JP2879924B2 - ジェットルームの1ピック緯入れ方法と、その制御装置 - Google Patents

ジェットルームの1ピック緯入れ方法と、その制御装置

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ジェットルームを再起動するに先き立
ち、緯入れされた1ピック分の緯糸がエアジェットに曝
される時間を必要最少限とし、吹切れや拘束切れの発生
のおそれを最少にすることができるジェットルームの1
ピック緯入れ方法と、その制御装置に関する。
従来技術 ジェットルームにおいては、緯入れ不良等によって停
台した後、織機を再起動するに先き立ち、織機を停止し
たまま1ピック分の緯糸を経糸開口に緯入れし、その
後、織機を再起動させることがある。
一般に、緯入れ不良の発生によって織機が停台した
後、不良緯糸を除去すると、不良緯糸が織り込まれてい
た分だけ織り口の位置が変動することが避けられない。
また、不良緯糸の除去後、織機を逆転する際に筬打ちが
行なわれてしまうが、これらは、最終的に織り段の発生
原因となる。そこで、あらかじめ1ピック分の緯糸を緯
入れしておくことによって、織り段の発生を防止してい
るのである。また、緯糸と、主ノズルを含む緯入れ部材
との相対関係を正規の状態に整えることができるから、
起動後の最初の緯入れ動作の確実性を高めることにもな
る。
このような1ピック分の緯入れ動作(以下、単に1ピ
ック緯入れという)は、手動によっても行なうことがで
きるが、主ノズルと、主ノズルの後方に配設する緯糸測
長装置、主ノズルの前方に配設するサブノズルを適当に
制御し、これを自動的に行なうことも古くから周知であ
る。すなわち、織機の停止中において主ノズル、サブノ
ズル(以下、緯入れノズルと総称する)を作動させると
ともに、緯糸測長装置から1ピック分相当の緯糸を解舒
し、経糸開口中に1ピック分の緯糸を緯入れするもので
ある。
また、この際に、緯入れされた緯糸を反緯入れ側の緯
糸フィーラによって検知し、緯入れノズルの作動を停止
すること、または、緯入れノズルの作動時間を糸種ごと
に選択して設定することにより、緯糸が緯入れノズルか
らのエアジェットに曝される時間をできるだけ短くし、
緯糸の吹切れや拘束切れを少なくする技術も提案されて
いる(特開昭60-185843号公報、特願平1-305989号)。
発明が解決しようとする課題 かかる従来技術の後者によるときは、1ピック緯入れ
によって緯入れされる緯糸に対し、吹切れや拘束切れを
皆無とすることは必ずしも容易でない。すなわち、緯糸
は、1ピック緯入れによって緯入れされるとき、その長
手方向に飛走特性の変動があるために、ピックごとに同
一の飛走時間を要するとは限らず、したがって、緯入れ
ノズルの作動時間を糸種ごとに設定したとしても、その
作動時間が依然として過大となり、吹切れ等を生じてし
まうことが起り得るからである。また、反緯入れ側の緯
糸フィーラによって緯入れノズルの作動を停止するので
は、緯糸測長装置によって緯糸を拘束する時点における
搬送力が過大となり、弱い緯糸の場合には、拘束切れを
生じ易いものである。
そこで、この発明の目的は、かかる従来技術の問題に
鑑み、安定に1ピック緯入れを完了させ、しかも、吹切
れや拘束切れを発生させることが極めて少ないジェット
ルームの1ピック緯入れ方法と、その制御装置を提供す
ることにある。
課題を解決するための手段 かかる目的を達成するためのこの出願に係る第1発明
の構成は、ジェットルームを再起動するために緯糸測長
装置と緯入れノズルとを作動させて1ピック分の緯糸を
緯入れするに際し、1ピック分相当より短い所定長さの
緯糸が緯入れされたことを検出し、所定の緯入れノズル
の作動を停止することをその要旨とする。
第2発明の構成は、指令信号に対応して緯糸測長装置
と緯入れノズルとを作動させ、1ピック分の緯糸を緯入
れする1ピック指令部と、1ピック分相当より短い所定
