JP2006069347A - 衝撃吸収パッドの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】内装用ライニングの裏面に取り付けられる衝撃吸収パッドの取付構造であって、衝撃吸収パッドの位置決め並びに取り付けが簡単に行なえるとともに、車両の室内側横方向から衝撃荷重が加わった際、衝撃吸収パッドの破損を未然に防止して、衝撃吸収パッドの耐久性を高める。
【解決手段】ドアライニング(内装用ライニング)10におけるドアライニング本体11裏面の取付基準位置に、ボックス状ホルダ30を立設し、衝撃吸収パッド20における差込片22を上記ボックス状ホルダ30内に嵌め込み、衝撃吸収パッド20の位置決めと基準固定ポイントでの固定を行なう。そして、上記ボックス状ホルダ30の天板部32に荷重方向に沿う撓み性を付与することで、車両の室内側横方向から衝撃荷重が加わった際、上記天板部32が撓むことにより、差込片22上面に加わる過度の負荷を軽減でき、衝撃吸収パッド20の耐久性を高める。
【選択図】図3

Description

この発明は、ドアライニング等の内装用ライニングの裏面に取り付けられる衝撃吸収パッドの取付構造に係り、特に、衝撃吸収パッドの取付基準位置にライニングと一体化したホルダを設けることで、衝撃吸収パッドの位置決め固定が簡単に行なえるとともに、側突時等、車両の室内側横方向から衝撃荷重が加わってもホルダにより衝撃吸収パッドが破損することがなく、衝撃吸収パッドの耐久性を高めた衝撃吸収パッドの取付構造に関する。
通常、車両の側壁パネルの室内側に装着される内装用ライニングには、側方から衝撃が加わった際、乗員に加わる衝撃荷重を吸収できる衝撃吸収機能を備えている。例えば、図9(a)に示すドアライニング1は、PP(ポリプロピレン)樹脂等の合成樹脂をモールドプレス成形、あるいは射出成形することにより、ドアライニング本体1aを所要形状に成形するとともに、アームレスト1b、ドアポケット1c、スピーカグリル1dをドアライニング本体1aと一体、あるいは別体に設けることで、ドアライニング1の機能性を満足させている。
そして、ドアライニング1におけるドアライニング本体1aの裏面には、例えば、乗員の腰部と対応する箇所には、図9(b)に示すように、腰部インパクトエリアとして、衝撃吸収パッド2がホットメルト系接着剤等により接着固定されている。この衝撃吸収パッド2としては、モールド成形されるポリウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム等が従来から使用されている。
また、最近では、ドアライニング本体1aの裏面所定箇所に衝撃吸収パッド2を迅速に位置決めし、かつ作業性を高めるために、衝撃吸収パッド2を機械固定で取り付ける方法が注目されている。例えば、図10に示すように、衝撃吸収パッド2を3点の固定ポイントで機械固定する方法として、ドアライニング本体1a裏面の取付基準位置にボックス状ホルダ3が立設され、残る2点の固定ポイントに取付用ボス4が突設形成されている。
そして、ボックス状ホルダ3の開口3aに衝撃吸収パッド2の差込片5を差し込み、衝撃吸収パッド2の取付基準位置での固定を完了させた後、衝撃吸収パッド2の左右側に対称状に形成された取付片6の取付孔6a内に取付用ボス4を挿入して、取付用ボス4の先端4aを超音波カシメ加工することにより、図11乃至図13に示すように、ドアライニング本体1aの裏面所定箇所にボックス状ホルダ3と2箇所の超音波固定ポイントの都合3点で衝撃吸収パッド2を固定している。従って、衝撃吸収パッド2の差込片5は、上面5aと3つの側面5bとがボックス状ホルダ3内に当接支持される構成となる(類似技術として、特許文献1参照。)。
特開2003−252155号公報
このように、ドアライニング本体1aの裏面に衝撃吸収パッド2を取り付ける構造として、従来から行なわれている接着固定構造は、衝撃吸収パッド2の位置決めが面倒であり、かつ接着剤の塗布工程、乾燥工程等、作業時間が長くかかるという欠点がある。一方、ボックス状ホルダ3や取付用ボス4を使用する機械固定構造では、これらの欠点を解決することができ、位置決めが簡単に行なえるとともに、作業時間も短くて済むという有利さがある。
