JP3134331B2 - ジェットルームにおける1ショット緯入れ方法 - Google Patents

ジェットルームにおける1ショット緯入れ方法

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JP3134331B2
JP3134331B2 JP03070154A JP7015491A JP3134331B2 JP 3134331 B2 JP3134331 B2 JP 3134331B2 JP 03070154 A JP03070154 A JP 03070154A JP 7015491 A JP7015491 A JP 7015491A JP 3134331 B2 JP3134331 B2 JP 3134331B2
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shot
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はジェツトルームにおける
1ショット緯入れ装置に係り、特に製織停止中の機台の
スロー逆転或いはスロー正転に起因する織段発生を防止
する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】手動或いは経糸切断発生によって織機運
転が停止した後に再び起動する際には機台立ち上がり特
性に関連して筬打ち強度が充分でなく、織布に薄段が発
生する傾向にある。又、緯入れミス発生によって織機の
運転が停止した後に機台をスロー逆転してミス糸除去処
理を行い、その後に機台再起動を行った場合にはミス糸
除去のために行われる機台スロー逆転の際に製織直後の
織前近傍の織物組織が緩み、織前が本来の位置より織機
の後方へ移動してしまうことに起因して厚段発生の傾向
がある。
【0003】このような織段発生を防止するための手段
が特開昭60ー231849号公報、特開昭61ー55
241号公報、特開昭62ー263352号公報、実開
昭63ー94988号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】織段の種類には所謂綾
枕と言われるものがある。製織停止中の織機機台のスロ
ー逆転あるいはスロー正転によって織布の織前が筬によ
って叩かれると、織前上の緯糸が織布の上下方向にず
れ、この製織部位が織布の上で枕状に盛り上がる。この
ような綾枕は綾織物で生じ易いが、前記各従来の織段発
生防止手段では綾枕の発生を防止することは出来ない。
【0005】本発明は、他の織機に比べて緯入れミスの
生じ易いジェットルームにおけるこのような織段発生の
防止も可能とする装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのために第1の発明で
は、緯入れ用メインノズルの噴射作用によって緯糸を緯
入れするジェットルームにおいて、製織開始前に緯糸を
1本前記緯入れ用メインノズルの噴射作用によって1シ
ョット緯入れし、前記1ショット緯入れの成否を緯入れ
末端側に設置した緯糸検出手段により緯糸の予想到達タ
イミングに合わせて予め設定された検出タイミングにお
いて検出し、前記緯糸検出手段からの1ショット緯入れ
のミス検出情報に基づき制御コンピュータから1ショッ
ト緯入れミス処理指令信号を出力し、同指令信号によっ
て1ショットミス糸処理手段が作動され、同1ショット
ミス糸処理手段によって経糸開口内から1ショットミス
糸を除去すると共に、前記緯入れ用メインノズルから1
ショットミス糸を緯糸切断手段により切断分離し、その
後再度1ショット緯入れを行うようにした。
【0007】第2の発明では、緯入れ用メインノズルの
噴射作用によって緯糸を緯入れするジェットルームにお
いて、製織停止直前に緯入れされた緯糸を織前から除去
処理するための機台スロー逆転の前に予め織前を正規の
位置から織布側へ移動しておき、前記スロー逆転後に織
前を正規の位置へ復帰させ、製織停止直前に緯入れされ
た緯糸を織前から除去処理した後、前記除去緯糸に代え
て新たな緯糸を1本前記緯入れ用メインノズルの噴射作
用によって1ショット緯入れすると共に、この1ショッ
ト緯入れされた緯糸の緯入れ末端側における有無を検出
し、1ショット緯入れミス検出の場合には経糸開口内か
ら1ショットミス糸を除去すると共に、緯入れ用メイン
ノズルから1ショットミス糸を切断分離し、その後再度
1ショット緯入れを行うようにした。
【0008】
【作用】製織停止直前に緯入れされた緯糸を織前から除
去するには機台をスロー逆転して経糸開口を最大にし、
緯糸の織込み状態を解除する必要がある。この機台操作
の際に筬が織前を叩き、織前上の緯糸が織布の上下方向
へずれる。この緯糸を除去すると共に、新たな緯糸を1