長さの緯糸が緯入れされたことを検出する緯糸センサ
と、緯糸センサの出力信号により所定の緯入れノズルの
作動を停止する作動停止部とからなることをその要旨と
する。
なお、緯糸センサは、緯入れ経路の途中に配設する補
助緯糸フィーラとすることができ、または、緯糸測長装
置に付設する解舒センサとすることができる。
作用 かかる第1発明の構成によるときは、1ピック緯入れ
によって緯入れ中の緯糸の長さが所定長さに到達したこ
とが検出されると、所定の緯入れノズル、たとえば主ノ
ズルと、複数のサブノズルのうち主ノズルに近い上流側
のものとの作動を停止させることにより、緯糸の飛走速
度の大小に拘らず、安定に緯入れを完了するための最適
の時点において、緯糸に対する搬送力を必要最小限に絞
り込むことができ、したがって、吹切れや拘束切れのお
それを最少に抑えることができる。なお、緯糸センサ
は、緯糸測長装置と、反緯入れ側の緯糸フィーラとの間
の緯入れ経路の途中に配設すればよく、また、残りのサ
ブノズルは、たとえば反緯入れ側の緯糸フィーラが作動
することによって、その作動を停止すればよい。
第2発明の構成によるときは、1ピック指令部は、指
令信号に対応して1ピック分の緯糸を緯入れし、作動停
止部は、所定長さの緯糸が緯入れされたとき、所定の緯
入れノズルの作動を停止するから、容易に第1発明を実
施することができる。
緯糸センサとして、緯入れ経路の途中に配設する補助
緯糸フィーラを使用すれば、補助緯糸フィーラの位置に
緯糸が到達したときに、それより上流側にある主ノズ
ル、サブノズルの作動を停止することによって、その後
の搬送力を必要最小に限定することができる。ただし、
緯入れ経路とは、緯糸測長装置から、緯入れノズルに沿
って反緯入れ側の端の経糸までの緯糸飛走路をいう。
緯糸センサとして解舒センサを使用すれば、解舒セン
サを介して緯糸測長装置から解舒される緯糸の長さを検
出し、これが1ピック分相当より短い所定長さに達した
ことを検出することによって同様の動作ができる上、補
助緯糸フィーラを設ける煩雑さがない。
実施例 以下、図面を以って実施例を説明する。
ジェットルームの1ピック緯入れ制御装置(以下、単
に制御装置という)Aは、1ピック指令部10と、作動停
止部20とからなる(第1図)。
織機はエアジェットルームであるものとし(第2
図)、給糸体W1からの緯糸Wは、ドラム式の緯糸測長装
置Dによって測長貯留され、主ノズルMNを介して図示し
ない経糸開口中に緯入れされる。
緯糸測長装置Dは、ドラムD1、係止ピンD2、回転ヤー
ンガイドD3を有し、モータD4によって回転ヤーンガイド
D3を回転駆動することにより、緯糸WをドラムD1上に巻
付け貯留することができる。緯糸測長装置Dは、係止ピ
ン制御装置DCにより、係止ピンD2を所定の時期に解舒位
置に駆動してドラムD1から緯糸Wを解舒し、また、係止
ピンD2を係止位置に駆動することにより緯糸Wの解舒を
停止させることができる。なお、ドラムD1の近傍には解
舒センサD5を設け、ドラムD1から解舒される緯糸Wの巻
数を計数することにより、緯糸Wの解舒長さを検出する
ことができる。
緯糸Wの飛走経路に沿って、複数群のサブノズルSNi
(i=1,2…)が配設されている。サブノズルSNiは、各
群ごとに順次的に作動することにより、主ノズルMNによ
って緯入れされる緯糸Wを反緯入れ側にまで搬送するこ
とができる。
緯糸Wの反緯入れ側には、緯入れされた緯糸Wの先端
部を検出する緯糸フィーラWF1の他、ストレッチノズルS
Pと、別の緯糸フィーラWF2とが配設されている。ストレ
ッチノズルSPは、屈曲管SP1と対向しており、ストレッ
チノズルSPからエアを噴出することにより、緯糸Wの先
端部を屈曲管SP1に吹き込み、緯糸Wに所定の張力を与
えることができる。また、緯糸フィーラWF2は、屈曲管S
P1の後端付近において緯糸Wを検出することにより、屈
曲管SP1に吹き込まれた緯糸Wが吹切れや拘束切れを生
