JPH08119047A - 自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造 - Google Patents

自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造

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JPH08119047A
JPH08119047A JP7023307A JP2330795A JPH08119047A JP H08119047 A JPH08119047 A JP H08119047A JP 7023307 A JP7023307 A JP 7023307A JP 2330795 A JP2330795 A JP 2330795A JP H08119047 A JPH08119047 A JP H08119047A
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Tatsuya Sugamoto
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Hitoshi Suga
仁志 菅
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昌也 久保
Yuzuru Imoto
讓 井本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギ吸収性能を安定でき、成形時のひず
みが内装材の内側面に現れるのを防止できる、自動車の
内装材による衝撃エネルギ吸収構造を提供すること。 【構成】 ピラー(56)のインナパネル(50)の内
方に配置するピラーガーニッシュ(58)によって衝撃
エネルギを吸収する構造である。インナパネル(50)
とピラーガーニッシュ(58)との間にエネルギ吸収間
隔(D1 、D2 )が設けられ、ピラーガーニッシュ(5
8)とは別個に成形したエネルギ吸収体(60)がエネ
ルギ吸収間隔内に配置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車体の構造部材のパネ
ルの内方に配置する非金属製の内装材によって衝撃エネ
ルギを吸収する構造に関し、特に、車体のフロントピラ
ー、センタピラー、リヤピラー、ルーフサイドレールの
ような構造部材から及ぼされる衝撃エネルギを、ピラー
ガーニッシュ、ルーフパネルまたはルーフサイドガーニ
ッシュのような前記構造部材の車体内方に配置する内装
材に付属するエネルギ吸収体によって吸収し、緩和する
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】大きな剛性を有するピラーその他の車体
の構造部材から衝突の際に及ぼされる衝撃を緩和し、ま
たは低減するため、ピラーの内方に配置され、ピラーを
覆うピラーガーニッシュを中空にしたものが提案されて
いる(実開平4-125953号公報)。
【0003】ところで、縦横に配置した複数のリブは、
剛性を適当に設定することによって、エネルギ吸収にも
使用できることが確認されている。したがって、ピラー
ガーニッシュの裏側すなわち車体外側に前記リブがくる
ようにピラーガーニッシュとリブとを一体に成形したも
のによっても、衝撃エネルギを吸収しうる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ピラーガーニッシュを
中空に形成する場合、エネルギ吸収に必要な間隔、すな
わち15〜30mmの大きさの間隔を前記中空部分によって確
保する必要があるため、全体の形状が大きくなってしま
う。この大きなピラーガーニッシュをブロー成形すると
き、肉厚にばらつきが生じやすく、エネルギ吸収性能が
安定しない。
【0005】一方、複数のリブをピラーガーニッシュの
外側に一体に設ける場合、成形上の制約が多く、所望の
エネルギ吸収特性を得るのが難しい。加えて、リブのあ
る箇所のピラーガーニッシュの表面すなわち車体内側面
に、成形時に凹みのようなひずみが発生することがある
が、ピラーガーニッシュの内側面は車室に現れて車室の
内装を形成することから、前記ひずみが発生すると製品
価値が低下してしまう。
【0006】本発明の目的は、エネルギ吸収性能を安定
でき、成形時のひずみが内装材の内側面に現れるのを防
止できる、自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段、作用および効果】本発明
は、車体の構造部材のパネルの内方に配置する非金属製
の内装材によって衝撃エネルギを吸収する構造であっ
て、前記パネルと前記内装材との間に設けられたエネル
ギ吸収間隔と、前記内装材とは別個に成形され、前記パ
ネルおよび前記内装材の一方に取り付けられて前記間隔
内に配置される非金属製のエネルギ吸収体とを備える。
【0008】本発明に係る衝撃エネルギ吸収構造を実施
するには、エネルギ吸収間隔やエネルギ吸収体は種々な
形態をとりうる。通常、前記構造部材は、インナパネル
とアウタパネルとを備え、インナパネルおよびアウタパ
ネルそれぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフ
ランジ接合部を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造
を呈するように形成される。このような構造部材は車体
のフロントピラー、センタピラー、リヤピラー、ルーフ
サイドレールのようなもので大きな剛性を有し、衝突の
際に前記インナパネルから大きな衝撃が及ぼされる。こ
の衝撃を緩和または低減するため、前記構造部材の車体
内方に配置される内装材を利用する本発明では、前記エ
ネルギ吸収間隔は、前記2つのフランジ接合部のうちの
少なくとも一方のフランジ接合部が前記仮想面において
伸びている方向で前記一方のフランジ接合部のエッジと
前記内装材とによって画定される第1の間隔と、前記フ
ランジ接合部以外の前記インナパネルと前記内装材とに
よって画定される第2の間隔とからなることが好まし
い。この場合、エネルギ吸収体は、前記第1の間隔と前
記第2の間隔とに配置することが好ましい。
【0009】所定以上の荷重が加わると、内装材がエネ
ルギ吸収体と一緒に変形し、主としてエネルギ吸収体が
衝撃エネルギを吸収する。内装材とエネルギ吸収体とが
別個に成形されるものであるため、エネルギ吸収体の大
きさは内装材に比べて全体に小さくなり、それだけを精
度よく成形することができることと、内装材およびエネ
ルギ吸収体それぞれの機能を重視して設計および製作で
きることと、成形上の制約が実質的にないことから、エ
ネルギ吸収特性を理想的なものにすることができる。ま
た、エネルギ吸収体に成形時のひずみが生じても、エネ
ルギ吸収体が内装材の車体外側に配置されることから、
前記ひずみは車室に現れない。
【0010】
【実施例】衝撃エネルギ吸収構造は、図1に示すよう
に、インナパネル50のフランジ51A、51Bとアウ
タパネル52の互いに対面するフランジ53A、53B
とを重ね合せて接合した2つのフランジ接合部54、5
5を有し、実質的に水平な仮想面で切断した断面が閉じ
構造を呈する車体の構造部材56のインナパネル50の
車体内方に配置する内装材58によって衝撃エネルギを
吸収するものである。この衝撃エネルギ吸収構造では、
2つのフランジ接合部54、55のうちの少なくとも一
方のフランジ接合部55が前記仮想面において、すなわ
ち図1の紙面において伸びている方向で一方のフランジ
