JP2003201648A - 緯糸測長貯留装置 - Google Patents

緯糸測長貯留装置

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JP2003201648A
JP2003201648A JP2001396592A JP2001396592A JP2003201648A JP 2003201648 A JP2003201648 A JP 2003201648A JP 2001396592 A JP2001396592 A JP 2001396592A JP 2001396592 A JP2001396592 A JP 2001396592A JP 2003201648 A JP2003201648 A JP 2003201648A
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loom
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storing device
main shaft
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Masa Anada
雅 穴田
Shinichi Hongo
真一 本郷
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Tsudakoma Corp
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Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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    • D03D47/00Looms in which bulk supply of weft does not pass through shed, e.g. shuttleless looms, gripper shuttle looms, dummy shuttle looms
    • D03D47/34Handling the weft between bulk storage and weft-inserting means
    • D03D47/36Measuring and cutting the weft
    • D03D47/361Drum-type weft feeding devices
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 寸動又は逆転時に発生する緯糸の緯糸測
長貯留装置への巻き付きやノズル抜けを防止することに
ある。 【解決手段】 緯糸測長貯留装置は、織機が少なくとも
寸動又は逆転される前に、織機の主軸により駆動されて
緯糸を測長又は貯留する1以上の被駆動部材を作動可能
に維持したまま、当該緯糸測長貯留装置を緯糸が測長又
は貯留されない状態に設定する回避手段を含むことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無杼織機の緯糸測
長貯留装置に関し、特に水噴射式織機のような流体噴射
式織機に好適な緯糸測長貯留装置に関する。
【0002】
【従来の技術】流体噴射式織機の緯糸測長貯留装置の1
つとして、織機の主軸の回転にともなって固定ドラムの
周面に沿って回転される糸巻付管により緯糸を固定ドラ
ムの周面に巻き付けて測長しかつ貯留する技術がある。
この従来技術においては、織機が停止した後、緯糸測長
貯留装置を主軸との連結から解いた状態で織機を寸動又
は逆転させ、その後緯糸測長貯留装置と主軸との同期合
わせを行った後織機の運転を再開させている。
【0003】緯糸測長貯留装置の他の1つとして、主軸
に同期して回転される一対の測長ローラ間に緯糸を挟持
させて測長する測長部と、この測長部から繰り出される
緯糸を緯入れ開始までの間気流により貯留する貯留部と
を備えた技術がある。この従来技術においては、一般
に、織機の停止後、織機を寸動又は逆転させる際には、
測長ローラを離間させて緯糸の繰り出しを行わないよう
にし、その後織機の運転再開時には、所定の長さの緯糸
が貯留された状態で測長ローラを当接させるいわゆる同
期合わせが行われる。
【0004】緯糸測長貯留装置のさらに他の1つとし
て、一対の測長ローラ間に緯糸を挟持させて測長する測
長部と、緯糸を係止ピンに係止させた状態で、測長部か
ら繰り出される緯糸をヤーンガイドにより固定ドラムの
周面に巻き付けて貯留する貯留部とを備えた技術があ
る。この従来技術においては、一方のローラ及びヤーン
ガイドは主軸に連結されて主軸により回転される。ま
た、緯糸測長貯留装置に緯糸を引き通す作業を行う際
に、押しボタン操作により係止ピンを固定ドラムの周面
