JPH0711190Y2 - ドラム式測長貯留装置の解舒制御装置 - Google Patents

ドラム式測長貯留装置の解舒制御装置

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JPH0711190Y2
JPH0711190Y2 JP14949789U JP14949789U JPH0711190Y2 JP H0711190 Y2 JPH0711190 Y2 JP H0711190Y2 JP 14949789 U JP14949789 U JP 14949789U JP 14949789 U JP14949789 U JP 14949789U JP H0711190 Y2 JPH0711190 Y2 JP H0711190Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、織機のドラム式測長貯留装置に関し、特に測
長貯留装置の停止中にドラム上で必要な巻数だけよこ糸
を解舒するための係止ピンの解舒制御装置に関する。
〔従来の技術〕
特開平1−118646号公報は、ドラム式測長貯留装置を示
しており、巻量センサや解舒センサを使用しないで、係
止ピンの進退運動を制御している。上記測長貯留装置で
は、1台ごとに予備巻押しボタン、1巻解舒押しボタン
および全巻量解舒ボタンなどが設けられている。このた
め、多色のよこ入れでは、これらの押しボタンの設置数
が多くなるため、操作パネル部分が大型化するほか、必
要な巻数の解舒操作を行う場合に、作業者が押しボタン
を間違い易く、誤動作する可能性が高くなる。
〔考案の目的〕
したがって、本考案の目的は、上記欠点を解消するため
に、各種押しボタンの数を少なくし、1つの押しボタン
で必要な操作機能を兼ね備えることにより、操作性を向
上させることである。
〔考案の解決手段〕
そこで、本考案は、1つの解舒ボタンの操作態様によ
り、タイマで操作態様に応じたタイマ出力を発生し、こ
のタイマ出力と予め設定された設定値とを比較器によっ
て比較し、この比較結果に応じて駆動部を介し係止ピン
を所定の巻数例えば1巻の解舒に必要な時間だけ後退さ
せるか、または全巻量の解舒に必要な時間にわたって後
退させるようにしている。
〔考案の作用〕
したがって、作業者は、押しボタンスイッチの操作態様
を異ならせることによって、所定巻数の解舒や、全巻量
の解舒を選択できることになる。この結果、操作に際
し、多くの押しボタンスイッチの識別の必要がなくな
り、また操作スイッチの設置数が少なくてすむ。
〔実施例1(第1図)〕 ドラム式測長貯留装置1は、第1図に示すように、モー
タ2によって回転ヤーンガイド3に回転運動を与え、給
糸体4からよこ糸5を引き出して静止状態のドラム6の
外周面に係止ピン7で係止しながら巻き付けて測長し、
かつよこ入れまで貯留する。係止ピン7は、ソレノイド
8によって進退自在に設けられており、ドラム6の外周
面に接した状態で、よこ糸5を係止し、よこ入れタイミ
ングで後退することにより、貯留状態のよこ糸5をドラ
ム6上で解舒する。このとき、よこ入れノズル9は、流
体をたて糸開口中に噴射することによって、解舒中のよ
こ糸5をたて糸開口によこ入れしていく。
ここで、上記モータ2は、モータ制御装置10によって制
御される。このモータ制御装置10は、例えば実開昭62-4
6679号公報に記載されているように、デジタルフィード
バックサーボ方式のものであり、製織前によこ入れに必
要な巻量に応じて予めモータ2を必要な回転数だけ回転
させて、よこ糸5を予備的に貯留させておき、その後、
運転信号が入力されてから、製織中は、織機の主軸28に
連結されたエンコーダ29の回転量に追従して、モータ2
を回転させ、その回転量をモータ2に連結されたエンコ
ーダ17により検出してフィードバック信号とすることに
よって、よこ入れに必要なよこ糸5を常にドラム6上に
測長し、かつ貯留していく。
そして、本考案の解舒制御装置11は、ドラム式測長貯留
装置1の停止中に、よこ入れ調整やよこ入れミスの修復
に応じて、ドラム6上で必要なよこ糸5を解舒するため
に、解舒押しボタン12、タイマ13、設定器14、比較器15
および駆動部16によって組み立てられている。
