、支持部材4に対するヒ
ールピース23の位置を変化させることができる。な
お、支持部材4に対して前後のピース22,23の位置
を調節する調節装置が本発明を分かりやすく説明するた
めに著しく簡単かつ概略的に示されているが、この調節
装置の代わりに従来技術で知られている歯切りを有する
プレート、ボルトドライブ等を有する装置を使用するこ
ともできることは言うまでもないことである。
【0041】特に図1〜図4に示す種々の実施例の形状
に関して、本発明の結合装置の作用効果をわかり易くす
るために、個々の部材の比率は事実と著しく異なってお
り、かつ一部の大きさが誇張されていることを断わって
おく。なお、当然のことであるが、個々の部材の特に表
面29ないし走行面30に対して垂直な方向の高さをで
きるだけ小さくするようにしたので、表面29と支持部
材4の間の距離によって重心が著しくずれるということ
はない。
【0042】図3と図4にはさらに、スキー1に装着さ
れているスチールのエッジ31と側方のエッジ32が示
されており、この側方のエッジ32は金属、プラスチッ
クあるいはコンパウンド材料から形成することができ
る。次に図5から図7を用いて本発明により形成された
スキー1とスキー靴2のビンディング3の、負荷が異な
る場合の好ましい機能について説明する。
【0043】図2においては本発明のビンディング3を
有するスキー1はスキーに負荷がかかっていない状態で
示されており、図3は平坦なコースで走行する場合に使
用者の体重によって負荷がかかった場合のビンディング
3の位置を示している。一方、図6と図7は例えば跡の
ついたゲレンデないしは凹円面のコースを通り抜けると
きにコースによってスキーに中程度あるいは強い負荷が
作用した場合のビンディングの位置ないしその作用を示
すものである。
【0044】スキー1に内在する弾性とそれに応じた形
状によって、負荷がかかっていない状態においてはスキ
ー1はトップ33とテール34の領域で支えられてい
る。スキー1のトップ33とテール34の間にある領域
は立脚面35から異なる距離36だけ離れている。この
距離36はスキーの構造と使用目的に依存している。図
2と図5を比べると明らかなように、軸受け装置8と9
の揺動軸16と17の間の弧の長さ37はこの2つの揺
動軸16,17の間の弦の長さ38より長い。図5に示
すようにスキー1が使用者の重量によって負荷を受ける
と、スキー1は立脚面35上に平坦に接する。それによ
って、2つの揺動軸16,17の間の距離39は図2に
示す弦の長さ38より長くなる。というのはこの距離3
9は図2に示す弧の長さ37に相当するからである。立
脚面35上に投影される弧の長さ37(図2)と距離3
9の差は本発明のビンディング3によれば軸受け装置9
が長手ガイド装置15内で支持部材4に対して相対移動
することによって補償される。この相対移動は図2と図
5においてはマーク40,41によって概略的に示され
ており、これらマークはそれぞれガイド部材18を収容
する軸受け部材14の端縁42の位置を支持部材4に関
連して示している。
【0045】この長手ガイド装置15が設けられない場
合には、トウピース22とヒールピース23間のこの長
さの差を結合装置7内のばねないし適当な補償機構によ
って補償しなければならない。さらに長手ガイド装置1
5とスキー1の間に揺動軸16を有する軸受け装置9が
配置されている。すなわちこの軸受け装置9によってス
キー1は支持部材4に対して長手方向に(矢印20で示
す)移動できるだけでなく、それぞれ曲げ線のカーブに
応じて支持部材4に対してそれぞれ任意の角度位置に調
節することができる。
【0046】このことは図6と図7に示すように負荷が
変わった場合にスキー1が変形することを観察するとよ
く理解できる。例えば余り高くなくかつ走行方向に互い
に広く離れているこぶを有するやや平坦でないゲレンデ
で走行する場合に、スキー1が著しく負荷を受けると、
トップ33が例えば図6に概略的に示すこぶ43に乗り
上げると、スキー1が湾曲する。この湾曲は例えば図5
に示すように、平坦な立脚面35に対して弧の高さ44
を有する。しかしこのスキーの変形によってスキーの軸
受け装置8の領域が概略的に示す角度45,46だけ揺
動する。軸受け装置8,9が揺動軸16,17を有する
ことによって、スキーは平坦な立脚面35ないし曲げに
強く形成された平坦な支持部材4に対して任意のそれぞ
れの角度45ないし46をとることができる。それによ
ってスキーの変形にはわずかな抵抗しかないので、調和
のとれた応力特性が得られ、それによってエッジの全長
にわたって連続したエッジのホールディングが得られ
る。それによって、スキーメーカーが望むスキーの特性
がビンディングによって悪い影響を受けることがなくな
る。すなわち、軸受け部分12の代わりに長手ガイド装
置15のガイド部材18がスキーの表面29上に固定配
置されている場合には、スキーのガイド部材18の領域
が支持部材4に対して平行な位置へ移動され、ないしは
トウピース22を曲げに強い支持部材を使用せずにスキ
ー1の表面29に対して垂直方向に変形可能なバンド状
の支持部材を使用して固定する場合には、トウピース2
2とスキー靴2との間で角度が変化する。それによって
締付けが生じ、スキー1の湾曲が異なる場合でも同じ大
きさの復帰力を保証するためには、ビンディングに他の
ばね部材ないしは適当な補償レバーを設けて補償しなけ
ればならない。
【0047】すなわちすでに説明したように、スキー靴
2の靴底47を適当に固く形成する場合には、表面29
に対して垂直な方向、好ましくは支持部材4の側縁32
の方向の曲げに強い支持部材4の代わりに、支持部材を
締付けバンドとして形成することも可能であって、前記
締付けバンドはスキー1の表面29に対して垂直方向に
変形可能である。例えば図1〜図6に示す実施例の場合
にこの支持部材4は単にトウピース22とヒールピース
23の間においてスキー靴2を正しく支える機能を有す
るだけであるので、靴底47とスキーの表面との距離を
わずかにすることができる。さらに軸受け装置8ないし
9と長手ガイド装置15をトウピース22とヒールピー
ス23にまとめることも可能である。
【0048】スキー1の変形と相対移動は、図7に本発
明のビンディングの作用を分かりやすく説明するために
概略的かつ誇張して示すスキー1の湾曲にはっきりと示
されている。しかし、こぶの多いコースを急速に通過
し、特にスラロームないしリーゼンスラローム(大回
転)で競走する場合には、この種の極端な変形は短時間
発生することが明らかにされている。しかしこのような
変形においても、エッジのホールディングが少ないこと
によってスキーヤーが個々のゲートにぶつかったり、ス
キーが横になることによって時間のロスに甘んじるのを
防止するために、エッジのホールディングを維持するこ
とが重要である。
【0049】本発明のビンディング3によれば好ましい
方法で、スキーのこの種の極端な変形もスキー上に固定
されている結合装置7に妨げられずに行うことが可能に
なる。スキーがこのように変形する間に弧の高さ48が
大きいことによって必然的にもたらされる長さの変化
は、マーク40,41と49の間の差によって最もはっ
きりと理解することができる。軸受け装置8と9の領域
に揺動軸16と17が配置されていることによってスキ
ー1が支持部材4に対して関節状に調節可能であるこ
と、長手ガイド装置15内のこの摺動距離によって初め
て、スキーの変形を妨害せずに変形移動が可能となる。
しかしそれにもかかわらず、概略図示するこぶ43に沿
って完全なエッジのホールディングが得られる。図から
明らかなように、スキーがスキー靴2ないし支持部材4
に対して自由に揺動できる驚くべき本発明の認識がなけ
れば、スキー1のこの種の変形は得られない。というの
は結合部材6ないしトウピース22並びにヒールピース
23がスキー上に通常のように固定されているスキー靴
2に対して所定角度50だけ揺動することが、本発明に
より機械的な調節によって補償されているからであっ
て、これは通常は複雑な機構を用いなければ補償できな
いものである。
【0050】さらに、特に図7から明らかなように、ス
キー1と支持部材4の変形が異なる場合に形成される空
隙51は同時に振動緩衝装置52を配置するのに使用す
ることができる。この振動緩衝装置52は、例えば弾性
変形可能なゴムあるいは弾性的なプラスチック材料から
なる2つのばねブロック53あるいはそれらを適当に組
み合わせたものから形成することができる。軸受け装置
8から軸受け装置9の支持部材4とスキー1の間の領域
まで延びるばねブロックが設けられる場合には、それぞ
れ変形し続いて緩衝動作をする際に生じるばねブロック
の負荷を好ましく減少させることができる。その場合に
さらに、ハッチングで示すように動きの各段階において
スキー1と支持部材4の間が振動緩衝装置ないし間隙5
1のばねブロック53によって閉鎖されており、従って
スキー1と支持部材4の間に雪や氷あるいは水分の侵入
が防止されている場合には、驚くべくき効果が得られ
る。それによって新雪でも、平にならされていないコー
スでも本発明によるビンディングの機能が阻害されない
ことが保証される。
【0051】また、前述の本発明のビンディング3の説
明からさらに明らかなように、本発明による効果は結合
装置7のトウピースないしヒールピースの形状に関係な
く利用することができるので、公知のすべてのあるいは
任意に形成された結合部材を曲げに強い支持部材4ない
