JP3466547B2 - 経糸張力制御方法 - Google Patents

経糸張力制御方法

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JP3466547B2
JP3466547B2 JP2000197743A JP2000197743A JP3466547B2 JP 3466547 B2 JP3466547 B2 JP 3466547B2 JP 2000197743 A JP2000197743 A JP 2000197743A JP 2000197743 A JP2000197743 A JP 2000197743A JP 3466547 B2 JP3466547 B2 JP 3466547B2
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/04Control of the tension in warp or cloth
    • DTEXTILES; PAPER
    • D03WEAVING
    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D49/00Details or constructional features not specially adapted for looms of a particular type
    • D03D49/04Control of the tension in warp or cloth
    • D03D49/12Controlling warp tension by means other than let-off mechanisms

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サテンストライプ
織物、小紋織物、小さな柄が点在している織物など、織
物の幅方向について一部分の織物組織が異なり、この部
分において緯糸に対する経糸の交錯数が他の部分に比べ
て少ない織物を製織する際の経糸張力制御方法である。
詳細には、前記交錯数が少ない一部分の経糸、即ち、前
記交錯数が少ない一部分の織物に対応する経糸に係る経
糸張力制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サテンストライプ織物などのように、織
物の幅方向について一部分の織物組織が異なり、この部
分において緯糸に対する経糸の交錯数が他の部分に比べ
て少ない織物を製織する場合、互いに前記交錯数の異な
る経糸を1つの経糸ビームから別々のロールを経由して
繰り出している。
【0003】しかし、緯糸に対する経糸の交錯数が織物
の幅方向で異なると、1つの経糸ビームから経糸を繰り
出しているにも関わらず、交錯数の少ない織物組織で
は、織り込み率(単位織物長さ当りの消費経糸長さ)が
小さくなってその部分の経糸がワープライン上で緩み加
減となる。このため、開口不良となって緯入れ中に緯糸
が経糸に掛かり、緯入れ不良が発生し易いという問題が
ある。
【0004】このような問題に対し、第2764638
号特許掲載公報に記載の発明は、前記交錯数の少ない一
部分の経糸の張力を経糸閉口時から筬打ち時までの緩め
制御期間で積極的に減少させ、前記緩め制御期間以外の
張力制御期間で該経糸の張力を増大させて目標張力値と
なるようにしている。
【0005】具体的には、緩め制御期間で設定量だけ緩
めロールを前進させて経糸の張力をを一時的に減少さ
せ、その後に設定量だけ緩めロールを後退させ、次に開
始される張力制御期間で緩めロールに所定のトルクを作
用させて目標張力値に戻している。
【0006】また、別の方法として、正規の目標張力値
から設定量だけ減算した張力値を緩め制御期間における
目標張力値とすることにより、緩めロールに作用するト
ルクを経糸の張力減少方向に変化させ、その後の張力制
御期間において正規の目標張力値に基づいた張力制御を
行うことで、緩めロールに経糸の張力増大方向のトルク
を作用させている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、交錯数の少ない一部分の経糸の張力を筬打ち直
前に減少させることにより、該経糸が筬打ち動作に伴っ
て所望の長さだけ余計に織り込まれようにしているが、
そのようにしても、該経糸の織り込み率が、交錯数の多
い他の部分の経糸と等しい織り込み率にならない場合が
生じる。
【0008】例えば、緩め制御期間中に、交錯数の少な
い一部分の経糸の緩みが筬打ち動作と共に十分に織り前
へ伝達されないと、十分な長さの経糸が織り込まれない
から該経糸の織り込み率が交錯数の多い部分の経糸の織
り込み率よりも小さくなり、結果として交錯数の少ない
一部分の経糸が緩んで開口不良を生じる。
【0009】逆に、交錯数の少ない一部分の経糸の緩み
