JPH07505140A - 3−カルボニルアンドロスタジエン17−カルボキシアミドの製法 - Google Patents

3−カルボニルアンドロスタジエン17−カルボキシアミドの製法

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JPH07505140A
JPH07505140A JP5514208A JP51420893A JPH07505140A JP H07505140 A JPH07505140 A JP H07505140A JP 5514208 A JP5514208 A JP 5514208A JP 51420893 A JP51420893 A JP 51420893A JP H07505140 A JPH07505140 A JP H07505140A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3−カルボニルアンドロスタジエン17−カルボキシアミドの製法本発明は置換 ステロイド性3−ハロゲン−3,5−ジエン誘導体を置換ステロイド性3.5− ジエン−3−カルボン酸誘導体に変換する改良法に関する。かかる化合物は、ス テロイド5−α−レダクターゼを抑制するのに有用であるとして、1991年5 月21日付けでホルツ(Bolt)らに発行された米国特許第5.017.56 8号に記載されている。
発明の背景 置換ステロイド性3−ハロゲン−3,5−ジエン中間体から置換ステロイド性3 .5−ジエン−3−カルボン酸誘導体を製造する方法が、以前に開示されている 。特に、ステロイド性3−ブロモ−3,5−ジエン中間体を触媒作用性またはア ルキルリチウム媒介カルボキシル化反応に付してステロイド性3.5−ジエン− 3−カルボン酸(N−ブチルリチウムを用いた場合の収率15%)を生成するこ とが、米国特許第5.017,568号にて報告されている。適用できるならば 、塩基性中間体を用い、脱ハロゲン化試薬を添加する前に、前記反応中の臭素化 中間体の酸性水素原子を選択的に脱プロトン化することが、得られるステロイド 性3.5−ジエン−3−カルボン酸誘導体の収量を増加させると、米国特許出願 第07/817.179号(1992年1月6日付出願)にて示されている(N −t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ブロモ−17β−カルボキ シアミドからN−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−17β−カルボ キンアミド−3−カルボン酸を製造する場合で、収率63%)。その中で塩基性 中間体を製造するのに用いる好ましい塩基として開示されているものは、臭化エ チルマグネシウムおよび塩化エチルマグネシウムである。
全体が低収率であることに加えて、これらの開示の本質的な欠点は、N−ブチル リチウムならびに臭化エチルマグネシウムおよび塩化エチルマグネシウムが、有 意なコスト高を工業製法に付加する費用のかかる試薬であることである。さらに は、N−ブチルリチウムは高可燃性であり、カルボキシル化反応は希釈濃度で実 施される。かくして、当該分野において、置換ステロイド性3−ハロゲン−3゜ 5−ジエン誘導体を置換ステロイド性3.5−ジエン−3−カルボン酸誘導体に 変換するのに、安全性、経済的かつ信頼性のある方法に対する要求がある。
発明の要約 本発明はステロイド性3−ハロゲン−3,5−ジエン誘導体をステロイド性3゜ 5−ジエン−3−カルボン酸誘導体に変換する改良方法に関する。
詳しくは、本発明は、N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−17β −カルボキシアミド−3−カルボン酸を製造するための改良方法に関する。
さらなる態様において、本発明は、本発明の方法にて有用な新規中間体を提供す る。
発明の詳細な記載 前記および残りの明細書および請求の範囲の全体を通して用いられるように、ス テロイド核の炭素を以下のように番号付け、ステロイド核の環を文字で分類する : 式(1)の化合物の医薬上許容される塩、水和物および溶媒和物は、適宜、当該 分野における当業者によく知られた方法により形成される。
゛特に断らない限り、本明細書および請求の範囲にて用いる場合の「ハロゲン」 なる語は、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
好ましくは、本明細書にて用いる場合の「ハロゲン」なる語は、臭素またはヨウ 素をy:!、味する。
