JPH08272229A - 電子写真装置およびその装置に用いる中間転写ユニット - Google Patents

電子写真装置およびその装置に用いる中間転写ユニット

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JPH08272229A
JPH08272229A JP7077499A JP7749995A JPH08272229A JP H08272229 A JPH08272229 A JP H08272229A JP 7077499 A JP7077499 A JP 7077499A JP 7749995 A JP7749995 A JP 7749995A JP H08272229 A JPH08272229 A JP H08272229A
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JP7077499A
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Katsutoshi Ogawa
勝敏 小川
Akira Kumon
明 九門
Jiyunichi Nawama
潤一 縄間
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間転写体を用いた電子写真装置において、
ユーザーメンテナンス性の向上を目的とする。 【構成】 ジャムした受像紙を除去するための取り出し
口に取り付けられた扉を開く動作と連動して、中間転写
体表面から間隙を介して、中間転写体と受像紙とが当接
する転写領域を覆うカバーを設ける。また、前記中間転
写体と前記カバーとを具備した中間転写ユニットを構成
し、前記中間転写ユニットは電子写真装置本体から着脱
自在とする。また、取り出し口が開いた状態では、転写
部材または受像紙除電部材は、中間転写体表面から僅か
な間隙を介して中間転写体表面を覆うように配置され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複写機、ファクシミリ、
プリンターに係り、特にカラー画像装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーのドキュメント画像を作成
するツールが急速に発展するのと伴い、カラー画像を受
像紙紙に印字するプリンタや複写機等の出力装置のニー
ズが高まってきている。特に、受像紙選択幅の広い点
や、中間調再現に優れる点などの利点を持つ電子写真方
式を用いたカラー画像出力装置の開発が進展している。
【0003】電子写真方式を用いたカラー画像出力装置
は、以下のような4種類に大別することができる。
【0004】まず第1の方式として、特開平6−193
31号公報、特開平6−19332号公報に記されてい
るような、感光体ドラム周辺に設置した複数色の現像器
にて順次トナー像を形成し、転写ドラムに静電吸着させ
た受像紙に、感光体ドラム上のトナー像を順次重ね転写
させる転写ドラム方式が挙げられる。この方式では複数
色のトナー像を受像紙上に直接重ね転写させる方式であ
るため、色再現性に優れるという利点がある。しかし、
受像紙の転写ドラムへの静電吸着機構および分離機構が
複雑となり、ユーザーメンテナンスが極めて困難であ
る。
【0005】また、第2の方式として、特開昭59−1
55871号公報に記されているような、感光体ドラム
と現像器とを備えた複数色の画像形成ユニット群を直列
に配置し、ベルトに吸着させた受像紙を連続して前記画
像形成ユニット群に通紙することにより、各色のトナー
像を受像紙上に重ね転写させるタンデム方式がある。こ
の方式も上記の転写ドラム方式と同様、直接受像紙に重
ね転写させる方式であるため、色再現性に優れるという
利点を有している。さらに受像紙を搬送させながら順次
重ね転写を行えるため、高速出力が可能である。しか
し、感光体ドラムに静電潜像を形成させるための光学系
が複数必要となる点や、搬送途中での受像紙のズレ補正
を必要とする点などから、装置が大型化し、またユーザ
ーメンテナンスも困難となってしまうという問題点を有
している。
【0006】また、第3の方式として、特開平7−13
445号公報等に記載されているいるような、感光体ド
ラム上に複数色のトナー像を重ね現像し、受像紙へ一括
転写させる、感光体上重ね書き方式がある。この方式
は、構成が簡単であるため、メンテナンス性に優れ、装
置の小型化および低価格化に適している。しかし、トナ
ー像が形成されている感光体上へさらに現像を繰り返し
ていくため、良好な現像特性が得られず、上記の2方式
に比べて画質が低いという問題点を有している。
【0007】そして第4の方式として、特開平2−18
3276号公報等に記載されているような、複数色のト
ナー像を中間転写体上に順次重ね転写し、中間転写体上
のカラートナー像を受像紙へ一括転写させる中間転写方
式がある。この方式は、転写ドラム方式のように受像紙
を転写ドラムへ吸着・分離する複雑な機構を必要とせ
ず、また受像紙搬送経路が複雑にならない点や、タンデ
ム方式のように各画像形成ユニット群でトナー像の位置
ずれを起こさないための高精度の受像紙搬送経路を必要
としない点などの利点を持ち、装置本体の小型化・低価
格化、そしてメンテナンス性に優れている。さらに、各
色のトナー像を重ねる作業は、中間転写体上で行うた
め、感光体上重ね書き方式のような現像特性に影響を与
えないという利点を持つ。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、中間転
写方式を用いたカラー画像出力装置の場合、紙ジャムが
発生したときのジャム紙除去処理における2つの課題を
有していた。以下に各課題の具体的内容について述べ
る。
【0009】まず第1の課題として、中間転写体上にト
ナー像が担持されている状態で、受像紙に転写が行われ
る転写位まで受像紙が搬送されずに紙ジャムが発生した
場合、中間転写体上に保持された正常なトナー像を無駄
にしてしまう点である。すなわちジャム処理中に中間転
写体上のトナー像に接触し、トナー像を乱してしまう危
険性がある。中間転写体上のトナー像が乱されてしまっ
た場合、トナー像を全て中間転写体上から除去しなけれ
ばならず、再度各色のトナー像を順次重ね転写していく
ことになり、正常なカラー画像を出力するまで時間がか
かる点や、過剰にトナーを消費してしまう点、廃トナー
量が増加する点、そして中間転写体のクリーニング機会
を増やすこととなるため、中間転写体のクリーナ寿命を
縮めてしまう点などの問題点を有している。
【0010】次に第2の課題として、ユーザーが出力装
置本体に手を差し入れてジャム紙を除去するときに、中
間転写体上のトナー像に、手やジャム紙が中間転写体に
接触する危険性がある点である。ユーザーの手油が中間
転写体に付着すると、中間転写体上の手油とその上に転
写されたトナーとの間で付着力が働き、その領域では受
像紙側への転写効率が低下する。このため、手で中間転
写体を触れた跡がそのままトナー像に出力されてしま
う。さらには、中間転写体がベルト形状の場合、の縁や
位置合わせのために設けた穴の縁から手油がベルト内部
に吸収されると、中間転写体の部分的強度が低下した
り、中間転写体の寸法精度を劣化させてしまう。さらに
装置本体からジャム紙を除去する際に、中間転写体にジ
ャム紙が接触し傷を付けてしまう危険性がある。以上の
ように、中間転写体への接触により、本来の中間転写体
の性能を劣化させてしまうという問題点を有していた。
【0011】これらの問題点に対し、従来では以下のよ
うな解決手段が提言されている。まず、第1の課題であ
る中間転写体上の正常なトナー像を無駄にしてしまうと
いう問題点については、特開平5−323704号公報
に記載されているような、中間転写体から受像紙への転
写が行われる前でジャムが発生しても、感光体上でのト
ナー像作像と中間転写体への転写を継続し、ジャム紙は
本来とは別搬送経路にて搬送・除去させる解決方法が挙
げられている。しかしながら、この方式では、ジャム紙
を除去するための別搬送経路を設けなくてはならないた
め、装置本体が大型化してしまう点や、上記方法でもジ
ャム紙除去にはユーザーが装置本体に手を挿入してジャ
ム紙を引き抜く動作に頼らなくてはならないため、ジャ
ム紙除去作業中に中間転写体上のトナー像に接触する危
険性を低減するまでには至っていない点などの問題点を
有している。
【0012】また、第2の課題である本来の中間転写体
の性能を劣化させる問題点に対して、特開平5−729
10号公報では、ジャム処理で手を挿入する領域にて、
タイミングローラ近傍の搬送経路を解放させる手段と、
あらかじめ中間転写体を保護する保護手段を設ける解決
方法を提言している。しかしながら、上記方式では、中
間転写体と受像紙が当接する転写位置近傍までの保護が
困難であるという問題点を有している。
