JP2006077340A - 布移動式パイル織機におけるパイル形成方法およびその装置 - Google Patents

布移動式パイル織機におけるパイル形成方法およびその装置 Download PDF

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Abstract

【課題】送出側のテリーモーション部材と巻取側のテリーモーション部材とをそれぞれ専用の電動アクチュエータで駆動する形式の布移動式パイル織機において、製織中に製織条件が変更されたときでも、経糸切れ等の製織不良が発生することを防止する。
【解決手段】送出側のテリーモーション部材(地経糸用のテンションローラ7)と巻取側のテリーモーション部材(ブレストビーム/布ガイドローラ18)とをそれぞれ専用の電動アクチュエータ41、42で駆動する形式の布移動式パイル織機1において、第1の電動アクチュエータ41と第2の電動アクチュエータ42とを非同期的に駆動すると共に、両電動アクチュエータ41、42の駆動差が、複数の製織条件によるそれぞれの製織において異なる大きさとなるように、上記各電動アクチュエータ41、42の少なくとも一方に関し各製織条件毎にそれに対応する駆動条件を設定しておき、製織中に製織条件が変更された場合に、一方または両方の電動アクチュエータの駆動条件を変更する。
【選択図】図1

Description

本発明は、布移動式パイル織機において、パイルの形成方法およびパイルの形成装置に関する。
布移動式パイル織機として、特許文献1に記載されたものがある。その特許文献1の技術では、第11図及びその説明文によると、地経糸を案内する送出側のテリーモーション部材であるガイドローラ4と、織布を案内する巻取側のテリーモーション部材であるブレストビーム6とを、それぞれサーボモータ37、36で駆動することが記載されている。また、バックローラ4の動作の制御に杼口補償を含めることが記載されている。杼口補償とは開口運動に伴う経糸の張力変化(高まり)を補償することである。
別の布移動式パイル織機として、特許文献2に記載されたものがある。その特許文献2の技術では、送出側のテリーモーション部材である地織りテンションロール7と巻取側のテリーモーション部材とを非同期的に制御することが開示されている。そして、その構成により、経糸の開口運動に伴う張力変化を補正できる、と記載されている。
上記の特許文献1の技術では、「杼口補償を行う」と記載されているものの、その具体的な内容については全く記載されていない。また、上記の特許文献2の技術では、その構成を具体的に説明する実施例は、主軸によって駆動されるカム機構で各テリーモーション部材部材を駆動するものである。従って、その構成では、両テリーモーション部材の駆動態様(駆動量、駆動タイミングおよび駆動速度) の差は、両テリーモーション部材の各移動毎に常に一定である。
この場合、連続運転中において、開口パターンや緯糸密度等の製織条件が変更される製織が行われるものでは、両テリーモーション部材の駆動態様の差を変更前と変更後との各製織条件による製織の両方ともに適したものとすることはできない。その結果、一方の製織条件に合せて、この駆動差を設定した場合、他方の製織条件による製織では、経糸切れ等の製織不良が発生し易い状態となる。
特開平2−47334号公報 特開平11−172552号公報
従って本発明の課題は、布移動式パイル織機、特に、送出側のテリーモーション部材(地経糸用のテンションローラ)と巻取側のテリーモーション部材(ブレストビーム/布ガイドローラ)とをそれぞれ専用のアクチュエータで駆動する形式の布移動式パイル織機において、製織中に製織条件が変更された場合でも、経糸切れ等の製織不良が発生することを防止することである。
上記課題のもとに、本発明は、送出側のテリーモーション部材と巻取側のテリーモーション部材とをそれぞれ専用の電動アクチュエータで駆動する形式の布移動式パイル織機において、上記送出側のテリーモーション部材用の第1の電動アクチュエータと巻取側のテリーモーション部材用の第2の電動アクチュエータとを非同期的に駆動するとともに、それらの両電動アクチュエータの駆動差が、複数の製織条件によるそれぞれの製織において異なる大きさとなるように、上記各電動アクチュエータの少なくとも一方に関し各製織条件毎にそれに対応する駆動条件を設定しておき、製織中に製織条件が変更された場合に、一方または両方の電動アクチュエータの駆動条件を変更するようにしている。