本発明は、式(■): [式中、R1は後記と同意義であり、Xはハロゲンを意味する]で示される化合 物を、シアン化試薬および適当な溶媒、好ましくはジメチルポルムアミドの存在 下でシアン化し、式(■):[式中、R1は後記と同意義である] で示される化合物を形成させ、ついで式(1+1)の化合物をケン化して式(1 )の化合物を形成させ、その後、所望によりその医薬上許容される塩、水和物ま たは溶媒和物を形成させることを特徴とする、式(I):[式中、 R1は (i)CONR”R”Tあり1.−、:、でR2およびR’は、各々、独立シテ 、水素、CI4アルキル、C5−5シクロアルキルおよびフェニルから選択され るか、またはR2およびR3はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素および 窒素から選択される1個までの別のへテロ原子からなる5〜6員の飽和環を意味 するか、または(ii)−CEN、−COOHまたは−COOC+ −Sアルキ ルのような、(i)の基に化学的に変換できる基を意味するコで示される化合物 またはその医薬上許容される塩、水和物もしくは溶媒和物の製法を提供する。
前記の方法にて用いる場合、好ましくは、R1は。
(j)CONR”R’であり、コ、−1’R”オ、J:びRsは、各々、独立し て、水素、C+−Sアルキル、Cトロシクロアルキルおよびフェニルから選択さ れるか、または(jj)−C=N、−COOHまたは C00C+−sアルキル テある。
前記の方法にて用いる場合、最も好ましくは、R1は、β−CONR”R3であ り、ここでR2およびR3は、各々、独立して、水素、C1−8アルキル、cs −sシクロアルキルおよびフェニルから選択される。
式Iの化合物は、R1またはデレク・バートンおよびニー・ディー・オルリス( Derek BartonおよびU、D、011is) 、総合有機化学:有機 化合物の合成と反応(Comprehensive Organic Chem istry+The 5ynthesis and Reactions of @Organic されているような公知の化学反応により、R1で示される基に化学的に変換でき る基からなる。ただし、R’は本発明の方法を効果的でないとするようないずれ の基も包含しない。そのような基をR1に変換する反応は、本明細書に開示され ている、または請求されている合成経路の生成物について実施するか、または適 宜もしくは好ましくは、これらの合成経路におけるある種の中間体について実施 する。例えば、カルボン酸置換基は、酸ハロゲン化物に変換し、つづいてそれを アミンと反応させることによりカルボキシアミドに変換できる。エステルは酸に 変換され、前記のように処理できる。ニトリルは、酸性触媒作用下、酢酸t−ブ チルまたはt−ブタノールのようなアルキル化剤と反応させることによりカルボ キシアミドに変換できる。
本発明の方法を用いて式(1)の化合物を製造する場合には、次式(■):[式 中、 R1は、 (i)CONR”R’t’あ’)、::TR”およびR”l;t、各々、独it 、r、水素、C+−Sアルキル、CM−8シクロアルキルおよびフェニルから選 択されるか、またはR2およびR3はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素 および窒素から選択される1個までの別のへテロ原子からなる5〜6員の飽和環 を意味するか、または(if) −C=N、 C00Htたは C00C+−、 アルキルノような、(i)の基に化学的に変換できる基を意味する]で示される 化合物を合成する。
前記の式(rV)の化合物にて用いる場合、好ましくは、R1は:(i)CON R2R”であり、ここでR2およびR3は、各々、独立して、水素、C1−、ア ルキル%C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択されるか、または(i f)−C=N、−COOH*たlet C00C+−aフルーt’−ル”C’あ る。
前記の式(IV)の化合物に用いる場合、最も好ましくは、R1は・β−CON RI R3であり、ここでR1およびR3は、多々、独立して、水素、cl−8 アルキル、C,、□6シクロアルキルおよびフェニルから選択される。
本発明の方法は、前記した参考文献と比較していくつかの有利な点を開示してい る。詳細には、3−ハロゲン−ステロイド性−3,5−ジエンをステロイド性− 3,5−ジエン−3−カルボン酸に変換するのに用いる試薬および条件は、安全 でありかつ費用がかからず、高濃度にて反応させ、所望の化合物を高収率にて得 ることができ、それにより該方法を工業的規模利用状態に適合させることができ る。
本明細書および請求の範囲にて用いる場合、特に断らない限り、C1−、アルキ ルは、C1−、の炭素を有する直鎖または分枝鎖状炭化水素鎖を意味する。
本明細書および請求の範囲に用いる場合の「シアン化試薬」なる語は、ある種の 条件下、ハロゲン化基と反応してシアン化基を形成する能力を有する試薬を意味 する。好ましくは、該シアン化基は、対応するハロゲン化基を、N、N−ジメチ ル−N、N−プロピレン尿素(DMPU) 、N、N−ジメチルホルムアミド( DMF)またはN−メチル−2−ピロリジノン(NMP) 、好ましくはDMF のような適当な溶媒中、高温でシアン化試薬と反応させることにより製造する。
