JPH0817671B2 - ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法 - Google Patents
ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法Info
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- JPH0817671B2 JPH0817671B2 JP3265445A JP26544591A JPH0817671B2 JP H0817671 B2 JPH0817671 B2 JP H0817671B2 JP 3265445 A JP3265445 A JP 3265445A JP 26544591 A JP26544591 A JP 26544591A JP H0817671 B2 JPH0817671 B2 JP H0817671B2
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- acid
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- leeks
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- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L5/00—Preparation or treatment of foods or foodstuffs, in general; Food or foodstuffs obtained thereby; Materials therefor
- A23L5/20—Removal of unwanted matter, e.g. deodorisation or detoxification
-
- A—HUMAN NECESSITIES
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- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L19/00—Products from fruits or vegetables; Preparation or treatment thereof
- A23L19/03—Products from fruits or vegetables; Preparation or treatment thereof consisting of whole pieces or fragments without mashing the original pieces
-
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- A23L—FOODS, FOODSTUFFS, OR NON-ALCOHOLIC BEVERAGES, NOT COVERED BY SUBCLASSES A21D OR A23B-A23J; THEIR PREPARATION OR TREATMENT, e.g. COOKING, MODIFICATION OF NUTRITIVE QUALITIES, PHYSICAL TREATMENT; PRESERVATION OF FOODS OR FOODSTUFFS, IN GENERAL
- A23L19/00—Products from fruits or vegetables; Preparation or treatment thereof
- A23L19/01—Instant products; Powders; Flakes; Granules
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- Nutrition Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Preparation Of Fruits And Vegetables (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はニンニク・ネギ類の特
殊な悪臭を除去または減少させ、しかもニンニク・ネギ
類のもつ特有の芳香、辛味、風味、栄養分を損なわない
ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法に関するものである。
殊な悪臭を除去または減少させ、しかもニンニク・ネギ
類のもつ特有の芳香、辛味、風味、栄養分を損なわない
ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ネギ類には、大別して長ネギ、玉
ネギ、ニラ等があり、ネギ (学名 Allium fistulosm)
には別にワケギ (A.f. var. Caespitosum)、ヤグラネギ
(A.f.var. viviparum) がある。玉ネギ(学名 Allium
Cepa) には通常の玉ネギ (onion) の他にトマトタマネ
ギ (tomato onion)、ポテトオニオン(potato onion)、
