JPS62184146A - 無杼織機の不良糸除去方法 - Google Patents

無杼織機の不良糸除去方法

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JPS62184146A
JPS62184146A JP2578386A JP2578386A JPS62184146A JP S62184146 A JPS62184146 A JP S62184146A JP 2578386 A JP2578386 A JP 2578386A JP 2578386 A JP2578386 A JP 2578386A JP S62184146 A JPS62184146 A JP S62184146A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術分野 本発明は、よこ入れ不良時に、その不良糸を杼道から抜
き取った後、織機を自動的に起動させるための自動修復
装置に関し、特に不良糸を巻取りながら抜き取るための
除去方法およびその装置に係る。
従来技術 自動修復に関する技術として、実公昭56−17503
号の考案がある。その考案は、よこ入れ不良のよこ糸を
繊り前より引き離して自由な状態としてから、よこ入れ
側のノズルおよび到達側の吸引手段によって、そのよこ
糸を再び杼道の中に正常な状態でよこ入れするようにし
ている。
上記考案では、一度よこ入れ不良糸としておさ打ちされ
たよこ糸が再び織布として織り込まれるため、織物の品
質上好ましくない場合がある。
一方、特開昭59−21757号の発明は、よこ入れ不
良時に、織布の礒り前からよこ糸を引き離した後に、吸
引ノズルの吸引作用や、ウェストローラの巻取り作用に
よって、不良糸を杼道から抜き取ることを示している。
しかし、その発明では、不良糸の引き取りに先立って、
不良糸を織布の織り前カミら引き離す工程が不可欠であ
り、そのために特殊な構造の引き離し手段が必要となる
そこで、特許出願人は、上記従来技術のような特殊な引
き離し手段を用いないで、不良糸を織り前から簡単に引
き抜くことを目的として、「不完全よこ入れ糸除去装置
」 (特願昭60−089720号)をすでに提案して
いる。その除去装置は、よこ入れ不良の発生時、すなわ
ちよこ止まり信号が発せられた時に、よこ入れノズルの
近くで、案内ノズルによって、不良糸につながったよこ
糸を飛走路から外れた位置に変位させ給糸側カッタを回
避、かつそのよこ糸を巻取り装置に案内した後、そのよ
こ糸をよこ入れノズルの先端側で切断してから、上記巻
取り装置で不良糸を巻取ることによって、不良糸を織り
前から開口寄りに手繰り寄せながら、引き抜くようにし
ている。
ところで、巻取り装置で不良糸を巻き取る際に巻取り速
度すなわち不良糸の引き抜き速度を一定とした場合、次
に述べる不利がある。すなわち、その引き抜き速度が比
較的大である場合では、よこ糸の引き抜き張力も大とな
り、引き抜き中に、不良糸が織り前の途中で切れてしま
うことがある。
反対に、このような途中での切れが生じないように、引
き抜き速度を低く設定すると、不良糸の引き抜きに要す
る時間が増大し、織機を再起動させるまでに要する時間
もこれに応じて長くなり、全体としての作業効率が低下
する。
発明の目的 ここに、本発明の目的は、不良糸の引き抜き時に、糸切
れのない状態で、迅速に不良糸の除去を行うことのでき
る無杼織機の不良糸除去方法およびその装置を提供する
ことである。
発明の概要 そこで、本発明は、不良糸を引き抜く引き抜き速度を変
化させることによって、不良糸の除去を行うように構成
されており、好ましくは引き抜き開始直後には低速、そ
の後高速で引き抜くように設定されている。特に、不良
糸の引き抜き速度は、糸の種類等に応じてあらかじめ設
定しておくことも可能であり、また引き抜き時のよこ糸
の張力に応答して変化させることも可能である。
発明の構成 第1図ないし第3図は、不良糸除去装置1の機械的な構
成を示している。この不良糸除去装置1は、主要部とし
て、案内ノズル2、カッター3および巻取り装置4を備
えている。