【0013】本発明は上記従来の問題点を鑑み、ジャム
処理の作業中で中間転写体の性能を劣化させることを防
止し、かつ中間転写体上に保持されたトナー像を有効に
利用する電子写真装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに本発明は下記の構成を特徴とするカラー画像形成装
置である。
【0015】回転移動する静電潜像保持体と、前記静電
潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を形成する
現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成された複数色
のトナー像が順次重ね転写される中間転写体と、前記中
間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成し、前記中
間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転写させ
る転写部材と、ジャムを起こした受像紙を除去するため
の取り出し口を開閉する扉と、前記扉を開ける動作と連
動して、前記中間転写体の表面を覆うカバーとを具備し
た電子写真装置である。
【0016】さらには、ジャムを起こした受像紙を除去
するための取り出し口を開閉する扉が閉じた状態では、
中間転写体を覆うカバーは、前記中間転写体と受像紙と
が当接する転写領域の前記受像紙搬送方向上流側に位置
し、前記転写領域へ前記受像紙を案内する受像紙案内部
材として作用する電子写真装置である。
【0017】または、回転移動する静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
形成する現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成され
た複数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体
と、前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成
し、前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上
に転写させる転写部材と、ジャムを起こした受像紙を除
去するための取り出し口を開閉する扉と、前記扉を開け
る動作と連動して、前記中間転写体の表面を覆うカバー
とを具備した電子写真装置であって、前記中間転写体と
前記カバーとが同一の筐体により支持され、前記電子写
真装置本体から前記筐体が着脱自在となるよう構成され
た電子写真装置である。
【0018】または、静電潜像保持体上に形成された複
数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体と、電
子写真装置本体付属のジャム取り出し口を開ける動作と
連動して前記中間転写体の表面を覆うカバーと、前記中
間転写体と前記カバーとを支持する筐体とを具備し、前
記筐体は、前記電子写真装置本体から着脱自在となるよ
う構成された中間転写ユニットである。
【0019】または、回転移動する静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
形成する現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成され
た複数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体
と、前記中間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成
し、前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上
に転写させる転写部材と、前記静電潜像保持体の回転軸
と垂直な方向に移動して、ジャムを起こした受像紙を除
去するための取り出し口を開閉する扉とを具備する電子
写真装置であって、前記扉が開かれた状態では、前記転
写部材は前記中間転写体表面を間隙を介して覆うように
配置された電子写真装置である。
【0020】または、回転移動する静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
形成する現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成され
た複数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体
と、前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成
し、前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上
に転写させる転写部材と、ジャムを起こした受像紙を除
去するための取り出し口を開閉する扉とを具備した電子
写真装置であって、前記中間転写体と前記転写部材とが
同一の筐体により支持されるとともに、前記扉が開かれ
た状態では、前記転写部材は前記中間転写体表面を間隙
を介して覆うように配置され、かつ前記電子写真装置本
体から前記筐体が着脱自在となるよう構成された電子写
真装置である。
【0021】または、静電潜像保持体上に形成された複
数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体と、前
記中間転写体に当接して前記中間転写体上のトナー像を
受像紙に転写させ、かつ、ジャムを起こした受像紙を除
去するための取り出し口に取り付けられた扉が開かれた
状態では、前記中間転写体表面を間隙を介して覆うよう
に配置された転写部材と、前記中間転写体と前記転写部
材とを支持する筐体とを具備し、前記筐体は、前記電子
写真装置本体から着脱自在となるよう構成された中間転
写ユニットである。
【0022】または、回転移動する静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
形成する現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成され
た複数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体
と、前記中間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成
し、前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上
に転写させる転写部材と、前記転写領域からみて受像紙
搬送方向の下流側でかつ受像紙背面側に位置し、前記受
像紙背面の電荷を放電させる受像紙除電部材と、前記静
電潜像保持体の回転軸と垂直な方向に移動して、ジャム
を起こした受像紙を除去するための取り出し口を開閉す
る扉とを具備する電子写真装置であって、前記扉が開か
れた状態では、前記転写部材と前記受像紙除電部材は、
前記中間転写体表面を間隙を介して覆うように配置され
た電子写真装置である。
【0023】または、回転移動する静電潜像保持体と、
前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
形成する現像部材と、前記静電潜像保持体上に形成され
た複数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体
と、前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成
し、前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上
に転写させる転写部材と、前記転写領域からみて受像紙
搬送方向の下流側でかつ受像紙背面側に位置し、前記受
像紙背面の電荷を放電させる受像紙除電部材と、ジャム
を起こした受像紙を除去するための取り出し口を開閉す
る扉とを具備した電子写真装置であって、前記中間転写
体と前記転写部材と前記受像紙除電部材とが同一の筐体
により支持されるとともに、前記扉が開かれた状態で
は、前記転写部材と前記受像紙除電部材とが前記中間転
写体表面を間隙を介して覆うように配置され、かつ前記
電子写真装置本体から前記筐体が着脱自在となるよう構
成された電子写真装置である。
【0024】または、静電潜像保持体上に形成された複
数色のトナー像が順次重ね転写される中間転写体と、前
記中間転写体に当接して前記中間転写体上のトナー像を
受像紙に転写させ、また、電子写真装置本体付属のジャ
ム取り出し口を開ける動作と連動して中間転写体と間隙
を介して前記中間転写体の表面を覆う転写部材と、前記
転写領域の受像紙搬送方向の下流側でかつ受像紙背面側
に位置し、前記受像紙背面の電荷を放電させ、かつ、ジ
ャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口に取
り付けられた扉が開かれた状態では、前記中間転写体表
面を間隙を介して覆うように配置された受像紙除電部材
と、前記中間転写体と前記転写部材と前記受像紙除電部
材とを支持する筐体とを具備し、前記筐体は、前記電子
写真装置本体から着脱自在となるよう構成された中間転
写ユニットである。
【0025】さらには、静電潜像保持体と中間転写体と
が当接する位置に設けられた筐体の開口部が中間転写ユ
ニットの着脱動作に連動して開閉するカバーを設けた電
子写真装置および中間転写ユニットである。
【0026】
【作用】本発明は上記構成により、中間転写体と転写部
材とが当接する転写領域を含めた受像紙搬送路に対向す
る全ての中間転写体表面は覆われることとなる。このた
め、紙ジャムが発生した場合、中間転写体上に担持され
たトナー像にユーザーの手やジャム紙が接触することな
く、ジャム紙の除去作業を行うことができる。これによ
り、ジャムの発生前に中間転写体上に担持されたトナー
像に、継続してトナー像を重ね転写できるので、紙ジャ
ム発生後の迅速な出力が行えるとともに、トナー消費量
が低減されることとなる。
【0027】さらに、中間転写体に手油が付着したり、
ジャム紙の引き抜き作業中に中間転写体を傷つける危険
もないため、本来の中間転写体の寿命が維持されること
となる。
【0028】本発明は、中間転写体と受像紙とが当接す
る領域を保護カバーにて覆う構成であるので、ジャムを
起こした受像紙を除去するための取り出し口を開けた状
態では、受像紙搬送路に対向する中間転写体表面は全て
覆われる。よって、中間転写体と受像紙とが当接する領
域以外の中間転写体表面を、予め保護カバーで覆う構成
を示した特開平5−72910号公報とは、中間転写体
と受像紙とが当接する領域を含めて覆う点から、構成上
大きく異なるものである。さらに、同号公報には、紙ジ
ャムが発生した時点で中間転写体上に担持されているト
ナー像を利用して、ジャム処理後引き続きトナー像の重
ね転写を行うという思想は記載されておらず、技術思想
の点からも大きく異なるものである。
【0029】また、中間転写体と保護カバーを具備した
中間転写ユニットを構成し、装置本体から着脱可能とす
ることにより、劣化した中間転写体の交換が容易とな
る。これにより、ユーザーメンテナンス性が向上される
こととなる。
【0030】特開昭59−127073号公報では、感
光体ドラムと現像器、感光体ドラムクリーニング部材、
感光体ドラム帯電部材により構成されたプロセスユニッ
トにおいて、装置本体から前記プロセスユニットを取り
外すと感光体が露呈している開口部をカバーにて覆われ
る構成が記載されている。一方、本発明は中間転写ユニ
ットを具備し、紙ジャム発生後は中間転写体上のトナー
像を再利用して画像形成を行うものである。よって本発
明は上記特許記載の内容とは構成のみならず技術思想の
点からも大きく異なるものである。
【0031】また、取り出し口を開閉する扉が開かれた
場合、転写部材を中間転写体と僅かな間隙を介した位置
に移動させる構成により、中間転写体の取り付け位置を
基準として転写部材の移動が行える。これにより上記の
ような中間転写体上のトナー像を保護する作用以外に
も、転写部材と中間転写体との当接力が、転写部材の長
手方向で均等となり、安定した転写が行われることとな
る。
【0032】また、取り出し口を開閉する扉が開かれた
状態では、受像紙除電部材を中間転写体と僅かな間隙を
介した位置に配置されている構成により、中間転写体の
取り付け位置を基準として受像紙除電部材の取り付けが
行える。これにより上記のような中間転写体上のトナー
像を保護する作用以外にも、受像紙除電部材の先端と走
行中の受像紙背面との距離が、受像紙除電部材の長手方
向で均等となり、安定した受像紙の走行と中間転写体か
らの分離が行われることとなる。
【0033】
【実施例】
(実施例1)図1は本発明の第一の実施例におけるカラ
ー画像形成装置の構成概略図である。図1で12は像形
成ユニットで、イエロー12Y、マゼンタ12M、シア
ン12C、黒12BKの4色があり、それぞれに感光体
ドラム、帯電部材、現像器、クリーニング装置を備えて
いる。
【0034】像形成ユニット12に具備する感光体ドラ
ムは、直径30mm、肉厚1mmのアルミニウム基材上
に有機光導電性膜を20μmの膜厚で塗布したものを使
用した。
【0035】また、帯電部材は、ローラ形状をしたもの
を用い、感光体ドラムと従動させてながら感光体ドラム
をマイナスに帯電させた。
【0036】また、像形成ユニット12に具備する現像
器は、50%径が約8μmのマイナス帯電性非磁性トナ
ーに、50%径が約60μmのキャリアを重量比0.5
〜5wt.%の割合で混合させた2成分現像方式を用い
た。
【0037】なお、本実施例では像形成ユニット12内
の感光体ドラムの帯電電位が−700V、露光電位が−
100V、そして現像電圧が−500Vの電圧条件にて
顕像化させた。
【0038】4色のユニット群は、ユニット群の移動回
転中心部の回りを回転できる構成となっている。像形成
ユニット群は、図1中反時計方向に移動させると、作像
位置で現像器が上部に、また、クリーニング装置は下部
に位置する。
【0039】13は露光装置で、像形成ユニット12の
現像器とクリーニング装置間の略平行なスリットを通
し、回転中心近傍にある反射ミラー14を介して像形成
ユニット12の内の一つのユニットに露光できるように
配置されている。反射ミラー14は、像形成ユニット1
2の回転に関わらず固定されている。
【0040】15は、ポリカーボネート樹脂中に導電性
カーボンを分散させ、約109Ω・cmの体積抵抗率を
示す中間転写ベルトである。また、中間転写ベルト15
の周長は、A4版の一枚分の画像が少なくとも保持でき
るように377mmであり、また、中間転写ベルト15
の厚みは約150μmである。また、中間転写ベルト1
5の表面粗さは、成形等の後で10点平均粗さで約3〜
5μmであった。なお、この表面粗さは、サンドペーパ
ーやポリシャー等の研磨材によって自在に制御できる。
【0041】中間転写ベルト15は、1次転写ローラ1
7と架張ローラ18、駆動ローラ19によって架張さ
れ、駆動ローラ19に駆動力を伝達する不図示の駆動モ
ータにより回転する。
【0042】1次転写ローラ17は、金属シャフト上に
導電性スポンジを設けた弾性ローラである。本実施例で
用いた上記導電性スポンジの材質は、ポリウレタンにリ
チウム塩のイオン導電性材料を添加したものであり、ま
た硬度は、JISのAスケールで50°以下である。ま
た、1次転写ローラ17の直径は中間転写ベルト15上
に像形成ユニット12内の感光体ドラムからトナー像を
転写する際に最も画質に影響する。本実施例の場合、感
光体ドラムの直径は30mmであり、転写ローラ17の
直径は直径比(1次転写ローラ17の直径を像担持体の
直径で割ったもの)が0.6以下になるようにした。上
記直径比が0.6を上回ると、中間転写ベルト15が感
光体ドラムに当接する前に、感光体ドラム上のトナーが
中間転写ベルト15に向かって飛翔してしまい、その結
果、画像部周辺がぼやけた画像となってしまうためであ
る。
【0043】1次転写ローラ17の金属シャフトは、接
地された感光体ドラムと中間転写ベルト15との間に転
写電圧を印加させるため、直流電圧を供給する1次転写
電源(不図示)に接続されている。1次転写電源による
転写時の印加電圧は、1色目は+500Vの直流電圧を
印加し、2色目移行は+550V、+600V、+65
0Vと、+50Vずつ重畳させた直流電圧を印加した。
【0044】20は、中間転写ベルト15および受像紙
21を介して駆動ローラ19に当接し、中間転写ベルト
15上のトナー像を受像紙21に再転写させる2次転写
ローラである。2次転写ローラ20は、1次転写ローラ
17と同様の構成でよい。
【0045】また2次転写ローラ20は、中間転写ベル
ト15と受像紙21上との間に再転写電圧を形成させる
ための2次転写電源(不図示)に接続している。2次転
写電源による転写時の印加電圧は、+1000Vとし
た。
【0046】また、架張ローラ18および駆動ローラ1
9は、本実施例ではそれぞれφ10mm、φ16mmの
金属ローラを使用し、それぞれ接地した。
【0047】22は、中間転写ベルト15から受像紙2
1への転写終了後、中間転写ベルト上15に残留する廃
トナーを除去するためのクリーニング装置である。クリ
ーニング装置22は、中間転写ベルト15表面に当接し
て廃トナーを掻きとるゴムブレードと、中間転写ベルト
15表面に当接してクリーニング装置22から廃トナー
がこぼれるのを防止するフィルム上の入り口シールで構
成されている。
【0048】また16は、中間転写ベルト15の端部に
設けた四角形の穴の存在を検知する位置合わせセンサで