専用の電動アクチュエータは、一般的にサーボモータにより構成されるが、それに限定されず、電気的に駆動量が制御可能なものであればどのような型式のものでも採用できる。また、送出側のテリーモーション部材用の第1の電動アクチュエータと巻取側のテリーモーション部材用の第2の電動アクチュエータとの非同期的な駆動は、駆動量を異ならせるものに限らず、駆動タイミング(駆動開始タイミング・駆動終了タイミング)を異ならせること、または速度パターン(前進限と後退限との間で移動する際の速度のパターン)を異ならせることによっても実現される。したがって、電動アクチュエータの「駆動条件」とは駆動量、駆動タイミングおよび駆動速度を包含するものである。
なお、「製織条件」とは、複数の製織関連項目から設定されるものであり、またこの「製織関連項目」とは、例えば開口パターン、織機回転数、緯糸密度、緯糸種類、設定経糸張力、布移動量(パイル長)、パイルピック数等である。そして「複数の製織条件」とは、このような製織条件に含まれる複数の製織関連項目のうちの少なくとも1つを異ならせてある2以上の製織条件を意味する。
また、本発明は、布移動式パイル織機におけるパイル形成装置としても構成される。布移動式パイル織機におけるパイル形成装置は、送出側のテリーモーション部材を駆動する第1の電動アクチュエータおよび巻取側のテリーモーション部材を駆動する第2の電動アクチュエータと、上記第1の電動アクチュエータ、第2の電動アクチュエータのそれぞれの駆動条件が設定される駆動条件設定器と、上記駆動条件設定器に設定された駆動条件に基づいて各電動アクチュエータを駆動する駆動制御手段とを備え、上記第1の電動アクチュエータ、第2の電動アクチュエータを異なる駆動条件で非同期的に駆動することにより、送出側のテリーモーション部材と巻取側のテリーモーション部材とを異なる態様で駆動する布移動式パイル織機において、上記駆動条件設定器は、少なくとも一方の電動アクチュエータに関し、複数の駆動条件が設定可能に構成されている。
上記複数の製織条件は、織機回転数、緯糸密度、緯糸種類、布移動量およびパイルピック数のうちの少なくとも1つを異ならせて設定されたものである。また、上記駆動条件は、開口パターン、織機回転数、緯糸密度および緯糸種類のうちの少なくとも2つを考慮して設定されたたものとしてもよい。
本発明によると、第1の電動アクチュエータと第2の電動アクチュエータとが非同期的に駆動されて、送出側のテリーモーション部材と巻取側のテリーモーション部材とが異なる駆動態様で駆動され、かつこの両者の駆動態様の差(以下、駆動態様の差を「駆動差」という。)が製織条件に応じて変更されるため、次のような作用・効果が得られる。
(1)製織中に開口パターンが変更されたとき、開口の上糸と下糸とのバランスが異なるものとなるため、テリーモーション部材の移動の際における経糸の張力状態が開口パターンの変更に伴って変化する。この場合において、前記の従来技術(両テリーモーション部材の駆動量の差が常に一定の技術)では、このような張力状態の変化に対応できない。そのため、経糸の張力補正が適正に行われず、その結果として、経糸の張力が低くなり、経糸の捌きが悪くなって、開口不良に伴う緯入れ不良が発生したり、経糸の張力が高くなりすぎて、経糸切れが発生したりする。
これに対し、本発明では、両テリーモーション部材の駆動差、すなわち両アクチュエータの駆動条件を各開口パターンに応じて設定しておき、開口パターンの変更に応じて変更することが可能であるため、開口パターンの変更に伴って経糸の張力状態が変化しても、それに応じた張力補正を行わせることができ、上記のような問題の発生を有効に防止することができる。
(2)通常、テリーモーション部材の駆動タイミングは、繊機の主軸の回転角度(クランク角度)に基づいて設定される。このため、その移動速度は、織機の回転数に応じて異なる。すなわち、同じ主軸の回転角度の範囲内で同じ量だけ移動させる場合、その移動速度は、当然ながら織機の回転数によって異なる。そして、このように移動速度が異なると、それに伴って両テリーモーション部材の反転時に作用する慣性の大きさも異なり、経糸へ与える影響も異なるものとなる。
製織中に織機の回転数が変更されたとき、上記のように慣性によって経糸に与えられる影響が変化するため、これに伴って経糸の張力が高くなりすぎたり、もしくは低くなりすぎたりして、前述の開口パターンの場合と同様の問題が発生する。これに対して、本発明では、両テリーモーション部材に駆動差を与えて経糸の張力補正を行いつつも、その駆動差を織機の回転数に応じて変更することが可能であるため、上記のような問題を有効に防止できる。
