JP3354490B2 - 緯糸処理装置 - Google Patents
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Description
供給される緯糸の不良部分を除去するための緯糸処理装
置に関する。
入れに先立ち、緯糸が巻き付けられるドラムと該ドラム
に緯糸を巻き付けるべくドラムの軸線の周りに回転可能
に配置されたヤーンガイドとを備える測長貯留装置に貯
留される。前記測長貯留装置のドラムに巻き付けられる
ことによって貯留された緯糸は、その後、緯入れノズル
により引き出され、緯入れされる。
用される給糸体の外層部分、使用中の給糸体の内層部分
(ボビンに近い部分)、または、使用中の給糸体と予備
の給糸体との継ぎ目などは、緯入れされることなく不良
部分として緯糸処理装置を介して排出される。
前記緯入れノズルから射出された緯糸を吸引するための
サクションノズルとを備える(特開平2−277854
号)。この緯糸処理装置によれば、使用中の給糸体の内
層部分、継ぎ目および予備の給糸体の外層部分を排出す
るために、緯入れノズルとサクションノズルとを作動さ
せ、この間に係止ピンをドラムから強制的に後退させた
状態でヤーンガイドを連続的に回転させて緯糸をドラム
に巻き付け、その一方で巻き付けられた緯糸を緯入れノ
ズルによって前記ドラムから引き出していた。
センサが作動するまでの時間を監視し、その時間がタイ
マの設定値より長いときには、排出途中に糸がかりや糸
詰まり、あるいは糸切れが発生したと判断して警報を出
力するようにしている。
ときは、内層部分および継ぎ目を排出するのに必要な時
間よりも設定値を長くする必要があるから、排出途中、
仮に糸がかりや糸詰まり、あるいは糸切れといった異常
が生じたとしても警報を出力する時期が遅れてしまう。
警報の出力後、作業者による修復を経て織機が再起動さ
れるから、それだけ織機の再起動が遅れるという問題が
あった。
における糸掛かりや糸詰まりを迅速に検出する緯糸処理
装置を提供することにある。
るための本件発明に係る緯糸処理装置は、給糸体からの
緯糸をドラムに巻き付けるヤーンガイドおよびドラムに
進退可能に設けられた係止ピンを有する測長貯留装置
と、ドラムから緯糸を引き出す空気式牽引手段と、ドラ
ムから解舒される緯糸をその解舒毎に検出してパルス状
の検出信号を出力する解舒センサと、給糸体の緯糸を排
出すべく前記係止ピンを後退させた状態で緯糸をドラム
に巻き付けながら前記空気式牽引手段を作動させる制御
手段と、緯糸の排出中に前記解舒センサからの検出信号
を入力し、該検出信号の発生間隔が設定値を超えたとき
に異常信号を出力する監視手段とを備えることを要旨と
する。
排出時における解舒センサからの検出信号の発生間隔よ
りも若干長めの短い時間とすることができる。よって、
たとえ排出中に緯糸が途中で引っ掛かったり、緯糸が団
子状となって緯入れノズルや緯糸牽引手段を通過できな
くなってドラムから解舒されない事態が生じても、これ
を迅速に検出して異常信号を出力することができる。し
たがって、その後の修復も迅速に行われることになるか
ら、織機を再起動するまでの時間を充分に短縮できる。
次回の検出信号の入力時点までの時間が設定値を越えた
ときに異常信号を出力することができる。
出信号の入力時点までの時間を順次監視することになる
から、緯糸の排出に異常が生じると直ちに異常信号を出
力することができる。
る所定数の検出信号のうち最初の検出信号の入力時点か
ら最後の検出信号の入力時点までの時間が設定値を越え
たときに異常信号を出力することができる。この監視手
段は、所定数の検出信号を入力する毎に最初の検出信号
の入力時点から最後の検出信号の入力時点までの時間が
設定値を越えているか否かを監視していく。
ば、正常な排出中に、隣接する各2つの検出信号の発生
間隔がばらついていずれかの2つの検出信号において発
生間隔が一時的に大きくなっても、誤って排出異常と判
断することを防止することができる。
力される検出信号の数が閾値を下回ったときに異常信号
を出力することができる。
出信号の発生間隔が増大するから、所定時間内に入力さ
れる検出信号の数が減少して閾値を下回る。これによっ
て排出の異常を検出することができる。