接合部55のエッジから間隔D1をおいて、またインナパ
ネル50から間隔D2をおいて内装材58を配置して2つ
の間隔をエネルギ吸収間隔とし、内装材58とは別個に
成形したエネルギ吸収体60を両間隔D1、D2内に配置す
る。
【0011】図1に示す実施例では、構造部材56はフ
ロントピラーであり、内装材58はピラーガーニッシュ
である。フロントピラー56は、インナパネル50とア
ウタパネル52との間に配置した補強パネル57を有す
る。図1および図16から明らかであるように、フロン
トピラー56は、一方では、ウインドシールドガラス6
2に、他方では、ドアガラス64に近接しており、フラ
ンジ接合部54はシール材66を介してウインドシール
ドガラス62を支持している。したがって、車体前方側
のフランジ接合部54は乗員から離れて位置する。これ
に対し、車体後方側のフランジ接合部55は乗員の近く
に位置し、車室に向いている。そこで、本発明に係る衝
撃エネルギ吸収構造では、車体後方側のフランジ接合部
55をエネルギ吸収体60で覆い、衝撃エネルギを吸収
する。
【0012】ピラーガーニッシュ58は、ポリエチレン
またはポリプレピレンのような硬質樹脂を成形して製作
するもので、フロントピラー56から間隔D1、D2をおい
て配置される。間隔D2は15〜30mmとすることが好まし
く、間隔D1は10〜20mmとすることが好ましい。
【0013】エネルギ吸収体60は、間隔D1、D2内に配
置され、ピラーガーニッシュ58を経て加わる荷重を受
けて変形し、荷重による衝撃エネルギを吸収する。その
ためには、後述するようなものを採用できる。
【0014】図1に示す実施例では、エネルギ吸収体6
0はブロー成形品であり、中空部70を有する。ブロー
成形によれば製作に要する手間が少なく、前記仮想面に
おいて間隔D1、D2にはまる形状にすることが容易であ
り、このような形状を紙面に垂直な方向である上下方向
へ所定の長さ伸ばすことも容易である。エネルギ吸収体
60の前記仮想面における形状は任意に選定できるが、
フランジ接合部55のエッジをフランジ接合部55の延
長上で覆うような形状であることが好ましく、またフラ
ンジ接合部55に取り付けるオープニングトリム68や
インナパネル50にほぼ接する形状であることが好まし
い。しかし、フランジ接合部54の近傍まで伸びる形状
であることは必ずしも必要ない。エネルギ吸収体60
は、ピラーガーニッシュ58と同じ硬質の樹脂または塩
化ビニルのような硬質の樹脂によって成形できる。
【0015】エネルギ吸収体60を、中空部70の外部
に設ける取付け座71を利用して、ねじまたはクリップ
(図示せず)によってフロントピラー56のインナパネ
ル50に取り付け、さらに、ピラーガーニッシュ58
を、ねじまたはクリップによってエネルギ吸収体60に
取り付ける。
【0016】図1に示した実施例によれば、2つのフラ
ンジ接合部の少なくとも一方のフランジ接合部のエッジ
と内装材との間隔、およびインナパネルと内装材との間
隔内にエネルギ吸収体を配置してあるため、所定以上の
荷重が内装材を経てエネルギ吸収体に加わると、エネル
ギ吸収体が変形し、衝撃エネルギを吸収する。特に、エ
ネルギ吸収体がフランジ接合部を覆っているため、剛性
の高いフランジ接合部による大きな衝撃を低減できる。
また、ブロー成形することにより複雑な形状のものでも
支障なく成形できる。
【0017】図2に示す実施例では、フロントピラー5
6およびピラーガーニッシュ58の構成は図1の構成と
同じであるが、エネルギ吸収体72は、前記仮想面にお
ける断面が凹凸形状を呈するようにブロー成形されてい
る。5つの中空部74を壁75によって画定すると共
に、壁75を前記仮想面においてジグザグに折り曲げ、
凹部76と凸部77とを設けている。エネルギ吸収体7
2とインナパネル50との取付け、またピラーガーニッ
シュ58とエネルギ吸収体72との取付けは図1の実施
例と同じでよい。
【0018】図2に示す実施例によれば、凹凸の数量、
凹凸の深さ、凹凸の形状、中空部の大きさなどを変える
ことにより、エネルギ吸収特性を容易に調整できる。
【0019】図1および図2に示す衝撃エネルギ吸収構
造では、所定以上の荷重がピラーガーニッシュ58に加
わると、ピラーガーニッシュ58が変形し、その変形に
つれてエネルギ吸収体60または72が変形し、荷重に
よる衝撃エネルギを吸収して衝撃を軽減する。エネルギ
吸収体60の場合にはその全体が変形するが、エネルギ
吸収体72の場合にはまず荷重の入力部分の凸部77が
変形し、次いでこの凸部77に隣接する凸部77が変形
し、次第に全体の変形に移っていく。
【0020】図3に示す衝撃エネルギ吸収構造は、イン
ナパネル80のフランジ81A、81Bとアウタパネル
82の互いに対面するフランジ83A、83Bとを重ね
合せて接合した2つのフランジ接合部84、85を有
し、水平の仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する車
体の構造部材86のインナパネル80の内方に配置する
内装材88によって衝撃エネルギを吸収するものであ
る。図示の実施例では、構造部材86はセンタピラーで
あり、内装材88はピラーガーニッシュである。この衝
撃エネルギ吸収構造では、2つのフランジ接合部84、
85が図3の紙面においてそれぞれ伸びている方向で各
フランジ接合部のエッジから間隔D3をおいて、またイン
ナパネル80から間隔D4をおいて内装材88を配置し、
これら間隔をエネルギ吸収間隔としている。内装材88
とは別個に形成した2つのエネルギ吸収体90を前後の
両間隔D3、D4内に配置してある。間隔D3と間隔D4とは、
それぞれ10〜20mmおよび 15 〜30mmであることが好まし
い。
【0021】ピラーガーニッシュ88は表皮87を有
し、図3および図4に示すように、上下方向へ伸びる2
つのリブ89を有する。一方、エネルギ吸収体90は、
図3および図5に示すように、ピラーガーニッシュ88
の前記仮想面においてリブ89の車体前後方向に配置で
きる形状である。したがって、リブ89間にはエネルギ
吸収体を配置してない。これは、センタピラーの場合、
その内方にフロントシートがあることから、フロントシ
ートの前方に居る乗員が前方のフランジ接合部84を含
むセンタピラー86の部分に、またフロントシートの後
方に居る乗員が後方のフランジ接合部85を含むセンタ
ピラー86の部分に衝突する可能性が高いことによる。
【0022】図5に示すエネルギ吸収体90は、ピラー
ガーニッシュ88と同様な硬質樹脂を射出成形したもの
で、2つの板状部分92を実質的に90°の中心角をな
すように位置させ、複数のリブ93を板状部分92間に
張り渡してある。エネルギ吸収体90は、エネルギ吸収
体90の内側となるリブ93に千鳥状に設けられた複数
の係止つめ94を有する。ここで、千鳥状とは、前記仮
想面に垂直な方向において隣り合わせに位置する2つの
係止つめ94は、これらを前記仮想面に投影したとき、
異なる位相関係にあることを意味する。一方、ピラーガ
ーニッシュ88は、ピラーガーニッシュ88の外側に、
複数の係止つめ94にそれぞれ対応するように設けられ
た係止凹部96を有する。
【0023】図6に示すように、係止つめ94を係止凹
部96に嵌合させ、エネルギ吸収体90はピラーガーニ
ッシュ88に取り付けられる。係止つめ94と係止凹部
96とは、係止つめ94の膨らみ部が通過するとき、係
止凹部96の回りの部分が変形し、係止つめ94が係止
凹部96に嵌ったとき、係止つめ94の膨らみ部が係止
凹部96に引っ掛かり、簡単には抜けないように形成す
る。
【0024】図7に示すエネルギ吸収体100は、ピラ