(3)緯糸密度が高い密度に変更されたとき、もしくは緯糸密度が同じであっても緯入れされる緯糸が太い緯糸に変更されたとき、それに応じた十分な経糸張力が得られないと打ち込み性が悪くなるとともに、織布のだぶつき現象(筬打ち後、筬の後退に伴って織前が後退する現象)が大きくなり、織布の品質上好ましくない。
従来技術において、製織中に上記のように緯糸密度や緯糸の種類が変更された場合、両テリーモーション部材の駆動差を変更前の緯糸密度等に適した経糸張力が得られるように設定してあると、変更後の緯糸密度等に応じた十分な経糸張力が得られず、その様な高密度や太い緯糸を使用した製織に対応できないという問題がある。なお、変更後にも十分な経糸張力が得られるように、筬打ち時に常に高い緯糸張力が得られるようにしておくことも考えられる。しかし、経糸の張力を常に高くすると、それに伴って筬打ち時の衝撃で経糸が切れる可能性が高くなるため、このように、筬打ち時に常に高い張力とすることは好ましくない。
これに対し、本発明では、両テリーモーション部材の駆動差を、各製織時点における緯糸密度や緯糸種類に応じたものに設定することができ、経糸切れが発生する可能性を可及的に低く抑えつつも、高密度の製織や太い緯糸を使用した製織等への変更に対応できるものとすることができる。
なお、経糸の設定張力が変更される場合についても、従来技術のように、両テリーモーション部材の駆動差が常に一定である場合、変更前と変更後の両方の場合において、前述の場合と同様に、筬打ち時に十分な経糸張力が得られなくなって、打ち込み性が悪くなったり、あるいは筬打ち時の経糸張力が常に高い状態となって経糸が切れる可能性が高くなるという問題が生じる。これに対し、本発明では、両テリーモーション部材の駆動差を、経糸の設定張力に応じて設定することができるため、上記と同様にこれらの問題の発生を有効に防止できる。
(4)製織中に布移動量が変更される場合、すなわち、製織される織布のパイル長が途中で変更する場合、それに伴って両テリーモーション部材の移動量が変更されるため、例えば、布移動量(パイル長)が大きくなるように変更された場合、変更前に比べて両テリーモーション部材の反転時に作用する慣性は大きくなり、経糸に与える影響も大きくなる。従って、前述の織機回転数が変更される場合と同様の問題が発生する。
これに対し、本発明では、両テリーモーション部材の駆動差を布移動量に応じて設定しておき、布移動量の変更に合せて変更することが可能であるため、上記の問題を有効に防止できる。
(5)製織中にパイルピック数(パイル形成の1単位中の緯入れ数)が変更される場合であって、特に、ファーストピックの筬打ちの数が変更される場合、緯糸の打ち込み性や筬打ち時に経糸に掛かる衝撃が異なる。ファーストピックの筬打ちが1回の場合に比べ、2回の場合の方が、当然ながら緯糸の打ち込み性は良くなり、一方で経糸に掛かる衝撃は大きくなる。例えば、パイルピック数が3ピック(ファーストピックの筬打ちが1回)に合せ、緯糸の打ち込み性を良くするために、筬打ち時の経糸張力が高くなるように両テリーモーション部材の駆動差を設定した場合、パイルピック数が変更され(例えば、4ピックパイル等)、ファーストピックの筬打ちが2回となった場合、経糸に掛かる衝撃で経糸が切れる可能性が高くなる。逆に、ファーストピックの筬打ちが2回の場合に合せて両テリーモーション部材の駆動差を設定した場合において、パイルピック数が3ピックに変更された場合、緯糸の打ち込み性が悪くなる等の問題が発生する。
これに対し、本発明では、両テリーモーション部材の駆動差をパイルピック数に応じて設定し、パイルピック数の変更に合せて変更することが可能であるため、上記の問題を有効に防止できる。
図1は、本発明に係る布移動式パイル織機1の一例を示し、図2は布移動式パイル織機1のテリーモーション機構20を示している。図1において、パイル形成用のパイル経糸4は、上側のワープビーム2から送り出され、ガイドロール8、パイル経糸用のテンションロール6を経て綜絖9および筬10に通され、織布13の織前11に達している。パイル経糸用のテンションロール6は、パイル経糸4に適切な張力を付与するために、張力付与手段19によって前後方向に移動できるように支持され、パイル経糸4に所定の張力を付与する方向に付勢されている。