し少なくともスキーの表面29に対して垂直に変形可能
な支持部材と組み合わせて使用することができる。
【0052】図8には軸受け装置54の他の実施例が示
されており、同実施例においては例えば結合装置7のト
ウピース22などの結合部材5、あるいはまた支持部材
4が設けられている場合には支持部材4が軸受け部材5
5,56を介してスキー1と結合されている。この場合
に軸受け部材55はスキー1に対して横方向に延びる支
持部材57によって形成されており、支持部材57はボ
ルトなどの固定手段10を介してスキー1の表面29上
に固定されている。軸受け部材56は例えばゴムのばね
部材など弾性変形可能な材料、あるいは同様に弾性変形
可能なプラスチック、あるいはばね装置から形成されて
いる。この軸受け部材56は結合部材5あるいは支持部
材4に形成された開口58内に力結合ないし相補形状結
合で保持されており、本実施例においては同時に緩衝部
材59として用いられる。緩衝部材59は支持部材57
と、開口58のスキー1の長手方向において(二重矢印
20で示す)前記支持部材57と少なくとも対向する端
面60との間に延びている。軸受け部材56は相対位置
において支持部材57に対して押圧プレート61によっ
て固定されており、押圧プレート61は例えばボルトな
どの固定部材62によって支持部材57上に固定されて
いる。
【0053】図9に明らかなように、軸受け部材56は
それぞれ端面60と支持部材57及び支持部材57と反
対側の端面60の間に配置されている部材から形成され
ている。それによって、支持部材57の側面63がトウ
ピース22ないし支持部材4の側面を正確に案内するこ
とができる。それに対して図8に明らかに示されるよう
な角度調節と、スキー1の変形によってスキー1がトウ
ピース22に対して長手方向に相対移動することができ
る。例えばメタルゴムブロックあるいはプラスチックブ
ロックからなる弾性変形可能な材料から形成される軸受
け部材56を使用することによって、スキーが自由に変
形できること、ないしは結合部材5に対して角度変化で
きることの他に、結合部材5とスキー1との間の相対移
動を緩衝することもできる。軸受け部材56の硬度ない
し弾性を変化させることによって、スキー1が両方向に
たわみないし変形する際の緩衝を、例えば競技の場合に
は滑降、スラロームあるいはリーゼンスラローム等の際
の種々の要請に合わせるなど、異なる状況に容易に合わ
せることができる。
【0054】図10〜図12には軸受け装置64の他の
実施例が示されている。この軸受け装置64は長手ガイ
ド装置15及び緩衝装置65と共に共通のユニットを形
成している。軸受け装置64の軸受け部材66は支持部
材4ないし例えばトウピース22など結合部材5の適当
な部分によって形成されている。トウピース22は特に
図11から明らかなように、固定手段27を介して調節
可能に支持部材4に固定することができる。軸受け部材
66には揺動軸67が貫通して設けられており、揺動軸
67の軸受け部材66を越えて側方に突出している端部
は軸受け部材69の孔68内に回転可能に軸承されてい
る。軸受け部材69は同時に長手ガイド装置15のガイ
ド部材を形成している。スキー1に対して相対的に調節
可能なこのガイド部材ないし軸受け部材69は、スキー
1に固定されたガイド部材70内で案内されている。ガ
イド部材70は例えばC字状のプロフィールを有するレ
ールから形成され、このレールはスキー1の長手方向
(二重矢印20で示す)に延び、固定手段10を介して
スキー1に固定されている。ガイド部材70のC字状の
ガイドレール内には、他のガイド部材として用いられる
軸受け部材69が長手方向に摺動可能に保持されてい
る。従って支持部材4ないし結合部材あるいはトウピー
ス22ともちろんヒールピース23も揺動軸67を中心
に回動可能であるので、前述の実施例の場合と同様にス
キーは結合部材5ないし支持部材4に対して任意の角度
位置をとることができる。同時にスキーが種々に曲がる
ことによって生じる長さの差は、軸受け部材69がガイ
ド部材70に対して相対移動することにより弦寸法と弧
寸法の差が生じるので長手ガイド装置15によって補償
することができる。この動きを少なくとも動きの端部領
域で緩衝して、調節動作の最後に達したときには動きに
衝撃的な遅延が生じないようにするために、緩衝装置6
5の緩衝部材71,72が設けられており、この緩衝装
置は同時に終端ストッパとして用いられる。緩衝部材7
1,72の弾性を選択することにより、かつ両者の距離
が自由であることによって、緩衝装置65に影響されな
いスキー1の変形が保証され、調節移動の最後に向け
て、結合装置7ないし結合部材5,6に対するスキーの
調節動作ないし変形動作をある程度緩衝することができ
る。それによって、スキーと結合装置との長手方向の補
償が行われる方向において、変形動作の緩衝を行うこと
ができ、それにより他の緩衝装置を省くことができる。
【0055】軸受け部材69の緩衝作用ないし調節移動
の迅速な調節を可能にするために、調節部材73が設け
られており、この調節部材73によって緩衝部材72を
支持している支持体74を二重矢印20方向へ調節する
ことができる。調節部材73と支持体74の間に他のば
ね部材を配置することによって、さらに調節距離が多く
なった場合ないし少なくなった場合に異なるばね特性を
得ることができる。
【0056】図13にはビンディング3の実施例が示さ
れており、本実施例においては支持部材4はほぼ中央に
配置されている軸受け装置75を介してスキー1の長手
方向にも(二重矢印20)側縁32方向にもほぼ遊びな
しに案内されている。前述の実施例ですでに説明したよ
うに走行使用の間の変形の際にスキー1の自由な移動を
可能にするために、支持部材4ないしこれと結合された
部材に揺動軸76が設けられており、この揺動軸76は
固定部材10を介してスキー1に結合固定されている軸
受け部材78の長孔77によって形成されるガイド部材
内で表面29に対してほぼ垂直に調節可能である。支持
部材4をスキー1に対して高さ方向において安定させる
ために、支持部材4の両端部の領域はさらに緩衝部材7
1,72を介して表面29上に支持されている。この緩
衝部材71,72の硬度と弾性は、スキー1と支持部材
4の間の角度調節と表面29に対して垂直方向の緩衝を
可能にするように設定されている。緩衝部材71,72
の緩衝効果が十分でなく、ないしはその材料が緩衝作用
を及ぼすのに適していない場合には、軸受け部材78の
領域に他の緩衝装置79を配置することができる。この
緩衝装置79には例えば板ばね状の緩衝部材が設けられ
ており、この緩衝部材の一端は固定手段を介してスキー
1に固定され、かつ同緩衝部材は支持部材4のスキーの
表面29側に支持されており、場合によってはスキーと
長手方向に移動可能に固定されている。それによってス
キーに使用者の負荷がかかった場合に力が緩衝部材7
1,72ないし80を介してスキー1上に均等に伝達さ
れ、スキー1は曲がりに強い支持部材4に対して妨げら
れることなく変形することができる。
【0057】もちろんすでに前述の実施例を用いて説明
したように支持部材4上には、トウピース22ないしヒ
ールピース23からなるそれぞれ任意に形成された結合
装置を概略図示するように配置することができる。図1
4に示す実施例においては、支持部材4の軸受け装置8
と9は弾性変形可能な軸受け部材81によって形成され
ている。この軸受け部材81の一端は固定手段10を介
してスキー1に固定されており、他端は支持部材と可動
結合されている。軸受け部材81をクランク状に形成さ
れた板ばねの形に構成することによって、支持部材4と
スキー1の間の側方を安定して案内することができる。
これに対し板ばね部材を屈曲して形成することによっ
て、支持部材4とスキー1の間のスキーの長手方向(二
重矢印20)への相対移動と同時にスキーの表面29に
対して垂直方向への相対移動も可能となる。このように
形成された軸受け部材81の可動性は、板ばねの壁厚を
変えて形成することによって増大されるので、要請に応
じて限定された変形が可能となる。
【0058】図15に示すビンディング82の場合に
は、トウピース22の領域に配置されている軸受け装置
8はスキー1に固定された軸受け部材12と揺動軸16
によって形成された軸受け部材11とから構成されてい
る。揺動軸16は本実施例においては直接支持部材4内
に軸承され、ないしは支持部材4に一体に設けられた部
材を形成している。支持部材4上にはトウピース22の
他にヒールピース23も配置されており、ヒールピース
の領域において支持部材4は弾性材料からなる軸受け体
83を介してスキー1の表面29上に支持されている。
支持部材4内にはさらに緩衝装置65が配置されてお
り、この緩衝装置65に設けられた揺動レバー84はロ
ーラ85によってスキー1の表面29上に支持されてい
る。揺動レバー84はコイルばねによって形成された緩
衝部材87の作用に抗して回転軸86を中心に支持部材
4のトウピース22ないしヒールピース23側の表面方
向へ、揺動することができる。緩衝部材87のばね特性
及びローラ85のスキー1の表面方向への最大行程はね
じ部材88によって変化させることができる。もちろん
適当に調節可能なストッパ89を反対方向に設けること
も可能である。傾斜した平面を有するストッパ89を調
節することによって、支持部材4に対するローラ85の
最終位置の高さを調節することができ、それによって表