から離間させると共に、測長ローラを互いに離間させ
る。
【0005】
【解決しようとする課題】しかし、最初の従来技術で
は、緯糸測長貯留装置と主軸との連結を解く機構、緯糸
測長貯留装置と主軸との同期合わせのために緯糸測長貯
留装置を駆動させる機構等が必要となり、装置が大がか
りになる。
【0006】残りの両従来技術では、いずれも、測長ロ
ーラを離間させる操作を忘れたまま、織機を寸動又は逆
転させると、本来望まない測長動作が発生して給糸体か
ら新たに引き出された緯糸が測長ローラに巻き付いた
り、緯糸が緯入ノズル側に引き戻されて緯糸が緯入ノズ
ルから抜けるいわゆるノズル抜けが発生する等の問題が
生じる。それらの問題が発生すると、それらの問題を修
復するために多大の時間がかかる。
【0007】本発明の目的は、織機の主軸に連結されて
駆動される緯糸測長貯留装置において、寸動又は逆転時
に発生する緯糸の緯糸測長貯留装置への巻き付きやノズ
ル抜けを防止することにある。
【0008】
【解決手段、作用、効果】本発明に係る緯糸測長貯留装
置は、織機が少なくとも寸動又は逆転される前に、織機
の主軸により駆動される被駆動部材を作動可能に維持し
たまま、当該緯糸測長貯留装置を緯糸が測長又は貯留さ
れない状態に設定する回避手段を含む。
【0009】織機を停止させるべき要因すなわち停台原
因が織機に発生すると、寸動又は逆転される前に、被駆
動部材は作動可能に維持されるが、当該緯糸測長貯留装
置は緯糸が測長又は貯留されない状態に設定される。こ
れにより、織機の停止中に寸動又は逆転が行われると、
被駆動部材が駆動されるにもかかわらず、緯糸が誤って
測長貯留装置に巻き付いたり、緯入ノズルから抜ける等
の不都合が未然に防止される。
【0010】緯糸貯留装置は、さらに、前記主軸の一回
転中に1ピック分の長さの緯糸を測長し、測長された緯
糸をこれが緯入れされるまで貯留する測長貯留手段を含
むことができる。
【0011】前記測長貯留手段は、緯糸を共同して挟持
して測長する一対のローラであって少なくとも一方のロ
ーラが前記主軸により回転されるローラと、織機に移動
不能に組み付けられた固定ドラムと、緯糸の係止及び解
舒をすべく前記固定ドラムに対して進退可能の係止ピン
と、前記主軸により回転されて緯糸を前記固定ドラムに
巻き付けるヤーンガイドとを含み、前記被駆動部材は、
前記両ローラの少なくとも一方と前記ヤーンガイドとを
含み、前記回避手段は、緯糸の挟持を解くべく前記両ロ
ーラを離間させる手段と、緯糸の係止を阻止すべく前記
係止ピンを退避させる手段とを含むことができる。
【0012】これの代わりに、前記測長貯留手段は、緯
糸を共同して挟持して測長する一対のローラであって少
なくとも一方のローラが前記主軸により回転されるロー
ラを含み、前記被駆動部材は前記両ローラの少なくとも
一方を含み、前記回避手段は緯糸の挟持を解くべく前記
両ローラを離間させる手段を含んでいてもよい。
【0013】前記測長貯留手段は、織機に移動不能に組
み付けられた固定ドラムと、緯糸の係止及び解舒をすべ
く前記固定ドラムに対して進退可能の係止ピンと、前記
主軸により回転されて緯糸を前記固定ドラムに巻き付け
るヤーンガイドとを含み、前記被駆動部材は前記ヤーン
ガイドを含み、前記回避手段は緯糸の係止を阻止すべく
前記係止ピンを退避させる手段とを含んでいてもよい。
【0014】前記織機が少なくとも寸動又は逆転される
前は、停台原因の発生に起因して織機停止信号が発生し
たときから、織機が寸動又は逆転される直前までの期間
を含み、前記回避手段は、前記期間の間に、前記被駆動
部材を主軸により作動可能に維持したまま、当該緯糸測
長貯留装置を織機を緯糸が測長又は貯留されない状態に
設定するようにしてもよい。
【0015】前記期間は、織機の惰走回転中、前記惰走
回転が停止した状態、及び、寸動又は逆転の操作時を含
むグループから選択することができる。
【0016】前記回避手段は、被駆動部材を主軸により
作動可能に維持したまま、当該緯糸測長貯留装置を緯糸
が測長又は貯留されない状態に設定することを指令する
回避指令信号を発生する回避指令部と、前記回避指令信
号を受けて当該緯糸測長貯留装置を緯糸が測長又は貯留
されない状態に設定するための回避部材を駆動させる1
以上の電動アクチュエータとを含むことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、緯糸測長貯留
装置10は、給糸体12から伸びる緯糸14を緯入ノズ
ル16から噴射される水と共に、緯入ノズル16から経
糸開口に緯入れする水噴射式織機に用いられている。
【0018】緯糸測長貯留装置10は、給糸体12から
の緯糸14を織機の主軸18に連結されて主軸18と同
期して回転される一対の測長ローラ20,22に挟持さ
せた状態で送り出して測長する測長部と、測長された緯
糸14を主軸18に連結されて主軸18と同期して回転