製織運転中に、駆動部16は、図示しない織機制御装置か
ら係止タイミング信号を入力し、オアゲート18を介しド
ライバ19でソレノイド8を駆動することによって、係止
ピン7の進退運動を織機の製織運動と同期させて制御し
ていく。
一方、よこ止まりなどの織機の停止中に、駆動部16は、
係止ピン7をドラム6上に進出させ、巻き付け状態のよ
こ糸5を係止している。
ここで、作業者が所定巻量例えば1巻に相当するよこ糸
5をドラム6上で解舒するために、所望の時間にわたっ
て解舒押しボタン12をオンの状態に設定すると、タイマ
13は、そのオンの時間にわたってタイマ出力taを発生す
る。そこで、比較器15は、タイマ出力taと設定器14によ
って予め設定された設定値tbとの比較を行い、その操作
態様にもとづ大小結果に応じて、異なる信号すなわちta
≦tbのときに第1の解舒信号S1を発生し、またta>tbの
ときに第2の解舒信号S2を発生し、駆動部16に送り込
む。
第1の解舒信号S1が与えられたとき、駆動部16の内部の
ワンショット回路20は、その立ち上がり時点で所定の巻
数例えば1巻に必要なパルス幅の信号を発生し、オアゲ
ート18を介しドライバ19、ソレノイド8を駆動すること
によって、係止ピン7を後退させ、1巻分のよこ糸5を
ドラム6上で解舒する。また、第2の解舒信号S2が与え
られたとき、駆動部16の内部のフリップフロップ21は、
その立ち上がり時点でセット状態となり、リセットされ
るまでの間、ソレノイド8を駆動して、係止ピン7を後
退位置のままとし、ドラム6上で全てのよこ糸5を解舒
できる状態に設定する。したがって、この解舒中によこ
糸5によこ入れノズル9により、または作業者の手によ
り引き出し方向の張力が与えられておれば、よこ糸5
は、ドラム6から引き出される。
このあとの再起動に際し、作業者が予備巻押しボタン22
をオンの状態に設定すると、フリップフロップ21がリセ
ット状態に設定されるため、係止ピン7は、ドラム6の
外周面に進出し、同時にフリップフロップ21の反転出力
によって、モータ制御装置10に予備巻のための指令が与
えられる。
〔実施例2(第2図)〕 この実施例は、指令内容を作業者に表示するために、第
2図に示すようにワンショット回路23、アンドゲート2
4、25および表示ランプ26を追加した例である。
作業者が1巻の解舒のために、設定値tbよりも短い時間
だけ解舒押しボタン12を操作しているとき、表示ランプ
26の点灯によって、その状態を確認できる状態に設定さ
れる。作業者が解舒押しボタン12の操作をやめると、そ
の信号の立ち下がり時点でワンショット回路23が“H"レ
ベルの出力を発生し、アンドゲート24、25に送り込むた
め、第1の解舒信号S1がアンドゲート24を通過して、ワ
ンショット回路20に入力されるため、駆動部16は、前記
と同様に、1巻分に必要な解舒時間だけ係止ピン7を後
退させる。
もし、作業者が設定値tbよりも長い時間にわたって解舒
押しボタン12を押し続けると、やがて表示ランプ26が消
え、第2の解舒信号S2が出力される。ここで操作者が解
舒押しボタン12の操作をやめると、その信号の立ち下が
りでワンショット回路23の“H"レベルの出力がアンドゲ
ート25に送り込まれるため、比較器15から第2の解舒信
号S2が駆動部16のフリップフロップ21に与えられ、前記
と同様に、全巻量の解舒が実行される。このように、表
示ランプ26の点灯状態や、その後の消灯状態によって、
自己の操作態様つまり第1の解舒信号S1や、第2の解舒
信号S2の発生状態が視覚的に確認できる。〔実施例3
(第3図および第4図)〕 この実施例は、モータ制御装置10および解舒制御装置11
を共通のCPU27によって実行する例である。すなわち、C
PU27は、織機の運転中に、モータ制御のプログラムによ
り、織機の主軸29の回転をエンコーダ29により検出し、
その回転量に追従して、モータ2をデジタルフィードバ
ックサーボ方式のもとに駆動することによって、ドラム
6の上に常によこ入れに必要な量のよこ糸5を測長し、
かつ貯留していく。
一方、織機の停止中に、CPU27は、解舒押しボタン12の
操作に応じて、第4図の解舒制御のプログラムを実行で
