JPH11129839A - 車両用ピラーカバー - Google Patents
車両用ピラーカバーInfo
- Publication number
- JPH11129839A JPH11129839A JP9316162A JP31616297A JPH11129839A JP H11129839 A JPH11129839 A JP H11129839A JP 9316162 A JP9316162 A JP 9316162A JP 31616297 A JP31616297 A JP 31616297A JP H11129839 A JPH11129839 A JP H11129839A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pillar cover
- ribs
- vehicle
- side wall
- main body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/04—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
- B60R13/0237—Side or rear panels
- B60R13/025—Pillars; Roof rails
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R13/00—Elements for body-finishing, identifying, or decorating; Arrangements or adaptations for advertising purposes
- B60R13/02—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners
- B60R2013/0287—Internal Trim mouldings ; Internal Ledges; Wall liners for passenger compartments; Roof liners integrating other functions or accessories
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/04—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
- B60R2021/0414—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings using energy absorbing ribs
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R21/00—Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
- B60R21/02—Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
- B60R21/04—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings
- B60R2021/0435—Padded linings for the vehicle interior ; Energy absorbing structures associated with padded or non-padded linings associated with the side or roof pillars
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 衝撃力の吸収緩和の著しく改良された車両用
ピラーカバーを提供する。 【解決手段】 断面が略Cの字形状又は略くの字形状か
らなる本体2の内側に、前記本体2の各側壁部2a、2
bから該本体2の長手方向に対して略直角方向に延びる
リブ3a、3bを、適宜間隔を置いて交互に且つ対向側
壁部2b、2aとの間に空間部を形成するように設け、
該リブ3a、3bの上面に本体2の内側形状に沿った窪
み4a、4bを設けたことを特徴とする。
ピラーカバーを提供する。 【解決手段】 断面が略Cの字形状又は略くの字形状か
らなる本体2の内側に、前記本体2の各側壁部2a、2
bから該本体2の長手方向に対して略直角方向に延びる
リブ3a、3bを、適宜間隔を置いて交互に且つ対向側
壁部2b、2aとの間に空間部を形成するように設け、
該リブ3a、3bの上面に本体2の内側形状に沿った窪
み4a、4bを設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用ピラーカバー
に関し、更に詳しくは、衝撃力の吸収緩和の著しく改良
された車両用ピラーカバーに関する。
に関し、更に詳しくは、衝撃力の吸収緩和の著しく改良
された車両用ピラーカバーに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のピラーカバーは、車両室内の美
観を保つ目的の他に、例えば衝突時などの場合に、乗員
が車体から受ける衝撃力を、体の一部(頭)が直接当接
するピラーカバーの弾性変形により吸収緩和するように
構成されている。
観を保つ目的の他に、例えば衝突時などの場合に、乗員
が車体から受ける衝撃力を、体の一部(頭)が直接当接
するピラーカバーの弾性変形により吸収緩和するように
構成されている。
【0003】従来のピラーカバーは、図7に示すよう
に、断面が略C型の本体12の内側に、長手方向の略中