じた場合に、これを検出することができる。
サブノズルSNiに沿う緯糸飛走経路の途中には、補助
緯糸フィーラWF3が配設されている。補助緯糸フィーラW
F3は、主ノズルMNから緯入れされた緯糸Wがその配設位
置にまで到達したとき、それを検出することができる。
主ノズルMNは、開閉弁Vm、圧力調整弁Pmを介してエア
源ACに接続されている。サブノズルSNiは、その各群を
単位とする開閉弁Vsi(i=1、2…)と、共通の圧力
調整弁Psとを介してエア源ACに接続され、ストレッチノ
ズルSPは、開閉弁Vpを介し、圧力調整弁Psの下流側に接
続されている。開閉弁Vm、Vsi、Vpは、ノズル制御装置N
Cにより、個別に開閉制御されている。
制御装置Aの1ピック指令部10は、指令スイッチSW
と、モノマルチバイブレータ11、フリップフロップ12、
13とからなる(第1図)。
指令スイッチSWは、モノマルチバイブレータ11を介し
てフリップフロップ12、13のセット端子S、Sに接続さ
れており、モノマルチバイブレータ11の出力は、指令信
号S1として外部に引き出されている。フリップフロップ
12、13の出力端子Q、Qは、それぞれ作動信号S2、S3と
して外部に出力されている。
作動停止部20には、緯糸フィーラWF1、補助緯糸フィ
ーラWF3からの出力信号Sf1、Sf3の他、図示しない多色
緯入れ制御装置からの緯糸選択信号Syが入力されてい
る。ただし、ここでは、第2図に拘らず、給糸体W1、緯
糸測長装置D、主ノズルMNは、使用する緯糸Wの種類に
応じて各複数セットが用意されているものとし、緯糸選
択信号Syは、そのように多種類が用意されている緯糸W
のうち、特に吹切れや拘束切れを生じ易いものが選択さ
れたときに出力されるものとする。すなわち、多色緯入
れ制御装置は、それぞれの緯糸Wに対応する緯糸選択信
号を係止ピン制御装置DC、ノズル制御装置NCに出力して
緯糸測長装置D、主ノズルMNの選択動作を行なう一方、
緯糸選択信号Syは、そのうちの特定の緯糸Wに対しての
み出力されるものとする。
緯糸フィーラWF1の出力信号Sf1は、1ピック指令部10
において、直接フリップフロップ13のリセット端子Rに
入力される他(第1図)、オアゲート22を経由してフリ
ップフロップ12のリセット端子Rに入力されている。ま
た、補助緯糸フィーラWF3の出力信号Sf3は、緯糸選択信
号Syとともにアンドゲート21に入力され、アンドゲート
21の出力は、オアゲート22に接続されている。
制御装置Aからの指令信号S1、作動信号S2、S3は、そ
れぞれ係止ピン制御装置DC、ノズル制御装置NCに入力さ
れている(第2図)。
いま、織機停止中に、経糸を開口状態にして指令スイ
ッチSWを操作すると、モノマルチバイブレータ11を介し
て指令信号S1が発生する(第3図)。指令信号S1は、係
止ピン制御装置DCに出力されるから、係止ピン制御装置
DCは、多色緯入れ制御装置からの緯糸選択信号によって
選択される緯糸測長装置Dの係止ピンD2を係止位置から
解舒位置に駆動し、ドラムD1から緯糸Wを解舒し得る状
態にする。
一方、指令信号S1により、1ピック指令部10のフリッ
プフロップ12、13がセットされ、ノズル制御装置NCに作
動信号S2、S3が送出されるから、ノズル制御装置NCは、
これに対応して開閉弁Vm、Vsiを開き、主ノズルMN、サ
ブノズルSNiを作動させる。ただし、このとき作動する
主ノズルMNも、多色緯入れ制御装置からの緯糸選択信号
によって選択されたものであり、これにより、緯糸W
は、図示しない経糸開口に緯入れされる。また、ノズル
制御装置NCは、開閉弁Vm、Vsiを開くと同時に、または
適当な微少の時間遅れの後に開閉弁Vpを開き、ストレッ
チノズルSPを作動状態にする。
このようにして緯糸Wが緯入れされると、解舒センサ
D5の出力が発生するから、係止ピン制御装置DCは、1ピ
ック分に相当する所定長さの緯糸Wが緯糸測長装置Dか