されるヤーンガイド24により固定ドラム26の外周面
に巻き付けて係止ピン28により次回の緯入れまで貯留
する貯留部とを含む。
【0019】主軸18の回転は、主軸18に連結された
プーリ30と、ヤーンガイド24の軸部32に組み付け
られたプーリ34と、両プーリに巻かけられた無端ベル
ト36とにより中空の軸部32に伝達されると共に、無
端ベルト36と係合するプーリ38により一方のローラ
20に伝達される。
【0020】図示の例では、プーリ30,34,38は
タイミング歯車のようなタイミングプーリであり、無端
ベルト36はタイミングベルトである。しかし、各タイ
ミングプーリの代わりに、スプロケット、平プーリ、V
プーリ等を用い、タイミングベルトの代わりに、チェー
ン、平ベルト、Vベルト等を用いてもよい。
【0021】一方の測長ローラ20は、主軸18の回転
力を受けて回転する駆動ローラとして作用するように、
プーリ38に連結されている。
【0022】他方の測長ローラ22は、駆動ローラ20
の回転に追従して回転する従動ローラとして作用するよ
うに、レバー40の一端部に回転可能に支持されてい
る。レバー40は、その長手方向における中間部におい
て枢軸点すなわち支点42の周りに揺動可能に支持され
ている。
【0023】レバー40は、また、他端部に連結された
電磁ソレノイドのような電動アクチュエータ44によ
り、測長ローラ20,22に緯糸14の挟持及び解放を
選択的に行わせるべく、従動ローラ22を駆動ローラ2
0に対し選択的に当接及び離間させるように駆動され
る。
【0024】ヤーンガイド24は、その軸部32におい
て支持ケース46に回転可能に支持されている。固定ド
ラム26は、支持ケース46に組み付けられたカバー4
9に装着されている。係止ピン28は、緯糸14の係止
及び解舒を選択的に行うべく固定ドラム26の外周面に
対して配置されており、電磁ソレノイドのような電動ア
クチュエータ48により選択的に進退される。
【0025】緯糸測長貯留装置10の各部材は、図示し
ないフレームに既に述べた状態に支持されている。緯糸
測長貯留装置10の構造は、特開2000−33655
1号公報等に記載されているので、詳細な説明は省略す
る。
【0026】給糸体12からの緯糸14は、第1の固定
ガイド50と第1のクランパ52とを経てローラ20,
22間に挟み込まれ、ローラ20,22の回転により1
ピック分の長さに測長されて貯留部に送り出される。第
1のクランパ52は、給糸体12から測長部への緯糸の
移動を阻止するためのものであり、運転(製織)中や緯
糸測長貯留装置10への糸通し時等の必要時には緯糸1
4を解放するように、図示しない電磁ソレノイドにより
駆動される。
【0027】測長された緯糸14は、ヤーンガイド24
の軸部32と経てヤーンガイド24の先端部に達し、係
止ピン28に係止された状態でヤーンガイド24が回転
されることにより固定ドラム26の周面に1ピック分の
長さにわたって巻き付けられて、次の緯入れまで貯留さ
れる。
【0028】緯糸14は、さらに、貯留部から第2の固
定ガイド54と第2のクランパ56とを経て、緯入ノズ
ル16に伸びている。第2のクランパ56は、緯糸14
を緯入ノズル16の上流側において把持しており、緯入
れ期間の間電磁アクチュエータ48と同期して駆動され
て緯糸14の把持を解除する。
【0029】織機の製織運転中、電動アクチュエータ4
4は緯糸14を測長ローラ20,22間に挟むようにレ
バー40を駆動させており、電動アクチュエータ48
は、係止ピン28が貯留されている緯糸14を緯入れの
開始時に解舒し、緯入れの終期に緯糸14を係止するよ
うに、係止ピン28を駆動させる。
【0030】給糸体12から伸びる緯糸14は、緯入れ
中においても測長ローラ20,22に挟持されて測長さ
れる。これにより、飛走途中、特に後半において緯糸1
4の飛走が測長ローラ20,22により拘束されるいわ
ゆる拘束飛走となるから、緯糸の緩みが解消される。こ
のため、緯糸測長貯留装置10は、強撚糸織物に有利で
ある。
【0031】緯入れミス、糸切れ等の停台原因の発生に
より織機を停止させる織機停止信号が発生されると、織
機が惰走回転した後に停止し、その後織機が逆転又は寸
動されて、停台原因を解消すなわち修復する処理が行わ
れる。停台原因が解消されると、織機は製織動作を再開
すべく運転準備段階を経て再起動される。
【0032】織機停止信号が発生されると、電動アクチ
ュエータ44は従動側ローラ22を駆動側ローラ20か
ら離間させ、電動アクチュエータ48は係止ピン28を
固定ドラム28から退避させ、電動アクチュエータ56
は第2のクランパ56に緯糸14を把持させる。
【0033】電動アクチュエータ44,48,58の上
記設定は、織機停止信号が発生されたときから、織機が
寸動又は逆転される直前までの期間の間に行われる。そ
のような期間は、織機の惰走回転中、惰走回転が停止し
