JP3377736B2 - パイル織機のパイル経糸張力制御方法 - Google Patents

パイル織機のパイル経糸張力制御方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の技術分野】本発明は、パイル織機において、パ
イル経糸の張力を織り組織に応じて制御する技術に関す
る。なお、本明細書では、織機の送出装置から巻き取り
装置への方向を「前進」、その逆を「後退」と表現す
る。また「ファーストピック( Fastpick)」は、筬打
ち時に、緯糸を織り前まで完全に筬打ちすることを言
い、また「ルーズピック(Lose pick )」は、筬打ち時
に、緯糸を織り前の途中まで筬打ちし、完全に筬打ちし
ないことを言う。 【0002】 【従来の技術】特許第2622685号公報は、布移動
式のパイル織機において、パイル経糸の張力を制御する
方法および装置を示している。図1は、上記の特許によ
って開示されているパイル経糸張力調整装置1を示して
おり、また図2は、パイル組織の一例として、3本緯タ
オルに関し、パイル織り過程でパイルの形成を示してい
る。 【0003】図1において、パイル経糸張力調整装置1
は、パイル経糸2を目標の張力でパイル織物4の織り前
4aに送り出す。パイル経糸2は、パイル経糸ビーム6
から送り出され、ガイドローラ7およびテンションロー
ル8を経て、パイル織物4の織り前4aに達している。
テンションロール8は、支持手段としてのテンションレ
バー9の一端に対して回転自在に支持されており、テン
ションレバー9の他端は、回転駆動源として、トルク制
御、速度制御および停止位置制御可能なモータ10の出
力軸に固定されている。 【0004】パイル織機は、布移動式であるため、パイ
ル織物4は、パイル製織過程で前後方向に移動する。こ
れに伴い、テンションロール8は、テンションレバー9
の回動によって、前後方向に変位し、パイル経糸2の前
後方向の動きを許容する。なお、パイル織機は、図示し
ないが、地経糸ビーム、地経糸3に対する張力制御装
置、パイル織物4の巻取り制御装置、経糸開口装置、布
移動用のテリーモーション装置などを備えている。 【0005】製織の進行過程で、パイル経糸2は、経糸
ビーム駆動装置11によって送り出される。すなわち経
糸ビーム駆動装置11は、変位センサ12によって検出
されるテンションロール8の変位信号と設定器13によ
って与えられる目標の変位信号とを入力として、速度演
算器14によってそれらの偏差に応じた速度信号を発生
し、電流アンプ15を介して、送り出し用のモータ16
を送り出し方向に駆動する。 【0006】そして、上記テンションレバー9の回転駆
動源としてのモータ10は、パイル経糸張力制御装置2
0により制御される。パイル経糸張力制御装置20は、
モータ10に対して所定のトルクを発生させるために、
張力信号を発生する張力指令部17、モータ10を所定
の速度で駆動するために、速度信号を発生する速度指令
部18、モータ10を所定の停止位置で停止させるため
に、停止位置信号を発生する停止位置指令部19を備え
ており、それらの信号は、切換器21によって択一的に
駆動部22に送り込まれる。 【0007】切換器21は、パイル織りの過程で、ファ
ーストピック時に速度信号を、またルーズピック時に張
力信号を、さらにファーストピックからルーズピックあ
るいはルーズピックからファーストピックに移行する織
り切り換え過程で停止位置信号をそれぞれ駆動部22に
送り、またボーダー織りやヘムなどの地織り過程で、張
力信号を駆動部22に送る。したがって駆動部22は、
ファーストピック、ルーズピックあるいはそれらの織り
の切り換え過程で、速度制御、張力(トルク)制御、停
止位置制御をそれぞれ実行していくことになる。 【0008】ここで、パイル経糸2の張力は、パイル織
り(ルーズピック)のときに低く設定されており、後述
する地織り(ファーストピック)のときに、パイル織り