しかしながら、ボックス状ホルダ3を使用する構造においては、差込片5をボックス状ホルダ3が包み込むように支持するという構成であるため、ボックス状ホルダ3の開口3aの断面積と差込片5の断面積とがほぼ同一に設定される関係で、嵌め込み作業が面倒であるとともに、乗員の膝がドアライニング1に当たり、車両の室内側横方向から衝撃が加わった際、特にボックス状ホルダ3の天板部3bの縁部3cから衝撃吸収パッド2に負荷が集中し、衝撃吸収パッド2が破損を招き脱落して、衝突時に衝撃吸収パッド2の衝撃吸収機能を生かしきれないという欠点が指摘されている。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車両の側壁パネルの室内側に装着される内装用ライニングにおけるライニング本体の裏面に取り付けられる衝撃吸収パッドの取付構造であって、ボックス状ホルダを使用して、位置決め作業、取付作業を簡素化した衝撃吸収パッドの取付構造において、車両の室内側横方向から衝撃が加わった際、ボックス状ホルダから衝撃吸収パッドに加わる負荷を軽減することで、衝撃吸収パッドの衝撃吸収性能を長期に亘り良好に維持できるとともに、衝撃吸収パッドの取付作業性を高めることができる衝撃吸収パッドの取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、車両の側壁パネルに内装される内装用ライニングにおけるライニング本体の裏面に衝撃吸収パッドを取り付ける衝撃吸収パッドの取付構造において、前記衝撃吸収パッドに差込片が一体形成されており、ライニング本体裏面の取付基準位置に、ボックス状ホルダが形成され、このボックス状ホルダ内に衝撃吸収パッドの差込片を嵌め込むことで、衝撃吸収パッドを所定位置に位置決めし、かつ基準固定ポイントでの固定を行なうとともに、上記ボックス状ホルダの天板部には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることにより、ボックス状ホルダにおける天板部が荷重方向に撓み、天板部の縁部から衝撃吸収パッドに加わる負荷が軽減されることを特徴とする。
ここで、内装用ライニングとしては、ドアライニング、リヤサイドライニング等、車両の側壁パネルの室内面側に装着されるライニング全般に適用できる。この内装用ライニングは、所要形状に成形されるライニング本体にアームレストやスイッチフィニッシャー、スピーカグリル等の機能部品がライニング本体の表面側に一体、あるいは別体に設けられている。
更に、側突時等、車両の室内側横方向から衝撃が加わった際、乗員の腰部や肩部に触れ易い箇所、すなわち、腰部インパクトエリアや肩部インパクトエリア等におけるライニング本体の裏面に衝撃吸収パッドが設けられている。衝撃吸収パッドとしては、所要形状にモールド成形されたポリウレタンフォームやポリスチレンフォーム等が一般に使用されている。
上記衝撃吸収パッドの取付構造としては、衝撃吸収パッドにおける第1の固定ポイント、すなわち基準固定ポイントにおいてボックス状ホルダがライニング本体裏面に一体形成され、衝撃吸収パッドの差込片をボックス状ホルダに差し込み固定することにより、衝撃吸収パッドの位置決めと基準固定ポイントでの固定がなされる。そして、残る固定ポイントに対して例えばライニング本体裏面から突設形成した取付用ボスを衝撃吸収パッドの取付孔に挿入し、先端を超音波溶着によりカシメ固定するか、あるいはプッシュナット等の取付具により機械固定するか、また、残る固定ポイントをホットメルト系接着剤を使用して、接着固定することも可能である。
そして、本願発明の特徴は、衝撃吸収パッドの差込片を差し込み装着する基準固定ポイントに設けられるボックス状ホルダについて、その天板部には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に対して撓み性が付与されている点にある。この撓み性をもたせる形態としては、前記ボックス状ホルダは、四角形状の天板部の周囲4辺のうち、隣接する2辺が側壁により支持され、残る2辺はフリー端で、隣接する2側面に開口が設定されていることにより、天板部には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることを特徴とする。