が筬打ち動作と共に織り前へ過剰に伝達されると、過剰
な長さの経糸が織り込まれるから該経糸の織り込み率が
交錯数の多い部分の経糸の織り込み率よりも大きくな
り、結果として交錯数の少ない一部分の経糸の張力が増
大傾向となって経糸切れを生じやすくなる。
【0010】そこでこの発明の目的は、かかる従来の問
題点に鑑み、筬打ち直前における交錯数の少ない一部分
の経糸の張力を、該経糸に専用のローラの検出位置に基
づいて修正することによって、該経糸の織り込み率が交
錯数の多い部分の経糸の織り込み率と等しくなるように
し、もって、前記した問題を解消する経糸張力制御方法
を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの出願に係る第1発明の構成は、織物の幅方向の
一部分で緯糸に対する経糸の交錯数が他の部分と比べて
少ない織物の製織に際し、1つの経糸ビームから交錯数
の少ない前記一部分に対応する経糸(以下、単に「少交
錯数の経糸」という)と交錯数の多い前記他の部分に対
応する経糸(以下、単に「多交錯数の経糸」という)と
を繰り出して別々のロールに巻掛けると共に、少交錯数
の経糸に専用の前記ロールをロールの軸線と交差する方
向に移動可能に設け、筬打ち直前に、前記専用のロール
を介して少交錯数の経糸の張力を一時的に減少させ、筬
打ち後に、前記専用のロールを介して少交錯数の経糸の
張力を増大させて目標張力値に戻す経糸張力制御方法に
おいて、前記専用のロールの位置を検出して検出位置と
設定された目標位置との偏差を求め、偏差解消方向に前
記張力を減少させる度合い及び前記目標張力値の少なく
とも一方を補正することをその要旨とする。
【0012】第2発明の構成は、織物の幅方向の一部分
で緯糸に対する経糸の交錯数が他の部分と比べて少ない
織物の製織に際し、1つの経糸ビームから少交錯数の経
糸と多交錯数の経糸とを繰り出して別々のロールに巻掛
けると共に、少交錯数の経糸に専用の前記ロールをロー
ルの軸線と交差する方向に移動可能に設け、筬打ち直前
に、前記専用のロールを前記少交錯数の経糸の張力減少
方向に一時的に所定量移動させると共に、筬打ち後に前
記専用のロールに経糸の張力増大方向の力を作用させて
目標張力値に戻す経糸張力制御方法において、前記専用
のロールの位置を検出して検出位置と設定された目標位
置との偏差を求め、偏差解消方向に前記所定量及び前記
目標張力値の少なくとも一方を補正することをその要旨
とする。
【0013】第3発明の構成は、織物の幅方向の一部分
で緯糸に対する経糸の交錯数が他の部分と比べて少ない
織物の製織に際し、1つの経糸ビームから少交錯数の経
糸と多交錯数の経糸とを繰り出して別々のロールに巻掛
けると共に、少交錯数の経糸に専用の前記ロールをロー
ルの軸線と交差する方向に移動可能に設け、筬打ち直前
に、前記専用のロールに作用する力を経糸の張力減少方
向に所定量変化させ、筬打ち後に、前記専用のロールに
経糸の張力増大方向の力を作用させて目標張力値に戻す
経糸張力制御方法において、前記専用のロールの位置を
検出して検出位置と設定された目標位置との偏差を求
め、偏差解消方向に前記所定量及び前記目標張力値の少
なくとも一方を補正することをその要旨とする。
【0014】前記少交錯数の経糸に専用のロールを揺動
可能に設け、前記専用のロールに揺動トルクを作用させ
ることによって経糸の張力を制御することができる。
【0015】前記専用のロールの位置を定期的に検出す
ることができる。
【0016】なお、織機の主軸の1回転中の複数の設定
回転角度において前記専用のロールの位置をそれぞれ検
出し、得られた複数の検出位置から平均値を求め、平均
値と設定された目標位置との偏差に基づき前記補正を行
うことができる。
【0017】また、織機の主軸の1回転中の1以上の設
定回転角度における前記専用のロールの位置を織機の主
軸の複数の回転に亘って検出し、得られた複数の検出位
置から平均値を求め、平均値と設定された目標位置との
偏差に基づき前記補正を行うことができる。
【0018】さらに、織機主軸の1回転中の単一の設定
回転角度における前記専用のロールの位置を検出し、検
出毎に検出位置と目標位置との偏差を求め、これに基づ
き前記補正を行うことができる。
【0019】
【作用】かかる第1発明の構成によるときは、製織中、
前記専用のロールは、少交錯数の経糸の張力制御に伴っ
て往復運動を行うことになるが、当初、少交錯数の経糸
の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しくて
も、後に経糸の物性などの条件が変化して、少交錯数の
経糸の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率よりも
小さくなれば、経糸ビームから織り前までの少交錯数の