のときよりも高く設定されている。なお、地織りは、パ
イル織りを除く織り部分を総称するもので、具体的には
ボーダー織り、ヘム織りなどを含む。 【0009】次に、図2は、パイル組織の一例として3
本緯タオルのパイル織りによるパイルの形成過程を織機
の回転数、織機の回転区間、制御モード、パイル経糸2
の張力の大きさなどと対応させて示している。3本緯タ
オルであるため、組織の1繰り返しは3ピックすなわち
織機(主軸)の3回転毎に行われる。また、布移動式の
タオル織りであるため、筬打ちポイントは常に一定であ
るが、パイル織物4が前後方向に移動することによっ
て、筬打ちポイントとパイル織物4の織り前4aとの間
には必要な長さのパイルが形成される。 【0010】図2で、(1)の状態はパイル形成の完了
と対応し、(2)、(3)、(4)の状態はルーズピッ
クで、織り前4aの前進状態と対応し、また(5)、
(6)の状態はファーストピックで、織り前4aの後退
と対応している。そして、織機の回転区間R1、R2、
R3は、それぞれ織機の1回転目、2回転目から3回転
目の後半、3回転の後半とそれぞれ対応している。 【0011】(1)の状態つまりパイル形成の完了後、
織機の回転区間R1で、パイル経糸張力制御装置20
は、速度制御Vを実行し、速度信号に対応する電流でモ
ータ10を駆動し、(2)に見られるように、テンショ
ンレバー9を前進させ、テンションロール8を織り前4
aの前進量に対応する位置まで変位させる。これによっ
て、テンションレバー9は、織り前4aの前進に先行し
て移動し、パイル経糸2を一時的に緩み状態とする。こ
の結果、パイル経糸2の張力は、パイル抜けしない低い
値に設定される。 【0012】その後、パイル経糸張力制御装置20は、
停止位置制御Bに入り、停止位置信号によって、モータ
10の駆動を止め、テンションレバー9を所定の位置に
停止させる。これに続くパイル織物4の前進によって、
パイル経糸2の張力は、最終的に低い値から目標の設定
値になる。この停止位置制御Bによって、テンションロ
ール8が必要以上に前進しないため、テンションレバー
9の前進方向への移動は、直ちに安定な停止状態に設定
される。 【0013】この間に、開口枠23は、パイル経糸2お
よび地経糸3を開口状態とする。そして、図示しない緯
入れ装置は、符号1の緯糸5をその開口内に緯入れす
る。そして、緯入れされた緯糸5は、筬24によってル
ーズピックの状態で、筬打ちポイントに打ち込まれる。 【0014】次に、織機の回転区間R2で、(3)、
(4)、(5)に見られるように、パイル織物4は、テ
リーモーション装置の動作により、後退する。この間
に、パイル経糸張力制御装置20は、張力制御Tを実行
し、目標の張力信号に対応する電流でモータ10を駆動
し、テンションレバー9を後退方向に回動させて、モー
タ10のトルクとパイル経糸2の張力とを釣り合い状態
とすることにより、パイル経糸2の張力を設定値とす
る。この間に、符号2、3の2本の緯糸5が緯入れされ
る。 【0015】次に、織機の回転区間R3で、パイル経糸
張力制御装置20は、停止位置制御Bによって、(6)
に見られるように、モータ10に制動力を作用させ、テ
ンションロール8の後退を停止させる。(2)、(3)
のルーズピックの状態で、2本の緯糸5が緯入れされた
後、(5)のファーストピックの状態すなわち織り前4
aが筬打ちポイントまで後退した状態で、緯入れされた
符号3の緯糸5が筬24によって筬打ちされると、2本
の緯糸5によって保持されているパイル経糸2は、筬逃
げ量(筬打ちポイントに対する織り前4aの前進量)に
応じて、所定のループすなわちパイルを形成する。 【0016】このように、パイル織りの過程において、
織機の3回転の間に、3本の緯糸5が緯入れされ、この
間にパイル経糸2は、1つのパイルを形成することにな
る。そして、パイル織り(ファーストピック)では、張
力制御Tによるパイル経糸張力が低く設定されている。
