JPH0665840A - 織機の不良緯糸除去装置 - Google Patents

織機の不良緯糸除去装置

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JPH0665840A
JPH0665840A JP4222854A JP22285492A JPH0665840A JP H0665840 A JPH0665840 A JP H0665840A JP 4222854 A JP4222854 A JP 4222854A JP 22285492 A JP22285492 A JP 22285492A JP H0665840 A JPH0665840 A JP H0665840A
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pulling
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    • D03DWOVEN FABRICS; METHODS OF WEAVING; LOOMS
    • D03D51/00Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions
    • D03D51/06Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping
    • D03D51/08Driving, starting, or stopping arrangements; Automatic stop motions using particular methods of stopping stopping at definite point in weaving cycle, or moving to such point after stopping
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ロングピックと胴切れとが重複して発生した
場合にも、不良緯糸Y1 、Y2 を円滑に除去する。 【構成】 織布の緯入れ側と反緯入れ側とに緯糸牽引装
置10、20を配設し、制御回路30を設ける。制御回
路30は、緯糸フィーラ41、42からの糸信号S1 、
S2 があるとき、ロングピックまたは胴切れと判定し、
まず、緯入れ側の緯糸牽引装置10を作動させ、所定時
間の経過後に、糸信号S2 があることを条件にして反緯
入れ側の緯糸牽引装置20を作動させる。緯糸牽引装置
10は、不良緯糸Y1 を緯入れ側に除去し、緯糸牽引装
置20は、不良緯糸Y2 を反緯入れ側に除去することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、織機において、緯入
れされた緯糸が織布中において切断され、いわゆる胴切
れを生じたときにも、不良緯糸を円滑に除去することが
できる織機の不良緯糸除去装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エアジェットルーム、ウォータジェット
ルーム等の無杼織機においては、不良緯糸(ショートピ
ック、ロングピック、ベントピック、胴切れ、吹切れ等
の緯入れ不良が発生したとき、緯入れ不良の原因となっ
た緯糸をいう、以下同じ)を織布から引き抜き、織機を
自動的に再起動させるために、不良緯糸除去装置を使用
することが少なくない。
【0003】かかる不良緯糸除去装置は、織布の緯入れ
側と、反緯入れ側との双方に緯糸牽引装置を配設するこ
とにより、緯入れ側からのみならず、反緯入れ側からも
不良緯糸を除去することができるから、緯入れされた緯
糸が織布中において切断され、胴切れを生じた場合に
も、円滑に対処することができる(たとえば、特開昭6
2−215047号公報)。
【0004】このものは、織布の反緯入れ側において、
正常に緯入れされた緯糸を検出する緯糸フィーラの他
に、緯入れ方向下流側に第2の緯糸フィーラを配設し、
後者が緯糸を検出するときは、緯糸の長さが正常であっ
たか否かを検知する解舒センサからの測長信号との組合