ーガーニッシュ88と同様な硬質樹脂をブロー成形した
もので、複数の中空部102と2条の係止凹部103と
を有する。エネルギ吸収体100は、エネルギ吸収体9
0に代えてピラーガーニッシュ88に取り付ける。エネ
ルギ吸収体100の内側の2条の係止凹部103に係止
つめを嵌合するには、図8に示すように、ピラーガーニ
ッシュ88の外側から外方へ伸びる複数の係止つめ10
4を2条の係止凹部103に対向させて互い違いに設
け、係止つめ104が千鳥状になるようにする。ピラー
ガーニッシュ88の係止つめ104をエネルギ吸収体1
00の係止凹部103に嵌合し、エネルギ吸収体100
をピラーガーニッシュ88に取り付ける。係止つめ10
4の膨らみ部は、係止凹部103の回りに中空部102
があるため、支障なく嵌合状態となる。
【0025】エネルギ吸収体90、100の場合、セン
タピラー86の前方の間隔および後方の間隔にエネルギ
吸収体を配置するが、中間には配置しない。図9に示す
実施例のエネルギ吸収体110は、2つのエネルギ吸収
体90を中間体112によって、またエネルギ吸収体1
14は、2つのエネルギ吸収体100を中間体116に
よってそれぞれ結合して一体にしたもので、センタピラ
ー86の全体の外側に配置できる。中間体112には複
数のリブ113を、また中間体116には中空部117
を設けてある。
【0026】エネルギ吸収体90、100をピラーガー
ニッシュ88に取り付けた後、ピラーガニッシュ88
を、図3に示すように、前記仮想面に垂直な方向へ間隔
をおいた複数のクリップ118によってセンタピラー8
6に取り付ける。
【0027】所定以上の荷重が加わると、ピラーガーニ
ッシュ88が変形し、エネルギ吸収体90では複数のリ
ブ93が座屈することによって、またエネルギ吸収体1
00では複数の中空部102が押しつぶされることによ
って荷重による衝撃エネルギを吸収する。
【0028】この実施例によれば、取付けが簡単である
ばかりでなく、取付け部が千鳥状となるため、エネルギ
吸収体のがたつきを防止でき、荷重を分散して受け持つ
ことができる。その結果、エネルギ吸収体にどの方向か
ら荷重が加わっても、実質的に差異のないエネルギ吸収
効果を得ることができる。
【0029】図10および図11に示す衝撃エネルギ吸
収構造は、インナパネル50のフランジ51A、51B
とアウタパネル52の互いに対面するフランジ53A、
53Bとを重ね合せて接合した2つのフランジ接合部5
4、55を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈
する車体の構造部材56のインナパネル50の車体内方
に配置する内装材58によって衝撃エネルギを吸収する
構造である。図示の実施例では、構造部材56は図1に
示したものと同じフロントピラーであり、内装材58は
ピラーガーニッシュである。図10のピラーガーニッシ
ュ58は、図1のピラーガーニッシュ58のアンダカッ
ト59を除いた形態である。この衝撃エネルギ吸収構造
は、少なくとも一方のフランジ接合部55が前記仮想面
において伸びている方向で一方のフランジ接合部55の
エッジから間隔D1をおいて、またインナパネル50から
間隔D2をおいてピラーガーニッシュ58を配置してエネ
ルギ吸収間隔とし、このエネルギ吸収間隔内にエネルギ
吸収体120を配置している。
【0030】図10の衝撃エネルギ吸収構造では、さら
に、フランジ接合部55を、エネルギ吸収体120と一
体に押出し成形されたオープニングトリム122で覆っ
ている。
【0031】オープニングトリムは、通常、図1のオー
プニングトリム68のように独立した部品として成形さ
れ、フランジ接合部55に嵌合し、取り付けられる。こ
の取付け状態では、フランジ接合部55に接するリップ
と、ドアに接するシール部とによって雨水の車室への進
入を防ぐ。本発明では、この機能とエネルギ吸収機能と
を一体の押出し成形品によって行う。
【0032】エネルギ吸収体120とオープニングトリ
ム122とはウレタンゴムまたは軟質の樹脂を押出し成
形して作られる。その結果、前記間隔D1、D2内に配置さ
れ、荷重による衝撃エネルギを吸収する部分、すなわち
エネルギ吸収体120と、フランジ接合部55に接する
リップ124およびドアに接する中空のシール部125
を有し、前記仮想面における断面がU字状を呈する心材
126によって規制された部分、すなわちオープニング
トリム122とが一体に形成されている。心材126
は、鉄板のような剛性の高い材料で作ったもので、樹脂
と同時に押し出し、樹脂中に埋設させる。
【0033】図示の実施例では、前記仮想面におけるフ
ランジ接合部55の延長上となるエネルギ吸収体120
の部分から内方へ突出したリップ128が一体に設けら
れている。このリップ128によって、ピラーガーニッ
シュ58のエッジを覆うようにすれば、ピラーガーニッ
シュ58のアンダカットを除いても見栄えを良好に保つ
ことができる。
【0034】図11に示す実施例では、心材130の形
状が図10のものとは異なる。すなわち、図11の心材
130は、オープニングトリム122のリップ124を
フランジ接合部55に密接させる機能に加え、エネルギ
吸収機能をも兼ねるべく前記仮想面における形状がつづ
ら折りとなっている。この場合、心材130の厚みを小
さくすると共に、オープニングトリム122の部分の樹
脂の密度を高くし、両機能を満足させるようにする。
【0035】エネルギ吸収体120と一体のオープニン
グトリム122をフランジ接合部55に嵌合してリップ
124を密接させ、エネルギ吸収体120の複数箇所を
フロントピラーのインナパネル50にクリップ(図示せ
ず)によって固定するか、またはエネルギ吸収体120
の外側面を両面接着テープもしくはマジックテープによ
ってインナパネル50に固定する。ピラーガーニッシュ
58も同様にエネルギ吸収体120に固定する。
【0036】所定以上の荷重がピラーガーニッシュ58
に加わると、ピラーガーニッシュ58が変形し、この変
形につれてエネルギ吸収体120が変形し、荷重による
衝撃エネルギを吸収する。この場合、エネルギ吸収体1
20に中空部を設けたり、中空部内に別のエネルギ吸収
体を充填したりすることにより、エネルギの吸収特性を
前もって調整することができる。
【0037】この実施例によれば、オープニングトリム
は車室内に現れ、人目につくものであるから、オープニ
ングトリムと一体のエネルギ吸収体を覆う必要がなく、
したがって、通常では、ピラーガーニッシュにアンダカ
ット部分を設けているが、このアンダカット部分を不要
にすることができ、ピラーガーニッシュを容易に製造で
きる。また、エネルギ吸収体とオープニングトリムとを
別個に形成する場合に2つの部品となるのに対し、1つ
の部品であり、部品管理をしやすい。
【0038】図12に示す衝撃エネルギ吸収構造は、イ
ンナパネル50のフランジ51A、51Bとアウタパネ
ル52の互いに対面するフランジ53A、53Bとを重
ね合せて接合した2つのフランジ接合部54、55を有
し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する車体の構
造部材56のインナパネル50の車体内方に配置する内
装材140によって衝撃エネルギを吸収する構造であ
る。図示の実施例では、構造部材56は図1に示したも
のと同じフロントピラーであり、内装材140はピラー
ガーニッシュである。衝撃エネルギ吸収構造は、少なく
とも一方のフランジ接合部55が前記仮想面において伸
びている方向で一方のフランジ接合部55のエッジから
間隔D1をおいて、またインナパネル50から間隔D2をお
