JPH07122197B2 - 空気噴射式織機の緯入れ装置 - Google Patents

空気噴射式織機の緯入れ装置

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JPH07122197B2
JPH07122197B2 JP59271861A JP27186184A JPH07122197B2 JP H07122197 B2 JPH07122197 B2 JP H07122197B2 JP 59271861 A JP59271861 A JP 59271861A JP 27186184 A JP27186184 A JP 27186184A JP H07122197 B2 JPH07122197 B2 JP H07122197B2
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    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • D03D47/361Drum-type weft feeding devices
    • D03D47/362Drum-type weft feeding devices with yarn retaining devices, e.g. stopping pins
    • D03D47/363Construction or control of the yarn retaining devices

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、空気噴射式織機の緯入れ装置に関し、特に織
機再始動時の緯入れ性能を向上させた緯入れ装置に関す
る。
〈従来の技術〉 従来、空気噴射ノズルからの空気噴流により緯入れを行
うようにした空気噴射式織機においては、緯入れ不良や
経糸切れなどで停止し、それら停止原因修復後、再始動
する際も、その停止する以前の圧力空気を空気噴射ノズ
ルに供給して再始動していた。
すなわち、従来の空気噴射式織機の空気噴射ノズル(主
ノズル)への圧力空気供給系は第13図及び第14図に示す
ように構成され、圧力空気供給源1から、調圧器2,圧力
安定用のエアタンク3,織機の準備スイッチの投入により
開弁され織機の停止信号により閉弁される電磁弁4,スレ
ソードシャフト11の近傍に配置されて織機主軸に連動し
て回転するカムによって緯入れ時期に開弁されるメカニ
カル弁5を介して、スレソードシャフト11にスレソード
12を介して固定されたスレー13に取付けられた主ノズル
6に供給される。主ノズル6は本体7と導糸管8とから
なり、それらの間にオリフィスよりなる空気噴出口9を
形成してある。このような構成にあっては、通常運転時
は調圧器2によって調圧された圧力の空気が少なくとも
1ピック分に相当する分エアタンク3に貯留されてお
り、緯入れ時期にメカニカル弁5が開弁すると、主ノズ
ル6に圧力空気が供給され、空気噴出口9から圧力空気
を噴出して、この噴流により緯糸10を包みつつ牽引して
経糸開口(図示せず)内の例えば筬14に形成された緯入
れ通路15に投射する。投射された緯糸10は、この主ノズ
ル6からの噴射空気により、あるいは緯入れ通路15に沿
って配設された補助ノズル(図示せず)からの噴出空気
によって搬送され、緯入れされる。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、このような従来の空気噴射式織機の緯入
れ装置にあっては、停止後、再始動する際に、その停止
以前の空気圧力にて緯入れを行っていたので、この再始
動時に緯入れミス、すなわち、緯糸の先端部が最反主ノ
ズル側の経糸列まで到達しない所謂ショートピックを生
じることがあった。
この原因を推理するに、織機稼働中はメカニカル弁5と
主ノズル6の空気噴出口9との間の空気経路に、メカニ
カル弁5の閉弁後も空気噴出口9がオリフィスの作用を
して残留する圧力空気の噴出が抑制され、次の緯入れ時
すなわちメカニカル弁5の開弁時まで、圧力空気が残存
するため、次回の開弁によって圧力空気が供給される