面29と支持部材4の前記表面29と反対の側との間の
最小距離を調節することができる。例えば適当なゴムば
ね部材など異なる緩衝部材87を選択することによって
ばね特性をそれぞれ異なる要請に合わせることができ
る。
【0059】図16においては支持部材4は前述の図1
5の場合と同様に軸受け装置8を介してスキー1に固定
されており、前記軸受け装置8はスキー1に固定された
軸受け部材12と支持部材4に固定された軸受け部材例
えば揺動軸16とから形成されている。支持部材4上に
はトウピース22とヒールピース23が配置されてい
る。支持部材4のヒールピース23の領域にある端部は
軸受け装置9を介してスキー1の表面29上に支持され
ており、軸受け装置がスキー1の表面29上に固定され
た軸受け部材90と支持部材4と可動結合された軸受け
部材91とから形成されていることによって角度調節が
可能となり、かつ長手方向(二重矢印20)における相
対移動が可能となる。なお、前記軸受け部材91は本実
施例においては例えば変形可能な板ばねあるいは支持部
材4の材料を適当に弱くするなど変形可能な材料によっ
て形成されている。それによって図7を用いて説明した
スキーと支持部材4ないし結合装置7との相対移動の効
果はわずかな部材を用いて得ることができる。
【0060】図17に示す実施例の場合には、支持部材
4は貫通して設けられた軸受け体92を介してスキー1
の表面29上に支持されている。支持部材4のスキー1
の長手方向(二重矢印20)と側縁32方向における固
定は弾性的なプラスチック部材を介して行われ、このプ
ラスチック部材は軸受け体92を形成し、かつ例えば接
着、紫外線溶接などの溶着によって相補形状結合ないし
力結合で支持部材4ともスキー1とも可動結合されてい
る。前出の図面を用いて説明したように、支持部材4上
にはトウピース22とヒールピース23が配置されてい
る。
【0061】図17と図18から明らかなように、極端
な側方の力が生じたとき、すなわち急なカーブでスキー
のエッジを使用する際に支持部材4がスキー1に対して
側方にずれるのを防止するために、支持部材4の少なく
とも一部分例えばトウピース22とヒールピース23の
領域にスキー1の表面29方向へ突出するストッパレー
ル93が設けられており、このストッパレール93はス
キーの側縁32とストッパレール93の間にある支持レ
ール94に対して支えられており、支持レール94は支
持部材4の上側95と反対の側に配置されている。従っ
て支持部材4は、ストッパレール93と共に側方のガイ
ド装置96を形成する2つの支持レール94の間で、ス
キーが変形によって例えば点線で示す位置へ移動する時
に側方を一義的に案内される。移動する部分の間が雪の
飛沫等によって凍ったり詰まったりするのを防止するた
めに、側縁32と支持部材4の上側の間の領域は少なく
ともスキー1の表面29に対して垂直の方向に弾性を有
するカバー部材97によって覆われている。このカバー
部材97は図面に概略的に示すように、例えばボルトや
リベットなどの固定手段98によって側縁32内に固定
され、あるいはまたカバー層を適当に形成することによ
ってカバー層に一体に結合されている。例えばこのカバ
ー部材97はスキー1に接着し、あるいは紫外線溶接す
ることができる。その場合にはカバー部材97は接着箇
所から支持部材の上側95まで延び、この領域でも例え
ば接着、溶接あるいはかしめなどの力結合及び相補形状
結合によって支持部材4に結合されている。スキー1と
支持部材4との常に変化する距離及び相対位置とは関係
なく、どんな場合にもスキー1にもたらされる横方向の
力があそびなしに正確に伝達される。
【0062】図19と図20には走行使用の場合の支持
部材4とスキー1の異なる相対位置が示されている。本
実施例の場合には、支持部材4は軸受け体92を介して
スキー1に固定されている。支持部材4とスキー1とが
相対的に移動する間にこれらの間に雪が侵入するのを防
止するために、蛇腹の形状のカバー部材97が配置され
ている。スキー1が著しく撓み、従って支持部材とスキ
ーとの静止位置に相当する距離99が図19に示す距離
100に増大した場合には、蛇腹ないしハモニカ状のカ
バー部材97は図20に示す折り畳み位置から伸びる。
その場合には蛇腹は図19に示すように伸び、それによ
ってスキー1と支持部材4の間の常に変化している間隙
が確実に覆われる。しかしこのカバー部材97の形状と
その配置は、支持部材4が前出の実施例で説明したよう
に軸受け装置8と9によってスキー1上に固定され、前
記軸受け部材がスキー1と支持部材4の全接触面にわた
って延びていない場合に、特に効果的である。その場合
には、雪と氷の侵入する危険は、支持体82がスキー1
と支持部材4の全接触面にわたって延びている場合より
も著しく大きくなるからである。
【0063】本発明の枠内において、図示の実施例の蛇
腹の代わりに、互いに入れ子になって移動可能なレール
ないし変形可能なプラスチックあるいは金属部材の伸び
による任意の構造を採用して、特に低い温度で支持部材
4とスキー1との間に隙間が形成されてもその隙間を確
実かつ打撃と切断に強く覆うことができるのはもちろん
である。
【0064】しかしまたカバー部材97を発泡プラスチ
ックあるいはゴムなどの弾性変形可能な材料から形成
し、図7にハッチングで示すように支持部材4とスキー
1の隙間に充填して、特別な緩衝作用やばね作用を及ぼ
すことなく雪が隙間に侵入するのを防止するだけにする
ことも可能である。図21と図22にはビンディング1
01の他の実施例の著しく簡略化された形状が示されて
いる。このビンディングには2つの軸受け装置8と9が
設けられており、軸受け装置8,9はそれぞれスキーと
結合固定された軸受け部材及びこの軸受け部材内に揺動
軸を中心に揺動可能に軸承された軸受け部材12から形
成され、軸受け部材12は例えばエルボーレバーから形
成されている。軸受け部材12の一方側は軸102を介
して支持部材4に揺動可能に軸承されており、軸受け部
材11の対向する側の端部は緩衝装置104のトーショ
ンばねなどの緩衝部材103によって支持されている。
2つの軸受け部材11は固定手段10を介してスキー1
の表面29上に固定されている。軸受け部材12の支持
部材4と反対の側には凹部が設けられており、この凹部
内に緩衝部材103が保持されている。緩衝部材103
の軸受け部材12と反対の側は固定手段10によって例
えば継目板を介して同様にスキー1の表面29上に保持
されている。
【0065】図21から明らかなように、緩衝部材10
3は支持部材4のスキー1の表面29方向の動きを緩衝
する。すなわち、スキー1が著しく変形したときの位置
にある支持部材4は、例えばビンディングの領域がこぶ
のあるコースに達したときに、スキー方向へ衝撃的に移
動するので、緩衝部材103の変形が支持部材4とスキ
ー1の間隔ないし距離100を減少させることからそれ
ることによって、使用者に衝撃が作用するのを防止する
ことができる。このことは軸受け部材12の緩衝部材1
03側のアームを図21に点線で示す位置へ調節するこ
とによって得られる。それによって支持部材4とスキー
1間の距離100を減少させる方向への相対移動は減速
され、かつ緩衝される。また、この予圧された緩衝部材
103によって走行動作の間スキーの走行面30方向へ
の予圧はわずかになるので、ゲレンデの条件に従ってで
きるだけ正確に適応ないし調和のある変形が得られ、従
ってスキー1の全長にわたってできるだけ連続したエッ
ジのホールディングが得られる。
【0066】また、軸受け装置9の領域において軸受け
部材14を軸受け装置8における軸受け部材12のよう
に形成することができることはもちろんである。しかし
また、平行四辺形のレバー装置として用いられる2つの
軸受け部材12と14をアングルレバーとして形成し、
このアングルレバーのそれぞれに適当な緩衝部材103
を設け、あるいは軸受け部材12,14を単純なレバー
として形成し適当な緩衝部材を設けることも可能であ
る。
【0067】しかしトーションばねとして示されている
緩衝部材103の代わりに、板ばね部材などの曲げばね
あるいはコイルばねなどを使用することも可能である。
さらに緩衝部材103に設けることのできる調節装置に
よって緩衝部材の緩衝特性及びばね特性を調節可能に形
成することも可能である。そのためには、この種のばね
特性を調節する調節装置の種々の使用分野で知られた任
意に解決法を使用することができる。
【0068】図23には、支持部材4とスキー1を結合
する結合装置101の他の実施例が示されている。この
結合装置には緩衝部材103によって形成された2つの
軸受け装置105が設けられている。特に図24から明
らかなように、緩衝部材103は捩じりばねとして形成
されており、横に延びる本体106によって支持部材4
内に懸架されている。ばね脚107は継目板108内で
スキー1の表面29上に固定されている。支持部材4が
スキー1から離れる方向へ移動すると、ばね脚107は
支持アーム109に支えられて捻り力を受けて捻られ、
それによって支持部材4がスキー1から反れる運動に抗
して復帰力が作用する。支持部材4とスキー1の間の距
離が減少する際に反対方向の衝撃を防止するために、ス
キー1と支持部材4の間に例えば弾性的なプラスチック
やゴム材料からなる緩衝ブロックなど緩衝装置104の
緩衝部材110を設けることができる。それによってス
キーが撓む際の反れる動きもスキーが弾性的に通常の位