マルティプラィアーオニオン(multiplier onion)、ヤグ
ラタマネギ (A.C. forma proliferum)、トップオニオン
(top onion) などがある。ニラ類(学名 Allium tabero
sum) にもラッキョウ(オオニラ、サトニラ)= (Alliu
m Bakeri) などがある。ニンニク(学名 Allium sativum
forme pekinense) にもオオヒル(garlic)の他にヒメニ
ンニク(A. Scorodoprasum)、野蒜(ノビル)= (Allium
Grayi) などがあり古くから食用に供されている。これ
らのニンニク・ネギ類は強精食品とし、またスープその
他特定の料理には欠かせない素材として古くから使用さ
れている。ところが、これらニンニク・ネギ類には独特
の悪臭があり、料理中に悪臭として感じたり、或いは食
後に口臭や体臭として感じるため、社会生活上でその臭
気は難点とされていてニンニクについては種々の解決法
(除臭、脱臭法)が考えられている。しかし、玉ネギや
長ネギ等のネギ類に対する除臭法は例を見ることができ
ないが、玉ネギを利用した料理は他のネギ類、ニンニク
類と比較して多く、その臭気が残っているために食べな
いという人も多く、特に子供の食生活上においても玉ネ
ギの臭気は一つの難点となっている。加えて、玉ネギの
辛さ、えぐ(苦)さを除去すれば料理が一層おいしくな
ることが指摘されていて、玉ネギの辛さ、臭気を除去す
る技術を要請する声が料理家達の間で聞かれ始めてい
る。
ネギ、ニラ等があり、ネギ (学名 Allium fistulosm)
には別にワケギ (A.f. var. Caespitosum)、ヤグラネギ
(A.f.var. viviparum) がある。玉ネギ(学名 Allium
Cepa) には通常の玉ネギ (onion) の他にトマトタマネ
ギ (tomato onion)、ポテトオニオン(potato onion)、
マルティプラィアーオニオン(multiplier onion)、ヤグ
ラタマネギ (A.C. forma proliferum)、トップオニオン
(top onion) などがある。ニラ類(学名 Allium tabero
sum) にもラッキョウ(オオニラ、サトニラ)= (Alliu
m Bakeri) などがある。ニンニク(学名 Allium sativum
forme pekinense) にもオオヒル(garlic)の他にヒメニ
ンニク(A. Scorodoprasum)、野蒜(ノビル)= (Allium
Grayi) などがあり古くから食用に供されている。これ
らのニンニク・ネギ類は強精食品とし、またスープその
他特定の料理には欠かせない素材として古くから使用さ
れている。ところが、これらニンニク・ネギ類には独特
の悪臭があり、料理中に悪臭として感じたり、或いは食
後に口臭や体臭として感じるため、社会生活上でその臭
気は難点とされていてニンニクについては種々の解決法
(除臭、脱臭法)が考えられている。しかし、玉ネギや
長ネギ等のネギ類に対する除臭法は例を見ることができ
ないが、玉ネギを利用した料理は他のネギ類、ニンニク
類と比較して多く、その臭気が残っているために食べな
いという人も多く、特に子供の食生活上においても玉ネ
ギの臭気は一つの難点となっている。加えて、玉ネギの
辛さ、えぐ(苦)さを除去すれば料理が一層おいしくな
ることが指摘されていて、玉ネギの辛さ、臭気を除去す
る技術を要請する声が料理家達の間で聞かれ始めてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明者は上記のよ
うな要請を検討して、ニンニク・ネギ類の悪臭や辛味を
抑えるために臭気や辛味について20年にわたって研究
を重ねた結果、悪臭気の成分は数種類の硫化アリル(all
yl sulfide) 類、すなわち硫化ジアリル(diallylsulfid
e)、二硫化アリル(allyl disulfide)、三硫化アリル(al
lyl trisulfide)、二硫化アリルプロピル(allyl disulf
ide propyl) が内部アルカリの作用で分解されてジスル
フィド (disulfide)、二硫化イオウ(Sulfide dioxide)
になって気化したものであることを突き止めるに至っ
た。またニンニク・ネギ類に含まれている芳香成分(い
わゆる料理をおいしいと感じさせる良い匂い)として、
シトラール(citral)、ゲラニオール (geraniol)、リナ
ロール (linalool)、フェランドレン (α-phellandrene
、β-phellandrene)等の沸点が171℃〜230℃で
あることを確認するに至った。更に辛味成分はキノバチ
ン (quinovatine) というアルカロイド(alkaloid) であ
る。このキノバチンは有機酸と結合して植物生体内に存
在しているが、酸と反応して塩を作ると水溶性となる性
質を有している。一方、ニンニク・ネギ類に含まれてい
るアリイン (alliin) が酵素アリイナーゼ (alliinase)
の作用で分解されると、アリシン (aricine) 、アンモ
ニア (ammonia) 、ピルビン酸 (pyruvic acid) が生成