をNとし、実際に所定時間T1内にP(P<N)個の検
出信号が入力された場合を想定すれば、監視手段は、P
個の検出信号のうち隣接する各2つの検出信号の発生間
隔の平均値T/(P−1)がT/(N−1)を越えたと
きに異常信号を出力するという動作を実質的に行ってい
る。
実施の形態を説明する。
a、12bから引き出し一時的に貯留するための測長貯
留装置14と、空気式牽引手段としてのイジェクタノズ
ル36と、給糸体12a、12bに対応して設けられた
糸量センサ8a、8bと、継ぎ目センサ9と、解舒セン
サ46と、制御手段32および監視手段70とを備えて
なる(図1)。
タ23によって回転駆動されるヤーンガイド20および
係止ピン26とを組み合わせてなる。製織中、ヤーンガ
イド20内を引き通された緯糸10は、ドラム22の外
周に所定巻数に亘って巻き付けられる。さらに、緯入れ
の開始に際して緯糸10は、係止ピン26の後退によっ
てドラム22上における係止状態を解除され、緯入れノ
ズル16を経て緯入れされる。緯糸10はバルーンを描
きながらドラム22から解舒される。このとき、解除セ
ンサ46によってドラム上の巻数を1単位として緯糸1
0の長さを計測し、所定長さの解舒時には、係止ピン2
6を元の係止位置に復帰する。
て、正常に緯入れされた緯糸10の先端がわずかに到達
しない位置に設けられている。イジェクタノズル36
は、経糸の開口部分に向けて開口している。イジェクタ
ノズル36の後部には緯糸案内管37を介して回収箱3
9が連結されている(図1)。また、イジェクタノズル
36には、圧力制御弁74、電磁開閉弁76を介して圧
力空気源73が接続されている(図2)。なお、製織
中、電磁開閉弁76が閉じられ、イジェクタノズル36
は不作動状態におかれている。
れた給糸体12a、12bの近傍にそれぞれ設けられ、
給糸体12a、12bの緯糸10が残り少なくなったこ
とを検出することができる。糸量センサ8a、8bの検
出信号は図示しない織機制御装置に出力される。また、
継ぎ目センサ9は、給糸体12a、12bの間に設けら
れ、テールエンドされた緯糸10の継ぎ目が引出された
ことを検出する。
2および設定器94を備えてなる。カウンタ92には、
継ぎ目センサ9、解舒センサ46および設定器94が接
続されている。制御部90には、カウンタ92が接続さ
れるとともに、織機制御装置からの排出準備指令および
排出指令が入力されるようになっている。さらに、制御
部90からは、動作制御信号および排出終了信号が出力
される。この動作制御信号は、係止ピン26のソレノイ
ド27、電磁開閉弁76およびモータ23へそれぞれ出
力され、排出終了信号は、織機制御装置へ出力される
(図4)。
ガブルバイブレータ82、時定数設定器84、ノット回
路86およびアンド回路88とを組み合わせてなる。リ
トリガブルバイブレータ82は、織機制御装置からの排
出指令および解舒センサ46からの解舒パルス信号をア
ンド回路80を介して入力し、時定数設定器84により
設定された監視時間Tにわたってハイレベル信号をノッ
ト回路86へ出力する。アンド回路88は、ノット回路
86の出力信号および排出指令を入力し、両者がハイレ
ベルのとき異常信号を出力するものとする(図3)。
残り少なくなったとき、糸量センサ8aが作動し、検出
信号が織機制御装置へ出力される。検出信号は織機停止
信号として使用されるから、織機制御装置は、検出信号
を入力したサイクルにおける所定の主軸回転角(350
°)で織機の主軸に制動をかける。これと同時に、制御
部90へ排出準備指令を出力する。織機は、次のサイク
ルの所定の主軸回転角(300°)付近で停止する。制
御部90は、排出準備指令を入力すると、係止ピン26
のソレノイド27へ動作制御信号を出力することによ
り、織機の慣性運転中の緯入れ時に、1ピック分より長
い緯糸、例えば1巻分余計に緯糸10をドラム22から
解舒させる。さらに、制御部90は、排出準備指令を入
力したときに、電磁開閉弁76を開状態とし、イジェク
タノズル36に吸引力を発生させる。
計に緯糸を解舒することにより、緯入れノズル16およ
び図示しない補助ノズルによって送られた緯糸10の先
端は、イジェクタノズル36に達し、吸引される。な
お、織機制御装置は、慣性運転中に緯入れされた緯糸が