た状態、及び、寸動又は逆転の操作時から選択すること
ができる。
【0034】これにより、緯糸測長貯留装置10は、織
機が逆転又は寸動されても、緯糸14の測長及び貯留は
行われないように設定される。上記のような設定は、織
機停止信号、押しボタンによる信号、運転状態信号、タ
イミング信号等、織機を制御するいわゆる織機制御信号
に基づいて行うことができる。
【0035】電動アクチュエータ44,48,58が上
記のように設定されても、駆動側ローラ20及びヤーン
ガイド24は主軸18に連結されており、したがって主
軸18により回転可能に維持されている。このため、織
機が逆転又は寸動されると、ローラ20及びヤーンガイ
ド14は逆転又は寸動される。
【0036】しかし、織機の寸動又は逆転の間は、ロー
ラ20及びヤーンガイド14が逆転又は寸動されても、
その前に従動側ローラ40が駆動側ローラ20から離間
され、係止ピン48が退避されているため、緯糸14の
測長及び貯留が行われないから、給糸体12からの緯糸
14の引き出しや、緯入ノズル16からの緯糸14の引
き戻しが行われず、その結果緯糸14が誤って測長貯留
装置10に巻き付いたり、緯入ノズル16から抜ける等
の不都合が防止される。
【0037】緯糸測長貯留装置10の上記のような制御
は、図2に示す制御装置60により行われる。
【0038】図2を参照するに、制御装置60は、主軸
18の回転角度を検出して対応する角度信号θを発生す
る角度検出器62の出力信号をタイミング信号発生器6
4に受け、緯入れ水や糸切れ等に起因する織機停止信号
S1を主制御装置66に受ける。
【0039】タイミング信号発生器64は、角度検出器
62から入力される角度信号θを基に、図1における係
止ピン28及び第2のクランパ56用の電磁アクチュエ
ータ48及び58を駆動させるタイミング信号S2及び
S3をタイミング設定器68から読み出し、読み出した
タイミング信号S4及びS3を駆動装置70に出力する。
【0040】タイミング設定器68には、電磁アクチュ
エータ48及び58を駆動させるタイミングが予め設定
されている。例えば、筬打ちを0°としたとき、電磁ア
クチュエータ48及び58を駆動させるタイミングは、
それぞれ、100°から230°及び100°から25
0°の間オンとなる値とすることができる。これによ
り、係止ピン28が固定ドラム24から退避されて貯留
されている緯糸14を解舒し、第2のクランパ56が緯
入ノズル16に伸びる緯糸14を解放する。
【0041】主制御装置64は、織機の運転を準備させ
る運転準備ボタン72、織機を起動させる運転ボタン7
4、織機を寸動させる寸動ボタン76、織機を逆転させ
る逆転ボタン78、織機を停止させる停止ボタン80
等、各種の指令を手動で入力するための複数の押しボタ
ンスイッチに接続されている。
【0042】主制御装置66は、織機停止信号S1、押
しボタン指令、製織パラメータ等の予め設定されている
各種のデータにしたがって織機を運転させる又は織機を
停止させるための各種の信号を図示しない経糸送出装
置、織布巻取制御装置、主軸制御装置、緯入れ装置、開
口装置等に出力する。これにより、織機の各機械装置
は、運転準備状態、運転状態(製織状態)又は停止状態
におかれる。
【0043】主制御装置66から出力される各種信号の
うち、停止信号S4と運転準備信号S5とは回避指令部8
2に供給され、運転状態信号S6は駆動装置70に供給
される。
【0044】停止信号S4は、図3(A)に示すよう
に、織機を実際の停止させるための指令信号であり、織
機停止信号S1が主制御装置66に入力されたこと又は
停止ボタン80が押下されたことにより短時間オンにさ
れる。オンの停止信号S4が発生されると、織機及びそ
の各機械装置は惰走回転の後に停止状態になる。
【0045】運転準備信号S5は、図3(E)に示すよ
うに、停台原因が修復されて運転準備ボタン72が押下
されたことによりオンにされて、停止信号S4の発生後
所定時間T1を経過するまでオンに維持される指令信号
である。具体的には、運転準備信号S5は、運転準備中
と運転中とにオンになり、織機が停止した後にオフにな
る。オンの運転準備信号S5が発生されると、織機の各
機械装置は織機を再度起動させるべく製織を準備する作
動を開始する。
【0046】運転状態信号S6は、織機が運転状態(製
織状態)にあるか、停止状態にあるか表す信号であり、
図3(C)に示すように、織機が運転状態にある間オン
にされ、停止状態にある間オフにされる。つまり、運転
状態信号S6のON出力は織機の運転状態に対応してお
り、運転状態信号S6のOFF出力は織機の停止状態に
対応している。
【0047】回避指令部82は、停止信号S4をパルス
発生器84に受け、運転準備信号S5をパルス発生器8
6に受ける。パルス発生器84は、図3(D)に示すよ
うに、入力信号の立ち上がりにトリガーされて所定時間