され、アリシンとピルビン酸は強精作用があるものであ
る。これらの事実を基として本願発明者は、ニンニク・
ネギ類の悪臭物質を効率よく減少させて、食べる時には
ニンニクやネギ類特有の臭は少し残っているが食後は口
臭、体臭として感じられなくなり、辛味は抑えられ、芳
香や栄養分はそのまま残っているというニンニク・ネギ
類の悪臭処理方法を提供することを目的として本願発明
をするに至った。
うな要請を検討して、ニンニク・ネギ類の悪臭や辛味を
抑えるために臭気や辛味について20年にわたって研究
を重ねた結果、悪臭気の成分は数種類の硫化アリル(all
yl sulfide) 類、すなわち硫化ジアリル(diallylsulfid
e)、二硫化アリル(allyl disulfide)、三硫化アリル(al
lyl trisulfide)、二硫化アリルプロピル(allyl disulf
ide propyl) が内部アルカリの作用で分解されてジスル
フィド (disulfide)、二硫化イオウ(Sulfide dioxide)
になって気化したものであることを突き止めるに至っ
た。またニンニク・ネギ類に含まれている芳香成分(い
わゆる料理をおいしいと感じさせる良い匂い)として、
シトラール(citral)、ゲラニオール (geraniol)、リナ
ロール (linalool)、フェランドレン (α-phellandrene
、β-phellandrene)等の沸点が171℃〜230℃で
あることを確認するに至った。更に辛味成分はキノバチ
ン (quinovatine) というアルカロイド(alkaloid) であ
る。このキノバチンは有機酸と結合して植物生体内に存
在しているが、酸と反応して塩を作ると水溶性となる性
質を有している。一方、ニンニク・ネギ類に含まれてい
るアリイン (alliin) が酵素アリイナーゼ (alliinase)
の作用で分解されると、アリシン (aricine) 、アンモ
ニア (ammonia) 、ピルビン酸 (pyruvic acid) が生成
され、アリシンとピルビン酸は強精作用があるものであ
る。これらの事実を基として本願発明者は、ニンニク・
ネギ類の悪臭物質を効率よく減少させて、食べる時には
ニンニクやネギ類特有の臭は少し残っているが食後は口
臭、体臭として感じられなくなり、辛味は抑えられ、芳
香や栄養分はそのまま残っているというニンニク・ネギ
類の悪臭処理方法を提供することを目的として本願発明
をするに至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決するために次のような手段を講じた。
決するために次のような手段を講じた。
【0005】 重炭酸ソーダを含む処理液にバッハ
(buffer) としてクエン酸、酒石酸、リンゴ酸等のカル
ボン酸その他の有機酸(フイチン酸、サク酸等)を含有
させておき、この浴中にニンニク・ネギ類を浸漬し除
臭、除辛処理した。
(buffer) としてクエン酸、酒石酸、リンゴ酸等のカル
ボン酸その他の有機酸(フイチン酸、サク酸等)を含有
させておき、この浴中にニンニク・ネギ類を浸漬し除
臭、除辛処理した。
【0006】 前記処理液は水10kg当り、重炭酸ソ
ーダ50g〜200g、バッハ (buffer) としての酸を2
0g〜500gの範囲で、浴のpHは5〜9.5で好ましく
は5.5〜8.0とした。
ーダ50g〜200g、バッハ (buffer) としての酸を2
0g〜500gの範囲で、浴のpHは5〜9.5で好ましく
は5.5〜8.0とした。
【0007】 前記処理液量に対する被処理物の量は
浴に被処理物が充分に浸漬される程度で処理時間はニン
ニク・ネギ類等の丸ごとで40分〜90分、スライスに
した場合は10〜20分の処理で充分に減臭化ができ
る。
浴に被処理物が充分に浸漬される程度で処理時間はニン
ニク・ネギ類等の丸ごとで40分〜90分、スライスに
した場合は10〜20分の処理で充分に減臭化ができ
る。
【0008】
【作用】上記のように構成されたこの発明は次のような
作用を有している。
作用を有している。
【0009】 処理液中の重炭酸ソーダは、ニンニク
・ネギ類への浸透性にすぐれていて、前記した悪臭の基
となる物質である硫化アリル (allyl sulfide) に直接
作用してこれを分解し、悪臭成分としてのジスルフィド
(disulfide)、二硫化イオウ(sulfide dioxide) を処理
中に急速に発生させてしまうため、処理後はジスルフィ
ド等が発生しなくなるため臭気が除去される、という作
用がある。従って、長時間の処理によって完全に悪臭の
発生を防止することができるが、完全に臭を除去しては
ニンニクやネギ特有の臭いが無いものとなり、ニンニク
やネギを食べる価値がなくなってしまう。そのために悪
臭が50%〜10%は残るように考慮して処理すること
に特徴がある。
・ネギ類への浸透性にすぐれていて、前記した悪臭の基
となる物質である硫化アリル (allyl sulfide) に直接
作用してこれを分解し、悪臭成分としてのジスルフィド
(disulfide)、二硫化イオウ(sulfide dioxide) を処理
中に急速に発生させてしまうため、処理後はジスルフィ
ド等が発生しなくなるため臭気が除去される、という作