切断されないように給糸カッタを不作動としている。
の主軸を120°程逆転させて経糸を開口状態とした
後、制御部90および監視手段70へ排出指令を出力す
る。制御部90は、排出指令を入力すると、緯入れノズ
ル16の常時噴射を停止させるとともに、係止ピン26
を強制的に後退させる。さらに、モータ23を作動させ
てヤーンガイド20を連続回転させる。ドラム22には
緯糸が巻き付け状態で残っているから、係止ピン26を
後退させた状態でヤーンガイド20を回転させると、直
ちにドラム22に緯糸が巻き付けられる。一方、緯糸1
0は、イジェクタノズル36の吸引力によりドラム22
から引き出され、回収箱39に排出されていく。排出中
ドラム22上には緯糸が保持されている。
糸10が全て引き出されると、継ぎ目を介して給糸体1
2bの緯糸10が自動的に引き出される。継ぎ目の引き
出しは継ぎ目センサ9によって検出され、検出信号が、
制御手段32のカウンタ92のセット入力端へ出力され
る。これを受けて、カウンタ92は、カウント値をリセ
ットするとともに、解舒センサ46から緯糸検出信号で
ある解舒パルス信号を入力し、パルス数をカウントし始
める。カウンタ92は、カウント数が設定器94に設定
された値と一致したときに、カウントアップ信号を制御
部90に出力する。制御部90は、カウンタ92からカ
ウントアップ信号が入力されるまで排出動作を継続する
から、この間に給糸体12bの外層部分の緯糸10を所
定の量だけ排出することができる。
したとき、排出終了信号を織機制御装置へ出力するとと
もに、モータ23を停止させてヤーンガイド20による
緯糸の巻付けを停止させる。その後、ドラム22上の緯
糸10が全て解舒されるに充分な時間が経過した後に、
制御部90は、係止ピン26を前進させるとともに、電
磁制御弁76を閉状態とし、さらに、緯入れノズル16
の常時噴射を復帰させる。このとき、緯糸10は、ヤー
ンガイド20から緯入れノズル16へ直接つながった状
態となっているから、そのままモータ23を所定量だけ
回転させれば、所定量の予備巻きを行うことができる。
織機制御装置は、排出終了信号を入力すると排出指令を
停止する。
ている間、解舒センサ46からの解舒パルス信号の発生
間隔を監視する。すなわち、アンド回路80は、排出指
令を入力している間、解舒パルス信号をリトリガブルバ
イブレータ82へ出力する。リトリガブルバイブレータ
82は、解舒パルス信号を入力する毎に監視時間Tにわ
たってハイレベル信号をノット回路86へ出力する。前
記ハイレベル信号は、ノット回路86で反転されローレ
ベル信号となる。緯糸10の排出中、緯糸10が経糸や
補助ノズルまたはその他の部材に引っ掛かることなく引
き出されれば、解舒パルス信号が設定値としての監視時
間Tより短い間隔で順次入力される。言い換えれば、各
解舒パルス信号の入力時点から次回の解舒パルス信号の
入力時点までの時間が監視時間T以下となる。したがっ
て、リトリガブルバイブレータ82から常時ハイレベル
信号が出力され、ノット回路86の信号はローレベルに
維持される。そして、排出の正常な終了とともに排出指
令が停止するので、それ以降に解舒パルス信号が入力さ
れなくてもアンド回路88から異常信号が出力されるこ
とはない。
制御装置は、排出指令を停止し、織機を再起動させる。
このとき、緯糸10は、緯入れノズル16からイジェク
タノズル36へ連なった状態となっているが、織機の起
動が行われると、次の切断タイミングで図示しない給糸
カッタによって緯入れノズル16から切り離され、さら
に、起動後しばらくして反給糸側の図示しない捨耳カッ
タによってイジェクタノズル36から切り離される。
生じると、引き出しが中断され、次の解舒パルス信号が
監視時間T以内に出力されなくなる。言い換えれば、解
舒パルス信号の入力時点から次回の解舒パルス信号の入
力時点までの時間が監視時間Tを越える。したがって、
トリガブルバイブレータ82からの信号がローレベルと
なり、ノット回路86からハイレベル信号が出力され
る。アンド回路88は、排出指令とともにノット回路8
6からハイレベル信号を入力すると、異常信号を織機制
御装置および制御部90へ出力する。したがって、糸掛
かりや糸詰まり、あるいは糸切れの発生から遅くとも時