また、ボックス状ホルダの天板部に撓み性を付与する別の形態においては、前記ボックス状ホルダは、四角形状の天板部の3辺が側壁により支持され、側面の1面が開口として設定されており、この天板部にスリットが開設されていることにより、天板部には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることを特徴とする。
従って、本願発明においては、衝撃吸収パッドの差込片をライニング本体の裏面に突設されたボックス状ホルダ内に嵌め込むことで、衝撃吸収パッドを所定位置に位置決めし、かつ基準固定ポイントに固定できる。そして、その後、残る固定ポイントを固定する方法であるため、衝撃吸収パッドの位置決めが簡単に行なえるとともに、特に、ボックス状ホルダの天板部に衝撃荷重方向に沿う撓み性が付与されているため、横方向の荷重が加わった際、衝撃吸収パッドの圧縮変形により、ボックス状ホルダの天板部に反発力が加わっても、天板部が荷重方向に撓み変形するため、衝撃吸収パッドに対して天板部から過度の負荷が加わることがないことから、衝撃吸収パッドの破損を未然に防止することができる。
更に、ボックス状ホルダにおける天板部に撓み性が付与されているために、天板部を撓ませることで、衝撃吸収パッドにおける差込片の反対側を持ち上げ操作でき、他の固定ポイントに対する位置決めが容易に行なえるとともに、隣接する2側面に開口を設けるという構成を採用すれば、衝撃吸収パッドをボックス状ホルダに差し込む操作が2方向から可能となり、衝撃吸収パッドの位置決め作業をより円滑に行なうことができる。
以上説明した通り、本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造は、ライニング本体に設けられる基準固定ポイントにボックス状ホルダを設定し、衝撃吸収パッドに設けた差込片を上記ボックス状ホルダ内に差し込んで基準ポイントを位置決め固定するという取付構造を採用するとともに、ボックス状ホルダの天板部には横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿って撓み性が付与されるという構成であるため、衝撃吸収パッドの位置決め作業、取付作業を円滑に行なうことができるとともに、車両の室内側横方向から荷重が加わった際、ボックス状ホルダの天板部から衝撃吸収パッドに過度の応力が加わることがなく、衝撃吸収パッドの破損を未然に防止でき、衝撃吸収パッドの耐久性を高めることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造の実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1乃至図5は本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造をドアライニングに適用したもので、図1はドアライニングを示す正面図、図2はドアライニングの裏面に衝撃吸収パッドを取り付けた状態を示すパネル側からみた平面図、図3は図1に示すドアライニングにおけるライニング本体裏面に取り付ける衝撃吸収パッドの取付構造を示す説明図、図4,図5は衝撃吸収パッドの取付構造を示す各断面図である。
図1において、ドアライニング10は、所要形状に成形されたドアライニング本体11をベースとしており、このドアライニング本体11は、PP(ポリプロピレン)樹脂、あるいはタルクを混入したPP樹脂を射出成形又はモールドプレス成形することにより所要形状に成形されている。尚、PP樹脂以外にPE樹脂、ABS樹脂等、汎用の合成樹脂を使用することもできる。
また、このドアライニング本体11の製品表面側中央には、室内側に膨出するアームレスト12、その下方に備品を収容できるドアポケット13、更に、ドアポケット13のフロント側にスピーカグリル14がドアライニング本体11と一体、あるいは別体に設けられている。