用がある。従って、長時間の処理によって完全に悪臭の
発生を防止することができるが、完全に臭を除去しては
ニンニクやネギ特有の臭いが無いものとなり、ニンニク
やネギを食べる価値がなくなってしまう。そのために悪
臭が50%〜10%は残るように考慮して処理すること
に特徴がある。
【0010】 処理液中のバッハとしての酸は、重炭
酸ソーダの強いアルカリ性を中和させると共に、ニンニ
ク・ネギ類のアルカロイド (alkaloid) に作用してこれ
を中和、水溶性化して浴中に析出させる作用を有し、こ
れによって辛さが緩和されると共に、処理されたニンニ
ク・ネギ類のpHを安定化させる作用がある。
酸ソーダの強いアルカリ性を中和させると共に、ニンニ
ク・ネギ類のアルカロイド (alkaloid) に作用してこれ
を中和、水溶性化して浴中に析出させる作用を有し、こ
れによって辛さが緩和されると共に、処理されたニンニ
ク・ネギ類のpHを安定化させる作用がある。
【0011】
【実施例】この実施例はニンニク球根の皮を剥いだ状態
で食べるときには臭うが、食後は口臭、体臭が発生しな
いように加工処理をする例を示す。
で食べるときには臭うが、食後は口臭、体臭が発生しな
いように加工処理をする例を示す。
【0012】水道水10kg当り重炭酸ソーダ100gと
クエン酸30g、酒石酸20gを添加した浴を作り、これ
を25℃に保温した状態で5kgの皮を剥いだニンニク球
根を浸漬させ80分後に取り出して水洗し、遠心分離機
で脱水させた。これは浸漬によって含有水分が90重量
%近くまで増加するので、含有水分を60重量%前後ま
で減少させるためである。この遠心脱水後は20〜30
℃の送風乾燥をした。この遠心脱水に変えて減圧(10
0〜300ミリバール)による脱水をすることができ
る。
クエン酸30g、酒石酸20gを添加した浴を作り、これ
を25℃に保温した状態で5kgの皮を剥いだニンニク球
根を浸漬させ80分後に取り出して水洗し、遠心分離機
で脱水させた。これは浸漬によって含有水分が90重量
%近くまで増加するので、含有水分を60重量%前後ま
で減少させるためである。この遠心脱水後は20〜30
℃の送風乾燥をした。この遠心脱水に変えて減圧(10
0〜300ミリバール)による脱水をすることができ
る。
【0013】このようにして処理されたニンニク球根
(約20g)と未処理のニンニク球根とをそれぞれ3人
のパネラーに食べてもらって、食後5分、食後30分後
における呼気をそれぞれ分析測定した結果は表1のとお
りで、いわゆる悪臭として感じられる3種類のメルカプ
タンの量は処理したことによって著しく減少しているこ
とが認められる。
(約20g)と未処理のニンニク球根とをそれぞれ3人
のパネラーに食べてもらって、食後5分、食後30分後
における呼気をそれぞれ分析測定した結果は表1のとお
りで、いわゆる悪臭として感じられる3種類のメルカプ
タンの量は処理したことによって著しく減少しているこ
とが認められる。
【0014】(表 1)
【0015】一般に臭を感じるのは1ppm前後の濃度で
あるといわれているので、本願発明による処理法で処理
したものは、食べるときにニンニク臭が未処理ニンニク
に比して半減以下であるが特有の臭いは残っていること
が認められ、同時に辛さも半減以下に抑えられている。
しかし処理によって悪臭物質を分解除去してあるために
食後30分もすると、ほとんど口臭として感じなくなる
ことが認められ、当然に翌日になってもニンニク食後の
特有の悪い体臭が生じることはない。また芳香はほとん
ど失われずに残っており、アリシン、ピルビン酸等も損
なわれることがないので、栄養及び風味を充分に料理に
利用することができる。前記処理液の温度を保温したの
は、浴の浸透性を効率よくするためであるが、人体温よ
り高いと豊富なビタミン類が破壊されるため、浴温は3
5℃〜20℃程度が好ましい。また脱水、乾燥について
も35℃を超えない方が好ましく、特に減圧脱水の場合
は15℃以下にならないようにすること、及び気圧が6
0ミリバールで温度42℃では常温での水の沸点と同じ
作用があるため、被加工物に対する温度が35℃を超え
ないような室温と気圧の組合せをすることが要求され
る。通常の生ニンニク球根の含有水分は65重量%〜8
0重量%であるから処理後のニンニク球根の含有水分は
60〜55重量%まで減少させておく方が生ニンニクと
して耐久性がある。乾燥させる場合には含有水分を11
〜8重量%程度にする。
あるといわれているので、本願発明による処理法で処理
したものは、食べるときにニンニク臭が未処理ニンニク
に比して半減以下であるが特有の臭いは残っていること
が認められ、同時に辛さも半減以下に抑えられている。
しかし処理によって悪臭物質を分解除去してあるために
食後30分もすると、ほとんど口臭として感じなくなる
ことが認められ、当然に翌日になってもニンニク食後の
特有の悪い体臭が生じることはない。また芳香はほとん
ど失われずに残っており、アリシン、ピルビン酸等も損
なわれることがないので、栄養及び風味を充分に料理に
利用することができる。前記処理液の温度を保温したの
は、浴の浸透性を効率よくするためであるが、人体温よ
り高いと豊富なビタミン類が破壊されるため、浴温は3
5℃〜20℃程度が好ましい。また脱水、乾燥について