せにより、ロングピックか胴切れかの判別を行なう。す
なわち、測長信号が異常を示すときは、ロングピックで
あると判定して緯入れ側の緯糸牽引装置のみを作動さ
せ、不良緯糸を緯入れ側から緯入れ方向と逆方向に除去
し、測長信号が正常であるときは、胴切れであると判定
して双方の緯糸牽引装置を作動させることによって、不
良緯糸を双方向に除去することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術による
ときは、ロングピックと胴切れとが重複して発生した際
には、反緯入れ側の緯糸牽引装置が作動せず、反緯入れ
側の不良緯糸が除去されないままになってしまうという
問題があった。この場合、緯糸牽引装置は、測長信号が
異常を示すことにより、ロングピックに対処するよう
に、緯入れ側のもののみが作動するからである。なお、
このとき、反緯入れ側の緯糸牽引装置も同時に無条件に
作動させるとすれば、胴切れを含まない単純なロングピ
ックの場合に、双方の緯糸牽引装置が不良緯糸を両側か
ら牽引し、不良緯糸が経糸に対して強力に絡むために、
不良緯糸の除去が極めて困難になる一方、このような事
態を避けるために、胴切れの発生を別に検出するとすれ
ば、特殊な検出センサが必要となり、その実現性が難し
くなる。
【0006】そこで、この発明の目的は、かかる従来技
術の実情に鑑み、所定の作動順序に従って緯入れ側と反
緯入れ側との各緯糸牽引装置を作動させる制御回路を設
けることによって、何ら格別な検出センサを付加するこ
となく、ロングピックと胴切れとが重複して発生したと
きにも円滑に対処することができる織機の不良緯糸除去
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、織布の緯入れ側と反緯入れ側と
に配設する緯糸牽引装置と、正常緯糸が到達しない緯入
れ方向下流側に配設する第2の緯糸フィーラからの糸信
号があるとき、所定の作動順序に従って緯糸牽引装置を
作動させる制御回路とを備えることをその要旨とする。
【0008】なお、制御回路は、緯糸牽引装置の一方を
作動させた後、他方における緯糸状態の変化(緯糸の有
無、緯糸張力の大小、緯糸移動の有無等の状態変化をい
う、以下同じ)の有無に基づき、他方の作動の要否を決
定することができる。
【0009】また、制御回路は、緯糸牽引装置の一方を
作動させ、所定時間後に他方を作動させることができ
る。
【0010】
【作用】かかる発明の構成によるときは、制御回路は、
第2の緯糸フィーラからの糸信号があるとき、所定の作
動順序に従って、緯入れ側と反緯入れ側とに配設する緯
糸牽引装置を作動させる。たとえば、制御回路は、ま
ず、一方の緯糸牽引装置を作動させた後、他方における
緯糸状態の変化があるときは、不良緯糸の一端を牽引す
ることにより他端側が移動したことに基づき、不良緯糸
は連続しており、したがって、緯入れ不良は単なるロン
グピックであると判定することができる。そこで、この
ときは、他方の緯糸牽引装置を作動させる必要がない。
これに対し、緯糸状態の変化がないときは、不良緯糸は
切断されており、緯入れ不良は胴切れであると判定する
ことができ、そのときは、他方の緯糸牽引装置を作動さ
せることにより、不良緯糸を双方向に除去することがで
きる。
【0011】また、制御回路は、一方の緯糸牽引装置を
作動させた後、たとえば、不良緯糸の他端側が他方の緯
糸牽引装置から抜け出るに要する所定時間の後に、他方
の緯糸牽引装置を作動させることにより、同様の動作を
実現することができる。不良緯糸が連続している場合
は、先きに作動させる緯糸牽引装置により、その全体を
除去することができ、切断されている場合は、双方の緯
糸牽引装置により、その両側を除去することができるか
らである。
【0012】
【実施例】以下、図面を以って実施例を説明する。
【0013】織機の不良緯糸除去装置は、織布の緯入れ
側と反緯入れ側とに配設する緯糸牽引装置10、20
と、制御回路30とを組み合わせてなる(図1)。
【0014】いま、織機は、エアジェットルームである
ものとすると、緯糸Yは、給糸体YDから解舒され、測
