JP3961899B2 - 織機の制御方法及び装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、緯糸を測長して送り出し、送り出される緯糸を貯留する緯糸測長貯留装置を備えた織機の制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
流体噴射式織機の緯糸測長貯留装置の1つとして、測長部又は貯留部を主軸の回転に同期して駆動させ、給糸源から伸びる緯糸を測長部において測長して送り出し、送り出される緯糸を貯留部に貯留する技術がある(特開昭63−21955号公報=特公平8−30298号公報)。
【0003】
この緯糸測長貯留装置において、測長部は、回転駆動される駆動用測長ローラと駆動側測長ローラに従動して回転駆動される従動用測長ローラとを備えており、また給糸源から伸びる緯糸を両測長ローラ間に挟持させて送り出す。
【0004】
これに対し、貯留部は、貯留ドラムと、測長ローラの回転速度に合わせて回転駆動されて測長部から送り出される緯糸を貯留ドラムの外周の巻き付けるヤーンガイドと、貯留ドラムに対して進退駆動されて緯糸の係止及び解舒を行う係止ピンと、係止ピン及び緯入れノズル間に配置されて貯留部から伸びる緯糸を解舒可能にクランプするクランパとを備えている。
【0005】
上記のような緯糸測長貯留装置を備えた織機においては、貯留動作を開始するタイミングになると、係止ピンが進出することにより緯糸の貯留動作を開始し、その後緯入れ時に、係止ピン及びクランパによる緯糸の拘束を解舒して緯入れノズルにより貯留部の緯糸を引き出す自由飛走工程と、その後測長部からの緯糸を引き出す測長飛走工程とを経ることにより緯入れが行われる。
【0006】
このため織機においては、測長部は主軸の回転に対応して緯糸を送り出すのに対し、貯留部は貯留開始のタイミングになったときから貯留を開始する。すなわち、測長部が作動しているにもかかわらず、貯留部が作動していない場合が存在することになる。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかし、測長部のみが作動し、貯留部が作動しない状態では、測長部と貯留部との間で緯糸に緩みが生じ、緩んだ緯糸同士が絡みついて緯入れに支承をきたす。このため、織機の運転開始は、緯糸の貯留開始角度付近で行う必要がある。
【0008】
織機を運転開始位置に適した角度にする、いわゆる位置合わせのための作業は、従来では、測長部と主軸との連結状態を解いた後、主軸を寸動又は逆転させる、という手法により、人手によって行われていた。
【0009】
しかし、織機が速い回転の基で寸動又は逆転されると、位置合わせが正確に行えず、停止角度にバラツキが生じる。そのような状態で織機の運転が開始されると、運転開始直後に緯入れされる緯糸の長さが変わっていることに起因して、緯入れミスや、緯糸に過度の張力が作用してその緯糸の光沢が他の緯糸のそれと異なることによる織物欠点が発生する、という不都合がある。
【0010】
上記のような不都合は、貯留部が織機の主軸の回転に同期して駆動される装置例えば、特公昭57−44570号、特開昭49−48956号に記載されている装置のように、貯留部の内部に気流が噴射されて、緯糸がその内部で吹き流される貯留ケースと、緯入れノズルとの間に配置されるクランパとを備えた緯糸測長貯留装置においても、同様に生じる。
【0011】
上記のような緯糸測長貯留装置を備えた織機においても、運転開始直後に緯入れされる緯糸に長短が生じることを避けることができないから、緯入れミスや、緯ひけが発生する等の問題を避けるために、緯入れに必要な長さの緯糸の貯留が開始される角度付近で織機の運転を開始する必要がある。
【0012】
緯ひけとは、緯糸が高い張力状態で織り込まれて、その緯糸が異常な光沢になる欠点のことである。これは、運転開始直後に通常時に比べて緯糸が多く(例えば、貯留ドラムに1ターン以上)貯留されると、いわゆる定常運転中における拘束飛走区間がなくなって、飛走する緯糸が十分に減速されないまま、係止ピンに係止されるため、と考えられる。
【0013】
本発明の目的は、織機の運転を開始する主軸角度のずれに起因して運転直後の緯糸長さが変わる、という不都合を防止することにある。
【0014】
【解決手段、作用、効果】
【0015】
