JPH09250056A - 無杼織機のよこ入れ方法およびよこ入れ装置 - Google Patents

無杼織機のよこ入れ方法およびよこ入れ装置

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JPH09250056A
JPH09250056A JP8066996A JP8066996A JPH09250056A JP H09250056 A JPH09250056 A JP H09250056A JP 8066996 A JP8066996 A JP 8066996A JP 8066996 A JP8066996 A JP 8066996A JP H09250056 A JPH09250056 A JP H09250056A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織機起動時の過渡状態のよこ入れ時には、不
必要なよこ糸牽引動作を中止する。 【解決手段】 測長貯留装置(4)とよこ入れ用のメイ
ンノズル(17)との間に、よこ糸(2)を接触させて
メインノズル(17)に向けてよこ糸(2)を繰り出す
方向に回転する加速用のローラ(15)を設けた無杼織
機のよこ入れ装置(1)において、織機起動後、所定期
間を経過するまでは上記ローラ(15)とよこ糸(2)
とを非接触状態でよこ入れを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、測長貯留装置とよこ入れ
用のメインノズルとの間に加速用のローラを設け、この
ローラの回転によってよこ糸をメインノズルの方向に繰
り出すよこ入れ技術に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平6−73171号公報は、ローラ
でよこ糸を牽引する形態のよこ糸牽引装置と、このよこ
糸牽引装置によこ糸を挟持および開放を切り換える切り
換え装置と、よこ入れノズルとを備えた織機で、織機起
動時にはこの切り換え装置の動作時期を通常運転時と異
なるように設定することを開示している。
【0003】また、実開平6−73172号公報は、織
機起動時にはよこ糸牽引装置のローラを所定速度に予め
回転させてから、織機を起動することを開示している。
【0004】
【従来の技術の問題点】上記の従来の技術によると、織
機起動時において、織機回転の立ち上がり速度とよこ糸
牽引装置の立ち上がり速度との整合性がなく、しかも織
機の負荷が1ピック毎に変化するため、よこ糸牽引装置
の最適な調整が困難であった。しかし、よこ糸牽引装置
は、本来、織機の高速運転時に不足するよこ糸搬送力を
補うものであって、織機起動時の過渡状態においては、
よこ入れ時間が充分に得られるため、よこ糸牽引装置が
不作動であっても、充分よこ入れ可能であり、本来、織
機起動時に不必要なよこ糸牽引装置の動作に対して調整
を行うことは時間の無駄である。
【0005】
【発明の目的】本発明の目的は、織機起動時の過渡状態
のよこ入れ時には、不必要なよこ糸牽引動作を中止する
ことである。
【0006】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明の方法は、
測長貯留装置とよこ入れ用のメインノズルとの間に、よ
こ糸を接触させてメインノズルに向けてよこ糸を繰り出
す方向に回転する加速用のローラを設けた無杼織機のよ
こ入れ装置において、織機起動後、所定期間を経過する
までは上記ローラとよこ糸とを非接触状態でよこ入れを
行う手段を講じている。
【0007】また、本発明のよこ入れ装置は、測長貯留
装置とよこ入れ用のメインノズルとの間に、よこ糸を接
触させてメインノズルに向けてよこ糸を繰り出す方向に
回転する加速用のローラと、このローラに対するよこ糸
の接触・非接触状態を切り換える部材とを設け、上記ロ
ーラにモータを、上記部材にアクチュエータをそれぞれ
連結し、これらのモータおよびアクチュエータを制御器
により制御するエアジェット織機のよこ入れ装置におい
て、上記の制御器を、運転信号が入力される上記モータ
を所定の回転速度で繰り出し方向に駆動する回転制御部
と、運転信号を入力される、予め設定された所定期間を
検出し、この所定期間にわたって禁止信号を出力する禁
止制御部と、織機の主軸の回転と同期した所定期間にわ
たってアクチュエータをよこ糸に対する接触方向に駆動