央の縦リブ13と、長手方向に対して略垂直方向の横リ
ブ14とが互いに交差するように設けられ、且つ横リブ
14が本体12の側壁部12a、12bと接合一体化さ
れている。
に、断面が略C型の本体12の内側に、長手方向の略中
央の縦リブ13と、長手方向に対して略垂直方向の横リ
ブ14とが互いに交差するように設けられ、且つ横リブ
14が本体12の側壁部12a、12bと接合一体化さ
れている。
【0004】しかし乍ら、上記の如きピラーカバーは、
縦リブ13と横リブ14とが交差するとともに、横リブ
14は本体12の側壁部12a、12bと接合一体化し
た構造からなるため、衝撃を受けた場合においても殆ど
弾性変形せず、そのため、衝撃の緩和には自ら限界があ
り、例えば米国規格FMVSS201に規定する頭部傷
害値HIC(d)値を1000以下にすることが不可能
である。
縦リブ13と横リブ14とが交差するとともに、横リブ
14は本体12の側壁部12a、12bと接合一体化し
た構造からなるため、衝撃を受けた場合においても殆ど
弾性変形せず、そのため、衝撃の緩和には自ら限界があ
り、例えば米国規格FMVSS201に規定する頭部傷
害値HIC(d)値を1000以下にすることが不可能
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる実情に
鑑み、リブの交差を無くした構造とすることにより大き
な弾性変形を可能とし、衝撃の緩和が大きく、HIC
(d)値1000以下も可能なピラーカバーを提供する
ものである。
鑑み、リブの交差を無くした構造とすることにより大き
な弾性変形を可能とし、衝撃の緩和が大きく、HIC
(d)値1000以下も可能なピラーカバーを提供する
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明は、断面が略Cの字形状又は略くの字形状から
なる本体の内側に、適宜間隔を置いて、前記本体の各側
壁部から該本体の長手方向に対して略直角方向に延びる
とともに先端部が開放されたリブを設けたことを特徴と
する車両用ピラーカバーを内容とする(請求項1)。
の本発明は、断面が略Cの字形状又は略くの字形状から
なる本体の内側に、適宜間隔を置いて、前記本体の各側
壁部から該本体の長手方向に対して略直角方向に延びる
とともに先端部が開放されたリブを設けたことを特徴と
する車両用ピラーカバーを内容とする(請求項1)。
【0007】また、本発明の好ましい実施態様として
は、リブを空間部を介して互いに対向するように設けた
請求項1記載の車両用ピラーカバーである(請求項
2)。
は、リブを空間部を介して互いに対向するように設けた
請求項1記載の車両用ピラーカバーである(請求項
2)。
【0008】また、本発明の好ましい実施態様として
は、リブとリブとの間の空間部が側壁部と側壁部との距
離の4/5〜1/5の範囲である請求項1又は2記載の
車両用ピラーカバーである(請求項3)。
は、リブとリブとの間の空間部が側壁部と側壁部との距
離の4/5〜1/5の範囲である請求項1又は2記載の
車両用ピラーカバーである(請求項3)。
【0009】また、本発明の好ましい実施態様として
は、リブを交互に且つ対向側壁部との間に空間部を形成
するように設けた請求項1記載の車両用ピラーカバーで
ある(請求項4)。
は、リブを交互に且つ対向側壁部との間に空間部を形成
するように設けた請求項1記載の車両用ピラーカバーで
ある(請求項4)。
【0010】また、本発明の好ましい実施態様として
は、リブと対向側壁部との間の空間部が側壁部と側壁部
との距離の4/5〜1/5の範囲である請求項4記載の
車両用ピラーカバーである(請求項5)。
は、リブと対向側壁部との間の空間部が側壁部と側壁部
との距離の4/5〜1/5の範囲である請求項4記載の
車両用ピラーカバーである(請求項5)。
【0011】また、本発明の好ましい実施態様として
は、リブの上面に本体の内側形状に沿った窪みを設けた
請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ピラーカバ
ーである(請求項6)。
は、リブの上面に本体の内側形状に沿った窪みを設けた
請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用ピラーカバ
ーである(請求項6)。
【0012】更に、本発明の好ましい実施態様として
は、側壁部近辺のリブに切欠部を設けた請求項1〜6の
いずれか1項に記載の車両用ピラーカバーである(請求
項7)。
は、側壁部近辺のリブに切欠部を設けた請求項1〜6の
いずれか1項に記載の車両用ピラーカバーである(請求
項7)。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のピラーカバーは、フロン
トピラーカバー、センターピラーカバー、リアピラーカ
バーを含み、好ましくは熱可塑性樹脂から作られる。熱
可塑性樹脂としては特に制限されず、例えばポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ABS
樹脂等が挙げられるが、就中、ポリプロピレン、ABS
樹脂が好ましい。成形方法としては、射出成形が好まし
い。
トピラーカバー、センターピラーカバー、リアピラーカ
バーを含み、好ましくは熱可塑性樹脂から作られる。熱
可塑性樹脂としては特に制限されず、例えばポリプロピ
レン、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂、
ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ABS
