JPH0686694B2 - 流体噴射式織機の制御装置 - Google Patents

流体噴射式織機の制御装置

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JPH0686694B2
JPH0686694B2 JP15198084A JP15198084A JPH0686694B2 JP H0686694 B2 JPH0686694 B2 JP H0686694B2 JP 15198084 A JP15198084 A JP 15198084A JP 15198084 A JP15198084 A JP 15198084A JP H0686694 B2 JPH0686694 B2 JP H0686694B2
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実行 後藤
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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、流体噴射式織機の制御装置に関し、特に最適
な緯入れ条件に緯入れノズルへの供給流体ないし織機主
軸の回転数を制御する制御装置に関する。
〈従来の技術〉 従来この種の制御装置として、例えば特開昭56-96938号
公報に示されるものがある。これは、移送流体を供給さ
れる複数のノズルを用いて緯糸を経糸開口に緯入れする
ものであって、緯糸の移送速度ないし時間を測定し、そ
の時間が織機1サイクル中の一定部分を占めるように織
機主軸の回転数あるいは移送速度を制御するものであ
り、緯入れミスを減少させるために有効である。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この装置にあっては、緯糸の移送速度を
測定し、その測定結果の基づいて1ピック毎に、あるい
は複数の測定結果を平均して織機主軸の回転数ないし移
送速度を制御しているのであるが、織機の始動直後の運
転初期は所定の回転数に到達する途上であるので、織機
の作動速度は所定の作動速度よりも遅いものの、緯入れ
については通常の作動を行うので、織機主軸の1回転中
に占める緯入れに要する角度が極めて小さくなるため、
それに基づいてノズルへの流体圧力の制御や織機主軸の
回転数を制御していたのでは、緯入れに要する時間を長
くするように、ノズルへの流体圧力を低下させるか、織
機主軸の回転数を増加するので、次の緯入れ時には織機
主軸の1回転中に占める緯入れに要する角度が大きくな
って、緯入れ期間内に緯入れが終了せず、経糸に引掛か
かるなどして緯入れミスを生じるという問題点があっ
た。
そこで本発明は、織機の運転初期の制御による上記の問
題点を解決することを目的とする。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明は、上記の目的を達成するため、第1図に示すよ
うに、緯糸に対する緯入れ力を測定する緯入れ力測定手
段Aと、測定された緯入れ力と基準値とを比較してその
差を累積し、その累積値に基づいて緯入れノズルへの供
給流体ないし織機主軸の回転数を制御する制御手段Bと
を備える場合に、織機の運転初期に緯入れ力の実測値と
基準値との差の累積を一時的に停止する運転初期制御停
止手段を設けるようにした。
〈作用〉 すなわち、緯入れ力測定手段Aにより、緯入れ力、具体
的には、緯入れ中又は終了時に所定の状態となるタイミ
ング、あるいはそれから演算される緯入れ速度ないし緯
入れに要する時間の少なくとも一部分、あるいは緯糸の
飛走終了時の張力などを測定し、制御手段Bにより、実
測値と基準値とを比較してその差を累積し、その累積値
に基づいて緯入れノズルへの供給流体ないし織機主軸の
回転数を制御する場合に、織機の運転初期、具体的には
始動直後の所定ピック数あるいは所定時間の間は、運転
初期制御停止手段Cにより、制御手段Bによる実測値と
基準値との差の累積を停止させ、これにより運転初期の
データを制御データに取り込まないようにするのであ
る。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