上記案内ノズル2は、よこ入れノズル5と給糸側の織布
6のよこ入れ側端部との間にあって、飛走路からはずれ
た方向、例えば斜め上方に向けられている。また上記カ
ッター3は、例えばよこ入れノズル5の先端部分で、筒
状のヤーンガイド7の近くに設けられている。なおこれ
らのカッター3およびヤーンガイド7は、適当な支持手
段によって、固定的に取り付けられている。
そして、上記巻取り装置4は、筒状のハウジング8の内
部で巻取り体9および回転体10を回転自在に支持して
いる。巻取り体9は、ロッド17で、ハウジング8内の
ストロークベアリング18によって、回転自在および軸
線方向に摺動自在に支持されており、かつその先端の中
心位置で、ブローノズル12を一体的に形成し、またそ
の外周部分で円錐状の巻取り面13を形成している。な
お上記ブローノズル12は、連通孔14および外周の連
通:a15によって、上記ハウジング8および滑り軸受
け1)に取り付けられた流体取り込み用の接続具16に
達している。またこの巻取り体9は、後端部分の中心位
置で、ロッド17を一体的に形成している。このロッド
17は、ハウジング8内のストロークベアリング18に
対し、軸線方向に摺動自在に支持されており、その先端
部分で、押圧シリンダー20のピストンロフト21に固
定された押圧体22と対応している。そして、このロッ
ド17は、スプリング受は兼用のスリーブ19とロッド
17の先端のスプリング受け23との間に設けられたコ
イルスプリング24によって、常に右方向に付勢されて
いる。この巻取り体9の右方向への移動量は、巻取り体
9とこれにあたるキャップ25によって規制されている
。左方向の移動量は回転体10と巻取り体9との接触に
よって決まる。なお、上記スリーブ19は、ハウジング
8の先端に取り付けられたキャップ25の内部で、玉軸
受け26により回転自在に支持されている。
また前記回転体10は、円錐状の巻取り面13と対応す
る部分で、円錐状窪みによる嵌り合い部28を一体的に
形成しており、その延長部の中空の回転軸29によって
、ハウジング8の内部で玉軸受け30により回転自在に
支持されている。なおこの玉軸受け30は、ハウジング
8の開口面に取り付けられたカバー31によって抜は止
め状態となっている。そしてこの回転軸29の内部は、
排出路32となっており、先端部分でトラソシュボック
ス33の内部に臨んでいる。またこの回転体lOは、そ
れに取り付けられたギヤ34aにより駆動モータ35の
ギヤ34bに噛み合い、その駆動モータ35から回転力
を受けて、スピードコントローラ59により、所定の速
度で駆動されるようになっている。
このようにして、上記の巻取り体9、および回転体10
は、ハウジング8の内部で、適当な空間を形成しながら
向き合っている。この空間部分で・ハウジング8は、交
差状態で案内筒36と組み合わせられている。この案内
筒36は上下の面で開口しており、中間部分よりほぼ下
方の案内孔37により、巻取り体9と回転体10との向
き合う空間内に通じている。なおこの案内筒36の上面
側開口面に、必要に応じて、じゃま板38が取り付けら
れている。そして、上記案内孔37の近くに、第4図お
よび第5図に示すように、センサー取り付は板39によ
ってセンサー40が取り付けられている。このセンサー
40は、例えば1つの投光体41と、2つの受光体42
によって構成されており、それらは案内孔37の中心に
向けて、互いに対称な状態で取り付けられている。
つぎに、第6図は、制御器43の構成を示して・いる。
上記センサー40は、増幅回路44を介し、比較回路4
5の一方の入力端に接続されている。
またこの比較回路45は、他方の入力端で、基準値の設
定器55に接続されており、出力側で直接アンドゲート
47、およびノット回路46を経てアンドゲート48の
一方の入力端に接続されている。また第1のタイマー4
9、および第2のタイマー50は、それぞれ巻取り開始
信号A、巻取り終了信号Bを入力とし、一定の時間1.
.1.のタイマー信号C,Dを発生するものであり、出
力側でそれぞれアンドゲート47.48の他方の入力端
に接続されている。そしてこれらのアンドゲート47.