樹脂等が挙げられるが、就中、ポリプロピレン、ABS
樹脂が好ましい。成形方法としては、射出成形が好まし
い。
【0014】
【実施例】本発明を実施例を示す図面に基づいて説明す
るが、本発明はこれら実施例のみに限定されないことは
勿論である。
るが、本発明はこれら実施例のみに限定されないことは
勿論である。
【0015】実施例1 図1は、本発明の車両用ピラーカバーを示す斜視図で、
ピラーカバー1は、断面が略Cの字形状からなる本体2
の内側に、該本体2の側壁部2a、2bから該本体2の
長手方向に対して略直角方向に延びるリブ3a、3b
を、適宜間隔を置いて、且つ空間部を介して互いに対向
するように設けた構成からなる。
ピラーカバー1は、断面が略Cの字形状からなる本体2
の内側に、該本体2の側壁部2a、2bから該本体2の
長手方向に対して略直角方向に延びるリブ3a、3b
を、適宜間隔を置いて、且つ空間部を介して互いに対向
するように設けた構成からなる。
【0016】ピラーカバー1のサイズは、車両のサイズ
に応じ適宜選定すればよいが、通常、本体2の巾は50
〜120mm程度、長さはピラーの部位によっても、また
車格によっても異なるが概ね600〜1300mm程度、
高さは15〜70mm程度、厚さは1.5〜4.5mm程
度、またリブ3a、3bの厚さは1〜1.8mm程度であ
る。隣接するリブ3a同士又はリブ3b同士の間隔はそ
れぞれ10〜35mm程度であるが、必ずしも等間隔であ
る必要はなく、異なる間隔のリブが規則的又は不規則的
に混在してもよく、またランダムであってもよい。ま
た、リブ3a、3bのサイズも必ずしも同じサイズであ
る必要はなく、リブ3aもしくはリブ3bの中で異なっ
ていてもよいし、またリブ3aとリブ3bとが異なって
いてもよい。
に応じ適宜選定すればよいが、通常、本体2の巾は50
〜120mm程度、長さはピラーの部位によっても、また
車格によっても異なるが概ね600〜1300mm程度、
高さは15〜70mm程度、厚さは1.5〜4.5mm程
度、またリブ3a、3bの厚さは1〜1.8mm程度であ
る。隣接するリブ3a同士又はリブ3b同士の間隔はそ
れぞれ10〜35mm程度であるが、必ずしも等間隔であ
る必要はなく、異なる間隔のリブが規則的又は不規則的
に混在してもよく、またランダムであってもよい。ま
た、リブ3a、3bのサイズも必ずしも同じサイズであ
る必要はなく、リブ3aもしくはリブ3bの中で異なっ
ていてもよいし、またリブ3aとリブ3bとが異なって
いてもよい。
【0017】また対向するリブ3aと3bとの間の空間
部dは、本体2の巾、即ち側壁部2aと側壁部2bとの
距離Dの4/5〜1/5程度が好ましい。dが余り小さ
すぎると、衝撃時の弾性変形が小さくなり十分な衝撃緩
和が得られにくくなり、また余り大きすぎると本体2と
リブ3a、3bとの接触面積が小さくなり強度が不十分
となる傾向がある。
部dは、本体2の巾、即ち側壁部2aと側壁部2bとの
距離Dの4/5〜1/5程度が好ましい。dが余り小さ
すぎると、衝撃時の弾性変形が小さくなり十分な衝撃緩
和が得られにくくなり、また余り大きすぎると本体2と
リブ3a、3bとの接触面積が小さくなり強度が不十分
となる傾向がある。
【0018】上記の如き構造のピラーカバーは、従来品
のようにリブが交差せず、また両側壁部とリブとが接合
一体化されておらず、リブの1端、即ち先端部は開放さ
れ、対向するリブとリブとの間には空間部が存在する構
造からなるので、衝撃時にピラーカバーが弾性変形(本
体の断面積が減少)し、リブの座屈荷重が減少すること
により、HIC(d)値1000以下も容易に達成する
ことができる。
のようにリブが交差せず、また両側壁部とリブとが接合
一体化されておらず、リブの1端、即ち先端部は開放さ
れ、対向するリブとリブとの間には空間部が存在する構
造からなるので、衝撃時にピラーカバーが弾性変形(本
体の断面積が減少)し、リブの座屈荷重が減少すること
により、HIC(d)値1000以下も容易に達成する
ことができる。
【0019】実施例2 図2は、本発明の車両用ピラーカバーを示す斜視図で、
ピラーカバー1は、断面が略Cの字形状からなる本体2
の内側に、該本体2の側壁部2a、2bから該本体2の
長手方向に対して略直角方向に延びるリブ3a、3b
を、適宜間隔を置いて交互に且つ対向側壁部2b、2a
との間に空間部dを形成するように設けた構成からな
る。
ピラーカバー1は、断面が略Cの字形状からなる本体2
の内側に、該本体2の側壁部2a、2bから該本体2の
長手方向に対して略直角方向に延びるリブ3a、3b
を、適宜間隔を置いて交互に且つ対向側壁部2b、2a
との間に空間部dを形成するように設けた構成からな
る。
【0020】ピラーカバー1のサイズや配列(等間隔、
異間隔、規則、不規則、ランダム)、リブ3a、3bの
サイズ等は実施例1と同様で、またリブ3a、3bと対
向側壁部2b、2aとの空間部dは本体2の巾、即ち側
壁部2aと側壁部2bとの距離Dの4/5〜1/5程度
が好ましい。その理由は、実施例1の場合と同様、dが
余り小さすぎると、衝撃時の弾性変形が小さくなり十分
な衝撃緩和が得られにくくなり、また余り大きすぎると
本体2とリブ3a、3bとの接触面積が小さくなり強度
が不十分となる傾向があるからである。本例のピラーカ
バーも、従来品のようにリブが交差することなく、また
両側壁部とリブとが接合一体化されておらず、リブの1
端、即ち先端部は開放され、リブと一方の側壁部との間
には空間部が存在する構造からなるので、衝撃時にピラ
ーカバーが弾性変形(本体の断面積が減少)し、リブの
座屈荷重が減少することにより、HIC(d)値100