きる状態にある。作業者が解舒押しボタン12を操作する
と、CPU27は、直ちに、解舒制御のプログラムを開始
し、最初のステップで所定の時間にわたって解舒押しボ
タン12の操作時間t1を測定し、所定時間の経過後に、次
のステップで操作時間t1と判定時間t2との大小比較を行
い、t1>t2のとき全貯留量の解舒のために係止ピン7を
一定の時間にわたって後退させるか、またはソレノイド
8を所定時間だけ動作させることによって、所定の巻数
例えば1巻の解舒に必要な時間だけ係止ピン7を後退さ
せる。したがって、この係止ピン7の後退中に、ドラム
6のよこ糸に、よこ入れノズル9または手の操作によっ
て、引き出し方向の張力を与えておれば、ドラム6上
で、よこ糸5が解舒されることになる。
なお、1巻の解舒によって、再起動後の最初のよこ入れ
に必要なよこ糸量が不足するため、解舒制御のプログラ
ムは、次のステップで補正のために1巻分の貯留に必要
な値を内部の補正カウンタに加算し、カウント値>0?の
判断を行い、NOであるとき、プログラムを終了するが、
YESであるとき、モータ2を回転させ、補正カウント値
≦0?の判断により0よりも小さくなった時点で、そのモ
ータ2を停止させ、一連のプログラムを終了する。
この実施例でも、解舒押しボタン12の継続的な操作態様
つまり操作時間の大小によって、1巻の解舒または全巻
量の解舒が判断され、それらの動作が実行される。
なお、このような操作状態の判断は、解舒押しボタン12
の操作時間に比例するクロックパルスの数や、所定時間
内の解舒押しボタン12の操作回数、あるいは操作回数に
関係なく、操作時間の積算の大小などに応じて判断する
こともできる。したがって、解舒押しボタン12の操作態
様は、所定の時間内の1回の操作時間、数回の操作時間
の積算値、クロックパルスの数、操作回数などである。
〔考案の効果〕
本考案では、1つの解舒押しボタンの操作態様に応じ
て、所定巻数例えば1巻のよこ糸の解舒と全巻数の解舒
とが判断され、それらの1つが選択的に実行されるた
め、解舒押しボタンの設置数が少なくなり、また解舒態
様に応じて解舒押しボタンの選択なども必要とされず、
操作性がよくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の解舒制御装置のブロック線図、第2
図は実施例2の解舒制御装置のブロック線図、第3図は
実施例3の解舒制御装置のブロック線図、第4図は解舒
制御のプログラムのフローチャートである。 1……ドラム式測長貯留装置、2……モータ、3……回
転ヤーンガイド、5……よこ糸、6……ドラム、7……
係止ピン、8……ソレノイド、9……よこ入れノズル、
10……モータ制御装置、11……解舒制御装置、12……解
舒押しボタン、13……タイマ、14……設定器、15……比
較器、16……駆動部、26……表示ランプ、27……CPU。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】静止状態のドラム(6)の外周面に回転ヤ
    ーンガイド(3)の回転によりよこ糸(5)を巻き付
    け、この巻き付け状態のよこ糸(5)の係止および解舒
    を係止ピン(7)の進退運動により行うドラム式測長貯
    留装置(1)において、このドラム式測長貯留装置
    (1)の停止中にドラム(6)上のよこ糸(5)を解舒
    する解舒押しボタン(12)と、この解舒押しボタン(1
    2)の操作態様に応じたタイマ出力を発生するタイマ(1
    3)と、このタイマ出力と予め設定された設定値とを比
    較して異なる2つの出力信号を発生する比較器(15)
    と、異なる2つの出力信号に応じて所定巻量の解舒に必
    要な時間の後退運動と全解舒に必要な時間の後退運動と
    を択一的に与える駆動部(16)とからなることを特徴と
    する解舒制御装置(11)。
JP14949789U 1989-12-26 1989-12-26 ドラム式測長貯留装置の解舒制御装置 Expired - Lifetime JPH0711190Y2 (ja)

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