そして、図1中点線で示す部位は、ドアライニング本体11の裏面に取り付ける衝撃吸収パッド20の取付箇所であり、この衝撃吸収パッド20設置箇所は、側突時等、車両の室内側横方向から荷重が加わった際、乗員の腰部が干渉する腰部インパクトエリアAに相当する。上記衝撃吸収パッド20としては、モールド成形されたポリウレタンフォーム、あるいはオレフィン系樹脂発泡体、オレフィン系樹脂発泡ビーズ成形体等を使用できるが、コスト及び衝撃吸収性能を考慮すれば、ウレタン樹脂のモールド成形体、すなわち、モールドウレタンが好ましい。この実施例では、モールドウレタンを使用し、かつウレタンの発泡密度は0.02〜0.23g/cm3 で50%圧縮時における反力は3〜5kgfの物性値を示すモールドウレタンが使用されている。
ところで、本発明は、衝撃吸収パッド20の取付構造に特徴があり、位置決めや取付作業が簡単かつ円滑に行なえ、しかも、車両の室内側横方向から荷重が加わった際、衝撃吸収パッド20の破損を未然に防止でき、衝撃吸収パッド20の耐久性を高めることが特徴である。すなわち、図2は衝撃吸収パッド20をドアライニング本体11裏面に取り付けた態様をパネル側からみた平面図、図3は衝撃吸収パッド20の取付構造の説明図をそれぞれ示すもので、衝撃吸収パッド20の取付エリア(腰部インパクトエリアA)において、ドアライニング本体11裏面の取付基準位置にボックス状ホルダ30が一体成形されているとともに、残る2点の固定ポイントには取付用ボス15が2箇所に立設形成されている。
更に詳しくは、この第1実施例に使用するボックス状ホルダ30は、隣接する2面に側壁31がL字状にドアライニング本体11から立ち上がり形成され、この2面の側壁31と連接する天板部32が一体化されている。すなわち、この天板部32は、略四角形状をしており、隣接する2辺が側壁31と連接支持され、残る隣接する2辺はフリー状態であり、側面の2方向に開口33a,33bが開設されており、天板部32は、図3中矢印方向に沿って撓み性が付与されている。
一方、衝撃吸収パッド20は、図2,図3に示すように、略立方形状のパッド本体21の1側面にパッド本体21より厚みを減じた差込片22が外方に向けて突設形成され、かつパッド本体21の両側面には取付片23が外側に向けて突設形成され、この取付片23に上下に貫通する取付孔24が開設されている。
従って、ドアライニング本体11の裏面所定箇所に衝撃吸収パッド20を取り付ける作業としては、衝撃吸収パッド20の差込片22を図3中矢印で示すように、ドアライニング本体11の裏面に突設形成されたボックス状ホルダ30内に開口33(33a,33b)を通して差し込んで、衝撃吸収パッド20を所定位置に位置決めするとともに、基準固定ポイントで衝撃吸収パッド20を固定する。
そして、衝撃吸収パッド20におけるパッド本体21の左右側の取付片23の取付孔24内にドアライニング本体11の裏面から突設する取付用ボス15を挿入して、所望ならばカラー(図5中符号16で示す)を介して取付用ボス15の先端15aを超音波カシメ加工することで、第2の固定ポイント、第3の固定ポイントを超音波溶着カシメ加工で固定することができ、3点の固定ポイントで衝撃吸収パッド20をドアライニング本体11裏面所定位置に確実に固定することができる。
このように、本発明の第1実施例においては、衝撃吸収パッド20の取付方法として、ボックス状ホルダ30を取り付けの目安として使用することで、位置決めが簡単に行なえ、衝撃吸収パッド20の差込片22をボックス状ホルダ30内に差し込んだ後、取付用ボス15を衝撃吸収パッド20の取付孔24内に挿入して、先端を超音波カシメ加工することで、位置決め並びに固定作業を短時間で簡単に行なうことができ、従来のホットメルト系接着剤を使用する取付方法に比べ、位置決め作業、固定作業を簡単かつ短時間に行なうことができる。
そして、ボックス状ホルダ30の形状として、隣接する側面に開口33a,33bを開設したため、衝撃吸収パッド20の差込片22をボックス状ホルダ30内に挿入する作業が2方向から可能となり、位置決め作業がやり易くなる。更に、取付用ボス15を衝撃吸収パッド20の取付孔24内に挿入する際、天板部32に撓み性が付与されているため、衝撃吸収パッド20における差込片22と反対側を持ち上げることができ、取付用ボス15の挿入作業も円滑に行なえるという利点がある。