長貯留装置Dを介して緯入れノズルNに導かれている。
測長貯留装置D、緯入れノズルNは、所定の緯入れ時期
に作動し、経糸開口Wに対し、緯糸Yを緯入れすること
ができる。なお、正常に緯入れされた緯糸Yは、図示し
ない筬によって筬打ちされ、図示しない経糸とともに織
布を形成する一方、その後端部をカッタSCによって切
断し、次ぎの緯入れに備える。
【0015】緯入れ側の緯糸牽引装置10は、たとえ
ば、特開昭62−215047号公報に開示されている
とおりの装置であり、その概要は、次ぎのとおりである
(図1、図2)。
【0016】緯入れされた緯糸Yに対して何らかの緯入
れ不良が検知されると、織機は、直ちに停止し、逆転し
て、不良緯糸Y1 の口出し操作を行なう。そこで、補助
ノズルN1 を作動させるとともに、測長貯留装置Dから
緯糸Yを供給すると、不良緯糸Y1 の後部は、緯入れノ
ズルNからの緯糸Yと連続したまま、筒状の糸ガイド1
5を介し、半ループ状に吹上げ筒11内に吹き上げるこ
とができる。ただし、糸ガイド15は、吹上げ筒11の
直下に配設されており、カッタSCが不良緯糸Y1 の後
端部を切断しないように、不良緯糸Y1 の後部を案内す
るものとする。
【0017】吹上げ筒11の頂部には、風量調節用のキ
ャップ11aが装着されており、また、吹上げ筒11の
中間部には、連通孔12aを有する筒体12が連結され
ている。なお、筒体12には、回転部材13、14が内
装されている。
【0018】一方の回転部材13は、その前端部に円錐
形の凹部を有し、また、軸方向に透孔13aを有する。
さらに、回転部材13は、その後端部に網かご13bを
装着するとともに、ギヤ13c、13dを介し、モータ
13eによって回転駆動することができる。他方の回転
部材14は、先端部を円錐形に尖らせ、後部のシリンダ
14aを介し、回転部材13に向けて前進させることに
より、回転部材13と一体に連結することができる(図
1)。ただし、回転部材14は、圧縮ばね14bを介し
て後方に付勢されており、シリンダ14aによって前進
させないときは、回転部材13から十分に離れているも
のとする(図2)。また、回転部材14の先端部には、
エアノズル14cが形成されている。
【0019】いま、補助ノズルN1 により、吹上げ筒1
1内に不良緯糸Y1 を半ループ状に吹き上げるととも
に、回転部材14のエアノズル14cに対し、コネクタ
14c1 を介してエアを供給すれば、エアノズル14c
は、回転部材13の透孔13aに向けてエアを噴出し、
回転部材14の先端部の周辺に負圧を形成することがで
きる。そこで、吹上げ筒11内に吹き上げられた緯糸
Y、不良緯糸Y1 は、連通孔12aを介して筒体12内
に吸引され、回転部材13の透孔13a内に吹き入れる
ことができる(図2)。したがって、つづいて、シリン
ダ14aを介して回転部材14を前進させれば、回転部
材14は、回転部材13との間に緯糸Y、不良緯糸Y1
を挟み込むことができるから、その後、モータ13eを
介して回転部材13を回転すれば、回転部材14は、回
転部材13と一体になって回転し、緯糸Y、不良緯糸Y
1 を巻き取るようにして牽引することができる(図
1)。ただし、緯入れノズルNに連なる緯糸Yは、モー
タ13eを起動するに先き立ち、補助カッタSC1 によ
って切断するものとする。
【0020】なお、不良緯糸Y1 は、糸ガイド15の配
設位置を適当に定めることにより、ワープラインにほぼ
一致する方向で、しかも、織布の織前から引き離す方向
に牽引して、織布から除去することができる。また、こ
のようにして織布から不良緯糸Y1 の全長が除去された
ら、シリンダ14aを短縮し、圧縮ばね14bを介して
回転部材14を後退させる。つづいて、エアノズル14
cからのエアにより、透孔13aを介し、巻き取った屑
糸を網かご13bに排出すればよい。
【0021】織機は、その後、適当量だけ再逆転し、所
定の再起動位置から再起動することができる。
【0022】反緯入れ側の緯糸牽引装置20は、たとえ
ば、特開昭62−215047号公報に記載されている
とおりの装置であり、胴切れが発生した場合に、反緯入