いてピラーガーニッシュ140を配置してこれら間隔を
エネルギ吸収間隔とし、エネルギ吸収体142を配置し
てある。
【0039】図12の衝撃エネルギ吸収構造は、さら
に、エネルギ吸収体142をピラーガーニッシュ140
に一体に設けている。ピラーガーニッシュ140は、両
間隔D1、D2に対応する部分に二重の壁144、145に
よって中空部146を形成し、壁144、145と中空
部146とをエネルギ吸収部とする共に、外側の壁14
5から前記仮想面に垂直な方向へ間隔をおいた複数のリ
ブ147を車体外方へ向けて突出している。中空部14
6とリブ147とが両間隔D1、D2内に位置するように中
空部146と複数のリブ147とを定める。その結果、
中空部146とリブ147とによってエネルギ吸収体1
42が形成されている。この場合、たとえば、まず壁1
44、145と中空部146とを有するピラーガーニッ
シュ140をブロー成形によって得、その後、リブ14
7を射出成形する。ピラーガーニッシュ140が中空部
146を備えるが、この中空部146とリブ147とが
エネルギ吸収を行うことから、中空部146の大きさは
小さく、したがって、精度よくブロー成形できる。ま
た、射出成形によって壁145のリブ147に対応する
部分にひずみが生じても、壁145は壁144の車体外
方に位置しているため、ひずみは車室に現れない。
【0040】複数のリブ147間に取り付けるクリップ
(図示せず)によってピラーガーニッシュ140をフロ
ントピラー56のインナパネル50に取り付ける。所定
以上の荷重が加わると、ピラーガーニッシュ140の中
空部146が押しつぶされ、その後、リブ147が座屈
し、荷重による衝撃エネルギを吸収する。この実施例に
よれば、中空部の変形とリブの座屈とによって荷重によ
る衝撃エネルギ吸収するため、仮想面における中空部の
断面寸法およびリブ高さを小さくすることができる。こ
れは、ピラーガーニッシュを成形する際に中空部の回り
の厚みの精度を高めうることであり、安定したエネルギ
吸収特性を確保しやすい。
【0041】図13ないし図15に示す衝撃エネルギ吸
収構造は、インナパネル50のフランジ51A、51B
とアウタパネル52の互いに対面するフランジ53A、
53Bとを重ね合せて接合した2つのフランジ接合部5
4、55を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈
する車体の構造部材56のインナパネル50の車体内方
に配置する内装材150によって衝撃エネルギを吸収す
る構造である。図示の実施例では、構造部材56は図1
に示したものと同じフロントピラーであり、内装材15
0はピラーガーニッシュである。衝撃エネルギ吸収構造
は、少なくとも一方のフランジ接合部55が前記仮想面
において伸びている方向で一方のフランジ接合部55の
エッジから間隔D1をおいて、またインナパネル50から
間隔D2をおいてピラーガーニッシュ150を配置してこ
れら間隔をエネルギ吸収間隔とし、エネルギ吸収体15
2を配置している。
【0042】図13ないし図15の衝撃エネルギ吸収構
造は、さらに、インサート成形された中空部を有するエ
ネルギ吸収体をピラーガーニッシュに一体に設けてい
る。
【0043】図13の衝撃エネルギ吸収構造では、ピラ
ーガーニッシュ150は、筒材154をインサートとし
て埋設するようにブロー成形したもので、エネルギ吸収
体152は、フランジ接合部55の近傍に設けた中空部
155と、間隔D2内に配置した複数のリブ156とから
なる。筒材154はブロー成形品または薄い金属板を折
り曲げたものである。
【0044】図14の衝撃エネルギ吸収構造では、ピラ
ーガーニッシュ160は、リブ161を有する筒材16
2をインサートとして埋設するようにブロー成形したも
ので、エネルギ吸収体164は、フランジ接合部55の
近傍に設けた2つの中空部165と、間隔D2内に配置し
た複数のリブ166とからなる。筒材162はブロー成
形品または薄い金属板を折り曲げたものである。
【0045】図15の衝撃エネルギ吸収構造では、ピラ
ーガーニッシュ170は、筒材172をインサートとし
て埋設するようにブロー成形したもので、エネルギ吸収
体174は、間隔D1、D2を実質的に占める中空部176
からなる。筒材172はブロー成形品である。
【0046】図13および図14に示す衝撃エネルギ吸
収構造では、リブ間に取り付けたクリップを使用し、ま
た図15に示す衝撃エネルギ吸収構造では、複数の取付
け座178を貫通するねじまたはクリップ(図示せず)
を使用してピラーガーニッシュをインナパネルに取り付
ける。所定以上の荷重が加わると、ピラーガーニッシュ
150、160、170が変形し、この変形につれ、エ
ネルギ吸収体の筒材154、162、172が変形し、
中空部が押しつぶされる。さらに、リブ156、166
がある場合にはこのリブが座屈する。これにより、荷重
による衝撃エネルギを吸収する。図13ないし図15の
実施例によれば、インサート成形されたエネルギ吸収体
を備え、このエネルギ吸収体をピラーガーニッシュとは
別個に形成でき、所要の性能を付与できることから、安
定したエネルギ吸収特を発現できる。
【0047】前記実施例は、構造部材がフロトンピラー
とセンタピラーである場合に関するが、図16に示すよ
うに、車体にはリヤピラー180やルーフサイドレール
182のような構造部材がある。前記実施例はこのよう
な構造部材と、その車体内方に配置する内装材とにも適
用できる。
【0048】図17に示す衝撃エネルギ吸収構造は、イ
ンナパネル200のフランジ201A、201Bとアウ
タパネル202の互いに対面するフランジ203A、2
03Bとを重ね合せて接合した2つのフランジ接合部2
04、205を有し、実質的に水平の仮想面で切断した
断面が閉じ構造を呈する車体の構造部材206のインナ
パネル200の車体内方に配置する内装材208によっ
て衝撃エネルギを吸収する構造である。図示の実施例で
は、構造部材206はフロントピラーであり、図1のフ
ロントピラーとは構造が異なっている。また、内装材2
08はピラーガーニッシュである。ピラーガーニッシュ
208はインナパネル200からエネルギ吸収間隔21
0をおいて配置され、エネルギ吸収体212がエネルギ
吸収間隔210内に配置されている。
【0049】ピラーガーニッシュ208は、硬質樹脂、
たとえばポリプロピレンを材料として射出成形される。
図17(a)に示すように、ピラーガーニッシュ208
は、断面がほぼC字形状を呈しており、この断面形状の
寸法を変えつつ、長手方向すなわち図17(a)の紙面
に垂直な方向へ所定の長さ連ねた形態である。ピラーガ
ーニッシュ208とインナパネル200との間のエネル
ギ吸収間隔210は、15〜30mmの大きさとすることが好
ましい。
【0050】エネルギ吸収体212は格子状部材であ
り、ピラーガーニッシュ208とは別個に成形され、エ
ネルギ吸収間隔210内に配置される。格子状部材21
2は樹脂製であり、エネルギ吸収可能である。格子状部
材212は、ピラーガーニッシュ208の長手方向へ伸
びる1または複数の縦リブ214と、縦リブ214に交
差する方向へ伸びる複数の横リブ216とを有する。縦
リブ214および横リブ216の少なくとも一方は、イ
ンナパネル200およびピラーガーニッシュ208に対
して傾斜する。
【0051】図19に示す実施例では、格子状部材21
2は、耐衝撃性の樹脂(例えば、三菱油化製のTSOP-YK
3、GEプラスチック製のSTN-15)を材料として射出成
形されたもので、2つの縦リブ214を有し、10個の
横リブ216が縦リブ214に直交する方向へ伸びてい