本発明に係る制御方法は、主軸の回転に同期して駆動されて緯糸を測長して送り出す測長部及び送り出される緯糸を貯留する貯留部を備える緯糸測長貯留装置を備える織機において、前記主軸の回転開始を許す前記主軸の角度範囲を、前記貯留部による緯糸貯留動作を開始可能の前記主軸の角度範囲に予め許容角度範囲として設定しておき、前記主軸の回転開始のための操作入力があったとき、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるか否かを判別し、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるときに前記主軸の回転を開始させることを含む。
【0016】
本発明に係る制御装置は、主軸の回転に同期して駆動されて緯糸を測長して送り出す測長部及び送り出される緯糸を貯留する貯留部を備える緯糸測長貯留装置を備える織機において、前記主軸の回転を制御する制御回路であって前記主軸の回転開始のための操作信号と前記主軸の回転角度信号とを受ける制御回路と、前記制御回路により前記主軸の回転開始を許す前記主軸の角度範囲が前記貯留部による緯糸貯留動作を開始可能の前記主軸の角度範囲に予め許容角度範囲として設定される設定手段とを含む。前記制御回路は、前記主軸の回転開始のための操作信号を受けたとき、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるか否かを判別し、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるときに前記主軸の回転を開始させる回転開始信号を出力する。
【0017】
上記制御方法及び装置によれば、織機の運転開始位置が予め設定された許容角度範囲内に規制されるから、貯留部に貯留される緯糸量が所望の値に維持され、その結果ショートピックによる緯入れミスに起因する織機の停止、ロングピックによる緯ひけの発生等、測長ミスによる不都合が防止される。
【0018】
前記測長部は、少なくとも一方が前記主軸の回転に同期して回転される緯糸送出用の一対のローラを含むことができる。
【0019】
前記貯留部は、緯糸巻き付け用の固定ドラムと、前記主軸の回転に同期して駆動されて前記緯糸を前記固定ドラムに巻き付けるヤーンガイドと、前記固定ドラムに対して進退可能の係止ピンと、緯入れノズル側に配置された前記緯糸把持用クランパとを含み、前記係止ピンの動作タイミングは、緯入れ時に前記緯糸を解舒すべく後退すると共に緯入れ終了前のヤーンガイドの1回転の後に進出して前記固定ドラムに巻き付けられた緯糸を係止する前に該緯糸のすべてが解舒されるように予め設定され、前記緯糸の拘束は前記係止ピン又は前記クランパによってされることができる。
【0020】
前記許容角度範囲は、前記緯入れ終了前に前記ヤーンガイドが1回転される前記主軸の角度範囲を含むことができる。
【0021】
前記貯留部は、さらに、内部に気流を生じさせ、前記測長部によって送り出された緯糸を前記気流により吹き流す貯留ケースを含み、前記クランパは、前記貯留ケースと前記緯入れノズルとの間に配置され、前記緯糸を拘束することができる。
【0022】
前記織機は、前記貯留部による前記緯糸の拘束を緯入れ時に解舒して前記緯糸を緯入れノズルを経て引き出す自由飛走工程と、その後測長部を経た緯糸を引き出す拘束飛走工程とを経て緯入れを行うことを含む、流体噴射式織機であるとすることができる。
【0026】
前記測長部は、少なくとも一方が前記主軸の回転に同期して回転される緯糸送出用の一方及び他方のローラと、両ローラの前記緯糸に対する接触状態を変えるべく少なくとも他方のローラを一方のローラから回避させる回避手段とを備えることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を参照するに、緯糸測長貯留装置10は、給糸体12から伸びる緯糸14を緯入ノズル16から噴射される水と共に経糸開口に緯入れする水噴射式織機に用いられている。
【0028】
緯糸測長貯留装置10は、給糸体12からの緯糸14を織機の主軸18に連結されて主軸18と同期して回転される一対の測長ローラ20,22に挟持させた状態で送り出して測長する測長部23と、測長された緯糸14を主軸18に連結されて主軸18と同期して回転されるヤーンガイド24により固定ドラム26の外周面に巻き付けて係止ピン28により次回の緯入れまで貯留する貯留部29とを含む。
【0029】
主軸18の回転は、主軸18に連結されたプーリ30と、ヤーンガイド24の軸部32に組み付けられたプーリ34と、両プーリに巻かけられた無端ベルト36とにより中空の軸部32に伝達されると共に、無端ベルト36と係合するプーリ38により一方のローラ20に伝達される。
【0030】
図示の例では、プーリ30,34,38はタイミング歯車のようなタイミングプーリであり、無端ベルト36はタイミングベルトである。しかし、各タイミングプーリの代わりに、スプロケット、平プーリ、Vプーリ等を用い、タイミングベルトの代わりに、チェーン、平ベルト、Vベルト等を用いてもよい。