先ず第2図を参照して織機の全体構成を説明する。1,
1′は織機のフレーム、2は経糸、3はバックローラ、
4は綜絖、5は筬、6は織前、7は織布、8はブレスト
ビームである。また、9はフレーム1に固定したパッケ
ージホルダー、10A,10Bはパッケージホルダー9に保持
された緯糸パッケージ、11はそのパッケージ10Aから引
出した緯糸である。この緯糸11は、内部に矢印a方向の
空気流を生起させてあるパイプ状のエアテンサ12に引通
して後、ガイドプーリ13を経てドラム式緯糸貯留装置14
に導き、そこに巻付け、そして所定のタイミングで緯糸
11を把持又は解放する緯糸把持器15に引通し、筬5と一
体に揺動運動する緯入れ用の主ノズル16に引通してあ
る。
緯糸貯留装置14及び緯糸把持器15については第3図及び
第4図を参照して更に詳しく説明する。
ギヤボックス20がフレーム1から突設したステー21A,21
Bに固定してあり、そのギヤボックス20には中空の回転
軸22を支持してある。回転軸22にはその軸線から離れる
方向に案内パイプ23を突設してあり、また先端部にはド
ラム24を相対回転自在に支持してある。25はギヤボック
ス20に固定した磁石ホルダーであり、それに固定した磁
石(図示せず)と、ドラム24の背面に固定した磁石26と
を相対させて、回転軸22が回転してもドラム24が静止状
態を保つようにしてある。ドラム24には円錐形状の巻付
部24Aとほぼ円筒状の貯留部24Bとを形成してある。ドラ
ム24にはまた巻付部24Aと貯留部24Bとの境界部に位置さ
せた突入孔27と、貯留部24Bに位置させた突入孔28とを
形成してあり、これらの突入孔27,28に対して係止ピン2
9,30が突入及び退出するようにしてある。これらの係止
ピン29,30はギヤボックス20に突設した案内体31に摺動
自在に嵌合させてあり、端部の矩形部に嵌合した揺動体
32,33により第3図で上下方向に往復動される。34,35は
係止ピン29,30の手動引出し用レバーであり、軸36に嵌
合させてある。
37は織機主軸(図示せず)からギヤボックス20へ動力を
伝える伝動系である。緯糸把持器15はフレーム1に固定
したベース38に固定してあり、ギアボックス20から突出
している軸39に固定したカム40によって固定軸41に枢着
したレバー42を摺動させ、このレバー42により下挟持体
15Aに対し上挟持体15Bを接離させて緯糸11の把持・解放
を行うようにしてある。43,44は緯糸把持器15の前後に
設けられたガイドである。
このものにあっては、織機の主軸に関連して回転軸22と
共に案内パイプ23が回動してドラム24の巻付部24Aに緯
糸11を巻付けると共に、係止ピン29,30が突入孔27,28に
所定のタイミングで出入れされる。すなわち、緯入れが
終了した時点を基点として説明すれば、先ず緯入れ終了
時は係止ピン30が突入孔28から抜出しており、係止ピン
29は突入孔27に突入していて、緯糸11が係止ピン29に係
止されて後、緯糸把持器15の入口側のガイド43まで最短
距離をとっている。次に、係止ピン30が突入孔28に突入
して後、係止ピン29が突入孔27から抜出して、巻付部24
Aに巻付けられていた緯糸11が貯留部24Bに移り、貯留部
24Bに所定回例えば4回巻付けられた後に、係止ピン29
が突入孔27に突入して、これ以後巻付けられる緯糸11と
分離する。そして緯入れ時期がくると、緯糸把持器15が
緯糸11を開放し、かつ係止ピン30が突入孔28から抜出し
て、主ノズル16からの空気噴射により緯糸11が緯入れさ
れる。このとき、貯留部24Bに巻付けられていた緯糸11
はこの回りを4回回って巻戻され、係止ピン29に係止さ
れて緯入れが終了する。この後、緯糸把持器15が緯糸11
を把持する。
このような織機に適用する場合の本発明に係る制御シス
テムの概要を第5図に示す。
第5図を参照し、主ノズル16へは、圧力空気供給源か
ら、電気信号に比例した空気圧に調圧する機能を有する
電気−空気圧比例弁45、ほぼ1ピック分に相当する空気
量を貯留するエアタンク46、織機の始動準備スイッチの
投入によって開弁され織機の停止によって閉弁される電
磁弁47、織機主軸に連動して回転するカム48によって製