48は出力側でオアゲート51の入力端にそれぞれ接続
されている。そしてこのオアゲート51は、ドライバー
52を介し、リレー53に接続されている。このリレー
53は、リレー接点54により織機の再起動を禁止する
ための信号、または不良糸の除去作業を中止するための
信号を発生する回路に組み込まれている。
発明の作用 つぎに、第7図は一連の動作の順序を示している。
正常゛なよこ入れ時に、よこ入れノズル5は、貯留状態
のよこ糸56を図示しない測長貯留装置から引き出し、
よこ入れタイミングでたて糸57の開口中に順次よこ入
れしていく。
ところが、よこ入れ不良が起こると、織機は、“H”レ
ベルのよこ止まり信号を受けた後、ブレーキを掛け、つ
ぎのサイクルで、自動的に停止する。このようなよこ入
れ不良は、図示しない公知のよこ糸フィーラーなどによ
ってよこ糸56の到達側の織り端部分で検出される。
一方、図示しないよこ糸測長貯留装置は、上記よこ止ま
り信号を受けた時点で、係止ビンによりよこ糸56を解
舒して、適当な長さのよこ糸56をよこ入れノズル5に
供給可能とする。このよこ糸56の長さは、少なくとも
、よこ入れノズル5から巻取り装置4の案内孔37まで
もたらされるに必要な長さであり、ドラム式よこ糸測長
貯留装置であれば、係止ビンによって、例えば1巻分だ
けのよこ糸56をドラム上で解舒することによって得ら
れ、また測長ローラ・空気貯留式のよこ糸測長貯留装置
であれば、よこ入れノズル5の上流側で、クランパーを
所定の時間だけ開放方向に動作させ、よこ糸56の保持
を一時的に開放することによって規制できる。
さて、織機によこ止まり信号が与えられた時点で、まず
案内ノズル2は、その先端から空気を噴射し、上記よこ
糸56をよこ入れノズル5と織布6との間でふきながし
、織布6の端部のカッター58による切断を避けるため
に、よこ糸56を巻取り装置4の筒状のヤーンガイド7
の内部に向けて移動させる。
これと同時に、巻取り体9は、外部から圧縮空気を取り
入れ、そ°のブローノズル12から、回転体10の排出
路32に向けて、空気を噴射し、その近くで負圧空気を
発生する。この結果、よこ糸56は、案内筒36の内部
に入り、つぎに案内孔37から、排出路32の内部に入
る。この間に、カッター58が切断動作を行っているが
、よこ糸56がそのカッター58の位置からずれている
ため、よこ糸56は切断されない。この結果、よこ糸5
6は、よこ入れノズル5と織布6との間で依然としてつ
ながったままとなっている。
この間に、織機は、つぎのサイクルで完全に停止した後
、自動的に逆転し、不良糸56aの織り前6aを開口状
態とする。この時点で上記案内ノズル2は、空気の噴射
を停止するが、巻取り体9は、そのブローノズル12か
らの圧縮空気の噴射をしばらくの間継続する。
ブローノズル12がら空気が噴射されている状態で、次
に押圧シリンダ20が動作し、そのピストンロッド21
を前進させることによって、押圧体22によってロッド
17を第1図および第2図でコイルスプリング24に抗
し、左方向に移動させる。このため、巻取り体9の円錐
状の巻取り面13は、回転体10の円錐状の嵌り合い部
28の部分に圧接し、それらの間でよこ糸56をはさみ
込んだ状態で保持する。これと同時に、カッター3が動
作し、よこ入れノズル5とヤーンガイド7との間で、よ
こ糸56をよこ入れノズル5の近くで切断する。
その後、駆動モータ35は、スピードコントローラ59
から、起動指令を受けて、自動的に起動し、回転体10
に回転運動を与える。このスピードコントローラ59は
、起動時点から、期間T0の間に、あらかじめ記憶して
いる速度パターンを時間の経過とともに読み出し、駆動
モータ35の回転速度を制御して行く。
この間に、巻取り体9は、その巻取り面13の先端部と
嵌り合い部28との嵌り合いによ′って、摩擦的な回転
力を受けて、回転体10と同じ速度で回転し、よこ糸5
6をその外周に順次巻取っていく。
さて、巻き取り速度すなわち不良糸の引き抜き速度は、
第8図から第12図に示されている。各図において、縦
軸■は不良糸の抜き取り速度、横軸Tは抜き取り時間を
それぞれ示している。
第8図では、抜き取り速度は、抜き取り開始かう期間T
 Iで一定のスピードv1であり、その後期間T2の間
スピードV、よりも大きな一定のスピードvtとなって
いる。そして、これらの和の期間T0の間、不良糸56
aの引き抜きが行われる。
次に第9図では、抜き取り開始から期間T1の間一定の
増加率で変化するスピード■1で立ち上がり、その後期