経糸の経路長が増大し、結果的に、往復運動を行う前記
専用のロールの位置が経糸の経路長の増大を反映して変
化し、目標位置から外れる。即ち、専用のロールの位置
が織り前から遠ざる方向に変化し、その位置で往復運動
をするようになる。このとき、専用のロールの位置を検
出して目標位置との偏差を求め、偏差解消方向に、筬打
ち直前に少交錯数の経糸張力を減少させる度合い及び筬
打ち後の張力制御に用いられる目標張力値の少なくとも
一方を補正する。
【0020】そして、偏差解消方向に前記張力を減少さ
せる度合いのみ補正した場合、詳細には、張力を減少さ
せる度合いを増加させた場合、以後の筬打ち直前には少
交錯数の経糸の張力がより低くくなるように制御される
から、筬打ち動作と共に織り前に伝達される該経糸の緩
み量が増大し、結果として少交錯数の経糸の織り込み率
が増大する。これによって専用のロールの位置が偏差解
消方向、即ち織り前に近づく方向に変化する。
【0021】前記の動作は偏差が解消されるまで繰り返
され、偏差が解消した時点では、少交錯数の経糸の織り
込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しくなってい
る。
【0022】また、偏差解消方向に前記目標張力値のみ
補正した場合、詳細には、目標張力値を減少させた場
合、以後の筬打ち直前には、補正後の小さい目標張力値
に基づいて制御された少交錯数の経糸に対してその張力
を減少させることになるから、筬打ち直前の張力がより
低くくなって、筬打ち動作と共に織り前に伝達される該
経糸の緩み量が増大し、結果として少交錯数の経糸の織
り込み率が増大する。これによって専用のロールの位置
が偏差解消方向に変化する。
【0023】さらに、偏差解消方向に前記張力を減少さ
せる度合い及び前記目標張力値を共に補正すると、前記
の作用が共に実行されるから、以後の筬打ち直前には少
交錯数の経糸の張力が一層低くくなるように制御され、
少交錯数の経糸の織り込み率がそれだけ迅速に増大す
る。
【0024】なお、逆に、少交錯数の経糸の織り込み率
が多交錯数の経糸の織り込み率よりも大きくなれば、経
糸ビームから織り前までの少交錯数の経糸の経路長が減
少し、結果的に、往復移動を行う前記専用のロールの位
置が経糸の経路長の減少を反映して変化し、目標位置か
ら外れる。即ち、専用のロールの位置が織り前へ近づく
方向に変化し、その位置で往復運動をするようになる。
このとき、専用のロールの位置を検出して目標位置との
偏差を求め、偏差解消方向に、筬打ち直前に少交錯数の
経糸張力を減少させる度合い及び筬打ち後の張力制御に
用いられる目標張力値の少なくとも一方を補正する。具
体的には、経糸張力を減少させる度合いを減少させる
か、または、目標張力値を増大させる。これによって筬
打ち直前には少交錯数の経糸の張力がより高くなるよう
に制御され、筬打ち動作と共に織り前に伝達される該経
糸の緩み量が減少し、結果として少交錯数の経糸の織り
込み率が減少する。補正動作は偏差が解消されるまで繰
り返され、最終的に少交錯数の経糸の織り込み率が多交
錯数の経糸の織り込み率と等しくなる。
【0025】さらに、偏差解消方向に前記張力を減少さ
せる度合い及び前記目標張力値を共に補正すると、以後
の筬打ち直前には少交錯数の経糸の張力が一層高くなる
ように制御され、少交錯数の経糸の織り込み率がそれだ
け迅速に減少する。
【0026】このように専用のロールの位置と目標位置
との偏差に基づく前記の補正を行うことによって、緯止
まりや経止まりを生じることなく、製織開始から終了ま
での全区間でみて少交錯数の経糸の消費量と多交錯数の
経糸の消費量とが等しい織物を得ることができる。
【0027】第2の発明の構成によるときは、仮に、少
交錯数の経糸の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み
率よりも小さくなれば、前記と同様の理由により専用の
ロールの検出位置と目標位置との偏差が求められ、偏差
を解消するために専用のロールの移動のための前記所定
量を増加させ、及び/又は、前記目標張力値を減少させ
る。
【0028】これによって以後の筬打ち直前には少交錯
数の経糸の張力がより低くくなり、筬打ち動作と共に織
り前に伝達される該経糸の緩み量が増大し、結果として
少交錯数の経糸の織り込み率が増大する。補正動作は偏
差が解消されるまで繰り返され、最終的に少交錯数の経
糸の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しく
なる。
【0029】また、少交錯数の経糸の織り込み率が多交
錯数の経糸の織り込み率よりも大きくなれば、同様に専
用のロールの検出位置と目標位置との偏差が求められ、
偏差を解消すべく専用のロールを移動させるための前記
所定量を減少させ、及び/又は、前記目標張力値を増加
させる。
