JPS63275751A - パイルたて糸の張力制御方法およびその装置 - Google Patents

パイルたて糸の張力制御方法およびその装置

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JPS63275751A
JPS63275751A JP62111976A JP11197687A JPS63275751A JP S63275751 A JPS63275751 A JP S63275751A JP 62111976 A JP62111976 A JP 62111976A JP 11197687 A JP11197687 A JP 11197687A JP S63275751 A JPS63275751 A JP S63275751A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、パイルたて糸の張力をテリーモーシランとの
関連で積極的に制御する技術に関する。
なお、本明細書では、織機の送り出し装置から巻き取り
装置への方向を「前進」、その逆を「後退」と表現する
。また「ファストビック(FastPick)Jは、よ
こ糸を織り前までおさ打ちすることを言い、また「ルー
ズピック(Lose Pick )’Jは、よこ糸を織
り前までおさ打ちしないことを言う。
先行技術 特許出願人は、特願昭61−268317号の「織機の
送り出し装置」によって、パイルたて糸の送り出し時に
、張力制御系と速度制御系とを切り換えることを既に提
案している。上記制御によると、パイル形成の際に制御
系が張力制御から速度制御に切り、、換えられ、テンシ
ョンロールの変位によりパイルたて糸が低い張力で急速
に送り出される。この結果、パイル抜けがなく、所定長
のパイルが確実に形成される。
ところで、布移動式のパイル織機を例にとれば、制御系
が速度制御から張力制御に切り換えられるとき、速度制
御によるたて糸のゆるみ状態から張力制御に移行するた
め、その間でたて糸の張力値が急変するので、その後に
張力制御系が負荷変動により一時的に不安定な状態とな
る。すなわち、張力制御系が新たな目標値に応答する過
程で振動し、たて糸張力も目標値に対してしばらく振動
することになる。
また、張力制御状態で織り前がおさ打ち位置に向けて後
退する際、後退動作から後退停止状態に移行したとき、
そのテンションロールが運動時の慣性によって、必要以
上に変位しようとするため、このときにも制御系が一時
的に振動し不安定な状態となる。
これらの現象は、リード打ちやソード打ちなど、おさ移
動式のパイル織機についても同様に現れる。
このような動作は、制御特性上好ましくな(、またパイ
ル組織の形成にも悪影響を及ぼす。
発明の目的 したがって、本発明の目的は、速度制御と張力制御との
切り換わり時に、変位可能なテンションロールに制動力
を働かせ、各切り換わり過程での制御系の不安定な応答
状態を未然に防止することである。
発明の解決手段 そこで、本発明は、パイルたて糸のテンションロールの
制御を速度制御による位置制御過程から張力制御のため
のトルク制御過程に切り換わる間に、テンションロール
の支持手段に制動力を作用させることにより、テンショ
ンロールの変位t−一時的に停止させ、このあとに続く
張力制御を前の速度制御の影響を受けない状態で進めら
れるようにしている。
また、本発明は、位置制御過程からトルク制御過程に切
り換えられる過程のみならず、織り前の後退動作から後
退停止へ切り換わる過程、すなわ・ ちトルク制御から
位置制御に切り換えられる過程でも、テンションロール
の支持手段に制動力を作用させることにより、テンショ
ンロールに運動慣性によるオーバーシュートを発生させ
ないようにしている。
発明の構成 第1図は、本発明の張力制御装置1を示している。
多くのパイルたて糸2は、パイルビーム3の外周にシー
ト状に巻き付けられており、送り出しモータ4の回転に
よって、積極的に送り出され、定位置のガイドロール5
および変位可能なテンションロール6の外周に巻き掛け
られた後、製織の進行にともなって、織り前7の方向に
送り出される。
このテンションロール6は、支持手段としてのテンショ
ンレバー8の先端で回転自在に支持されている。そして
、テンションレバー8の基端部分は、織機のフレームな
どの定位置に対し支点軸9によって揺動自在に支持され
ている。この支点軸9は、サーボモータやトルクモータ
、あるいはロークリアクチュエータなどの駆動源11に
機械的に連結されている。もちろん、この駆動源11は
、入力電流にほぼ比例するトルクを発生し、これを支点
軸9に作用させることにより、テンションロール6を前
後方向に変位させ、パイルたて糸2に所定の張力を与え
る。
なお、上記の送り出しモータ4は、送り出しモータ駆動
部12の制御下に置かれている。この送り出しモータ駆