地織り用の地経糸5は、下側のワープビーム3から送り出され、地経糸用のテンションロール7を経て綜絖9、筬10に通され、織布13の織前11に達している。パイル経糸4および地経糸5は、開口内に緯入れされた緯糸12と交錯して、パイル組織の織布13となる。パイル組織の織布13は、布ガイドロール18、服巻ロール14、ガイドロール15、ガイドロール16を経て、最終的に布巻ロール17に巻き取られる。
ここで、地経糸用のテンションロール7は、送出側のテリーモーション部材を構成しており、また布ガイドロール18は、巻取側のテリーモーション部材を構成している。テンションロール7は、両端の揺動レバー22および揺動軸24により図示しない織機フレームなどに対して揺動運動によって前後方向に移動可能な状態で支持されている。また布ガイドロール18は、両端の揺動レバー21および揺動軸23により図示しない織機フレームなどに対して揺動運動によって前後方向に移動可能な状態で支持されている。
テリーモーション部材としてのテンションロール7および布ガイドロール18は、回転不能のロールまたは回転可能なロールによって構成されており、ともにテリーモーション機構20によって前後方向に移動可能な状態として支持され、ファーストピック時に、テリー量なしの後退位置すなわち筬打ち位置と対応するファーストピック位置Fに設定され、また、ルーズピック時に、テリー量有りの前進位置としてルーズピック位置Lに設定される。これらのファーストピック位置Fおよびルーズピック位置Lは、後述の図4にテンションロール7および布ガイドロール18について記載されている。
揺動レバー21、22の先端は、それぞれ連結ロッド25、26および連結ロッド25、26の両端の連結ピン27、28によって、中央の2つの揺動レバー36、37の先端に連結されている。なお、連結ロッド25、26の長さは図示しない両端のねじ部分により調整可能となっている。一方の揺動レバー36は、支軸38により、図示しない織機フレームなどに対し回動自在に支持されており、また他方の揺動レバー37は、支軸39により、図示しない織機フレームなどに対し回動自在に支持されている。
揺動レバー36、37の中間部分は、それぞれリンク29、30およびリンク29、30の両端の連結ピン33、34によって、クランク31、32の先端に連結されている。クランク31、32の基端部分は、それぞれ第1の電動アクチュエータ41の駆動軸40、第2の電動アクチュエータ42の駆動軸43に回り止め状態で取り付けられている。
第1の電動アクチュエータ41および第2の電動アクチュエータ42は、織機の主軸35の回転に同期した状態として動作する専用の電動アクチュエータであり、この具体例では電動サーボモータにより構成されていて、図3の織機制御コンピュータ50により独立して非同期的に制御される。
製織時に、第1の電動アクチュエータ41の回転運動は、クランク31、リンク29、揺動レバー36、連結ロッド25および揺動レバー21により揺動運動に変換され、巻取側のテリーモーション部材としての布ガイドロール18に揺動運動として伝達される。また第2の電動アクチュエータ42の回転運動は、クランク32、リンク30、揺動レバー37、連結ロッド26および揺動レバー22により揺動運動に変換され、送出側のテリーモーション部材としてのテンションロール7に揺動運動として伝達される。
このようにして、布ガイドロール18とテンションロール7とは、非同期的に揺動運動を行い、前後に移動する。このため、パイル組織の織布13は、布移動式パイル織機1の製織動作に応じて前後の方向に移動することになり、その結果、織前11は、ファーストピック位置Fとルーズピック位置Lとの間を往復移動する。このように、テリーモーション機構20は、布ガイドロール18とテンションロール7とを同期しない状態で前後方向に移動させることによって、布ガイドロール18とテンションロール7との間の距離を変化させ、パイル経糸4の張力および地経糸5の張力をパイル形成に適切な値に補正する。
織前11がルーズピック位置Lにあるとき、緯入れされた緯糸12は、パイル形成に備えて、織前11まで完全に筬打ちされないため、不完全な筬打ち状態の緯糸12と織前11とはテリー量(筬逃げ量)に相当する長さの間隔を形成している。また、織前11がファーストピック位置Fにあるとき、緯入れされた緯糸12は織前11まで完全に筬打ちされる。ルーズピックに続くファーストピックの筬打ち時に、織前11が筬打ち位置(ファーストピック位置F)まで後退し、この位置で緯糸12が織前11に完全な状態で打ち込まれるため、このときに、パイル経糸4は、テリー量(筬逃げ量)に相当する長さのパイルを形成する。