オンになる信号S7を発生する。パルス発生器86は、
図3(F)に示すように、入力信号の立ち上がりにトリ
ガーされて運転準備ボタン72が押下されるまでオンに
なる信号S8を発生する。
【0048】パルス発生器84の出力信号S7はフリッ
プフロップ88のセット入力端子に供給され、パルス発
生器86の出力信号S8はフリップフロップ88のリセ
ット入力端子に供給される。このため、フリップフロッ
プ88は、図3(G)に示すように、停止信号S4が発
生されたことよってセットされ、準備ボタン72が押下
されたことによってリセットされる。
【0049】フリップフロップ88のQ出力(セット出
力)は、緯糸が測長又は貯留されない状態に緯糸測長貯
留装置10を設定するための回避指令信号S9として駆
動装置70と駆動回路90とに供給される。回避指令信
号S9は、測長ローラによる緯糸の測長及び係止ピンに
よる緯糸の係止を阻止すべき期間オンにされる。
【0050】駆動回路90は、オンの回避指令信号S9
が入力している間、従動ローラ用の電磁アクチュエータ
44を駆動させて、両測長ローラを離間させる。これに
より、給糸体から伸びる緯糸が測長ローラから解放され
るから、緯糸の測長が阻止され、固定ドラムへの緯糸の
巻付及び貯留が防止される。
【0051】駆動装置70は、係止ピン駆動用のタイミ
ング信号S2をアンド回路92の一方の入力端子に受
け、第2のクランパ駆動用のタイミング信号S3をアン
ド回路94の一方の入力端子に受け、運転状態信号S6
を両アンド回路92,94の他方の入力端子に受ける。
【0052】アンド回路92及び94の論理積出力信号
は、それぞれ、オア回路96及び98の一方の入力端子
に供給される。オア回路96及び98は、回避指令信号
S9を他方の入力端子に受け、両入力信号の論理和信号
をそれぞれ駆動回路100及び102に出力する。
【0053】駆動回路100は、入力信号がオンの間、
係止ピン用の電動アクチュエータ48を駆動させて、係
止ピンを固定ドラムから退避させる。駆動回路102
は、入力信号がオンの間、第2のクランパ用の電動アク
チュエータ58を駆動させて、第2のクランパから緯糸
を解放させる。
【0054】次に、図3(A)に示すようなタイミング
で、停止信号S4が発生され、逆転ボタン運転準備ボタ
ン及び運転ボタンがそれぞれ押下された場合における制
御装置60の動作を以下に説明する。
【0055】製織時、運転状態信号S6はオンであり、
回避指令信号S9はオフである。このため、駆動回路9
0は、測長ローラに緯糸を挟持させるように、測長ロー
ラ用の電動アクチュエータ44を駆動させる。これによ
り、給糸体から伸びる緯糸は、測長ローラにより測長さ
れ、測長された緯糸は固定ドラムに巻き付けられる。
【0056】また、駆動回路100及び102は、それ
ぞれ、電磁アクチュエータ48及び58をタイミング設
定器68に設定されている所定のタイミングで駆動させ
る。これにより、係止ピンは図3(H)に示すように緯
糸の係止及び解舒をタイミング設定器68に設定された
タイミングで実行し、第2のクランパは緯糸の把持及び
解放をタイミング設定器68に設定されたタイミングで
実行する。
【0057】停止信号S4が発生されると、運転状態信
号S6が図3(C)に示すようにオフになり、パルス発
生器84の出力信号S7が図3(D)に示すように短時
間オンになるから、フリップフロップ88がセットされ
て、そのQ出力に得られる回避指令信号S9が図(G)
に示すようにオンになる。
【0058】上記の結果、駆動回路90は、測長ローラ
に緯糸を挟持させないように、測長ローラ用の電動アク
チュエータ44を駆動させる。これにより、給糸体から
伸びる緯糸は、測量ローラの挟持から解放されて測長さ
れない。
【0059】また、回避指令信号S9がオフになると、
両アンド回路92,94が閉じられるから、駆動回路1
00及び102は、それぞれ、オア回路96及び98を
介して入力されるオンの回避指令信号S9により、係止
ピンによる緯糸の解舒及び第2のクランパによる緯糸の
把持をさせるように、電磁アクチュエータ48及び58
を駆動させる。これにより、係止ピンは図3(H)に示
すようにオフになって緯糸を解舒し、第2のクランパは
緯糸を解放する。
【0060】上記状態において逆転ボタン78が押下さ
れると、主軸18は逆転ボタン72が押下されている間
逆転される。逆転ボタン78の代わりに、寸動ボタン7
6が押下されると、主軸18は寸動ボタン76が押下さ
れるたびに所定の角度正転又は逆転される。
【0061】逆転ボタン78及び寸動ボタン76のいず
れが押下されたときも、給糸体から伸びる緯糸が測長ロ
ーラに把持されていないから、たとえ駆動ローラ及びヤ
ーンガイドが主軸18により正転又は逆転されても、緯
糸は、給糸体から引き出されないと共に、固定ドラムに
巻き付けられず、しかも緯入ノズルから引き戻されな