ある。センサ16による上記穴の検知により、複数色の
トナー像を感光体ドラムから重ね転写するときの中間転
写ベルト15の位置合わせを行う。本実施例では、上記
穴を検知すると、中間転写ベルト15の回転を停止さ
せ、トナー像を重層させるときは、感光体ドラム上のト
ナー像先端と中間転写ベルト15上のトナー像先端と
が、感光体ドラムと中間転写ベルト15とが当接する転
写位置に同時に到達するタイミングで、中間転写ベルト
15の回転を開始させることにより、位置合わせを行っ
た。
【0049】23は給紙ローラで、受像紙21を給紙ト
レイから一枚ずつ搬送する。また、24はタイミングロ
ーラ対で、給紙された受像紙21を画像信号に合わせて
転写領域に送り出す。タイミングローラ24にはスクレ
ーパまたはパッド(いずれも図示せず)を当接させ、タ
イミングローラ24上に付着した紙粉を除去する。
【0050】また25は、中間転写ベルト15と2次転
写ローラ20とが当接する転写領域からみて受像紙21
搬送方向上流側に位置する紙ジャムセンサである。26
は定着装置で、転写の終了した受像紙21上のトナー像
を固着させる。定着工程を経て受像紙21は装置外に排
出される。本実施例で用いた装置では、各像形成ユニッ
トユニット12の感光体ドラムは、33mm/sの速度
で回転させた。各像形成ユニット12の感光体ドラムと
中間転写ベルト15との速度差は約1〜5%が適当であ
る。2次転写ローラ20と中間転写ベルト15もほぼ同
等の速度差で回転している。
【0051】また27は、ジャムを起こした受像紙を除
去するための取り出し口を開閉する扉である。図1中の
右側の点線内に示したように、扉27の内面には、給紙
ローラ23、タイミングローラ28、2次転写ローラ2
5、定着装置26が取り付けられている。また扉27
は、支軸28を中心に像形成ユニット12内の感光体ド
ラムの軸方向と垂直な向きで開閉可能である。これによ
り、ジャム処理時では、扉27を開けることで受像紙搬
送経路が露呈しやすくなり、また、ユーザーの手を装置
本体に挿入する空間を広くとることができる。これによ
り、ジャム紙の除去作業が容易となり、ユーザーメンテ
ナンス性が向上する。
【0052】また29は、中間転写ベルト15面を保護
する保護カバーである。保護カバー29は、扉27を開
く動作と連動して、受像紙21と中間転写ベルト15と
が当接する領域を覆う構成となっている。保護カバー2
9の開閉機構を図2を用いて説明する。
【0053】図2は、保護カバー29の開閉機構部分の
概略図である。30は、ギヤが付属のアームである。図
1中の扉27が閉じているときには、図2中のアーム3
0右側先端が図1中の扉27内面に押し当てられ、アー
ム30は図2中の点線で示す位置まで矢印B方向にに移
動する。また、扉27を開けると、アーム30が矢印A
側に移動して図2中実線で示した位置まで復元するよ
う、アーム30にバネ(不図示)が取り付けられてい
る。
【0054】31は回転ギヤであり、アーム30に付属
のギヤと歯合している。また、32は第1支持棒であ
り、片側端部は回転ギヤ31に固定され、他方の端部は
保護カバー29に回動自在になるよう嵌合している。ま
た、33は第2支持棒であり、片側端部は装置本体に、
他方の端部は保護カバー29に、それぞれ回動自在なる
よう嵌合している。これにより、回転ギヤ31が回転す
ることで、保護カバー29は矢印a、b方向へ移動可能
となる。また34は、転写案内部材に固定されたストッ
パである。回転する保護カバー29の先端がストッパ3
4に当接することにより、保護カバー29が図2中実線
で示した位置から、さらに矢印aへ移動するのを防止す
る。
【0055】なお、保護カバー29が覆う領域以外の中
間転写ベルト15表面は、固定カバーにより覆われてい
る。上記構成により、ジャム紙の取り出し口から覗く中
間転写ベルト15表面はほぼ全面覆われる構成となる。
【0056】次に、図1を用いて動作を説明する。初め
に、カラー画像を印字するプロセスを説明する。
【0057】カラー画像を印字する場合は、黒(B
K)、シアン(M)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)
の順で作像される。
【0058】先ず、感光体ドラム表面への露光が可能と
なるよう、像形成ユニット12群が回転する。黒の像形
成ユニット12BKでは、通常の白黒プリンターと同様
に、帯電、潜像形成、現像工程を経て顕像化される。こ
のイエローのトナー像を、1次転写電源から1次転写ロ
ーラ17に供給された転写電圧により、中間転写ベルト
15上に転写される。中間転写ベルト15にトナー像を
転写する一連の動作中、クリーニング装置22に付属の
クリーニングブレードや入り口シール、2次転写ローラ
20は、中間転写ベルト15表面から離間される。
【0059】黒像形成ユニット12BK内の感光体ドラ
ム13から中間転写ベルト15への黒トナー像の転写が
終了し、中間転写ベルトの回転が停止すると、像形成ユ
ニット12群は回転して、次のシアン像形成ユニット1
2Cが移動し、先の黒トナー像と同様の顕像工程を行
う。シアントナー像がシアン像形成ユニット12内の感
光体ドラム上に形成されるのと同時に、中間転写ベルト
15上の黒トナー像先端に位置を合わせて、中間転写ベ
ルト15は回転を再開する。この回転と同時に1次転写
電源から転写電圧が1次転写ローラ17へ印加され、中
間転写ベルト15に担持された黒トナー像の上へ、シア
ントナー像が重ね転写される。
【0060】また、クリーニング装置22に付属のクリ
ーニングブレードや入り口シール、2次転写ローラ20
は、黒トナー像の転写時と同様に中間転写ベルト15と
離間させたままである。
【0061】上記と同様の手段で、マゼンタトナー像
は、中間転写ベルト15上に担持された黒、シアンのト
ナー像の上に重ね転写される。
【0062】続いて、4色目のイエロー像形成ユニット
12Y内の感光体ドラム上に、トナー像が形成され、1
次転写ローラ17に転写電圧が印加され、中間転写ベル
ト15へのイエロートナー像の転写が開始されると、2
次転写ローラ20およびクリーニング装置22に付属の
クリーニングブレードと入り口シールは、中間転写ベル
ト15上でトナー像が存在しない領域にタイミングを合
わせて当接する。2次転写ローラ20には、中間転写ベ
ルト15への当接と同時に転写電圧が印加される。
【0063】一方、受像紙21は、給紙ローラ23でタ
イミングローラ24対に搬送される。その後タイミング
ローラ24にて、中間転写ベルト15上の画像先端とタ
イミングを合わせて、受像紙21の搬送が開始される。
このとき、紙ジャムセンサ25が受像紙21の存在を検
知しないと、紙ジャム発生と認識する。ただし、受像紙
21が紙ジャムセンサ25が設置されている位置を通過
するまでは、黒トナー像の中間転写ベルト15への転写
が行われないように、あらかじめ受像紙21を搬送する
タイミングを設定しておく。
【0064】受像紙21上へは、中間転写ベルト15と
2次転写ローラ20とが当接する転写領域を通過すると
同時に、中間転写ベルト15上のトナー像が転写され
る。そののち、定着装置26によって受像紙21上のト
ナーは固着され、受像紙21は装置外に排出される。
【0065】上記工程ののち、2次転写ローラ20は中
間転写ベルト15から再び離間し、2次転写ローラ20
へ供給されていた転写電圧もオフとなる。また、クリー
ニング装置22に付属のクリーニングブレードと入り口
シールとは、中間転写ベルト15から離間される。ま
た、像形成ユニット12群は回転し、中間転写ベルト1
5と非接触の状態で停止する。装置本体が稼働していな
い期間、中間転写ベルト15と像形成ユニット12内の
感光体ドラムとの間、そして中間転写ベルト15と2次
転写ローラ20との間が非接触との状態を維持すること
により、中間転写ベルト15の変形や、当接部材に含有
された添加物による非当接部材の汚染を防止する。
【0066】以上の動作によってカラー画像が得られ
る。次に紙ジャムが発生したときの動作について図1と
図2とを用いて説明する。
【0067】中間転写ベルト15上には、上記の工程を
経て、黒、シアン、マゼンタのトナー像が担持されてい
る。続いて、イエロー形成ユニット12Yにてイエロー
トナー像の形成が開始される。これと同時に受像紙21
の搬送が開始される。中間転写ベルト15へイエロート
ナー像が転写される前に、紙ジャムセンサ25にて紙ジ
ャム発生を検知すると、感光体ドラムや2次転写ローラ
20、クリーニング装置22等の中間転写ベルト15表
面に当接している全ての部材が、中間転写ベルト15か
ら離間し、装置の駆動が停止する。
【0068】その後、ユーザーが扉27を開けると、図
2中のアーム30に取り付けたバネへの負荷が無くな
る。これにより、アーム30は図2の矢印A方向に移動
し、その駆動が回転ギヤ31に伝達する。これによりそ
れぞれの支持棒32、33が回転して、保護カバー29