本緯入れした後、製織再開に適した位置に筬を移行す
る。除去緯糸に代えて新たな緯糸を1本緯入れしておか
ない場合には製織再開に適した位置に筬を移行するため
に1回以上織機機台をスロー逆転する必要がある。この
スロー逆転によって筬が織前を叩き、綾枕が発生する。
除去緯糸に代えて新たな緯糸を1本緯入れしておくこと
によって製織再開に適した位置に筬を移行する過程で筬
が織前を経由させないようにすることができ、綾枕発生
を防止できる。
【0009】緯糸検出手段が1ショット緯入れミスを検
出した場合、1ショットミス糸がミス糸処理手段によっ
て経糸開口内から除去されると共に、緯糸切断手段によ
って緯入れ用メインノズルから切断分離される。1ショ
ットミス糸の切断分離除去によって1ショットミス糸に
後続する緯糸が1ショット緯入れ待機状態となり、再度
の1ショット緯入れが可能となる。
【0010】第2の発明では緯糸除去のための機台スロ
ー逆転の際に織前が筬打ち位置から織布側へ逃げてお
り、機台スロー逆転の際にミス糸を叩くことによる軽微
な綾枕発生も確実に防止できる。
【0011】
【実施例】以下、第1の発明を具体化した一実施例を図
1〜図22に基づいて説明する。図2は織機全体の側面
図を略体的に示す。Mは機台モータであり、機台モータ
Mは主制御コンピュータC0 の作動制御を受ける。1は
機台モータMから独立した正逆転可能な送り出しモータ
であり、送り出しモータ1はワープビーム2を駆動す
る。ワープビーム2から送り出される経糸Tはバックロ
ーラ3及びテンションローラ4を経由して綜絖5及び変
形筬6を通される。織布Wはエキスパンションバー7、
サーフェスローラ8、プレスローラ9及びしわ取りガイ
ド部材10を経由してクロスローラ11に巻き取られ
る。
【0012】テンションローラ4はテンションレバー1
2の一端部に取り付けられており、テンションレバー1
2の他端部に取付られた引っ張りばね13により所定の
張力が経糸Tに付与されるようになっている。テンショ
ンレバー12は検出レバー14の一端に回転可能に支持
されており、検出レバー14の他端にはロードセル15
が連結されている。経糸張力はテンションローラ4、テ
ンションレバー12及び検出レバー14を介してロード
セル15に伝えられ、ロードセル15は経糸張力に応じ
た電気信号を主制御コンピュータC0 に出力する。
【0013】主制御コンピュータC0 は予め設定された
張力と前記入力信号によって把握される検出張力との比
較及び機台回転角度検出用ロータリエンコーダ16から
の検出信号で把握されるワープビーム径に基づいて送り
出しモータ1の回転速度を制御する。これにより通常運
転時の経糸張力が制御され、製織中の織段発生防止が行
われる。
【0014】主制御コンピュータC0 は起動スイッチ1
7からのON信号に基づいて送り出しモータ1の正転作
動を指令し、送り出しモータ1に組み込まれたロータリ
エンコーダ1aからの回転速度検出信号に基づいて送り
出しモータ1の回転速度をフィードバック制御する。サ
ーフェスローラ8は機台モータMから独立した正逆転可
能な巻取りモータ18に作動連結されている。主制御コ
ンピュータC0 は巻取りモータ18に組み込まれたロー
タリエンコーダ18aからの回転速度検出信号に基づい
て巻取りモータ18の回転速度をフィードバック制御す
る。
【0015】図1は緯入れ装置の正面を略体的に示す。
19は巻付方式の緯糸測長貯留装置である。緯糸測長貯
留装置19で測長貯留された緯糸Yは緯入れ用メインノ
ズル20から射出緯入れされ、複数の緯入れ用補助ノズ
ル群21,22,23,24のリレー噴射へと受け継が
れる。緯糸末端には反射式光電センサからなる緯糸検出
器25が設置されており、緯糸Yの先端到達の有無を判
断するための情報が緯糸検出器25によって得られる。
【0016】緯糸測長貯留装置19の糸巻付面19aか
らの緯糸引出し解舒及び停止は係止ピン26aを駆動す
る電磁ソレノイド26の励消磁によって行われる。電磁
ソレノイド26の励消磁制御は補助制御コンピュータC
1 からの指令により行われ、補助制御コンピュータC1
は主制御コンピュータC0 から得られる機台回転角度検
出情報に基づいて電磁ソレノイド26の励消磁を制御す
る。
【0017】糸巻付面19aの近傍には反射式光電セン
サからなる緯糸解舒検出器27が設置されており、糸巻
付面19aから引出し解舒される緯糸Yが緯糸解舒検出
器27によって検出される。補助制御コンピュータC1
は緯糸解舒検出器27からの検出解舒数nが設定数Nに
達すると電磁ソレノイド26の消磁を指令し、係止ピン
26aが糸巻付面19aに係合して緯糸引出し解舒を阻
止する。
【0018】緯入れ用メインノズル20の緯入れ用圧力
エア噴射は電磁バルブV1 の励消磁によって制御され、