0以下も容易に達成することができる。本例の如く、リ
ブ3a、3bを交互に配設することにより、実施例1の
場合よりも弾性変形し易くなり、より大きな衝撃緩和が
得られる。
異間隔、規則、不規則、ランダム)、リブ3a、3bの
サイズ等は実施例1と同様で、またリブ3a、3bと対
向側壁部2b、2aとの空間部dは本体2の巾、即ち側
壁部2aと側壁部2bとの距離Dの4/5〜1/5程度
が好ましい。その理由は、実施例1の場合と同様、dが
余り小さすぎると、衝撃時の弾性変形が小さくなり十分
な衝撃緩和が得られにくくなり、また余り大きすぎると
本体2とリブ3a、3bとの接触面積が小さくなり強度
が不十分となる傾向があるからである。本例のピラーカ
バーも、従来品のようにリブが交差することなく、また
両側壁部とリブとが接合一体化されておらず、リブの1
端、即ち先端部は開放され、リブと一方の側壁部との間
には空間部が存在する構造からなるので、衝撃時にピラ
ーカバーが弾性変形(本体の断面積が減少)し、リブの
座屈荷重が減少することにより、HIC(d)値100
0以下も容易に達成することができる。本例の如く、リ
ブ3a、3bを交互に配設することにより、実施例1の
場合よりも弾性変形し易くなり、より大きな衝撃緩和が
得られる。
【0021】実施例3 図3は本発明のピラーカバーの斜視図で、実施例2(図
2)のピラーカバーにおいて、リブ3a、3bの上面
に、本体2の概ね内側形状に沿った窪み4a、4bが設
けられている。その他の構成は実施例1の場合と同様で
ある。本例の如く、窪み4a、4bを設けることによ
り、ピラーカバー1の内部に枠体を配し組み立てた際に
コンパクトな構造となり、しかもリブ3a、3bを介し
て枠体と本体2との距離が一定となるため、ピラーカバ
ー1の全面に亘って衝撃緩和が均一となる。その他の効
果は実施例2の場合と同様である。
2)のピラーカバーにおいて、リブ3a、3bの上面
に、本体2の概ね内側形状に沿った窪み4a、4bが設
けられている。その他の構成は実施例1の場合と同様で
ある。本例の如く、窪み4a、4bを設けることによ
り、ピラーカバー1の内部に枠体を配し組み立てた際に
コンパクトな構造となり、しかもリブ3a、3bを介し
て枠体と本体2との距離が一定となるため、ピラーカバ
ー1の全面に亘って衝撃緩和が均一となる。その他の効
果は実施例2の場合と同様である。
【0022】実施例4 図4は本発明のピラーカバーの斜視図で、実施例3(図
3)のピラーカバーにおいて、リブ3a、3bの側壁部
2a、2b近傍部に切欠部5a、5bが設けられてい
る。その他の構成は実施例3の場合と同様である。本例
の如く切欠部5a、5bを設けることにより、リブ直上
に衝撃が加わった場合でも更に弾性変形し易くなり、一
層大きな衝撃緩和が得られる。その他の効果は実施例3
の場合と同様である。
3)のピラーカバーにおいて、リブ3a、3bの側壁部
2a、2b近傍部に切欠部5a、5bが設けられてい
る。その他の構成は実施例3の場合と同様である。本例
の如く切欠部5a、5bを設けることにより、リブ直上
に衝撃が加わった場合でも更に弾性変形し易くなり、一
層大きな衝撃緩和が得られる。その他の効果は実施例3
の場合と同様である。
【0023】上記図3(実施例3)、図4(実施例4)
のピラーカバー及び、図7(従来品)のピラーカバーに
ついて、HIC(d)値を求めた。その結果を図5、図
6及び図8に示す。尚、HIC(d)値の計算方法は下
記のとおりである。
のピラーカバー及び、図7(従来品)のピラーカバーに
ついて、HIC(d)値を求めた。その結果を図5、図
6及び図8に示す。尚、HIC(d)値の計算方法は下
記のとおりである。
【0024】
【数1】
【0025】
【数2】
【0026】
【数3】
【0027】図3(実施例3)のピラーカバーのHIC
(d)値は、図5に示すように837、また図4(実施
例4)のピラーカバーのHIC(d)値は、図6に示す
ように819といずれも1000以下の値を示したのに
対し、図7(従来品)のピラーカバーのHIC(d)値
は、図8に示すように1003で1000を越えるもの
であった。
(d)値は、図5に示すように837、また図4(実施
例4)のピラーカバーのHIC(d)値は、図6に示す
ように819といずれも1000以下の値を示したのに
対し、図7(従来品)のピラーカバーのHIC(d)値
は、図8に示すように1003で1000を越えるもの
であった。
【0028】尚、上記実施例は、いずれも断面が略Cの
字形状のピラーカバーについてのものであるが、断面が
略くの字形状のピラーカバーについても同様の効果が得
られることは云うまでもない。また、実施例1に示した
ピラーカバーにおいても、窪み及び/又は切欠部を設け
ることができることは勿論である。
字形状のピラーカバーについてのものであるが、断面が
略くの字形状のピラーカバーについても同様の効果が得
られることは云うまでもない。また、実施例1に示した
ピラーカバーにおいても、窪み及び/又は切欠部を設け
ることができることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】叙上のとおり、本発明によれば、リブが
交差することがなく、しかもリブが本体の両側壁部とは
一体化されておらず、リブの先端部は開放され、即ち、
リブとリブとの間には空間部が存在するか、又はリブと
一方の側壁部との間には空間部が存在する構造からなる
ため、衝撃を受けた際に弾性変形が大きく、即ち、衝撃
時のピラーカバーの断面積が減少し、座屈し易く、座屈
荷重が減少することにより、HIC(d)値が小さく
(1000以下も可能)、安全性の頗る高いピラーカバ
ーを提供することができる。