は図2中の矢印a方向に沿って、点線で示した位置から
実線で示した位置まで移動する。これにより受像紙搬送
路に対向する中間転写ベルト15全面が覆われ、中間転
写ベルト15表面にユーザーの手やジャム紙が触れるこ
となく、ジャム紙を装置本体から除去することができ
る。よって、中間転写ベルト15上のトナー像は乱され
ることなく、再度イエロートナー像の転写工程に利用す
ることができる。また、同時に中間転写ベルト15表面
をユーザーの手油により汚染したり、ジャム紙を引き抜
くときに中間転写ベルト15表面にジャム紙が接触して
傷をつけることがなくなる。
【0069】紙ジャムの処理後、ユーザーが扉27を閉
めると、図2中のアーム30は図2の矢印B方向に移動
し、その駆動が回転ギヤ31に伝達する。これによりそ
れぞれの支持棒32、33が回転して、保護カバー29
は図2中の矢印b方向に沿って、実線で示した位置から
点線で示した位置まで移動し、再び中間転写ベルト15
表面を露呈させる。
【0070】イエロー像形成ユニット12Yは駆動を再
開し、同ユニット内の感光体ドラム上に残留したトナー
像は同ユニット内のクリーニング装置により除去され
る。また、中間転写ベルト15は、3色の重層されたト
ナー像を担持したまま回転し、位置合わせを行う。この
とき、イエロー像形成ユニット12Y内の感光体ドラム
や2次転写ローラ20、クリーニング装置22内のクリ
ーニングブレードや入り口シールは中間転写ベルト15
と非接触の状態を維持する。そして、イエロー像形成ユ
ニット12Yでイエロートナー像の形成が再開され、紙
ジャムが発生せずに受像紙21の搬送が行われると、中
間転写ベルト15上のトナー像にイエロートナー像が重
ね転写され、受像紙20上へのトナー像転写、および定
着装置26によるトナー像固着工程を経て、カラートナ
ー像が受像紙上に形成される。
【0071】以上のように、中間転写ベルト15にユー
ザーの手やジャム紙が接触することなく、装置内からジ
ャムを起こした受像紙を除去することができるので、中
間転写ベルト15上に既に担持されている3色のトナー
像を再度利用してカラートナー像を得ることができる。
これにより、ジャム処理後、イエロートナー像の形成か
ら改めて開始することなく、迅速にカラートナー像を受
像紙上に得ることができる。さらに、中間転写ベルト1
5上のトナー像を除去せずに継続して使用するため、ク
リーニング装置22の廃トナー量を低減できるととも
に、各像形成ユニット12でのトナー消費量も低減でき
る。
【0072】また、中間転写ベルト15とユーザーの手
とが接触しないので、ユーザーの手を中間転写ベルト1
5上のトナーで汚すことがなく、さらには、ユーザーの
手油が中間転写ベルト15に付着することがない。これ
により中間転写ベルト15の機械的強度の低下や寸法精
度の劣化を防止し、中間転写ベルト15の寿命を維持す
ることができる。
【0073】なお本実施例では、扉27が閉じている状
態では保護カバー29が中間転写ベルト15と受像紙2
1とが当接する転写領域から見て、受像紙21搬送方向
上流側に移動し、受像紙案内部材として兼用してもよ
い。
【0074】図3に保護カバー29と受像紙案内部材と
を兼用させたときの、転写領域近傍の構成概略図を示
す。なお図3は、図1に示した装置本体の扉27が閉じ
た状態のものであり、保護カバー29は実線で示した位
置で受像紙案内部材として作用する。図1中の扉27を
開くと、保護カバー29は支軸Aを中心に回転し、図3
中の点線で示した位置まで移動する。これにより、保護
カバー29が中間転写ベルト15を覆う位置に移動する
と同時にタイミングローラ24近傍の空間が広くとれる
ので、ユーザーが手を挿入しやすくなり、ジャム紙の除
去が容易となる。
【0075】(実施例2)図4は本発明の第二の実施例
におけるカラー画像形成装置の構成概略図である。
【0076】図4において35は、ジャム紙を除去する
ための取り出し口から装置本体へ着脱可能な、中間転写
ユニットである。36は中間転写ユニット35の筐体で
あり、1次転写ローラ17・架張ローラ18・駆動ロー
ラ19を支持している。また、上記各ローラには中間転
写ベルト15が架張されている。中間転写ユニットの装
置本体への装着時には、少なくとも1次転写ローラ17
と駆動ローラ19は、実施例1で示した上記ローラと同
軸に配置される。
【0077】また、22は中間転写ベルト15をクリー
ニングするクリーニング装置であり、クリーニング装置
22内には、溜まった廃トナー量を検出する廃トナー量
センサを設け、廃トナーが許容量を越えると、装置本体
に付属のコントロールパネルに、中間転写ユニット35
の交換メッセージを出力するようにする。
【0078】また29は保護カバーである。図4には記
載していないが、中間転写ユニット35の側面には、図
2中に示したようなアーム30や回転ギヤ31、第1支
持棒32、第2支持棒33、そしてストッパ34が付属
され、中間転写ユニット35を装置本体から脱着する
と、保護カバー29が中間転写ベルト15面を覆う構成
にする。
【0079】その他の構成およびカラー画像印字プロセ
ス、紙ジャム発生時での動作については、上記実施例1
と同様である。
【0080】上述のような構成により、実施例1で示し
たような利点以外に、以下の効果が得られる。すなわ
ち、中間転写ベルト15が劣化したり、クリーニング装
置22内の廃トナーが溜まった場合、中間転写ユニット
35を交換するだけで、再度装置を利用することができ
るので、ユーザーメンテナンス性が向上する。また、ジ
ャム紙を除去するための取り出し口から直接中間転写ユ
ニット35を抜き差しする構成により、ガイドレールな
どのユニットを装置内に誘導する部材が不要となるの
で、中間転写ユニット35の取り付けが容易となる。ま
た、中間転写ユニット35の運搬時や放置時では、保護
カバー29にて中間転写ベルト15は保護されているの
で、ユーザーが中間転写ベルト15に触れたり、中間転
写ベルト15を傷つけたりするなど、中間転写ベルト1
5の性能を劣化される危険性が低減される。
【0081】なお、上記の実施例2では、中間転写ベル
ト15と受像紙21とが当接する位置で、保護カバー2
9を設けているが、感光体ドラムと中間転写ベルト15
とが当接する位置にも、保護カバーを設けることが好ま
しい。これにより、中間転写ユニット35を装置本体か
ら取り出した状態では中間転写ベルト15が露呈するこ
とがないので、ユーザーが中間転写ベルト15に触れた
り、中間転写ベルト15を傷つけたりするなど、中間転
写ベルト15の性能を劣化される危険性が、さらに低減
される。
【0082】(実施例3)図5は本発明の第3の実施例
におけるカラー画像形成装置の構成概略図で、扉27が
開いた状態を示す。また、図6(a)、(b)は本発明
の第三の実施例におけるカラー画像形成装置の上方から
みた転写領域近傍の構成概略図である。図6(a)は、
中間転写ベルトと2次転写ローラとが離間した状態、図
6(b)は前記両者が当接した状態を示す。
【0083】図5および図6(a)、(b)において、
37は2次転写ローラ20軸を支持するホルダーであ
り、駆動ローラ19軸を基準として、図6中の矢印A、
B方向に移動可能となるよう取り付けられている。ま
た、ホルダー37に対して、図6(a)中の矢印A方向
に復元力が作用するようにバネ50がホルダー端部に取
り付けられている。また、38はホルダー基材であり、
バネ39を介在してホルダー37と当接する。また39
は、ホルダー基材38に当接可能なカムであり、扉27
内面に取り付けられている。
【0084】その他図5、図6に示す符号は全て、実施
例1に相当する。なお、本実施例では、図6(a)の状
態における中間転写ベルト15と2次転写ローラ20と
の間隙は、中間転写ベルト15上のトナー像表層が、2
次転写ローラ20と接触しない程度のものであり、本実
施例では2mmの間隙を設けている。
【0085】以下に図6を用いて、その動作について説
明する。画像形成中、カム39は図6(a)に示したよ
うに、ホルダー基材38の底面と当接しない位置に回転
しておく。これにより、バネ50の復元力により、ホル
ダー37は矢印A方向に移動する。これにより、中間転
写ベルト15と2次転写ローラ20とが離間した状態を
維持する。
【0086】受像紙の転写が開始される直前で紙ジャム
センサ25が受像紙の通過を検知しないと、紙ジャム発
生と認識し、装置本体の稼働が一旦停止する。扉27を
開き、ジャムを起こした受像紙を除去する作業の間も、
図6(a)に示したような、中間転写ベルト15と2次
転写ローラ20とが離間した状態が維持される。
【0087】紙ジャム処理の終了後、装置本体が稼働を
再開し、紙ジャムセンサ25で受像紙の通過を検知する
と、カム39が回転して、ホルダー基材38の底面と当
接する。これにより、ホルダー37は図6(b)中の矢