緯入れ用補助ノズル群21〜24における圧力エア噴射
は電磁バルブV2,3,4,5 の励消磁により制御され
る。電磁バルブV1 は圧力エア供給タンク28に接続さ
れており、電磁バルブV2 〜V4 は別の圧力エア供給タ
ンク29に接続されている。電磁バルブV5 はさらに別
の圧力エア供給タンク30に接続されている。各電磁バ
ルブV1,i (i=2〜5)の励消磁制御は補助制御コ
ンピュータC2 からの指令により行われる。
【0019】補助制御コンピュータC2 は主制御コンピ
ュータC0 から得られる機台回転角度検出情報に基づい
て各電磁バルブV1,i を励消磁制御する。電磁バルブ
1,i の励消磁制御は電磁バルブV1 側からリレー的
に行われ、このリレー励消磁制御のためのデータは入力
装置31によって主制御コンピュータC0 に入力され
る。
【0020】正常に緯入れされた緯糸Yは電磁カッター
32によって切断され、以後の緯入れが継続される。電
磁カッター32は主制御コンピュータC0 によって励消
磁制御され、主制御コンピュータC0 は緯糸検出器25
からの糸有無情報に基づいて緯入れ毎の電磁カッター3
2の励消磁を制御する。緯入れ用メインノズル20の直
下にはブローノズル34が設置されており、直上には緯
糸導入ダクト35が対向設置されている。緯入れ用メイ
ンノズル20の先端部にはカッター32が取りつけられ
ており、カッター32はエアシリンダ43によって開閉
駆動される。
【0021】緯糸導入ダクト35の出口の後方にはエア
ガイド36が設置されており、エアガイド36内には光
電センサ型の緯糸検出器37が取りつけられている。エ
アガイド36の後方にはサクションノズル38が設置さ
れている。緯入れ用メインノズル20、カッター32、
ブローノズル34、緯糸導入ダクト35、エアガイド3
6及びサクションノズル38はいずれもスレイ上に装着
されており、スレイの揺動に伴って一体に揺動する。こ
れら各部材20,34,35,36,37,38の揺動
領域の後方には緯糸引き取りモータ39が設置されてお
り、その上方にはエアシリンダ40が設置されている。
緯糸引き取りモータ39には駆動ローラ41が作動連結
されており、エアシリンダ40の駆動ロッドには被動ロ
ーラ42が取りつけられている。被動ローラ42はエア
シリンダ40の突出動作によって駆動ローラ41に圧接
される。
【0022】ブローノズル34及びサクションノズル3
8はいずれも2方弁型の電磁バルブV6 ,V7 及び圧力
調整弁45,46を介して圧力エア供給タンク44に接
続されている。エアシリンダ43,40は3方弁型の電
磁バルブV8 ,V9 及び圧力調整弁47,48を介して
圧力エア供給タンク44に接続されている。電磁バルブ
6 〜V8 及び緯糸引き取りータ39は補助制御コンピ
ュータC3 の指令制御を受ける。
【0023】図10〜図22のフローチャートは緯入れ
ミス処理プログラム及び1ショット緯入れ制御プログラ
ムを表す。1ショット緯入れ制御プログラムを遂行する
上で必要な励消磁タイミング、噴射圧、緯糸種類、織幅
等の情報は入力装置31によって主制御コンピュータC
0 に入力される。主制御コンピュータC0 は1ショット
緯入れ制御のための電磁バルブV1 ,Vi のリレー励消
磁タイミング情報を補助制御コンピュータC2 に転送す
ると共に、1ショット緯入れ制御のための電磁ソレノイ
ド26の励磁タイミング情報を補助制御コンピュータC
1 へ転送する。
【0024】以下、図10〜図22のフローチャートに
基づいて綾枕発生防止制御を説明する。緯入れミスが発
生した場合、主制御コンピュータC0は緯糸検出器25
からの異常検出情報に基づいて電磁カッター33の緯入
れ励消磁制御を停止すると共に、機台モータM、送り出
しモータ1及び巻き取りモータ18の作動停止を指令す
る。各モータM,1,18は図9に曲線D1,D2,D3
示すように同期して停止し、経糸送り出し及び織布巻き
取りが停止すると共に、変形筬6が図3に示す筬打ち直
前の位置に停止する。図9の信号S1は製織停止信号で
ある。
【0025】緯入れミスが発生すると、主制御コンピュ
ータC0は緯入れミス処理指令信号を補助制御コンピュ
ータC3に出力する。補助制御コンピュータC3は緯入れ
ミス処理指令信号の入力に応答して電磁バルブV6,V7
を励磁し、ブローノズル34及びサションノズル38
が噴射する。ミス糸Y1に後続する緯糸Y2は各モータ
M,1,18が停止するまでの間にブローノズル34の
噴射作用によって緯糸導入ダクト35内へ吹き入れら
れ、後続緯糸Y2(図示略)の緯入れが阻止される。
【0026】緯糸導入ダクト35内へ吹き入れられた後
続緯糸Y2 はエアガイド36内の緯糸検出器37の設置
位置まで到達し、緯入れ阻止が良好に行われた場合には