【0031】
一方の測長ローラ20は、主軸18の回転力を受けて回転する駆動ローラとして作用するように、ベルト36と噛合するプーリ38に連結されている。他方の測長ローラ22は、駆動ローラ20の回転に追従して回転する従動ローラとして作用するように、レバー40の一端部に回転可能に支持されている。
【0032】
レバー40は、その長手方向における中間部において枢軸点すなわち支点42の周りに揺動可能に支持されている。レバー40は、また、他端部に連結された電磁ソレノイドのような電動アクチュエータ44により、測長ローラ20,22に緯糸14の挟持及び解放を選択的に行わせるべく、従動ローラ22を駆動ローラ20に対し選択的に当接及び離間させるように駆動される。
【0033】
ヤーンガイド24は、その軸部32において支持ケース46に回転可能に支持されている。固定ドラム26は、支持ケース46に組み付けられたカバー49に対し回転不能に支持されている。係止ピン28は、緯糸14の係止及び解舒を選択的に行うべく固定ドラム26の外周面に対して配置されており、電磁ソレノイドのような電動アクチュエータ48により選択的に進退される。
【0034】
ヤーンガイド24は、主軸18の回転角度が270°のとき係止ピン28の一である上死点に位置するように、予め設定されていると共に、プーリ34の外径は、例えばヤーンガイド24が織機(主軸18)の一回転当たり5回転するように、設定されている。
【0035】
これに対し、測長ローラ20,22の外径は、織機の一回転で1ピック分の長さの緯糸を送り出すように、すなわち270°の緯入れ終了タイミングから次のピックの270°までに1ピック分の緯糸を送り出すように、設計されている。係止ピン28は、緯入れ終了タイミング270°で緯糸を係止する。前記270°は、図示の例では、貯留部29による緯糸の貯留を開始するタイミングである。
【0036】
緯糸測長貯留装置10の各部材は、図示してはいないがフレーム90に既に述べた状態に支持されている。緯糸測長貯留装置10の構造は、特開2000−336551号公報等に記載されているので、詳細な説明は省略する。
【0037】
給糸体12からの緯糸14は、第1の固定ガイド50と第1のクランパ52とを経てローラ20,22間に挟み込まれ、ローラ20,22の回転により1ピック分の長さに測長されて貯留部に送り出される。第1のクランパ52は、給糸体12から測長部への緯糸14の移動を阻止するためのものであり、運転(製織)中や緯糸測長貯留装置10への糸通し時等の必要時には緯糸14を解放するように、図示しない電磁ソレノイドにより駆動される。
【0038】
測長された緯糸14は、ヤーンガイド24の軸部32を経てヤーンガイド24の先端部に達し、係止ピン28に係止された状態で、ヤーンガイド24が回転されることにより、固定ドラム26の周面に1ピック分の長さにわたって巻き付けられて、次の緯入れまで貯留される。
【0039】
緯糸14は、さらに、貯留部から第2の固定ガイド54と第2のクランパ56とを経て、緯入ノズル16に伸びている。第2のクランパ56は、緯糸14を緯入ノズル16の上流側において把持しており、緯入れ期間の間電磁アクチュエータ48と同期して駆動されて緯糸14の把持を解除する。
【0040】
織機の製織運転中、電動アクチュエータ44は緯糸14を測長ローラ20,22間に挟むようにレバー40を駆動させており、電動アクチュエータ48は、係止ピン28が貯留されている緯糸14を緯入れの開始時に解舒し、緯入れの終期に緯糸14を係止するように、係止ピン28を駆動させる。
【0041】
緯入れの初期において、貯留部29に貯留されている緯糸は、緯入れノズル16により引き出されつつ経糸開口に緯入れされる。これにより、緯入れ期間の初期から中間部までは、緯糸は自由飛走となる。
【0042】
給糸体12から伸びる緯糸14は、緯入れ中においても測長ローラ20,22に挟持されて測長される。これにより、飛走途中の後半部、特に終期において緯糸14の飛走が測長ローラ20,22により拘束されるいわゆる拘束飛走となる
【0043】
緯入れミス、糸切れ等の停台原因の発生により織機を停止させる織機停止信号が発生されると、織機が惰走回転した後に停止し、その後織機が操作入力に基づいて逆転又は寸動されて、停台原因を解消すなわち修復する処理が行われる。
【0044】
停台原因の修復処理は、停台原因に応じて異なる。例えば、停台原因が緯入れミスであれば、ミス緯糸の除去、経糸切断であれば、経糸の接続、経糸切れ又は緯糸切れであれば、消費した糸の補充である。
【0045】