動部12は、位置検出器13によって、テンションレバ
ー8の変位を検出し、テンションレバー8を常に所定の
位置に保つように、送り出しモータ4を駆動し、パイル
たて糸2を製織の進行とともに織り前7の方向に順次送
り出していく。ここで、この送り出しモータ駆動部12
の制御特性は、通常、大きな時定数で応答する。
このため、1回転中の開口運動、または布10の移動あ
るいはパイル形成時の一時的なパイルたて糸2の張力の
変動は、送り出しモータ駆動部12の制御対象となって
いない。
一方、前記の駆動源11は、張力制御系として−の張力
設定部14、速度制御系としての速度指令部151、停
止指令部152、およびこれらの出力を入力とする駆動
制御部16によって制御される。そして、張力設定部1
4、速度指令部151および停止指令部152の出力端
は、それぞれスイッチング部17の入力側に接続されて
おり、それらの出力としての張力信号Tおよび速度信号
V1、v2は、択一的に駆動制御部16の入力となる。
第2図は、これらの接続関係を観念的に表している。
次に、前記の張力設定部14は、テンションロール6の
位置をテンションレバー8の位置から間接的に測定する
位置検出器18、これに接続された張力変化の係数a設
定用の張力設定器19、および基本的な張力の定数すを
設定するための張力設定器20からなっている。そして
、これらの張力設定器19.20は、加え合わせ点21
を介してスイッチング部17の例えばアナログ無接点式
のスイッチ22に接続されている。
また速度指令部151および停止指令部152は、2つ
のパルス発振器261.262を備えており、これらは
入力端で織機の主軸40に連結された共通の回転検出器
25、およびそれぞれ移動量の設定器241.242に
接続されており、また出力側でアップダウン形式のカウ
ンタ2711272のアップ入力端にそれぞれ接続され
ている。
そして、これらのカウンタ271.272は、出力側で
、それぞれ速度設定器281.282、スイッチング部
17のスイッチ331.332、共通の加え合わせ点2
9、速度指令部151および停止指令部152に共通な
速度増幅器30および出力電圧の上限設定用の調節器3
4を介しスイッチング部17のスイッチ23に接続され
ている。
なお、前記駆動源11に、タコジェネレータ31および
パルス発生器32が機械的に連結されており、タコジェ
ネレータ31は、加え合わせ点29に負帰還となるよう
に、接続されており、またパルス発生器32は、接点3
61.362を介して、カウンタ271.272のダウ
ン入力端にそれぞれ接続されている。
そして、上記スイッチ331.332.361.362
は、それぞれロジックデコード回路37.38によって
所定のタイミングで選択的にオンとなるように駆動され
る。すなわち、これらのロジックデコード回路37.3
8は、入力側で、回転検出器25に接続されており、主
軸40の所定の1回転中に、予め設定された回転角でこ
れらのスイッチ331.332.361,362Qオン
オフ状態を制御する。
またスイッチング部17のスイッチ22.23は、同様
にロジックデコード回路39によりオンオフ制御され、
出力側の部分で互いに接続されており、駆動制御部16
の加え合わせ点41および電流増幅器42を介して駆動
源11に接続されている。なお、電流増幅器42の出力
電流は、電流検出器43によって検出され、加え合わせ
点41にフィードバック量として負帰還されている。
発明の作用 織機の運転中に、製織が進行すると、織り前7が順次前
進方向に移動するため、パイルたて糸2の張力は、次第
に高められ、それにともなってテンションレバー8は、
支点軸9を中心として、第1図で反時計方向に回動する
。このテンションレ、!、、−8の変位は、位置検出器
13によって電気的な信号に変換され、送り出しモータ
駆動部12の入力信号となる。そこで、送り出しモータ
駆動部12は、テンションロール6の位置を判断し、送
り出しモータ4を駆動して、パイルたて糸2を送り出す
ことにより、織り前7の移動に追従しながら、パイルた
て糸2を順次前進方向に送り出していく。
今、パイル組織が例えば3本機タオルであるとすれば、
その組織の1mり返しは、3ピツク、すなわち織機の主
軸40の3回転ごとに行われる。
また、布移動式のタオル織りでは、おさ打ちの位置が常
に一定であるが、布10が前後に移動することによって
、おさ打ち位置と織り前7との間隔で必要な長さのパイ
ルが形成される。
第3図は、ある繰り返し周期中に、織機の回転数との関
係で、パイルたて糸2の開口状況、および布10の前進
および後退の移動状況との関係で、スイッチ22.23
.331332のオンオフ状態およびテンションロール
6の位置を示している。また第4図は、織り前7の前後
移動との関係で、テンションロール6の位置を示してい
る。
さて、パイルたて糸2の張力は、第3図および第4図に