テリーモーション機構20は、この具体例では第1の電動アクチュエータ41および第2の電動アクチュエータ42の回転を原動力とするリンク機構(クランクてこ機構および両てこ機構の組合せ機構)により構成されているが、この第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42およびリンク機構(クランクてこ機構および両てこ機構の組合せ機構)は、巻取側のテリーモーション部材としての布ガイドロール18および送出側のテリーモーション部材としてのテンションロール7をそれぞれ所望の運動を得るための寸法形状として設計されている。布ガイドロール18およびテンションロール7は、それぞれ独自のタイミングで、ファーストピック位置Fとルーズピック位置Lとの間を往復移動したり、またどちらかの位置において静止できるように構成されている。
なおテリーモーション機構20は、主軸35の回転と同期する電動アクチュエータ(第1の電動アクチュエータ41および第2の電動アクチュエータ42)とリンク機構とで構成するものに限らず、主軸35の運動と同期する電動アクチュエータとカム機構とで構成することもできる。
後に詳述するが、第1の電動アクチュエータ41と第2の電動アクチュエータ42との回転運動の駆動差は、複数の製織条件によるそれぞれの製織において異なる大きさとなるように、上記各電動アクチュエータの少なくとも一方に関し各製織条件毎にそれに対応する駆動条件を設定しておき、製織中における製織条件の変更時に、一方または両方の電動アクチュエータの駆動条件を変更することになる。
図3は、第1の電動アクチュエータ41および第2の電動アクチュエータ42の駆動制御を行うための織機制御コンピュータ50、この織機制御コンピュータ50の入力側に接続される製織条件設定器46、駆動条件設定器47、エンコーダなどの回転検出器48、織機制御コンピュータ50の出力側に接続される第1の駆動制御手段44および第2の駆動制御手段45を示している。
第1の駆動制御手段44は、織機制御コンピュータ50の出力および回転検出器48の出力を入力とする制御回路51、制御回路51の出力を入力として第1の電動アクチュエータ41を駆動する増幅回路53により構成されている。第2の駆動制御手段45は、織機制御コンピュータ50の出力および回転検出器48の出力を入力とする制御回路52、制御回路52の出力を入力として第2の電動アクチュエータ42を駆動する増幅回路54により構成されている。
図3のように、織機制御コンピュータ50には、製織条件を構成する複数の製織関連項目である開口パターン、織機回転数、緯糸密度、緯糸種類、経糸張力等についてそれぞれの設定条件が設定される。なお、この布移動式パイル織機1では、連続運転中において、上記製織関連項目のうちの少なくとも1つを変更可能となっている。従って、織機制御コンピュータ50には、変更可能な製織関連項目についてそれぞれ複数の条件設定が設定可能となっている。また、少なくとも1つの製織関連項目を異ならせて複数の製織条件を設定する場合には、その変更タイミングが併せて設定されるようになっており、この変更タイミングは、例えば製織のサイクル番号等で設定される。
織機制御コンピュータ50には、織機のサイクル数をカウントするために図示しないカウンタ(ピックカウンタ)が備えられており、このピックカウンタは、主軸35に付設された回転検出器48からの信号に基づき、所定の主軸角度(例えば0°)が検出される毎にカウントアップする。なお主軸35が逆転された場合はカウントダウンされる。
そして、織機制御コンピュータ50は、設定された製繊条件およびサイクル番号に基づき各装置(布移動式パイル織機1の主駆動装置、緯入れ装置、開口装置、巻取装置、送出装置等)に対する駆動信号を出力する。
駆動条件設定器47は、両テリーモーション部材(テンションロール7および布ガイドロール18)を駆動する各電動アクチュエータ(第1の電動アクチュエータ41および第2の電動アクチュエータ42)の駆動条件を設定する。このために、駆動条件としては、パイルパターン(パイルピック数およびパイル長)、駆動量(各テリーモーションン部材を所望の量だけ移動させるための各電動アクチュエータの回転量)、駆動タイミング(ファーストピックの筬打ちのために各テリーモーション部材を前進限の位置から後退させ始めるタイミングおよび後退限の位置から前進限の位置へ移動させるときの前進限に達する移動終了タイミング)および速度パターン(前進限から後退限または後退限から前進限への移動過程における速度の変化パターン)を含む。