間T以内には異常信号が出力されることになる。
出動作が失敗した旨の警報を表示する。一方、制御部9
0は、係止ピン26を前進させるとともに、イジェクタ
ノズル36およびモータ23を停止させて待機すること
になる。
時間Tは、正常な引き出し中の解舒パルス信号の発生間
隔T0 より大きな値とすればよく、発生時間T0 =20
ミリ秒のとき、例えばT=60ミリ秒に設定される。
からの緯糸の解舒が安定せず、解舒パルス信号の発生間
隔も大きい。よって、上記実施例のように排出指令の入
力直後から解舒バルス信号に対する監視動作を行うこと
に代えて、排出指令の入力から所定時間後、あるいは、
排出指令の入力から所定数の解舒パルス信号が入力され
てから後の解舒パルス信号について監視動作を行うこと
が望ましい。
るいは、排出指令の入力から所定数の解舒パルス信号に
ついては、監視時間Tより大きい監視時間T’について
監視動作を行うようにしてもよい。
回路88の一方の入力端に排出指令を入力している。こ
のため、排出指令と同時に第1番目の解舒パルス信号が
入力されないと、たとえ正常な排出が行われていても異
常信号が出力されるおそれがある。よって、アンド回路
88には、排出指令に代えて排出指令の出力後正常な第
1番目の解舒パルス信号が出力されるに十分な時間後に
生じる信号を入力するようにすればよい。
用される場合、排出される糸種に応じて監視時間Tを変
更することができる。すなわち、2色緯入れ装置の場
合、アンド回路80には、オア回路85を介して複数の
解舒センサ46a、46bが接続され、時定数設定器8
7には、複数の監視時間Tが設定されている。そして時
定数設定器87は、織機制御装置から出力される緯糸選
択信号に基づき、排出される糸種に対応した監視時間T
に切り換えることができる(図6)。
16a、16bが互いに接近しており、例えば緯入れノ
ズル16bは緯糸10aの排出中も常時噴射が継続して
いる(図5)。このため、排出中の緯糸10aに糸掛か
りや糸詰まりが発生しても、その箇所が緯入れノズル1
6aよりも下流側であると、緯入れノズル16bからの
常時噴射によって緯糸10aがドラム22から引き出さ
れてしまう。このとき、解舒センサ46aからは、パル
ス信号の発生間隔(T1a)が正常な排出時の発生間隔
(T0a)よりも長くなるものの、解舒パルス信号が出
力され続けることになる。しかし、前記のように監視時
間Tを切り換えることによって、糸種にあった最適な時
間T(T0a<T<T1a)とすることができるから、糸
掛かりや糸詰まりの発生を確実に検出することができ
る。
り換えるようにしたが、例えば、常時噴射による緯糸引
き出し時の解舒パルス信号の発生間隔を、緯糸10aに
ついてT1a、緯糸10bについてT1bとし、また、正
常な排出時の解舒パルス信号の発生間隔を、緯糸10a
についてT0a緯糸10bについてT0bとしたとき、T
1aおよびT1b < T0aおよびT0b であるならば、
監視時間Tを、T1aおよびT1b < T< T0aおよび
T0b に設定しておけば、単一の監視時間Tでも糸掛か
りや糸詰まりの発生を検出することができる。
号に対し、解舒パルス信号の入力時点から次回の解舒パ
ルス信号の入力時点までの時間を順次監視することに代
えて、N個の解舒パルス信号を対象とし、各N個の解舒
パルス信号のうち最初の解舒パルス信号の入力時点から
最後の解舒パルス信号の入力時点までの時間を順次監視
するようにしてもよい(図7)。
0、カウンタ100、設定器102、オア回路104、
リトリガブルバイブレータ106、フリップフロップ1
08、計測器110、比較器112および設定器114
とを組み合わせてなる。
様、排出指令および解舒センサからの解舒パルス信号を
入力する。さらに、アンド回路80の出力端は、カウン
タ100のカウント信号入力端に接続されると共に、フ
リップフロップ108のセット入力端に分岐接続されて
いる。カウンタ100の設定値入力端には設定器102
が接続され、リセット信号入力端にはリトリガブルバイ
ブレータ106の出力端が接続されている。
タ100の出力信号および制御手段32からの排出終了
信号をオア回路104を介して入力する。このリトリガ
ブルバイブレータ106は、上記信号の入力時にワンシ