置へ復帰する際の動きも所望の範囲で容易に緩衝するこ
とができる。
【0069】図25と図26には、トウピース22とヒ
ールピース23からなる結合装置7を軸承する結合装置
101の他の実施例が示されている。スキー1は通常上
方と下方の支持層111,112、上方のエッジ11
3、走行エッジ114、及び芯115から形成されてい
る。上方及び下方の支持層111,112のそれぞれは
例えばカバー層116、種々の支持層117(上方の支
持層111の場合)とパッド118及び多数の支持層1
17(下方の支持層112の場合)から形成されてい
る。もちろん、アルミニウム、木、プラスチック及びそ
の他の材料から形成することのできる芯115を従来技
術ですでに知られているように多層に形成することも可
能である。
【0070】本実施例においては、結合装置7を支持す
る支持部材4は、支持層111上に取り付けられた支持
層部分119によって形成されている。この支持層部分
119は支持層111と同じ層構造を持つか(しかし他
の補強パッド及び部材と共に形成される)、あるいは例
えばアルミニウム圧縮プロフィール部材あるいはアルミ
ニウムプレート等他の材料から形成することができる。
この支持層部分119は走行面121に対して垂直に弾
性変形可能なプラスチックあるいはゴムなどからなる軸
受け体120を介してスキー1に支持されている。軸受
け体120は本実施例において概略的に示されているよ
うに接着層122を介して上方の支持層111とも支持
層119とも結合されている。もちろんこの結合は、プ
レプレッグ、すなわち発泡材ないし樹脂を含浸させたパ
ッド層で圧力あるいは温度の作用に反応するものによっ
て行うことも可能である。
【0071】支持部材4とカバー層116の支持部材4
に続く部分ないし支持層111の間に長手方向(二重矢
印20)に間隙123を配置することによって、残され
たカバー層116ないし支持層111は芯115及び下
方の支持層112と共に支持部材4に対する相対距離及
び長手方向(二重矢印20)の位置を変化させることが
できる。このように間隙123により長手方向に移動可
能であることによって、芯115ないし下方の支持層1
12ないし上方の支持層111の長さの差が補償され、
これはスキー1の変形による弧と弦の寸法の差に相当す
る。それによって特に支持部材4を設けなくて済み、そ
れにもかかわらず本発明の利点すなわちスキーがスキー
靴を軸承する曲げ強い、ないし変形に強い支持部材4に
対して自由に変形できかつ調和のとれた応力特性が得ら
れる。
【0072】特に図26に明らかなように、支持部材4
ないし支持層部分119を適当な形状にすることによっ
て、この支持部材4ないし支持層部分119に例えば連
続して延びる補強レールなどの適当な補強部材125あ
るいはプッシュなどを設けて、トウピース22ないしヒ
ールピース23を固定手段10を介して支持部材4に結
合することができる。またこのような構造にすることに
よって、スキー構造における強度値、特に結合装置7の
固定に関するねじの引き抜き値を、スキーないしスキー
と一体にされた支持部材4の構造がこのようである場合
でも、スキーの異なる使用分野に必要な約2.500〜
4.000N程度に保つことができる。
【0073】もちろん、支持部材4を支持層111ない
し上方の支持層111の支持層124と全面で結合する
代わりに、1つのばね部材を介して点状に結合すること
も可能である。ただ重要なことは、スキー1と支持部材
4の間の軸受け体120が配置されていないどの領域に
おいても十分な自由度が存在し、その結果支持部材4と
スキー1が妨げられずに相対移動できなければならない
ことである。
【0074】この場合に、間隙123にこの間隙を閉鎖
する移行部材126を挿入して氷や雪が侵入しないよう
にすると効果的である。さらに、前記移行部材は弾性的
な充填材料あるいは例えば発泡プラスチックあるいはゴ
ム部材から形成することができる。しかしまた、この移
行部材126の弾性を適当に設定することによって、こ
の移行部材を緩衝部材として使用することも可能であ
る。
【0075】さらに図26から明らかなように、支持部
材4ないし支持層部分119のスキーの側縁32の領域
に走行面30方向に突出する突出部127を設けること
も可能である。この突出部127の寸法は、スキーの静
止状態においては支持層部分119とそれに続く上方の
支持層111のカバー層116が一直線になり、ないし
は走行面30から同じ距離に配置されるように決定する
ことができる。
【0076】同時にこの突出部材127は側壁126と
結合されて、走行面30と支持部材4の間の最小距離を
定義する終端ストッパを形成する。しかしまた、軸受け
体120を側縁32の領域へ延ばし、従って支持部材4
と側壁128の間に設けることもできるのはもちろんで
ある。図27と図28には、トウピース22とヒールピ
ース23を有し、スキー靴2をスキー1上に結合ないし
保持する結合装置7の他の実施例が示されている。
【0077】トウピース22ないしヒールピース23の
領域にはそれぞれ軸受けブロック129ないし130が
例えば木ねじないしプラスチックねじなどの固定手段1
0を介してスキー1に固定されている。軸受けブロック
130は貫通して設けられた回転軸131あるいは2つ
の軸受けピン132を軸承し、軸受けピンの両側はガイ
ドプレート133に例えば溶接などで固定されている。
この回転軸131ないし軸受けピン132を中心にトウ
ピース22ないしヒールピース23がスキー1に対して
揺動可能に軸承されている。さらにガイドプレート13
3にはガイドスリット134が形成されており、その中
にヒールピース23のハウジング135がスキーの長手
方向に矢印136で示すように摺動可能に軸承されてい
る。それによってヒールピース23とスキー1は互いに
調節ないし移動することができる。
【0078】トウピース22とヒールピース23の間で
スキー靴2を締め付けることができるようにするため
に、回転軸131を中心に揺動可能であるがスキー1の
長手方向に見て固定配置されているトウピースが締付け
バンド137を介してヒールピース23と結合されてい
る。そのためにウォーム138の突出したウォームギヤ
が締付けバンド137に形成された凹部139に嵌入し
ている。それによってトウピース22とヒールピース2
3の距離140を種々の長さの靴に合わせることがで
き、さらに押圧ばね141によりヒールピース23のト
ウピース22に対する与圧を調節することができる。こ
の押圧ばね141によって、スキー靴2はスキーを用い
て走行している間確実にトウピース22とヒールピース
23の間に保持されている。操作レバー142によって
ヒールピース23の錠止を解除するだけで、あるいは転
倒した場合にはばね部材143と144によって定義さ
れる解除値を越えれば、スキー靴2で結合装置7ないし
トウピース22及びヒールピース23から降りることが
できる。解除をもたらすこのばね部材143,144と
それに結合された部分の正確な機能は従来技術から十分
に知られているので、それに関する詳細な説明は行わな
い。
【0079】締付けバンド137によって同時に、ヒー
ルピース23は常にトウピース22に対して予め定義さ
れた正確な距離に保たれ、従ってスキー1が変形した時
にスキー1のヒールピース23の領域はガイドプレート
133がヒールピース23に対して相対移動することに
よってヒールピース23に対して自由に調節される。締
付けバンド137はそのために十分な引っ張り強さで形
成されるので、引っ張りばね141によってもたらされ
る付勢力とスキーを用いて走行する間にトウピース22
とヒールピース23の間に生じる引っ張り力は完全に伝
達される。そのために締付けバンド137はスキー表面
145に対して垂直方向へも曲がるように、ないしは弾
性を有するように形成することができる。
【0080】スキー靴2でトウピース22及びヒールピ
ース23に完全に踏み込むことができるようにするため
に、立脚板147ないし148はヒールピース23のハ
ウジング135ないしトウピース22のハウジング14
6とそれぞれ捻れないように結合されている。この場合
に図示の実施例ではわかり易くするためにかなり誇張し
て示されているが、トウピース22とヒールピース23
がスキー表面145から比較的大きな距離を有する場合
には、さらにスペースホルダー150を設けることがで
きる。このスペースホルダー150を設けると、トウピ
ース22とヒールピース23をスキー表面145に対し
てほぼ平行な位置に保持することができる。もちろんこ
のスペースホルダア150は例えばゴムクッションなど
緩衝材料から形成して、スキーが締付けバンド137方
向へ変形したときに同時に緩衝を行うようにすることも
できる。それによって種々の状況で、特に粉雪のゲレン
デで転倒の後トウピース22とヒールピース23に踏み
込む場合にトウピース22とヒールピース23を完全に
錠止することができる。
【0081】図27にはさらに、スキーブレーキ152
を操作する操作プレート151が示されており、前記ス
キーブレーキ152も立脚板148に固定ないしリンク
結合することができる。スキー靴2の立脚面とスキー表
面145の間の距離がわずかである場合、ないしは締付
けバンド137が十分な強度を有する場合には、立脚板
147,148がなくても十分であって、その場合には
しかし締付けバンド137とスキー表面145の間の距