と、これに加えられて噴出を開始する結果、空気噴出口
9からの所定流速の空気噴流が早期に形成され、緯糸10
の牽引力が大きくなるので良好な緯入れが行われるもの
と思われる。ところが、再始動時には、メカニカル弁5
が開弁して該弁5の下流の空気経路に稼働中の状態にま
で圧力空気を充満して後、緯入れの作用をなすため、こ
の稼働中の状態にまで圧力空気を充満する時間分だけ緯
糸に対する牽引力の付与が遅れるので、牽引力不足とな
り、前述のショートピックを生じるものと思われる。
これを解決するために、再始動時にも十分な牽引力が得
られるよう空気の圧力を設定することも考えられるが、
稼働中においては十分すぎる牽引力が得られるため、弱
い緯糸を用いた場合には緯糸切れを生じるという不具合
があり、また高い空気圧力で使用することは省エネルギ
ーの観点から好ましくないばかりか、極端に高い場合に
は緯節等が発生し織布の品位が低下するという不具合が
あった。
そこで本発明は、このような問題点に鑑み、再始動時の
緯入れミスを解決できるようにすることを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の目的を達成するため、再始動時に所定
時間の間、空気噴射ノズルから噴射される空気による緯
糸に対する1ピックにおける緯入れに関連する単位時間
当たりの牽引力を高める装置を設けるようにしたもので
ある。
〈作用〉 このように再始動時に所定時間の間空気噴射ノズルの単
位時間当たりの牽引力を高める装置があれば、再始動時
の緯糸に対する牽引力不足を補償することができ、再始
動時の緯入れ性能を向上できる。
〈第1実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。但し、前述の従来例
と同一要素には同一符号を付して異なる要素を中心に説
明する。
先ず第1図及び第2図の第1実施例を説明する。
第1図において、圧力空気供給源1とエアタンク3との
間には、圧力空気供給源1から調圧器16,逆止弁17を介
してエアタンク3に連結された通常空気経路18と、圧力
空気供給源1から調圧器19,電磁弁20,逆止弁21を介して
エアタンク3に連結された始動空気経路22とを並列に設
けてある。ここで、通常空気経路18の調圧器16は、通常
運転時に緯入れミスがほとんど生じない最も低い圧力に
なるよう設定する。また、始動空気経路22の調圧器19
は、始動時に緯入れミスを生じずかつ糸切れを生じない
圧力、すなわち調圧器16よりも高い圧力になるよう設定
する。電磁弁20は、第2図に示す織機の制御回路によ
り、後述の如く開閉作動される。
第2図において、Aは準備回路、Bは電磁弁4の制御回
路、Cは始動回路、Dは電磁弁20の制御回路である。準
備回路Aは、押釦式の常開の準備スイッチ23,リレー24,
常閉の停止スイッチ25を直列に接続し、準備スイッチ23
と並列にリレー24の常開接点26を接続してある。制御回
路Bはリレー24の常開接点27,電磁弁4のコイル28を直
列に接続してある。始動回路Cは、リレー24の常開接点
29,押釦式の常開の始動スイッチ30,リレー31を直列に接
続し、始動スイッチ30と並列にリレー31の常開接点32を
接続してある。制御回路Dは、リレー24の常閉接点33,
電磁弁20のコイル34を直列に接続してある。35は織機駆
動モータ36の駆動回路であり、37はそのコンタクタであ
る。このコンタクタ37はリレー31の作動により閉結され
る。
次に作用を説明する。
連続運転中は、リレー24が作動して接点26を閉結してい
るので、準備回路Aは自己保持されている。また、接点
27の閉結により制御回路Bのコイル28が励磁されて、電
磁弁4は開弁している。また、接点29の閉結によりリレ
ー31が作動して接点32を閉結しているので、始動回路C
も自己保持されている。また、リレー31の作動によりコ
ンタクタ37が閉結されて織機駆動モータ36が作動してい
る。また、接点33は開放されているので、制御回路Dの
コイル34は励磁されず、電磁弁20は閉弁している。した
がって、連続運転中は通常空気経路18の調圧器16で調圧