【0030】これにより以後の筬打ち直前には少交錯数
の経糸の張力がより高くなり、筬打ち動作と共に織り前
に伝達される該経糸の緩み量が減少し、結果として少交
錯数の経糸の織り込み率が減少する。補正動作は偏差が
解消されるまで繰り返され、最終的に少交錯数の経糸の
織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しくな
る。
【0031】第3の発明の構成によるときは、仮に、少
交錯数の経糸の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み
率よりも小さくなれば、前記と同様に専用のロールの検
出位置と目標位置との偏差が求められ、偏差を解消する
ために専用のロールに作用する力に関する前記所定量を
増加させ、及び/又は、目標張力値を減少させる。
【0032】これによって以後の筬打ち直前には少交錯
数の経糸の張力がより低くくなり、筬打ち動作と共に織
り前に伝達される該経糸の緩み量が増大し、結果として
少交錯数の経糸の織り込み率が増大する。補正動作は偏
差が解消されるまで繰り返され、最終的に少交錯数の経
糸の織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しく
なる。
【0033】また、少交錯数の経糸の織り込み率が多交
錯数の経糸の織り込み率よりも大きくなれば、同様に専
用のロールの検出位置と目標位置との偏差が求められ、
偏差を解消するために専用のロールの力に関する前記所
定量を減少させ、及び/又は、目標張力値を増加させ
る。
【0034】これにより以後の筬打ち直前には少交錯数
の経糸の張力がより高くなり、筬打ち動作と共に織り前
に伝達される該経糸の緩み量が減少し、結果として少交
錯数の経糸の織り込み率が減少する。補正動作は偏差が
解消されるまで繰り返され、最終的に少交錯数の経糸の
織り込み率が多交錯数の経糸の織り込み率と等しくな
る。
【0035】前記専用のロールを揺動可能に設け、専用
のロールに揺動トルクを作用させて経糸張力を制御する
ことができる。具体的には、専用のロールをモータの出
力軸に取付けられたアームを介して揺動可能に設け、モ
ータの出力トルクによって経糸張力を制御することがで
きる。
【0036】専用のロールの位置を定期的に検出すれ
ば、例えば、専用のロールの位置を織機主軸の1回転中
の複数の設定回転角度毎に検出すれば、得られた複数の
検出位置の平均値と目標位置との偏差を、経糸経路長の
変動に伴う専用のロールの位置変化量として正確に取り
出すことができる。
【0037】また、織機の主軸の1回転中の1又は複数
の設定回転角度における前記専用のロールの位置を織機
の主軸の複数回転に亘って検出し、得られた複数の検出
位置から平均値を求め、平均値と設定された目標位置と
の偏差に基づき前記補正を行えば、前記と同様の効果を
得ることができる。
【0038】さらに、織機の主軸の1回転中の単一の設
定回転角度における前記専用のロールの位置を検出し、
検出毎に検出位置と目標位置との偏差に基づき前記補正
を行うようにしてもよい。
【0039】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の経糸張力制御方
法をサテンストライプ織物用の経糸張力制御装置1に組
み込んだ例を示している。多交錯数の経糸である地組織
用の経糸2及び少交錯数の経糸であるサテンストライプ
用の経糸3は、いずれも同じ経糸ビーム4から繰り出さ
れ、各経糸2、3に専用のロールである、テンションロ
ール5及び揺動ロール6に別々に巻掛けられ、綜絖枠7
に通されて開口8を形成し、ここで緯糸9と交錯し、筬
10により筬打ちされて織布11となる。織布11は、
ブレストビーム12を経て巻き取りビーム13に巻き取
られていく。
【0040】経糸ビーム4は、送り出し用のモータ(図
示せず)で回転駆動されて、地組織用の経糸2(以下、
単に「経糸2」という)及びサテンストライプ用の経糸
3(以下、単に「経糸3」という)を共に繰り出す。送
り出し用のモータは、経糸ビーム4に巻かれた経糸の巻
径、織機の回転速度及び緯糸密度によって決定される基
本速度に基づいて回転している。このとき、経糸2の張
力がテンションロール5を介して張力検出器(図示せ
ず)により検出されており、送り出し制御装置(図示せ
ず)内で経糸2に関する目標張力値と検出値との偏差が
求められ、偏差を解消する方向に前記送り出し用のモー
タの回転速度が制御される。
【0041】制御対象の揺動ロール6は、アーム14の
先端に回転自在に支持されており、アーム14の前後方
向の揺動によって前進または後退方向に移動可能な状態
となっている。アーム14は、揺動ロール6を制御する
ためのサーボモータ15の出力軸16に連結されてい
る。このサーボモータ15は、制御装置17によって、