離が比較的大きい場合にはスペースホルダー150を配
置した方がよい。
【0082】トウピース22ないしヒールピース23の
回転中心がそれぞれ両ピースの互いに離れた端部領域に
配置されておらず、図示の実施例のようにスキー靴2に
かなり近く配置されている場合には特に、スペース14
9が必要である。スキー1とトウピース22ないしヒー
ルピース23の間で十分な相対移動を可能にするため
に、それぞれトウピースないしヒールピース22,23
の仕様に応じて小さ目の距離ないし大き目の距離149
が保たれる。もちろんまた、トウピースないしヒールピ
ース22,23を回転軸131を中心としたスキーの最
大半径に相当する寸法で前方へ角を丸くし、ないしは高
さをずらせて配置することも可能であって、その場合に
はトウピースないしヒールピース22,23がスキー表
面145上に直接配置されている場合でも回転軸131
をこのように配置することができる。
【0083】しかし回転軸131ないし回転ピン132
の形状と配置は、当業者の技術的能力の枠内で任意に変
形が可能であって、他の実施例においてあるいは貫通し
た回転軸ないし多数の回転ピンを有する従来知られた解
決法を用いることも可能である。さらに、回転可能な個
々のトウピースないしヒールピース22,23ないしガ
イドプレート133に対して調節可能なヒールピース2
3にスキー1の結合装置7に対する調節動作ないし変形
動作を緩衝する緩衝装置を設けることも可能である。さ
らにまた、トウピース22をスキー1に対して相対移動
可能にすることによってスキーに対する結合装置7の長
手方向の調節を可能にし、そのためにヒールピース23
をスキーの長手方向(矢印136)に見て固定配置する
ことも可能である。
【0084】軸受けブロック129ないし130の回転
軸131ないし軸受けピン132の領域がスキーに対し
て平行に延びる平面で分割して形成されている場合、な
いしは回転軸131ないし軸受けピン132が容易に取
り外し可能であって、スキーの長手方向(矢印136)
に対して横方向に引き抜き可能に配置されている場合に
は、トウピースないしヒールピース23から形成される
結合装置7全体を最小の作業工程でスキー1から外すこ
とができる。それによって使用者のスキー靴2に合わせ
られ、従って安全技術上の要請を満足させる結合装置7
をスキー1から他のスキーに迅速に付け代えることがで
きる。
【0085】図29と図30には、トウピース22とヒ
ールピース23からなり図27と図28に示す実施例に
ほぼ等しいビンディング3ないし結合装置7の実施例が
示されている。従って同一の部材には同一の参照符号が
付されている。前出の図面に示す実施例とは異なり、こ
の結合装置7の場合には軸受けブロック129ないし1
30はトウピースないしヒールピース22,23の互い
に離れた端部の領域に配置されている。図からさらに明
らかなようにトウピース22は基板153上に配置され
ており、トウピース22のハウジング146は前記基板
153に対してスキー1の長手方向(矢印136)に調
節可能である。この場合にトウピース22を基板153
に対して調節することは、ヨーロッパ特許公開公報第8
4324号に従って、あるいは他のいずれかの従来技術
によって行われる。
【0086】さらに、基板153と軸受けブロック12
9が錠止装置154を介して結合できることが示されて
いる。基板153内には凹部155内に対向して配置さ
れ長手軸方向に移動可能な軸受けピン132が配置され
ている。例えばスパイラルばねなどのばね部材156が
軸受けピン132のつば状の端部の端面157を端面1
57間に配置された偏心輪159に対して付勢してい
る。この偏心輪159は軸受けピン132の長手軸に対
して直角に向けられた回転軸160を中心にレバー16
1によって揺動される。レバー161と偏心輪159が
実線の位置にある場合には分割された軸受けピン132
はばね部材の作用に抗して軸受けブロック129の収容
孔内に圧入され、それによって基板153は保持ブロッ
ク129によって錠止される。偏心輪159がレバー1
61によって点線で示す位置に揺動されると、軸受けピ
ン132はばねの作用によって引き戻され、軸受けブロ
ック129から突出する。それによって基板153が自
由になる。それによって締付けバンド137を介して同
締付けバンドと結合されているヒールピース23をガイ
ドスリット134から引出し、それによってわずかな操
作で結合装置7をスキー1から外して、それを例えば他
のスキーに取り付けることができる。もちろん錠止装置
154の作用方向を反対にして、それによってばね力に
よって錠止を行い、レバーないし偏心装置を介して錠止
装置の解除を行うことも可能である。しかしまた、軸受
けブロック129を例えばバヨネット結合を介してスキ
ー1ないし取り付けプレートに結合することもできる。
【0087】念のため述べておくが、従属請求項に記載
された、ないしは実施例に述べられた特徴の組合せの1
つ1つを、請求の範囲第1項の特徴とは関係なくそれぞ
れ独立した解決方法とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】スキーとスキー靴の結合装置との間を結合する
本発明のビンディングを示す上面図である。
【図2】スキーの一部の図1に示す本発明のビンディン
グの領域をスキーに負荷がかからない状態で示す一部破
断側面図である。
【図3】図1に示すビンディング装置のスキーとスキー
靴の間の部分を拡大して示す側面図である。
【図4】図3のビンディングを図3のIV−IV線に沿って
示す前面図である。
【図5】使用者の重量でスキーが変形したときのスキー
の状態を図1〜図4に示す本発明のビンディングの領域
で示す側面図である。
【図6】走行中にスキーに平均的な負荷がかかった場合
にスキーとビンディングの支持部材との相対移動を結合
装置の領域で示す側面図である。
【図7】走行中に極端な負荷がかかった場合のスキーと
ビンディングの支持装置との相対的な位置を示す側面図
である。
【図8】本発明のビンディングの軸受け装置の他の実施
例を示す、図9のVIII−VIII線に沿った断面図である。
【図9】図8のビンディングのIX−IX線に沿った断面図
である。
【図10】本発明のビンディングの軸受け装置の他の実
施例の一部破断上面図である。
【図11】図10に示す軸受け装置の図10のXI−XI線
に沿った断面図である。
【図12】図10と図11に示す軸受け装置の一部破断
側面図である。
【図13】スキーとスキー靴の本発明になる結合装置の
軸受け装置の他の実施例の概略側面図である。
【図14】本発明のビンディングの緩衝装置を使用した
他の軸受け装置の概略側面図である。
【図15】スキーと結合装置の間に緩衝装置を組み込ん
だスキーとスキー靴のビンディングの他の実施例を示す
概略側面図である。
【図16】本発明のビンディングの他の実施例の概略側
面図である。
【図17】本発明のビンディングの支持部材と弾性材料
からなる軸受け体を有するスキーとの間の軸受け装置の
実施例を示す概略側面図である。
【図18】弾性的な軸受け体を用いた本発明のビンディ
ングを示す図17のXVIII −XVIII 図に沿った断面図で
ある。
【図19】本発明のビンディングのスキーと支持部材の
間のカバー部材をスキーに負荷がかかって変形した状態
で示す断面図である。
【図20】図19に示す本発明のビンディングのカバー
装置と支持部材の位置をスキーの休止位置で示す断面図
である。
【図21】平行四辺形レバー装置を使用した本発明のビ
ンディングを軸受けする軸受け装置の実施例を示す側面
図である。
【図22】図21に示すビンディングの一部破断概略上
面図である。
【図23】弾性変形可能な軸受け装置を使用した本発明
のビンディングの他の実施例を示す一部破断側面図であ
る。
【図24】図23に示す軸受け装置の一部破断概略上面
図である。
【図25】支持部材をスキーに組み込んだ本発明のビン
ディングの実施例を示す概略側面図である。
【図26】図25に示すスキーの図25のXXVI−XXVI線
に沿った断面図である。
【図27】本発明のスキーとスキー靴のビンディングの
側断面図である。
【図28】図27に示すビンディングの一部を示す一部
破断上面図である。
【図29】本発明のスキーとスキー靴のビンディングの
他の実施例を示す側断面図である。
【図30】ビンディングの一部を示す図29のXXX −XX
X に沿った断面図である。
【符号の説明】