間T2の間スピード■1の最大値である一定のスピード
■2にて不良糸の引き抜きを行う。上記第8図および第
9図においては、いずれも初期の抜き取り速度は、後半
のそれよりも小さく設定され、引き抜き初期の摩擦抵抗
に対処している。また後半の抜き取り速度は、時間短縮
のために、大きく設定しである。
そして、第1O図では、抜き取り開始から期間T、の間
、一定のスピードV、にて、その後期間T2の間一定ス
ピードv2にて、さらにその後期間T3の間一定スピー
ドv3にて不良糸の引き抜きを行う。ここで、V、<V
、<V、となっている。
上記第8図および第1O図において、期間T。
から期間T2あるいは続く期間T、への切り換わり時に
、引き抜き速度が急激に変化しているが、よこ糸56の
張力変動が大きく、これが衝激となって不具合であるな
ら、その切り換わり期間に滑らかな速度緩和曲線などが
設定される。
上記いずれの場合も、引き抜きの開始時には、不良糸5
6aがたて糸57から大きな抵抗を受けるため、比較的
ゆっくりと引き抜きを開始し、後に引き抜き速度を増加
させている。したがって、織り前における不良糸56a
は、初期に切れることなく、短時間で引き抜かれ、回転
体10に巻き取られる。特に、第9図の場合には、よこ
糸56の張力を徐々に増加できるために、よこ糸56は
、切れに<<、第10図の場合には、不良糸56aが織
り前6aから完全に離脱し、糸切れのおそれのなくなっ
た期間T3にきわめて早いスピードですみやかによこ糸
56の巻き取りを終了できる点で優れている。
第1)図では、抜き取り開始から期間T、の間、一定の
増加率で変化するスピードVlで、その後期間T2の間
、スピードV1の最大値である一定のスピードv2によ
り、さらにその後期間T、の間一定の減少率で変化する
スピード■、にて、不良糸56aの引き抜きが行われる
。期間T3では、引き抜き速度が低下するが、たて糸が
がりにょるよこ入れ不良が生じた場合にも、糸切れを防
ぐためには、このように期間T、でゆるやかに引き抜く
ことが望ましい。
さらに第12図においては、抜き取り開始から期間T、
の間、一定のスピードVIで、その後徐々にスピードを
上げてゆき、期間T2の終了時まテスヒードV:で、さ
らにその後徐々にスピードを下げて期間T、の終了まで
スピードV、にて不良糸56aの抜き取りが行われる。
以上、種々の引き抜き速度の変化状況について説明した
が、これらは使用される糸の種類等に応じて選択される
。これらの制御で、すべてに共通した点は、少なくとも
引き抜き開始後のしばらくの間は比較的遅い速度で引き
抜く点にある。この巻取りによって、不良糸56aは、
織布6の織り前6aから引き抜かれる。
この引き抜き過程で、不良糸56aの引き抜き方向が、
織り前6aの延長線よりもたて糸57の開口寄りで、し
かもたて糸57に擦れないような方向に設定されている
ため、その不良糸56aは、織り前6aから開口側に引
き離されながら小さな抵抗で引き抜かれてい(。このよ
うな不良糸56aの引き取り方向は、ヤーンガイド7の
設置位置、あるいはこのヤーンガイド7を設置しないと
きは、巻取り装置4の設置位置、すなわち引き抜き方向
を規制する案内筒36の設置位置を織り前6aの延長線
よりも開口寄りに設定することによって可能となる。
このようにして、巻取り体9および回転体1゜は、巻取
り面13の外周で、不良糸56aをコイル状に巻取って
いく。この巻取り動作の一定の時間の経過の後に、駆動
モータ35は、自動的に停止する。またそれに先立って
、押圧シリンダ2゜がそのピストンロッド21を後退さ
せるため、巻取り体9は、コイルスプリング24によっ
て後退方向に移動し、円錐面状の巻取り面13を嵌り合
い部28から離れさせる。これと同時に、ブローノズル
12は、再び空気を噴射し、巻取り面13に巻き付けら
れた不良糸56aを嵌り合い部28に向けて吹きとばし
、中空の回転軸29の内部、すなわち排出路3゛2を経
て、トラッシュボソクス33の内部に排出する。このよ
うな不良糸56aの抜き取り作業が完了した時点で、織
機は、さらに必要な角度だけ自動的に逆転し、その後に
自動運転指令を受けて、正規の製織動作を開始する。
この一連の除去動作の間に、センサー40は、不良糸5
6aの案内孔37への入り込みを光電的に検知し、検知
信号Eを発生している。そしてこの検知信号Eは、増幅
回路44によって増幅され、比較回路45の一方の入力
端に入力される。そこで、この比較回路45は、あらか
じめ設定された基準値Fと検知信号Eとを比較し、糸有
り状態のときに“H”レベルの比較信号Gを発生し、こ