緯糸検出器37が後続緯糸Y2 有を検出する。緯糸検出
器37が所定時間内に後続緯糸Y2 有を検出しなかった
場合には補助制御コンピュータC3 は電磁バルブV6
8 の消磁を指令すると共に、警報装置49の作動を指
令する。
【0027】各モータM,1,18は停止後に曲線D4,
5,6 で示すようにスロー逆転する。このスロー逆転
によって機台が1回半程逆転し、図4に示すように経糸
Tが最大開口を形成する。この開口形成により織前W1
上のミス糸Y1 が経糸Tの把持作用から解放されると共
に、緯糸導入ダクト35の出口とエアガイド36の入口
との間の領域が駆動ローラ41と被動ローラ42との間
の把持領域へ配置される。
【0028】緯糸検出器37が後続緯糸Y2 有りを検出
した場合、補助制御コンピュータC 3 は電磁バルブV7
を消磁すると共に、前記最大開口形成後に電磁バルブV
9 を励磁する。電磁バルブV9 の励磁により被動ローラ
42が駆動ローラ41に圧接し、後続緯糸Y2 が両ロー
ラ41,42間に圧接把持される。この圧接把持状態の
もとに電磁バルブV8 が励磁され、カッター32が切断
動作を行なう。この切断動作によって後続緯糸Y2 が緯
入れ用メインノズル20から切断分離されるが、後続緯
糸Y2 とミス糸Y1 とは繋がっている。
【0029】カッター32の切断動作後、緯糸引き取り
モータ39が作動し、ローラ対41,42間に把持され
ている後続緯糸Y2 を手掛かりとしてミス糸Y1 が織前
1 から経糸開口の側方へ引出し除去される。ミス糸Y
1 はローラ対41,42間を通過するとサクションノズ
ル38の作用によって図示しないダストボックスに向け
て排出され、ミス糸Y1 が全てローラ対41,42を通
過すると、緯糸検出器37が緯糸無を検出する。補助制
御コンピュータC3 はこの緯糸無検出に基づいて緯糸引
き取りモータ39の作動停止、電磁バルブV9 ,V7
消磁を指令すると共に、緯入れミス処理終了信号を主制
御コンピュータC0 に出力する。
【0030】最大開口形成のための機台スロー逆転によ
って変形筬6は図3の位置から図4の位置まで移行する
が、この間に織前W1 の正規の位置P、即ち筬打ち位置
を経由する。従って、織前W1 上のミス糸Y1は変形筬
6によって叩かれ、ミス糸Y 1 が織布Wの上下方向へず
らされる。このような緯糸織込状態が綾枕をもたらす
が、ミス糸Y1 はブローノズル34、緯糸導入ダクト3
5、サクションノズル38、緯糸引き取りモータ39、
ローラ対41,42等からなる緯糸処理装置50によっ
て引出し除去されるため、ミス糸Y1 が綾枕発生の原因
となることはない。
【0031】各モータM,1,18の同期したスロー逆
転により経糸Tがスロー引き戻しされると共に、織布W
がスロー巻き戻しされる。スロー引き戻し量及びスロー
巻き戻し量は同一であり、織前W1 は機台のスロー逆転
量に対応する位置変位を受ける。主制御コンピュータC
0 は緯入れミス処理終了信号入力後、起動信号S2 の入
力に備える。起動スイッチ17のON操作によって起動
信号S2 が入力すると、主制御コンピュータC0 は1シ
ョット緯入れ開始用基準信号S3 を補助制御コンピュー
タC1,2 へ出力する。
【0032】補助制御コンピュータC1 は主制御コンピ
ュータC0 から得られる製織停止信号S1 に応答して電
磁ソレノイド26の励消磁制御を停止し、基準信号S3
の入力に備える。基準信号S3 が入力すると、補助制御
コンピュータC1 は所定時間をおいて電磁ソレノイド2
6を励磁する。この励磁により係止ピン26aが糸巻付
面19aから離間し、糸巻付面19aからの緯糸引出し
解舒が可能となる。
【0033】補助制御コンピュータC2 は主制御コンピ
ュータC0 から得られる製織停止信号S1 に応答して電
磁バルブV1 , i の励消磁制御を停止すると共に、基
準信号S3 の入力に備える。基準信号S3 が入力する
と、補助制御コンピュータC2 は所定時間をおいて電磁
バルブV1,i の所定タイミングによる1ショットリレ
ー励消磁制御を行なう。
【0034】図9の曲線Eは電磁ソレノイド26の1シ
ョット励消磁を表し、曲線F1は電磁バルブV1 の励消
磁を表す。又、曲線Fi (i=2〜5)は各電磁バルブ
iの1ショット励消磁を表す。緯糸Y3図9の曲線
E,F1, Fi で表す励消磁制御によって図5,6に示
すように1ショット緯入れされる。図9の曲線Gは緯糸
解舒検出信号を表す。緯糸解舒検出器27からの検出緯
糸解舒数nが設定数Nに達すると、補助制御コンピュー
タC1 は電磁ソレノイド26を消磁する。この消磁によ
り係止ピン26aが糸巻付面19aに係合し、緯糸引出
し解舒が阻止される。
【0035】製織再開後にまず筬打ちされる緯糸Y3
緯入れ用補助ノズル群24の噴射作用によって製織再開
