JP3278874B2 - ジェットルームにおける緯入れ制御装置 - Google Patents
ジェットルームにおける緯入れ制御装置Info
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はジェットルームにおける
緯入れ制御装置に関するものである。
緯入れ制御装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】ジェットルームにおける緯糸の飛走終了
時は緯糸測長貯留装置からの緯糸引き出し阻止時である
が、緯糸引き出し阻止は糸巻き付け面と緯糸係止ピンと
の係合によって行われる。このような緯糸引き出し阻止
作用は高速飛走する緯糸の飛走を急激に止めて張力を上
昇させることになるため、緯糸の切断をもたらすことが
ある。
時は緯糸測長貯留装置からの緯糸引き出し阻止時である
が、緯糸引き出し阻止は糸巻き付け面と緯糸係止ピンと
の係合によって行われる。このような緯糸引き出し阻止
作用は高速飛走する緯糸の飛走を急激に止めて張力を上
昇させることになるため、緯糸の切断をもたらすことが
ある。
【０００３】特開昭５６−９３６５９号公報には緯糸引
き出し阻止時の緯糸切断を防止する装置が開示されてい
る。この従来装置では糸巻き付け面の近傍に制動シュー
が配設されており、織機主軸の回転に同期して制動シュ
ーが糸巻き付け面に接するようになっている。これによ
り糸巻き付け面から引き出される緯糸に制動が掛かり、
緯糸の引き出し速度、即ち緯糸飛走速度が低減する。こ
の制動を掛ける時期は緯糸引き出し阻止時の少し前から
行われ、引き出し阻止時の急激な緯糸張力上昇が抑制さ
れる。
き出し阻止時の緯糸切断を防止する装置が開示されてい
る。この従来装置では糸巻き付け面の近傍に制動シュー
が配設されており、織機主軸の回転に同期して制動シュ
ーが糸巻き付け面に接するようになっている。これによ
り糸巻き付け面から引き出される緯糸に制動が掛かり、
緯糸の引き出し速度、即ち緯糸飛走速度が低減する。こ
の制動を掛ける時期は緯糸引き出し阻止時の少し前から
行われ、引き出し阻止時の急激な緯糸張力上昇が抑制さ
れる。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、制動を
掛けるタイミングを織機主軸の回転に同期させるやり方
には次のような欠点がある。同一種類の緯糸の場合にも
緯入れ毎の飛走速度にはばらつきがあり、緯糸係止ピン
が緯糸の引き出し阻止を行なうタイミングは緯入れ毎に
ばらつく。糸巻き付け面上の巻き糸が拘束作用を受ける
ことなく解舒される場合には飛走速度がばらつけば糸巻
き付け面上を滑り出てゆく巻き糸の解舒速度もばらつ
き、巻き糸が糸巻き付け面に接する制動シューの制動作
用から逃れてしまうおそれがある。これを回避するには
従来装置の実施例に開示されるように緯糸引き出し方向
へ移動する緯糸係止ピンによって巻き糸を拘束案内すれ
ばよいが、このような緯糸係止ピンの動作をもたらす機
構はかなり複雑となる。
掛けるタイミングを織機主軸の回転に同期させるやり方
には次のような欠点がある。同一種類の緯糸の場合にも
緯入れ毎の飛走速度にはばらつきがあり、緯糸係止ピン
が緯糸の引き出し阻止を行なうタイミングは緯入れ毎に
ばらつく。糸巻き付け面上の巻き糸が拘束作用を受ける
ことなく解舒される場合には飛走速度がばらつけば糸巻
き付け面上を滑り出てゆく巻き糸の解舒速度もばらつ
き、巻き糸が糸巻き付け面に接する制動シューの制動作
用から逃れてしまうおそれがある。これを回避するには
従来装置の実施例に開示されるように緯糸引き出し方向
へ移動する緯糸係止ピンによって巻き糸を拘束案内すれ
ばよいが、このような緯糸係止ピンの動作をもたらす機
構はかなり複雑となる。
【０００５】本発明の目的は、このような緯糸係止ピン
の動作を必要とすることなく緯糸引き出し阻止時の制動
を的確に行ない得る装置を提供することにある。
の動作を必要とすることなく緯糸引き出し阻止時の制動
を的確に行ない得る装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
緯糸係止ピンを備えた巻き付け方式の緯糸測長貯留装置