も35℃を超えない方が好ましく、特に減圧脱水の場合
は15℃以下にならないようにすること、及び気圧が6
0ミリバールで温度42℃では常温での水の沸点と同じ
作用があるため、被加工物に対する温度が35℃を超え
ないような室温と気圧の組合せをすることが要求され
る。通常の生ニンニク球根の含有水分は65重量%〜8
0重量%であるから処理後のニンニク球根の含有水分は
60〜55重量%まで減少させておく方が生ニンニクと
して耐久性がある。乾燥させる場合には含有水分を11
〜8重量%程度にする。
【0016】生ニンニクをスライス(1mm〜3mm厚さ)
した状態で除臭処理をする場合は前記処理浴を使用し、
浸漬時間は10分〜20分で充分に同様な除臭効果をあ
げることができる。すなわち、スライスの厚さやニンニ
ク個体の臭気や辛味の強さ並びに処理希望内容によって
処理時間を調節すればよい。
した状態で除臭処理をする場合は前記処理浴を使用し、
浸漬時間は10分〜20分で充分に同様な除臭効果をあ
げることができる。すなわち、スライスの厚さやニンニ
ク個体の臭気や辛味の強さ並びに処理希望内容によって
処理時間を調節すればよい。
【0017】前記処理浴において、水に対する重炭酸ソ
ーダの添加量は球根の場合に1重量%前後が好ましく、
スライスニンニクについては0.5〜0.3重量%まで
減少させても充分除臭効果が得られる。特に、あらかじ
め重炭酸ソーダのみの浴で処理して、後にバッハ用酸浴
で処理をする2浴処理をする場合は重炭酸ソーダの添加
量を0.4%〜0.8重量%にすることが好ましい。
ーダの添加量は球根の場合に1重量%前後が好ましく、
スライスニンニクについては0.5〜0.3重量%まで
減少させても充分除臭効果が得られる。特に、あらかじ
め重炭酸ソーダのみの浴で処理して、後にバッハ用酸浴
で処理をする2浴処理をする場合は重炭酸ソーダの添加
量を0.4%〜0.8重量%にすることが好ましい。
【0018】前記処理浴においてバッハとしての酸はカ
ルボン酸の中でもクエン酸を使用する方が経済的でかつ
風味がよい。クエン酸の単種のみの使用の他に別の酸を
複数組合せてもよい。フイチン酸(50%)を使用した
場合は、浴のpHが約10になり、処理時間が約2倍を
要する。サク酸を使用した場合には浴のpHは9.5と
なり、サク酸の刺激性で風味が劣ることがある。従って
処理浴のpHは5.5〜8.0の範囲が好ましく、これ
以外の処理浴で処理した場合にはpH5.5程度のクエ
ン酸浴に1分程度浸漬した後処理をすることで好ましい
効果を得ることができる。また浴の浸透及びニンニク内
の排出させたい物質の析出を効果的にするために、浴中
に10〜15gのエタノールを添加することができる。
更に栄養補強並びに酸化防止のために処理浴にビタミン
E、ビタミンC等を添加することができる。
ルボン酸の中でもクエン酸を使用する方が経済的でかつ
風味がよい。クエン酸の単種のみの使用の他に別の酸を
複数組合せてもよい。フイチン酸(50%)を使用した
場合は、浴のpHが約10になり、処理時間が約2倍を
要する。サク酸を使用した場合には浴のpHは9.5と
なり、サク酸の刺激性で風味が劣ることがある。従って
処理浴のpHは5.5〜8.0の範囲が好ましく、これ
以外の処理浴で処理した場合にはpH5.5程度のクエ
ン酸浴に1分程度浸漬した後処理をすることで好ましい
効果を得ることができる。また浴の浸透及びニンニク内
の排出させたい物質の析出を効果的にするために、浴中
に10〜15gのエタノールを添加することができる。
更に栄養補強並びに酸化防止のために処理浴にビタミン
E、ビタミンC等を添加することができる。
【0019】微細断ないし生擦りニンニクの除臭につい
ては、ニンニク10kgに対し、重炭酸ソーダ10g〜2
0g、クエン酸15g(クエン酸10g、乳酸5gの場合も
可)ないし30gを添加混合させることで効率よい除臭
ができる。ただし、重炭酸ソーダを除去しようとすれば
ニンニク汁も除去されるため固形ニンニクを処理してか
らペースト状にする方が好ましい。
ては、ニンニク10kgに対し、重炭酸ソーダ10g〜2
0g、クエン酸15g(クエン酸10g、乳酸5gの場合も
可)ないし30gを添加混合させることで効率よい除臭
ができる。ただし、重炭酸ソーダを除去しようとすれば
ニンニク汁も除去されるため固形ニンニクを処理してか
らペースト状にする方が好ましい。
【0020】次に玉ネギの場合、その臭気成分はニンニ
クと同様に、二硫化プロピルアリル(allyl disulfide p
ropyl)、硫化アリル (allyl sulfide) などであるが、
ニンニクより含有量が半減以下であるから前記ニンニク
の処理方法において処理時間を短縮するだけで充分であ
る。例えば厚さ10mm以下のスライスでは処理液への浸
漬時間は10〜20分で充分である。ただ玉ネギは全体
として100を超える品種があり、特に辛種と甘種があ
るため、辛種の辛味成分であるキノバチン (quinovatin
e) の多い品種の処理においては前記カルボン酸の量を
少し多目にして浴のpHを5.5に近くして処理時間を
長くする方が好ましい。例えば通常の日本種玉ネギに含
まれている悪臭成分をガスクロマトグラフで測定してみ
ると3種のメルカプタンの量は次のようになる。すなわ