織機停止信号が発生されると、電動アクチュエータ44は従動側ローラ22を駆動側ローラ20から離間させ、電動アクチュエータ48は係止ピン28を固定ドラム28から退避させ、電動アクチュエータ56は第2のクランパ56に緯糸14を把持させる。
【0046】
上記の状態において、停台原因を修復する処理が行われる。停台原因は、作業者により、所定の操作ボタンを手動で操作して織機を逆転又は寸動させつつ、解消される。
【0047】
停台原因が解消されると、織機の運転を再開させる運転準備処理が行われ、その後運転ボタンが押下されて運転指令が発せられたことにより、織機の運転が再開される。
【0048】
運転準備処理は、運転ボタンにより運転指令が発せられてから、所定期間の間測長部23による測長機能を停止させる処理、又は主軸18の回転開始を許す角度範囲にまで主軸18を回転させる処理を含む。主軸18がその回転開始を許す角度範囲にまで回転されると、ヤーンガイド24を上死点近くに位置される。
【0049】
測長部23による測長機能を停止させる期間は、貯留部23による緯糸貯留動作を開始可能の許容角度範囲として、主軸18の回転開始を許す角度範囲(270°及びその付近)に予め設定することができる。主軸18の回転開始を許す角度範囲は、貯留部23における緯糸貯留動作を開始可能の角度範囲270°及びその付近に許容角度範囲として予め設定することができる。
【0050】
又は別の方法として、主軸18の回転開始のための操作入力があったとき、織機は、主軸18の回転角度が前記した許容角度範囲内にあれば、測長部23による緯糸測長動作を許すか、又は主軸18の回転を開始させて運転を再開する。
【0051】
上記のような緯糸測長貯留装置10の制御は、図3に示す制御装置60により行われる。
【0052】
図3を参照するに、制御装置60は、主軸18の回転角度を検出して対応する角度信号θを発生する角度検出器62の出力信号を制御回路64に受けると共に、設定器66に設定された各種の情報を制御回路64に受ける。
【0053】
タイミング設定器66には、緯入れ期間を考慮して電磁アクチュエータ48及び58並びに緯入れ用圧力水のための開閉弁をオンに駆動させるタイミングが予め設定されている。例えば、筬打ちを0°としたとき、電磁アクチュエータ48及び58並びに開閉弁を駆動させるタイミングは、それぞれ、70°から270°及び100°から280°並びに50°から200°の間とすることができる。
【0054】
電磁アクチュエータ48がオンにされていると、係止ピン28は固定ドラム24から退避されて貯留されている緯糸14を解舒する。電磁アクチュエータ58がオンにされていると、第2のクランパ56は緯入ノズル16に伸びる緯糸14を解放する。開閉弁がオンにされていると、緯入れ用圧力水が緯糸と共に緯入れノズル16から噴出される。電磁駆動される開閉弁の代わりに、主軸に連結されて機械的に駆動されるポンプにより、圧力水を噴射するようにしてもよい。
【0055】
タイミング設定器66には、また、運転再開後に測長機能をオンにするタイミングが測長開始を許す許容角度範囲(又は、主軸の回転開始を許す許容角度範囲)が設定されている。この許容角度範囲は、主軸18の回転開始を許す許容角度(又は、測長部23による緯糸測長動作の開始を許す許容角度)270°とされている。
【0056】
制御回路64は、角度検出器62からの角度信号θが設定器66に設定された値になるたびに、対応する電磁アクチュエータをオン又はオフにするための信号を対応する電磁アクチュエータの駆動回路に出力する。
【0057】
制御回路64は、織機を起動させる運転ボタン70、主軸18と測長ローラ20,22との連結を解除する連結解舒ボタン72、主軸18と測長ローラ20,22とを連結させる連結ボタン74、織機を停止させる停止ボタン、織機を寸動させる寸動ボタン、織機を逆転させる逆転ボタン等、各種の指令を手動で入力するための複数の操作ボタンに接続されている。
【0058】
制御回路64は、織機停止信号、押しボタン指令に加え、製織パラメータのように設定器62に予め設定されている各種のデータにしたがって織機を運転させる又は織機を停止させるための各種の信号を図示しない経糸送出装置、織布巻取制御装置、主軸制御装置、緯入れ装置、開口装置等に出力する。これにより、織機の各機械装置は、運転準備状態、運転状態(製織状態)又は停止状態におかれる。
【0059】
図4及び図5を参照して、緯糸測長貯留装置10を備えた織機を上記制御装置60により制御する実施例について説明する。
【0060】
図4は、主軸18の回転開始のための操作入力(運転指令の入力)があったとき、主軸18の回転角度が許容角度範囲270°に達するまで、測長部23による緯糸測長動作を禁止する例を示す。この実施例においては、270°が測長部23による緯糸測長動作を開始させる許容角度範囲として図3における設定器66に設定されている。