一方、織り組織について、所定ピック数パイル織り後
に、パイルを形成しない地織りに切り換わると、いわゆ
るファーストピックの状態で連続的に筬打ちされる一
方、パイル経糸張力制御装置20は、連続して張力制御
Tを実行し、パイル経糸2の張力は、所望の経糸張力が
維持される。 【0017】一方、一般的な技術例えば実開平2−74
386号公報などは、ボーダー織り部分ならびにパイル
織り部分に対応するパイル経糸の張力を設定し、織り部
分の変更に対応して、パイル経糸の目標の張力を変更
し、張力制御のもとにパイル織りを実行することを開示
している。具体的には、上記技術は、設定経糸張力をパ
イル織り時に、低い張力値とし、ボーダー織り時に、パ
イル織り部分に比べ高い張力値に設定している。このよ
うに、ボーダー織り部分では緯糸打ち込み密度が高いた
め、打ち込み性を良くするために、張力を上げ、逆にパ
イル織り部分ではパイル形成のために張力を下げてい
る。 【0018】 【発明の課題】従来の技術によると、パイル織りからボ
ーダー織りに切り換わるときには、地経糸および緯糸に
よるパイルの把持効果が充分に得られない状態でパイル
経糸の張力を低い張力から高い張力に瞬間的に変更され
るため、パイル経糸に高い張力が与えられ、先の低い張
力のもとに織り込まれたパイルがパイル織物から引き出
されてしまう。これによって、先に織り込んだ、パイル
がパイル織物の部分から抜けるという、いわゆるパイル
抜けが発生する。 【0019】したがって、本発明の目的は、パイル織機
において、パイル織りからボーダー織りやヘム織りなど
の地織りに切り換える過程で、地織りの進行に伴い織り
組織の変更の直前に形成されたパイル抜けを防止するこ
とである。 【0020】 【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、織り組
織に対応してパイル経糸張力が設定され、その設定張力
に従いパイル経糸張力を調節するパイル織機のパイル経
糸張力制御装置において、織り組織に対応する前記設定
張力は、パイル織りに対応する張力が設定されるととも
に、地織りに対応する前記設定張力は、前記パイル織り
時に比べ大きな張力に設定され、さらに前記地織りに対
応する設定張力を、パイル織りから地織りに切り換わっ
てから所定の間、前記パイル織りの設定張力から前記地
織りの設定張力に向かって徐々に大きくするとともに、
前記所定の期間経過後は前記地織りの設定張力に設定す
る。 【0021】このような構成によると、パイル織りから
地織りに切り換わってから所定の期間は、パイル経糸設
定張力をパイル織り時の設定張力から地織り時の設定張
力に向かって次第に増加させるから、地織りに切り換わ
る直前に形成されたパイルがパイル組織から引き出され
ることがなく、パイル抜けが防止できる。 【0022】 【発明の実施の形態】本発明は、装置に関して前記図1
と同様の構成を採用し、またパイル形成についても図2
と同様に行う。 【0023】そして、図3は、本発明による張力指令部
17の具体的な構成を示している。張力指令部17は、
複数の張力信号発生器25と1つの選択信号発生器26
によって構成されている。第1、第2、・・第nの張力
信号発生器25は、織り組織の切り換えのために、織り
組織毎に複数設けられ、それぞれ織り組織例えばパイル
織り、ボーダー織り、ヘム織りなど毎に織機の主軸27
の回転角度とともに所定の張力パターンを記憶してい
る。 【0024】主軸27の回転角度は、それに連結される
ドグ28と近接スイッチ29とからなるタイミング信号
発生器30によって検出され、タイミング信号としてそ
れぞれの張力信号発生器25に送り込まれる。したがっ
て、それぞれの張力信号発生器25は、タイミング信号
に応じて、所定の張力パターンにもとづいて、張力信号
を出力できることになる。 【0025】また、選択信号発生器26は、歩進信号発