する駆動出力を発生すると共に、上記禁止信号の存在時
に駆動出力を出力しない駆動部とにより構成し、ヤーン
ガイドの動作を所定期間にわたって定常時と異なる動作
態様で制御するようにしている。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、無杼織機の1つであるエ
アジェット織機のよこ入れ装置1の概要を示している。
よこ糸2は、糸結び状態の複数の給糸体3から供給さ
れ、例えば固定ドラム式の測長貯留装置4に案内され
る。測長貯留装置4は、よこ糸2を回転ヤーンガイド5
の内部に引き込み、静止状態のドラム6の外周面で、係
止ピン7によりよこ糸2を係止しながら、回転ヤーンガ
イド5の回転によりドラム6によこ糸2を巻き付けるこ
とによって、よこ糸2を測長し、かつよこ入れ時点まで
貯留している。
【0009】なお、回転ヤーンガイド5は、駆動モータ
8によって回転駆動されるようになっており、また係止
ピン7は、ソレノイド9によって進退方向に駆動される
ようになっている。これらはいずれも主制御装置10に
よって制御されるようになっている。ちなみに、主制御
装置10は、織機の主軸11に連結されたエンコーダ1
2からの信号を入力して、後述の制御器33などを制御
するほか、図示しないアクチュエータを駆動するととも
に織機の動作を制御する。なお、主制御装置10には制
御データ設定/表示器13が接続されており、設定値を
主制御装置10に送り込むとともに、必要に応じて主制
御装置10から、例えば制御データやよこ糸到達タイミ
ング等の状態データを読み出して表示できる。
【0010】ドラム6の上のよこ糸2の一端は、図1の
ほか、図2に示すように、スイング式のヤーンガイド1
4の一端の孔、加速用のローラ15と案内用のローラ1
6との間を通り、よこ入れ用のメインノズル17の内部
に導かれている。よこ入れの開始時点で、係止ピン7
は、ソレノイド9によって駆動され、後退することによ
り、測長貯留状態のよこ糸2をドラム6の上で解舒す
る。
【0011】これと同時に、メインノズル17は、圧力
空気などの圧力流体21を噴射することによって、測長
貯留装置4で解舒されているよこ糸2を噴射流体に乗せ
て、たて糸18の開口19の中によこ入れする。このメ
インノズル17の噴射と同期して、複数グループのサブ
ノズル20は、飛走中のよこ糸2を加速する方向に圧力
流体22を噴射し、飛走中のよこ糸2の飛走を助ける。
【0012】なお、それぞれの圧力流体21、22は、
圧力源23、24から主制御装置10によって開閉制御
される電磁弁25、26を経てそれぞれメインノズル1
7、サブノズル20に所定の噴射期間にわたって供給さ
れる。
【0013】よこ入れされたよこ糸2は、反よこ入れ側
の先端に設けた光学的手段によりよこ糸を検知し糸信号
を出力するフィーラヘッド28、フィーラ29によって
検出され、よこ糸到達タイミングの信号として、主制御
装置10に送り込まれる。正常によこ入れされたよこ糸
2は、筬27によって筬打ちされた後、よこ入れ側でカ
ッター30により切断され、織布に織り込まれていく。
【0014】このよこ入れ動作中に、アクチュエータ3
1は、退避(後退)位置から進出位置まで回転移動する
ことにより、ローラ15に対してよこ糸2を接触・非接
触状態とする部材、つまりヤーンガイド14を回動によ
り進退させ、ローラ15、16の接触位置から引き離し
ていたよこ糸2をローラ15、16のころがり接触の位
置に挟み込まれるように移動させる。またモータ32
は、織機の運転中に加速用のローラ15を常時糸繰り出
し方向に所定の回転速度で回転させている。
【0015】このため、加速用のローラ15およびこれ
に接する案内用のローラ16は、織機の定常運転時に、
ころがり接触の位置に案内されたよこ糸2を挟み込ん
で、よこ入れ中に、よこ糸2をメインノズル17に向け
て加速しながら繰り出す。なおころがり接触したよこ糸
2は、よこ入れ時によこ入れ側に加速されるため、よこ
入れ時のメインノズル17、サブノズル20からの流体
噴射量を少なくできる。
【0016】これらの制御のために、制御器33は、主
制御装置10と連動し、アクチュエータ31の駆動や、
モータ32の回転を制御するが、織機起動後、所定期間
を経過するまでは、ローラ15とよこ糸2とを非接触状
態として、よこ入れを行うことにより、織機の起動初期
の立ち上がり時に加速用のローラ15をよこ糸2に対し