ち玉ネギ球根20gを未処理のままそれぞれ5人のパネ
ラーに食べてもらって、食後5分と30分の2回にわた
って測定すると、食後5分の場合、プロピルメルカプタ
ンは3.7ppm,メチルメル カプタンは3.6ppm,エチ
ルメルカプタンは4.5ppmであった。(表2参照)こ
れを前記表1のニンニクと比較してみると、エチルメル
カプタンの量はニンニクより玉ネギの方が約2分の1で
あるが、プロピルメルカプタンの量は玉ネギの方がニン
ニクよりも1.5倍も多いことが判る。また食後の30
分における測定値はプロピルメルカプタン2.8,メチ
ルメルカプタン2.4,エチルメルカプタン3.1(何
れもppm)であり、やはり悪臭として感じられる濃度で
ある。そこで水10kg当り炭酸ソーダ300gとクエン
酸500gとを添加してpH5.5の浴を作り、これに皮
を剥いた北海道産大玉ネギ(直径8センチないし10セ
ンチ)を5kg当り浸漬して120分後に取り出し、水洗
の後、遠心脱水機で5分間脱水させた。該処理後の玉ネ
ギを切断して20gを5人のパネラーにそれぞれ食べさ
せて、食後5分と食後30分の2回にわたってそのパネ
ラーの呼気をガスクロマトグラフで3種の濃度を測定し
た結果は表2に示す通りで、玉ネギの芯部分の減臭も完
全であった。また辛味もほとんどなくなり、甘味が感じ
られた。前記と同じ浴において、玉ネギを3センチ角切
り以下の大きさに細断して10分、15分、20分、2
5分間浸漬の4種の実施をした後、水洗して水切りをし
た。その結果、厚さ5ミリ以下のスライス玉ネギは10
分〜15分、3センチ角で20分間の処理で前記表2に
示す3種のメルカプタン濃度とほぼ同じ処理が可能であ
った。
クと同様に、二硫化プロピルアリル(allyl disulfide p
ropyl)、硫化アリル (allyl sulfide) などであるが、
ニンニクより含有量が半減以下であるから前記ニンニク
の処理方法において処理時間を短縮するだけで充分であ
る。例えば厚さ10mm以下のスライスでは処理液への浸
漬時間は10〜20分で充分である。ただ玉ネギは全体
として100を超える品種があり、特に辛種と甘種があ
るため、辛種の辛味成分であるキノバチン (quinovatin
e) の多い品種の処理においては前記カルボン酸の量を
少し多目にして浴のpHを5.5に近くして処理時間を
長くする方が好ましい。例えば通常の日本種玉ネギに含
まれている悪臭成分をガスクロマトグラフで測定してみ
ると3種のメルカプタンの量は次のようになる。すなわ
ち玉ネギ球根20gを未処理のままそれぞれ5人のパネ
ラーに食べてもらって、食後5分と30分の2回にわた
って測定すると、食後5分の場合、プロピルメルカプタ
ンは3.7ppm,メチルメル カプタンは3.6ppm,エチ
ルメルカプタンは4.5ppmであった。(表2参照)こ
れを前記表1のニンニクと比較してみると、エチルメル
カプタンの量はニンニクより玉ネギの方が約2分の1で
あるが、プロピルメルカプタンの量は玉ネギの方がニン
ニクよりも1.5倍も多いことが判る。また食後の30
分における測定値はプロピルメルカプタン2.8,メチ
ルメルカプタン2.4,エチルメルカプタン3.1(何
れもppm)であり、やはり悪臭として感じられる濃度で
ある。そこで水10kg当り炭酸ソーダ300gとクエン
酸500gとを添加してpH5.5の浴を作り、これに皮
を剥いた北海道産大玉ネギ(直径8センチないし10セ
ンチ)を5kg当り浸漬して120分後に取り出し、水洗
の後、遠心脱水機で5分間脱水させた。該処理後の玉ネ
ギを切断して20gを5人のパネラーにそれぞれ食べさ
せて、食後5分と食後30分の2回にわたってそのパネ
ラーの呼気をガスクロマトグラフで3種の濃度を測定し
た結果は表2に示す通りで、玉ネギの芯部分の減臭も完
全であった。また辛味もほとんどなくなり、甘味が感じ
られた。前記と同じ浴において、玉ネギを3センチ角切
り以下の大きさに細断して10分、15分、20分、2
5分間浸漬の4種の実施をした後、水洗して水切りをし
た。その結果、厚さ5ミリ以下のスライス玉ネギは10
分〜15分、3センチ角で20分間の処理で前記表2に
示す3種のメルカプタン濃度とほぼ同じ処理が可能であ
った。
【0021】
【0022】一方、水10kg当り、重炭酸ソーダを50
0g,クエン酸を300g添加した浴による前記と同じ
玉ネギ(丸のまま、細断物)を処理した結果、減臭作用
にはほとんど変りはないが少し時間が多くかかること,
並びに味が落ちることが判った。従って、生玉ネギ球根
の場合は水に対して重炭酸ソーダは3%〜5%の範囲
で、浴のpHを5〜9とし、好ましくはpH5.5前後にす
ることとクエン酸を多目にする方が味がよくなることが
確認された。
0g,クエン酸を300g添加した浴による前記と同じ
玉ネギ(丸のまま、細断物)を処理した結果、減臭作用
にはほとんど変りはないが少し時間が多くかかること,
並びに味が落ちることが判った。従って、生玉ネギ球根
の場合は水に対して重炭酸ソーダは3%〜5%の範囲
で、浴のpHを5〜9とし、好ましくはpH5.5前後にす
ることとクエン酸を多目にする方が味がよくなることが
確認された。
【0023】 次に長ネギ、ニラ類の場合は、やはり悪臭
成分並びに辛味成分はニンニクのそれと同じで、量が少