された圧力空気が主ノズル6に供給される。
何らかの停止原因を生じて停止スイッチ25が開放される
と、リレー24の作動が停止されて、接点26,27,29が開放
され、接点33が閉結される。接点26の開放により準備回
路Aの自己保持が解除され、制御回路Bのコイル28が消
磁されるので、電磁弁4が閉弁する。接点29の開放によ
りリレー31が非作動になり、接点32及びコンタクタ37が
開放される。したがって、始動回路Cの自己保持が解除
されると共に、織機駆動モータ36の駆動が停止され、ま
た同時に図示しないブレーキ装置が作動して織機が停止
される。一方、接点33の閉結により制御回路Dのコイル
34が励磁されて、電磁弁20が開弁する。これにより、織
機停止中にエアタンク3内には始動空気経路22の調圧器
19によって調圧された高圧の空気が貯留される。この高
圧空気は逆止弁17により通常空気経路18側へは洩出しな
い。
再始動に当たって準備スイッチ23を閉結すると、リレー
24の作動により接点26,27,29が閉結され、接点33が開放
される。これにより、準備回路Aが自己保持されると共
に、制御回路Bのコイル28が励磁されて、電磁弁4が開
弁する。また、接点33の開放により制御回路Dのコイル
34が消磁されて、電磁弁20が閉弁する。次に始動スイッ
チ30を閉結すると、リレー31の作動により接点32及びコ
ンタクタ37が閉結される。これにより、始動回路Cは自
己保持され、織機駆動モータ36は運転を開始する。した
がって、緯入れのタイミングにおいてメカニカル弁5が
開弁すると、主ノズル6からの空気噴射により緯糸10が
緯入れされる。この始動時に主ノズル6に供給される空
気は調圧器19で調圧された圧力空気であるので、その後
の通常運転時よりも圧力が高く、前述のようにメカニカ
ル弁5から主ノズル6の空気噴出口までの空気経路に圧
力空気を充満する時間だけ噴射時間が短くなっても、高
圧になった分だけ通常運転時より牽引力を高めて始動時
の最初の緯入れから必要な緯入れ性能を確保できる。そ
の後、エアタンク3内の圧力空気の消費によりエアタン
ク3内の圧力が低下して調圧器16の調整圧力よりも低く
なると、調圧器16で調圧された圧力空気が逆止弁17を介
してエアタンク3に供給され、緯入れに供される。
〈第2実施例〉 次に第3図及び第4図の第2実施例を説明する。
この実施例は、2つの緯入れ用ノズルを用いるようにし
たもので、主ノズル6の給糸側に補助主ノズル50を設
け、緯糸10を補助主ノズル50に引通した後、主ノズル6
に引通してある。そして、補助主ノズル50には圧力空気
供給源1から調圧器51,エアタンク52,電磁弁53を介して
圧力空気を供給するようにしてある。尚、補助主ノズル
50は織機のフレームに固定してもよいし、主ノズル6と
同様にスレーに取付けてもよい。
第4図はこの実施例の織機の制御回路を示し、前述の第
1実施例と同一要素には同一符号を付し、異なる要素を
説明する。Eは電磁弁53の制御回路であり、通電後所定
時間経過後に開放されるタイマー接点43,リレー31の作
動により閉結される接点44,電磁弁53のコイル45を直列
に接続してある。タイマー接点43は主ノズル6の牽引力
が低下する分を補うに足る時間圧力空気を噴射するよう
その閉結時間を設定する。
作用を第4図の回路を参照しつつ説明する。準備スイッ
チ23を閉結すると電磁弁4が開弁し、次に始動スイッチ
30を閉結すると電磁弁53が開弁し、同時にタイマー接点
43の計時が始まり、また織機駆動モータ36が運転を開始
する。電磁弁53の開弁により、補助主ノズル50から圧力
空気を噴射して緯糸10を牽引するが、緯入れ時期でない
ので、緯糸10は緯入れされない。緯入れ時期になり、メ
カニカル弁5が開弁して主ノズル6から圧力空気を噴射
すると、緯糸10が解放されて緯入れが行われる。このと
き、緯糸10は主ノズル6と補助主ノズル50とからの噴出
空気により牽引力を受けるから、牽引力を多く受ける。
この途上、主ノズル6の牽引力不足を補った時点でタイ
マー接点43が開放されて、電磁弁53が閉弁し、補助主ノ