て作用させないことにより、従来の不都合を解消する。
【0017】次に、図3は、制御器33の具体例を示し
ている。制御器33は、回転制御部34、禁止制御部3
5および駆動部36などによって構成されている。回転
制御部34は、主制御装置10から出力される運転信号
を増幅器38を介して取り入れて織機の運転期間中に
駆動出力によってモータ32を所定の回転速度で繰り
出し方向に連続的に回転駆動する駆動制御器37により
構成されている。
【0018】また、禁止制御部35は、上記運転信号
を入力条件とし、織機の主軸11の回転を検出すること
により、織機起動後、予め設定された所定期間を検出
し、この所定期間にわたって禁止信号を出力する部分
であり、上記運転信号を入力とする反転増幅器39に
よってリセットされるフリップフロップ40、主軸11
に固定されたドグ45を近接スイッチ42により検出
し、その出力としてのピック信号を増幅する増幅器4
6からの信号および運転信号を入力としてカウンタ4
7にピック信号を送り込むアンドゲート41、カウン
タ47の計数値と設定器48によって予め設定された所
定期間に対応する設定値とを比較し、それらの一致時に
フリップフロップ40をセット状態とする比較器49に
よって構成されている。
【0019】さらに駆動部36は、織機の主軸11の回
転と同期して測長貯留装置4の解舒期間にわたってアク
チュエータ31をよこ糸2に対する接触方向に駆動する
駆動出力を発生するとともに、上記禁止信号の存在
時に駆動出力を出力させないためのものであり、ドグ
45の回転を検出する近接スイッチ43、44からのガ
イドオンタイミング信号、ガイドオフタイミング信号
をそれぞれ増幅する増幅器50、51、これらの増幅
器50、51の出力によってセットまたはリセット状態
となるフリップフロップ52、フリップフロップ40、
52の出力(禁止信号、ガイドタイミング信号)を
入力とするナンドゲート53、このナンドゲート53の
出力に応じてアクチュエータ31を駆動出力により操
作する駆動増幅器54によって組み立てられている。
【0020】次に、図4は、上記制御器33の動作を時
間軸の上で、主軸11のクランク角度と対応させて織機
の起動から定常運転に入るまでの一連の動作順序を示し
ている。織機の起動のために、“H”レベルの運転信号
が主制御装置10から与えられると、図示しない織機
の原動モータが駆動されて織機(主軸11)の回転数
は、所定の傾きで立ち上がり、1サイクル(360度)
回転するまでにほぼ定常な回転数に到達する。織機が起
動すると、1サイクル毎に、所定の期間にわたって、測
長貯留装置4は、貯留状態のよこ糸2を解舒し、またメ
インノズル17およびサブノズル20は、所定の噴射期
間にわたって圧力流体21、22を噴射することによ
り、解舒されたよこ糸をたて糸18の開口19の中によ
こ入れしていく。
【0021】一方、回転制御部34の内部の駆動増幅器
37は、“H”レベルの運転信号を入力として、モー
タ32に対して駆動出力を発生するので、モータ32
つまり加速用のローラ15の回転速度は、運転信号の
立ち上がりから最初のクランク角度0度までに目標の回
転数まで立ち上がる。また、近接スイッチ42は、主軸
11に固定されたドグ45を所定のクランク角度例えば
180度程度の位置で検出し、それをピック信号とし
て増幅器46を経てアンドゲート41に送り込んでい
る。したがって、アンドゲート41は、“H”レベルの
運転信号の存在下で、パルス状のピック信号をカウ
ンタ47に送り込んでいる。ここで、カウンタ47は、
そのピック信号を積算していく。
【0022】図4では、所定期間として、設定器48に
よって例えば設定値「1」が与えられている。したがっ
て、比較器49は、カウンタ47の積算値が設定値
「1」になった時点で、フリップフロップ40をセット
状態とする。なお、このフリップフロップ40は、運転
信号が“H”レベルに変化した時点で、反転増幅器3
9の出力の立ち下がりによって、リセット状態に設定さ
れている。したがって、フリップフロップ40の出力す
なわち禁止信号は、運転信号の立ち上がりから最初
のピック信号の発生時点に至る間で、“H”レベルに
設定されている。
【0023】一方、近接スイッチ43、44は、測長貯
留装置4がよこ糸を解舒する時期に合わせて適切に設定
される織機クランク角度でガイドオンタイミング信号