そして、本発明では、駆動条件設定器47が送出側の第1の電動アクチュエータ41、巻取側の第2の電動アクチュエータ42のいずれか一方または両方に関する駆動条件であって、その駆動条件としての駆動量、駆動タイミングおよび速度パターンのうちの少なくとも1つについて、複数の設定値が設定可能となっている。
第1の駆動制御手段44の制御回路51には、駆動条件設定器47に設定された第1のアクチュエータ41に対する駆動条件であって、そのときの製織条件に応じた駆動条件が織機制御コンピュータ50から出力される。制御回路51は、その出力された駆動条件に基づき、その設定されたタイミングおよび駆動量に基づいて、増幅回路53を介して対応する第1の電動アクチュエータ41を駆動し、制御する。同様に、第2の駆動制御手段45の制御回路52には、駆動条件設定器47に設定された第2のアクチュエータ42に対する駆動条件であって、そのときの製織条件に応じた駆動条件が織機制御コンピュータ50から出力される。制御回路52は、その出力された駆動条件に基づき、その設定されたタイミングおよび駆動量に基づいて、増幅回路54を介して対応する第2の電動アクチュエータ42を駆動し、制御する。
以上のような布移動式のパイル織機1において、具体的な実施例の動作・作用の一例として、布移動式のパイル織機1の連続運転中において、所定の製織長のパイル組織の織布13を製織する間に、緯糸密度および緯糸種類を異ならせた他の部分とは異なる製織条件で製織される部分が存在する場合について説明する。
ただし、本発明は上記のような場合に限らず、例えば所定の単位製織長をある所定の製織条件で製織した後、それに続く単位製織長の製織において、その前の製織とは異なる製織条件で製織する場合、あるいは複数種類の緯糸12を用いて製織する場合であって、数ピック毎に異なる種類の緯糸12を緯入れして製織する場合等についても同様に用いられ、それらの場合でも動作・作用は同じである。
上記のように、この実施例では、製織関連項目である緯糸密度および緯糸種類が異なる2種類の製織条件(製織条件Aおよび製織条件B)を用いて製織が行われるものであり、従って、製織条件設定器には、製繊関連項目のうちの緯糸密度および緯糸種類について、それぞれ2種類の設定値が設定される。
また、この実施例では、変更される駆動条件として、第1の電動アクチュエータ41の駆動量が変更されるものとする。従って、駆動条件設定器47には、第1の電動アクチュエータ47の駆動条件であってそのうちの駆動量に関し、各製織条件に対応した2種頬の駆動量が設定される。なお、設定される駆動量の大きさは、各製織条件における各製織関連項目の内容を考慮して設定される。
図4は、この実施例における送出側・巻取側のテリーモーション部材(送出側のテンションロール7および巻取側の布ガイドロール18)の駆動パターンを示す線図である。図4の(a)および(b)において、織り組織は、3本緯パイル組織(2L−1F)、すなわちパイル形成のための1単位の緯糸本数が3本の場合で、織機の3サイクル(3回転)が1単位となり、1単位において、ファーストピックの緯糸が1本、ルーズピックの緯糸が2本緯入れされる。送出側のテンションロール7および巻取側の布ガイドロール18は、主軸回転角度0°で前進限(L位置)にあり、次のサイクルで主軸回転角度0°の後退限(F位置)に移動し、さらに次のサイクルで主軸回転角度0°の前進限(L位置)に移動し、最後のサイクルで前進限(L位置)の位置を維持する。
図4の(a)に示すように、移動時の布ガイドロール18の駆動パターンは、正弦波に近い曲線となっているが、移動時の送出側のテンションロール7の駆動パターンは、立ち上がり中程で正弦波(点線)に対して急峻に変化し、大きな加速度となっており、その後の立ち下がり過程で正弦波(点線)に対して緩やかに変化し、加速度の小さい曲線となっている。このように、本発明では、送出側のテリーモーション部材である地経糸用のテンションロール7と巻取側のテリーモーション部材である布ガイドロール18とが異なる駆動態様(図示の例では、異なるタイミングおよび速度パターン)で駆動されている。すなわち、布ガイドロール18に対応する第1の電動アクチュエータ41、テンションロール7に対応する第2の電動アクチュエータ42は、非同期的に駆動制御される。
さらに、図4(b)に示すように、織機の連続運転中(製織中)において、製織条件が製織条件Aから製織条件Bに変更されたとする。ここで、製織条件Aに対し製織条件Bは、その製織関連項目のうちの緯糸密度および緯糸種類を異ならせたものであるが、この場合において、製織条件Bにおける緯糸密度および緯糸種類の方が製織条件Aにおけるものよりもファーストピックの筬打ち時に高い経糸張力を必要とされるものとすると、駆動条件設定器47に設定される製織条件Bのための地経糸用のテンションロール7の駆動量は、図示のように、製織条件Aのためのものより大きい値(点線の後退限)が設定される。