る。横リブ216は、後述するようにインナパネル20
0に取り付けたとき、水平となるように配列することも
できる。縦リブ214の数に比べて横リブ216の数が
多いことから、横リブ216が主として荷重吸収機能を
果たし、縦リブ214が主として横リブ216を保持す
る機能を果たす。リブ相互のピッチは15〜30mm、リブの
厚みは 1〜 2mmでよい。
【0052】格子状部材212がピラーガーニッシュ2
08とは別個に成形されるため、格子状部材212に前
記のような耐衝撃性の樹脂を使用することができ、これ
によってエネルギ吸収性能の改善を図りうるが、樹脂と
してピラーガーニッシュ208と同じポリプロピレンの
ような硬質樹脂を使用することもできる。格子状部材2
12は、硬質ウレタン発泡法やポリプロピレンビーズ発
泡法などによって成形することもできるが、射出成形す
ることにより、低コスト化を図ることができる。
【0053】格子状部材212の縦リブ214と横リブ
216との少なくとも一方がインナパネル200および
ピラーガーニッシュ208に対して傾斜している結果、
縦リブ214と横リブ216との接合部は、インナパネ
ル200およびピラーガーニッシュ208に対して傾斜
することとなる。これに対して、縦リブと横リブとがイ
ンナパネルおよびピラーガーニッシュに実質的に直交す
る形態である場合、縦リブと横リブとの接合部は、イン
ナパネルおよびピラーガーニッシュに対して実質的に垂
直となる。したがって、縦リブおよび横リブそれぞれの
寸法が同一である場合、縦リブおよび横リブの少なくと
も一方が傾斜している接合部の接合面の面積は、実質的
に直交している接合部の接合面の面積より大きくなる。
その結果、接合部をせん断するのに大きな荷重が必要と
なり、変形に対する荷重の立ち上りの急な特性をうるこ
とができる。
【0054】前記実施例によれば、格子状部材の縦リブ
と横リブとの接合部が傾斜しているため、接合部は、ピ
ラーガーニッシュに対して直交する方向から加わる荷
重、また傾斜する方向から加わる荷重のいずれによって
もせん断されやすく、せん断によって衝撃エネルギを吸
収するため、エネルギ吸収性能を安定させることができ
る。これに対して、接合部が実質的に直交している場
合、接合部は、ピラーガーニッシュに対して直交する方
向から加わる荷重には大きな抵抗を発現するが、傾斜す
る方向から加わる荷重では、リブがインナパネルの表面
上を滑ったり、曲がったりしやすいことから、エネルギ
吸収性能が安定しない。また、格子状部材がピラーガー
ニッシュとは別個に形成されたものであるため、縦リブ
および横リブの少なくとも一方の傾斜角、それぞれの数
量などを自由に設定できる。
【0055】格子状部材212の実質的に荷重吸収機能
を果たす横リブ216は、インナパネル200およびピ
ラーガーニッシュ208に対して傾斜し、長手方向で隣
り合って位置する横リブの対および交差する方向で隣り
合って位置する横リブの対の少なくとも一方は、その傾
斜の向きが互いに逆となるように配列することができ
る。
【0056】図18に示す実施例では、長手方向で隣り
合って位置する横リブ216の対と交差する方向で隣り
合って位置する横リブ216の対とのそれぞれは、その
傾斜の向きが互いに逆となるように配列されている。す
なわち、任意の横リブ216Aと、この横リブ216A
に対し、長手方向で隣り合って位置する横リブ216B
または216Cとは、その傾斜の向きが互いに逆であ
り、さらに、任意の横リブ216Aと、この横リブ21
6Aに対し、交差する方向で隣り合って位置する横リブ
216Dまたは216Eとは、その傾斜の向きが互いに
逆である。この配列が、後述するように、衝撃荷重が格
子状部材のどの方向から加わっても、その方向の影響を
少なくし、衝撃荷重を分散させやすいため最も好まし
い。
【0057】荷重の加わる方向の影響を少なくし、荷重
を分散させるには、長手方向で隣り合って位置する横リ
ブの対および交差する方向で隣り合って位置する横リブ
の対の少なくとも一方を、その傾斜の向きが互いに逆と
なるように配列すればよい。たとえば、交差する方向で
隣り合って位置する横リブの対を、その傾斜の向きが互
いに逆となるように配列し、長手方向で一列となった横
リブを同じ傾斜の向きとすることもできる。図18を参
考にして説明すると、任意の横リブ216Aと、この横
リブ216Aに対し、交差する方向で隣り合って位置す
る横リブ216Dまたは216Eとを、その傾斜の向き
が互いに逆となるように配列し、横リブ216Aと長手
方向で一列となった全ての横リブを横リブ216Aと同
じ傾斜の向きにする。同様に、横リブ216Dと長手方
向で一列となった全ての横リブを横リブ216Dと同じ
傾斜の向きにし、横リブ216Eと長手方向で一列とな
った全ての横リブを横リブ216Eと同じ傾斜の向きと
する。
【0058】横リブが傾斜しており、長手方向で隣り合
って位置する横リブの対および交差する方向で隣り合っ
て位置する横リブの対の少なくとも一方が、その傾斜の
向きが互いに逆となるように配列される実施例によれ
ば、荷重がピラーガーニッシュにどの方向から加わって
も、その方向によるエネルギ吸収性能の差を少なくする
ことができ、安定性をさらに向上できる。
【0059】格子状部材212の1または複数の縦リブ
214と複数の横リブ216とが交差し、互いに接合さ
れる複数の接合部のうちの1または複数は、その接合面
積が他の接合部の接合面積と異なるように形成すること
ができる。これは、本発明では、格子状部材212をピ
ラーガーニッシュ208から独立した状態で成形するた
め、成形上の制約が少なく、簡単に実施できる。縦リブ
214と横リブ216とを有する格子状部材212の場
合、接合部のせん断が生じ、これによってエネルギ吸収
することが実験的に確認されているが、せん断力は接合
面積に比例することから、エネルギ吸収性能を変えるに
は、接合面積を変えることが有効である。エネルギ吸収
性能を変える別の手立ては、前記したように、材料を選
択することである。
【0060】図20に示すように、接合部220の接合
面積S(説明の便宜上、斜線を入れてある)は、接合長
さLと傾斜している方のリブ、図示の実施例では、横リ
ブ216の厚みtとの積で与えられる(同図c)。した
がって、横リブ216の厚みをtより大きなt1にしたり
(同図a)、接合長さをLより長いL1にしたり(同図
b)することによって接合面積Sは任意に定めることが
できる。そして、接合長さL1を得るには、横リブ216
の傾斜角度を変えればよい。これによって、格子状部材
212の所定の高さLを一定に保ちつつ、接合長さを変
えることができる。
【0061】図20の実施例では、横リブ216が傾斜
しているが、これに変えて縦リブ214を傾斜させるこ
ともでき、さらに、横リブ216と縦リブ214との両
方を傾斜させることもできる。したがって、接合部22
0の接合面積Sは、前記した横リブ216の厚みや傾斜
角度の他、縦リブ214の厚みや傾斜角度を変えること
によっても変更できる。結局、前記したものの少なくと
も1つを変えることによって接合面積Sを変更できるこ
ととなる。
【0062】1または複数の縦リブと複数の横リブとが
交差し、互いに接合される複数の接合部のうちの1また
は複数の接合面積が他の接合部の接合面積と異なるよう
に形成する実施例によれば、たとえば、ピラーガーニッ
シュを格子状部材に、または格子状部材をピラーのイン
ナパネルに取り付ける座の部分や、ピラーのフランジ接
合部のように、高いエネルギ吸収性能が求められる部分
があっても、その部分の接合部の接合面積を大きくする
ことによって対処できる。したがって、一部の箇所に要