、ガイドオフタイミング信号を順次発生し、ピック
信号の発生位相に先行するクランク角度にわたって、
フリップフロップ52をセット・リセット状態とするた
め、フリップフロップ52は、ピック信号よりも早い
位相で、“H”レベルのガイドタイミング信号を発生
し、これをナンドゲート53の一方の入力端に送り込ん
でいる。ナンドゲート53は、他方の反転入力端で、フ
リップフロップ40の出力すなわち禁止信号を受け取
っているため、禁止信号が“H”レベルにあるとき、
すなわち織機の回転数が定常回転数に到達していないと
き、フリップフロップ52からのガイドタイミング信号
を増幅器54に送り込まない。
【0024】したがって、ヤーンガイド駆動部36は、
禁止信号が“H”レベルに設定されているとき、すな
わち織機の回転数が定常状態に達していない最初のよこ
入れサイクルで、駆動出力を発生せず、アクチュエー
タ31を非駆動状態として、待機(後退)位置においた
ままにしている。このため、測長貯留装置4とメインノ
ズル17の間で、よこ糸2は、加速用のローラ15に対
して非接触の状態となり、その回転によって加速されな
い。
【0025】しかし、織機の起動後、最初の1サイクル
が完了すると、織機の回転数が定常回転数に到達してお
り、このとき、カウンタ47の積算値が「1」となっ
て、設定値「1」と等しくなるため、比較器49は、フ
リップフロップ40をセット状態とし、禁止信号を
“L”レベルに転換させる。この結果、2サイクル以
降、ナンドゲート53は、フリップフロップ52の出力
としてのガイドタイミング信号を駆動増幅器57に送
り込んでいるため、駆動増幅器57は、ガイドタイミン
グ信号と同じ位相で駆動出力を発生する。
【0026】そこで、アクチュエータ31は、駆動出力
にもとづいて、ヤーンガイド14を待機位置から進出
位置へと回動させ、よこ入れ動作中に、よこ糸2をロー
ラ15、16の間に送り込み、加速用のローラ15に対
する接触によってよこ糸2をメインノズル17の方向に
繰り出す。
【0027】このようにして、制御器33は、所定期間
すなわちこの具体例の場合、最初の1ピックについてよ
こ糸2を加速用のローラ15に対して非接触の状態と
し、よこ糸2を加速せず、その後の続くよこ入れサイク
ルで、よこ糸2を加速用のローラ15に接触させて、メ
インノズル17の方向に加速し、メインノズル17の方
向に繰り出す。
【0028】なお、上記所定期間は、織機起動開始時か
ら経過時間、あるいは織機回転量(回転角度よこ入れピ
ック数)でもよい。もちろん上記所定期間は、織機の回
転数を検出する手段を備え、織機回転数が定常回転数に
達したことを検知した時点としてもよい。また、負荷の
問題により織機回転数の立ち上がりが遅ければ、これに
応じた設定値を設定器48に設定すればよい。
【0029】また、織機の起動時に、制御器33による
制御のほか、よこ入れ手段としてのメインノズル17や
サブノズル20の噴射圧力を変えたり、それらの噴射タ
イミングを遅らせたり、さらに測長貯留装置4からのよ
こ糸解舒タイミング(係止ピンの解舒(後退)、係止
(前進)タイミング)を遅らせるなどの制御を合わせて
実行してもよい。また、ウォータジェット織機、レピア
織機なども適宜応用が可能である。
【0030】また、ローラの構成には、例えば以下のも
のが考えられる。図5の例は、一定の速度で回転する一
対のローラ15、16に、二又状のヤーンガイド14に
より保持したよこ糸2をヤーンガイド14の平行移動
(進退)によりローラ15、16に対して接触・非接触
させる例である。また、図6の例は、一定の速度で回転
する1個の加速用のローラ15に対してヤーンガイド1
4を上下動(進退)させることによって、ヤーンガイド
14によって保持されたよこ糸2をローラ外周面に接触
・非接触の状態とする例である。さらに、図7の具体例
は、ヤーンガイド14を固定しておき、よこ入れ毎に上
側の案内用のローラ16を下降/上昇の動作を行い、こ
れに基づいて一定の速度で回転する加速用のローラ15
と、これに対してよこ糸2を接触・非接触状態とする部
材としてのローラ16との間でよこ糸2を挟み込み、加
速用のローラ15に対してよこ糸2を接触・非接触させ
る例である。
【0031】なお、ガイドオンタイミング信号は、基
準クランク角度例えば0度からの経過時間をオンディレ
ータイマを使用して発生させることもできる。また、ガ
イドオフタイミング信号は、オンタイミングあるいは
