JP2011072306A - トマト加工品及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】トマト加工品は、揮発性成分を固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により測定した際に、成分(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オン、成分(B)2−イソブチルチアゾール、及び成分(C)フルフラール、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド及びジメチルトリスルフィドの少なくとも一種が、測定結果を出力したチャートの積分面積比で成分(A)100に対し、成分(B)を3〜50、成分(C)を20〜200となる割合で含有する。このトマト加工品は、生ホールトマト又は粗切り生トマトを70℃〜120℃に湿熱加熱処理した後、粉砕し、ブリックスが9〜21%の範囲になるまで、35〜85℃で減圧濃縮処理することにより製造する。
【選択図】なし
Description
(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オン;
(B)2−イソブチルチアゾール; 及び
(C)フルフラール、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド及びジメチルトリスルフィドの少なくとも一種
を含有するトマト加工品であって、揮発性成分を固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法(SPME−GC−MS法)により測定した際に、成分(A)〜(C)が、測定結果を出力したチャートの積分面積比で成分(A)100に対し、成分(B)を3〜50、成分(C)を20〜200となる割合で含有することを特徴とするトマト加工品を提供する。
(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オン;
(B)2−イソブチルチアゾール; 及び
(C)フルフラール、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド及びジメチルトリスルフィドの少なくとも一種。
成分(B)2−イソブチルチアゾール 定量イオン質量 m/z99
成分(C)フルフラール 定量イオン質量 m/z96
ジメチルスルフィド 定量イオン質量 m/z62
ジメチルジスルフィド 定量イオン質量 m/z94、及び
ジメチルトリスルフィド 定量イオン質量 m/z126
まず、生ホールトマト又は粗切り生トマトを湿熱加熱処理する。湿熱加熱処理することにより、トマト中の酵素を失活させ、過度に青臭さ香が生ずることを防止することができる。また、ホールもしくは粗切りの状態のトマトを湿熱処理しても、損傷を受けた組織量が少ないので加熱香の発現も抑制することができる。
次に、湿熱加熱処理して得たホールトマト又は粗切りトマトを粉砕する。この場合、上述したように製造されたトマト缶詰のホールトマトを原料として使用してもよい。粉砕したトマトは、生トマトをそのまま粉砕したのでは無く、湿熱加熱処理されたものを粉砕しているので、粉砕処理によっても青臭さが過度に生じない。また、粉砕の方法としては、特に制限はなく、搾汁装置、ミキサー、チョッパー、マスコロイダー、コミットロール等の従来の粉砕装置を使用して行うことができる。
次に、粉砕したトマトを、ブリックスが9〜21%の範囲になるまで、35〜85℃で減圧濃縮処理することにより、本発明のトマト加工品、即ち、揮発性成分を固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法(SPME−GC−MS法)により測定した際に、測定結果を出力したチャートの積分面積比で成分(A)100に対し、成分(B)を3〜50、成分(C)を20〜200となる割合で含有するトマト加工品を得る。
成分(B)2−イソブチルチアゾール 定量イオン質量 m/z99
成分(C)フルフラール 定量イオン質量 m/z96
ジメチルスルフィド 定量イオン質量 m/z62
ジメチルジスルフィド 定量イオン質量 m/z94、及び
ジメチルトリスルフィド 定量イオン質量 m/z126
SPMEファイバー: Stable Flex 50/30μm, DVB/Carboxen/PDMS (Sigma-Aldrich Corp.)
オートサンプラー:Comb PAL (CTC Analitics)
予備加温: 40℃, 5min
撹拌速度: 300rpm (アジテータ on 20s; off 2s)
揮発性成分抽出: 40℃, 20min
脱着時間: 10 min
GCオーブン; Aglent 6890N (Agilent Technologies, Inc.)
カラム; SOLGEL-WAX; 30m, 0.25mm i.d., 0.25μm (SGE Analytical Science Pty. Ltd.)