れをノット回路46によって反転しながらアンドゲート
48に送り込んでいる。
一方、第1のタイマー49は、適当なタイミングで、“
H”レベルの巻取り開始信号Aを受けて、あらかじめ定
められた時間1.たけ“H″レベルタイマー信号Cを出
力し、これをアンドゲート48の他方の入力端に与えて
いる。したがって、タイマー信号Cが“H”レベルの間
に、もし、比較回路45から糸無し状態の出力、つまり
“L”レベルの比較信号Gが出力されると、アンドゲー
ト48は、“H”レベルの出力信号を発生し、オアゲー
ト51を介し、ドライバー52を駆動する。
このため、リレー53は、そのリレー接点54を閉じる
ことよって、織機の制御装置側に再起動禁止、あるいは
不良糸取り除き中止のための指令を発生し、巻取り動作
を中止させる。この状態は、糸案内の不良、あるいは糸
切れ事故と対応している。
また第2のタイマー50は、巻取り動作の終了後、巻取
り終了信号Bを受けた時点で、所定の時間T Zにわた
って、“H”レベルのタイマー(8号りを発生している
。このタイマー信号りは“H”レベルの間に、比較回路
45から、糸有り状態の出力、つまり“H”レベルの比
較信号Gが出力されると、上記と同様に、リレー53を
動作させ、そのリレー接点54を閉じることにより、上
記の再起動禁止、あるいは不良糸除去動作中止指令を発
生する。この状態は、糸巻取り不良あるいは糸切れと対
応している。
なお上記巻取り開始信号A、および巻取り終了信号Bは
、例えば駆動モータ35のオンオフの変化時点に発生す
るように設定されている。
上記実施例は、センサー40を最も理想的な検知位置と
して、案内筒36の内部で案内孔37の位置に取り付け
られているが、そのセンサー40の取り付は位置は、そ
の他の部分、例えばヤーンガイド7などの部分に取り付
けられていてもよい。
また、上記実施例では、センサー40は1つの投光体4
1と2つの受光体42によって構成しているが、よこ糸
検出精度を高めるために必要に応じて複数個の投光体4
1あるいは、受光体42で構成してもよい。
発明の変形例 上記実施例において、よこ糸の引き抜き速度は、あらか
じめ定められた複数の設定スピードに応答して順次変化
するように構成されている。
次に示す本発明の変形例においては引き抜き速度はよこ
糸の張力に応答して変化する。
第13図の例においては、不良糸除去装置1内の可変速
型の駆動モータ35を制御するスピードコントローラ5
9に、張力センサー60の出力信号と所定の基準値とを
比較する比較器61の出力信号が供給されており、これ
らによってフィードバックループが構成されている。
第14図は、第13図のものでの特性図、すなわちよこ
糸56の張力Sと引き抜き速度■との時間経過に伴う変
化状態を例示している。引き抜き開始後、時刻Tcまで
は引き抜き速度Vを徐々に増加させ、それに伴って張力
Sも増加している。
そして、時刻Tcにおいて、張力Sが所定値を越えたこ
とを比較器61が検出し、スピードコントローラ59に
対して減速指令を供給する。その結果、引き抜き速度V
が低下し、それに伴って張力Sも減少する。その後は、
スピードコントローラ59にあらがしめ設定された一定
スピードで、所定時間引き抜きを行った後に、徐々に引
き抜き速度を減少させて、最終的には引き抜きを停止さ
せている。
第15図は、他の変形例を示している。この実施例にお
いて、駆動モータ35としてステンピングモータが使用
されており、その駆動回路62には、周波数制御回路6
3がらの出力信号が供給されている。周波数制御回路6
3には、自動補修制御回路64および比較器61がらの
信号に応じて周波数設定を行う周波数設定器65の出力
信号が供給されている。周波数設定器65には、あらか
じめ、一定の周波数、駆動モータの立ち上がり時の周波
数変化率および立ち下がり時の周波数変化率が設定され
ており、これらの各設定値に応答して周波数設定器65
の出力信号は決定される。
よこ入れ不良が生ずると自動補修制御回路64から周波
数設定器65へ動作信号が供給され、その結果、駆動モ
ータ35は、所定の立ち上がり率で回転数を増し、所定
の一定周波数で回転を続ける。不良糸の巻き取り張力を
検出する張力センサー60からの出力信号が、比較器6
1にて、あらかじめ張力設定器66に設定された許容張
力に対応した信号と比較され、張力が許容張力を越える
と比較器61は、周波数設定器65に減速信号を与える
。減速信号が入力されると、周波数設定器65は、所定
の立ち下がり率で駆動モータの回転を低下させる。張力