交差することがなく、しかもリブが本体の両側壁部とは
一体化されておらず、リブの先端部は開放され、即ち、
リブとリブとの間には空間部が存在するか、又はリブと
一方の側壁部との間には空間部が存在する構造からなる
ため、衝撃を受けた際に弾性変形が大きく、即ち、衝撃
時のピラーカバーの断面積が減少し、座屈し易く、座屈
荷重が減少することにより、HIC(d)値が小さく
(1000以下も可能)、安全性の頗る高いピラーカバ
ーを提供することができる。
【図1】本発明の実施例を示すピラーカバーの斜視図で
ある。
ある。
【図2】本発明の他の実施例を示すピラーカバーの斜視
図である。
図である。
【図3】本発明の更に他の実施例を示すピラーカバーの
斜視図である。
斜視図である。
【図4】本発明の更に他の実施例を示すピラーカバーの
斜視図である。
斜視図である。
【図5】図3のピラーカバーのHIC(d)値を求めた
チャートである。
チャートである。
【図6】図4のピラーカバーのHIC(d)値を求めた
チャートである。
チャートである。
【図7】従来のピラーカバーを示す斜視図である。
【図8】図7のピラーカバーのHIC(d)値を求めた
チャートである。
チャートである。
1、11 ピラーカバー 2、12 本体 2a、2b、12a、12b 側壁部 3a、3b リブ 4a、4b 窪み 5a、5b 切欠部 13 縦リブ 14 横リブ D 側壁部2aと側壁部2bとの距離 d 対向するリブ3aとリブ3bとの間の空間部又はリ
ブ3a、3bと対向側壁部2b、2aとの間の空間部
ブ3a、3bと対向側壁部2b、2aとの間の空間部
Claims (7)
- 【請求項1】 断面が略Cの字形状又は略くの字形状か
らなる本体の内側に、適宜間隔を置いて、前記本体の各
側壁部から該本体の長手方向に対して略直角方向に延び
るとともに先端部が開放されたリブを設けたことを特徴
とする車両用ピラーカバー。 - 【請求項2】 リブを空間部を介して互いに対向するよ
うに設けた請求項1記載の車両用ピラーカバー。 - 【請求項3】 リブとリブとの間の空間部が側壁部と側
壁部との距離の4/5〜1/5の範囲である請求項1又
は2記載の車両用ピラーカバー。 - 【請求項4】 リブを交互に且つ対向側壁部との間に空
間部を形成するように設けた請求項1記載の車両用ピラ
ーカバー。 - 【請求項5】 リブと対向側壁部との間の空間部が側壁
部と側壁部との距離の4/5〜1/5の範囲である請求
項4記載の車両用ピラーカバー。 - 【請求項6】 リブの上面に本体の内側形状に沿った窪
みを設けた請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用
ピラーカバー。 - 【請求項7】 側壁部近辺のリブに切欠部を設けた請求
項1〜6のいずれか1項に記載の車両用ピラーカバー。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316162A JPH11129839A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 車両用ピラーカバー |
US09/179,884 US6068320A (en) | 1997-10-30 | 1998-10-28 | Vehicular pillar cover |
DE19849942A DE19849942A1 (de) | 1997-10-30 | 1998-10-29 | Säulenabdeckung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9316162A JPH11129839A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 車両用ピラーカバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11129839A true JPH11129839A (ja) | 1999-05-18 |
Family
ID=18073983
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9316162A Pending JPH11129839A (ja) | 1997-10-30 | 1997-10-30 | 車両用ピラーカバー |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6068320A (ja) |
JP (1) | JPH11129839A (ja) |
DE (1) | DE19849942A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7506744B2 (en) | 2005-03-28 | 2009-03-24 | Daifuku Co., Ltd. | Changeover system |
JP2009166521A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Toyota Boshoku Corp | ドアトリム |
Families Citing this family (20)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6179359B1 (en) * | 1999-08-12 | 2001-01-30 | Daimlerchrysler Corporation | Interior trim to windshield mounting arrangement |