織機の1サイクル(織機の主軸18の1回転)中で、筬
打ち直前に、経糸3の張力を一時的に減少させ、筬打ち
後に、経糸3の張力を増大させて目標張力値に戻すよう
に制御される。
【0042】このため、制御装置17は、織機の主軸1
8に連結されているエンコーダ19からの回転角度の信
号の他、補正装置20からの補正量の信号を入力して、
サーボモータ15の回転を制御する。ここで、補正装置
20は、位置センサ21によって揺動ロール6の移動方
向に関する位置を定期的に検出し、検出位置と目標位置
とを比較して偏差を求め、偏差を解消する方向の補正量
を求め、これを制御装置17に送り込む。なお、位置セ
ンサ21は、アーム14を指向した距離センサであり、
アーム14の揺動位置を揺動ロール6の位置として出力
している。もちろん、位置センサ21は、距離センサに
限定されず、例えば、揺動ロール6の端部側方あるい
は、アーム14の側方で移動方向に沿って配列されたリ
ニアスケールでもよく、また、その他、公知のセンサを
用いることができる。
【0043】図2は、制御装置17の具体的な例を示し
ている。エンコーダ19の回転角度の信号は、タイミン
グ信号発生器22に送り込まれる。タイミング信号発生
器は、例えば、織機の主軸18の回転角度に応じて、回
転角度0度を示す信号の他に、例えば、回転角度5度毎
にサンプリング信号を発生して補正装置20に送り込む
ほか、筬打ち時点を含む位置制御期間に相当するタイミ
ング信号を位置制御指令器23へ送り込み、また、経糸
の最大開口時点を含む張力制御期間に相当するタイミン
グ信号を張力制御指令器24へ送り込む。
【0044】位置制御指令器23は、タイミング信号を
入力し位置制御期間で設定器25に設定されている回転
量に対して後述する補正量を加味した補正後の回転量に
基づいて、回転量の指令信号を発生し、サーボコントロ
ーラ27を駆動して、サーボモータ15を前進方向に回
転させることによって、揺動ロール6を所定量だけ前進
させる。これによって筬打ち直前において経糸3の張力
が一時的に減少する。
【0045】なお、位置制御指令器23は、積分器(図
示せず)を有し、補正装置20からの補正量の信号を積
分器に入力し、積分器からの出力(補正量の積分値)を
設定器25からの出力に加算して得られた回転量をサー
ボコントローラ27へ出力するものとする。
【0046】また、張力制御指令器24は、タイミング
信号を入力し張力制御期間で設定器26に設定されてい
る目標張力値に対して後述する補正量を加味した目標張
力値に対応する電流値の指令信号を発生し、サーボコン
トローラ27を駆動して、サーボモータ15を補正後の
目標張力値に対応するトルクで回転させる。これによっ
て経糸3の張力は、筬打ち後の張力制御期間で揺動ロー
ル6を介して増大し、補正量を加味した目標張力値に戻
される。このとき、揺動ロール6はサーボモータ15の
トルクと経糸3の張力とが釣り合う位置に置かれる。な
お、サーボモータ15の回転量は、パルスジェネレータ
28によって検出され、フィードバック信号として、位
置制御指令器23及びサーボコントローラ27に負帰還
されている。
【0047】張力制御指令器24もまた別の積分器(図
示せず)を有しており、補正装置20からの補正量の信
号を積分器に入力し、積分器からの出力(補正量の積分
値)を設定器26からの出力(目標張力値)に加算して
得られた張力値を補正後の目標張力値とし、補正後の目
標張力値に対応した電流値を指令信号としてサーボコン
トローラ27へ出力するものとする。
【0048】図3は、補正装置20の具体例を示してい
る。位置センサ21からの検出信号は、アンプ29によ
って増幅され、ロール位置計算器30の入力となる。ロ
ール位置計算器30は、サンプリング信号を入力する毎
に位置センサ21からの検出信号を入力して検出位置を
記憶し、回転角度0度を示す信号から織機の1サイクル
毎にその間に記憶した検出位置の平均値を求め、これを
比較器31に送り込む。比較器31は、平均値と設定器
32に設定されている目標位置とを比較して偏差を求
め、位置偏差に対応する信号を補正量計算器33に送り
込む。ここで、前記目標位置は、筬打ち直前に専用ロー
ルを介して経糸3の張力を一時的に減少させる度合いが
適正なときの織機の1サイクルにおける揺動ロール6の
平均位置、即ち、経糸3の織り込み率が経糸2の織り込
み率に等しい状態で製織されているときの織機の1サイ
クルにおける揺動ロール6の平均位置とすることがで
き、このような平均位置は試織により予め求められる。
【0049】補正量計算器33は、前記偏差を入力する
毎に、前記偏差に応じて揺動ロール6を前進させるため
のサーボモータ15の回転量についての補正量及び設定
器26に設定された目標張力値についての補正量をそれ
ぞれ算出し、前者の補正量を位置制御指令器23へ出力
し、後者の補正量を張力制御指令器24へ出力する。