ョット信号をフリップフロップ108のリセット入力端
に出力する。フリップフロップ108の出力端は計測器
110の入力端に接続されている。また、比較器112
の2つの入力端には、計測器110および設定器114
がそれぞれ接続されている。
が残り少なくなったとき、糸量センサが検出信号を出力
する。また、これに呼応して織機が停止し最終的に織機
制御装置からの排出指令に基づいて緯糸の排出が行われ
る点は図1,2に示す実施形態と同様である。
作動すると、緯糸がドラム22からバルーンを描いて解
舒される。このとき、解舒センサ46からの解舒パルス
信号がカウンタ100に出力されると共に、フリップフ
ロップ108のセット入力端に出力される。これによ
り、カウンタ100は解舒パルス信号のカウントを開始
する。また、フリップフロップ108は計測器110へ
動作指令を出力することにより、計測器110が時間を
計測し始める。
てセット値Nが設定されている。セット値Nは3以上の
値であり、かつ正常な排出中に出力される解舒パルス信
号の全数より少ない数であって、例えば、4から20
(または数十)の範囲で設定することが望ましい。
カウントしたとき、ハイレベルの信号をオア回路104
を介してリトガブルバイブレータ106へ出力する。こ
れによりリトガブルバイブレータ106は、ワンショッ
ト信号をフリップフロップ108のリセット入力端およ
びカウンタ100のリセット入力端にそれぞれ出力す
る。フリップフロップ108はワンショット信号を受け
て計測器110への動作指令を停止し、計測器110の
計測動作を停止させる。また、カウンタ100は、カウ
ント値をリセットし引き続き発生する解舒パルス信号の
カウントに備える。
時間の計測を停止し計測結果を比較器112に出力し、
出力後計測結果をリセットする。その後アンド回路80
からN+1個目の解舒パルス信号が出力されると、フリ
ップフロップ108がセットされ再び計測器110は計
測を開始する。また、カウンタ100は解舒パルス信号
をカウントし始める。
個の解舒パルス信号のうち最初の解舒パルス信号がカウ
ンタ100へ入力された時点から最後の解舒パルス信号
がカウンタ100へ入力された時点までの時間に相当す
る。
に、計測結果が設定値T2を越えているか否かを判断す
る。計測結果が設定値T2を越えていなければ次回の計
測結果の入力に備え、越えていれば直ちに異常信号を織
機制御装置および制御部90へ出力する。
設定値T2を越えない限り、上記の動作を繰り返し行う
ことになる。排出が正常に行われ、排出終了信号がオア
回路104へ出力されると、リトガブルバイブレータ1
06からワンショット信号が出力される。そして、ワン
ショット信号により、カウンタ100および計測器11
0がリセットされ、監視動作が終了する。
に入力される解舒パルス信号の数を順次監視するように
してもよい(図8、9)。
0、カウンタ200、記憶器202、比較器204、設
定器206およびクロック信号発生器208とを組み合
わせてなる。
様、排出指令および解舒センサからの解舒パルス信号を
入力する。アンド回路80の出力端は、カウンタ200
のカウント信号入力端に接続されている。カウンタ20
0のカウント出力信号は記憶器202を介して比較器2
04へ入力される。比較器204には記憶器202の他
に設定器206が接続されている。
入力される。さらに、クロック信号発生器208の出力
端が、カウンタ200のリセット信号入力端、記憶器2
02および比較器204にそれぞれ接続されている。
ロック信号としてパルス信号を一定の時間間隔T1で順
次出力する。
ると排出動作および監視動作が開始される。排出指令に
よりクロック信号発生器208が動作し、第1番目のク
ロック信号を出力する(図9)。第1番目のクロック信
号によりカウンタ200がリセットされる。
が入力され、カウンタ200は解舒パルス信号をカウン
トしていく。なお、カウント値は順次カウンタ200か
ら記憶器202へ出力される。
時間T1が経過すると、クロック信号発生器208は、
カウンタ200、記憶器202および比較器204へ第
2番目のクロック信号をそれぞれ出力する。
値がリセットされる。また、記憶器202は第2番目の
クロック信号を入力した時点でのカウント値を記憶する
