JP5359591B2 - アームレスト - Google Patents

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Description

本発明は、アームレストに関する。
従来、アームレストに側方からの衝撃を吸収するための構造を設けたものとして、例えば、特許文献1及び特許文献2に記載のものなどが知られている。まず、特許文献1のアームレストは、アームレストの折り曲げ部をアームレストの他の部分と比べ肉厚を薄くしたものである。また、特許文献2のアームレストは、ライニング基板の意匠面(上面)とは反対側の面(裏面)に肉抜き溝を設けたものである。これらのものは、いずれも、側突時にアームレスト全体が座屈することにより衝撃を吸収するものである。
実開平1−91621号公報 実開平6−87017号公報
ところで、特許文献1の場合、アームレストに対して上方から力を加えると、肉厚が薄い部分に力が伝わり、容易に変形して折曲してしまう場合がある。また、特許文献2の場合は、アームレストの上面に力を加えると、ライニング基板の下面に施した溝は、引き伸ばされるように変形して亀裂が入り、溝を起点としてアームレストが容易に変形して折曲してしまう場合がある。
また、上記特許文献1及び上記特許文献2では、側方から衝撃が加えると、アームレストが変形する方向が一定でないため、例えば、アームレストが裏面方向に変形した場合には、上面方向に変形する場合と比べて肘を置く部分の板厚分だけ衝撃吸収ストロークが短くなる。そのため、裏面方向に変形した場合には、上面方向に変形した場合と比べて、衝撃吸収性能が低下するという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、アームレストの上面から力が加えられた場合には、力に耐えられる強度があり、アームレストの側面からの衝撃には容易に変形して折曲して、良好な衝撃吸収性能をもつアームレストを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のアームレストは、ドアトリムの車室内側面に突出して設けられたアームレストであって、肘を置く部分に当たる基材と、前記基材の表面に形成され、前記表面におけるその長手方向に延びる溝と、前記溝が形成されている面とは反対側となる裏面に形成され、前記裏面から前記ドアトリム側に向かい斜め下方に突出している片部と、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、基材の表面に力をかけると、基材の表面には圧縮される方向に力(圧縮力)がはたらき、表面を縮ませ、裏面を伸ばそうとする。そして、圧縮力がかかった場合でも、表面に溝が形成されているから、圧縮力によって溝が閉じる方向に作用し、基材の表面にかかる力は吸収される。このため、基材の表面を押されたときに、基材の表面を起点として亀裂が生じにくくなり、基材の表面が押されたときの基材の強度は、十分に確保できる。
また、片部が、基材の裏面に形成されることにより、基材の側面に対して力が加えられると、片部は、基材の裏面側から基材を支えようとするので、基材が折曲するときに、基材は、基材の上面方向に向かって折曲する。この結果、側突時にアームレストにかかる圧縮力を基材の上面方向に逃がすことができる。これにより、基材の折曲する際に衝撃吸収ストロークをかせぐことができ、十分に衝撃を吸収することができる。
本発明の実施態様としては、以下の態様が好ましい。
前記基材は、前記ドアトリムとは別体で構成されており、前記片部が、前記ドアトリムに係止されることで、前記基材は、前記ドアトリムに対して上方へ移動することが規制されていることを特徴とすることが好ましい。
上記構成によれば、片部をドアトリムに係止するようにしたから、アームレストをドアトリムへ取付けた際にドアトリムに対して基材が浮き上がることを規制できる。
前記ドアトリムには、前記基材と前記片部との間に配置される突起部が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、基材に基材の表面を押し付ける方向に力がかかると、突起部は、基材と当接することにより、基材の沈み込みを防止することができる。また、基材に基材の裏面から浮き上がる方向に力がかかると、突起部は、片部と当接することにより、基材の浮き上がりを防止することができる。
本発明によれば、アームレストの上面から力が加えられた場合には、力に耐えられる強度があり、アームレストの側面からの衝撃には容易に変形して折曲して、良好な衝撃吸収性能をもつアームレストを提供することが可能になる。
本発明の一実施形態を示す車両用ドアトリムの斜視図である。 基材の表面から見た斜視図である。 基材の裏面から見た斜視図である。 図1中のA−A線断面図である。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1に示すように、車両用ドアトリム50は、合成樹脂等によって板状に形成されたドアトリム本体51を備えている。ドアトリム本体51の車室内側には、合成樹脂等によって車室内側に膨出するように形成されたアームレスト10が設けられている。この車室内側に膨出したアームレスト10は、図示しない車両用シートに着座した乗員の肘掛として使用される。
次に、アームレスト10の構造について説明する。図4に示すように、このアームレスト10は、肘を置く部分にあたるベース部10Aを有している。このベース部10Aは、基材11、基材11の表面を覆う表皮13、及び基材11と表皮13との間に配される緩衝材12から構成されている。基材11は、ドアトリム本体51とは別体で構成されている。基材11は、ドアトリム本体51に設けられたアームレスト取付孔17に取り付けられる。そして、基材11の周縁部は、アームレスト取付孔17の開口縁部に接触している。
基材11の表面(図4におけるアームレスト10の上面となる部分)の中央部には、ウレタン等の発泡体からなる緩衝材12が配されている。さらに、緩衝材12を覆うように、意匠性を高めるための表皮13が被せられている。表皮13としては、合成樹脂製のシート、織布、不織布、皮革等を用いることが可能である。
基材11は、熱可塑性樹脂からなる。図2に示すように、基材11は、車両前後方向に長く延びた形状をしている。基材11の表面には、V字形状の溝14が、基材11の中央を長手方向に向かって延びるように形成されている。なお、溝14が形成されている面とは反対側となる面を、基材11の裏面という。
