JPH0410232Y2 - - Google Patents

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JPH0410232Y2
JPH0410232Y2 JP1985134431U JP13443185U JPH0410232Y2 JP H0410232 Y2 JPH0410232 Y2 JP H0410232Y2 JP 1985134431 U JP1985134431 U JP 1985134431U JP 13443185 U JP13443185 U JP 13443185U JP H0410232 Y2 JPH0410232 Y2 JP H0410232Y2
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weft
drum
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yarn
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、流体噴射式織機のドラム式緯糸貯留
装置における係止体の駆動装置に関し、特に緯入
れの安定化のための改良に関する。
<従来の技術> 従来の流体噴射式織機の緯糸貯留装置として、
例えば特開昭58−174654号公報に記載されている
ものが知られている。
これは、ドラム回りを相対回転する巻付ガイド
により給糸体からの緯糸をドラムに巻付け、この
ドラムの緯入れノズル側端部に配置した係止体を
ドラム面から抜出すことにより緯入れノズルの流
体噴射によつて緯糸を緯入れさせ、ドラム面に突
入させることにより緯糸を係止して緯入れを終了
させるようにしたものである。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、このものにあつては、給糸体の使い
始めと使い終わりとでは、緯入れの開始タイミン
グ、すなわち係止体のドラム面からの抜出しタイ
ミングが一定であつても、緯糸先端の反緯入れ側
への到達タイミングが異なることが解つた。
このように到達タイミングが異なると、前述し
た緯糸貯留装置にあつては、係止体の突入により
緯入れ長を規制するようになつているから、例え
ばドラム4巻で緯入れ1ピツク分の場合、ドラム
から3回巻戻され、4回目の巻戻しが終了する前
に係止体を突入させることによつて緯入れ長を規
制するのであるが、3回目の巻戻しが終了する前
に係止体が突入してしまい、緯入れ長が短くなつ
て緯入れミスを生じることが稀にあつた。
この原因について思考すると、給糸体が大きい
うちは、すなわち使い始めは、給糸体の巻径が大
きいため、バルーニングが小さく、これにより緯
糸の引出し抵抗も小さいので、ドラムに巻付ける
巻付力が小さいため、ドラムから引出す際の引出
し力が小さくなつて、緯糸の先端が反緯入れ側へ
到達するタイミングが比較的早くなるものと思わ
れる。ところが、使い終わりになると、給糸体の
巻径が小さいため、バルーニングが大きくなつて
緯糸の引出し抵抗が大きくなり、ドラムに巻付け
巻付力が大きくなることにより、ドラムから引出
す際の引出し力が大きくなつて、緯糸の先端が反
緯入れ側へ到達するタイミングが比較的遅くなる
ものと思われる。
本考案は、このような問題点に鑑みてなされた
もので、給糸体の大きさが変化しても、緯糸先端
の反緯入れ側への到達タイミングが変化しないよ
うにして、緯入れミスを生じないようにすること
を目的とする。
<問題点を解決するための手段> このため、本考案は、給糸体とドラムとの間の
緯糸張力を検知する張力検知器と、この張力検知
器からの信号に基づいて係止体駆動用の電磁アク
チユエータへの駆動電流の供給を制御して係止体
の抜出しタイミングを制御する制御回路とを設け
て、係止体駆動装置を構成するようにしたもので
ある。
<作用> 上記の構成においては、給糸体とドラムとの間
の緯糸張力に基づいて係止体のドラムからの抜出
しタイミングを変化させるため、例えばドラムか
らの緯糸引出し力が大きくなる高張力時は係止体
の抜出しタイミングを早めて緯入れ期間を長くす
ることにより、また、ドラムからの緯糸引出し力
が小さくなる低張力時は係止体の抜出しタイミン
グを遅くして緯入れ期間を短くすることにより緯
糸先端の反緯入れ側への到達タイミング、したが
つて係止体の突入タイミング時の緯糸の巻戻し状
態をほぼ一定にすることができる。
<実施例> 以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図において、緯糸貯留装置1は、静止状態
に保持されたドラム2と、このドラム2の周囲を
旋転してドラム2に給糸体Pからの緯糸Wを巻付