印B側へスライドし、中間転写ベルト15と2次転写ロ
ーラ20とが当接する。また、2次転写ローラ20への
転写電圧の印加も同時に開始される。受像紙への転写が
完了した後、カム39は回転して、図6(a)のように
ホルダー基材38底面から離間する。これにより、再び
2次転写ローラ20と中間転写ベルト15が離間され
る。
【0088】上述のような構成により、以下の効果が得
られる。すなわち、ジャムを起こした受像紙紙を装置本
体から除去する際、扉27を開けると、2次転写ローラ
20は、中間転写ベルト15を間隙を介して覆う位置に
あるので、実施例1、2に示したような保護カバー29
と同様の役割を果たす。
【0089】また、実施例1のように、扉27側に2次
転写ローラ20を取り付けた構成では、2次転写ローラ
20は扉27が回動する支軸を基準として中間転写ベル
ト19と当接する。このため、上記支軸の精度が低くま
た左右支軸がずれると、2次転写ローラ20と中間転写
ベルト15との当接時は、2次転写ローラ20の長手方
向にみた当接力が不均等となってしまい、受像紙の左右
で転写効率が異なったり、文字や線画等の中抜け現象が
受像紙左右方向の端部で発生してしまう。しかしなが
ら、扉27の開閉を繰り返すと、支軸が磨耗し、本来の
精度が得られなくなってしまう。
【0090】これに対して本実施例に示した構成では、
2次転写ローラ20は中間転写ベルト15の取り付け位
置を基準として取り付けられ、中間転写ベルト15との
離接を行うため、中間転写ベルト15への当接力が、2
次転写ローラ20の長手方向に見て均等になる。これに
より、上述したような受像紙へのトナー像転写の際での
弊害が発生せず、安定した転写が行われる。
【0091】なお、本実施例中に示すホルダー37に、
転写領域の紙搬送方向上流側に配置される受像紙案内部
材を取り付けてもよい。これにより、中間転写ベルト1
5表面を覆う面積が拡大されるので、中間転写ベルト1
5上のトナー像を保護する作用はさらに拡大される。ま
た、ホルダー37に具備された受像紙案内部材は、中間
転写ベルト15を基準として配置されるので、対向する
受像紙案内部材との距離が長手方向に均等に保たれる。
これにより、搬送する受像紙の左右で不均等に衝突する
部材がなくなり、転写領域手前での紙ジャム発生が低減
される。
【0092】また、実施例2で示したような装置本体か
ら着脱可能な中間転写ユニットを構成し、実施例2中の
保護カバー29の代わりに、中間転写ベルト20と離接
可能な2次転写ローラ26を、中間転写ユニットに具備
させてもよい。図7にその構成を示す。
【0093】図7は、中間転写ユニットに、2次転写ロ
ーラを具備した時の画像形成装置の構成概略図である。
図7中の符号は、図1、図2、そして図5、図6の符号
に相当する。図7に示すように、中間転写ユニット35
には、2次転写ローラ20、ホルダー37、ホルダー基
材38、不図示のバネ50、51(図6の符号に相当)
が具備され、装置本体へ装着すると、図6に示した動作
が行われる。
【0094】上記構成により、中間転写ユニット35を
装置本体から脱着した状態では、転写領域で露呈してい
る中間転写ベルト15表面は、2次転写ローラ20とホ
ルダー37、そしてホルダー基材38により覆われる。
また、ホルダー基材38底面に負荷をかけない限りは、
中間転写ベルト15と2次転写ローラとの間には間隙が
介在した状態となる。これにより上述の本実施例で示し
た効果以外にも、中間転写ベルト15や2次転写ローラ
20の交換が容易となり、ユーザーメンテナンス性が向
上するという効果が得られる。
【0095】なお、中間転写ユニット35において、中
間転写ベルト15が像形成ユニット12内の感光体ドラ
ムと当接する位置で露呈している領域に、保護カバーを
設けてよいのは勿論である。
【0096】(実施例4)本実施例は、上記の実施例3
を改良し、除電針を2次転写ローラのホルダー基材に取
り付けたものである。図8は本発明の第4の実施例にお
けるカラー画像形成装置の構成概略図で、扉27が開い
た状態を示す。
【0097】40は、2次転写ローラにて受像紙の背面
に供給された電荷を除電する除電針である。除電針40
は、厚さ0.5mmの金属板で構成され、接地される。
また、受像紙搬送路側に向いている端部は長手方向にみ
て鋸歯状になっている。また、搬送中の受像紙背面とは
当接せず、かつ受像紙背面に保持された電荷が除電針の
先端に向かって自己放電を起こしやすい位置に取り付け
られている。本実施例では、走行する受像紙背面から最
短3mmの位置に取り付けてある。その他図8中の符号
は全て図5の符号に相当する。また、本実施例中の装置
動作は実施例3のものと同等である。
【0098】上記の構成により、以下のような効果が得
られる。すなわち、ジャムを起こした受像紙紙を装置本
体から除去する際、扉27を開けると、2次転写ローラ
20と除電針40とは、中間転写ベルト15を間隙を介
して覆う位置に配列されているので、実施例1、2に示
したような保護カバー29と同様の役割を果たす。さら
に、2次転写ローラ20と除電針40とは配列している
ので、中間転写ベルト15を覆う面積が、2次転写ロー
ラ20のみで中間転写ベルト15表面を覆う構成に比べ
て広くなり、中間転写ベルト15上のトナー像を保護す
る作用は、さらに大きくなる。
【0099】また、実施例1、2のように、扉27側に
除電針40を取り付けた構成では、除電針40は、扉2
7が回動する支軸を基準として配置される。このため、
上記支軸の精度が低くまた左右支軸がずれると、受像紙
搬送時には、除電針40と受像紙背面との距離がの長手
方向にみて不均等となってしまう。これにより、受像紙
左右方向で自己放電する電荷量に差が現れ、十分に自己
放電が行われなかった領域では、受像紙背面に残留する
電荷により中間転写ベルト15へ静電吸引力が働く。こ
のような現象は、受像紙の左右で中間転写ベルト15へ
の静電吸引力が異なるため、受像紙へのトナー転写領域
を通過した受像紙が斜行して搬送されたり、また、受像
紙の左右で転写効率が異なったり、さらにその静電吸引
力が強いと、中間転写ベルト15に受像紙が巻き付き、
紙ジャムを引き起こしてしまう。しかしながら、扉27
の開閉を繰り返すと、支軸が磨耗し、本来の精度が得ら
れなくなってしまうため、上記のような受像紙搬送上の
問題点は解決されない。
【0100】これに対して本実施例の構成では、除電針
40は2次転写ローラ20とともに、中間転写ベルト1
5の取り付け位置を基準として取り付けられている。こ
れにより、除電針40の先端と搬送中と受像紙背面との
距離は、除電針40の長手方向で均等になりやすい。よ
って、上述したような受像紙の搬送、分離の際での弊害
が発生せず、安定した受像紙の走行が行われる。
【0101】また、実施例3と同様に、装置本体から着
脱可能な中間転写ユニットを構成し、図7中に示した中
間転写ユニット35のうち、2次転写ローラのホルダー
基材38に除電針40を配置してもよい。これにより、
中間転写ユニット35を装置本体から脱着した状態で
は、転写領域で露呈している中間転写ベルト15表面
は、2次転写ローラ20とホルダー37、そしてホルダ
ー基材38、そして除電針により覆われる。また、ホル
ダー基材38底面に負荷をかけない限りは、中間転写ベ
ルト15と2次転写ローラ20との間には間隙が介在し
た状態となる。また、負荷をかけた場合でも、中間転写
ベルト15と2次転写ローラ20とが先に当接し、それ
以降は除電針40先端と中間転写ベルト15とは接触し
ないため、除電針40でベルト表面を傷つけることはな
い。これにより上述の本実施例で示した効果以外にも、
中間転写ベルト15や2次転写ローラ20、除電針40
の交換が容易となり、ユーザーメンテナンス性が向上す
るという効果が得られる。
【0102】なお、本実施例中では、除電針40を、揺
動可能なホルダー基材38に配置したが、取り付け精度
をさらに高めるには、固定部材に配置することが好まし
い。また、中間転写ユニット35において、中間転写ベ
ルト15が像形成ユニット12内の感光体ドラムと当接
する位置で露呈している領域に、保護カバーを設けてよ
いのは勿論である。
【0103】なお、上記実施例中における紙ジャムセン
サは、タイミングローラから受像紙転写領域までの受像
紙搬送路間に設けているが、タイミングローラより上流
側の受像紙搬送路に設けてもよく、給紙トレイから受像
紙のピックアップを検知する受像紙ピックアップセンサ
を利用してもよい。
【0104】また、本発明中、給紙トレイから受像紙を
ピックアップして、タイミングローラ対へ搬送する動作
は、像形成ユニットでのトナー像形成が開始される前に
行われることが好ましい。受像紙搬送路中、給紙ローラ
とタイミングローラとの間に紙ジャムセンサを設けるこ
とにより、像形成ユニットでのトナー像形成が開始され
る前に、給紙ローラによる受像紙のピックアップが正常
に行われたかどうかを検知することができる。これによ