であって、緯入れ時に緯糸係止ピンが緯糸を開放して糸
巻き付け面上に巻き付け貯留された緯糸を緯入れ用メイ
ンノズルの噴射作用によって射出緯入れし、緯入れ係止
ピンが緯糸の引き出しを阻止して緯入れを終了するジェ
ットルームにおいて、緯糸測長貯留装置から緯入れ用メ
インノズルに至る走行中の緯糸に所定時期にのみ制動を
掛けるため、前記緯糸測長貯留装置と緯入れ用メインノ
ズルとの間の緯入れ経路に配設した緯糸制動手段と、緯
糸測長貯留装置の近傍に配設した同緯糸測長貯留装置か
ら引き出し解舒される緯糸のバルーニング回数の検出に
よって緯糸引き出し量を検出する緯糸引き出し量検出手
段と、緯糸引き出し量検出手段が緯入れに必要な全緯糸
引き出し量に相当する緯糸バルーニング回数よりも少な
い数に予め設定されたバルーニング回数の緯入れ毎の検
出結果に基づいて前記緯糸制動手段を作動し、同バルー
ニング回数を検出した緯入れにおける緯糸引き出し終了
時の飛走中の緯糸を制動するように前記緯糸制動手段を
制御する制動タイミング制御手段とを備えたジェットル
ームにおける緯入れ制御装置を構成した。
緯糸係止ピンを備えた巻き付け方式の緯糸測長貯留装置
であって、緯入れ時に緯糸係止ピンが緯糸を開放して糸
巻き付け面上に巻き付け貯留された緯糸を緯入れ用メイ
ンノズルの噴射作用によって射出緯入れし、緯入れ係止
ピンが緯糸の引き出しを阻止して緯入れを終了するジェ
ットルームにおいて、緯糸測長貯留装置から緯入れ用メ
インノズルに至る走行中の緯糸に所定時期にのみ制動を
掛けるため、前記緯糸測長貯留装置と緯入れ用メインノ
ズルとの間の緯入れ経路に配設した緯糸制動手段と、緯
糸測長貯留装置の近傍に配設した同緯糸測長貯留装置か
ら引き出し解舒される緯糸のバルーニング回数の検出に
よって緯糸引き出し量を検出する緯糸引き出し量検出手
段と、緯糸引き出し量検出手段が緯入れに必要な全緯糸
引き出し量に相当する緯糸バルーニング回数よりも少な
い数に予め設定されたバルーニング回数の緯入れ毎の検
出結果に基づいて前記緯糸制動手段を作動し、同バルー
ニング回数を検出した緯入れにおける緯糸引き出し終了
時の飛走中の緯糸を制動するように前記緯糸制動手段を
制御する制動タイミング制御手段とを備えたジェットル
ームにおける緯入れ制御装置を構成した。
【０００７】
【作用】緯入れに必要な全緯糸引き出し量に相当する緯
糸バルーニング回数よりも少ない数に予め設定されたバ
ルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づいて、制動
タイミング制御手段は緯糸制動手段を作動させる。この
作動により、バルーニング回数を検出した緯入れにおけ
る緯糸引き出し終了時の飛走中の緯糸に制動が掛かり、
緯糸引き出し阻止時の阻止ショックが緩和される。制動
タイミングは緯糸測長貯留装置から引き出し解舒される
緯糸のバルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づい
て行われるため、緯糸制動手段によって制動を掛けられ
るタイミングは緯糸引き出し阻止時に対して略一定とな
り、緯糸が緯糸制動手段の制動作用から逃れることはな
い。
糸バルーニング回数よりも少ない数に予め設定されたバ
ルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づいて、制動
タイミング制御手段は緯糸制動手段を作動させる。この
作動により、バルーニング回数を検出した緯入れにおけ
る緯糸引き出し終了時の飛走中の緯糸に制動が掛かり、
緯糸引き出し阻止時の阻止ショックが緩和される。制動
タイミングは緯糸測長貯留装置から引き出し解舒される
緯糸のバルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づい
て行われるため、緯糸制動手段によって制動を掛けられ
るタイミングは緯糸引き出し阻止時に対して略一定とな
り、緯糸が緯糸制動手段の制動作用から逃れることはな
い。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図１〜
図３に基づいて説明する。１は巻き付け方式の緯糸測長
貯留装置であり、緯糸Ｙが糸巻き付け管１ａの回転によ