織サイクルの所定時期すなわち緯入れ時期に開弁するメ
カニカル弁49を介して、圧力空気を供給するようになっ
ている。50は圧力ゲージである。ここで、電気−空気圧
比例弁45には、制御回路51からのデジタル信号がD/Aコ
ンバータ52を介しアナログ電圧に変換されて入力され
る。
制御回路51には、制御入力として、緯入れ力測定手段と
しての巻戻し検出器53からの信号と、アングルセンサ58
及び近接スイッチ75からの信号と、プリセッタ60からの
信号とが入力される。
巻戻し検出器53は緯入れ時にドラム24回りを巻戻される
緯糸11の通過を検出するものであって、第6図に示すよ
うに投光面54を有するオプティカルファイバーと、受光
面55を有するオプティカルファイバーとを束ねてあり、
それらの投・受光面54,55を、第7図及び第8図に示す
ようにドラム24の貯留部24Bの係止ピン30より主ノズル1
6側の部分で、かつ緯糸11の巻戻し方向(第7図b方
向)において係止ピン29,30の直前位置となる部分に相
対させて、ギヤボックス20に固定したブラケット56(第
3図及び第4図参照)に固定してある。尚、巻戻し検出
器53の軸線はドラム24の軸線と直交する。また,ドラム
24はアルミ製で、その巻付部24A及び貯留部24Bの表面に
は緯糸11のすべり防止のためセラミック溶射を施してあ
るが、巻戻し検出器53の投・受光面54,55に相対するド
ラム24の前記部分については、セラミック溶射を除去し
てアルミ面を露出させ、バフ磨きして鏡面57(第7図参
照)に仕上げてある。
こうして、常時には投光面54から投光された光がドラム
24の鏡面57により反射されて受光面55に入光するように
してあり、緯糸11の巻戻しにより緯糸11が投・受光面5
4,55と鏡面57との間を通過すると光束が遮られて受光面
55への入光量が減少し、これをもって緯糸11の通過を検
出するようにしてある。尚、緯糸11の通過による検出信
号は、1ピック分としてドラム24に緯糸11が4周巻かれ
ているとすると、1周巻戻される毎に得られるので、緯
入れ終了まで4回得られる。このうちの選択された1つ
が制御に使用される。
アングルセンサ58は織機主軸と連動して回転すると共に
周囲に360個の凸部を有する回転体59に相対させてあ
り、凸部を検出して主軸の回転角度(以下主軸角度とい
う)を検出する。尚、凸部を検出する毎に1°ずつカウ
ントアップし、359°の次は0°を出力するようにして
ある。また、近接スイッチ75は織機主軸と連動して回転
すると共に周囲に単一の凸部を有する回転体76に相対さ
せてあり、織機主軸の1回転毎に信号を発するようにし
てある。
プリセッタ60は制御回路51での制御に必要な情報を予め
プリセットするために設けてあり、16進入力の可能なバ
イナリースイッチ60aと3個のデシマルスイッチ60b等を
備える。
61は巻戻し検出器53で緯糸11を検出したときの主軸角度
を表示する巻戻しタイミング表示器であり、角度目盛に
沿って所定数の発光ダイオード62が列設され、制御回路
51からの信号で対応する角度の発光ダイオード62が発光
するようにしてある。この場合、5°毎に発光ダイオー
ド62を設けてあり、実測値に近い角度位置の発光ダイオ
ード62が発光するようにしてある。63は何回目の巻戻し
の検出信号を制御に使用しているかを示す各巻戻し回数
のときの大凡の角度位置に対応させて設けた発光ダイオ
ードである。また、この表示器61には主ノズル16への供
給圧力すなわち電気−空気圧比例弁45へのデジタル出力
を表示するデジタル表示部64を設けてある。
ここにおいて、制御回路51は、巻戻し検出器53,アング
ルセンサ58,近接スイッチ75及びプリセッタ60からの制
御入力を基に、所定の処理を行って、D/Aコンバータ52
と表示器61とに出力し、電気−空気圧比例弁45を介して
主ノズル16への供給圧力の制御と、所定の表示とを行
う。
具体的に、この制御回路51は、第9図に示すようにCPU6
5,ROM66,RAM67,/O68,69及びドライバ70,71を備え、巻戻
し検出器53からの巻戻し検出信号、アングルセンサ58か
らの主軸角度信号、近接スイッチ75からの主軸回転信
号、プリセッタ60からの基準角度設定値TO、許容範囲設