更に、図4,図5は衝撃吸収パッド20における差込片22をドアライニング本体11のボックス状ホルダ30で支持した状態を示しているが、この第1実施例では、ボックス状ホルダ30として2方向に開口33a,33bを設けたため、例えば、側突時等、車両の室内側横方向から衝撃荷重がドアライニング10に加わった際、衝撃吸収パッド20の特に差込片22とボックス状ホルダ30との間での反発力は、ボックス状ホルダ30の天板部32が図4,図5中矢印方向に容易に撓み変形するため、過度の荷重が天板部32から衝撃吸収パッド20に加わることがなく、衝撃吸収パッド20の破損を未然に防止でき、衝撃吸収パッド20の耐久性を高めることができるという効果がある。
更に、この第1実施例の変形例としては、ボックス状ホルダ30はこの形状のものを使用するとともに、その他の固定ポイントとして、取付用ボス15に対してプッシュナット等の取付具を使用して機械止めしても良く、また、差込片22をボックス状ホルダ30に支持固定した後、他の固定ポイントをホットメルト系接着剤を使用した接着固定構造とすることも可能である。
図6乃至図8は本発明の第2実施例を示すもので、この第2実施例においても、ドアライニング本体11の裏面に衝撃吸収パッド20を取り付ける取付構造に適用されている。従って、第1実施例と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
この第2実施例においては、図7に示すように、ドアライニング本体11の裏面に突設されるボックス状ホルダ30は、側面の1面に開口33を備え、残る3面に側壁31が形成されるとともに、天板部32の両側にスリット34が形成され、天板部32は、ボックス状ホルダ30における背面側の側壁31aに片持ち式に支持されるという構成であり、天板部32は、フリー端側に図7中矢印方向に沿って撓み性が付与されている。
従って、この第2実施例においても、衝撃吸収パッド20の取付作業としては、衝撃吸収パッド20における差込片22をドアライニング本体11の裏面に突設されているボックス状ホルダ30の開口33から内部に嵌め込み、取付基準位置にあるボックス状ホルダ30内に差込片22を嵌め込むことで、衝撃吸収パッド20の位置決め、かつ第1の固定ポイントでの固定を行なった後、取付用ボス15に対して第1実施例同様、衝撃吸収パッド20におけるパッド本体21の両側に設けられている取付孔24内に挿入して、先端15aを超音波カシメ加工することにより、衝撃吸収パッド20をドアライニング本体11の裏面所定位置に簡単に位置決めでき、しかも短時間で取付作業を完了させることができる。
そして、取付用ボス15を衝撃吸収パッド20の取付孔24内に挿入する作業においては、ボックス状ホルダ30における天板部32を上方に撓ませれば、衝撃吸収パッド20の取付片23側を上方に持ち上げることができる。このことにより、簡単に取付用ボス15の挿入作業を完了させることができ、衝撃吸収パッド20の取付作業性を高めることができる。
更に、衝撃吸収パッド20をドアライニング本体11裏面に取り付けた状態が図8に示されているが、例えば、側突時等、車両の室内側横方向から衝撃荷重が加わった際、従来のボックス状ホルダでは差込片22の上面22aに天板部32から過度の外力が加わり破損の大きな原因となっていたが、この第2実施例では、天板部32の両側にスリット34が形成されているため、車両の室内側横方向から荷重が加わった際、ボックス状ホルダ30における天板部32が荷重方向に撓み変形することで、衝撃吸収パッド20における差込片22に過度の応力が加わることがなく、衝撃吸収パッド20における耐久性を高めることができるという第1実施例と同様の作用効果が期待できる。
そして、第2実施例においては、スリット34の幅寸法や設定位置を適宜変更することができる。また、この第2実施例の変形例については、例えば、第1実施例に隣接する側面2面に開口33a,33bを開設した天板部32にスリット34を形成するという構成を採用することもできる。