って糸巻き付け面１ｂ上に巻き付け貯留される。糸巻き
付け面１ｂ上に巻き付け貯留された緯糸Ｙは電磁ソレノ
イド２によって駆動される緯糸係止ピン２ａの係止作用
から解放された状態で緯入れ用メインノズル（図示略）
の噴射作用によって引き出される。図３の直線Ｅは緯糸
Ｙの引き出し量を表し、機台回転確度Ｔ0 は緯入れ開始
タイミングを表す。緯糸係止ピン２ａが糸巻き付け面１
ｂに係合すると緯糸の引き出しが阻止される。図３の機
台回転確度Ｔｗがこの引き出し阻止タイミングを表す。
この実施例では巻き糸３巻分（長さＬ）が織幅となって
いる。
図３に基づいて説明する。１は巻き付け方式の緯糸測長
貯留装置であり、緯糸Ｙが糸巻き付け管１ａの回転によ
って糸巻き付け面１ｂ上に巻き付け貯留される。糸巻き
付け面１ｂ上に巻き付け貯留された緯糸Ｙは電磁ソレノ
イド２によって駆動される緯糸係止ピン２ａの係止作用
から解放された状態で緯入れ用メインノズル（図示略）
の噴射作用によって引き出される。図３の直線Ｅは緯糸
Ｙの引き出し量を表し、機台回転確度Ｔ0 は緯入れ開始
タイミングを表す。緯糸係止ピン２ａが糸巻き付け面１
ｂに係合すると緯糸の引き出しが阻止される。図３の機
台回転確度Ｔｗがこの引き出し阻止タイミングを表す。
この実施例では巻き糸３巻分（長さＬ）が織幅となって
いる。
【０００９】糸巻き付け面１ｂの近傍には反射式光電セ
ンサ型の緯糸解舒検出器３が設置されている。緯糸解舒
検出器３は糸巻き付け面１ｂから引き出し解舒される巻
き糸を検出し、この検出信号は制御回路４に送られる。
ンサ型の緯糸解舒検出器３が設置されている。緯糸解舒
検出器３は糸巻き付け面１ｂから引き出し解舒される巻
き糸を検出し、この検出信号は制御回路４に送られる。
【００１０】緯糸測長貯留装置１の前方には円錐形状の
バルーニング抑制カバー５が配設されており、糸巻き付
け面１ｂから引き出し解舒される際の緯糸Ｙのバルーニ
ングが抑制される。
バルーニング抑制カバー５が配設されており、糸巻き付
け面１ｂから引き出し解舒される際の緯糸Ｙのバルーニ
ングが抑制される。
【００１１】バルーニング抑制カバー５の糸案内筒５ａ
の前方には一対の糸案内リング６，７が直列に並べられ
ている。糸案内筒５ａ及び糸案内リング６の直下には支
軸８が回動可能に配設されており、支軸８の先端には制
動ワイヤ９が止着されている。制動ワイヤ９の上位部分
は湾曲反転しており、この湾曲部位の支軸８を中心とす
る回動領域内に糸案内リング６が入っている。
の前方には一対の糸案内リング６，７が直列に並べられ
ている。糸案内筒５ａ及び糸案内リング６の直下には支
軸８が回動可能に配設されており、支軸８の先端には制
動ワイヤ９が止着されている。制動ワイヤ９の上位部分
は湾曲反転しており、この湾曲部位の支軸８を中心とす
る回動領域内に糸案内リング６が入っている。
【００１２】支軸８はねじりばね１０によって図２の左
方向に回動付勢されている。支軸８の上下には位置規制
片１１，１２が配設されており、ねじりばね１０のばね
作用は制動ワイヤ９を介して受け止められる。即ち、位
置規制片１１，１２は制動ワイヤ９の左回動位置を規制
する。
方向に回動付勢されている。支軸８の上下には位置規制
片１１，１２が配設されており、ねじりばね１０のばね
作用は制動ワイヤ９を介して受け止められる。即ち、位
置規制片１１，１２は制動ワイヤ９の左回動位置を規制
する。
【００１３】制動ワイヤ９の下位部分は電磁ソレノイド
１３の駆動ピン１３ａに連結されている。電磁ソレノイ
ド１３が励磁されると、制動ワイヤ９は図２の鎖線位置
へ回動配置される。電磁ソレノイド１３の励消磁は制御
回路４からの指令によって行われる。
１３の駆動ピン１３ａに連結されている。電磁ソレノイ
ド１３が励磁されると、制動ワイヤ９は図２の鎖線位置
へ回動配置される。電磁ソレノイド１３の励消磁は制御
回路４からの指令によって行われる。
【００１４】糸巻き付け面１ｂ上の巻き糸が緯糸係止ピ
ン２ａの係止作用から解放されて引き出し解舒される
と、この引き出し解舒が緯糸解舒検出器３によって検出
される。緯糸解舒検出器３が緯糸を３回検出すると、制
御回路４は図３に曲線Ｃで示すように緯糸３回検出から