れ側の不良緯糸Y2 を、反緯入れ側から緯入れ方向に牽
引して除去することができる(図1、図3)。
【0023】緯糸牽引装置20は、前方側のエアノズル
21と、中間部の一対のローラ22、23と、後方の網
かご24とを備えてなる。一方のローラ22は、モータ
22aによって回転駆動することができ、他方のローラ
23は、シリンダ23aを介し、ローラ22に対して圧
接させることができる。なお、緯糸牽引装置20は、正
常に緯入れされた緯糸Yが到達しない位置において、エ
アノズル21を緯入れ方向に開口させて配置するものと
する。
【0024】胴切れが発生して織機が自動停止すると、
コネクタ21aを介してエアノズル21にエアを供給
し、不良緯糸Y2 をエアノズル21内に吸引させる。そ
の後、織機を逆転させて不良緯糸Y2 を口出しし、モー
タ22aを起動してローラ22を回転させるとともに、
シリンダ23aを介してローラ23を前進させると、ロ
ーラ22、23は、不良緯糸Y2 を挟み込み、不良緯糸
Y2 を緯入れ方向に牽引することができる。なお、この
とき、織布と緯糸牽引装置20との間に適当な糸ガイド
を配設し、不良緯糸Y2 の牽引方向を適当に規制するよ
うにしてもよい。
【0025】織布の反緯入れ側には、織布と緯糸牽引装
置20との間に、第1、第2の緯糸フィーラ41、42
が配設されている。緯糸フィーラ41、42は、図示し
ない筬に取り付けられており、前者は、正常に緯入れさ
れた緯糸(以下、正常緯糸という)Yの先端部を検知す
る一方、後者は、正常緯糸Yが到達しない緯入れ方向下
流側に配設されて、ロングピックの際の不良緯糸Y1
や、胴切れの際の不良緯糸Y2 を検知することができ
る。
【0026】制御回路30には、緯糸フィーラ41、4
2からの糸信号S1 、S2 の他、測長貯留装置Dに付設
する解舒センサD1 からの測長信号S3 が入力されてい
る(図1)。ただし、測長信号S3 は、緯入れの際に、
測長貯留装置Dから解舒されて緯入れされる緯糸Yの長
さを示すものとする。また、制御回路30の出力は、駆
動信号Sa 、Sb として、それぞれ、緯糸牽引装置1
0、20に導かれている。
【0027】糸信号S1 、S2 、測長信号S3 は、制御
回路30において、判定回路31に入力されており(図
4)、判定回路31からは、緯入れ不良信号Sm1、Sm2
が出力されている。緯入れ不良信号Sm1は、外部の織機
制御回路CCと、アンドゲート32とに分岐入力され、
織機制御回路CCの出力も、停止完了信号Sc としてア
ンドゲート32に入力されている。なお、アンドゲート
32の出力は、駆動信号Sa となっている。
【0028】駆動信号Sa は、タイマ33を介してアン
ドゲート34に分岐入力され、また、アンドゲート34
には、判定回路31からの緯入れ不良信号Sm2の他に、
第2の緯糸フィーラ42からの糸信号S2 が分岐入力さ
れている。アンドゲート34の出力は、駆動信号Sb と
して外部に引き出されている。
【0029】判定回路31の作動は、次ぎのとおりであ
る(図5)。
【0030】いま、緯入れ完了の時点において、解舒セ
ンサD1 からの測長信号S3 が正常であり、第1の緯糸
フィーラ41からの糸信号S1 があり、第2の緯糸フィ
ーラ42からの糸信号S2 がないとき、判定回路31
は、緯入れが正常であると判定する(図5の第1列)。
すなわち、このときの判定回路31は、緯入れ不良信号
Sm1、Sm2のいずれをも出力することがなく、したがっ
て、緯糸牽引装置10、20は、いずれも作動すること
がない。
【0031】糸信号S1 、S2 の双方がないとき、判定
回路31は、ショートピック、ベントピックまたは吹切
れの緯入れ不良が発生したと判定する(同図の第2
列)。そこで、このときの判定回路31は、緯入れ不良
信号Sm1を出力する。
【0032】緯入れ不良信号Sm1が出力されると、織機
制御回路CCは、これに対応して織機を自動停止し、逆
転して不良緯糸Y1 を口出しした上、停止完了信号Sc
を出力する。そこで、制御回路30は、アンドゲート3
2を介して駆動信号Sa を出力することができ、緯入れ
側の緯糸牽引装置10は、不良緯糸Y1 を緯入れ方向と