基準クランク角度からの経過時間をオンディレータイマ
を使用して発生させることもでき、またよこ入れ状況を
検知する信号例えば糸センサの使用による信号の出力
時、例えばフィーラ29から出力されるよこ糸2の到達
信号や測長貯留装置4から解舒されるよこ糸2を検知す
る図示しない解舒センサの糸検知時つまり所定巻き量の
糸解舒時によって発生させることもできる。なお、ガイ
ドオンタイミングは、よこ入れ時期に合わせて決められ
る。例えば測長貯留装置4がよこ糸2を解舒するタイミ
ングと同じタイミングで設定してもよいし、糸種によっ
ては、この解舒タイミングより遅らせるか、あるいは早
めるように設定してもよい。
【0032】
【発明の効果】本発明では、よこ糸牽引装置の調整つま
り織機起動時の過渡状態に対応して、よこ糸牽引装置を
調整する必要がないので、よこ入れ調整時間が短縮で
き、しかも起動初期のよこ入れに対する悪影響もなくな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】無杼織機のよこ入れ装置の説明図である。
【図2】よこ入れ装置の主要部分の説明図である。
【図3】制御器のブロック線図である。
【図4】制御器の動作タイムチャート図である。
【図5】加速用のローラの部分の他の例である。
【図6】加速用のローラの部分の他の例である。
【図7】加速用のローラの部分の他の例である。
【符号の説明】
1 エアジェット織機のよこ入れ装置 2 よこ糸 3 給糸体 4 測長貯留装置 10 主制御装置 11 主軸 14 ヤーンガイド 15 加速用のローラ 16 案内用のローラ 17 メインノズル 31 アクチュエータ 32 モータ 33 制御器 34 回転制御部 35 禁止制御部 36 駆動部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測長貯留装置(4)とよこ入れ用のメイ
    ンノズル(17)との間に、よこ糸(2)を接触させて
    メインノズル(17)に向けてよこ糸(2)を繰り出す
    方向に回転する加速用のローラ(15)を設けたエアジ
    ェット織機のよこ入れ装置(1)において、 織機起動後、所定期間を経過するまでは上記ローラ(1
    5)とよこ糸(2)とを非接触状態でよこ入れを行うこ
    とを特徴とする無杼織機のよこ入れ方法。
  2. 【請求項2】 測長貯留装置(4)とよこ入れ用のメイ
    ンノズル(17)との間に、よこ糸(2)を接触させて
    メインノズル(17)に向けてよこ糸(2)を繰り出す
    方向に回転する加速用のローラ(15)と、この加速用
    のローラ(15)によこ糸(2)を接触・非接触状態に
    する部材とを設け、上記ローラ(15)にモータ(3
    2)を、上記部材にアクチュエータ(31)をそれぞれ
    連結し、これらのモータ(32)およびアクチュエータ
    (31)を制御器(33)により制御する無杼織機のよ
    こ入れ装置(1)において、 制御器(33)を、運転信号を入力条件としてモータ
    (32)を所定の回転速度で繰り出し方向に駆動する回
    転制御部(34)と、運転信号を入力条件とし、予め設
    定された所定期間を検出し、この所定期間にわたって禁
    止信号を出力する禁止制御部(35)と、織機の主軸
    (11)の回転と同期した所定期間にわたってアクチュ
    エータ(31)をよこ糸(2)に対する接触方向に駆動
    する駆動出力を発生するとともに、上記禁止信号の存在
    時に駆動出力を出力しない駆動部(36)とにより構成
    することを特徴とするよこ入れ装置(1)。
  3. 【請求項3】 加速用のローラ(15)によこ糸(2)
    を接触・非接触状態にする部材を加速用のローラ(1
    5)に対して進退自在のヤーンガイド(14)により構
    成することを特徴とする請求項2記載のよこ入れ装置
    (1)。
  4. 【請求項4】 加速用のローラ(15)によこ糸(2)
    を接触・非接触状態にする部材を加速用のローラ(1
    5)に対して接離自在の案内用のローラ(16)により
    構成することを特徴とする請求項2記載のよこ入れ装置
    (1)。
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