US6264238B1 (en) * | 1999-09-28 | 2001-07-24 | Daimlerchrysler Corporation | Reactive surface rib cartridge countermeasure for vehicle interior hard trim applications |
US6475937B1 (en) | 2000-03-17 | 2002-11-05 | Patent Holding Company | Lightweight, thermoplastic, vehicle headliner having at least one integrally-formed, energy-absorbing, head-impact mechanism and injection molding method for making same |
DE10063339C1 (de) * | 2000-12-19 | 2001-12-06 | Porsche Ag | Energieabsorbierendes Deformationselement |
US6679544B1 (en) | 2002-04-05 | 2004-01-20 | Lear Corporation | Molded energy absorber |
JP2007022126A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Beat Sonic:Kk | ピラーカバー |
US7201434B1 (en) * | 2005-11-04 | 2007-04-10 | Cadence Innovation Llc | Energy-absorbing bolster for an automotive instrument panel assembly |
US7513528B2 (en) * | 2006-02-07 | 2009-04-07 | Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. | Vehicle glove box door incorporating variations in rib structure for adjusting impact deformation proximate to respective knee and hand hit areas |
JP4341039B2 (ja) * | 2007-05-31 | 2009-10-07 | 株式会社イノアックコーポレーション | 車両用内装部材 |
US8016331B2 (en) * | 2008-02-14 | 2011-09-13 | Shape Corp. | Energy absorber with sidewall stabilizer ribs |
ES2531562T3 (es) * | 2009-11-06 | 2015-03-17 | Shape Corp. | Absorbedor de energía con salientes que proporciona un impacto uniforme contra el peatón |
EP2542461A4 (en) * | 2010-03-05 | 2013-09-04 | Shape Corp | PEDESTRIAN ENERGY ABSORPTION COVER |
US8424629B2 (en) | 2011-03-09 | 2013-04-23 | Shape Corp. | Vehicle energy absorber for pedestrian's upper leg |
JP5776450B2 (ja) * | 2011-08-31 | 2015-09-09 | マツダ株式会社 | 車両の車体構造 |
US20130285412A1 (en) * | 2012-03-19 | 2013-10-31 | Shawn P. McCarthy | System for Protecting Vertical Interior Columns of Automobile from Burns and The Like |
US8973957B2 (en) | 2013-04-22 | 2015-03-10 | Shape Corp. | Bumper energy absorber with sensor and configured lobes |
US9463723B2 (en) * | 2014-04-07 | 2016-10-11 | Ford Global Technologies, Llc | Armrest substrate having detachable elongated support bands |
US9446732B2 (en) * | 2014-06-13 | 2016-09-20 | Ford Global Technologies, Llc | Side pillar air curtain guide |
US10053046B2 (en) | 2015-09-04 | 2018-08-21 | Ford Global Technologies, Llc | Side pillar air curtain guide |
US11993211B2 (en) * | 2021-04-14 | 2024-05-28 | Ford Global Technologies, Llc | Door-trim panel having collapsible ribs and grooves |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3871636A (en) * | 1971-08-03 | 1975-03-18 | Mccord Corp | Energy absorbing device |