本明細書および請求の範囲に用いる場合の「ケン化」なる語は、適当な条件下、 ニトリルと反応してカルボン酸置換基を形成する能力を有する化合物または試薬 あるいは一連の試薬を意味する。好ましくは、該カルボン酸置換基は、対応する シアン化基を、エチレングリコール、イソプロピルアルコールまたはエタノール 、好ましくはエタノールのような適当な溶媒中、高温で、水酸化物の塩基、好ま しくは水酸化ナトリウム水溶液と反応させ、つづいて酸性化することにより製造 する。
本明細書および請求の範囲に用いる場合の「高温」なる語は、25℃以上、好ま しくは還流温度を意味する。
好ましくは、本発明に用いる場合のシアン化試薬は、リチャード・シー・プロッ ク(Richarcl C,Larock) 、総合有機化学変換:官能基調製 のガイド(VC)I Publishers、 Inc、 )出版(1989) 861頁に記載されているようなシアン化物複合体を用いる。本明細書において 用いる場合のシアン化物複合体の一例は、KCNSNjBrz(PPh3)+、 7:n、PPh3の系内におけるl化合物である。
他の例は、C0(CN)4’−:に4Ni*(CH)s、K CN ; K C N、 catPd(P Phs>a:Co(CN)s”−: CuCNおよびN aCu(CN)xを包含する。本明細書にて用いる場合、rNaCu(CN)z Jなる語はCuCNとNaCNを系内で混合することにより形成される試薬をい う。
前記シアン化複合体のうち好ましいものは、CuCNおよびNaqu(CN)x である。
前記シアン化複合体のうち特に好ましいものは、NaCu(CN)zである。
好ましくは、該NaCu(CN)2複合体は、1モル当量のシアン化ナトリウム を系内にてシアン化第−銅に添加することにより製造される。
本明細書および請求の範囲にて用いる場合の「溶媒」または「適当な溶媒」なる 語は、塩化メチレン、塩化エチレン、クロロホルム、エチレングリコール、四塩 化炭素、テトラヒドロフラン(THF) 、エチルエーテル、トルエン、酢酸エ チル、ジメチルスルホキシド、N、N’−ジメチル−N、 N’−プロピレン尿 素、N−メチル−2−ピロリジノン、メタノール、イソプロピルアルコール、ジ メチルホルムアミド、水、ピリジン、キノリンまたはエタノールのような溶媒を 意味する。
したがって、好ましくは、本発明の方法は、特に、構造式(HA):で示される 化合物を製造し、それを以下の構造式(IA):で示される化合物に変形するの に特に有用である。
前記操作に従えば、当業者であれば、何ら工夫することなく、本発明を十分な程 度まで利用できると考えられる。したがって、以下の実施例は、単なる例示であ り、何ら本発明の範囲を限定するものと解釈すべきでない。
衷施撚 ジメチルホルムアミドおよびシアン化第−銅はアルドリッチ・ケミカル・カンパ ニー(^1drich Chemical Co、) (ウィスコンシン州、ミ ルウオーキー)ヨリ入手でき、アンドロスト−4−エン−3−オン−17β−カ ルボン酸はベーリケム・インコーホレイテッド(Berlichem、 Inc 、 ) (−ニューシャーシー州、ウニイン)より入手可能である。
(i)N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ブロモ−17β− カルボキシアミド 窒素雰囲気下にあるフラスコを塩化メチレン100m1およびジメチルホルムア ミド6.12m1 (2,5モル当量)で満たした。その溶液を0〜5℃に冷却 し、温度を0〜10℃に維持しながら塩化オキサリル6.9ml (2,5モル 当量)で処理した。白色沈殿物が形成した。1時間撹拌した後、臭化水素気体5 0.1g(196モル当ff1)を、温度を0〜10℃に維持しながら該溶液に 通気した。
その懸濁液は透明溶液となった。該溶液を減圧蒸留により約1/2までその溶液 の容量を減少させることで脱気し、塩化メチレンを用いてその原容量に戻した。
この濃縮/再充填操作を繰り返した。アンドロスト−4−エン−3−オン−17 β−カルボン酸(10,0g、1モル当量)を得られた白色懸濁液に加え、混合 物を室温に加温し、2時間撹拌した。温度を0〜10℃に維持しながら、反応混 合物を、塩化メチレン100m1およびtert−ブチルアミン23.1g(1 0モル当量)含有の容器中にてクエンチした。該混合物を30分間撹拌した。約 10Qmlの水を加え、その二相混合物をセライト床を介して濾過した。有機相 を分離し、減圧蒸留によりその容量を約半分にまで減少させた。該溶液をアセト ンでその原容量にまで戻した。この濃縮/充填操作を2回以上繰り返した。得ら れたアセトン溶液(約300m1)を約50℃に加温し、約100m1の水で処 理し、生成物を沈殿させた。懸濁液を冷却し、生成物、N−t−ブチル−アンド ロスト−3,5−ジエン−3−ブロモ−17β−カルボキシアミドを濾過により 単離して乾燥した。収率89%、融点181〜183℃。