ける巻付ガイド3と、ドラム2の前端部側に設け
た穴4に突入しまた抜出される係止体5とを備え
る。ここで、巻付ガイド3はドラム2に常に1ピ
ツク分以上の緯糸Wが貯留されるよう回転を制御
される。係止体5は電磁アクチユエータ6のアー
マチユアに連結されて抜出し及び突入を制御され
る。この緯糸貯留装置1からの緯糸Wはガイド7
を介して緯入れノズル(主ノズル)8に引通して
ある。
緯入れノズル8には、圧力空気供給源(図示せ
ず)から、調圧器9、エアタンク10、織機の始
動準備スイツチの投入によつて開弁され織機の停
止によつて閉弁される電磁弁11及び織機主軸に
連動して回転する回転軸12に固定したカム13
によつて製織サイクルの所定期間すなわち緯入れ
期間開弁するメカニカル弁14を介して、圧力空
気を供給するようになつている。15は圧力ゲー
ジである。
前記係止体5の電磁アクチユエータ6は張力検
知器16からの信号が入力される制御回路20に
よつて作動される。
張力検知器16は、給糸体Pと緯糸貯留装置1
との間の緯糸張力を検知するもので、2つのガイ
ド17A,17Bと、その間に配置された緯糸W
に係合したガイドローラ18と、このガイドロー
ラ18に加わる緯糸張力を検知する検知体(例え
ば圧電素子、ストレインゲージ等)19とよりな
つている。
制御回路20は、織機主軸に連動して回転する
回転軸21に固定した作用片22と、この作用片
22の周面に相対させて設けられ作用片22の高
部22aと相対しているときにHレベルの信号を
出力する近接スイツチ23と、この近接スイツチ
23からの信号の立上り及び立下りを検出する立
上り検出回路24及び立下り検出回路25と、各
検出回路24,25からの検出信号をそれぞれ遅
延して伝達する遅延時間可変型の可変遅延回路2
6,27と、これらの可変遅延回路26,27か
らの信号を受けて電磁アクチユエータ6への駆動
電流の供給及び停止を制御するスイツチング回路
28と、前記張力検知器16からの張力を所定時
間累積して張力の平均値を算出する平均値算出回
路29と、この平均値と基準値との差を求める比
較回路30と、この比較回路30からの差の大き
さに基づいて前記可変遅延回路26の遅延時間を
変化させる可変回路31とよりなつている。
次に第2図をあわせて参照しつつ作用を説明す
る。尚、ここでは筬打時を織機主軸の回転角度で
0°としてあり、ドラム2からの緯糸Wの巻戻し数
が6回にて緯入れ1ピツク分になるようにしてあ
る。
織機主軸の回転角度が90°になると、カム13
によつてメカニカル弁14が開弁されて緯入れノ
ズル8からの空気噴射が開始され、同時に作用片
22の高部22aが近接スイツチ23に相対し
て、近接スイツチ23の出力がLレベルからHレ
ベルに変わる。この変化は立上りであるから、こ
のとき立上り検出回路24からのパルス信号イが
発信される。この信号イは可変遅延回路26にて
可変回路31からの信号により設定される時間α
だけ遅延され、その時間α後、可変遅延回路26
からパルス信号ロが発信される。この信号ロによ
り約100°でスイツチング回路28はON状態とな
り、電磁アクチユエータ6に駆動電流が供給され
る。これにより、電磁アクチユエータ6は係止体
5を約10°かけて穴4から抜出すので、これに先
行して緯入れノズル8から噴射されている空気流
により緯糸Wの緯入れが開始される。この緯入れ
中、緯糸Wはドラム2から巻戻される。
そして、190°になると、作用片22の低部22
bが近接スイツチ23に相対して、近接スイツチ
23の出力がHレベルからLレベルに変わる。こ
の変化は立下りであるから、このとき立下り検出
回路25からパルス信号ハが発信される。この信
号ハは可変遅延回路27にて所定時間βだけ遅延
され、その時間β後、可変遅延回路27からパル
ス信号ニが発信される。この信号ニにより約220°
でスイツチング回路28はOFF状態となり、電
磁アクチユエータ6への駆動電流の供給が停止さ
れる。これにより、電磁アクチユエータ6は内蔵
のスプリングにて係止体5を約10°かけて穴4に
突入させる。この突入タイミングは遅延時間βの
手動調整により緯糸Wの巻戻しの5回目の終了と
6回目の終了の中間(例えば230°)となるように
し、6回目の巻戻しが終了したときに係止体5に
緯糸Wを係止させて巻戻しを中止させ、緯入れを
終了させる。尚、緯入れノズル8からの空気噴射
はこれよりも以前の210°にてカム13の作用が終
わつてメカニカル弁14が閉弁することにより終
了している。
一方、張力検知器16は、緯糸Wによりガイド
ローラ18が押下げられる力を検知して検知体1
9より張力信号として出力する。この張力信号を
受けた平均値算出回路29は、例えば1分間累積