い。
【0062】停台原因は、作業者により、上記のように
所定のボタンを手動で操作して織機を逆転又は寸動させ
つつ、解消される。この際、駆動ローラ及びヤーンガイ
ドが主軸18により回転されるから、駆動ローラ及びヤ
ーンガイドと主軸との位相が変化するおそれはなく、し
たがって停台原因の修復作業が容易になる。
【0063】停台原因が解消されて、運転準備ボタン7
2が押下されると、パルス発生器86の出力信号S8が
図3(F)に示すように短時間オンになるから、フリッ
プフロップ88がリセットされて、そのQ出力に得られ
る回避指令信号S9が図3(G)に示すようにオフにな
る。
【0064】これにより、駆動回路100及び102
は、それぞれ、電磁アクチュエータ48及び58をタイ
ミング設定器68に設定されている所定のタイミングで
駆動させる。これにより、係止ピンは図3(H)に示す
ように緯糸の係止及び解舒をタイミング設定器68に設
定されたタイミングで実行し、第2のクランパは緯糸の
把持及び解放をタイミング設定器68に設定されたタイ
ミングで実行する。この際、駆動ローラ及びヤーンガイ
ドと主軸との位相が変化していないから、それらの同期
合わせをする必要がない。
【0065】織機の逆転又は寸動の間、第2のクランパ
が緯糸を解放するように、電動アクチュエータ58を駆
動させてもよい。そのようにすれば、測長貯留装置10
への糸通し作業が容易になる。しかし、解放されている
がゆえにノズル抜けが発生するならば、従来通り主同素
須佐により解放されるまで、把持状態を維持してもよ
い。
【0066】上記のように、停止信号S4がオンになっ
たとき(惰走回転中)から運転準備ボタン72が押下さ
れるまでオンとなる回避指令信号S9を用いれば、織機
の惰走回転中においても、緯糸の測長、巻き付き及びノ
ズル抜けを防止することができる。
【0067】しかし、回避指令信号S9をそのような信
号とする代わりに、図3(I)に示すように運転準備信
号S5の立ち上がり時(織機の停止後)から運転準備ボ
タン72が押下されるまでオンにしてもよい。この場
合、フリップフロップ88は、運転準備信号S5の立ち
上がり時にセットされ、運転準備ボタン72の押下によ
ってリセットされる。
【0068】また、回避指令信号S9は、図3(K)に
示すように、逆転ボタン78(又は、寸動ボタン78)
が押下されたときから運転準備ボタン72が押下される
までオンになる信号であってもよい。この場合、フリッ
プフロップ88は、逆転ボタン78(又は、寸動ボタン
78)が最初に押下されたことによる図3(J)に示す
逆転パルスS10(又は、寸動信号)よってセットされ、
運転準備ボタン72の押下によってリセットされる。し
かし、そのような回避指令信号S9は、フリップフロッ
プを用いることなく、運転準備信号S5を論理的に反転
することにより発生してもよい。
【0069】さらに、回避指令信号S9は、図3(L)
に示すように、逆転ボタン78が押下されて主軸18が
逆転(又は、寸動)されている間、オンになる信号であ
ってもよい。この場合、フリップフロップ88は、逆転
ボタン78(又は、寸動ボタン78)が押下されたこと
による図3(J)に示す逆転パルスS10(又は、寸動信
号)よってセットされ、織機が停止したことによってリ
セットされる。しかし、そのような回避指令信号S9
は、フリップフロップを用いることなく、主制御装置6
6から出力される逆転信号又は寸動信号を利用すること
により発生してもよい。
【0070】回避指令信号S9をオフにするタイミング
は、上記のようなタイミングに限定されず、例えば運転
ボタン74が押下されたときのように、逆転又は寸動が
終了した後から運転再開までの任意なタイミングとする
ことができる。
【0071】織機の逆転中における緯糸測長貯留装置1
0の動作を図4に示す。図4においては、第2のクラン
パ56は緯糸14を把持していない。
【0072】織機が逆転される間、ローラ20,22が
離間されていると共に、係止ピン28が緯糸14を係止
していないから、駆動ローラ20及びヤーンガイド24
が主軸と共に逆転されても、緯糸は第1のクランパ50
側に戻されないし、緯入ノズルから引き戻されず、しか
も貯留部側に送り出されないし、駆動ローラ20や固定
ドラムに巻き付かない。
【0073】織機が寸動されるときも、上記と同じ理由
から、駆動ローラ20及びヤーンガイド24が主軸と共
に寸動されても、緯糸は測長されないし、駆動ローラ2
0や固定ドラムに巻き付かず、しかも緯入ノズルから引
き戻されない。
【0074】緯糸測長貯留装置10においては、主軸1
8により回転駆動される駆動ローラ20及びヤーンガイ
ド24が被駆動部材として作用し、従動ローラ22及び
係止ピン28が回避部材として作用する。
【0075】しかし、緯糸測長貯留装置10において、
測長ローラ20,22を省略し、ヤーンガイド24を被