N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ブロモー17β−カルボ キシアミド(50g、1モル当量)、シアン化第−銅(11,0g、1.1モル 当量)およびジメチルホルムアミド(200ml)の撹拌混合物を3.5時間加 熱還流した。反応物を90〜100℃に冷却し、撹拌しながら濃アンモニア水溶 液100m1と水200m1の溶液中にてクエンチした。該反応フラスコをジメ チルホルムアミド25m1でリンスし、それをまたクエンチ溶液に加えた。得ら れた懸濁液を200m1部の塩化メチレンで2回抽出し、有機抽出液をセライト ニア水溶液/水で洗浄し、つづいて2X200m1部の水で洗浄した。有機相を 減圧下で150m1まで濃縮し、250m1のエタノールを加えた。該溶液を再 び減圧下で150m1まで濃縮し、エタノール250m1を加えた。該溶液を減 圧下で300m1まで濃縮し、水30m1を加えて結晶化を誘発した。得られた 懸濁液を0〜5℃で2時間冷却した。固体生成物を濾過により収集し、減圧下、 65℃で乾燥し、黄色結晶としてN−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエ ン−3−シアノ−17β−カルボキンアミド37.Ogを得た。収率85%。融 点195〜197℃。
(ffl)N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−17β−カルボキ シアミド−3−カルボン酸 N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−3−ノアノー1フβ−カルボ キンアミド(20,0g、1モル当11)、50%水酸化ナトリウム水溶液(8 0ml、30モル当量)およびエタノール(200ml)の混合物を18時間加 熱還流した。反応懸濁液を50℃に冷却し、6N塩酸(300ml)および塩化 メチレン(200m l )の撹拌混合物に加えた。その水相の最終pHは1. 5〜2.0であった。有機相を分離し、水層を250m1の塩化メチレンで再び 抽出した。合した有機相を脱色チャコール2gと一緒に1時間撹拌し、セライト 床を介して濾過した。有機相を減圧下で120m1まで濃縮し、酢酸エチル20 0m1を加えた。gF!濁液を減圧下で12Qmlまで再び濃縮し、酢酸エチル 200m1を加えた。得られた懸濁液を減圧下で120m1の最終容量120m 1まで濃縮し、2時間加熱還流した。該忍濁液を0〜5℃で2時間冷却して濾過 した。
固体生成物を、減圧下、65℃で乾燥して14.8g(収率71%)のN−t− ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−17β−カルボキシアミド−3−カル ボン酸を得た。母液を再結晶してさらに3.14g(収率15%)の生成物を得 た。反応物の全収率86%。融点250〜251°C0電動スターラー、温度別 および迎流濃縮器を漏えた51ルントルの3ツロフラスコ(モルトン(Mort on) )を、N−1−ブチル−アンドロスト−3,5−ジエン−3−プロモー 17β−カルボキシアミド(実施例1(i)の記載に従って製造)250g、シ アン化第−銅55g1シアン化すトリウム29gおよびジメチルホルムアミド1 リツトルで満たした。反応混合物を少なくとも12時間加熱還流した(152〜 153℃)。反応混合物を冷水浴で25〜30℃にゆっくりと冷却し、激しく撹 拌しながら、1リツトルの50%水酸化アンモニウム水溶液(50150v/v 濃アンモニア/水)でクエンチした。15〜20分間撹拌した後、1リツトルの 塩化メチレンを充填し、二相系を分離させるのに放置した。該相を分離し、水相 を2X500m]の塩化メチレンで再び抽出した。合した塩化メチレン抽出物を セライトフィルター床を通し、不溶性銅塩を除去した。セライト床を150m1 の塩化メチレンで洗浄した。合した塩化メチレン相を3X500mlの水酸化ア ンモニウムで洗浄し、最後の微量の銅塩を除去した。有機相を大気圧蒸留により 濃縮し、約1.5リツトルの塩化メチレンを除去した。エタノール600m1部 を該反応器に満たし、別の500m1部の溶媒を蒸留することにより、濃縮/塩 化メチレンの置換を続けた。別の600m1部のエタノールを該反応器に充填し 、蒸気温度が82〜84℃に達するまで大気圧蒸留を続けた。60m1部の水を 該反応器に充填し、得られた懸濁液を0〜5℃で少なくとも2時間冷却した。該 固体を収集し、50%水性アルコール75m1で洗浄し、減圧下、60〜65℃ で乾燥して標記化合物191.3gを得た。収率88%9融点190〜192℃ 。