求されるエネルギ吸収性能を満たすため、格子状部材の
全体をそのエネルギ吸収性能に合せたものとするような
無駄を省き、合理的な設計が可能である。
【0063】また、前記接合面積を前記縦リブの厚み、
前記横リブの厚み、前記縦リブの傾斜角度および前記横
リブの傾斜角度の少なくとも1つによって変更する場
合、設計の自由度が大きく、せん断力が接合面積に比例
することから、変形に対する荷重特性の設定が容易であ
る。また、ピラーガーニッシュを大型化することなく所
要のエネルギ吸収性能を発現させうるため、車室内空間
を狭くしたり、フロントピラー用のピラーガーニッシュ
の場合に視界を犠牲にしたりすることがない。
【0064】別々に成形したピラーガーニッシュ208
と格子状部材212とは、図21に示すように、たとえ
ば、ピラーガーニッシュ208に複数の溶着部222を
一体に設けておき、一方、格子状部材212の溶着部2
22に対向する部位に取付け座224を一体に設けてお
き、溶着部222を取付け座224の穴に差し込んで溶
融し、溶着することができる。取付け座224は、格子
状部材212のうちの必要箇所のみに設ければよく、取
付け座224の少なくとも3方にある縦リブ214と横
リブ216とに一体に成形し、剛性を高めることが好ま
しい。
【0065】格子状部材212は、図21に示すよう
に、複数の取付け座226を格子状部材212に一体に
設けておき、この取付け座226に差し込んだクリップ
228をピラー206のインナパネル200に差し込ん
でピラー206に取り付けることができる。取付け座2
26は、少なくとも3方にある縦リブ214と横リブ2
16とに一体に成形し、さらに、図示のように断面形状
をL字状にするなどによって剛性を高めることが好まし
い。取付け座226と取付け座224とは、格子状部材
212の成形後の型抜きに支障を及ぼさないように、格
子状部材212の異なる箇所に設ける。
【0066】ピラー206には、図21に示すように、
ウインドシールドガラス62がシール材63を介して取
り付けられ、さらに、ドアガラス230が取り付けられ
る。ドアガラス230はウエザストリップ232によっ
て密封される。
【0067】前記格子状部材212は次のように機能す
る。ピラーガーニッシュ208に所定以上の荷重が加わ
ると、格子状部材の縦リブ214および横リブ216が
変形し、その後、縦リブ214と横リブ216との接合
部がせん断する。図22の(a)に示すように、格子状
部材の縦リブ214と横リブ216との接合部236が
インナパネル200およびピラーガーニッシュ208に
対して傾斜しているため、接合部236は、ピラーガー
ニッシュ208に対して直交する方向Aから加わる荷
重、また傾斜する方向Bから加わる荷重のいずれによっ
ても変形し、せん断されやすい。この変形とせん断とに
よって衝撃エネルギを吸収する場合、変位に対する荷重
特性は、図24のE1のような急な立ち上りとなる。そし
て、所定の荷重F0で所定の変位S0のときのエネルギ吸収
能力F0S0にほぼ近いエネルギ吸収性能を発揮できる。
【0068】図22の(b)に示すように、ピラーガー
ニッシュ240から格子状に一体に突出した複数のリブ
242の接合部244がピラーガーニッシュ240に実
質的に直交している場合、接合部244は、ピラーガー
ニッシュ240に対して直交する方向Aから加わる荷重
に対しては大きな抵抗を現す。その結果、図24のE2
ような所定荷重を越えた大きな荷重が加わる。この場
合、図22の(c)に示すように、リブ242はせん断
されず、むしろ座屈される。また、ピラーガーニッシュ
240に対して傾斜する方向Bから荷重が加わると、リ
ブ242は、図22の(d)に示すように、インナパネ
ル200の表面上をすべったり、曲がったりしやすく、
図24のE3のような立ち上りとなる。このように、リブ
242がピラーガーニッシュ240に直交する場合、リ
ブ242の挙動が一定しないため、エネルギ吸収性能が
安定しない。
【0069】図23の(a)に示すように、横リブ21
6が傾斜しており、長手方向または交差する方向で隣り
合って位置する横リブ216の対の傾斜の向きが互いに
逆となるように配列されている場合、荷重がピラーガー
ニッシュ208に傾斜した方向B1、B2から加わると、荷
重が横リブ216に分散される。図23の(b)に示す
ように、横リブ216が同じ向きに配列されている場合
にも荷重が横リブ216に分散される。しかし、横リブ
216の踏ん張り方が異なり、図23の(a)の方が踏
ん張り方の差が小さいことから、荷重の向きによる影響
を少なくでき、エネルギ吸収性能を安定させやすい。
【0070】図25ないし図27に示す衝撃エネルギ吸
収構造は、インナパネル250の内方にエネルギ吸収間
隔252をおいて内装材254を配置し、格子状のエネ
ルギ吸収体256をエネルギ吸収間隔252内に配置し
た点で前記実施例と同様であるが、この実施例の衝撃エ
ネルギ吸収構造はさらに独特のクリップ258を備え
る。このクリップ258は、前記実施例に記載したクリ
ップに代えて使用できる。
【0071】この実施例では、内装材254はピラーガ
ーニッシュであり、複数のボス260を一体に有する。
ボス260は、ピラーガーニッシュの成形の際に同時に
形成されるもので、内装材254の取付け状態で上下方
向に間隔をおくように配置される2つの水平脚262
と、これら2つの水平脚262を結合する1つの側部の
垂直脚263とからなり、傾斜した肩部264が2つの
水平脚262と垂直脚263とにわたって設けられてい
る。ボス260は、内装材254の取付け状態でインナ
パネル250の穴251を通って車体外方へ突出する長
さを有する。
【0072】一方、エネルギ吸収体256は、互いに交
差する複数の縦リブ266と、複数の横リブ268と、
複数の座面270とを有し、座面270にはボス260
が嵌入できる貫通穴271がが開けられている。縦リブ
266と横リブ268とは前記実施例と同様に形成する
ことができ、座面270は内装材254の複数のボス2
60に対応して設けられている。座面270は、図25
から明らかであるように、内装材254とインナパネル
250との間の中間に位置し、隣り合った2つの縦リブ
266と一体に形成されている。
【0073】ボス260に差し込んで固定できる固定具
274が設けられる。この固定具274とボス260と
によってクリップ258が形成される。図示の実施例で
は、固定具274は薄い鉄板を折り曲げて形成したもの
で、逆U字状に折り曲げられ、間隔275を画定する支
持部276と、支持部276の2つの端部から互いに逆
向きに伸びるベース部277と、支持部276を打ち抜
いてほぼL字状に曲げられた当接部278と、支持部2
76から間隔275に突出するように曲げられた、尖端
を有するつめ部279とを備える。ボス260の垂直脚
263が支持部276の間隔275内に差し込まれる。
【0074】図25に示すように、ボス260をエネル
ギ吸収体256の座面270の穴271に嵌入し、固定
具274の支持部276がボス260の垂直脚263の
両側となるように固定具274をボス260に差し込
む。そうすると、ベース部277がボスの肩部264を
越えて 座面270に突き当たり、つめ部279がボス
の垂直脚263に食い込む。これによって、エネルギ吸
収体256は内装材254に取り付けられ、いわばアッ
センブリとなる。このアッセンブリをインナパネル25
0に取り付けるには、固定具274の当接部278をイ
ンナパネル250の穴251に差し込む。当接部278
が穴251によって狭められた後、弾性によって復原し
