JP2003221755A - 開繊糸用織機 - Google Patents

開繊糸用織機

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JP2003221755A
JP2003221755A JP2002018348A JP2002018348A JP2003221755A JP 2003221755 A JP2003221755 A JP 2003221755A JP 2002018348 A JP2002018348 A JP 2002018348A JP 2002018348 A JP2002018348 A JP 2002018348A JP 2003221755 A JP2003221755 A JP 2003221755A
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JP
Japan
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weft
density
winding
feeding
opening
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002018348A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Sugita
克彦 杉田
Jun Domoto
潤 堂本
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AVR KK
TOMINAGA KIKAI SEISAKUSHO KK
Original Assignee
AVR KK
TOMINAGA KIKAI SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】開繊糸を織物にするとき従来の筬打ちを有する
織機では、よこ糸に使用する扁平な糸がつぶれて織物に
ならない。従い筬打ちの機能を別の方法で達成する必要
がある。又開繊糸の幅方向の安定性が不安定でよこ糸と
して使用するとき、よこ糸密度の制御、すなわちよこ糸
間の間隔を一定に制御する、特別な装置が必要である。 【解決手段】織物を作る1サイクル中の開口運動と関連
させて、サーボモータとCPUで構成した制御装置を使用
して、送出と巻取の逆転、正転運動を行い、筬打ちと密
度制御機能を達成し高速化と低価格化を実現した。さら
によこ糸幅を光学的センサーにより測定し、送出、巻取
量を補正して密度誤差を少なくしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたて糸、よこ糸に予
め開繊処理された幅を有する帯状繊維束を使用する織機
に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】よこ糸に予め開繊処理
された幅を有する帯状繊維束を使用すると、普通の織機
では筬打ち機構により、よこ糸が押しつぶされて織物に
ならない。この問題を解決するため、公知の開繊糸用織
機として特許登録日平成11年9月24日、特許番号2
983531、がある。しかしこの方法では送出、開口
等の装置全体を移動させて織り密度制御を行うので装置
が複雑で高価になり、又高速化ができない。本発明の目
的は簡単な方法で開繊処理された糸を織物にすることに
ある。
【0003】
【課題を解決する手段、作用】本発明は開繊処理された
よこ糸をよこ入れした後に、よこ糸をクランパーとレピ
アヘッドで把持し、送出と巻取の逆転量により、織口す
なわち、前によこ入れされたよこ糸のよこ幅の送出側と
の間隔、すなわちよこ糸密度の制御になる、を行いなが
ら開口をクロスタイミングに近づけてたて糸でよこ糸を
安定させ、よこ糸を給糸側でカットすると同時にレピア
ヘッドからもよこ糸を解放する。さらに開口を移動させ
ながら送出、巻取を必要量正転させる。
【0004】開口が最大開口位置近くでレピアヘッドの
前進、後退によりよこ入れを行う、よこ入れが完了する
と最初の説明に戻り、よこ糸をクランパーとレピアヘッ
ドで把持し、送出巻取の逆転を始める。このように従来
の織機においては筬打ちと巻取速度との関係により密度
制御が行われたが、本発明は送出、巻取、開口、よこ入
れの各部分を単独駆動にして、織機の1サイクル中に従
来なかつた送出、巻取の逆転と正転を高速応答させて密
度制御を実現し、開繊糸用織機の高速化を実現した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明を図1により説明する、送
出ビーム1はサーボモータM1に機械的に連結されてい
る、又サーボモータM1には回転量を検出するパルスゼ
ネレータPG1が付いている。ガイドロール2には図示し
ていないスプリングで織機本体に固定されており、消極
イージングの機能を持っている。たて糸3は開繊糸によ
り構成される。開口枠4は開口駆動装置7に連結され、
たて糸3の開口運動を行う。開口駆動装置7はサーボモ
ータM2により駆動される。サーボモータM2には回転量
を検出するパルスゼネレータPG2が付いていて、開口枠
4の開口位置を検出できる。
【0006】図2に示す、よこ入れ装置5にはレピア棒
11が内蔵され、その先端にレピアヘッド6が付いてお
り、図示していない開繊糸のよこ糸を把持して搬送す
る、駆動はサーボモータM4と機械的に連結されたレピ
ア駆動ホィル10により行われる。又レピアヘッド6の
位置検出はサーボモータM4に取り付けたパルスゼネレ
ータPG4により行われる。
【0007】巻取ロール8は上下2本で構成され、開繊
糸織物を巻取ったり送出側に送り戻したりする、この動
作はサーボモータM3で行われる。サーボモータM3には
回転量を検出するパルスゼネレータPG3が付いていて巻
取ロール8の回転量が検出できる。カッテイング装置9
は織物長さが一定長さに達するとカッタ−が動作してカ
ッティング動作を行い一定長さの織物にして収納する。
【0008】運転動作を図3に基づいて説明すると、運