初期まで張力を付与される。1ショット緯入れされた緯
糸Y 3 は図5に矢印Rで示すようにこの張力付与によっ
て変形筬6の緯入れ通路6a内で良好な姿勢に保たれ、
この良好な姿勢のまま筬打ちされる。従って、織傷とな
り易い緩み状態のままで緯糸Y3 が筬打ちされることは
ない。又、緯入れ通路6a内から緯糸Y3 が外れてしま
うという事態が生じることもない。
【0036】1ショット緯入れ時における緯糸検出器2
5の検出タイミングは1ショット緯入れされた緯糸の予
想到達タイミングに合わせて設定されており、正常に1
ショット緯入れされた緯糸Y3 は緯糸検出器25によっ
て検出される。緯糸検出器25が検出タイミング内で1
ショット緯糸Y3 有を検出しなかった場合、主制御コン
ピュータC0 は補助制御コンピュータC3 に対して1シ
ョット緯入れミス処理指令信号を出力する。
【0037】補助制御コンピュータC3は1ショット緯
入れミス処理指令信号入力に応答して電磁バルブV6
7を励磁し、ブローノズル34及びサクションノズル
38が噴射する。1ショット緯入れミスした緯糸Y4
ブローノズル34の噴射作用によって図8に示すように
緯糸導入ダクト35内へ吹き入れられる。1ショットミ
ス糸Y4が緯糸検出器37によって検出された場合には
カッター32が切断動作を行ない、1ショットミス糸Y
4が緯入れ用メインノズル20から切断分離される。切
断分離された1ショットミス糸Y4が全て前記ダストボ
ックスへ排出されると、緯糸検出器37は緯糸無を検出
する。補助制御コンピュータC3はこの緯糸無検出情報
に基づいて電磁バルブV6,V7を消磁すると共に、1シ
ョット緯入れミス処理終了信号を主制御コンピュータC
0に出力し、1ショット緯入れミス処理指令信号入力に
備える。
【0038】1ショットミス糸Y4が経糸Tに絡んでい
るためにブローノズル34の噴射作用のみでは1ショッ
トミス糸Y4を経糸開口内から引き出し除去できない場
合、緯糸検出器37がブローノズル34の噴射後の緯糸
有検出後に緯糸無を検出することはない。この場合には
補助制御コンピュータC3は補助制御コンピュータC0
対して巻糸解舒指令信号を出力する。補助制御コンピュ
ータC1は巻糸解舒指令信号入力に応答して電磁ソレノ
イド26を励磁し、糸巻付面19a上の巻糸が引き出し
解舒可能となる。糸巻付面19a上の巻糸はブローノズ
ル34の噴射作用によってN巻分引き出し解舒され、緯
糸導入ダクト35内へ吹き入れられる。
【0039】緯糸導入ダクト35へ吹き入れられた緯糸
が緯糸検出器37によって検出されない場合には補助制
御コンピュータC3は電磁バルブV6,V7を消磁すると
共に、警報装置49を作動する。緯糸導入ダクト35へ
吹き入れられた緯糸が緯糸検出器37によって検出され
た場合には補助制御コンピュータC3は電磁バルブV9
励磁し、ローラ対41,42が緯糸を把持し、この緯糸
を手掛かりとして1ショットミス糸Y4が経糸開口内か
ら引き出し除去される。
【0040】1ショットミス糸Y4が経糸Tに絡んだ
り、あるいは胴切れを起こしている場合には1ショット
ミス糸Y4の先端が緯糸検出器37の設置位置まで到達
しないことがある。緯入れ阻止のためのブローノズル3
4の噴射後に緯糸検出器37が緯糸有を検出しない場合
には補助制御コンピュータC3は補助制御コンピュータ
1に対して巻糸解舒指令信号を出力する。補助制御コ
ンピュータC1は巻糸解舒指令信号入力に応答して前記
と同様の1ショット緯入れミス処理を遂行する。
【0041】1ショットミス糸Y4 の引き出し除去後、
緯糸引き取りモータ39の作動停止、電磁バルブV9
7 の消磁が行われ、補助制御コンピュータC3 は1シ
ョット緯入れミス処理終了信号を主制御コンピュータC
0 に出力すると共に、1ショット緯入れミス処理指令信
号入力に備える。1ショット緯入れミスが設定回数mに
達しない場合には主制御コンピュータC 0 は補助制御コ
ンピュータC3 からの1ショット緯入れミス処理終了信
号入力に応答して再び基準信号S3 を出力する。これに
より1ショット緯入れが前記と同様に再び行われる。1
ショット緯入れミス処理がm回に達した場合には主制御
コンピュータC0 は警報装置49を作動する。
【0042】このように1ショット緯入れミスが生じた
場合にも緯糸処理装置50によって1ショット緯入れミ
ス処理が行われるため、1ショットミス糸Y4 が織布W
に織りこまれてしまうことはなく、織傷が生じることは
ない。又、1ショット緯入れミス処理によって再度の1
ショット緯入れ待機状態が準備されるため、1ショット
緯入れミスによる製織再開中止状態という稼働率低下が
回避される。
【0043】1ショット緯入れが良好に行われた場合、
主制御コンピュータC0 は機台モータM、送り出しモー