本発明の好ましい具体例を上記にて説明したが、本発明は本明細書中に開示され ている教示そのものに限定されるものではなく、以下の請求の範囲内にあるとす るすべての修飾に対する権利を保有するものである。
フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、PT、SE) 、0A(BF、BJ、CF、CG、 CI、 CM、 GA、 GN、 ML、  MR,SN、 TD。
TG)、 AT、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 CH。
CZ、DE、DK、ES、FI、GB、HU、JP、KP、KR,LK、LU、 MG、MN、MW、NL、N。
、NZ、PL、RO,RU、SD、SE、SK、UA。
(72)発明者 オウイングス、フランクリン・フェルアメリカ合衆国ペンシル ベニア州19144、フィラデルフィア、コプリー・ロード5030番

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.式(II): ▲数式、化学式、表等があります▲(II)[式中、R1は後記と同意義であり 、Xはハロゲンを意味する]で示される化合物を、シアン化試薬および適当な溶 媒の存在下でシアン化し、式(III): ▲数式、化学式、表等があります▲ [式中、R1は後記と同意義である] で示される化合物を形成し、ついで式(III)の化合物をケン化して式(I) の化合物を形成し、その後、所望によりその医薬上許容される塩、水和物または 溶媒和物を形成することを特徴とする、式(I):▲数式、化学式、表等があり ます▲(I)[式中、 R1は (i)CONR3R4であり、ここでR3およびR4は、各々、独立して、水素 、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキルおよびフェニルから選択されるか 、またはR3およびR4はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素および窒素 から選択される1個までの別のヘテロ原子からなる5〜6員の飽和環を意味する か、または(ii)(i)の基に化学的に変換できる基を意味する]で示される 化合物またはその医薬上許容される塩、水和物もしくは溶媒和物の製法。
  2. 2.シアン化試薬が式:CuCNおよびNaCu(CN)2のシアン化物複合体 からなる請求項1記載の方法。
  3. 3.シアン化試薬が式:NaCu(CN)2のシアン化物複合体からなる請求項 2記載の方法。
  4. 4.式:NaCu(CN)2のシアン化物複合体を1モル当量のシアン化ナトリ ウムをシアン化第一銅に加えることにより系内にて製造する請求項3記載の方法 。
  5. 5.シアン化物複合体がシアン化第一銅である請求項2記載の方法。
  6. 6.Xが臭素である請求項1記載の方法。
  7. 7.溶媒がジメチルホルムアミドである請求項1記載の方法。
  8. 8.ケン化反応が、N−t−ブチル−アンドロスト−3,5−ジェン−3−シア ノ−17β−カルボキシアミドおよび水酸化物の塩基を適当な溶媒中にて反応さ せ、ついで酸性化することからなる請求項1記載の方法。
  9. 9.適当な溶媒がエタノールである請求項8記載の方法。
  10. 10.塩基が水酸化ナトリウム水溶液である請求項9記載の方法。
  11. 11.得られる化合物が、 ▲数式、化学式、表等があります▲(I)またはその医薬上許容される塩、水和 物または溶媒和物である請求項1記載の方法。
  12. 12.構造式: ▲数式、化学式、表等があります▲ [式中、 R1は (i)CONR2R3であり、ここでR2およびR3は、各々、独立して、水素 、C1−8アルキル、C3−6シクロアルキル、フェニルから選択されるか、ま たはR2およびR3はそれらが結合する窒素と一緒になって酸素および窒素から 選択される1個までの別のヘテロ原子からなる5〜6員の飽和環を意味するか、 または(ii)(i)の基に化学的に変換できる基を意味する]で示される化合 物。
  13. 13.R1が−C≡N、−COOH、−COOC1−6アルキルまたは−CON (H)t−ブチルである請求項12記載の化合物。
  14. 14.R1が−CON(H)t−ブチルである請求項13記載の化合物。
  15. 15.R1が−COOHである請求項13記載の化合物。
  16. 16.R1が−C≡Nである請求項13記載の化合物。
JP5514208A 1992-02-07 1993-02-05 3−カルボニルアンドロスタジエン17−カルボキシアミドの製法 Pending JPH07505140A (ja)

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