ら解舒された時点で係止ピンD2を係止位置に復帰させ、
緯糸Wの解舒を停止する。このとき、緯糸Wの先端部
は、緯糸フィーラWF1の前面を通過して屈曲管SP1に吹き
込まれているが、緯糸Wは、緯糸測長装置Dによって厳
密に測長されているため、緯糸フィーラWF2に到達する
ことがない。
一方、緯糸Wが緯糸フィーラWF1に到達すると、出力
信号Sf1が発生する。そこで、1ピック指令部10のフリ
ップフロップ12、13がリセットされ、作動信号S2、S3が
消滅するから、ノズル制御装置NCは、開閉弁Vm、Vsiを
閉じ、主ノズルMN、サブノズルSNiの作動を停止させる
(第3図の点線)。このとき、ストレッチノズルSPは、
なお作動を継続しているものとし、したがって、緯糸W
が不用意に緩んでしまうおそれがない。
緯糸選択信号Syが存在するときは、緯糸フィーラWF1
が作動する前に、補助緯糸フィーラWF3からの出力信号S
f3によりフリップフロップ12がリセットされ、作動信号
S2が消滅するが、作動信号S3はなお存続する。そこで、
ノズル制御装置NCは、これに対応して、主ノズルMNと、
補助緯糸フィーラWF3より上流側に配置されているサブ
ノズルSNi(第2図の例では、i=1、2)の作動を停
止し、それ以外のサブノズルSNi(同図の例では、i=
3)の作動を継続する(第3図の実線)。
補助緯糸フィーラWF3につづいて緯糸フィーラWF1が作
動すると、出力信号Sf1によってフリップフロップ13が
リセットされ、ノズル制御装置NCは、残りのサブノズル
SNi(i=3)の作動を停止する。
すなわち、緯糸選択信号Syがあるときは、補助緯糸フ
ィーラWF3の配置位置に相当する1ピック分相当より短
い所定長さの緯糸Wが緯入れされることにより、主ノズ
ルMNと、補助緯糸フィーラWF3より上流側のサブノズルS
Niとが作動を停止するから、緯糸Wに加わる搬送力が極
端に減少する。しかしながら、このときであっても、下
流側のサブノズルSNi、ストレッチノズルSPは作動を継
続しているから、緯糸Wは安定に飛走を継続して支障な
く緯入れされ、係止ピンD2によって拘束されるとき、所
定の張力が加えられて保持される。
なお、以上のいずれの場合であっても、ストレッチノ
ズルSPの作動停止時期は厳密なものではない。すなわ
ち、ストレッチノズルSPは、織機を起動するに先き立っ
て経糸を閉口状態に制御するときは、緯糸Wが経糸によ
って把持された後、適当な時期に停止し、このような経
糸閉口制御をしないときは、織機の起動まで作動させた
ままに維持してもよい。また、ストレッチノズルSPは、
緯糸フィーラWF1の作動により、補助緯糸フィーラWF3よ
り下流側のサブノズルSNiを停止させると同時に停止さ
せてもよい。
ストレッチノズルSPの作動中に緯糸Wが吹き切れ、緯
糸フィーラWF2によってこれが検知されたときは、スト
レッチノズルSPを停止するとともに経糸を再開口し、不
良緯糸を除去した後、1ピック緯入れ動作を再実施すれ
ばよい。さらに、ストレッチノズルSPは、第2図に図示
するような屈曲管SP1と組み合わせる形式に限らず、適
当な可動ブラシや把持ローラなどを使用し、緯糸Wに対
して機械的な牽引力を加える形式であってもよい。ま
た、サブノズルSNiは、第2図に拘らず、任意の個数を
配設してもよく、補助緯糸フィーラWF3によって作動を
停止する個数も、拘束時に緯糸Wに加わる搬送力を考慮
して、すべての緯入れノズルを停止させる場合を含め、
任意に定めることができる。
他の実施例 解舒巻数設定器23aを有するカウンタ23を作動停止部2
0のアンドゲート21の前段に設け(第4図)、緯糸測長
装置Dに付設する解舒センサD5をカウンタ23に接続する
ことができる。
解舒センサD5の出力信号S5は、緯糸測長装置Dから解
舒される緯糸Wの巻数Nを示すパルス信号であるから、
カウンタ23は、巻数Nを計数し、N=Noを検出して出力