タ1及び巻き取りモータ18を図9の曲線D7,D8,D9
で示すように同期してスロー正転させる。この同期スロ
ー正転により変形筬6が図6の位置から図7の製織再開
に適した位置へ移行する。この製織再開に適した位置は
筬打ち直前の位置であり、この位置から変形筬6を筬打
ち揺動させることによって製織再開後の第1回目の緯入
れ緯糸の緯入れ及び筬打ちが円滑に行われる。このスロ
ー正転の際には変形筬6が筬打ち位置Pを経由すること
はなく、織前W1 が変形筬6によって叩かれることはな
い。
【0044】除去されたミス糸Y1 に代えて新たな緯糸
3 を1ショット緯入れしておかない場合(即ち図6か
ら緯糸Y3 を省いた場合)、この状態から製織再開に適
した位置へ変形筬6を移行するにはミス糸Y1 より先に
緯入れされた緯糸Y5 を筬打ち位置Pへ引き戻しておか
ねばならない。そのため、機台を緯糸Y5 の筬打ち前の
位置まで逆転しなければならず、変形筬6が筬打ち位置
Pを経由する。従って、新たな緯糸Y3 を1ショット緯
入れしておかない場合には製織再開位置へのスロー逆転
の過程で変形筬6が織前W1 を叩き、綾枕が発生する。
【0045】ミス糸Y1 に代えて緯糸Y3 を1ショット
緯入れしておく場合には、製織再開の際にこの1ショッ
ト緯入れされた緯糸Y3 を筬打ち位置Pへ引き戻せばよ
い。この場合の機台の回転はスロー正転となり、筬打ち
前の位置が再起動位置となるため、変形筬6が筬打ち位
置Pを経由することはない。従って、織前W1 が変形筬
6によって叩かれることはなく、綾枕が発生することは
ない。
【0046】なお、織機の再起動位置は自由に設定する
ことができ、正転方向に移行する場合にのみ限らず逆転
方向でもよく、又、1ショット緯入れを行った位置から
直接再起動してもよい。さらに正逆転方向に移行する場
合でもその移行量は自由に設定することができ、いずれ
にしても変形筬6が筬打ち位置Pを経由しない状態で再
起動位置の設定が可能となる。
【0047】変形筬6が図7の製織再開位置へ移行する
と、主制御コンピュータC0 は1ショット緯入れ終了用
基準信号S4 を各補助制御コンピュータC1,2,3
出力する。補助制御コンピュータC1 は基準信号S4
応答して電磁ソレノイド26の製織用励消磁制御へ移行
する。
【0048】補助制御コンピュータC2 は基準信号S4
の入力に応答して電磁バルブV5 を消磁し、電磁バルブ
1 〜V5 の製織用リレー励消磁制御へ移行する。そし
て、主制御コンピュータC0 図9の曲線D10, 11,
12で示すように機台モータM、送り出しモータ1及び
巻き取りモータ18を同期して正転開始し、製織が再開
される。
【0049】なお、特開昭58ー197350号公報に
はジェットルームの製織再開に先立つ1ショット緯入れ
方式の起動方法が開示されている。しかしながら、この
1シショット緯入れ方式では1ショット緯入れミス発生
の際の1ショットミス糸処理という本発明の目的及び作
用は何ら開示されていない。図23〜図29は第2の発
明の実施例を示し、図25〜図29のフローチャートは
主制御コンピュータC0 における緯入れミス処理プログ
ラム及び織段発生防止プログラムを表す。装置構成及び
補助制御コンピュータC1,2 ,C3 の制御機能は前記
実施例と同様であるが、主制御コンピュータC0 の制御
機能は前記実施例と異なる。
【0050】緯入れミスが発生すると、各モータM,
1,18が図24の曲線D1,2,3 で示すように同期
して停止し、変形筬6が筬打ち直前で停止する。機台停
止後、主制御コンピュータC0 は曲線D4 で示すように
入力装置31によって入力設定された設定量Q+ だけの
スロー正転を送り出しモータ1に対して指令すると同
時、曲線D5 で示すように入力装置31によって入力設
定された設定量R+ だけのスロー正転を巻き取りモータ
18に対して指令する。即ち、緯入れミス処理のための
機台モータMの所定量スロー逆転に先立って送り出しモ
ータ1の所定量Q+ だけのスロー正転及び巻き取りモー
タ18の設定量R+ だけのスロー正転が行われる。両モ
ータ1,18のスロー正転により経糸Tが所定量ρだけ
スロー送り出しされると共に、織布Wが所定量ρだけス
ロー巻き取りされる。スロー送り出し及びスロー巻き取
りによって織前W1 が図23に示すように所定量ρだけ
正規の位置Pから織布W側へ移動する。
【0051】送り出しモータ1及び巻き取りモータ18
の所定量スロー正転後、モータMが図24に曲線D6
示すようにスロー逆転し、機台が1回半程スロー逆転す
る。このスロー逆転により変形筬6が図23の実線で示
す位置から鎖線で示す最後退位置へ移動し、経糸Tが最
大開口を形成する。この開口形成によって織前W1 上の
ミス糸Y1 が経糸Tの把持作用から解放され、緯入れミ