みられるような布10の移動とパイルの形成との関係で
、1繰り返し周期で変化している。
なお、第4図中で、(1)の状態は、パイル形成の完了
と対応し、(2)(3)(4)の状態は、ルーズピンク
であり、また(5)(6)の状態は、ファストビックで
、この間にパイルを形成する。
そこで、本発明の張力制御袋yIr、lは、織り前7が
前進動作中のときに、速度指令部151を働かせ、駆動
源11を速度制御系によって駆動してから、停止指令部
152を作用させる。また、織り前7が前進位置で停止
しているときおよび後退勤作中のとき、張力制御装置1
は、張力設定部14を働かせ、パイルたて糸2の張力を
目標の張力値に保つため、張力制御系として駆動源11
に働く。
この選択的な切り換えのために、ロジックデコード回路
39は、主軸40の回転数を検知して、織機の回転区間
R1およびR3で、スイッチ23をオンの状態に設定し
ており、また回転区間R2で、スイッチ22をオンの状
態に設定している。
この結果、一連の制御は、下記のように行われる。
まず、パイル形成後、織機の回転区間R1では、ロジッ
クデコード回路37.38.39は、回転検出器25か
らの信号を入力し、織り前7が前方へ移動開始する所定
のタイミングを検出し、そのタイミングのときに、それ
ぞれスイッチ331、361.23をオンの状態に設定
する。同様に、パルス発振器261は、回転検出器25
からの信号を受け、織り前7が前進方向へ移動開始する
所定のタイミングを検出し、そのタイミングのときにテ
ンションロール6の前進方向への移動量を設定する設定
器241によって予め設定された移動量に見合うパルス
数のパルスを発生し、これをカウンタ271のアップ入
力端に出力する。その時点で、カウンタ271は、その
パルス数を順次計数していき、その計数値に比例した出
力を速度設定器281に与える。そして、この出力は、
速度設定器281によって、速度信号Vlとして、オン
状態のスイッチ331および加え合わせ点29を経て、
速度増幅器30の人力となり、そこで増幅された後、駆
動制御部16の入力となる。そこで、駆動制御部16は
、与えられた速度信号vtに対応する電流を発生し、駆
動源11を瞬時に駆動し、パイルたて糸2の張力をゆる
める方向にテンションレバー8を回動させ、テンション
ロール6を第3図(1)の状態から同図(2)の状態の
ように織り前7の前進スピードよりも早い速度で急速に
前進させ、テンションロール6を織り前7の前進量に対
応する位置まで変位させる(テンションロールの位置制
御過程)。このようにして、テンシロンレバー8は、織
り前7の前進に先行して移動し、パイルたて糸2を一時
的に、ゆるみ状態とする。この結果、パイルたて糸2の
張力がパイル抜けしない低い値に設定されるため、パイ
ルの形成は、確実である。
この間に、駆動源11の回転量は、パルス発生器32に
よってパルス数として検出され、カウンタ271のダウ
ン入力端に入力される。カウンタ271の計数値が0に
なった時、駆動制御部16は、速度指令部151からの
速度信号■1を失い、これに代わって停止指令部152
から計数値「0」に対応する停止信号Bを駆動制御部1
6に送り、駆動源11の回転駆動を停止させ、それに制
動力を作用させ(停止位置制御過程)。したがって、テ
ンションロール6は、所定の位置で、ただちに停止し、
制動状態に入る。このあとに、布10が前進し、その織
り前7が所定の位置まで移動すると、パイルたて糸2は
、ゆるみ状態から張り状態となり、設定値の張力に近づ
く。このように、テンションレバー8は、速度信号■1
で前進した後、停止信号Bでただちに停止し、停止時の
慣性を持たないため、必要以上に移動せず、ただちに安
定な停止状態となる。
次に、織機の回転区間R2では、ロジックデコード回路
39は、回転検出器25からの信号を入力し、織り前7
が前進位置で停止する所定のタイミングを検出し、その
タイミングのときにスイッチ22をオン、またスイッチ
23をオフの状態に設定する。したがって、駆動制御部
16に、目標の張力信号Tが入力される。すなわち、張
力設定部14は、目標の張力信号Tを発生し、スイッチ
ング部17のスイッチ22のオンによって、それを駆動
制御部16に送り込んでいる。ここで、張力信号Tは、
張力設定器19.20によって、式T=aS+bによっ
て表される。式中で、係数aは、直線の式の傾きに相当
し、張力設定器19によって、位置検出器18の位置信
号Sを分割する比であり、位置検出器18に対応した張
力変化を調整する。また、定数すは、基本張力に対応し
、張力設定器20によって予め自由に設定できる。
そして、この関係式は、一般的な直線の式ry=ax+
bJの式であるため、目標の張力信号Tは、任意の傾き
で、しかも任意の高さの直線の式として与えられる。1
、このように、駆動制御部16は、この張力信号Tを入
力として、トルクモータなどの駆動源11の駆動出力と