定値LM及び初期圧力設定値VをI/O68を介してCPU65に読
込み、ROM66上のプログラムに従って必要なデータをRAM
67に書込み、また読出し、I/O69を介してD/Aコンバータ
52に出力し、またドライバ70,71を介してタイミング表
示用発光ダイオード62及び圧力表示用デジタル表示部64
に出力する。
尚、本例で制御回路51は電気−空気圧比例弁45と共に制
御手段を構成しており、また運転初期制御手段としての
機能をもソフトウェア的に備える。
次に第10図〜第12図のフローチャートを参照しつつこの
システムの作動について説明する。
先ず織機の電源を投入すると、スタートピック数SP及び
後述する累積値ΣT,ΣPをクリアし、かつ、それまでに
設定されているD/Aコンバータ52からの出力に相当する
電圧値をドライバ71を介して圧力表示用のデジタル表示
部64に表示する(第10図のフローのステップS1)。ここ
では電圧値は圧力値と一致するように設定してある。
次にプリセッタ60からの情報の読込み状態(読込みスイ
ッチON)であるか否かを判定し(ステップS2)、読込み
状態にあって、各種の条件を新たに設定あるいは変更す
る場合は、第11図及び第12図のフローに従ってそれらの
条件をプリセッタ60から入力させる。
すなわち、例えばプリセッタ60のバイナリースイッチ60
aが0の場合は、巻戻し回数のうち何回目を選択するか
をセットする場合であり、そのときは現在の回数(1〜
4)を表示した後、新しい値を書込むか(書込みスイッ
チON)か否かを判定し、書込むのであれば3個のデシマ
ルスイッチ60bによって設定される値をRAM67に書込んで
記憶させる。つまり、何回目かをセットする場合は、バ
イナリースイッチ60bを0にセットし、デシマルスイッ
チ60bを例えば4回目であれば「004」にセットし、書込
みスイッチをONにする。これにより、TOが何回目かに応
じた従前の基準値に設定される。
これを変更する場合は、次にバイナリースイッチ60aを
4にセットし、デシマルスイッチ60bを例えば「230」
(角度を表す)にセットし、書込みスイッチをONにす
る。
許容範囲LMをセットする場合はバイナリースイッチ60a
をAにセットし、デシマルスイッチ60bを例えば「100」
にセットし、書込みスイッチをONにすればよい。また、
初期圧力Vをセットする場合はバイナリースイッチ60a
をFにセットし、デシマルスイッチ60bによりその値を
セットし、書込みスイッチをONにすればよい。
次に織機の運転スイッチをONすると、スタートからのピ
ック数SPを判定する(ステップS3,S4)。2ピック目ま
では、近接スイッチ75からの信号の有無を判定し(ステ
ップS5)、信号有りのときにスタートピック数SPをカウ
ントアップして(ステップS6)、3ピック目になるのを
待つ。このように2ピック目までは圧力制御及びそのた
めの情報の読込みを行わず、所定の回転数に到達して安
定するのを待つ。尚、このときは初期圧力Vで噴射が行
われる。
3ピック目以降は、緯入れ時にドラム24から緯糸11が巻
戻される際、1周分巻戻される毎に発生する巻戻し検出
器53からの信号のうち予め選択されている例えば4回目
の信号が入力された時点のアングルセンサ57からの主軸
角度信号Tを読込み、その値から基準値TOを減算して、
その差(T−TO)を求め、その差の累積値ΣTを算出す
る。また同時に累積を始めてから何ピック目かを示すΣ
Pの値を1アップする(ステップS7)。ここで、前記主
軸角度信号Tによりそれに相当する発光ダイオード62を
発光させて、可視化している。
次に差(T−TO)の累積値ΣTがプラス側あるいはマイ
ナス側の許容範囲LM(例えば±100)を越えたか否かを
判定する(ステップS8,S9)。
プラス側の許容範囲を越えた場合は、現在の圧力(又は
当初設定した初期圧力)Vを許容範囲を越えるまでのピ
ック数ΣP(例えば10)にて除算し、これを現在の圧力
Vに加算し、新たな圧力Vを設定する(ステップS1
0)。
マイナス側の許容範囲を越えた場合は、現在の圧力Vを
許容範囲を越えるまでのピック数ΣPにて除算し、これ
を現在の圧力Vから減算し、新たな圧力Vを設定する
(ステップS11)。
