JPH09205985A - 漬物および漬物の製造方法 - Google Patents

漬物および漬物の製造方法

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JPH09205985A
JPH09205985A JP4051396A JP4051396A JPH09205985A JP H09205985 A JPH09205985 A JP H09205985A JP 4051396 A JP4051396 A JP 4051396A JP 4051396 A JP4051396 A JP 4051396A JP H09205985 A JPH09205985 A JP H09205985A
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JP
Japan
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pickling
radish
pickles
salt
turmeric
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JP4051396A
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Takashi Isa
敬 伊佐
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Abstract

(57)【要約】 【課題】大根などの材料を漬けてなる漬物および漬物の
製造方法に関し、化学的な着色料を使用せずに、美しい
色を出すことができ、完全自然な漬物を実現することを
目的とする。 【解決手段】大根その他の材料を、少なくともウコン成
分を含む液に漬けてなる漬物であり、その製造方法は、
大根その他の材料を、食塩ないし食塩水を用いて荒漬け
する工程と、荒漬けされた材料を、砂糖成分を含む液に
漬けて塩抜きする工程と、塩抜きされた材料を、少なく
ともウコン成分を含む本漬け用の液に本漬けする工程
と、を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学的な着色料や調味
料を用いずに、大根などの材料を漬けてなる漬物および
漬物の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】従来か
ら、大根その他の材料を漬けた漬物が知られているが、
着色料や調味料として、化学品を用いた物が多く、自然
食品が好まれる現代にはマッチしない。一方、自然食品
店で売られている漬物は、化学的な着色料を使用しない
ため、美しい色を出すことができず、商品価値が劣る。
【0003】例えば、日本人に古くから好まれて来たた
くあん漬けは、「黄4」と呼ばれる化学着色料が使用さ
れている。その結果、見た目に美しく着色はされている
が、色がどぎつく、不自然である。したがって、化学着
色料が使用されておらず、しかも自然な黄色が出せる
と、たくあん漬けに代わる漬物として、日本人に愛用さ
れよう。
【0004】このように、人工の着色料を使用せずに、
しかも美しい色を出せれば、市場性も高くなり、自然食
品としての特長を十分に発揮できる。
【0005】本発明の技術的課題は、このような問題に
着目し、化学的な着色料を使用せずに、美しい色を出す
ことができ、完全自然な漬物を実現することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の技術的課題は次
のような手段によって解決される。請求項1は、大根そ
の他の材料を、少なくともウコン成分を含む液に漬けて
なる漬物であり、植物であるウコンの根を乾燥粉末にし
た物などで漬け汁を造り、その中に大根などの材料を漬
けてあるため、ウコンによって黄色に着色される。
【0007】このように、化学的な着色料を使用しない
で、自然な黄色を出せるので、完全な自然食を実現でき
る。しかも、沖縄地方では、ウコンは健康食品として古
くから飲用に使用されているので、健康指向の漬物とし
て最適である。また、大根を漬けた場合は、従来のたく
あん漬けに代わる漬物として、食卓に提供することがで
きる。
【0008】請求項2は、図1に示すように、大根その
他の材料を、食塩ないし食塩水を用いて荒漬けする工程
と、荒漬けされた材料を、砂糖成分を含む液に漬けて塩
抜きする工程と、塩抜きされた材料を、少なくともウコ
ン成分を含む本漬け用の液に本漬けする工程と、を含む
ことを特徴とする漬物の製造方法である。
【0009】このように、荒漬け後に塩抜きし、その後
の本漬けの工程で、ウコンを含む液に漬けて着色するの
で、本漬けの工程で長い時間をかけてウコン成分の液に
漬けることによって、適度の黄色に着色できる。
【0010】請求項3は、図2に示すように、皮をむい
た大根を、食塩ないし食塩水を用いて荒漬けする工程
と、荒漬けされた大根を、砂糖成分を含む液に漬けて塩
抜きする工程と、塩抜きされた大根を、少なくとも砂糖
成分、酢およびウコン成分を含む本漬け用の液で本漬け
する工程と、を含むことを特徴とする漬物の製造方法で
ある。
【0011】このように、大根をウコン成分によって黄
色に着色すると、たくあん漬けに代わる漬物として食す
ることができる。しかも、硬い皮をむいてから、荒漬
け、塩抜きおよび本漬けするので、味が十分に浸透し、
しかも全体に渡って確実に黄色に着色される。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本発明による漬物の実施形態
を説明する。本発明の漬物は、大根その他の材料を、少
なくともウコン成分を含む液に漬けたものである。この
漬け液は、ウコンの他に砂糖や酢などが含まれていても
よい。
【0013】漬け込む材料は、大根のほかに、カブやパ
パイヤ、セロリ、人参なども可能である。また、皮が硬
い材料の場合は、皮をむいてから漬けた物が好ましい。
【0014】次に漬物の製造方法の実施形態を説明す
る。まず、図1、図2に示すように、食塩ないし食塩水