【0061】
図4において、(A)は緯糸先端の位置、(B)はヤーンガイドの回転量(測長量)(C)は係止ピンの動作タイミング、(D)は第2のクランパ58の動作タイミング、(E)は緯入れ用圧力水の噴射タイミングをそれぞれ示す。
【0062】
織機の運転中、制御回路64は、緯糸14を常時ローラ20,22を接触状態にすることにより送り出すように、測長部23を駆動させると共に、係止ピン28及び第2のクランパ56が所定のタイミングでオン・オフにされることにより送り出される緯糸を所定のタイミングでドラム26に巻き付けて貯留するように、貯留部29を駆動させ、さらに所定のタイミングで緯入れを行わせる。
【0063】
これにより、ドラム26に貯留される緯糸残量は図4(B)に実線で示すように変化する。図4(B)において、緯糸は、100°から270°までに緯入れされるが、その緯入れ期間のほとんど(ドラム26への残留緯糸が引き出されるまで)は自由飛走により緯入れされ、緯入れ期間の終期(ドラム26への残留緯糸がゼロ)になると、270°まで測長部23により拘束される拘束飛走により緯入れされる。そして、緯糸は270°からドラム26に貯留され始める。
【0064】
停台原因が発生すると、制御回路64は織機を停止させる。織機が停止すると、作業者が所定の操作ボタンを操作することにより、制御回路64は、織機(実際には、主軸18)を逆転又は寸動させる。これにより、作業者は停台原因を修復することができる。
【0065】
この修復作業時、織機(主軸18)の停止角度により異なるが、制御回路64は、電磁アクチュエータ44をオンにさせて、測長機能を主軸18の回転から切り離す。これにより、給糸体12から伸びる緯糸14が測長ローラ20,22に把持されていないから、たとえ寸動ボタンや逆転ボタンが操作されて織機が正転又は逆転されても、ローラ20,22による緯糸測長機能及び緯糸引き戻し機能が防止される。
【0066】
停台原因が作業者により解消された後、運転ボタン70が操作されると、運転指令が制御回路64に入力する。これにより、制御回路64は織機の運転を開始させる。
【0067】
また、運転再開時の織機の停止角度により異なるが、制御回路64は、主軸18の回転角度が、240°から270°の許容角度範囲になるまでは電磁アクチュエータ44をオンにして測長部23による測長機能を停止し、70°から270°までは、電磁アクチュエータ48をオンにさせて緯糸を解舒し、さらに100°から280°までは電磁アクチュエータ58をオンにさせて第2のクランパ56に緯糸を開放させる。
【0068】
制御回路64は、主軸18の回転角度が240°から270°の角度範囲に達すると、測長部23による緯糸の測長を開始させると共に、測長される緯糸を係止ピン28に係止させて緯糸の貯留を開始させる。
【0069】
また、主軸18の回転角度が280°に達すると、制御回路64は緯糸を第2のクランパ56に把持させる。
【0070】
上記のように、織機の運転開始位置にかかわらず、測長部23が予め設定された240°から270°の許容角度範囲から緯糸測長動作を開始するならば、貯留部29に貯留されている緯糸量が所望の値に維持され、その結果ショートピックによる緯入れミスに起因する織機の停止、ロングピックによる緯ひけの発生等、測長ミスによる不都合が防止される。
【0071】
上記の実施例においては、測長部23が予め設定された角度270°から緯糸測長動作を開始するから、運転再開時の主軸18の回転角度が270°以前であれば、いつでも織機の運転を開始することができる。
【0072】
次に図5を参照して、図1から図3に示す緯糸測長貯留装置10及び制御装置60において、運転指令が制御回路64に入力したとき、主軸18の回転角度が許容角度範囲270°に達していない場合に主軸18の回転を禁止する例について説明する。この実施例においては、240°から270°が主軸18の回転を許す許容角度範囲として図3における設定器66に設定されている。
【0073】
図5において、(A)は緯糸先端の位置、(B)はヤーンガイドの回転量(測長量)(C)は係止ピンの動作タイミング、(D)は第2のクランパ58の動作タイミング、(E)は緯入れ用圧力水の噴射タイミング、(F)織機の回転状態、(G)は許容角度範囲をそれぞれ示す。
【0074】
織機の運転中、制御回路64は、緯糸14を常時ローラ20,22により送り出すように、貯留部23を駆動させると共に、係止ピン28及び第2のクランパ56が所定のタイミングでオン・オフにされることにより送り出される緯糸を所定のタイミングでドラム26に巻き付けて貯留するように、貯留部29を駆動させ、さらに所定のタイミングで緯入れを行わせる。