ス処理が可能となる。送り出しモータ1及び巻き取りモ
ータ18は曲線D7,8 で示すように機台モータMのス
ロー逆転と同期してスロー逆転する。
【0052】最大開口形成後、図24に曲線D9 で示す
ように送り出しモータ1が所定量Q - スロー逆転すると
共に、曲線D10で示すように巻き取りモータ18が同期
して所定量R- スロー逆転する。両モータ1,18の同
期スロー逆転により経糸Tが所定量ρだけスロー引き戻
しされると共に、織布Wが所定量ρだけスロー巻き戻し
され、織前W1 が正規の位置Pへ変位復帰する。
【0053】織前W1 が正規の位置Pへ復帰した後、ミ
ス糸Y1の除去処理、新たな緯糸Y 3 の1ショット緯入
れ及び製織再開が前記実施例と同様に行われる。前記実
施例で説明したように、緯入れミス処理のための機台の
1回半程のスロー逆転によって変形筬6が図23の実線
で示す停止位置から鎖線で示す最後退位置へ移動する間
に正規の位置、即ち筬打ち位置Pを経由する。従って、
織前W1 が筬打ち位置Pにある場合には織前W1 が変形
筬6によって叩かれることになる。しかしながら、緯入
れミス処理のための機台スロー逆転に先立って織前W1
が筬打ち位置Pから織布W側へ逃れているため、織前W
1 が変形筬6によって叩かれることはない。従って、ミ
ス糸Y1 より先に緯入れされた緯糸Y5 ,Y6 等が織布
Wの上下方向へずらされることはなく、緯糸Y5 ,Y6
のずれに起因する綾枕が生じることはない。即ち、この
実施例における綾枕防止は前記実施例よりもさらに確実
である。
【0054】1ショットミス糸を処理するための装置と
しては図30に示す実施例も可能である。この実施例で
は1ショット緯入れミスした緯糸Y4 がカッター51で
切断され、切断されたミス糸Y4 は緯入れ用補助ノズル
群21〜24の噴射作用によってサクションパイプ52
に向けて吹き飛ばされるようになっている。サクション
パイプ52へ吹き入れられたミス糸Y4 はサクションノ
ズル53の噴射作用によってダストボックス54へ排出
される。
【0055】カッター51を駆動するエアシリンダ55
と圧力エア供給タンク44との間に介在された電磁バル
ブV10及びサクションノズル53と圧力エア供給タンク
44との間に介在された電磁バルブV11は補助制御コン
ピュータC3 によって制御される。さらに本発明は綾枕
発生防止のみならず特開昭58−197350号公報に
開示されるような再起動時の緯入れトラブルを回避する
ための1ショット緯入れの実施にも適用可能である。
【0056】
【発明の効果】以上詳述したように第1の発明は、製織
再開前に緯糸を1本射出緯入れし、この1ショット緯入
れがミスとなった場合には経糸開口内から除去処理する
と共に、緯入れ用メインノズルから切断分離するように
したので、1ショットミス糸に後続する緯糸が1ショッ
ト緯入れ待機状態となり、再度の1ショット緯入れが可
能となると共に、1ショットミス糸を織布に織込むとい
う織傷発生を回避し得るという優れた効果を奏する。
【0057】第2の発明は、製織停止直前に緯入れされ
た緯糸を織前から除去処理するための機台スロー逆転の
前に予め織前を正規の位置へ復帰させるようにしたの
で、緯糸除去のための機台スロー逆転の際にミス糸を叩
くことによる軽微な綾枕発生も確実に防止できるという
優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1ショット緯入れを制御するための回路を組み
込んだ略体正面図である。
【図2】織機全体の略体側面図である。
【図3】ミス糸の織込状態を示す拡大側面図である。
【図4】ミス糸の織込状態を解除した状態を示す拡大側
面図である。
【図5】1ショット緯入れ状態を示す略体正面図であ
る。
【図6】1ショット緯入れ状態を示す拡大側面図であ
る。
【図7】変形筬を製織再開位置へ移行した状態を示す拡
大側面図である。
【図8】1ショット緯入れミス処理状態を表す要部拡大
正面図である。
【図9】1ショット緯入れのための励消磁制御を表すグ
ラフである。
【図10】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図11】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図12】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図13】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図14】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図15】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