所定時間ｔ1 後に電磁ソレノイド１３を励磁し、この励
磁開始時から所定時間ｔ2 後に消磁する。電磁ソレノイ
ド１３の励磁によって制動ワイヤ９は図２の実線位置か
ら鎖線位置へ回動配置され、糸案内筒５ａ及び糸案内リ
ング６，７を通過する緯糸Ｙが制動ワイヤ９の回動配置
によって屈曲させられる。この屈曲形状によって緯糸Ｙ
には制動が掛けられ、緯糸Ｙの飛走速度が低減する。
ン２ａの係止作用から解放されて引き出し解舒される
と、この引き出し解舒が緯糸解舒検出器３によって検出
される。緯糸解舒検出器３が緯糸を３回検出すると、制
御回路４は図３に曲線Ｃで示すように緯糸３回検出から
所定時間ｔ1 後に電磁ソレノイド１３を励磁し、この励
磁開始時から所定時間ｔ2 後に消磁する。電磁ソレノイ
ド１３の励磁によって制動ワイヤ９は図２の実線位置か
ら鎖線位置へ回動配置され、糸案内筒５ａ及び糸案内リ
ング６，７を通過する緯糸Ｙが制動ワイヤ９の回動配置
によって屈曲させられる。この屈曲形状によって緯糸Ｙ
には制動が掛けられ、緯糸Ｙの飛走速度が低減する。
【００１５】緯糸解舒検出器３が緯糸を３回検出したと
きの緯糸引き出し量は巻き糸２巻分（２Ｌ／３）であ
り、緯糸引き出し量が３巻分（Ｌ）となるとき、即ち緯
糸係止ピン２ａが緯糸Ｙの引き出しを阻止するときには
緯糸Ｙが制動ワイヤ９によって制動を掛けられている。
従って、引き出し阻止時のショックによって緯糸Ｙが切
断することはない。
きの緯糸引き出し量は巻き糸２巻分（２Ｌ／３）であ
り、緯糸引き出し量が３巻分（Ｌ）となるとき、即ち緯
糸係止ピン２ａが緯糸Ｙの引き出しを阻止するときには
緯糸Ｙが制動ワイヤ９によって制動を掛けられている。
従って、引き出し阻止時のショックによって緯糸Ｙが切
断することはない。
【００１６】緯糸Ｙに制動を掛ける時期は時間ｔ1 を選
択することによって変更でき、この時間ｔ1 は緯糸引き
出し量が全体の２Ｌ／３から全量Ｌとなるまでの経過時
間の予測から適宜設定される。緯糸Ｙの飛走速度にある
程度のばらつきがあるが、緯入れ毎回の緯糸引き出し量
２Ｌ／３の検出結果に基づいて制動を掛けるタイミング
を決定する方式によれば、２Ｌ／３の緯糸引き出し済み
時点を基準とした以後の緯糸Ｙの飛走速度のばらつきは
大幅に低減する。従って、緯糸引き出し量が全体の２Ｌ
／３から全量Ｌとなるまでの経過時間の予測は緯糸引き
出し量が０から全量Ｌとなるまでの経過時間の予測（こ
の予測は特開昭５６−９３６５９号公報の制動を掛ける
場合の予測に相当する）に比して格段に正確となり、図
３の曲線Ｃで示す制動タイミングと緯糸引き出し阻止タ
イミングとのずれ回避が確実に行われる。
択することによって変更でき、この時間ｔ1 は緯糸引き
出し量が全体の２Ｌ／３から全量Ｌとなるまでの経過時
間の予測から適宜設定される。緯糸Ｙの飛走速度にある
程度のばらつきがあるが、緯入れ毎回の緯糸引き出し量
２Ｌ／３の検出結果に基づいて制動を掛けるタイミング
を決定する方式によれば、２Ｌ／３の緯糸引き出し済み
時点を基準とした以後の緯糸Ｙの飛走速度のばらつきは
大幅に低減する。従って、緯糸引き出し量が全体の２Ｌ
／３から全量Ｌとなるまでの経過時間の予測は緯糸引き
出し量が０から全量Ｌとなるまでの経過時間の予測（こ
の予測は特開昭５６−９３６５９号公報の制動を掛ける
場合の予測に相当する）に比して格段に正確となり、図
３の曲線Ｃで示す制動タイミングと緯糸引き出し阻止タ
イミングとのずれ回避が確実に行われる。
【００１７】本発明は勿論前記実施例にのみ限定される
ものではなく、例えば図４に示すように糸案内リング
６，７を支持するパイプ１４内に制動ノズル１５を装着
し、制動ノズル１５によって緯糸Ｙを屈曲させて制動を
掛けるようにしてもよい。制動ノズル１５への圧力エア
供給を制御する電磁開閉弁１６は制御回路４によって励
消磁制御される。
ものではなく、例えば図４に示すように糸案内リング
６，７を支持するパイプ１４内に制動ノズル１５を装着
し、制動ノズル１５によって緯糸Ｙを屈曲させて制動を
掛けるようにしてもよい。制動ノズル１５への圧力エア
供給を制御する電磁開閉弁１６は制御回路４によって励
消磁制御される。
【００１８】又、緯糸引き出し量の検出器としては経糸