駆動部材として作用させ、係止ピン28を回避部材とし
て作用させてもよい。この場合、ヤーンガイド24と固
定ドラム26とが、共同して、測長部及び貯留部を形成
する。
【0076】図1に示す実施例において、測長ローラ2
0,22を省略し、ヤーンガイド24の回転により緯糸
14をドラム26の外周面に巻き付けることにより、緯
糸14を測長しかつ貯留するようにしてもよい。
【0077】また、図1に示す実施例において、主軸に
より駆動されるローラやヤーンガイドのうち、いずれか
一方の駆動系に対し、主軸との間にクラッチを介装して
おき、織機の寸動・逆転に先立ってクラッチを断状態に
することにより、これを作動させない回避手段として構
成することも可能である。換言すれば、主軸により駆動
される部材が測長貯留装置内に複数存在する場合、少な
くとも1つの部材を主軸により駆動される被駆動部材と
し、他の部材を回避手段として構成することもできる。
【0078】図5及び図6を参照するに、緯糸測長貯留
装置110は、固定ドラム式の貯留部の代わりに、回転
ドラム式の貯留部を用いている。
【0079】回転ドラム式の貯留部は、織機に回転可能
に組み付けられた回転ドラム112と、回転ドラム11
2の周りを取り囲むカバー114と、回転ドラム112
の外周とカバー114の内周との間の環状流路118に
空気を吹き込むブロアのような気流発生器118とを含
む。
【0080】回転ドラム112は、織機の主軸により回
転される軸部120に組み付けられており、したがって
主軸と共に回転される。カバー114及び気流発生器1
16は、織機のフレームに支持されている。
【0081】駆動ローラ20は、回転ドラム112の外
周面に接触しており、回転ドラム112の回転により回
転されて、従動ローラ22と共同して緯糸14を測長す
る。従動ローラ22は、電動アクチュエータ44により
進退される支持腕122の先端部に回転可能に支持され
ており、電動アクチュエータ44により駆動ローラ20
に対し接離される。
【0082】回転ドラム式の貯留部は、回転ドラム11
2と同じ方向に旋回する旋回気流を気流発生器116に
より回転ドラム112とカバー114との間の環状通路
116に発生させ、この環状気流により緯糸14を回転
ドラム112の外周面に沿わせるように貯留する。
【0083】貯留されている緯糸14は、その先端側が
緯入ノズル16から流体と共に噴出されることにより、
カバー114の開口124を介して引き出される。第2
のクランパ56は、緯糸14を貯留する間緯糸14を挟
持し、緯入れの間緯糸14を解放する。
【0084】回転ドラム式の貯留部を用いた緯糸測長貯
留装置110の構造も、特開2000−336551号
公報等に記載されているので、詳細な説明は省略する。
【0085】緯糸測長貯留装置110において、回転ド
ラム112及び駆動ローラ20が被駆動部材として作用
し、従動ローラが回避部材として作用する。
【0086】緯糸測長貯留装置110においても、停台
原因が織機に発生すると、織機が寸動又は逆転される前
に、回転ドラム112及び駆動ローラ20は作動可能に
維持され、従動ローラ22は駆動ローラ22から離され
る。これにより緯糸測長貯留装置110は、緯糸14が
測長又は貯留されない状態に、設定される。
【0087】上記の結果、緯糸測長貯留装置110にお
いても、織機の停止中に寸動又は逆転が行われると、被
駆動部材が駆動されるにもかかわらず、緯糸が誤って測
長貯留装置に巻き付いたり、緯入ノズルから抜ける等の
不都合が防止される。
【0088】本発明においては、ソレノイドのような電
動アクチュエータを用いる代わりに、機械的に進退駆動
される機構、リニアモータ等、他のアクチュエータを用
いてもよい。
【0089】本発明は、緯糸をドラムに巻き付けて貯留
する装置のみならず、特開昭49−48956号公報に
記載されている装置のように、測長された緯糸を直線気
流にのせて直線状貯留部に貯留する装置にも適用するこ
とができる。
【0090】本発明は、また、水噴射式織機のみなら
ず、空気噴射式織機にも適用することができる。さら
に、本発明は、単色緯入れ織機のみならず、多色緯入れ
織機にも適用することができる。本発明を多色緯入れ織
機に適用する場合、回避手段を備えた緯糸貯留装置が糸
種毎に備えられる。
【0091】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る緯糸測長貯留装置の一実施例を示
す斜視図である。
【図2】図1に示す緯糸測長貯留装置のための制御装置
の一実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図3】図2に示す制御装置における電気信号の波形を
示す図である。
【図4】図1に示す緯糸測長貯留装置における織機の逆
転時の動作を説明するための図である。
【図5】本発明に係る緯糸測長貯留装置の他の実施例を