US3843182A (en) * | 1972-06-01 | 1974-10-22 | Mccreary Ind Prod Co | Impact cushioning apparatus |
US4925224A (en) * | 1989-03-06 | 1990-05-15 | Romeo-Rim, Inc. | Energy absorbing vehicle bumper |
JP3127667B2 (ja) * | 1992-07-02 | 2001-01-29 | トヨタ自動車株式会社 | ドアトリムの衝撃吸収構造 |
JP3052766B2 (ja) * | 1994-02-22 | 2000-06-19 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車の内装材による衝撃エネルギ吸収構造 |
JP3160197B2 (ja) * | 1995-12-27 | 2001-04-23 | 本田技研工業株式会社 | 車両用内装材 |
US5795013A (en) * | 1996-06-20 | 1998-08-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Energy absorbing trim, and methods of constructing and utilizing same |
US5938273A (en) * | 1997-07-08 | 1999-08-17 | Chrysler Corporation | Vehicle energy absorption |
-
1997
- 1997-10-30 JP JP9316162A patent/JPH11129839A/ja active Pending
-
1998
- 1998-10-28 US US09/179,884 patent/US6068320A/en not_active Expired - Lifetime
- 1998-10-29 DE DE19849942A patent/DE19849942A1/de not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7506744B2 (en) | 2005-03-28 | 2009-03-24 | Daifuku Co., Ltd. | Changeover system |
JP2009166521A (ja) * | 2008-01-10 | 2009-07-30 | Toyota Boshoku Corp | ドアトリム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE19849942A1 (de) | 1999-05-06 |
US6068320A (en) | 2000-05-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH11129839A (ja) | 車両用ピラーカバー | |
US5951094A (en) | Arm rest for a vehicle | |
US5762392A (en) | Collision energy absorbing structure by vehicle interior trim material | |
JPH08324367A (ja) | 自動車用のエネルギー吸収支柱構造体 | |
JPH0450083A (ja) | 車体のフロントサイドメンバ構造 | |
JP4963470B2 (ja) | 助手席用エアバッグ装置 | |
JP2001047954A (ja) | 車両用内装材 | |
JPH11208389A (ja) | 自動車用バンパー | |
JP3597571B2 (ja) | 車両用ピラーの内装部品組付構造 | |
JP2003118501A (ja) | 衝撃吸収構造を備えた自動車用内装部品 | |
KR100376334B1 (ko) | 차량의 콘솔용 네트배스킷 | |
JPH08127298A (ja) | ピラー用頭部衝撃吸収保護カバー | |
JP3337964B2 (ja) | 車両用内装部品の衝撃吸収構造 | |
JPH05112190A (ja) | バンパーの構造 | |
JP2585108Y2 (ja) | ドアトリムのポケットリッド | |
JP3437725B2 (ja) | 自動車用内装材係止構造 | |
JPH07232556A (ja) | 車両用内装トリム | |
JPH09301089A (ja) | 車両用射出成形品 | |
JPH07237480A (ja) | アームレスト構造 | |
KR200158304Y1 (ko) | 글로브박스의 격막구조 | |
JPH042107Y2 (ja) | ||
KR0151339B1 (ko) | 자동차 스키 슬리브 고정 걸이장치 | |
JPH0242508Y2 (ja) | ||
JP2000038055A (ja) | インストルメントパネル構造 | |
JPH092177A (ja) | ア−ムレスト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060718 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061114 |