転信号によりCPUにより構成された制御装置14が機能
する。制御装置14にはあらかじめ設定器12によりよ
こ糸とよこ糸の間隔すなわち、よこ糸密度間隔Bが設定
される。又光学的に設計されたセンサー13により,開
繊糸のよこ幅Aを読み取る。この状態で制御装置14に
運転信号が入力されるとサーボモータ2が駆動され開口
枠4が最大開口位置に移動する、このとき送出ビーム1
がサーボモータ1により巻取と開口によるたて糸長さの
変化に対応してたて糸を送出す。
【0009】サーボモータ1の回転量は、先によこ入れ
されたよこ糸を織り口まで巻取りが巻取る長さと、たて
糸の開口量に合わせた長さを送出ビームの巻径とにより
算出し、パルスゼネレータPG1によりフィ−ドバック制
御されながら制御される。巻取は巻取ロール8により、
センサー13によりよこ入れされた開繊糸のよこ幅Aが
測定され、これと設定器12で設定された、よこ糸密度
間隔Bから計算された長さに対応した巻取が行われる。
【0010】この状態でよこ入れが開始される、よこ入
れはサーボモータ4が機械的に連結された、レピア駆動
ホイル10を駆動し、レピアヘッド6を前進させ、図示
していないよこ糸を把持し、レピアヘッド6を後退させ
る、後退が完了すると図示していないクランパーでよこ
糸の給糸側をクランプする。次に開口をクロスの状態に
移動しながら、織口をよこ入れした糸との間隔が設定器
12で設定したよこ糸密度間隔Bになるように後退す
る、このとき巻取ビーム1も逆転してたて糸3が弛まな
いようにする。
【0011】開口がクロスの状態でよこ入れした糸がた
て糸で押さえられて安定したら、図示していないカッタ
−で、よこ糸を切断すると同時にレピアヘッド6で把持
したよこ糸を解放する。よこ糸の切断と解放が完了した
ら、開口を前進させると同時に、巻取をよこ入れしたよ
こ糸が織口の位置Fに来るように巻取る。送出も前に記
したように送出動作を行う、このとき完全な同期運転が
されなくてもガイドロール2のイージング機能によりた
て糸3のテンション補正がおこなわれる。開口が最大位
置に来ると次のよこ入れが開始される。以後この繰返し
が行われる。
【0012】図4にて織機1サイクルの巻取ロール8と
送出ビーム1の移動量を再説明すると、よこ入れが完了
し、巻取ロール8は開口枠4が最大開口の位置からクロ
ス位置に移動する間にCに相当する逆転を行う、よこ入
れが完了したよこ糸がカットされ、開口が反対側の最大
開口位置に移動する間に、巻取ロール8はDに相当する
正転が行われる、その後次のよこ入れが行われる、送出
ビーム1は巻取ロール8の移動と同期しており、これに
開口によるたて糸長さの変化がプラスされた動きをす
る。
【0013】
【発明の効果】本発明によれば機械的筬打ち機能を使用
できない、開繊糸用織機において、筬打ち機能と密度制
御を、送出、開口、巻取の単独モータ駆動とCPUを搭載
した制御装置で構成し、機械的部分をシンプルにして高
速化と低価格化を達成した。開繊糸のよこ幅のばらつき
にも光学的センサーを使用して密度誤差を少なくした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本装置を構成する概略側面図である。
【図2】本装置のサーボモータを使用したよこ入れ概念
図である。
【図3】本装置の各機能部分をサーボモータで駆動する
電気回路のブロック図である。
【図4】織機1サイクルにおける巻取ロール8の移動量
とよこ糸密度間隔の関係図である。
【符号の説明】
1 送出ビーム 2 ガイドロール 3 たて糸 4 開口枠 5 よこ入れ装置 6 レピアヘッド 7 開口駆動装置 8 巻取ロール 9 カッティング装置 10 レピア駆動ホィル 11 レピア棒 12 設定器 13 センサー 14 制御装置 M1 サーボモータ M2 サーボモータ M3 サーボモータ M4 サーボモータ PG1 パルスぜネレ−タ PG2 パルスぜネレ−タ PG3 パルスぜネレ−タ PG4 パルスぜネレ−タ A 開繊糸のよこ幅 B よこ糸密度間隔 C 巻取ロール8の逆転量 D 巻取ロール8の正転量 E よこ入れ装置5の中心位置 F 織口の位置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筬打ち機構を有しない開繊糸用織機におい
    て、送出、開口、巻取、の各部分を単独駆動モータで構
    成し、最大開口位置近くでよこ入れを行い、織り密度を
    制御するのに送出、巻取を逆転し、開口がクロスタイミ
    ング以後に送出、巻取を正転して織り密度制御を行う方
    法及び装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、開口のクロスタイミン
    グと織り密度制御の逆転完了タイミングが同期するよう
    に制御する方法。
  3. 【請求項3】請求項1及び2において、送出は織り密度
    制御プラス開口によるたて糸長さの補正をするように、
    正転及び逆転制御するようにする方法。
  4. 【請求項4】織り密度の制御において、よこ入れされる
    開繊糸のよこ幅を測定し、よこ糸とよこ糸の間隔が一定
    になるように密度制御する方法。
JP2002018348A 2002-01-28 2002-01-28 開繊糸用織機 Pending JP2003221755A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108883598A (zh) * 2016-03-31 2018-11-23 东丽株式会社 层合体

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108883598A (zh) * 2016-03-31 2018-11-23 东丽株式会社 层合体
CN108883598B (zh) * 2016-03-31 2020-05-19 东丽株式会社 层合体

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