示す一部破断正面図である。
【図6】図5に示す緯糸測長貯留装置の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10,110 緯糸測長貯留装置 12 給糸体 14 緯糸 16 緯入ノズル 18 主軸 20 駆動ローラ(測長ローラ) 22 従動ローラ(測長ローラ) 24 ヤーンガイド 26 固定ドラム 28 係止ピン 30,34,38 プーリ 32 軸部 36 無端ベルト 40 支持腕 42 支持腕の支点 44,48,58 電動アクチュエータ 46 ケース 50,54 ヤーンガイド 52,56 クランパ 60 制御装置 62 角度検出器 112 回転ドラム 114 カバー 116 環状流路 118 気流発生器 120 軸部 122 支持腕 124 開口
フロントページの続き Fターム(参考) 4L050 AA14 CB35 CB42 CB54 CB55 CC06 CC23 EA03 EA08 EA14 ED17 ED37 ED38 EE01

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機が少なくとも寸動又は逆転される前
    に、織機の主軸により駆動される被駆動部材を作動可能
    に維持したまま、当該緯糸測長貯留装置を緯糸が測長又
    は貯留されない状態に設定する回避手段を含む、緯糸測
    長貯留装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記主軸の一回転中に1ピック
    分の長さの緯糸を測長し、測長された緯糸をこれが緯入
    れされるまで貯留する測長貯留手段を含む、請求項1に
    記載の緯糸貯留装置。
  3. 【請求項3】 前記測長貯留手段は、緯糸を共同して挟
    持して測長する一対のローラであって少なくとも一方の
    ローラが前記主軸により回転されるローラと、織機に移
    動不能に組み付けられた固定ドラムと、緯糸の係止及び
    解舒をすべく前記固定ドラムに対して進退可能の係止ピ
    ンと、前記主軸により回転されて緯糸を前記固定ドラム
    に巻き付けるヤーンガイドとを含み、前記被駆動部材
    は、前記両ローラの少なくとも一方と前記ヤーンガイド
    とを含み、前記回避手段は、緯糸の挟持を解くべく前記
    両ローラを離間させる手段と、緯糸の係止を阻止すべく
    前記係止ピンを退避させる手段とを含む、請求項1又は
    2に記載の緯糸測長貯留装置。
  4. 【請求項4】 前記測長貯留手段は、緯糸を共同して挟
    持して測長する一対のローラであって少なくとも一方の
    ローラが前記主軸により回転されるローラを含み、前記
    被駆動部材は前記両ローラの少なくとも一方を含み、前
    記回避手段は緯糸の挟持を解くべく前記両ローラを離間
    させる手段を含む、請求項1又は2に記載の緯糸測長貯
    留装置。
  5. 【請求項5】 前記測長貯留手段は、織機に移動不能に
    組み付けられた固定ドラムと、緯糸の係止及び解舒をす
    べく前記固定ドラムに対して進退可能の係止ピンと、前
    記主軸により回転されて緯糸を前記固定ドラムに巻き付
    けるヤーンガイドとを含み、前記被駆動部材は前記ヤー
    ンガイドを含み、前記回避手段は緯糸の係止を阻止すべ
    く前記係止ピンを退避させる手段とを含む、請求項1又
    は2に記載の緯糸測長貯留装置。
  6. 【請求項6】 前記織機が少なくとも寸動又は逆転され
    る前は、停台原因の発生により織機停止信号が発生した
    ときから、織機が寸動又は逆転される直前までの期間を
    含み、前記回避手段は、前記期間の間に、前記被駆動部
    材を主軸により作動可能に維持したまま、当該緯糸測長
    貯留装置を緯糸が測長又は貯留されない状態に設定す
    る、請求項1から6のいずれか1項に記載の緯糸測長貯
    留装置。
  7. 【請求項7】 前記期間は、織機の惰走回転中、前記惰
    走回転が停止した状態、及び、寸動又は逆転の操作時を
    含むグループから選択される、請求項6に記載の緯糸測
    長貯留装置。
  8. 【請求項8】 前記回避手段は、前記被駆動部材を主軸
    により作動可能に維持したまま、当該緯糸測長貯留装置
    を緯糸が測長又は貯留されない状態に設定することを指
    令する回避指令信号を発生する回避指令部と、前記回避
    指令信号を受けて当該緯糸測長貯留装置を緯糸が測長又
    は貯留されない状態に設定するための回避部材を駆動さ
    せる1以上の電動アクチュエータとを含む、請求項1か
    ら7のいずれか1項に記載の緯糸測長貯留装置。
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