ズル50からの圧力空気の噴射が停止される。
〈第3実施例〉 次に第5図〜第12図の第3実施例を説明する。
この実施例は、特願昭59−151982号等で提案しているよ
うに緯糸の性質に基づいて主ノズルへの供給圧力を調整
するものに適用した例である。
第5図を参照し、主ノズル6へは、圧力空気供給源1か
ら、電気信号に比例した空気圧に調圧する機能を有する
電気−空気圧比例弁80、ほぼ1ピック分に相当する空気
量を貯留するエアタンク3、織機の準備スイッチの投入
によって開弁され織機の停止信号によって閉弁される電
磁弁4、織機主軸に連動して回転するカムによって緯入
れ時期に開弁するメカニカル弁5を介して、圧力空気を
供給するようになっている。81は圧力ゲージである。こ
こで、電気−空気圧比例弁80には、制御回路82からのデ
ジタル信号がD/Aコンバータ83を介してアナログ電圧に
変換されて入力される。
制御回路82には、制御入力として、巻戻し検出器84から
の信号と、アングルセンサ85からの信号と、プリセッタ
86からの信号とが入力される。また、図示しないが織機
主軸の1回転毎に信号を発する近接スイッチからの信号
も入力される。
巻戻し検出器84は緯入れ時に緯糸貯留用のドラム87回り
を巻戻される緯糸10の通過を検出するものであって、第
6図に示すように投光面84aを有するオプティカルファ
イバーと、受光面84bを有するオプティカルファイバー
とを束ねてあり、それらの投・受光面84a,84bを、第7
図及び第8図に示すようにドラム87上の穴に突入及び退
出する2つの係止ピン88,89のうち主ノズル6側の係止
ピン89より更に主ノズル6側の部分で、かつ緯糸10の巻
戻し方向(第7図a方向)において係止ピン88,89の直
前位置となる部分に相対させて配置してある。尚、ドラ
ム87の巻戻し検出器84の投・受光面84a,84bに相対する
部分は鏡面90に仕上げてある。
こうして、常時は投光面84aから投光された光がドラム8
7の鏡面90により反射されて受光面84bに入光するように
してあり、緯糸10の巻戻しにより緯糸10が投・受光面84
a,84bと鏡面90との間を通過すると光束が遮られて受光
面84bへの入光量が減少し、これをもって緯糸10の通過
を検出するようにしてある。尚、緯糸10の通過による検
出信号は、1ピック分としてドラム87に緯糸10が4周巻
かれているとすると、1周巻戻される毎に得られるの
で、緯入れ終了まで4回得られる。このうちの選択され
た1つが制御に使用される。
アングルセンサ85は織機主軸と連動して回転すると共に
周囲に、360個の凸部を有する回転体91に相対させてあ
り、凸部を検出して主軸の回転角度(以下主軸角度とい
う)を検出する。尚、凸部を検出する毎に1°ずつカウ
ントアップし、359°の次は0°を出力するようにして
ある。
プリセッタ86は制御回路82での制御に必要な情報を予め
プリセットするために設けてあり、16進入力の可能なバ
イナリースイッチ86aと10進入力の可能な3個のデシマ
ルスイッチ86b等を備える。
ここにおいて、制御回路82は、巻戻し検出器84,アング
ルセンサ85及びプリセッタ86からの制御入力を基に、所
定の処理を行ってD/Aコンバータ83に出力し、電気−空
気圧比例弁80を介して主ノズル6への供給圧力の制御を
行う。
具体的に、この制御回路82は、第9図に示すようにCPU9
2,ROM93,RAM94,I/O95,96を備え、巻戻し検出器84からの
巻戻し検出信号,アングルセンサ85からの主軸角度信
号,プリセッタ86からの基準角度設定値T0,許容範囲設
定値LM,初期圧力設定値V,圧力上限設定値Va,圧力下限設
定値Vb及び始動時圧力増加値(又は係数)KをI/O95を
介してCPU92に読込み、ROM93上のプログラムに従って必
要なデータをRAM94に書込み、また読出し、I/O96を介し
てD/Aコンバータ83に出力する。
次に第10図〜第12図のフローチャートを参照しつつこの
システムの作動について説明する。
先ず織機の電源を投入すると、スタートピック数SP及び
後述する累積値ΣT,ΣPをクリアする(第10図のフロー