が所定の値以下になると、比較器61からの減速信号は
、停止し、周波数設定器65は、再び所定の立ち上がり
率で駆動モータ35の回転を増加させる。その後、不良
糸56aの巻き取りが終了すると、自動補修側J’f1
)回路64からの巻き取り終了信号周波数設定器65に
供給され、所定の立ち下がり率にて駆動モータ35の回
転が停止するまで制御を行う。上記動作は、第16図に
おいて、駆動モータ35の回転数に対応した駆動回路6
2の出力周波数の変化として示されている。
なお、張力センサー60を用いた場合に、フィードバッ
クサーボにより張力を常、に一定とするように駆動モー
タ35を制御することも可能である。
発明の効果 本発明においては、不良糸の引き抜き速度を変化させて
いるために、不良糸の引き抜きの際に不良糸が途中で切
れることがなくなる。また不良糸の引き抜きに要する時
間を相対的に短縮することが可能となるために、不良糸
除去の迅速化を図ることができる。したがって、自動修
復機能の無人化を行った場合でも確実な動作が期待でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の不良糸除去装置の平面図、第2図は同
装置の垂直断面図、第3図は第2図の■−m線での断面
図、第4図はセンサーの取り付は部分の拡大断面図、第
5図はセンサーの拡大正面図、第6図は制御器のブロッ
ク線図、第7図は動作時のタイムチャート図、第8図な
いし第12図は抜き取りスピードを示した図、第13図
は本発明の変形例を示すブロック図、第14図はその変
形例の動作を示す波形図、第15図は他の変形例を示す
ブロック図、第16図は他の変形の動作を示す波形図で
ある。 1・・不良糸除去装置、2・・案内ノズル、3・・カッ
ター、4・・巻取り装置、5・・よこ入れノズル、6・
・織布、7・・筒状のヤーンガイド、9・・巻取り体、
10・・回転体、12・・ブローノズル、20・・押圧
シリンダ、22・・押圧体、24・・コイルスプリング
、32・・排出路、35・・駆動モータ、36・・・案
内筒、37・・案内孔、40・・センサー、43・・制
御器、45・・比較回路、46・・ノット回路、47.
48・・アンドゲート、49・・第1のタイマー、50
・・第2のタイマー、51・・オアゲート、53・・リ
レー、54・・リレー接点、56・・よこ糸、57・・
たて糸、59・・スピードコントローラ、60・・張力
センサー、61・・比較器、65・・周波数設定器。 第7図 第3図 第4図 第6図 第7図 第8図 第9図 第70図 V。 第 7ノ 図 第72図 第73図 、77 第74図 /c    r

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)よこ糸を杼道の中によこ入れするよこ入れノズル
    と、よこ入れ不良を検出する検出手段と、上記検出手段
    によりよこ入れ不良が検出された際に不良糸を織り前か
    ら引き抜くよこ糸除去手段とを有する無杼織機の不良糸
    除去装置において、上記よこ糸除去手段は上記不良糸を
    引き抜く引き抜き速度を変化させることを特徴とする無
    杼織機の不良糸除去方法。
  2. (2)上記よこ糸除去手段は、あらかじめ定められた複
    数の設定スピードに応答して順次上記引き抜き速度を変
    化させることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
    無杼織機の不良糸除去方法。
  3. (3)上記不良糸除去手段は、引き抜き時における上記
    不良糸の張力が所定値を越えないように上記引き抜き速
    度が変化することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の無杼織機の不良糸除去方法。
  4. (4)よこ糸を杼道の中によこ入れするよこ入れノズル
    と、よこ入れ不良を検出する検出手段と、上記検出手段
    によりよこ入れ不良が検出された際に不良糸を織り前か
    ら引き抜くよこ糸除去手段とを有する無杼織機の不良糸
    除去装置において、上記不良糸除去手段は、不良糸の張
    力を検出する張力センサーと、上記張力センサーの出力
    信号を基準信号と比較する比較手段と、上記比較手段の
    出力に応答して回転数が変化するモータとを含むことを
    特徴とする無杼織機の不良糸除去装置。
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