そこで織機制御コンピュータ50は、ピックカウンタのカウント値(織機サイクル番号)に基づいて製織条件の変更を判断し、関連する装置(巻取装置、緯入れ装置等)に対し、駆動態様を変更する指令信号を出力するとともに、第1の駆動制御手段44の制御回路50に対し、変更後の駆動量を出力する。従って、第1の駆動制御手段44は、製織条件の変更後において、製織条件変更前よりも大きい回転量で第1の電動アクチュエータ41の駆動を制御する。これに伴って、地経糸用のテンションロール7(送出側のテリーモーション部材)の後方への移動量が変更され、ファーストピックの筬打ち時における経糸の張力がより高い値となる。
なお、図示はしていないが、製織条件が再び製織条件Bから製織条件Aに変更された場合は、製織条件の変更に伴って織機制御コンピュータ50から製繊条件Aに対応する駆動量が出力され、第1の駆動制御手段44は、それに応じた回転量で第1の電動アクチュエータ41の駆動制御を行う。
このように、布移動式パイル織機1は送出側のテリーモーション部材(地経糸用のテンションロール7)と巻取側のテリーモーション部材(布ガイドロール18)とをそれぞれ専用の第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42により駆動する形式となっており、送出側の第1の電動アクチュエータ41と巻取側の第2の電動アクチュエータ42とは非同期的に駆動される。そして第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42の駆動差が複数の製織条件によるそれぞれの製織において異なる大きさとなるように、第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42の少なくとも一方に関し各製織条件毎にそれに対応する駆動条件が製織条件設定器46に設定されており、織機制御コンピュータ50は、製織中に製織条件が変更されたときに、第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42の一方または両方の駆動条件を変更する。
本発明は上記の実施例に限らず、変形して実施できる。(1)上記実施例では、緯糸密度および緯糸種類の2つの製織関連項目が異なる2種類の製織条件を使用して連続的に製織を行う場合について述べたが、本発明はこれに限らず、製織条件をなす複数の製織関連項目のうちの少なくとも1つが異なる2以上の製織条件を用いて連続的に製織を行う場合の全てに適用可能である。
(2)上記実施例では、第1電動アクチュエータ41と第2電動アクチュエータ42とを非同期的に駆動する例として、両テリーモーション部材を前進限から後退限または後退限から前進限へ移動させる過程における駆動タイミングおよび速度パターンを異ならせる例について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば駆動タイミングが同じであって速度パターンおよび駆動量を異ならせるものや、駆動タイミングおよび駆動量が同じであって速度パターンのみを異ならせるものであってもよい。また、上記実施例では、製織条件の変更に伴って送出側のテリーモーション部材を駆動する第1の電動アクチュエータ41の駆動量を変更するものとしたが、これに限らず、駆動タイミングまたは速度パターンを製織条件に応じて変更するものであってもよく、また、これらの複数の駆動条件を同時に変更するものであってもよい。なお、巻取側のテリーモーション部材(第2の電動アクチュエータ)の駆動量は、布(織布13)の移動量(パイル長)に直接に影響を及ぽすものであるため、基本的には一定としておく方がよいが、例えば、織機の回転数が変更された場合に、それに伴って巻取側テリーモーション部材に作用する慣性の大きさが変わるため、設定駆動量が同じであっても移動量が変化してしまう場合がある。このような場合は織機の回転数が異なる複数の製織条件のそれぞれに対し、第2の電動アクチュエータ42の駆動条件を設定することも考えられる。
(3)上記実施例では、ある製織区間毎に製織条件を変更する場合について述べたが、これに限らず、例えば複数種類の緯糸を使用して製織を行う場合において、各緯糸毎に第1の電動アクチュエータ41の駆動条件を設定しておき、対応する緯糸の緯入れ毎に駆動条件を変更するようにしてもよい。