【0075】
これにより、ドラム26に貯留される緯糸残量は図4(B)のように変化する。図4(B)において、緯糸は、100°から270°までに緯入れされるが、その緯入れ期間のほとんど(ドラム26への残留緯糸が引き出されるまで)は自由飛走により緯入れされ、緯入れ期間の終期(ドラム26への残留緯糸がゼロ)になると、270°まで測長部23により拘束される拘束飛走により緯入れされる。そして、緯糸は270°からドラム26に貯留され始める。
【0076】
停台原因が発生すると、制御回路64は織機を停止させるべく織機に制動をかける。これにより、織機(主軸18)は、慣性力による惰走回転後に停止する。
【0077】
織機が停止すると、制御回路64は、所定の操作ボタンが操作されることにより、織機を逆転又は寸動させて停台原因を修復させる修復作業が作業者により行われる。
【0078】
この修復作業時、織機は、停止した緯入れサイクルの緯入れ開始角度付近まで逆転されて緯糸を除去され、これにより停台原因が修復される。次いで、さらに許容角度範囲240°から270°に逆転される。
【0079】
停台原因の修復作業時、織機の停止角度により異なるが、制御回路64は、電磁アクチュエータ44をオンにさせて、測長機能を主軸18の回転から切り離す。これにより、給糸体12から伸びる緯糸14が測長ローラ20,22に把持されていないから、たとえ寸動ボタンや逆転ボタンが操作されて織機が正転又は逆転されても、ローラ20,22による緯糸測長機能及び緯糸引き戻し機能が防止される。
【0080】
運転ボタン70が操作されると、運転指令が制御回路64に入力する。これにより、制御回路64は、主軸の回転角度が許容角度範囲240°〜270°にあることにより、運転指令を許容して、織機の運転を開始させる。
【0081】
また、制御回路64は、直ちに電磁アクチュエータ44をオフにして測長部23による測長機能を再開させ、その後通常の運転中と同様に70°から270°までは、電磁アクチュエータ48をオンにさせて緯糸を解舒させ、さらに100°から280°までは電磁アクチュエータ58をオンにさせて第2のクランパ56に緯糸を開放させると共に、緯糸を噴射水に載せて経糸開口内に緯入れする。
【0082】
そして制御回路64は、主軸18の回転角度が240°から270°の範囲に達すると、測長される緯糸を係止ピン28に係止させて緯糸の貯留を開始させる。
【0083】
また、主軸18の回転角度が280°に達すると、制御回路64は緯糸を第2のクランパ56に把持させる。
【0084】
上記のように、織機の運転開始位置を予め設定された許容角度範囲内に規制さするならば、貯留部に貯留される緯糸量が所望の値に維持され、その結果ショートピックによる緯入れミスに起因する織機の停止、ロングピックによる緯ひけの発生等、測長ミスによる不都合が防止される。
【0085】
図5に示す実施例は、図6に示す運転阻止回路80を織機に備えることにより、実行することもできる。
【0086】
運転阻止回路80は、240°から270°が主軸18の回転を許す許容角度範囲として設定された設定器82と、角度検出器62から入力する各角度信号θが設定器82に設定された角度範囲内に達したことによりその旨を意味するタイミング信号を出力するタイミング信号発生器84と、タイミング信号と運転ボタン70により運転指令とのアンド信号を運転操作信号として出力するアンド回路86とによって構成されている。
【0087】
アンド回路86から出力される運転操作信号は、織機の主制御装置88に供給されて、織機の運転を開始する信号として用いられる。
【0088】
運転阻止回路80を用いる場合も、織機の運転開始位置を予め設定された許容角度範囲内に規制するから、貯留部に貯留される緯糸量が所望の値に維持され、その結果ショートピックによる緯入れミスに起因する織機の停止、ロングピックによる緯ひけの発生等、測長ミスによる不都合が防止される。
【0089】
図6に示す実施例において、運転ボタン70からの運転指令をタイミング信号により阻止しているが、許容角度範囲内になるまでは、運転ボタン70を機械的にロックして運転ボタン70から信号が発生させないようにしてもよいし、運転ボタン70の前面を図示しない電磁アクチュエータ等を介して板材で覆って運転ボタン70を操作不能にしてもよい。
【0090】
図7及び図8を参照するに、緯糸測長貯留装置110は、固定ドラム式の貯留部29の代わりに、回転ドラム式の貯留部111を用いている。
【0091】
回転ドラム式の貯留部は、織機に回転可能に組み付けられた回転ドラム112と、回転ドラム112の周りを取り囲むカバー114と、回転ドラム112の外周とカバー114の内周との間の環状流路118に空気を吹き込むブロアのような気流発生器118とを含む。