て当接部278の端部が穴251に引っ掛かる。これに
よって、取付けが完了する。すなわち、当接部278の
最も大きな間隔の部分の幅W1 は、インナパネル250
の穴251の口径より大きい。
【0075】この実施例によれば、エネルギ吸収体25
6の内装材254への固定と、このアッセンブリのイン
ナパネル250への固定とを一種類のクリップ258だ
けで行うことができることとなり、コストの低減を図る
ことができる。
【0076】図示の実施例では、固定具274のベース
部の幅W2 は、インナパネル250の穴251の口径よ
り小さい。この寸法関係によれば、エネルギ吸収体25
6のリブ266、268が荷重によって座屈したとき、
内装材254のボス260と固定具274とが仮想線で
示すようにインナパネル250の内部へ嵌入することが
できる。これによって、固定部が局部的に荷重の高い特
異箇所となるのを避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネル
ギ吸収構造の実施例の断面図で、図16の1−1線に沿
って切断したものである。
【図2】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネル
ギ吸収構造の別の実施例の、図1と同様な断面図であ
る。
【図3】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネル
ギ吸収構造のさらに別の実施例の断面図で、図16の3
−3線に沿って切断したものである。
【図4】図3の衝撃エネルギ吸収構造に使用したピラー
ガーニッシュの外側から見た斜視図である。
【図5】図3の衝撃エネルギ吸収構造に使用したエネル
ギ吸収体の外側から見た斜視図である。
【図6】図3の衝撃エネルギ吸収構造で採用した係止つ
めと係止凹部との嵌合状態を示す垂直面で切断した断面
図である。
【図7】図3の衝撃エネルギ吸収構造に使用できるエネ
ルギ吸収体の別の実施例の外側から見た斜視図である。
【図8】図3の衝撃エネルギ吸収構造で採用できる別の
係止つめと別の係止凹部との嵌合状態を示す垂直面で切
断した断面図である。
【図9】図3の衝撃エネルギ吸収構造に使用できるエネ
ルギ吸収体のさらに別の実施例の外側から見た斜視図で
あり、(a)、(b)は異なるものを示している。
【図10】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図11】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図12】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図13】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図14】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図15】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1と同様な断面
図である。
【図16】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造を実施できる自動車の斜視図である。
【図17】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の断面図で、(a)は
図19の17a−17a線で切断したもの、(b)は図
19の17b−17b線で切断したものである。
【図18】図17の衝撃エネルギ吸収構造に使用できる
格子状部材の実施例の斜視図である。
【図19】図17の衝撃エネルギ吸収構造に使用できる
ピラーガーニッシュと格子状部材とを分解した斜視図で
ある。
【図20】図17の衝撃エネルギ吸収構造に使用できる
格子状部材の縦リブと横リブとの接合部を示す斜視図
で、(a)、(b)、(c)は異なる接合面積を示して
いる。
【図21】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造を取り付け、使用状態にあるピラーの図1
7の(a)と同様な断面図である。
【図22】図17に示した衝撃エネルギ吸収構造に使用
できるピラーガーニッシュと、直交するリブを有するピ
ラーガーニッシュとの作用を示す模式図で、(a)は本
発明に係るもの、(b)〜(d)は直交するリブを有す
るものの異なる状態を示している。
【図23】図17に示した衝撃エネルギ吸収構造に使用
できるピラーガーニッシュと、これと比較するためのモ
デルとの作用を示す模式図で、(a)は本発明に係るも
の、(b)はモデルに係るものである。
【図24】変位に対する荷重特性を示すグラフである。
【図25】本発明に係る自動車の内装材による衝撃エネ
ルギ吸収構造のさらに別の実施例の、図1または図17
と同様な断面図で、要部のみを示してある。
【図26】図25に示した衝撃エネルギ吸収構造に使用
しているクリップの固定具を示す斜視図である。
【図27】図25に示した衝撃エネルギ吸収構造に使用
している内装材、エネルギ吸収体および固定具を示す分
解斜視図である。
【符号の説明】
50、200、250 インナパネル 52、202 アウタパネル 54、55、84、85、204、205 フランジ接
合部 56、86、206 構造部材(フロントピラー、セン
タピラー) 58、88、140、150、160、174、20
8、254 内装材 60、72、90、100、110、114、120
エネルギ吸収体 142、152、164、174、212、256 エ
ネルギ吸収体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保 昌也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 井本 讓 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 嶋崎 廣志 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の構造部材のパネルの内方に配置す
    る非金属製の内装材によって衝撃エネルギを吸収する構
    造であって、前記パネルと前記内装材との間に設けられ
    たエネルギ吸収間隔と、前記内装材とは別個に成形さ
    れ、前記パネルおよび前記内装材の一方に取り付けられ
    て前記間隔内に配置される非金属製のエネルギ吸収体と
    を備える、自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構
    造。
  2. 【請求項2】 前記構造部材は、インナパネルとアウタ
    パネルとを備え、インナパネルおよびアウタパネルそれ
    ぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフランジ接
    合部を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する
    ように形成されており、 前記パネルは前記インナパネルであり、 前記エネルギ吸収間隔は、前記2つのフランジ接合部の
    うちの少なくとも一方のフランジ接合部が前記仮想面に
    おいて伸びている方向で前記一方のフランジ接合部のエ
    ッジと前記内装材とによって画定される第1の間隔と、
    前記フランジ接合部以外の前記インナパネルと前記内装
    材とによって画定される第2の間隔とからなり、 前記エネルギ吸収体は中空部を有するブロー成形品であ