開口内を飛走する緯糸の飛走位置を検出する検出器を採
用することもできる。
開口内を飛走する緯糸の飛走位置を検出する検出器を採
用することもできる。
【００１９】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、緯糸測長
貯留装置と緯入れ用メインノズルとの間の緯糸に制動を
掛けるタイミングを緯入れに必要な全緯糸引き出し量に
相当する緯糸バルーニング回数よりも少ない数に予め設
定されたバルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づ
くようにしたので、緯糸制動手段によって制動を掛けら
れるタイミングが緯入れ完了時に対して略一定となり、
糸切れを防止し得る制動が緯糸に対して的確に掛けられ
るという優れた効果を奏する。
貯留装置と緯入れ用メインノズルとの間の緯糸に制動を
掛けるタイミングを緯入れに必要な全緯糸引き出し量に
相当する緯糸バルーニング回数よりも少ない数に予め設
定されたバルーニング回数の緯入れ毎の検出結果に基づ
くようにしたので、緯糸制動手段によって制動を掛けら
れるタイミングが緯入れ完了時に対して略一定となり、
糸切れを防止し得る制動が緯糸に対して的確に掛けられ
るという優れた効果を奏する。
【図１】 本発明を具体化した一実施例を示す縦断面図
である。
である。
【図２】 図１のＡ−Ａ線断面図である。
【図３】 緯糸の引き出し量及び制動タイミングを表す
グラフである。
グラフである。
【図４】 別例を示す縦断面図である。
１…緯糸測長貯留装置、３…緯糸引き出し量検出手段と
なる緯糸解舒検出器、４…制動タイミイグ制御手段とな
る制御回路、９…緯糸制動手段を構成する制動ワイヤ、
１３…緯糸制動手段を構成する電磁ソレノイド、Ｙ…緯
糸。
なる緯糸解舒検出器、４…制動タイミイグ制御手段とな
る制御回路、９…緯糸制動手段を構成する制動ワイヤ、
１３…緯糸制動手段を構成する電磁ソレノイド、Ｙ…緯
糸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−181347（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−64552（ＪＰ，Ａ) 実開 昭59−51084（ＪＰ，Ｕ) 実公 平４−37918（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平３−32542（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭63−42148（ＪＰ，Ｙ２) 実公 昭63−24147（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) D03D 47/28 - 47/34
Claims (1)
- 【請求項１】 緯糸係止ピンを備えた巻き付け方式の緯
糸測長貯留装置であって、緯入れ時に緯糸係止ピンが緯
糸を開放して糸巻き付け面上に巻き付け貯留された緯糸
を緯入れ用メインノズルの噴射作用によって射出緯入れ
し、緯入れ係止ピンが緯糸の引き出しを阻止して緯入れ
を終了するジェットルームにおいて、 緯糸測長貯留装置から緯入れ用メインノズルに至る走行
中の緯糸に所定時期にのみ制動を掛けるため、前記緯糸
測長貯留装置と緯入れ用メインノズルとの間の緯入れ経
路に配設した緯糸制動手段と、 緯糸測長貯留装置の近傍に配設した同緯糸測長貯留装置
から引き出し解舒される緯糸のバルーニング回数の検出
によって緯糸引き出し量を検出する緯糸引き出し量検出
手段と、 緯糸引き出し量検出手段が緯入れに必要な全緯糸引き出
し量に相当する緯糸バルーニング回数よりも少ない数に
予め設定されたバルーニング回数の緯入れ毎の検出結果
に基づいて前記緯糸制動手段を作動し、同バルーニング
回数を検出した緯入れにおける緯糸引き出し終了時の飛
走中の緯糸を制動するように前記緯糸制動手段を制御す
る制動タイミング制御手段とを備えたジェットルームに
おける緯入れ制御装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26232791A JP3278874B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | ジェットルームにおける緯入れ制御装置 |