【0092】
回転ドラム112は、織機の主軸により回転される軸部120に組み付けられており、したがって主軸と共に回転される。カバー114及び気流発生器116は、織機のフレームに支持されている。
【0093】
駆動ローラ20は、回転ドラム112の外周面に接触しており、回転ドラム112の回転により回転されて、従動ローラ22と共同して緯糸14を測長する。従動ローラ22は、電動アクチュエータ44により進退される支持腕122の先端部に回転可能に支持されており、電動アクチュエータ44により駆動ローラ20に対し接離される。
【0094】
回転ドラム式の貯留部は、回転ドラム112と同じ方向に旋回する旋回気流を気流発生器116により回転ドラム112とカバー114との間の環状通路116に発生させ、この環状気流により緯糸14を回転ドラム112の外周面に沿わせるように貯留する。
【0095】
貯留されている緯糸14は、その先端側が緯入ノズル16から流体と共に噴出されることにより、カバー114の開口124を介して引き出される。第2のクランパ56は、緯糸14を貯留する間緯糸14を挟持し、緯入れの間緯糸14を解放する。
【0096】
回転ドラム式の貯留部を用いた緯糸測長貯留装置110の構造も、特開2000−336551号公報等に記載されているので、詳細な説明は省略する。
【0097】
緯糸測長貯留装置110においても、既に述べた実施例と同様に、織機の運転開始を許す許容角度範囲又は緯糸の測長開始を許す許容角度範囲が設定され、そのような許容角度範囲に基づいて運転開始又は測長開始が制御される。
【0098】
緯糸測長貯留装置110においても、織機の停止時、織機が寸動又は逆転される前に、回転ドラム112及び駆動ローラ20は作動可能に維持され、従動ローラ22は駆動ローラ22から離される。これにより、緯糸測長貯留装置110は、緯糸14が測長又は貯留されない状態に、設定される。
【0099】
上記いずれの実施例においても、緯糸測長の開始を許す許容角度範囲又は運転の開始を許す許容角度範囲は終期を270°に設定し、始期を終期より手前でしかも緯入れに支承をきたさない角度に設定することができる。
【0100】
それゆえに、許容角度範囲の始期は、240°である必要はなく、例えば、ヤーンガイドの停止位置(270°)から、1/2ターン又は1/3ターン手前とすることができるし、1/4ターン手前とすることがより好ましい。しかし、許容角度範囲が狭いほど、運転開始直後の緯糸長さのバラツキが少なくて好ましい反面、運転のための回転角度合わせが難しくなる。
【0101】
許容角度範囲の始期は、貯留部29における緯糸貯留の開始タイミングに近いほど緯糸の貯留量が正確になる。しかし、許容角度範囲の始期が緯糸貯留の開始タイミングに近くなると、許容角度範囲自体が狭くなるから、位置合わせが難しくなる。したがって、許容角度範囲の始期は、位置合わせが難しくならない上記のようなタイミング、例えば240°前後とすることが好ましい。
【0102】
また、図5に2点差線で示すように運転開始角度又は測長開始角度を175°にすると、運転開始直後の緯入れ終了時点で、1ターン分の緯糸がドラムに残ることになって、測長飛走期間すなわち拘束飛走期間がなくなるから、緯ひけが発生し、これ以降もその状態が長く続き、織物品質が著しく低下する。
【0103】
これに対し、運転開始角度又は測長開始角度を240°から270°の範囲にすると、緯入れ終了時点でのドラムへの残糸量はゼロになり、上記不都合は発生しない。
【0104】
上記いずれの実施例においても、運転開始時に測長部23に緯糸測長動作を開始させるタイミング又は主軸の回転を許すタイミングは、主軸18の回転角度のみならず、所定の基準角度からの経過時間であってもよい。また、織物品質や緯入れ等に問題を生じない限り、運転開始時に測長部23に緯糸測長動作を開始させるタイミング又は主軸の回転を許すタイミングは、織機の運転開始を許す角度270°より前の段階であってもよい。それゆえに、運転開始時に測長部23に緯糸測長動作を開始させるタイミング又は主軸の回転を許すタイミングは、所定の角度範囲又は時間範囲(時間幅)を有していてもよい。
【0105】
運転ボタンの操作時に、主軸の角度が許容角度範囲外であり、運転開始が阻止されていることを表示灯のような表示手段又はブザーのような警報手段により、知らせることが好ましい。
【0106】
測長部における接触状態の切換は、上記実施例のように駆動側測長ローラ20に対する従動側測長ローラ22の接離のみならず、緯糸をアームにより両ローラ20,22間に対し挿入・離脱させることにより行う等、他の技術又は手段により行ってもよい。