【0050】図4は、織機の1サイクル中で位置制御期
間及び張力制御期間を示している。位置制御期間は、筬
打ち時点(回転角度0度)を含み、例えば主軸18の回
転角度270度から20度の期間に設定されている。ま
た、張力制御期間は、経糸の最大開口時点(一例として
回転角度180度)を含み、例えば回転角度20度から
270度の期間に設定されている。
【0051】したがって、主軸18の回転角度20度か
ら270度の張力制御期間、サーボモータ15は前記補
正後の目標張力値に対応したトルクを生じ、また、回転
角度270度から20度の位置制御期間、サーボモータ
15は張力制御期間における回転位置から補正後の回転
量だけ回転し、その位置に維持される。
【0052】位置制御期間において揺動ロール6がサー
ボモータ15によって前進方向へ所定量移動するため、
経糸3の張力は筬打ち直前において張力制御期間におけ
る経糸3の張力より低く制御される。また、張力制御期
間の張力制御により、この間の経糸3の張力は位置制御
期間の張力より高くなる。したがって、位置制御期間か
ら張力制御期間へ移行した直後は、サーボモータ15が
経糸3の張力を増大させるために、揺動ロール6を後退
させることになる。
【0053】製織中、経糸2及び経糸3の各織り込み率
が等しければ、織機の1サイクル中における揺動ロール
6の位置の平均値は目標位置とほぼ等しくなっている。
その後、経糸の物性や経糸張力のバランスの変化及びそ
の他の外乱によって、経糸3の織り込み率が経糸2の織
り込み率より小さくなってくると、経糸ビーム4から繰
り出される経糸3が余ってくるから、それだけ揺動ロー
ル6が後退方向へ移動したところで前後運動をするよう
になる。
【0054】そこで、補正装置20は、揺動ロール6の
織機の1サイクル中における位置の平均値と目標位置と
の偏差を求め、偏差に対応した補正量を位置制御指令器
23及び張力制御指令器24へ出力する。
【0055】これによって、位置制御指令器23は、サ
ーボコントローラ27への出力回転量を増大させるの
で、結果的に揺動ロール6の前進量が増大して位置制御
期間において経糸の張力を減少させる度合いが大きくな
り、もって、筬打ち直前における経糸3の張力がより低
くなるから経糸3の織り込み率が増大する。
【0056】さらに、張力制御指令器24は、サーボコ
ントローラ27への電流値を減少させるので、揺動ロー
ル6に作用する揺動トルクが減少し、結果的に張力制御
期間における経糸3の張力が目標張力値を補正した分だ
け低い値に維持される。これによっても筬打ち直前にお
ける経糸3の張力がより低くなるから経糸3の織り込み
率が迅速に増大する。
【0057】また、逆に経糸3の織り込み率が経糸2の
織り込み率より大きくなってくると、経糸ビーム4から
繰り出される経糸3が不足してくるから、それだけ揺動
ロール6が前進方向へ移動したところで前後運動をする
ようになる。
【0058】そこで、補正装置20は、揺動ロール6の
織機の1サイクル中における位置の平均値と目標位置と
の偏差を求め、偏差に対応した補正量を位置制御指令器
23及び張力制御指令器24へ出力する。
【0059】これによって、位置制御指令器23は、サ
ーボコントローラ27への出力回転量を減少させるの
で、結果的に揺動ロール6の前進量が減少して位置制御
期間において経糸の張力を減少させる度合いが小さくな
り、もって、筬打ち直前における経糸3の張力が高くな
るから経糸3の織り込み率が減少する。
【0060】さらに、張力制御指令器24は、サーボコ
ントローラ27への電流値を増大させるので、揺動ロー
ル6に作用するトルクが増大し、結果的に張力制御期間
における経糸3の張力が目標張力値を補正した分だけ高
い値に維持される。これによっても筬打ち直前における
経糸3の張力がより高くなるから経糸3の織り込み率が
迅速に減少する。
【0061】上記実施例においては、補正装置20から
の補正量の信号を位置制御指令器23及び張力制御指令
器24へ共に出力しているが、これに代えて、位置制御
指令器23へのみあるいは、張力制御指令器24へのみ
補正量の信号を出力してもよい。
【0062】
【他の実施形態】筬打ち直前に経糸張力を減少させる制
御を張力制御指令器24によって行わせてもよい。この
ときの張力制御装置24は図5に示すように構成され
る。設定器53には、筬打ち直前における経糸3の張力
を減少させるために、目標張力値を減算するための所定
値が入力されている。このとき制御装置17の位置制御
指令器23及び設定器25は省略できる。
【0063】ゲート回路52は、タイミング信号を入力
して回転角度270度から20度の間動作してゲートを
開く。
【0064】ゲート回路52が動作すると、前記設定器
53側の所定値を、設定器26側からの目標張力値、詳
細には、設定器26に設定された目標張力値に積分器5