しての電流を変化させ、支点軸9に必要なトルクを付与
することによって、これをテンションロール6に作用さ
せ、トルクとパイルたて糸2との釣り合いにより、パイ
ルたて糸2の張力を目標の張力に設定してい<(トルク
制御過程)。このとき、テンションレバー8は、第3図
(3)(4)(5)に見られるように、パイルビーム3
からの送り出しに応じて、釣り合いのために時計方向に
回動することになる。
さらに、織機の回転区間R3では、ロジックデコード回
路37.38.39は、織り前7が後退動作を開始する
時点から後退位置で停止するまでの間の所定のタイミン
グを検出し、それぞれスイッチ332.362.23を
オンの状態に設定する。同時に、パルス発振器262は
、回転検出器25からの信号を受け、上記と同じ所定の
タイミングを検出し、その時点で移動量の設定器242
によって予め設定された移動量に見合うパルス数のパル
スを発生し、これをカウンタ272のアップ入力端に出
力する。
ここでは、移動量の設定器242に予めrOJを設定す
ることにより、カウンタ272のアップ入力端には、パ
ルス数「0」が入力され、速度増幅器30の入力側には
「0」の電圧が印加されることになる。そこで、駆動制
御部16は、駆動源11をただちに停止させ、それに制
動力を作用させる(停止位置制御過程)。したがって、
テンションレバー8は、先のトルク制御過程で、織り前
7の後退動作に伴って、たて糸の所定張力で釣り合うた
め後方へ移動していたのであるが、織り前7の後退停止
前の上記所定タイミングでただちに停止し、織り前7の
停止時に慣性をもたず、安定したたて糸張力状態が実現
できる。
このようにして、織機は、1繰り返しを完了し、次に新
たな繰り返しを同様に継続していくことになる。もちろ
ん、回転数O−1→2−0毎に、よこ糸44が1本ずつ
よこ入れされて行く。
このような駆動源11の回転中に、タコジェネレータ3
1は、駆動源11の回転速度に比例する信号を発生し、
これを加え合わせ点29に負帰還させているため、駆動
源11の回転速度は、必要以上に早くならない。
発明の変形例 上記実施例は、−例として、回転区間R3において、移
動量の設定器242に「0」を設定しておき、テンショ
ンロール6に制動のみを作用させたが、必要に応じて、
この制動に先立って、たて糸2を緩める方向、すなわち
テンションロール6を前方へ移動させる速度制御を行わ
せるようにしてもよい。なぜならば、この回転区間R3
は、パイル形成の区間であり、この織り前7の後退移動
時にパイルたて糸2に全く張力を与えないようにする方
が好都合であるが、織物種によっては、織り前7の後退
移動量(パイル長)に対して、パイルたて糸2の開口動
作によるたて糸長増加分の方が大きいため、制動のみで
はたて糸張力が増加してしまい、正規のパイル長が得ら
れなかったり、または、パイル抜けする場合もあるから
である。
この制動制御に先立つ速度制御は、設定器242に所望
の移動量を設定しておけば容易に実現できる。このとき
、速度信号v2は、前述の回転区間R1における速度信
号V1と同じ値に設定されていてもよい。このときのテ
ンションロール6の変位を第2図の2点鎖線で示す。
また、上記実施例において、回転区間R1、R3の各制
動期間は、速度制御系または張力制御系の終了時点から
、次の目標値の変化の時点まで継続すればよく、したが
ってその長さは適当に設定できる。
また、上記実施例において、各回転区間R1、R2、R
3を規制する各所定のタイミングは、織物の種類に応じ
て、適宜設定されるものであることはいうまでもない。
さらに、上記実施例は、テンションレバー8を支点軸9
によって回動自在に支持しているが、このテンションロ
ール6は、直線方向の案内手段によって、パイルたて糸
2に対して、張力の増減方向に変位可能な状態で支持し
ても良い。
発明の応用例 上記実施例は、パイル形成のサイクル(ファストピック
)に際して生ずる急激なパイルたて糸2の張力変動を抑
制することを主眼において、位置制御、トルク制御、お
よび停止位置制御の3つを組み合わせたものであるが、
これら3つの制御の切り換え時期は、上記実施例に限定
されるものではない。すなわち、上記パイル形成サイク
ル以外にも、例えばおさ打ち時や、たて糸開口時に生ず
る一時的な張力変動を抑制するために、必要に応じて、
適切な時期に、これら3つの制御を組み合わせて実施す
ることもできる。
発明の効果 本発明では、テンションロールの位置制御からトルク制
御に切り換わる過程で、駆動源に停止力が与えられるた
め、制御系が不安定にならず、またテンションロールの
必要以上の変位すなわちオーバーシュートが確実に防止
できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の張力制御装置のブロック線図、第2図
は要部のブロック線図、第3図は動作時のタイムチャー