GC温度条件: 35℃ (5min)→5℃/min→120℃→15℃/min→220℃ (6 min)
キャリアー: He, 1.0mL/min, コンスタントフロー(流量一定)モード
インジェクション: パルスド・スプリットレス
スプリットレス 1.5min→パージ50mL/min; パルス100kPa (1.6 mm)→47kPa(スタート時)
インレット温度: 250℃
ワークステション: MSD ChemStation Build 75 (Agilent Technologies, Inc.)
質量分析計: Agilent 5973N (Agilent Technologies, Inc.)
スキャン質量: m/z 29.0−290.0
イオン化方式: EI (70eV)
B型粘度計:株式会社東京計器製 BH型
品温:60℃
ローター:No.3
回転数:10rpm
長径約8cm、短径約4cmの細長い形状の完熟生ホールトマト(Lycopersicum esculentum P. Mill)を90℃の熱湯中に20分間浸漬することによりブランチングを行った。加熱によりトマトの中心品温は85℃まで達温した。得られたホールトマトを直径5mmの孔を有したチョッパー装置で粉砕した。粉砕物の粘度は2.5Pa.sである。得られた粉砕物を35℃で沸騰する減圧度で、ブリックスが9%となるまで1.2時間減圧濃縮することによりトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オン(フルーティー香)、成分(B)2−イソブチルチアゾール(青臭さ香)、成分(C)フルフラール(加熱香)、ジメチルスルフィド(加熱香)、ジメチルジスルフィド(加熱香)及びジメチルトリスルフィド(加熱香)の含有割合を測定した。得られた結果を表1に示す。
減圧度を45℃で沸騰するレベルに変更する以外は、実施例1を繰り返してブリックス9%となるまで1.1時間減圧濃縮することによりトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
減圧度を75℃で沸騰するレベルに変更する以外は、実施例1を繰り返してブリックス9%となるまで1時間減圧濃縮することによりトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
減圧度を85℃で沸騰するレベルに変更する以外は、実施例1を繰り返してブリックス9%となるまで1時間減圧濃縮することによりトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
減圧度を45℃で沸騰するレベルに変更し且つブリックスが16%となるまで1.8時間減圧濃縮した以外は、実施例1を繰り返してブリックス16%のトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
減圧度を45℃で沸騰するレベルに変更し且つブリックスが21%となるまで2時間減圧濃縮した以外は、実施例1を繰り返してブリックス21%のトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
実施例2において、トマトの粉砕処理をミキサーで行い、粘度1.5Pa・sのトマト粉砕物を調製し、この粉砕物を用いた以外は実施例2と同様にしてトマトピューレーを得た。
実施例2において、45℃での沸騰状態を維持する一方で、蒸発スピードが遅くなるように減圧の程度を緩和することにより減圧処理時間を3時間とした以外は、実施例2と同様にしてトマトピューレーを得た。
実施例1において、減圧濃縮する前のトマト粉砕物を、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
減圧濃縮に代えて、90℃で沸騰する条件下、鍋で加熱濃縮した以外は、実施例1を繰り返してブリックス9%のトマトピューレーを得た。
トマトピューレー缶詰め(常法により、生トマトを粉砕処理した後、逆浸透膜濃縮法により得られたブリックス9%の濃縮)から内容物を取り出し、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
トマトピューレー缶詰め(常法により、生トマトを粉砕処理した後、90℃を超える温度で減圧加熱濃縮したブリックス21%の濃縮品)から内容物を取り出し、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定し、得られた結果を表1に示す。