1…スキー 2…スキー靴 3…ビンディング 4…支持部材 5…結合部材 6…結合部材 7…結合装置 8…軸受け装置 9…軸受け装置 10…固定手段 11…軸受け部材 12…軸受け部材 13…軸受け部材 14…軸受け部材 15…長手ガイド装置 16…揺動軸 17…揺動軸 18…ガイド部材 19…ガイド部材 20…二重矢印、長手方向 21…滑りシート 22…トウピース 23…ヒールピース 24…距離 25…フランジ 26…長孔 27…固定手段 28…内ねじ 29…上面 30…走行面 31…スチールエッジ 32…側縁 33…トップ 34…テール 35…立脚面 36…距離 37…弧の長さ 38…弦の長さ 39…距離 40…マーク 41…マーク 42…端縁 43…こぶ 44…弧の高さ 45…角度 46…角度 47…靴底 48…弧の高さ 49…マーク 50…角度 51…間隙 52…振動緩衝装置 53…ばねブロック 54…軸受け装置 55…軸受け部材 56…軸受け部材 57…支持部分 58…開口 59…緩衝部材 60…前壁 61…押圧プレート 62…固定部材 63…側面 64…軸受け装置 65…緩衝装置 66…軸受け部材 67…揺動軸 68…孔 69…軸受け部材 70…ガイド部材 71…緩衝部材 72…緩衝部材 73…調節部材 74…支持体 75…軸受け装置 76…揺動軸 77…長孔 78…軸受け部材 79…緩衝装置 80…緩衝部材 81…軸受け部材 82…ビンディング 83…軸受け体 84…揺動レバー 85…ローラ 86…回転軸 87…緩衝部材 88…ねじ部材 89…ストッパ 90…軸受け部材 91…軸受け部材 92…軸受け体 93…ストッパレール 94…支持レール 95…上側 96…側方ガイド装置 97…カバー部材 98…固定手段 99…距離 100…距離 101…ビンディング 102…軸 103…緩衝部材 104…緩衝装置 105…軸受け装置 106…横主要部 107…ばね脚 108…継目板 109…支持アーム 110…緩衝部材 111…支持層 112…支持層 113…上端縁 114…走行エッジ 115…芯 116…カバー層 117…支持層 118…シート 119…支持層部分 120…軸受け体 121…走行面 122…接着層 123…間隙 124…支持層 125…補強部材 126…移行部材 127…突出部 128…側壁
【手続補正書】
【提出日】平成8年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【請求項】 支持部材と、該支持部材に固定される結
合部を有するスキー靴のための結合装置と、スキーに前
記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えている
と共に、前記軸受け手段がスキーの端部から調節可能な
距離だけ離されている、スキー靴をスキーに固定するビ
ンディングにおいて、特に軸受け装置(75)がスキー
(1)に対して実質的にその中央領域において結合され
ており、弾性部材が前記支持部材(4)と前記スキー
(1)との間に設けられて、前記スキー(1)の上面
(29)の方向における力を前記支持部材(4)に及ぼす
ようになっていることを特徴とするビンディング。
【請求項】 支持部材と、該支持部材に固定される結
合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキー
に前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えて
おり、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内に
配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能な
距離だけ離されており、特に前記軸受け手段が前記スキ
ー(1)と前記支持部材(4)との間に配置されると共
に変形領域を有するリーフスプリングの形をしている軸
受け部材(81)を備えていることを特徴とするスキー靴
をスキーに固定するビンディング。
【請求項】 前記変形領域が竪琴形であることを特徴
とする請求項に記載のビンディング。
【請求項】 前記変形領域が、前記スキー(1)の長
手方向(20)に延びている垂直の面内に設けられた、前
記軸受け部材(81)の材料の形状が細くなる部分にある
ことを特徴とする請求項2又は3のいずれか1項に記載
のビンディング。
【請求項性的変形可能な手段が、相互に前記ス
キー(1)の長手方向に離れた2個の横断面内に設けら
れていることを特徴とする請求項ないしのいずれか
1項に記載のビンディング。
【請求項】 支持部材と、該支持部材に固定される結
合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキー
に前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えて
おり、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内に
配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能な
距離だけ離れていて、特に、前記支持部材(4)と前記
スキー(1)の上面(29)との間に、前記支持部材
(4)の少なくとも一方の端部領域に設けられた弾性の
ある軸受け体(83, 92, 120 )の形をしている軸受け装
置(8, 9)を備えていることを特徴とするスキー靴をス
キーに固定するビンディング。
【請求項】 弾性的変形可能な材料からなるカバー部
材(97)が前記スキー(1)の上面(29)と支持部材
(4)の下側との間に設けられていることを特徴とする
請求項1ないし6のいずれか1項に記載のビンディン
グ。
【請求項】 カバー部材(97)が2条の帯片部分から
なる伸縮帯片の形をしていて、前記帯片は前記スキー
(1)の上面(29)を横切って調節可能であり、前記帯
片の一方が前記スキー(1)に、そして他方が前記支持
部材(4)に結合されていることを特徴とする請求項
ないしのいずれか1項に記載のビンディング。
【請求項】 側方ガイド装置(96)が支持部材(4)
のために設けられていることを特徴とする請求項ない
のいずれか1項に記載のビンディング。
【請求項10】 前記側方ガイド装置(96)が長手ガイ
ド装置(15)の中に一体化されていると共に、前記ガイ
ド部材(18, 19)が側方の隙間なしに案内されているこ
とを特徴とする請求項に記載のビンディング。
【請求項11】 支持部材と、該支持部材に固定される
結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
な距離だけ離されており、特に、軸受け装置(8, 9)
が、前記スキー(1)及び前記支持部材(4)にそれぞ
れ揺動軸(16, 17)によって枢着されると共に平行リン
クとして配列された2個のレバー型の軸受け部材(12,
14)を有していることを特徴とするスキー靴をスキーに
固定するビンディング。
【請求項12】 緩衝装置(104 )が軸受け手段の軸受
け部材の間に設けられていることを特徴とする請求項
ないし11のいずれか1項に記載のビンディング。
【請求項13】 緩衝装置(104 )が支持部材(4)と
スキー(1)の間に設けられていることを特徴とする請
求項ないし12のいずれか1項に記載のビンディン
グ。
【請求項14】 前記軸受け手段が、支持部材(4)に
係合している捩じりばねの形の軸受け部材を含むと共
に、ばね脚(107 )と支持アーム(109 )を有してお
り、更に、緩衝部材(103 )として作用する前記軸受け
手段が、前記ばね脚(107 )の領域において前記スキー
(1)上の継目板(108 )の手段によって前記スキー
(1)の上面(29)に対して実質的に垂直方向の隙間な
しに、且つその側縁(32)に対して垂直に案内されてい
ることを特徴とする請求項ないし13のいずれか1項
に記載のビンディング。
【請求項15】 前記捩じりばねが前記スキー(1)の
長手方向(20)において可動に装着されていることを特
徴とする請求項14に記載のビンディング。
【請求項16】 支持部材と、該支持部材に固定される
結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
な距離だけ離れており、特に、支持部材(4)がスキー
(1)の支持層部分(119 )の形をしていると共に他の
支持層部分(111, 112)から離れており、弾性変形可能
な移行部材(126 )が個々の支持層部分(111, 112, 11
9 )の間の間隙(123 )に設けられていることを特徴と
するスキー靴をスキーに固定するビンディング。
【請求項17】 支持部材と、該支持部材に固定される
結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
な距離だけ離れており、特に、前記支持部材(4)が、
相互に離れた横断面において軸受け装置の手段によって
スキー(1)に結合された2つの支持部材部分を含んで
おり、更に、前記スキー(1)の長手方向に対して平行
に延びると共に、前記支持部材部分に対して調節可能な
距離において結合されている緊張バンドを含んでいるこ
とを特徴とするスキー靴をスキーに固定するビンディン
グ。
【請求項18】 支持部材(4)が、前記スキー(1)
の長手方向(20)に対して少なくとも平行な曲げに耐え
るように構成されていることを特徴とする請求項1ない
17のいずれか1項に記載のビンディング。
【請求項19】 ガイド部材(18, 19)が方向の調節の
ために相互に離れている2つの案内領域を有すると共
に、ガイド幅よりも大きい1つのガイド長さを有するこ
とを特徴とする請求項1ないし18のいずれか1項に記
載のビンディング。
【請求項20】 前記軸受け手段が長手面において弾性
変形可能な手段を含んでいることを特徴とする請求項1
ないし19のいずれか1項に記載のビンディング。

Claims (47)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持部材と、該支持部材に固定される結
    合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキー
    に前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えて