生器31からのステップ信号に応じて、選択信号を出力
して、リレー32を駆動し、それぞれの張力信号発生器
25の出力側に設けられている切換器33を択一的にオ
ンの状態に設定することにより、1つの張力信号のみを
駆動部22に出力する。なお歩進信号発生器31は、主
軸27に連結されているドグ34の回転角度を2つの近
接スイッチ35、36により検出し、ステップ信号とし
て出力する。 【0026】駆動部22は、1つの張力信号発生器25
から入力された張力信号にもとづいて電流アンプ38に
よりモータ10を駆動する。電流アンプ38の出力電流
は、電流センサ39によって検出され、電流アンプ38
の入力側の加算点37に負の信号として加えられる。こ
のように駆動部22は、モータ10の電流を検出し、設
定された張力信号に対応するトルクをモータ10を介し
て発生させる。 【0027】オペレータは、緯入れステップに対応し
て、織り組織の指令に合わせて複数の張力信号発生器2
5の選択信号を予め設定する。製織中に、選択信号発生
器26は、緯入れステップに対応して所定の選択信号を
出力し、複数の切換器33の1つをオンの状態に設定す
ることによって、1つの張力信号発生器25の出力とし
ての張力信号を駆動部22に送り込む。一般には、パイ
ル織機は、開口装置に付属する開口コントローラ(電子
ドビーや電子ジャガードなどに対し、綜絖の上下移動を
電気的に指令する。)を備えるので、選択信号発生器2
6は、それと兼用する。 【0028】パイル織り時には、速度制御V、停止位置
制御Bなども行われつつパイル経糸2に関し張力制御T
も実行される。この張力制御Tでは、パイル織りに対応
する張力信号発生器25が選択され、所望のパイル経糸
張力を出力する。このとき張力信号発生器25が出力す
る張力信号は、緯入れピックに対応して設定されていて
も、緯入れピックに関係なく一律に設定されていてもよ
い。これらの制御によりパイル経糸2は織り込まれパイ
ルを形成していく。 【0029】その後に、パイル織りから地織りの1つで
あるボーダー織りに織り組織が変更されると、切換器2
1により連続した張力制御Tに切り換わり、張力指令部
17は、ボーダー織りに入った時点で、選択信号発生器
26から織りの切り換わりに対応する選択信号を発生さ
せ、切換器33を介して、そのボーダー織りに対応する
張力信号発生器25に切り換える。このとき選択される
張力信号発生器25には、予め張力パターンが設定され
ており、これに基づき入力ピックに対応する設定張力で
ある張力指令値を出力する。 【0030】張力パターンは、パイル抜けが解消される
ように、所定の設定パラメータに基づいて張力パターン
(トルクパターン)を所定の期間において徐々に大き
、これ以降は一定になるパターンとして設定する。設
定パラメータとしては、例えば図4に示すように、織り
組織に対応する張力(パイル織り・ボーダー織り)、変
更区間、変化勾配、増加態様(階段状、直線状、曲線
状)とともに張力パターンを作成し、それぞれの張力信
号発生器25に設定する。ここで、地織りに切り換わっ
てからの所定の期間である変更区間は、少なくとも地経
糸および緯糸を介したパイルの把持効果が充分に得られ
る期間、つまり織り変更周辺部の組織が安定になるまで
の期間が設定されている。そして設定パターンは、変更
区間では緯入れピックに対応して、パイル織り時の低い
パイル経糸張力からボーダー織り時のパイル経糸張力に
向かって徐々に大きくするように、そして変更区間経過
後は、ボーダー織り時の設定張力になるように張力パタ
ーンが作成され設定される。 【0031】この張力パターンは、自動計算で作成して
もよく、また経験から得た設定でもよい。実際には、数
ピックから10数ピック間で定常時のボーダー織り張力
になるよう設定する。張力の変化は、図4の階段状に限
らず、同図に、点線で例示するように、直線状、曲線状
で連続的に変化するものでもよい。 【0032】一般に、ボーダー織りは、1織物単位(タ