実施例及び比較例のトマト加工品について、専門パネラーによりフルーティー香、青臭さ香、加熱香の3つの要素について、5段階評価を行った。香りが最も強い場合を5とし、最も弱い場合を1とした。そして、トマト加工品として好ましいフルーティー香を有しているか否かを他の香りの影響や香りの強さも考慮して総合的に判断し、非常に好ましい場合を「AA」、好ましい場合を「A」、普通の場合を「B」、好ましくない場合を「C」、非常に好ましくない場合を「D」と評価した。得られた結果を表1に示す。
表1からわかるように、実施例1〜8で製造したトマト加工品は、生トマトをホールの状態でブランチングした後に細断又は破砕し、減圧濃縮しているので、フルーティーさが損なわれず、適度な青臭さ香や加熱香を有するので、トマト加工品として総合的に好ましいフルーティーな香りを示したことがわかる。
成分(A)、(B)及び(C)は、トマト加工品において、フルーティー香、青臭さ香、加熱香として、識別が可能であり、官能評価におけるこれらの量的バランスと分析値におけるこれらの量的バランスがほぼ一致していることがわかる。また、成分(A)、(B)及び(C)の量的バランスに関し、成分(A)100に対し、成分(B)を3〜50、成分(C)を20〜200となる割合である場合、トマト加工品として総合的に好ましいフルーティーな香りを示すことが分かる。中でも、減圧濃縮温度が45〜75℃である場合、減圧濃縮時間が2時間以内である場合、トマト粉砕物の粘度が2〜10Pa・sである場合は、より好ましい結果であったことが分かる。
長径約8cm、短径約4cmの細長い形状の完熟生ホールトマトを4つ割り(大きさ約6cm)し、直ちにブランチングを行った以外は、実施例2を繰り返してブリックス9%のトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーに加水した後、皮や種を除去することによりブリックス6%のトマトジュースを得た。得られたトマトジュースついて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定したところ、成分(A)100に対し、成分(B)は3〜50の範囲、成分(C)は20〜200の範囲にそれぞれ入っており、トマトピューレーとして総合的に好ましいフルーティーさを呈していた。
長径約8cm、短径約4cmの細長い形状の型の完熟生ホールトマト10個を100℃の熱湯中に10秒間浸漬することにより湯剥きを行った。得られたホールトマトのうち2個を搾汁機で絞った後、皮や種を除去することによりトマトジュースを得た。缶詰用缶に得られたトマトジュースと残りの湯剥きしたホールトマトとを入れ、密封し、110℃で50分間殺菌した。この際、ホールトマトの中心品温は110℃であった。得られたホールトマト缶詰を室温で1ヶ月保管した後、缶詰を開けてホールトマトを取り出し、5mm間隔のチョッパー刃を備えたチョッパー装置で粉砕した。得られた粘度6.6Pa・sの粉砕物を、45℃で沸騰する減圧度で、ブリックスが9%となるまで減圧濃縮することによりトマトピューレーを得た。得られたトマトピューレーについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定したところ、成分(A)100に対し、成分(B)は3〜50の範囲、成分(C)は20〜200の範囲にそれぞれ入っており、トマトピューレーとして総合的に好ましいフルーティーさを呈していた。
表2の配合のトマトソース10kgを次に説明するように製造した。即ち、撹拌タンクにオリーブオイル、トマトピューレー及び食塩を投入し加熱撹拌した。これによりフルーティーなトマトの香りを有するトマトソースが得られた。得られたトマトソースについて、実施例1と同様に、固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により成分(A)、(B)及び(C)の含有割合を測定したところ、成分(A)100に対し、成分(B)は3〜50の範囲、成分(C)は20〜200の範囲にそれぞれ入っており、トマトソースとして総合的に好ましいフルーティーさを呈していた。
実施例1で得られたトマトソースを、100gづつパウチに充填し、室温まで冷却した後、−35℃で40分間冷凍処理した。これにより冷凍トマトソースを得た。得られた冷凍トマトソースを温浴にて加熱した後、パウチを開封し、皿に開けたところ、フルーティーなトマトの香りを呈していた。