実施例1、実施例2は、ドアパネルの室内面側に装着されるドアライニング10における特に乗員の腰部が干渉する腰部インパクトエリアAに衝撃吸収パッド20を取り付ける取付構造に適用したが、ドアライニング10における乗員の肩部が干渉するウエスト部裏面に衝撃吸収パッド20を取り付ける取付構造に適用することもできる。また、ドアライニング10の他にリヤサイドライニングにおけるライニング本体に衝撃吸収パッド20を取り付ける取付構造にも適用することができる。
更に、実施例1、実施例2におけるボックス状ホルダ30は、立方体形状に形成され、かつ天板部32は方形状に設定されているが、ボックス状ホルダ30及び天板部32の形状は適宜変更することができる。
本発明に係る衝撃吸収パッドを乗員の腰部が干渉する腰部インパクトエリアに設定したドアライニングを示す正面図である。 本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造の第1実施例を示すパネル側からみた衝撃吸収パッドの平面図である。 図2に示す衝撃吸収パッドの取付構造を示す説明図である。 図2中IV−IV線断面図である。 図2中V −V 線断面図である。 本発明に係る衝撃吸収パッドの取付構造の第2実施例を示すもので、パネル側からみた衝撃吸収パッドの平面図である。 図6に示す衝撃吸収パッドの取付構造を示す説明図である。 図6中VIII−VIII線断面図である。 (a)従来の自動車用ドアライニングを示す正面図、(b)従来の自動車ドアライニングに取り付ける衝撃吸収パッドを示す斜視図である。 従来の衝撃吸収パッドの取付構造を示す説明図である。 従来のボックス状ホルダとボスによりライニング本体に取り付けられた衝撃吸収パッドを裏面側からみた斜視図である。 図11中XII −XII 線断面図である。 図11中XIII−XIII線断面図である。
符号の説明
10 自動車用ドアライニング
11 ドアライニング本体
15 取付用ボス
15a 先端(カシメ部)
16 カラー
20 衝撃吸収パッド
21 パッド本体
22 差込片
22a 差込片上面
23 取付片
24 取付孔
30 ボックス状ホルダ
31 側壁
32 天板部
33 開口
34 スリット

Claims (3)

  1. 車両の側壁パネルに内装される内装用ライニング(10)におけるライニング本体(11)の裏面に衝撃吸収パッド(20)を取り付ける衝撃吸収パッドの取付構造において、
    前記衝撃吸収パッド(20)に差込片(22)が一体形成されており、ライニング本体(11)裏面の取付基準位置に、ボックス状ホルダ(30)が形成され、このボックス状ホルダ(30)内に衝撃吸収パッド(20)の差込片(21)を嵌め込むことで、衝撃吸収パッド(20)を所定位置に位置決めし、かつ基準固定ポイントでの固定を行なうとともに、上記ボックス状ホルダ(30)の天板部(32)には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることにより、ボックス状ホルダ(30)における天板部(32)が荷重方向に撓み、天板部(32)の縁部(32a)から衝撃吸収パッド(20)に加わる負荷が軽減されることを特徴とする衝撃吸収パッドの取付構造。
  2. 前記ボックス状ホルダ(30)は、四角形状の天板部(32)の周囲4辺のうち、隣接する2辺が側壁(31)により支持され、残る2辺はフリー端で、隣接する2側面に開口(33a,33b)が設定されていることにより、天板部(32)には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収パッドの取付構造。
  3. 前記ボックス状ホルダ(30)は、四角形状の天板部(32)の3辺が側壁(31)により支持され、側面の1面が開口(33)として設定されており、この天板部(32)にスリット(34)が開設されていることにより、天板部(32)には、横方向の荷重が加わった際、荷重方向に沿う撓み性が付与されていることを特徴とする請求項1に記載の衝撃吸収パッドの取付構造。
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