【0107】
主軸18に連結されて駆動される測長貯留装置を用いた織機の代わりに、主軸18の回転に同期して駆動される電動機のような専用の電動アクチュエータにより行うタイプの測長貯留装置用いた織機に本発明を適用してもよい。
【0108】
気流を用いる貯留部の場合、図7及び図8に示す実施例のように回転ドラムと旋回流とを用いて緯糸を貯留するタイプの装置を用いる代わりに、特開昭49−48956号公報に記載されているように直線気流と直線状貯留手段とを用いて緯糸を貯留するタイプの装置を用いてもよい。
【0109】
上記した図1又は図7に示す装置において、運転を開始する織機の角度を所定の角度範囲に規制する制御を採用する場合、ローラ22をローラ20から離間させるために電磁ソレノイド44を設けているが、ローラ22を手動によりローラ20から適宜離間させるようにしてもよい。
【0110】
本発明は、単色緯入れ織機のみならず、多色緯入れ織機にも適用することができる。本発明は、また、水噴射式織機のみならず、空気噴射式織機にも適用することができる。さらに、本発明は、単色緯入れ織機のみならず、多色緯入れ織機にも適用することができる。本発明を多色緯入れ織機に適用する場合、緯糸測長貯留装置が糸種毎に備えられる。
【0111】
本発明は、上記実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る制御装置により制御される緯糸測長貯留装置の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1に示す測長貯留装置における貯留部の一実施例を示す斜視図である。
【図3】本発明に係る制御装置の一実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図4】図2に示す制御装置による織機の動作状態を説明するための図である。
【図5】図2に示す制御装置による織機の他の動作状態を説明するための図である。
【図6】本発明に係る制御装置の他の実施例を示す電気回路のブロック図である。
【図7】緯糸測長貯留装置の他の実施例を示す一部破断正面図である。
【図8】図7に示す貯留部の縦断面図である。
【符号の説明】
10,110 緯糸測長貯留装置
12 給糸体
14 緯糸
16 緯入ノズル
18 主軸
20 駆動ローラ(測長ローラ)
22 従動ローラ(測長ローラ)
23 測長部
24 ヤーンガイド
26 固定ドラム
28 係止ピン
29,111 貯留部
30,34,38 プーリ
32 軸部
36 無端ベルト
40 支持腕
42 支持腕の支点
44,48,58 電動アクチュエータ
46 ケース
50,54 ヤーンガイド
52,56 クランパ
60 制御装置
62 角度検出器
112 回転ドラム
114 カバー
116 環状流路
118 気流発生器
120 軸部
122 支持腕
124 開口

Claims (2)

  1. 織機の主軸の回転に同期して駆動されて緯糸を測長して送り出す測長部及び送り出される緯糸を貯留する貯留部を備える緯糸測長貯留装置を備える織機の制御方法であって、前記主軸の回転開始を許す前記主軸の角度範囲を、前記貯留部による緯糸貯留動作を開始可能の前記主軸の角度範囲に予め許容角度範囲として設定しておき、前記主軸の回転開始のための操作入力があったとき、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるか否かを判別し、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるときに前記主軸の回転を開始させることを含む、織機の制御方法。
  2. 織機の主軸の回転に同期して駆動されて緯糸を測長して送り出す測長部及び送り出される緯糸を貯留する貯留部を備える緯糸測長貯留装置を備える織機の制御装置において、前記主軸の回転を制御する制御回路であって前記主軸の回転開始のための操作信号と前記主軸の回転角度信号とを受ける制御回路と、前記制御回路により前記主軸の回転開始を許す前記主軸の角度範囲が前記貯留部による緯糸貯留動作を開始可能の前記主軸の角度範囲に予め許容角度範囲として設定される設定手段とを含み、前記制御回路は、前記主軸の回転開始のための操作信号を受けたとき、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるか否かを判別し、前記主軸の角度が前記許容角度範囲内にあるときに前記主軸の回転を開始させる回転開始信号を出力する、織機の制御装置。
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