    おり、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内に
    配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能な
    距離だけ離れており、しかも前記軸受け手段が2個の軸
    受け部材を有する少なくとも1個の軸受け装置を備えて
    いるところの、スキー靴をスキーに固定するビンディン
    グにおいて、2個の軸受け部材(55, 56)の一方が緩衝
    部材(59)の手段によって支持部材(4)の開口(58)
    の中に支持された支持部分(57)の形を有しており、前
    記スキー(1)の長手方向(20)に対して平行なガイド
    長さが前記開口(58)の端壁(60)の間の同じ方向にお
    ける支持部分(57)の厚さよりも大きく、固定部材(6
    2)の手段によって前記支持部分(57)に固定された押
    圧プレート(61)が、前記スキー(1)の前記上面(2
    9)から距離をおいた前記緩衝部材(59)のその側にお
    いて支持されていることを特徴とするビンディング。
  2. 【請求項2】 前記緩衝部材(59)が前記スキー(1)
    の上面(29)及び前記押圧プレート(61)のそれの方向
    において支持部材(4)を越えて延びていることを特徴
    とする請求項1に記載のビンディング。
  3. 【請求項3】 支持部分(57)の両側面(63)の間のガ
    イド幅が同じ方向における前記開口(58)の幅と実質的
    に一致していることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のビンディング。
  4. 【請求項4】 支持部材と、該支持部材に固定される結
    合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキー
    に前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えて
    おり、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内に
    配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能な
    距離だけ離されており、しかも前記軸受け手段が2個の
    軸受け部材を有する少なくとも1個の軸受け装置を有す
    るところの、スキー靴をスキーに固定するビンディング
    において、特に、第1の軸受け装置(8)の2個の軸受
    け部材(11, 13)が前記長手面に対して垂直に方向づけ
    られた揺動軸(17)の回りに調節可能であり、他の軸受
    け装置(9)が前記第1の軸受け装置(8)からスキー
    (1)の長手方向−二重矢印(20)−において離れてい
    る他の横断面に配置されていると共に、前記長手面に対
    して垂直に方向づけられた揺動軸(67)の回りに調節可
    能である2個の軸受け部材(66, 69)、及び長手ガイド
    装置(15)を備えていることを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれか1項に記載のビンディング。
  5. 【請求項5】 緩衝装置(65)が長手ガイド装置(15)
    のガイド部材(70)の間、及びガイド部材(70)とスキ
    ー(1)との間に設けられていることを特徴とする請求
    項4に記載のビンディング。
  6. 【請求項6】 緩衝部材(72)の緩衝通路用の調節装置
    が緩衝装置(65)に設けられていることを特徴とする請
    求項4又は5に記載のビンディング。
  7. 【請求項7】 長手ガイド装置(15)がガイド部材(7
    0)に対して相対的に調節可能なストッパを有すること
    を特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の
    ビンディング。
  8. 【請求項8】 前記ストッパが緩衝部材(71, 72)の形
    をとっていることを特徴とする請求項4ないし7のいず
    れか1項に記載のビンディング。
  9. 【請求項9】 支持部材と、該支持部材に固定される結
    合部を有するスキー靴のための結合装置と、スキーに前
    記支持部材を固定するための軸受け手段とを備えている
    と共に、前記軸受け手段がスキーの端部から調節可能な
    距離だけ離されている、スキー靴をスキーに固定するビ
    ンディングにおいて、特に軸受け装置(75)がスキー
    (1)に対して実質的にその中央領域において結合され
    ており、弾性部材が前記支持部材(4)と前記スキー
    (1)との間に設けられて、前記スキー(1)の上面
    (29)の方向における力を前記支持部材(4)に及ぼす
    ようになっていることを特徴とする請求項1ないし8の
    いずれか1項に記載のビンディング。
  10. 【請求項10】 緩衝装置(79)が前記軸受け手段の前
    記軸受け部材の間に設けられていることを特徴とする請
    求項9に記載のビンディング。
  11. 【請求項11】 緩衝装置(79)が前記支持部材(4)
    と前記スキー(1)との間に設けられていることを特徴
    とする請求項9又は10に記載のビンディング。
  12. 【請求項12】 支持部材と、該支持部材に固定される
    結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
    ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
    ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
    に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
    な距離だけ離されており、特に前記軸受け手段が前記ス
    キー(1)と前記支持部材(4)との間に配置されると
    共に変形領域を有するリーフスプリングの形をしている
    軸受け部材(81)を備えていることを特徴とする請求項
    1ないし11のいずれか1項に記載のビンディング。
  13. 【請求項13】 前記変形領域が竪琴形であることを特
    徴とする請求項12に記載のビンディング。
  14. 【請求項14】 前記変形領域が、前記スキー(1)の
    長手方向(20)に延びている垂直の面内に設けられた、
    前記軸受け部材(81)の材料の形状が薄くなる部分にあ
    ることを特徴とする請求項12又は13に記載のビンデ
    ィング。
  15. 【請求項15】 弾性的変形可能な手段が、前記軸受け
    装置の材料が薄くなることによって与えられる変形領域
    を備えていることを特徴とする請求項12又は13に記
    載のビンディング。
  16. 【請求項16】 前記弾性的変形可能な手段が、前記軸
    受け手段の、竪琴形の部材よりなることを特徴とする請
    求項12ないし15のいずれか1項に記載のビンディン
    グ。
  17. 【請求項17】 前記弾性的変形可能な手段が、相互に
    前記スキー(1)の長手方向に離れた2個の横断面内に
    設けられていることを特徴とする請求項9ないし16の
    いずれか1項に記載のビンディング。
  18. 【請求項18】 支持部材と、該支持部材に固定される
    結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
    ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
    ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
    に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
    な距離だけ離れていて、特に、前記支持部材(4)と前
    記スキー(1)の上面(29)との間に、前記支持部材
    (4)の少なくとも一方の端部領域に設けられた弾性の
    ある軸受け体(83, 92, 120 )の形をしている軸受け装
    置(8, 9)を備えていることを特徴とする請求項1ない
    し17のいずれか1項に記載のビンディング。
  19. 【請求項19】 弾性的変形可能な材料からなるカバー
    部材(97)が前記スキー(1)の上面(29)と支持部材
    (4)の下側との間に設けられていることを特徴とする
    請求項18に記載のビンディング。
  20. 【請求項20】 カバー部材(97)が、前記支持部材
    (4)とスキー(1)の側縁(32)との間に設けられて
    いると共に、弾性変形可能な縁部帯片の形をしているこ
    とを特徴とする請求項18又は19に記載のビンディン
    グ。
  21. 【請求項21】 前記カバー部材(97)が前記スキー
    (1)の長手方向に延びている蛇腹壁を有することを特
    徴とする請求項18ないし20のいずれか1項に記載の
    ビンディング。