(4)上記実施例では、各テリーモーション部材を駆動する第1の電動アクチュエータ41、第2の電動アクチュエータ42としてサーボモータを採用しているが、電動アクチュエータとしてはリニアモータを採用することもでき、その場合、両テリーモーション部材はリニアモータにより直線的に駆動されることになる。
布移動式パイル織機1の要部の側面図である。 布移動式パイル織機1の要部としてのテリーモーション機構20の拡大側面図である。 布移動式パイル織機1の制御部分のブロック線図である。 送出側・巻取側のテリーモーション部材(送出側のテンションロール7および巻取側の布ガイドロール18)の駆動パターンを示す線図である。
符号の説明
1 布移動式パイル織機 2 ワープビーム
3 ワープビーム 4 パイル経糸
5 地経糸 6 テンションロール
7 テンションロール(送出側のテリーモーション部材)
8 ガイドロール 9 綜絖
10 筬 11 織前
12 緯糸 13 緯糸
14 服巻ロール 15 ガイドロール
16 ガイドロール 17 布巻ロール
18 布ガイドロール(巻取側のテリーモーション部材)
19 張力付与手段 20 テリーモーション機構
21 揺動レバー 22 揺動レバー
23 揺動軸 24 揺動軸
25 連結ロッド 26 連結ロッド
27 連結ピン 28 連結ピン
29 リンク 30 リンク
31 クランク 32 クランク
33 連結ピン 34 連結ピン
35 主軸 36 揺動レバー
37 揺動レバー 38 支軸
39 支軸 40 駆動軸
41 第1の電動アクチュエータ 42 第2の電動アクチュエータ
43 駆動軸 44 第1の駆動制御手段
45 第2の駆動制御手段 46 製織条件設定器
47 駆動条件設定器 48 回転検出器
49 回転検出器 50 織機制御コンピュータ
51 制御回路 52 制御回路
53 増幅回路 54 増幅回路
55 回転検出器

Claims (4)

  1. 送出側のテリーモーション部材(7)と巻取側のテリーモーション部材(18)とをそれぞれ専用の電動アクチュエータ(41、42)で駆動する形式の布移動式パイル織機(1)において、上記送出側のテリーモーション部材用の第1の電動アクチュエータ(41)と巻取側のテリーモーション部材用の第2の電動アクチュエータ(42)とを非同期的に駆動するとともに、それらの両電動アクチュエータ(41、42)の駆動差が、複数の製織条件によるそれぞれの製織において異なる大きさとなるように、上記各電動アクチュエータ(41、42)の少なくとも一方に関し各製織条件毎にそれに対応する駆動条件を設定しておき、製織中に製織条件が変更された場合に、一方または両方の電動アクチュエータ(41、42)の駆動条件を変更することを特徴とする布移動式パイル織機におけるパイル形成方法。
  2. 送出側のテリーモーション部材(7)を駆動する第1の電動アクチュエータ(41)および巻取側のテリーモーション部材(18)を駆動する第2の電動アクチュエータ(42)と、上記第1の電動アクチュエータ(41)、第2の電動アクチュエータ(42)のそれぞれの駆動条件が設定される駆動条件設定器(47)と、上記駆動条件設定器(47)に設定された駆動条件に基づいて各電動アクチュエータ(41、42)を駆動する駆動制御手段(44、45)とを備え、上記第1の電動アクチュエータ(41)、第2の電動アクチュエータ(42)を異なる駆動条件で非同期的に駆動することにより、送出側のテリーモーション部材(7)と巻取側のテリーモーション部材(18)とを異なる態様で駆動する布移動式パイル織機(1)において、上記駆動条件設定器(47)は、少なくとも一方の電動アクチュエータ(41、42)に関し、複数の駆動条件が設定可能に構成されていることを特徴とする布移動式パイル織機におけるパイル形成装置。
  3. 上記複数の製織条件は、織機回転数、緯糸密度、緯糸種類、布移動量およびパイルピック数のうちの少なくとも1つを異ならせて設定されたものであることを特徴とする請求項2記載の布移動式パイル織機におけるパイル形成装置。
  4. 上記駆動条件は、開口パターン、織機回転数、緯糸密度および緯糸種類のうちの少なくとも2つを考慮して設定されたたものであることを特徴とする請求項2記載の布移動式パイル織機におけるパイル形成装置。
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