0からの出力を加算した補正後の目標張力値に対して減
算値として出力する。そして、張力指令制御器24は、
補正された目標張力値から設定器53側からの所定値だ
け減算された最終の目標張力値に基づく指令信号をサー
ボコントローラ72へ出力する。これによって、揺動ロ
ール6に作用するトルクが減少し、もって、筬打ち直前
の経糸3の張力を減少させることができる。
【0065】なお、ゲート回路52へは、設定器53の
所定値に積分器51の出力が加算された値が補正された
所定値(減算値)として出力される。
【0066】ゲート回路52が不作動の時、すなわち、
筬打ち後の所定期間(回転角度20度から270度)
は、設定器26に設定された目標張力値に積分器50か
らの出力を加算した値を補正後の目標張力値とし、これ
に対応する指令信号をサーボコントローラ72へ出力す
る。
【0067】補正装置20は、偏差に基づいて、ゲート
回路52に出力される所定値を修正するための補正量及
び設定器26の目標張力値を修正するための(積分器5
0用の)補正量をそれぞれ求め、積分器51及び積分器
50へ対応の補正量を出力する。
【0068】製織中、経糸の物性や経糸張力のバランス
の変化及びその他の外乱によって、経糸3の織り込み率
が経糸2の織り込み率より小さくなってくると、経糸ビ
ーム4から繰り出される経糸3が余ってくるから、それ
だけ揺動ロール6が後退方向へ移動したところで前後運
動をするようになる。
【0069】そこで、補正装置20は、揺動ロール6の
織機の1サイクル中における位置の平均値と目標位置と
の偏差を求め、偏差に対応した補正量を積分器50及び
積分器51へ出力する。具体的には、筬打ち後の所定期
間(回転角度20度から270度)においてサーボコン
トローラ72へ出力される指令信号の元になる目標張力
値をより低くするべく、負の補正量が積分器50へ出力
され、また、筬打ち期間を含む他の所定期間(回転角度
270度〜20度)において目標張力値をさらに低くす
るべく正の補正量が積分器51へ出力される。
【0070】これによって、筬打ち直前における経糸3
の張力が迅速に低められるから、経糸3の織り込み率が
増大する。
【0071】なお、補正量は、積分器51へのみ出力
し、積分器50を省略してもよいし、あるいは、積分器
50へのみ出力し、積分器51を省略してもよい。
【0072】以上の説明で、補正装置20は、織機の主
軸の1回転中の1以上の設定回転角度における揺動ロー
ル6の位置を織機の主軸の複数回転に亘って検出し、得
られた複数の検出位置から平均値を求め、平均値と設定
された目標位置との偏差に基づき前記補正を行ってもよ
い。
【0073】さらに、織機の主軸の1回転中の単一の設
定回転角度における揺動ロールの位置を検出し、検出毎
に検出位置と目標位置との偏差に基づき前記補正を行っ
てもよい。
【0074】また、織機の主軸の回転角度に代えて、所
定時間毎に揺動ロール6の位置を検出するようにしても
よい。例えば、所定時間を主軸の1回転に要する時間よ
りも十分に短い時間として主軸の1回転中に複数の位置
を検出し、主軸の所定回転(1回転または複数回転)毎
に検出位置の平均値を求めてもよい。
【0075】上記実施例では、1つの経糸ビームから交
錯数の異なる部分に対応する2つの経糸をシート状に繰
り出しているが、交錯数の異なる部分に対応して3以上
の経糸を1つの経糸ビームからそれぞれシート状に送り
出すようにしてもよい。このとき、各経糸をそれぞれ専
用のロールを介して繰り出し、交錯数の最も多い部分に
対応する経糸を除く他の経糸に対応するロールを移動可
能とし、各ロールを上記実施例に基づいてそれぞれ独立
に制御すればよい。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、筬打ち直前における交
錯数の少ない一部分の経糸の張力を、該経糸に専用のロ
ーラの検出位置に基づいて修正することによって、該経
糸の織り込み率が交錯数の多い部分の経糸の織り込み率
と等しくなるようにし、もって、品質の良い織物を安定
して製織することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の経糸張力制御方法を適用するための経
糸張力制御装置の側面図である。
【図2】制御装置のブロック図である。
【図3】補正装置のブロック図である。
【図4】1サイクル中の張力制御期間及び位置制御期間
に対応する揺動ロールの位置の説明図である。
【図5】制御装置のブロック図である。
【符号の説明】 1 経糸張力制御装置 2 経糸 3 経糸 4 経糸ビーム 6 揺動ロール 17 制御装置 20 補正装置 23 位置制御指令器 24 張力制御指令器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 49/04 - 49/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織物の幅方向の一部分で緯糸に対する経