  22. 【請求項22】 カバー部材(97)が2条の帯片部分か
    らなる伸縮帯片の形をしていて、前記帯片は前記スキー
    (1)の上面(29)を横切って調節可能であり、前記帯
    片の一方が前記スキー(1)に、そして他方が前記支持
    部材(4)に結合されていることを特徴とする請求項1
    8ないし21のいずれか1項に記載のビンディング。
  23. 【請求項23】 前記カバー部材(97)が、前記スキー
    (1)の前記長手方向(20)に対して平行に延びている
    部分の長さを越える部分においてのみ延びていることを
    特徴とする請求項18ないし22のいずれか1項に記載
    のビンディング。
  24. 【請求項24】 前記カバー部材(97)が軸受け体(9
    2)として構成されていることを特徴とする請求項18
    ないし23のいずれか1項に記載のビンディング。
  25. 【請求項25】 前記カバー部材(97)が振動緩衝装置
    (52)として構成されていることを特徴とする請求項1
    8ないし24のいずれか1項に記載のビンディング。
  26. 【請求項26】 側方ガイド装置(96)が支持部材
    (4)のために設けられていることを特徴とする請求項
    18ないし25のいずれか1項に記載のビンディング。
  27. 【請求項27】 前記側方ガイド装置(96)が長手ガイ
    ド装置(15)の中に一体化されていると共に、前記ガイ
    ド部材(18, 19)が側方の隙間なしに案内されているこ
    とを特徴とする請求項18ないし26のいずれか1項に
    記載のビンディング。
  28. 【請求項28】 緩衝通路のための調節装置が振動緩衝
    装置(52)のために設けられていることを特徴とする請
    求項18ないし27のいずれか1項に記載のビンディン
    グ。
  29. 【請求項29】 支持部材と、該支持部材に固定される
    結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
    ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
    ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
    に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
    な距離だけ離されており、特に、軸受け装置(8, 9)
    が、前記スキー(1)及び前記支持部材(4)にそれぞ
    れ揺動軸(16, 17)によって枢着されると共に平行リン
    クとして配列された2個のレバー型の軸受け部材(12,
    14)を有していることを特徴とする請求項1ないし28
    のいずれか1項に記載のビンディング。
  30. 【請求項30】 緩衝部材(103 )がコイルばねとして
    形成されていることを特徴とする請求項29に記載のビ
    ンディング。
  31. 【請求項31】 緩衝部材(103 )が捩じり棒として形
    成されていることを特徴とする請求項29又は30のい
    ずれか1項に記載のビンディング。
  32. 【請求項32】 緩衝装置(104 )が軸受け手段の軸受
    け部材の間に設けられていることを特徴とする請求項2
    9ないし31のいずれか1項に記載のビンディング。
  33. 【請求項33】 緩衝装置(104 )が支持部材(4)と
    スキー(1)の間に設けられていることを特徴とする請
    求項29ないし32のいずれか1項に記載のビンディン
    グ。
  34. 【請求項34】 前記軸受け手段が、支持部材(4)に
    係合している捩じりばねの形の軸受け部材を含むと共
    に、ばね脚(107 )と支持アーム(109 )を有してお
    り、更に、緩衝部材(103 )として作用する前記軸受け
    手段が、前記ばね脚(107 )の領域において前記スキー
    (1)上の継目板(108 )の手段によって前記スキー
    (1)の上面(29)に対して実質的に垂直方向の隙間な
    しに、且つその側縁(32)に対して垂直に案内されてい
    ることを特徴とする請求項28ないし33のいずれか1
    項に記載のビンディング。
  35. 【請求項35】 前記捩じりばねが前記スキー(1)の
    長手方向(20)において可動に装着されていることを特
    徴とする請求項29ないし34のいずれか1項に記載の
    ビンディング。
  36. 【請求項36】 支持部材と、該支持部材に固定される
    結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
    ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
    ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
    に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
    な距離だけ離れており、特に、支持部材(4)がスキー
    (1)の支持層部分(119 )の形をしていると共に他の
    支持層部分(111, 112)から離れており、弾性変形可能
    な移行部材(126 )が個々の支持層部分(111, 112, 11
    9 )の間の間隙(123 )に設けられていることを特徴と
    する請求項1ないし35のいずれか1項に記載のビンデ
    ィング。
  37. 【請求項37】 前記支持層部分(119 )が支持層の長
    手方向において前記他の支持層部分(111, 112)から離
    れていることを特徴とする請求項36に記載のビンディ
    ング。
  38. 【請求項38】 前記支持層部分(119 )が前記スキー
    (1)の上面(29)に対して垂直に前記他の支持層部分
    (111, 112)から離れていることを特徴とする請求項3
    6又は37のいずれか1項に記載のビンディング。
  39. 【請求項39】 前記支持層部分の間の移行部材が振動
    緩衝装置として構成されていることを特徴とする請求項
    37又は38のいずれか1項に記載のビンディング。
  40. 【請求項40】 振動緩衝装置が、重ねられた前記支持
    層部分の間に設けられていることを特徴とする請求項3
    6ないし39のいずれか1項に記載のビンディング。
  41. 【請求項41】 前記振動緩衝装置が、2つの支持層部
    分の1つにそれぞれ結合された2つの軸受けブロックの
    形をしており、1つの弾性部材がそれに関連する前記軸
    受けブロックの間に設けられていることを特徴とする請
    求項36ないし40のいずれか1項に記載のビンディン
    グ。
  42. 【請求項42】 前記軸受け手段が、前記スキー(1)
    の走行面(30)に対して主として長手方向及び垂直方向
    に弾性変形可能な軸受け体(120 )を含んでいることを
    特徴とする請求項36ないし41のいずれか1項に記載
    のビンディング。
  43. 【請求項43】 支持部材と、該支持部材に固定される
    結合部を有するスキー靴のための結合装置と、前記スキ
    ーに前記支持部材を固定するための軸受け手段とを備え
    ており、前記軸受け手段が前記スキーの1つの横断面内
    に配置されていると共に前記スキーの端部から調節可能
    な距離だけ離れており、特に、前記支持部材(4)が、
    相互に離れた横断面において軸受け装置の手段によって
    スキー(1)に結合された2つの支持部材部分を含んで
    おり、更に、前記スキー(1)の長手方向に対して平行
    に延びると共に、前記支持部材部分に対して調節可能な
    距離において結合されている緊張バンドを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1ないし42のいずれか1項に記
    載のビンディング。
  44. 【請求項44】 支持部材(4)が、前記スキー(1)
    の長手方向(20)に対して少なくとも平行な曲げに耐え
    るように構成されていることを特徴とする請求項1ない
    し43のいずれか1項に記載のビンディング。
  45. 【請求項45】 前記軸受け装置のどちらか一方の側に
    おいて、前記支持部材(4)が前記スキー(1)の上面
    (29)からより広く離れていることを特徴とする請求項
    1ないし44のいずれか1項に記載のビンディング。
  46. 【請求項46】 ガイド部材(18, 19)が方向の調節の
    ために相互に離れている2つの案内領域を有すると共
    に、ガイド幅よりも大きい1つのガイド長さを有するこ
    とを特徴とする請求項1ないし45のいずれか1項に記
    載のビンディング。
  47. 【請求項47】 前記軸受け手段が前記長手面において
    弾性変形可能な手段を含んでいることを特徴とする請求
    項1ないし46のいずれか1項に記載のビンディング。
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