を発生するとともに、カウンタ23自身の内容をクリアす
る。ただし、Noは、解舒巻数設定器23aに設定する設定
巻数である。カウンタ23の出力により、アンドゲート21
は、緯糸選択信号Syの存在を条件にして出力を発生し、
以下、前実施例と全く同様にして、主ノズルMNと、主ノ
ズルMNに近い上流側のサブノズルSNiの作動を停止する
ことができる。なお、設定巻数Noは、緯糸Wの1ピック
分相当の巻数N1に対し、No<N1に設定するものとする。
補助緯糸フィーラWF3を使用しないので、緯糸飛走経
路の途中に補助緯糸フィーラWF3を配設する煩雑さを解
消することができる上、設定巻数Noを変更することによ
り、主ノズルMN等の作動を停止するための緯糸Wの所定
長さを簡単に調節設定することが可能である。また、こ
の実施例において、多色緯入れ制御装置からの緯糸選択
信号を解舒巻数設定器23aに入力することにより、選択
された緯糸Wごとに個別に異なる設定巻数Noを設定して
もよい。
以上の説明において、補助緯糸フィーラWF3、解舒セ
ンサD5は、作動停止部20により主ノズルMNを含む所定の
緯入れノズルの作動停止時期を決定するために、それぞ
れ1ピック分相当より短い所定長さの緯糸Wが緯入れさ
れたことを検出する緯糸センサを形成している。
発明の効果 以上説明したように、この出願に係る第1発明によれ
ば、1ピック分の緯糸を緯入れするに際し、1ピック分
相当より短い所定長さの緯糸が緯入れされたときに所定
の緯入れノズルの作動を停止することによって、緯糸の
飛走速度の遅速に拘らず、緯入れノズルの作動停止時期
を最適に定めることができ、その後の搬送力を必要最小
限に絞り込むことができるから、1ピック緯入れそのも
のが極めて安定であり、しかも、吹切れや拘束切れが発
生するおそれを極少にすることができるという優れた効
果がある。
第2発明によれば、1ピック指令部と作動停止部とを
組み合わせることにより、第1発明を簡単に実施するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は実施例を示し、第1図は全体系統
説明図、第2図は使用状態系統図、第3図は動作説明線
図である。 第4図は他の実施例を示す要部系統図である。 W……緯糸 D……緯糸測長装置 D5……解舒センサ WF3……補助緯糸フィーラ S1……指令信号 S5、Sf3……出力信号 A……1ピック緯入れ制御装置 10……1ピック指令部 20……作動停止部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジェットルームを再起動するために緯糸測
    長装置と緯入れノズルとを作動させて1ピック分の緯糸
    を緯入れするに際し、1ピック分相当より短い所定長さ
    の緯糸が緯入れされたことを検出し、所定の緯入れノズ
    ルの作動を停止することを特徴とするジェットルームの
    1ピック緯入れ方法。
  2. 【請求項2】指令信号に対応して緯糸測長装置と緯入れ
    ノズルとを作動させ、1ピック分の緯糸を緯入れする1
    ピック指令部と、1ピック分相当より短い所定長さの緯
    糸が緯入れされたことを検出する緯糸センサと、該緯糸
    センサの出力信号により所定の緯入れノズルの作動を停
    止する作動停止部とからなるジェットルームの1ピック
    緯入れ制御装置。
  3. 【請求項3】前記緯糸センサは、緯入れ経路の途中に配
    設する補助緯糸フィーラであることを特徴とする特許請
    求の範囲第2項記載のジェットルームの1ピック緯入れ
    制御装置。
  4. 【請求項4】前記緯糸センサは、緯糸測長装置に付設す
    る解舒センサであることを特徴とする特許請求の範囲第
    2項記載のジェットルームの1ピック緯入れ制御装置。
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