のステップ1、図にはS1と記してある)。
次にプリセッタ86からの情報の読込み状態(読込みスイ
ッチON)であるか否かを判定し(ステップ2)、読込み
状態にあって、各種の条件を新たに設定あるいは変更す
る場合は、第11図及び第12図のフローに従ってそれらの
条件をプリセッタ86から入力させる。
すなわち、例えばプリセッタ86のバイナリースイッチ86
aが0の場合は、巻戻し回数のうち何回目を選択するか
をセットする場合であり、そのときは、新しい値を書込
む(書込みスイッチON)か否かを判定し、書込むのであ
れば3個のデシマルスイッチ86bによって設定される値
をRAM94に書込んで記憶させる。つまり、何回目かをセ
ットする場合は、バイナリースイッチ86aを0にセット
し、デシマルスイッチ86bを例えば4回目であれば「00
4」にセットし、書込みスイッチをONにする。これによ
り、基準角度設定値T0が何回目かに応じた従前の基準値
に設定される。
これを変更する場合は、次にバイナリースイッチ86aを
4にセットし、デシマルスイッチ86bを例えば「230」
(角度を表す)にセットし、書込みスイッチをONにす
る。
許容範囲LMをセットする場合は、バイナリースイッチ86
aをAにセットし、デシマルスイッチ86bを例えば「10
0」にセットし、書込みスイッチをONにすればよい。ま
た、初期圧力Vをセットする場合は、バイナリースイッ
チ86aをBにセットし、デシマルスイッチ86bによりその
値をセットし、書込みスイッチをONにすればよい。ま
た、圧力の上限値Vaをセットする場合は、バイナリース
イッチ86aをCにセットし、デシマルスイッチ86bにより
その値をセットし、書込みスイッチをONにすればよい。
また、圧力の下限値Vbをセットする場合は、バイナリー
スイッチ86aをDにセットして同様に行えばよい。更
に、始動時圧力増加値Kをセットする場合は、バイナリ
ースイッチ86aをEにセットし、デシマルスイッチ86bを
例えばK=0.2(kg/cm2)であれば「020」にセットし、
書込みスイッチをONにすればよい。
次に織機の始動スイッチをONすると、スタートからのピ
ック数SPを判定する(ステップ3,4)。2ピック目まで
は、近接スイッチからの信号の有無を判定し(ステップ
5)、信号有りのときにスタートピック数SPをカウント
アップして(ステップ6)、3ピック目になるのを待
つ。このように2ピック目までは圧力制御及びそのため
の情報の読込みを行わず、所定の回転数に到達して安定
するのを待つ。尚、このときは初期圧力Vにセットされ
る。
3ピック目以降は、緯入れ時にドラム87から緯糸10が巻
戻される際、1周分巻戻される毎に発生する巻戻し検出
器84からの信号のうち予め選択されている例えば4回目
の信号が入力された時点のアングルセンサ85からの主軸
角度信号Tを読込み、その値から基準値T0を減算して、
その差(T−T0)を求め、その差の累積値ΣTを算出す
る。また同時に累積を初めてから何ピック目かを示すΣ
Pの値を1アップする(ステップ7)。
次に差(T−T0)の累積値ΣTがプラス側あるいはマイ
ナス側の許容範囲LM(例えば±100)を超えたか否かを
判定する(ステップ8,9)。
プラス側の許容範囲を超えた場合は、現在の圧力(又は
当初設定した初期圧力)Vを許容範囲を超えるまでのピ
ック数ΣP(例えば10)にて除算し、これを現在の圧力
Vに加算し、新たな圧力Vを設定する(ステップ10)。
次に設定された圧力Vを上限値Vaと比較し(ステップ1
1)、上限値Vaより大きい場合は、その上限値Vaに設定
する(ステップ12)。
マイナス側の許容範囲を超えた場合は、現在の圧力Vを
許容範囲を超えるまでのピック数ΣPにて除算し、これ
を現在の圧力Vから減算し、新たな圧力Vを設定する
(ステップ13)。次に設定された圧力Vを下限側Vbと比
較し(ステップ14)、下限値Vbより小さい場合は、その
下限値Vbに設定する(ステップ15)。
このようにして新たに圧力Vが設定されると、ΣT,ΣP
をクリア(ステップ16)した後、停止信号の有無を判定
し(ステップ17)、停止信号無しの場合はこの圧力Vを