オル1枚)について複数種類のボーダー織り(第1ボー
ダー、第2ボーダー、・・ヘムなど)が行われるため、
張力パターンもそれらに対応してそれぞれ設定される。
もちろん、複数種類のパイル織りが行われるときも、パ
イル織りと地織りとの組み合わせに対応して同様に設定
される。 【0033】張力指令部17の内部の構成は上記具体例
に限定されない。図3のものは、緯入れピックに対応し
て制御しているが、緯入れピックに代え、織り組織の変
更後の経過時間などにより制御してもよい。また、張力
信号発生器25は、単一の張力信号発生器のみで構成す
ることもできる。さらに、張力信号発生器25を定常時
の張力設定器と緯入れピックに対応して微分信号を発生
する微分信号発生器で構成することもできる。この場
合、微分信号の大きさは、適宜パイル抜けが生じないよ
うに決める。 【0034】本発明は、パイル経糸張力調整装置1の構
成に限定されず、これ以外にも応用可能である。例え
ば、経糸ビームの回転により、パイル経糸張力を制御す
る構成にも応用可能である。また、パイル織機は、布移
動式のものに限らず、その他の方式のパイル織機例えば
筬移動式(リード打ち、ソード打ちなど)にも適用でき
る。さらに、織機の回転速度に対応して、張力指令部1
7を複数設けてもよい。そのようにすれば、織機の回転
数の変更に対応して、適切な経糸張力を設定できるた
め、織機の回転速度の変化により、最適な張力パターン
が変化して生じるパイル抜けも防止できる。 【0035】 【発明の効果】本発明では、パイル織りから地織りに切
り換わってから所定の期間、パイル経糸の設定張力を
パイル織り時の設定張力から地織り時の設定張力に向か
って徐々に大きくするから、地織りに切り換わる直前に
形成したパイルがパイル組織から引き出されず、パイル
抜けが防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】パイル経糸張力調整装置およびパイル経糸張力
制御装置の構成図である。 【図2】パイル形成過程の説明図である。 【図3】張力指令部のブロック線図である。 【図4】緯入れステップに対応するパイル経糸の張力の
変化のグラフである。 【符号の説明】 1 パイル経糸張力調整装置 2 パイル経糸 3 地経糸 4 パイル織物 5 緯糸 8 テンションロール 9 テンションレバー 17 張力指令部 18 速度指令部 19 停止位置指令部 20 パイル経糸張力制御装置 21 切換器 22 駆動部 25 張力信号発生器 26 選択信号発生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 49/04 D03D 39/22

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 織り組織に対応してパイル経糸の目標
    の張力が設定され、その設定張力に従ってパイル経糸の
    張力を調節するパイル織機のパイル経糸張力制御装置に
    おいて、前記設定張力として 、パイル織り時のパイル経糸の目標
    張力が設定されるとともに、地織り時のパイル経糸の目
    標張力であって前記パイル織り時の目標張力に比べ大き
    な張力が設定され、 さらに前記設定張力をパイル織りに対応する設定値から
    地織りに対応する設定値に変更する所定の期間を設定し
    ておきパイル織りから地織りへの変更に伴い、地 織りに切り換
    わった時点からの前記所定の期間において定張力を
    パイル織りに対応する設定値から地織りに対応すを設定
    値に向かって徐々に大きくするように変更させるととも
    に、前記所定の期間の経過後は、前記定張力を地織り
    に対応する設定値することを特徴とするパイル織機のパ
    イル経張力制御方法。
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