    り、前記第1の間隔と前記第2の間隔とに配置されてい
    る、請求項1に記載の自動車の内装材による衝撃エネル
    ギ吸収構造。
  3. 【請求項3】 前記エネルギ吸収体は、前記仮想面にお
    ける断面が凹凸形状を呈するように成形されている、請
    求項2に記載の自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収
    構造。
  4. 【請求項4】 前記エネルギ吸収体は、該エネルギ吸収
    体の内側および前記内装材の外側の一方に千鳥状に設け
    られた複数の係止つめと、前記エネルギ吸収体の内側お
    よび前記内装材の外側の他方に前記複数の係止つめに対
    応するように設けられた係止凹部との嵌合により前記内
    装材の外側に取り付けられる、請求項2に記載の自動車
    の内装材による衝撃エネルギ吸収構造。
  5. 【請求項5】 前記構造部材は、インナパネルとアウタ
    パネルとを備え、インナパネルおよびアウタパネルそれ
    ぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフランジ接
    合部を有し、少なくとも一方のフランジ接合部がオープ
    ニングトリムで覆われるような箇所において車体に設け
    られる部材であり、仮想面で切断した断面が閉じ構造を
    呈するように形成されており、 前記パネルは前記インナパネルであり、 前記エネルギ吸収間隔は、前記2つのフランジ接合部の
    うちの前記オープニングトリムで覆われる一方のフラン
    ジ接合部が前記仮想面において伸びている方向で前記一
    方のフランジ接合部のエッジと前記内装材とによって画
    定される第1の間隔と、前記フランジ接合部以外の前記
    インナパネルと前記内装材とによって画定される第2の
    間隔とからなり、 前記エネルギ吸収体は前記オープニングトリムを含むも
    のとして一体に押出し成形されており、前記第1の間隔
    と前記第2の間隔とに配置されている、請求項1に記載
    の自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造。
  6. 【請求項6】 前記構造部材は、インナパネルとアウタ
    パネルとを備え、インナパネルおよびアウタパネルそれ
    ぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフランジ接
    合部を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する
    ように形成されており、 前記パネルは前記インナパネルであり、 前記内装材は中空部分を画定するエネルギ吸収部を有す
    るブロー成形品であり、 前記エネルギ吸収間隔は、前記2つのフランジ接合部の
    うちの少なくとも一方のフランジ接合部が前記仮想面に
    おいて伸びている方向で前記一方のフランジ接合部のエ
    ッジと前記内装材の前記エネルギ吸収部とによって画定
    される第1の間隔と、前記フランジ接合部以外の前記イ
    ンナパネルと前記内装材の前記エネルギ吸収部とによっ
    て画定される第2の間隔とからなり、 前記エネルギ吸収体は前記内装材の前記エネルギ吸収部
    から外方へ伸びている複数のリブであり、前記第1の間
    隔と前記第2の間隔とに配置されている、請求項1に記
    載の自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造。
  7. 【請求項7】 前記構造部材は、インナパネルとアウタ
    パネルとを備え、インナパネルおよびアウタパネルそれ
    ぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフランジ接
    合部を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する
    ように形成されており、 前記パネルは前記インナパネルであり、 前記エネルギ吸収間隔は、前記2つのフランジ接合部の
    うちの少なくとも一方のフランジ接合部が前記仮想面に
    おいて伸びている方向で前記一方のフランジ接合部のエ
    ッジと前記内装材とによって画定される第1の間隔と、
    前記フランジ接合部以外の前記インナパネルと前記内装
    材とによって画定される第2の間隔とからなり、 前記エネルギ吸収体は、前記内装材にインサート成形さ
    れ、前記少なくとも第1の間隔に配置される、中空部を
    画定する筒材を有する、請求項1に記載の自動車の内装
    材による衝撃エネルギ吸収構造。
  8. 【請求項8】 前記構造部材は、インナパネルとアウタ
    パネルとを備え、インナパネルおよびアウタパネルそれ
    ぞれのフランジを重ね合せて接合した2つのフランジ接
    合部を有し、仮想面で切断した断面が閉じ構造を呈する
    ように形成された車体のピラーであり、 前記パネルは前記インナパネルであり、 前記内装材はピラーガーニッシュであり、 前記エネルギ吸収体は格子状部材であり、該格子状部材
    は、前記ピラーガーニッシュの長手方向へ伸びる1また
    は複数の縦リブと、該縦リブに交差する方向へ伸びる複
    数の横リブとを有し、前記縦リブおよび前記横リブの少
    なくとも一方は、前記インナパネルおよび前記ピラーガ
    ーニッシュに対して傾斜している、請求項1に記載の自
    動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造。
  9. 【請求項9】 前記横リブが傾斜しており、長手方向で
    隣り合って位置する横リブの対および交差する方向で隣
    り合って位置する横リブの対の少なくとも一方は、その
    傾斜の向きが互いに逆となるように配列されている、請
    求項8に記載の自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収
    構造。
  10. 【請求項10】 前記1または複数の縦リブと前記複数
    の横リブとが交差し、互いに接合される複数の接合部の
    うちの1または複数は、その接合面積が他の接合部の接
    合面積と異なるように形成された、請求項8に記載の自
    動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造。
  11. 【請求項11】 前記接合面積は、前記縦リブの厚み、
    前記横リブの厚み、前記縦リブの傾斜角度および前記横
    リブの傾斜角度の少なくとも1つによって変更される、
    請求項10に記載の自動車の内装材による衝撃エネルギ
    吸収構造。
  12. 【請求項12】 前記エネルギ吸収体は格子状部材であ
    り、該格子状部材は互いに交差する複数の縦リブおよび
    複数の横リブと、貫通穴を有する座面とを備え、 前記保護構造は、さらに、前記内装材に取り付けられ、
    前記格子状部材の前記座面の前記貫通穴と前記パネルの
    穴とに嵌入されるクリップを備え、前記内装材と前記格
    子状部材とは前記クリップによって前記パネルに取り付
    けられる、請求項1に記載の自動車の内装材による衝撃
    エネルギ吸収構造。
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