を用いて荒漬けする。このとき、漬物にする材料は、大
根やカブ、パパイヤ、セロリ、人参などが適している
が、これらに限られない。また、皮が硬い場合は皮をむ
いておく。
【0015】荒漬けした後に、砂糖を溶かした液に漬け
たり、上から砂糖をまぶし、さらに重石をして漬けるこ
とで、塩抜きする。
【0016】このようにして、塩抜きした後に、ウコン
成分を含む液で本漬けする。本漬け液は、ウコン成分の
ほかに、酢、砂糖なども加えて、味付けをするのが好ま
しい。
【0017】本漬けが完了すると、びんづめやパック包
装し、出荷する。このとき、本漬けに用いた液も入れて
おく。
【0018】本発明で用いるウコンは、熱帯アジア、台
湾、種子島、奄美諸島、沖縄などで自生または栽培され
ており、その根は生姜に似ている。その特徴は、独特な
香りを有し、主成分として黄色素クルクミン、ツルメロ
ンC15H22O、精油、脂肪油などを含み、沖縄地方
ではその薬効が知られており、煎じて飲用されている。
【0019】
〔材料と分量〕
大根 10kg(皮をむいたもの) 食塩(自然塩) 700g 塩抜き用砂糖 350g 〔本漬け用〕 砂糖 2.5kg みりん 1滴 酢 2カップ ウコン粉 大さじ1
【0020】〔製造方法〕 1.皮をむいた大根を、十文字に切って4分割し、約1
0kg用意する。沖縄産の自然塩(沖縄では「島まあ
す」と呼ぶ)700gとともに樽に入れ、約10kgの
重石を載せて、約1昼夜漬け込むことで、荒漬けする。
このとき、大根の上から食塩を振りかけてもよく、予め
食塩水をつくり、その中に漬けてもよいし、両者を併用
してもよい。。
【0021】2.荒漬けの液を切ってから樽に入れ、3
50gの砂糖を振りかけて、約10kgの重石をして、
約1昼夜漬け込んで、塩抜きする。このように、塩抜き
することで、塩分が制限されている人でも食べられるよ
うにする。
【0022】3.十分に水切りした後、食べやすい大き
さに切る。また、本漬け用の液をつくる。まず、水4カ
ップ、砂糖2.5kg、必要に応じてみりん1滴を加え、
沸騰させる。そして、50°C程度まで冷ましてから、
酢2カップとウコン粉大さじ1杯を加えて、よく混ぜ
る。
【0023】4.完全に冷却してから、前記の大根を入
れ、約2週間寝かせると、大根のウコン漬けが完成す
る。
【0024】5.びん詰めやパック詰めにして包装し、
出荷する。このとき、本漬けに用いた液を適量入れてお
く。
【0025】
【発明の効果】請求項1のように、大根その他の材料
を、少なくともウコン成分を含む液に漬けてなる漬物
は、化学的な着色料を使用しないで、自然な黄色を出せ
るので、完全な自然食を実現できる。しかも、ウコンは
健康食品として古くから知られているので、ヘルシーな
漬物として最適である。
【0026】ウコンだけでは、独特の味や香りのため
に、飲用しにくいが、漬物として大根などにしみ込ませ
ると、漬物と一緒に自然に摂取できるので、ウコンを摂
取したい人に重宝されよう。また、大根を漬けた場合
は、従来のたくあん漬けに代わる漬物として、食卓に提
供することができる。
【0027】請求項2によると、荒漬け後に塩抜きし、
その後の本漬けの工程で、ウコンを含む液に漬けて着色
するので、本漬けの工程で長い時間をかけてウコン成分
の液に漬けることによって、適度の黄色に着色できる。
【0028】請求項3によると、本漬けの工程で長い時
間をかけてウコン成分の液に大根を漬けることによっ
て、適度の黄色に着色できるため、たくあん漬けに代わ
る漬物として食することができる。しかも、硬い皮をむ
いてから、荒漬け、塩抜きおよび本漬けするので、味が
十分に浸透し、しかも全体に渡って確実に黄色に着色さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項2の漬物の製造方法を示すフローチャ
ートである。
【図2】 請求項3の漬物の製造方法を示すフローチャ
ートである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大根その他の材料を、少なくともウコン
    成分を含む液に漬けてなることを特徴とする漬物。
  2. 【請求項2】 大根その他の材料を、食塩ないし食塩水
    を用いて荒漬けする工程と、 荒漬けされた材料を、砂糖成分を含む液に漬けて塩抜き
    する工程と、 塩抜きされた材料を、少なくともウコン成分を含む本漬
    け用の液に本漬けする工程と、 を含むことを特徴とする漬物の製造方法。
  3. 【請求項3】 皮をむいた大根を、食塩ないし食塩水を
    用いて荒漬けする工程と、 荒漬けされた大根を、砂糖成分を含む液に漬けて塩抜き
    する工程と、 塩抜きされた大根を、少なくとも砂糖成分、酢およびウ
    コン成分を含む本漬け用の液に本漬けする工程と、 を含むことを特徴とする漬物の製造方法。
JP4051396A 1996-02-02 1996-02-02 漬物および漬物の製造方法 Pending JPH09205985A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009039020A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Heiichiro Nishioka 梅干しの製造方法
KR100923799B1 (ko) * 2007-11-15 2009-10-27 백봉준 강황을 함유하는 갓김치의 제조방법 및 이를 이용한 갓김치
KR100937933B1 (ko) * 2007-12-27 2010-01-21 정형석 황금 울금굴비 가공방법
JP2015019597A (ja) * 2013-07-16 2015-02-02 李 廷蘭 風味改善剤、風味が改善された漬物およびその製造方法
JP2015164437A (ja) * 2015-06-22 2015-09-17 李 廷蘭 風味改善剤、風味が改善された漬物およびその製造方法

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