D/Aコンバータ83に出力する(ステップ18)。
このように所定回目の巻戻しタイミングの検出値Tと基
準値T0との差の累積値ΣTがプラス側の許容範囲LMを超
えた場合は、緯入れ時間が長過ぎるので、超えるまでに
要したピック数ΣPに応じた分、主ノズル6への供給圧
力Vを増大させ、牽引力を大きくして、緯入れ時間を適
正化する。
逆にマイナス側の許容範囲−LMを超えた場合は、緯入れ
時間が短過ぎるので、超えるまでに要したピック数ΣP
に応じた分、主ノズル6への供給圧力Vを減少させ、牽
引力を小さくして、緯入れ時間を適正化する。
許容範囲内の場合はその従前の圧力を継続することは勿
論である。
停止信号の有無の判定(ステップ17)において、停止信
号有りの場合は、現在の圧力Vに、始動時圧力増加値
K、例えば0.2(kg/cm2)を加算して新たに圧力Vを設
定する(ステップ19)。但し、この新たな圧力Vが上限
値Vaを超えていれば、上限値Vaに設定する(ステップ2
0,21)。そして、この増加された圧力がD/Aコンバータ8
3に出力される(ステップ22)。
このように停止時に主ノズル6への供給圧力を上昇させ
れば、再始動時の主ノズル6への供給圧力も上昇する。
そして、再始動すれば、圧力が高いから、基準値T0より
もアングルセンサ85からの主軸角度信号Tが小さくなる
から、次第に適正な圧力に戻される。
尚、前述の始動時圧力増加値を係数として、圧力Vに乗
じるようにしてもよい。
また、再始動時の1回目は停止したときの圧力で再始動
し、再始動時所定ピック以内に再び緯入れミスが原因で
停止したときに、本発明のように高圧の空気で再始動を
行うようにしてもよい。
更に、この実施例では、緯入れ中又は終了時に所定の状
態となるタイミングを検出するようにしているが、緯糸
の飛走終了時の張力、具体的には飛走終了時に緯糸10が
ドラム式緯糸貯留装置の係止ピン89に係止される際の張
力を、例えば係止ピン89にストレインゲージを取付けて
その歪みを検出することにより、測定するなどしてもよ
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、再始動時に所定時
間の間、空気噴射ノズルの単位時間当たりの牽引力を高
めるようにしたので、再始動時の緯入れミスを大巾に減
少できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す主ノズルへの圧力空
気供給系の構成図、第2図は同上の制御回路図、第3図
は第2実施例を示す圧力空気供給系の構成図、第4図は
同上の制御回路図、第5図は第3実施例を示すシステム
構成図、第6図は第5図における巻戻し検出器の拡大
図、第7図及び第8図は巻戻し検出器のレイアウトを示
す正面図及び側面図、第9図は第5図における制御回路
のハードウェア構成を示すブロック図、第10図〜第12図
は制御回路のソフトウェア構成を示すフローチャート、
第13図は従来例を示す主ノズルの斜視図、第14図は同じ
く従来例を示す主ノズルへの圧力空気供給系の構成図で
ある。 1…圧力空気供給源、2,16,19,51…調圧器、3,52…エア
タンク、4…電磁弁、5…メカニカル弁、6…主ノズ
ル、10…緯糸、20…電磁弁、22…始動空気経路、28…電
磁弁4のコイル、34…電磁弁20のコイル、45…電磁弁53
のコイル、50…補助主ノズル、53…電磁弁、80…電気−
空気圧比例弁、82…制御回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気噴射ノズル(6,50)からの空気噴流に
    より緯入れを行うようにした空気噴射式織機の緯入れ装
    置において、 再始動時に所定時間の間、前記空気噴射ノズル(6,50)
    から噴射される空気による緯糸に対する1ピックにおけ
    る緯入れに関連する単位時間当たりの牽引力を高める装
    置(20,53,80)を設けたことを特徴とする空気噴射式織
    機の緯入れ装置。
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