し、その張力の平均値を出力する。この張力の平
均値を受けた比較回路30は、基準値、例えば給
糸体Pの使い始めの張力の平均値と比較し、その
差を出力する。可変回路31ではこの差に基づい
て可変遅延回路26に遅延時間αを指示する。
すなわち、給糸体Pの使い始めは、前記基準値
とほぼ同じであるので、差はなく、所定の遅延時
間に保たれる。次に緯糸Wが消費されると、緯糸
Wのバルーニングが徐々に大きくなるため、平均
値算出回路29により算出される張力の平均値が
基準値よりも大きくなる。したがつて、可変回路
31から遅延時間αを短くする指示信号を出力す
る。これにより、可変遅延回路26からの信号ロ
は当初の100°より早く出されるので、スイツチン
グ回路28もその分早くONになるため、係止体
5も同様に穴4から早く抜出される。したがつ
て、ドラム2からの引出し抵抗が大きくなつて
も、その分緯入れ時間が長くなり、係止体5の突
入時期は5回目の巻戻しの終了と6回目の巻戻し
の終了の間に保たれる。
次に給糸体Pが切換わつた場合は、巻径が小か
ら大に変わるので、平均値算出回路29により算
出される張力の平均値と基準値との差が無くなる
ので、所定の遅延時間に戻る。尚、この切換え時
は給糸体Pの切換えを電気的に検知して、その信
号に基づいて遅延時間を変化させるようにしても
良い。
尚、緯糸貯留装置のドラムは複数のローラを綛
枠状に配置して構成したものでもよい。又、係止
体はドラムの内側からドラム面に出没するもので
あつてもよい。更に、ドラムを回転させ、巻付ガ
イドを固定配置して、緯糸をドラムに巻付けるよ
うにしてもよい。
また、織機停止時は緯糸張力が極めて小さくな
るから、このときは平均値算出回路29でのサン
プリングを中止するのが良い。
さらに、緯糸張力は給糸体Pの大きさにより間
接的に検知してもよい。
<考案の効果> 以上説明したように本考案によれば、給糸体と
ドラムとの間の緯糸張力に応じて係止体の抜出し
タイミングしたがつて緯入れ開始タイミングを変
化させて緯糸先端の反緯入れ側への到達タイミン
グを一定にするようにしたので、係止体の突入タ
イミング時の巻戻し状態がほぼ一定になり、緯入
れミスを生じることがなくなるという効果が得ら
れる。また、特に給糸体とドラムとの間の緯糸張
力を検知するので、したがつて、緯入れの以前に
検知するので、その緯糸が実際に緯入れされる前
に緯糸の状態を検知できるから、それを実際の緯
入れ時にすぐさま反映することができ、フイード
フオワード制御により、緯入れ不良を事前に回避
できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す構成図、第2
図はその動作例を示すタイミングチヤートであ
る。 1……緯糸貯留装置、2……ドラム、3……巻
付ガイド、5……係止体、6……電磁アクチユエ
ータ、8……緯入れノズル、16……張力検知
器、20……制御回路、23……近接スイツチ、
P……給糸体、W……緯糸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ドラム2回りを相対回転する巻付ガイド3によ
    り給糸体Pからの緯糸Wをドラム2に巻付け、こ
    のドラム2の緯入れノズル8側に配置した係止体
    5を電磁アクチユエータ6により駆動して、ドラ
    ム面から抜出すことにより緯入れノズル8の流体
    噴射によつて緯糸Wを緯入れさせ、ドラム面に突
    入させることにより緯糸Wを係止して緯入れを終
    了させるようにした流体噴射式織機の緯糸貯留装
    置において、 給糸体Wとドラム2との間の緯糸張力を検地す
    る張力検地器16と、この張力検地器16からの
    信号に基づいて前記電磁アクチユエータ6への駆
    動電流の供給を制御して係止体5の抜出しタイミ
    ングを制御する制御回路20とを設けてなる流体
    噴射式織機の緯糸貯留装置の係止体駆動装置。
JP1985134431U 1985-09-04 1985-09-04 Expired JPH0410232Y2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60259652A (ja) * 1984-06-06 1985-12-21 津田駒工業株式会社 よこ糸貯留装置の係止ピン制御方法およびその装置

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JPH0332542Y2 (ja) * 1984-11-07 1991-07-10

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