り、受像紙のピックアップが正常に行われていなかった
場合、トナー像形成を停止することができ、無駄にトナ
ーを消費することがなくなる。
【0105】また、本発明中、感光体ドラムには、有機
感光体以外に、酸化亜鉛、セレン、硫化カドミウム、ア
モルファスシリコン等を用いることができる。
【0106】また、本実施例では図1に示すように、ロ
ーラ形状の帯電部材を使用したが、コロトロン帯電器や
スコロトロン帯電器、またファーブラシ帯電器など、均
一に感光体ドラム表面を帯電させる部材であればよい。
【0107】本発明に用いるトナーは、顔料や帯電制御
剤をスチレン樹脂やアクリル樹脂などのバインダ樹脂に
分散し粉砕後分級したものである。このトナーは噴霧乾
燥によって得られる粉体でも良いし、また重合法等で化
学的に得られる粉体であっても良い。用いるトナーの平
均粒径は15μm以下が望ましいが、12μm以下にす
るとさらにシャープな画像が得られる。また、トナーの
表面にシリカ微粒子やフッ素樹脂微粉末を付着させたも
のであっても良い。
【0108】本発明に用いるキャリアは、鉄粉やフェラ
イト粉などの磁性体、あるいはそれらの表面を樹脂コー
トした粉体、フェライト粉やマグネタイトなどの微粉末
を30〜80%程度の割合で、スチレン樹脂、エポキシ
樹脂、スチレンアクリル樹脂等に分散混合し粉砕分級し
た磁性粉などが用いられる。キャリアの平均粒径は30
0μm以下が好ましいが、特に150μm以下にすると
トナーを均一に帯電することができる。
【0109】また、本実施例では、各像形成ユニットの
現像器に2成分現像装置を用いているが、非磁性トナー
を導電性弾性ゴムローラまたはフレキシブルな導電性ス
リーブ上に担持させ、感光体上の静電潜像にトナーを当
接させる1成分接触現像方式や、現像ローラと感光体と
の間に間隙を設け、感光体上の静電潜像画像部に向かっ
てトナーを飛翔させる1成分非接触現像方式を用いても
よい。また、黒トナー現像には2成分現像方式を用い、
他のカラートナー現像には1成分現像方式を用いるな
ど、複数の現像方式を組み合わせてもよい。
【0110】また、本実施例中における各色のトナー像
形成は、複数の像形成ユニット群を用いたが、1つの感
光体ドラムの周辺に各色の現像器を配列させる方式を用
いてもよい。ただし、本実施例に記載したような各色の
像形成ユニット群を使用することにより、感光体ドラム
と現像器、クリーニングブレードを同時に交換すること
ができるので、ユーザーメンテナンス性が向上する。ま
た、実施例2等のような中間転写ユニットを用いた構成
にした場合、中間転写ユニットと前記の像形成ユニット
の装置本体への着脱を、同一のジャム紙取り出し口から
行えるので、装置本体の簡略化が行えるのと同時に、各
ユニット交換時でユーザーがどの扉をあけるか迷うこと
がない。
【0111】また、中間転写ベルトの体積抵抗率は、1
6〜1012Ω・cmのものが好ましく、さらには108
〜1010Ω・cmのものが好ましい。上記範囲よりも低
抵抗であると、中間転写ベルト沿面を伝って中間転写ベ
ルトに接触している接地された部材に転写電流が流れ込
み、転写電圧が降下してしまい、転写効率が低下してし
まう。また上記範囲よりも高抵抗の中間転写ベルトを用
いると、中間転写ベルトの除電が十分に行えなくなるた
め、連続して転写を行うと、中間転写ベルトがチャージ
アップしてしまい、転写効率の低下およびトナー飛散な
どを引き起こしてしまう。
【0112】また、中間転写ベルトの構成は、本実施例
のみが有効ではなく、樹脂中には酸化防止剤、分散助
剤、離型部材等を混ぜ合わせてもよい。また、絶縁性の
基材上に導電層を塗布したものでも良い。この場合、絶
縁性の基板としてはポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリイミド、ポリアミド、ポリウレタン等が用い
られる。導電層は、前述したように絶縁性の樹脂中に導
電性フィラーを分散させ、スプレーや浸漬塗布によって
設ける。
【0113】また、本実施例中の1次転写電源は、定電
圧を供給する直流電圧電源であったが、定電流電源を用
いても。ただし定電流電源の場合、中間転写ベルトの長
手方向に見てトナー層厚が厚い領域とトナー層が存在し
ない領域が存在すると、転写領域内でのインピーダンス
成分の大きい領域、すなわちトナー層厚が厚い領域に転
写電流が集中してしまい、全体の転写電圧が降下してし
まうという問題点を有している。さらには中間転写ベル
トを架張している各ローラが導電性でかつ接地されてい
ると、中間転写ベルトの沿面を伝って、転写電流が漏洩
してしまう危険性も有している。直流定電流電源を使用
で発生するこれら問題点を解決するには、中間転写ベル
トの体積抵抗率を高く設定する必要があり、中間転写ベ
ルトの設計に制限を与えてしまう。
【0114】2次転写ローラに印加される転写電圧は、
受像紙の状態、例えば、高温高湿環境下では低く、ま
た、低温低湿環境下では高くして、最適な転写が得られ
るようにしても良い。これは、転写ローラの抵抗層の抵
抗変動を吸収するためである。同様に、1次転写ローラ
の印加電圧を環境に適応して調整しても良い。これら調
整に関しては、機械中に湿度、温度センサを配置して、
読みとり後、予め決められたプログラムに応じて行って
も良い。
【0115】また、画像形成を行っていない期間、2次
転写ローラにトナーと同極性の定電圧また定電流を印加
し、2次転写ローラに付着したトナーを中間転写ベルト
側へ逆転写させ、受像紙の裏汚れを低減させるクリーニ
ングモードを設けてもよい。
【0116】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ジャムを
起こした受像紙を除去するための取り出し口を開くと、
中間転写体と受像紙とが当接する転写領域を覆うカバー
が設けられているので、受像紙搬送路に対向する中間転
写体表面の全てが覆われ、紙ジャム発生時点で中間転写
体上に担持されたトナー像を乱すことなくジャム紙の除
去が行われる。
【0117】さらに前記カバーは、取り出し口を閉じる
と、受像紙を転写領域に案内する受像紙案内部材として
作用する。これにより、取り出し口を開いた状態では、
タイミングローラ近傍には、受像紙案内部材が存在しな
いため、ユーザーが手を挿入しやすくなり、タイミング
ローラに噛み込んだジャム紙の除去が容易となる。
【0118】または、中間転写体と前記カバーを具備し
た中間転写ユニットを構成し、前記中間転写ユニットを
装置本体から着脱自在とすることで、劣化した中間転写
体の交換が容易となる。
【0119】または、取り出し口が開いた状態では、転
写部材は中間転写体と間隙を介して中間転写体を覆うよ
うに配置することにより、転写部材が前記カバーと同様
の効果をもたらすと同時に、中間転写体との当接力が均
等となるので、均質な転写が行われる。
【0120】または、取り出し口が開いた状態では、除
電針が中間転写体と間隙を介して中間転写体を覆うよう
に配置することにより、除電針が前記カバーと同様の効
果をもたらすと同時に、搬送される受像紙背面と除電針
先端との距離が受像紙の左右で均等となるので、安定し
た受像紙搬送および受像紙分離が行われる。
【0121】さらに前記カバー以外に、静電潜像保持体
と中間転写体とが当接する位置にカバーを設けることに
より、中間転写ユニットを装置本体から取り出した状態
では中間転写ベルトが露呈しなくなる。
【0122】上記した構成により、ジャム紙除去後の重
ね転写工程では、中間転写体上のトナー像を利用するこ
とができるので、紙ジャム発生後の迅速な画像出力が行
われるとともに、トナー消費量を低減することができ
る。また、中間転写体や転写部材等の取り扱いが容易と
なり、ユーザーメンテナンス性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例におけるカラー画像形成
装置の構成概略図
【図2】本発明の第一の実施例における保護カバーの開
閉機構部分の概略図
【図3】本発明の第一の実施例における、保護カバーと
受像紙案内部材とを兼用したときの構成概略図
【図4】本発明の第二の実施例におけるカラー画像形成
装置の構成概略図
【図5】本発明の第三の実施例におけるカラー画像形成
装置の構成概略図
【図6】本発明の第三の実施例におけるカラー画像形成
装置の上方からみた転写領域近傍の構成概略図
【図7】本発明の第三の実施例における、中間転写ユニ
ットを用いたときのカラー画像形成装置の構成概略図
【図8】本発明の第四の実施例におけるカラー画像形成
装置の構成概略図
【符号の説明】