と共に、記憶したカウント値を比較器204へ出力す
る。
ント値を設定器206からの設定値N(例えばN=4)
と比較する。比較器204は、クロック信号が入力され
る毎に、記憶器202からのカウント値が設定値Nを下
回っているか否かを判断する。カウント値が設定値Nを
下回っていなければ次回の入力に備え、下回っていれば
直ちに異常信号を織機制御装置および制御部90へ出力
する。
入力されると、カウンタ200は再びカウントを開始す
る。
2からのカウント値が設定値Nを下回らない限り、上記
の動作を繰り返し行うことになる。排出が正常に行わ
れ、排出指令が消失するとクロック信号発生器208の
動作が停止し、監視動作が終了する。
る代わりに、給糸側において、緯入れノズル16の前方
を指向するように設けることができる。このとき、緯入
れノズルの軸線を挟んでイジェクタノズル36に対向す
るように吹上ノズルを設けてもよい。織機制御装置が糸
量センサ8aから検出信号を入力したとき、給糸カッタ
を不作動とすることなく織機を停止させる。排出時に
は、制御部90は、係止ピン26を強制的後退させた状
態で吹上ノズルによって緯入れノズル16からの緯糸を
イジェクタノズル36へ案内し、以後、前記実施例と同
様にイジェクタノズル36によって緯糸を排出すること
ができる。なお、排出中、緯入ノズル16を不作動状態
としてもよいし、緯入ノズル16を作動させてイジェク
タノズル36へ緯糸を吹き送るようにしてもよい。後者
においては、緯入ノズル16およびイジェクタノズル3
6が空気式牽引手段を構成することになる。
外層部分を排出するものに限らず、継ぎ目および外層部
分を排出する公知の装置にも適用できる。また、ピック
テールされてないない単一の給糸体の外層部分を排出す
る装置にも適用できる。さらに、緯入れ不良糸を除去す
るための緯糸処理装置であって、緯入れ不良糸の経糸開
口からの除去においてドラムからの緯糸解舒を伴う緯糸
処理装置に適用してもよい。なお、本発明における監視
手段はコンピュータによって実現してもよい。
糸掛かりや糸詰まり、あるいは糸切れが即座に検出さ
れ、その後の修復も即座に行われることになるから、織
機を再起動するまでの時間を充分に短縮できる。
ある。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 給糸体からの緯糸をドラムに巻き付ける
ヤーンガイドおよびドラムに進退可能に設けられた係止
ピンを有する測長貯留装置と、ドラムから緯糸を引き出
す空気式牽引手段と、ドラムから解舒される緯糸をその
解舒毎に検出してパルス状の検出信号を出力する解舒セ
ンサと、給糸体の緯糸を排出すべく前記係止ピンを後退
させた状態で緯糸をドラムに巻き付けながら前記空気式
牽引手段を作動させる制御手段と、緯糸の排出中に前記
解舒センサからの検出信号を入力し、該検出信号の発生
間隔が設定値を超えたときに異常信号を出力する監視手
段とを備えることを特徴とする緯糸処理装置。 - 【請求項2】 前記監視手段は、検出信号の入力時点か
ら次回の検出信号の入力時点までの時間が設定値を超え
たときに異常信号を出力することを特徴とする請求項1
に記載の緯糸処理装置。 - 【請求項3】 前記監視手段は、連続して入力される所
定数の検出信号のうち最初の検出信号の入力時点から最
後の検出信号の入力時点までの時間が設定値を超えたと
きに異常信号を出力することを特徴とする請求項1に記
載の緯糸処理装置。 - 【請求項4】 前記監視手段は、所定時間内に入力され
る検出信号の数が閾値を下回ったときに異常信号を出力
することを特徴とする請求項1記載の緯糸処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16516398A JP3354490B2 (ja) | 1997-06-16 | 1998-06-12 | 緯糸処理装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17645597 | 1997-06-16 | ||
JP9-176455 | 1997-06-16 | ||
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