溝14によって、基材11は側突時に折れ曲がるようになっており、側突時の衝撃を吸収できるようになっている。ここで、基材11の折れ曲がり方向としては、表面側と裏面側とが考えられる。しかし、裏面側に折れ曲がる場合は、基材11自体がアームレスト取付孔17の間に挟まって、衝撃吸収ストロークを表面側へ折れた場合ほど稼ぐことができず、衝撃吸収性能が良くない。そこで、表面側にのみ折り曲げることができるように、本実施形態では、片部15を設けている。
図3に示すように、複数個の片部15(例えば、3つの片部15)は、基材11の裏面に形成されている。この片部15は、基材11の裏面からドアトリム本体51側に向かって斜め下方に突出している。片部15と基材11との連結部15Aは、溝14よりもドアトリム本体51側に配置されている。そして、基材11をドアトリム本体51に取り付けた状態では、図4に示すように、片部15は、ドアトリム本体51側へ行くにしたがって、下降している。
一方、ドアトリム本体51には、突起部16が車室内側に突出して設けられている。また、片部15の先端は、突起部16の下側と接触可能に配置されている。このようにすると、基材11が浮き上がる向きに力がかかった場合に、片部15が突起部16により係止されるため、基材11の浮き上がりを防止することができる。
また、基材11のドアトリム本体51側の端部11Aは、段差を有している。そして、端部11Aは、突起部16の上側と接触可能に配置されている。このようにすると、基材11が沈み込む向きに力がかかった場合に、端部11Aが突起部16の上側により係止されるため、基材11の沈み込みを防止することができる。
本実施形態では以上のような構成であって、続いてその作用を説明する。作用の説明は、アームレスト10が上面から力を受ける場合と、アームレスト10が側面から衝撃を受ける場合とに分けて行う。まず、アームレスト10の上面に力を加えると、突起部16は、基材11に当接する。そのため、基材11は突起部16により係止される。それゆえ、基材11の沈み込みを防止することができる。
また、アームレスト10の上面に力を加えると、基材11の表面には圧縮される方向に力(圧縮力)がはたらき、表面を縮ませ、裏面を伸ばそうとする。そして、基材11の表面に圧縮力がかかった場合でも、基材11の表面に溝14を形成したから、圧縮力を小さくすることができる。
なぜならば、圧縮力によって溝14は閉じる方向に作用し、基材11の表面にかかる衝撃を吸収することができるからである。このため、基材11の表面に衝撃を加えられるときに、基材11の表面を起点として亀裂が生じにくくなる。そのため、基材11の表面が押されたときにおける基材11の強度を、十分に確保できる。
次に、アームレスト10の側面から衝撃を加える(側突時)と、片部15が、基材11の裏面側から基材11を支えようとする。そして、基材11が衝撃に耐えられなくなると、溝14を起点として変形して折曲する。
このとき、基材11は裏面から片部15によって支えられているため、基材11は裏面側に向かって撓むことができず、基材11は表面に向かって撓むこととなる。そのため、基材11の折曲する方向を表面方向のみに制御することができる。これにより、基材11が折曲する際に衝撃吸収するストロークをかせぐことができ、十分に衝撃を吸収することができる。
また、側突時以外の通常時においても、基材11の裏面から基材11を浮き上がらせる方向に力がかかった場合には、片部15は突起部16の下側に当接する。そのため、片部15は突起部16により係止される。それゆえ、基材11が浮き上がることを防止できる。
以上より、V字形状の溝14を基材11の表面に形成したから、アームレスト10の上方からの力が加えられた場合に、力に耐えられる強度を備えることができる。また、片部15を基材11の裏面に形成したから、アームレスト10の側方からの衝撃には基材11の表面に向かってのみ潰れるように制御することができる。
また、片部15をドアトリム50の突起部16に係止させるようにしたから、基材11の浮き上がりを防止できる。さらに、突起部16によって、基材11の沈み込みを防止することもできる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、片部15を突起部16に係止させるようにしていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。本発明は、例えば片部15の先端をドアトリム本体51に直接接触させるようにする構造も可能である。
(2)上記実施形態では、突起部16が基材11と片部15との間に配置されていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。本発明は、例えば、突起部16がない構造も可能である。
(3)上記実施形態では、溝14をV字形状にしていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。本発明は、例えば、U字形状の溝でも可能である。
(4)上記実施形態では、基材11がドアトリム本体51と別体で形成されていたが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。本発明は、例えば、基材11とドアトリム本体51とが一体であってもよい。
(5)上記実施形態では、片部15が突起部16に係止される構造であったが、本発明はこのような態様に制限されるものではない。本発明は、例えば、予めドアトリム本体51に孔を開けておき、その孔に片部15の先端を差し込んで係止する構成でもよい。
10…アームレスト
11…基材
14…溝
15…片部
16…突起部
50…ドアトリム

Claims (3)

  1. ドアトリムの車室内側面に突出して設けられたアームレストであって、
    肘を置く部分に当たる基材と、
    前記基材の表面に形成され、前記表面におけるその長手方向に延びる溝と、
    前記溝が形成されている面とは反対側となる裏面に形成され、前記裏面から前記ドアトリム側に向かい斜め下方に突出している片部と、
    を備えることを特徴とするアームレスト。
  2. 前記基材は、前記ドアトリムとは別体で構成されており、前記片部が、前記ドアトリムに係止されることで、前記基材は、前記ドアトリムに対して上方へ移動することが規制されていることを特徴とする請求項1に記載のアームレスト。
  3. 前記ドアトリムには、前記基材と前記片部との間に配置される突起部が設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアームレスト。
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