12 像形成ユニット 13 露光装置 14 反射ミラー 15 中間転写ベルト 16 位置合わせセンサ 17 1次転写ローラ 18 架張ローラ 19 駆動ローラ 20 2次転写ローラ 21 受像紙 22 クリーニング装置 23 給紙ローラ 24 タイミングローラ 25 紙ジャムセンサ 26 定着装置 27 扉 28 支軸 29 保護カバー 30 アーム 31 回転ギヤ 32 第1支持棒 33 第2支持棒 34 ストッパ 35 中間転写ユニット 36 筐体 37 ホルダー 38 ホルダー支持部材 39 カム 40 除電針 50、51 バネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03G 15/01 114 G03G 15/00 554

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 前記扉を開ける動作と連動して、前記中間転写体の表面
    を覆うカバーと、 を具備することを特徴とする電子写真装置。
  2. 【請求項2】ジャムを起こした受像紙を除去するための
    取り出し口を開閉する扉が閉じた状態では、中間転写体
    を覆うカバーは、前記中間転写体と受像紙とが当接する
    転写領域の前記受像紙搬送方向上流側に位置し、前記転
    写領域へ前記受像紙を案内する受像紙案内部材として作
    用することを特徴とする請求項1記載の電子写真装置。
  3. 【請求項3】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 前記扉を開ける動作と連動して、前記中間転写体の表面
    を覆うカバーと、 を具備した電子写真装置であって、 前記中間転写体と前記カバーとが同一の筐体により支持
    され、前記電子写真装置本体から前記筐体が着脱自在と
    なるよう構成することを特徴とする電子写真装置。
  4. 【請求項4】静電潜像保持体上に形成された複数色のト
    ナー像が順次重ね転写される中間転写体と、 電子写真装置本体付属のジャム取り出し口を開ける動作
    と連動して前記中間転写体の表面を覆うカバーと、 前記中間転写体と前記カバーとを支持する筐体と、 を具備し、前記筐体は、前記電子写真装置本体から着脱
    自在となるよう構成されることを特徴とする中間転写ユ
    ニット。
  5. 【請求項5】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 前記静電潜像保持体の回転軸と垂直な方向に移動して、
    ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 を具備する電子写真装置であって、 前記扉が開かれた状態では、前記転写部材は前記中間転
    写体表面を間隙を介して覆うように配置されることを特
    徴とする電子写真装置。
  6. 【請求項6】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 を具備した電子写真装置であって、 前記中間転写体と前記転写部材とが同一の筐体により支
    持されるとともに、前記扉が開かれた状態では、前記転
    写部材は前記中間転写体表面を間隙を介して覆うように
    配置され、かつ前記電子写真装置本体から前記筐体が着
    脱自在となるよう構成されることを特徴とする電子写真
    装置。
  7. 【請求項7】静電潜像保持体上に形成された複数色のト
    ナー像が順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体に当接して前記中間転写体上のトナー像
    を受像紙に転写させ、かつ、ジャムを起こした受像紙を
    除去するための取り出し口に取り付けられた扉が開かれ
    た状態では、前記中間転写体表面を間隙を介して覆うよ
    うに配置された転写部材と、 前記中間転写体と前記転写部材とを支持する筐体と、 を具備し、前記筐体は、前記電子写真装置本体から着脱
    自在となるよう構成されることを特徴とする中間転写ユ
    ニット。
  8. 【請求項8】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接した転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 前記転写領域からみて受像紙搬送方向の下流側でかつ受
    像紙背面側に位置し、前記受像紙背面の電荷を放電させ
    る受像紙除電部材と、 前記静電潜像保持体の回転軸と垂直な方向に移動して、
    ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 を具備する電子写真装置であって、 前記扉が開かれた状態では、前記転写部材と前記受像紙
    除電部材は、前記中間転写体表面を間隙を介して覆うよ
    うに配置されることを特徴とする電子写真装置。
  9. 【請求項9】回転移動する静電潜像保持体と、 前記静電潜像保持体上にそれぞれ色の異なるトナー像を
    形成する現像部材と、 前記静電潜像保持体上に形成された複数色のトナー像が
    順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体と受像紙が当接する転写領域を形成し、
    前記中間転写体上に担持されたトナー像を受像紙上に転
    写させる転写部材と、 前記転写領域からみて受像紙搬送方向の下流側でかつ受
    像紙背面側に位置し、前記受像紙背面の電荷を放電させ
    る受像紙除電部材と、 ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し口を
    開閉する扉と、 を具備した電子写真装置であって、 前記中間転写体と前記転写部材と前記受像紙除電部材と
    が同一の筐体により支持されるとともに、前記扉が開か
    れた状態では、前記転写部材と前記受像紙除電部材とが
    前記中間転写体表面を間隙を介して覆うように配置さ
    れ、かつ前記電子写真装置本体から前記筐体が着脱自在
    となるよう構成されることを特徴とする電子写真装置。
  10. 【請求項10】静電潜像保持体上に形成された複数色の
    トナー像が順次重ね転写される中間転写体と、 前記中間転写体に当接して前記中間転写体上のトナー像
    を受像紙に転写させ、かつ、ジャムを起こした受像紙を
    除去するための取り出し口に取り付けられた扉が開かれ
    た状態では、前記中間転写体表面を間隙を介して覆うよ
    うに配置された転写部材と、 前記転写領域の受像紙搬送方向の下流側でかつ受像紙背
    面側に位置し、前記受像紙背面の電荷を放電させ、か
    つ、ジャムを起こした受像紙を除去するための取り出し
    口に取り付けられた扉が開かれた状態では、前記中間転
    写体表面を間隙を介して覆うように配置された受像紙除
    電部材と、 前記中間転写体と前記転写部材と前記受像紙除電部材と
    を支持する筐体と、 を具備し、前記筐体は、前記電子写真装置本体から着脱
    自在となるよう構成されることを特徴とする中間転写ユ
    ニット。
  11. 【請求項11】静電潜像保持体と中間転写体とが当接す
    る位置に設けられた筐体の開口部が中間転写ユニットの
    着脱動作に連動して開閉するカバーを設けることを特徴
    とする請求項3、6または9記載の電子写真装置。
  12. 【請求項12】静電潜像保持体と中間転写体とが当接す
    る位置に設けられた筐体の開口部が中間転写ユニットの
    着脱動作に連動して開閉するカバーを設けることを特徴
    とする請求項4、7または10記載の中間転写ユニッ
    ト。
JP7077499A 1995-04-03 1995-04-03 電子写真装置およびその装置に用いる中間転写ユニット Pending JPH08272229A (ja)

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DE69609548T DE69609548T2 (de) 1995-04-03 1996-03-30 Bilderzeugungsgerät und Zwischenbildträger-Einheit
EP96105155A EP0736820B1 (en) 1995-04-03 1996-03-30 Image forming apparatus and intermediate transfer unit
US08/626,345 US5787326A (en) 1995-04-03 1996-04-02 Image forming apparatus having a cover for protecting a transfer region of an intermediate transfer member when a door is opened

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