ないだけである。従って処理液は前記ニンニク処理の場
合と同じでよく、処理時間を短縮すれば充分である。長
ネギ、ニラ類で、例えば長さを3センチ位いに切って使
用するものにおいては、処理時間は15分程度で充分で
ある。また厚さ5ミリ以下に細断、スライスする場合に
は10分程度で充分に辛味が除去される。ラッキョの場
合はその臭気はニンニク臭とは違うが、これはアリイン
の含有量が少ないだけで、実質的には同じ悪臭成分を含
有している。従って、処理液において重炭酸ソーダ量と
バッハとしての酸の量はニンニク処理の場合の約60%
程度で充分に除臭することができる。
成分並びに辛味成分はニンニクのそれと同じで、量が少
ないだけである。従って処理液は前記ニンニク処理の場
合と同じでよく、処理時間を短縮すれば充分である。長
ネギ、ニラ類で、例えば長さを3センチ位いに切って使
用するものにおいては、処理時間は15分程度で充分で
ある。また厚さ5ミリ以下に細断、スライスする場合に
は10分程度で充分に辛味が除去される。ラッキョの場
合はその臭気はニンニク臭とは違うが、これはアリイン
の含有量が少ないだけで、実質的には同じ悪臭成分を含
有している。従って、処理液において重炭酸ソーダ量と
バッハとしての酸の量はニンニク処理の場合の約60%
程度で充分に除臭することができる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明は極めて
短時間でかつ簡単な処理でニンニク・ネギ類の悪臭と辛
味を減少させることができるために、次のようなすぐれ
た効果を有している。
短時間でかつ簡単な処理でニンニク・ネギ類の悪臭と辛
味を減少させることができるために、次のようなすぐれ
た効果を有している。
【0025】 A.ニンニク球根の場合は乾燥させて、そ
のまま使用するか、粉末にするほか、生擦りとしてビン
詰め、チューブ詰めとして料理に使用するのに適してい
る。
のまま使用するか、粉末にするほか、生擦りとしてビン
詰め、チューブ詰めとして料理に使用するのに適してい
る。
【0026】 B.ニンニク球根のスライスは、密封袋や
パックケース入りで販売して料理用に使用するのに適し
ており、例えばスライス片を日本酒、ウィスキー、ビー
ル、ワイン等にそのまま浮かべて飲んで1日の疲れをい
やすことができる。
パックケース入りで販売して料理用に使用するのに適し
ており、例えばスライス片を日本酒、ウィスキー、ビー
ル、ワイン等にそのまま浮かべて飲んで1日の疲れをい
やすことができる。
【0027】 C.ニンニク粉はスパイスとして使用でき
るほか、酒、スープ、練食品、菓子、ソバ・ウドン・マ
カロニ、パンその他に混入させることができる。
るほか、酒、スープ、練食品、菓子、ソバ・ウドン・マ
カロニ、パンその他に混入させることができる。
【0028】 D.玉ネギはスープその他の料理に多く使
用されているため、主として細切断した状態で処理して
密封袋に収容しスーパーマーケットの冷蔵保存展示売場
で消費者に販売するとか、料理店に配達供給することに
よって、工場から新鮮で辛味や臭のない玉ネギを供給す
ることができる。
用されているため、主として細切断した状態で処理して
密封袋に収容しスーパーマーケットの冷蔵保存展示売場
で消費者に販売するとか、料理店に配達供給することに
よって、工場から新鮮で辛味や臭のない玉ネギを供給す
ることができる。
【0029】 E.長ネギについても、料理によっては、
3センチ位いの長さが必要な場合(例えば野菜煮物、ス
ープ、スキヤキ、日本料理のミソ汁等)と、スライスし
たものが必要な場合があるので、やはり処理後密封袋に
収容して販売すると小人数の人達にも需要は多い。
3センチ位いの長さが必要な場合(例えば野菜煮物、ス
ープ、スキヤキ、日本料理のミソ汁等)と、スライスし
たものが必要な場合があるので、やはり処理後密封袋に
収容して販売すると小人数の人達にも需要は多い。
【0030】 F.ラッキョについては食酢に漬けても臭
さが残っているが、この発明による処理によって臭味が
なくなるため、数少ない酢漬物として賞味されて商品価
値を向上させることができる。
さが残っているが、この発明による処理によって臭味が
なくなるため、数少ない酢漬物として賞味されて商品価
値を向上させることができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 水10kg当り、重炭酸ソーダ50g〜20
0g、バッハ(buffer)としてクエン酸、酒石酸、リンゴ
酸等のカルボン酸、その他、フイチン酸、サク酸等の有
機酸から選択される1種又は複合酸を20g〜500gの
範囲で添加し、処理浴のpH5〜9.5中にニンニク・ネ
ギ類を浸漬し悪臭及び辛味を普通品より50%以下に減
少させて、食べる時には臭や辛味及び特有の芳香は残っ
ているが、食後は悪い口臭や体臭が生じないニンニク・
ネギ類の悪臭処理方法。 - 【請求項2】 水10kg当り重炭酸ソーダ100g、ク
エン酸30〜50gを添加して浴のpHを5.5前後と
し、該浴を20〜30℃に保温した状態で5kg前後のニ
ンニク球根或いは角切り玉ネギ、これらと同程度の大き
さの切断長ネギの何れかを浸漬して、実質的に未処理品
よりも悪臭及び辛味が50%以下となるまで処理後取り