図16】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図17】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図18】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図19】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図20】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図21】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図22】第1の発明の緯入れミス処理プログラム及び
1ショット緯入れ制御プログラムを表すフローチャート
である。
【図23】第2の発明における織前の変位を示す拡大側
面図である。
【図24】1ショット緯入れのための励消磁制御を表す
グラフである。
【図25】第2の発明の緯入れ処理プログラム及び1シ
ョット緯入れ制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図26】第2の発明の緯入れ処理プログラム及び1シ
ョット緯入れ制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図27】第2の発明の緯入れ処理プログラム及び1シ
ョット緯入れ制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図28】第2の発明の緯入れ処理プログラム及び1シ
ョット緯入れ制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図29】第2の発明の緯入れ処理プログラム及び1シ
ョット緯入れ制御プログラムを表すフローチャートであ
る。
【図30】1ショットミス糸処理装置の別例を示す略体
正面図である。
【符号の説明】
20…緯入れ用メインノズル、21〜24…緯入れ用補
助ノズル群、25…緯糸検出器、32…カッター、50
…緯糸処理装置、Y1 …ミス糸、Y4 …1ショットミス
糸、W1 …織前、C0 …主制御コンピュータ、C1,
2,C3 …補助制御コンピュータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D03D 51/00 D03D 47/28 - 47/38 D03D 51/34

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯入れ用メインノズルの噴射作用によって
    緯糸を緯入れするジェットルームにおいて、 製織開始前に緯糸を1本前記緯入れ用メインノズルの噴
    射作用によって1ショット緯入れし、 前記1ショット緯入れの成否を緯入れ末端側に設置した
    緯糸検出手段により緯糸の予想到達タイミングに合わせ
    て予め設定された検出タイミングにおいて検出し、 前記緯糸検出手段からの1ショット緯入れのミス検出情
    報に基づき制御コンピュータから1ショット緯入れミス
    処理指令信号を出力し、同指令信号によって1ショット
    ミス糸処理手段が作動され、同1ショットミス糸処理手
    段によって経糸開口内から1ショットミス糸を除去する
    と共に、前記緯入れ用メインノズルから1ショットミス
    糸を緯糸切断手段により切断分離し、その後再度1ショ
    ット緯入れを行うジェットルームにおける1ショット緯
    入れ方法。
  2. 【請求項2】緯入れ用メインノズルの噴射作用によって
    緯糸を緯入れするジェットルームにおいて、製織停止直
    前に緯入れされた緯糸を織前から除去処理するための機
    台スロー逆転の前に予め織前を正規の位置から織布側へ
    移動しておき、前記スロー逆転後に織前を正規の位置へ
    復帰させ、製織停止直前に緯入れされた緯糸を織前から
    除去処理した後、前記除去緯糸に代えて新たな緯糸を1
    本前記緯入れ用メインノズルの噴射作用によって1ショ
    ット緯入れすると共に、この1ショット緯入れされた緯
    糸の緯入れ末端側における有無を検出し、1ショット緯
    入れミス検出の場合には経糸開口内から1ショットミス
    糸を除去すると共に、緯入れ用メインノズルから1ショ
    ットミス糸を切断分離し、その後再度1ショット緯入れ
    を行うジェットルームにおける1ショット緯入れ方法。
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