| CN 92110115 CN1034594C (zh) | 1991-10-09 | 1992-08-06 | 喷射织机的投纬控制装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26232791A JP3278874B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | ジェットルームにおける緯入れ制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0598539A JPH0598539A (ja) | 1993-04-20 |
| JP3278874B2 true JP3278874B2 (ja) | 2002-04-30 |
Family
ID=17374233
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26232791A Expired - Lifetime JP3278874B2 (ja) | 1991-10-09 | 1991-10-09 | ジェットルームにおける緯入れ制御装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3278874B2 (ja) |
| CN (1) | CN1034594C (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1630272A2 (en) | 2004-08-30 | 2006-03-01 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Weft brake device and method for controlling a weft brake device |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4003710B2 (ja) * | 2003-07-23 | 2007-11-07 | 株式会社豊田自動織機 | ジェットルームにおける緯入れ制御装置 |
| JP5821646B2 (ja) * | 2012-01-17 | 2015-11-24 | 株式会社豊田自動織機 | 複数の緯糸を同時に緯入れする流体噴射式織機の緯糸切れ検出装置 |
| CN105177832B (zh) * | 2015-09-28 | 2017-10-20 | 嵊州市中森电子有限公司 | 一种带有散热装置的储纬器 |
| CN105177835B (zh) * | 2015-09-29 | 2018-04-24 | 杨春霞 | 一种储纬器散热装置 |
-
1991
- 1991-10-09 JP JP26232791A patent/JP3278874B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1992
- 1992-08-06 CN CN 92110115 patent/CN1034594C/zh not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1630272A2 (en) | 2004-08-30 | 2006-03-01 | Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha | Weft brake device and method for controlling a weft brake device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0598539A (ja) | 1993-04-20 |
| CN1034594C (zh) | 1997-04-16 |
| CN1071471A (zh) | 1993-04-28 |
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