表3の配合のシャーベット1kgを次に説明するように製造した。即ち、ミキサーにトマトピューレー、清水を投入し、撹拌混合し、20メッシュのステンレス製篩を通過させた。ステンレス製篩を通過させて得た混合物にグラニュー糖とレモン汁とを投入し、混合撹拌し、フルーティーなトマトの香りを呈する混合物を得た。得られた混合物をステンレス製バットに流し入れ、−20℃の冷凍庫で冷やし固め、シャーベットを得た。得られたシャーベットを食したところ、フルーティーなトマトの香りを呈していた。
表4の配合のガスパチョ1kgを次に説明するように製造した。即ち、キュウリ、パプリカ及びタマネギを1cm角程度にカットし、ニンニクについてはナイフの背で潰した。次に、表4のすべての成分をミキサーに投入し、撹拌混合した。これにより、フルーティーなトマトの香りを呈するガスパチョを得た。得られたガスパチョ160gづつ、パウチに充填し、5℃の冷蔵庫に保管した。一週間保管した後に、パウチを開封し、皿に開けたところ、フルーティーなトマトの香りを呈していた。
表5の材料を使用して白身魚のトマト煮込み料理を次に説明するように調製した。即ち、加熱したフライパンにオリーブオイルをひき、そこへ白身魚のフィレを投入し、続いて白ワインを投入し、アルコールを揮散させた。続いてトマトピューレー、オリーブ、イタリアンパセリを投入し、軽く全体を加熱した。これにより白身魚のトマト煮込み料理を調製した。得られた料理は、フルーティーなトマトの香りを呈するものであった。
表6の材料を使用してトマトドレッシングを調製し、更にそれを使用したサラダを次に説明するように調製した。即ち、トマトピューレー、オリーブオイル、レモン汁及び塩をミキサーに投入し、撹拌混合することにより、フルーティーなトマトの香りを呈するトマトドレッシング(pH4)を調製した。それとは別に、アスパラガスを塩茹でした後、冷水に晒した。次に、このアスパラガスと別途用意した新鮮なホタテ生貝柱とを一口大にカットし、塩、胡椒、オリーブオイルで下味を付けた。このように下味をつけたアスパラガスとホタテ生貝柱とを皿に盛り、先に調製したトマトドレッシングを全体に掛け、サラダを調製した。得られたサラダは、フルーティーなトマトの香りを呈するものであった。
表7の材料を使用してトマトケチャップ1kgを次に説明するように製造した。即ち、鍋にトマトピューレー、たまねぎ(すりおろし)、にんにく(すりおろし)を投入し、弱火で1/2になるまで煮詰めた。続いて、砂糖、酢、塩を投入し、さらに1/3になるまで煮詰めてトマトケチャップを得た。得られたトマトケチャップを食したところ、フルーティーなトマトの香りを呈していた。
Claims (5)
- 以下の成分(A)〜(C):
(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オン;
(B)2−イソブチルチアゾール; 及び
(C)フルフラール、ジメチルスルフィド、ジメチルジスルフィド及びジメチルトリスルフィドの少なくとも一種
を含有するトマト加工品であって、揮発性成分を固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法により測定した際に、成分(A)〜(C)が、測定結果を出力したチャートの積分面積比で成分(A)100に対し、成分(B)を3〜50、成分(C)を20〜200となる割合で含有することを特徴とするトマト加工品。 - トマト加工品が、トマトジュース、トマトミックスジュース、トマトピューレー、トマトペースト又はトマトソースである請求項1記載のトマト加工品。
- 固相マイクロ抽出−ガスクロマトグラフ質量分析法における成分(A)6−メチル−5−ヘプテン−2−オンの定量イオン質量がm/z43、成分(B)2−イソブチルチアゾールの定量イオン質量がm/z99、成分(C)フルフラールの定量イオン質量がm/z96、ジメチルスルフィドの定量イオン質量がm/z62、ジメチルジスルフィドの定量イオン質量がm/z94、及びジメチルトリスルフィドの定量イオン質量がm/z126である請求項1又は2記載のトマト加工品。
- 請求項1〜3のいずれかに記載のトマト加工品を含有することを特徴とする飲食品。
- 請求項1記載のトマト加工品の製造方法であって、生ホールトマト又は粗切り生トマトを70℃〜120℃に湿熱加熱処理した後、粉砕し、ブリックスが9〜21%の範囲になるまで、35〜85℃で減圧濃縮処理することを特徴とするトマト加工品の製造方法。
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