このようにして新たに設定された圧力VはD/Aコンバー
タ52に出力されると共に、デジタル表示部64に表示され
る。また同時にΣT,ΣPをクリアする(ステップS1
2)。
このように所定回目の巻戻しタイミングの検出値Tと基
準値TOとの差の累積値ΣTがプラス側の許容範囲LMを越
えた場合は、緯入れ時間が長過ぎるので、越えるまでに
要したピック数ΣPに応じた分、主ノズル16への供給圧
力Vを増大させ、牽引力を大きくして、緯入れ時間を適
正化する。
逆にマイナス側の許容範囲−LMを越えた場合は、緯入れ
時間が短過ぎるので、越えるまでに要したピック数ΣP
に応じた分、主ノズル16への供給圧力Vを減少させ、牽
引力を小さくして、緯入れ時間を適正化する。
許容範囲内の場合はその従前の圧力を継続することは勿
論である。また、運転スイッチがOFFとなった場合はス
タートピック数SPをクリア(ステップS13)して待機す
る。
尚、この実施例では、緯入れ力を表すものとして緯入れ
に要する時間を測定するようにし、このため緯入れ中又
は終了時に所定の状態となるタイミングを検出するよう
にしているが、緯糸の飛走終了時の張力、具体的には飛
走終了時に緯糸11がドラム式緯糸貯留装置14の係止ピン
29に係止される際の張力を、例えば係止ピン29にストレ
インゲージを取付けてその歪みを検出することにより、
測定するなどしてもよい。
また、この実施例では主ノズルへの供給圧力を制御する
ようにしたが、空気噴射式織機の場合、補助ノズルへの
供給圧力や噴射時間を制御するようにしてもよい。更
に、織機主軸の回転数を制御して、緯入れに要する時間
が製織サイクルの中で一定の比率になるようにしてもよ
い。
また、この実施例では、始動後所定ピック緯入れするま
で累積を停止させているが、タイマーを用い、始動後所
定時間経過するまで累積を停止させるようにしてもよ
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように本発明によれば、織機の始動直後の
運転初期において緯入れ力の実測値と基準値との差の累
積を一時的に停止して、差の累積値に基づく緯入れノズ
ルへの供給流体ないし織機主軸の回転数の制御のための
制御データとして運転初期のデータを取り込まないよう
にしたので、緯入れミスの発生を減少できるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の構成を示すブロック図である。第2図
〜第12図は本発明の一実施例を示し、第2図は織機の平
面図、第3図は緯糸貯留装置の平面図、第4図は緯糸貯
留装置の側面図、第5図はシステム構成図、第6図は巻
戻し検出器の拡大図、第7図及び第8図は巻戻し検出器
のレイアウトを示す正面図及び側面図、第9図は制御回
路のハードウェア構成を示すブロック図、第10図〜第12
図は制御内容を示すフローチャートである。 2…経糸、11…緯糸、14…緯糸貯留装置、16…主ノズ
ル、24…ドラム、29,30…係止ピン、45…電気−空気圧
比例弁、51…制御回路、53…巻戻し検出器、58…アング
ルセンサ、60…プリセッタ、75…近接スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】緯糸(11)を経糸開口へ緯入れする緯入れ
    ノズル(16)を備えると共に、緯糸(11)に対する緯入
    れ力を測定する緯入れ力測定手段(A,53)と、測定され
    た緯入れ力と基準値とを比較してその差を累積し、その
    累積値に基づいて緯入れノズル(16)への供給流体ない
    し織機主軸の回転数を制御する制御手段(B,45,51)と
    を備えた流体噴射式織機において、 織機の運転初期に緯入れ力の実測値と基準値との差の累
    積を一時的に停止する運転初期制御停止手段(C,51)を
    設けたことを特徴とする流体噴射式織機の制御装置。
JP15198084A 1984-07-24 1984-07-24 流体噴射式織機の制御装置 Expired - Lifetime JPH0686694B2 (ja)

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