出し水洗し、前記処理をすることによって多く含有され
た水分を短時間で除水し、食べる時には臭と辛味があ
り、食後は特有の悪口臭や体臭の生じないニンニク・ネ
ギ類の悪臭処理方法。 - 【請求項3】 水10kg当り重炭酸ソーダを50g〜2
00g添加した処理液中にニンニク・ネギ類を10分〜
90分間浸漬してニンニク・ネギ類が含有している数種
の硫化アリル類を分解させて悪臭成分をあらかじめ50
%以下に除去する処理をして後、カルボン酸、有機酸か
ら選択される酸の単種又は複合体を水10kg当り20g
〜500g添加したバッハ用処理液中に10分〜90分
間浸漬してニンニク・ネギ類のアルカリ成分を中和、或
いは辛味成分のキノバチン (quinovatine) を中和させ
て辛味を減少させて、食べる時には特有の臭と辛味があ
り、食後は特有の口臭や体臭の生じないニンニク・ネギ
類の悪臭処理方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3265445A JPH0817671B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法 |
US07/933,256 US5260090A (en) | 1991-09-18 | 1992-08-21 | Process for deodoring garlic or welsh onion and the like |
KR1019920016810A KR950009176B1 (ko) | 1991-09-18 | 1992-09-16 | 마늘, 파류의 악취처리방법 |
CN92110719A CN1031975C (zh) | 1991-09-18 | 1992-09-16 | 脱蒜臭、洋葱臭及类似臭味的方法 |
CH2940/92A CH685663A5 (de) | 1991-09-18 | 1992-09-18 | Verfahren um essbare Zwiebeln, insbesondere Knoblauch oder Winterzwiebel zu desodorisieren. |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662781A JPH0662781A (ja) | 1994-03-08 |
JPH0817671B2 true JPH0817671B2 (ja) | 1996-02-28 |
Family
ID=17417256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3265445A Expired - Lifetime JPH0817671B2 (ja) | 1991-09-18 | 1991-09-18 | ニンニク・ネギ類の悪臭処理方法 |
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---|---|
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JP (1) | JPH0817671B2 (ja) |
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CN (1) | CN1031975C (ja) |
CH (1) | CH685663A5 (ja) |
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EP1966229B1 (en) | 2005-09-12 | 2015-10-21 | Abela Pharmaceuticals, Inc. | Systems for removing dimethyl sulfoxide (dmso) or related compounds, or odors associated with same |
EP1937286B1 (en) | 2005-09-12 | 2016-03-09 | Abela Pharmaceuticals, Inc. | Compositions comprising dimethyl sulfoxide (dmso) |
US8435224B2 (en) | 2005-09-12 | 2013-05-07 | Abela Pharmaceuticals, Inc. | Materials for facilitating administration of dimethyl sulfoxide (DMSO) and related compounds |
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MX353712B (es) | 2009-10-30 | 2018-01-24 | Abela Pharmaceuticals Inc | Formulaciones de sulfoxido de dimetilo (dmso) y metilsulfonilmetano (msm) para tratar osteoartritis. |
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