ト図、第4図は織り前とテンションロールの位置関係の
説明図である。 ■・・張力制御装置、2・・パイルたて糸、6・・テン
ションロール、7・・mすtm、8・・テンションレバ
ー、9・・支点軸、14・・張力設定部、151・・速
度指令部、152・・停止指令部、16・・駆動制御部
、17・・スイッチング部、241.242・・設定器
、25・・回転検出器、261.262・・パルス発振
器、271.272・・カウンタ、281.282・・
速度設定器、30・・速度増幅器、331.332.3
61.362・・スイッチ、40・・主軸。 第2図 第3図 第4図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)テンションロールを支持手段により変位可能な状
    態で支持し、このテンションロールにパイルたて糸を巻
    き掛け、このテンションロールの位置変化によりパイル
    たて糸の張力を連続的に制御する機構において、パイル
    たて糸の張力が急激に変化するときにテンションロール
    を目標の速度でパイルたて糸張力の緩和方向に所定の位
    置まで強制的に変位させるテンションロールの位置制御
    過程と、パイルたて糸の張力を目標値に維持するときに
    テンションロールの回動中心に目標のトルクを作用させ
    るトルク制御過程と、所定の時期にテンションロールを
    所定の位置で停止状態に保持する停止位置制御過程とか
    らなることを特徴とするパイルたて糸の張力制御方法。
  2. (2)テンションロールを支持手段により変位可能な状
    態で支持し、このテンションロールにパイルたて糸を巻
    き掛け、このテンションロールの位置変化によりパイル
    たて糸の張力を連続的に制御する機構において、ファス
    トピック時にテンションロールを目標の速度でパイルた
    て糸の送り出し方向に所定の位置まで強制的に変位させ
    るテンションロールの位置制御過程と、ルーズピック時
    にテンションロールの回動中心に目標のトルクを作用さ
    せるトルク制御過程と、上記の各制御過程の少なくとも
    いずれかの切り換り時にテンションロールを所定の位置
    で停止状態に保持する停止位置制御過程とからなること
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のパイルたて糸
    の張力制御方法。
  3. (3)テンションロールを支持手段により変位可能な状
    態で支持し、このテンションロールにパイルたて糸を巻
    き掛け、このテンションロールの位置変化によりパイル
    たて糸の張力を連続的に制御する機構において、テンシ
    ョンロールを目標の速度でパイルたて糸張力の緩和方向
    に所定の位置まで強制的に変位させるための速度信号を
    出力する速度指令部と、テンションロールを所定の位置
    で停止状態に保持するための停止信号を出力する停止指
    令部と、テンションロールの回動中心に目標のトルクを
    作用させるための張力信号を出力する張力設定部と、上
    記速度指令部からの速度信号と上記停止指令部からの停
    止信号と上記張力設定部からの張力信号とを織機の回転
    と同期して1繰り返し周期の所定の回転角間でそれぞれ
    択一的に選択出力するスイッチング部と、このスイッチ
    ング部からの信号を入力として駆動出力を発生する駆動
    制御部と、この駆動制御部からの駆動出力を受けて上記
    支持手段をテンションロールの変位方向に駆動する駆動
    源とからなることを特徴とするパイルたて糸の張力制御
    装置。
  4. (4)テンションロールを支持手段により変位可能な状
    態で支持し、このテンションロールにパイルたて糸を巻
    き掛け、このテンションロールの位置変化によりパイル
    たて糸の張力を連続的に制御する機構において、織機の
    回転と同期してある1回転中の所定の回転角で速度信号
    および停止信号を発生する速度指令部と、目標のたて糸
    張力に対応する張力信号を発生する張力設定部と、ファ
    ストピック時に上記速度指令部からの速度信号を出力し
    、またルーズピック時に上記張力設定部からの張力信号
    をそれぞれ選択的に出力するスイッチング部と、このス
    イッチング部からの信号を入力として駆動出力を発生す
    る駆動制御部と、この駆動制御部からの駆動出力を受け
    て上記支持手段をテンションロールの変位方向に駆動す
    る駆動源とからなることを特徴とする特許請求の範囲第
    3項記載のパイルたて糸の張力制御装置。
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