逆方向に牽引して除去することができる。なお、このと
き、判定回路31は、緯入れ不良信号Sm2を発生するこ
とがなく、したがって、反緯入れ側の緯糸牽引装置20
は、何ら作動することがない。
【0033】第1、第2の緯糸フィーラ41、42から
の糸信号S1 、S2 の双方が存在するとき、判定回路3
1は、ロングピックまたは胴切れの緯入れ不良が発生し
たと判定し(図5の第3列)、緯入れ不良信号Sm1、S
m2の双方を発生する。したがって、織機に対する一連の
停止操作の完了後、アンドゲート32は、織機制御回路
CCからの停止完了信号Sc に対応して駆動信号Sa を
発生し、制御回路30は、緯入れ側の緯糸牽引装置10
を作動させることができる。
【0034】一方、駆動信号Sa が発生して緯糸牽引装
置10が作動したら、タイマ33は、所定時間の経過後
に出力信号を発生してアンドゲート34を開き、アンド
ゲート34は、駆動信号Sb を出力し、反緯入れ側の緯
糸牽引装置20を作動させることができる。ただし、こ
のときのアンドゲート34は、緯入れ不良信号Sm2の他
に、第2の緯糸フィーラ42からの糸信号S2 が存在す
ることを条件にして、駆動信号Sb を出力する。すなわ
ち、緯入れ不良がロングピックであり、不良緯糸Y1 が
緯入れ側にまで連続しているときは、緯入れ側の緯糸牽
引装置10が先きに作動することにより、不良緯糸Y1
は緯入れ側に牽引され、第2の緯糸フィーラ42からの
糸信号S2 が消滅するから、そのときは、アンドゲート
34は、駆動信号Sb を出力せず、反緯入れ側の緯糸牽
引装置20は、何ら作動することがない。
【0035】これに対し、緯入れ不良が胴切れであった
ときは、第2の緯糸フィーラ42からの糸信号S2 は、
反緯入れ側の不良緯糸Y2 によって発生しており、この
ときは、緯入れ側の緯糸牽引装置10が作動しても、糸
信号S2 は削滅しない。したがって、このときのアンド
ゲート34は、駆動信号Sb を出力して反緯入れ側の緯
糸牽引装置20を作動させ、緯糸牽引装置20は、不良
緯糸Y2 を反緯入れ方向に牽引して除去することができ
る。すなわち、不良緯糸Y1 、Y2 は、それぞれ、緯糸
牽引装置10、20により、緯入れ側、反緯入れ側に牽
引して除去することができる。
【0036】以上の説明において、アンドゲート34
は、駆動信号Sa によって緯入れ側の緯糸牽引装置10
が作動した後、所定時間の経過後に、第2の緯糸フィー
ラ42からの糸信号S2 が存在することを条件にして駆
動信号Sb を出力する。すなわち、糸信号S2 は、緯入
れ側の緯糸牽引装置10を作動させたとき、反緯入れ側
において、不良緯糸Y1 、Y2 が移動していないことを
示すものである。そこで、アンドゲート34に入力する
糸信号S2 は、たとえば、織布と反緯入れ側の緯糸牽引
装置20との間において不良緯糸Y1 、Y2 の張力Tを
検出する張力センサ44を設け、張力センサ44からの
張力信号S4 に代えることができる(図6)。
【0037】張力信号S4 は、比較器35を介してアン
ドゲート34に入力されており、比較器35には、設定
張力To を設定する設定器35aが付設されている。緯
入れ不良が単なるロングピックの場合は、緯糸牽引装置
10が作動することにより、緯入れ側にまで連続する不
良緯糸Y1 の張力Tは、T>To に変化するが、胴切れ
の場合は、反緯入れ側の不良緯糸Y2 の張力Tは、T<
To のまま全く変化することがない。そこで、比較器3
5は、前者の場合には、アンドゲート34を閉じて駆動
信号Sb を発生させず、後者の場合にのみ、アンドゲー
ト34を開いて駆動信号Sb を発生させるものとすれ
ば、制御回路30は、前実施例と同様に動作することが
できる。なお、不良緯糸Y1 、Y2 の張力Tを検出する
際、緯糸牽引装置20のエアノズル21は、これを不動
作にしておくことが望ましい。また、不良緯糸Y1 、Y
2 に抵抗を付与するために、適当なテンサ装置を張力セ
ンサ44の反緯入れ側に設けてもよい。
【0038】なお、図6における張力センサ44は、不
良緯糸Y1 、Y2 の移動速度を検知する速度センサであ