    糸の交錯数が他の部分と比べて少ない織物の製織に際
    し、1つの経糸ビームから交錯数の少ない前記一部分に
    対応する経糸と交錯数の多い前記他の部分に対応する経
    糸とを繰り出して別々のロールに巻掛けると共に、前記
    一部分に対応する経糸に専用の前記ロールをロールの軸
    線と交差する方向に移動可能に設け、筬打ち直前に、前
    記専用のロールを介して前記一部分に対応する経糸の張
    力を一時的に減少させると共に、筬打ち後に、前記専用
    のロールを介して前記一部分に対応する経糸の張力を増
    大させて目標張力値に戻す経糸張力制御方法において、 前記専用のロールの位置を検出して検出位置と設定され
    た目標位置との偏差を求め、偏差解消方向に前記張力を
    減少させる度合い及び前記目標張力値の少なくとも一方
    を補正することを特徴とする経糸張力制御方法。
  2. 【請求項2】 織物の幅方向の一部分で緯糸に対する経
    糸の交錯数が他の部分と比べて少ない織物の製織に際
    し、1つの経糸ビームから交錯数の少ない前記一部分に
    対応する経糸と交錯数の多い前記他の部分に対応する経
    糸とを繰り出して別々のロールに巻掛けると共に、前記
    一部分に対応する経糸に専用の前記ロールをロールの軸
    線と交差する方向に移動可能に設け、筬打ち直前に、前
    記専用のロールを経糸の張力減少方向に一時的に所定量
    移動させ、筬打ち後に、前記専用のロールに経糸の張力
    増大方向の力を作用させて目標張力値に戻す経糸張力制
    御方法において、 前記専用のロールの位置を検出して検出位置と設定され
    た目標位置との偏差を求め、偏差解消方向に前記所定量
    及び前記目標張力値の少なくとも一方を補正することを
    特徴とする経糸張力制御方法。
  3. 【請求項3】 織物の幅方向の一部分で緯糸に対する経
    糸の交錯数が他の部分と比べて少ない織物の製織に際
    し、1つの経糸ビームから交錯数の少ない前記一部分に
    対応する経糸と交錯数の多い前記他の部分に対応する経
    糸とを繰り出して別々のロールに巻掛けると共に、前記
    一部分に対応する経糸に専用の前記ロールをロールの軸
    線と交差する方向に移動可能に設け、筬打ち直前に、前
    記専用のロールに作用する力を経糸の張力減少方向に所
    定量変化させ、筬打ち後に、前記専用のロールに経糸の
    張力増大方向の力を作用させて目標張力値に戻す経糸張
    力制御方法において、前記専用のロールの位置を検出し
    て検出位置と設定された目標位置との偏差を求め、偏差
    解消方向に前記所定量及び前記目標張力値の少なくとも
    一方を補正することを特徴とする経糸張力制御方法。
  4. 【請求項4】 前記専用のロールが揺動可能に設けられ
    ており、前記専用のロールに揺動トルクを作用させるこ
    とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の経
    糸張力制御方法。
  5. 【請求項5】 前記専用のロールの位置を定期的に検出
    することを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載の経糸張力制御方法。
  6. 【請求項6】 織機の主軸の1回転中の複数の設定回転
    角度において前記専用のロールの位置をそれぞれ検出
    し、得られた複数の検出位置から平均値を求め、平均値
    と設定された目標位置との偏差に基づき前記補正を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    経糸張力制御方法。
  7. 【請求項7】 織機の主軸の1回転中の1以上の設定回
    転角度における前記専用のロールの位置を織機の主軸の
    複数回転に亘って検出し、得られた複数の検出位置から
    平均値を求め、平均値と設定された目標位置との偏差に
    基づき前記補正を行うことを特徴とする請求項1ないし
    5のいずれかに記載の経糸張力制御方法。
  8. 【請求項8】 織機の主軸の1回転中の単一の設定回転
    角度における前記専用のロールの位置を検出し、検出毎
    に検出位置と目標位置との偏差に基づき前記補正を行う
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の
    経糸張力制御方法。
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