ってもよい。また、これらの実施例において、ロングピ
ックまたは胴切れの場合、緯糸牽引装置10、20は、
その動作順序を逆にし、前者が遅く作動し、後者が早く
作動するようにしてもよい。この場合、緯糸牽引装置2
0が先きに作動している間、緯糸牽引装置10は、不良
緯糸Y1 を回転部材13、14の間に挾み込むことな
く、回転部材13の透孔13a内に単に吹き入れた状態
にしておくものとする。すなわち、制御回路30は、緯
糸牽引装置10、20の一方を作動させた後、それによ
り、他方における緯糸状態に変化があったときは、ロン
グピックであるとみなして他方を作動させず、他方の緯
糸状態に変化がなかったときは、胴切れであるとみなし
て、他方を作動させるように動作すれば足りる。
【0039】また、制御回路30は、ロングピックまた
は胴切れに際し、まず、緯糸牽引装置10、20の一方
を作動させ、所定時間後に、他方を無条件に作動させる
ようにしてもよい。ただし、このときの所定時間とは、
たとえば、緯入れ側の緯糸牽引装置10を先きに作動さ
せるときは、不良緯糸Y1 の先端が反緯入れ側の緯糸牽
引装置20から抜け出るに十分な時間であるものとし、
また、反緯入れ側の緯糸牽引装置20を先きに作動させ
るときは、不良緯糸Y1 の先端が緯入れ側の緯糸牽引装
置10から抜け出るに十分な時間にとるものとする。た
だし、後者の場合は、緯糸牽引装置20を作動させるに
先き立ち、補助カッタSC1 により、緯入れノズルNの
出口側において、緯糸Yを切断しておくものとする。ま
た、このとき、緯糸牽引装置10、20を作動させる所
定時間間隔は、タイマ等の時間計測手段によるのみなら
ず回転部材13またはローラ22の回転量を計測し、そ
れが所定量に達したか否かを監視することによっても規
制することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、緯入れ側と反緯入れ側とに配設する緯糸牽引装置
と、第2の緯糸フィーラからの糸信号があるとき、これ
らの緯糸牽引装置の作動順序を規制する制御回路とを設
けることによって、制御回路は、一方の緯糸牽引装置の
みを作動させてロングピックに対処し、または、双方の
緯糸牽引装置を時系列的に作動させてロングピック、胴
切れの双方に対処することができるから、胴切れを検出
するための格別な検出センサを何ら付加することなく、
ロングピックと胴切れとが重複して発生した場合を含
め、すべての緯入れ不良に際し、不良緯糸を円滑に除去
することができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成説明図
【図2】 要部構成説明図(1)
【図3】 要部構成説明図(2)
【図4】 要部ブロック系統図
【図5】 動作説明図
【図6】 他の実施例を示す図4相当図
【符号の説明】
Y…緯糸 S2 …糸信号 10、20…緯糸牽引装置 30…制御回路 42…第2の緯糸フィーラ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織布の緯入れ側と反緯入れ側とに配設す
    る緯糸牽引装置と、正常緯糸が到達しない緯入れ方向下
    流側に配設する第2の緯糸フィーラからの糸信号がある
    とき、所定の作動順序に従って前記緯糸牽引装置を作動
    させる制御回路とを備えてなる織機の不良緯糸除去装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御回路は、前記緯糸牽引装置の一
    方を作動させた後、他方における緯糸状態の変化の有無
    に基づき、他方の作動の要否を決定することを特徴とす
    る請求項1記載の織機の不良緯糸除去装置。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は、前記緯糸牽引装置の一
    方を作動させ、所定時間後に他方を作動させることを特
    徴とする請求項1記載の織機の不良緯糸除去装置。
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