JPH07118513A - 乳酸系ポリマー組成物 - Google Patents

乳酸系ポリマー組成物

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JPH07118513A
JPH07118513A JP26504893A JP26504893A JPH07118513A JP H07118513 A JPH07118513 A JP H07118513A JP 26504893 A JP26504893 A JP 26504893A JP 26504893 A JP26504893 A JP 26504893A JP H07118513 A JPH07118513 A JP H07118513A
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lactic acid
plasticizer
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polyester
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマー
(A)と、二塩基酸と二価アルコールの繰り返し単位か
ら成り、かつ末端を一塩基酸及び/又は一価アルコール
で封止された、酸価と水酸基価の合計が40以下である
ポリエステル系可塑剤(B)とを必須の構成成分として
含有することを特徴とする乳酸系ポリマー組成物。 【効果】 本発明は、フィルム、シ−ト、包装材用に有
用な、柔軟性、透明性、耐水性、耐クレージング性に優
れ、かつ可塑剤のブリードアウトの無い乳酸系ポリマー
組成物を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透明性、機械的強度、
柔軟性に優れた性質を有し、包装材料、梱包材、緩衝
材、農業用マルチフィルム、ラミネート、テープ、ラベ
ル等の特に柔軟性が必要とされる成形物、即ち、袋類、
農業用袋、農業用マルチフィルム、結束テープ、ラベ
ル、食品包装用フィルム、シート、工業用品包装材、繊
維包装材、雑貨用装材、養生シ−ト、日曜雑貨、苗木ポ
ット、食品用容器、トレー、産業資材、工業用品、特に
食品及び農業用包装材に有用な乳酸系ポリマー組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、プラスチックは膨大な量が使用さ
れているが、その廃棄物による、埋立地の不足、景観阻
害、海洋生物への脅威、環境汚染等の地球的環境問題を
引き起こしている。従来、包装用等に使用される汎用樹
脂は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等が使用
され、これら樹脂の処分方法として、焼却、埋立が行わ
れている。
【0003】しかし、これらの処分方法にも問題があ
り、焼却では、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリス
チレン等の樹脂は、燃焼カロリーが高いため、炉を痛め
易く、炉の寿命を短くする。また、ポリ塩化ビニルは、
燃焼カロリーは低いものの焼却時に有害なガスを発生す
ることが知られている。埋立においても、これらの汎用
樹脂は、化学的安定性が高いため、原形をとどめたまま
半永久的に残留する事が知られており、埋立地の不足が
深刻化する原因の一つになっている。
【0004】また、自然環境中に廃棄された場合、この
安定性のため美観を損ねたり、海洋生物、鳥類等が誤っ
て補食し貴重なな生物資源が減少するなど環境破壊の一
因となっている。これらの問題を解決するため、最近生
分解性ポリマーの研究が盛んに行われている。このポリ
マーは、一般プラスチックと異なり容易に完全分解し、
最終的には、水と二酸化炭素になる。
【0005】生分解性ポリマーで注目されている樹脂の
1つに、ポリ乳酸及びそのコポリマーがある。このポリ
マーは生分解性は無論のこと、燃焼カロリーが低いた
め、焼却した場合も炉を痛める事がなく、さらに燃焼時
に有害なガスを発生しない特徴を有する。出発原料に再
生可能な植物資源を利用出来るため、枯渇する石油資源
から脱却できる。これらの事から、汎用樹脂の代替とし
て期待されている。
【0006】しかし、ポリ乳酸は柔軟性がないため、ポ
リエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等が使用
されるフィルム等の用途には適していなかった。また水
分との接触時に白化する、いわゆる耐水性が悪いという
欠点を有しているため、水分を含むような食品包装、農
業材用途には適していなかった。更にフィルムを曲げた
際、応力によりクレージングが発生し易い欠点も有して
いる。
【0007】特開平4−335060号公報には、ポリ
乳酸に可塑剤を添加した組成物が開示されており、その
中で具体的な例としてアジピン酸ジイソブチル、セバシ
ン酸ジオクチルが効果の良好なものとして記されてい
る。しかしその可塑化効果は小さく、一般フィルム用途
に使用するには柔軟性が低い。
【0008】更に、該公開特許中に、フタル酸系可塑剤
としてフタル酸ジオクチル、ポリエステル系可塑剤とし
て、ポリプロピレングリコールアジピン酸、ポリプロピ
レングリコールセバシン酸が記載されている。フタル酸
ジオクチルは、可塑化効果はあるものの、その効果は小
さく、他のプラスチックに移行し易いこと、ブリードア
ウトが発生しやすいこと、揮発し易いこと等の欠点を持
っている。
【0009】またポリプロピレングリコールアジピン酸
に代表されるようなポリエステル系可塑剤は、可塑化効
果は高いものの、15℃以下の低温雰囲気下では応力に
よるクレージングが発生する。また、その添加により、
更に耐水性が悪くなる等の欠点有している。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、フィルム、シ−ト、包装材用に有用な、柔
軟性、透明性、耐水性、耐クレージング性に優れ、かつ
可塑剤のブリードアウトの無い乳酸系ポリマー組成物を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために鋭意検討した結果、耐水性を向上さ
せるため、ポリプロピレングリコール等のような分子量
の高い二価アルコールは用いず、二価アルコールの繰り
返し単位を有し、かつ末端を一塩基酸及び/又は一価ア
ルコールで封止された、かつ酸価と水酸基価の合計が4
0以下であるポリエステル系可塑剤を用いることによ
り、ポリマーの透明性を維持したまま、耐水性に優れ、
15℃以下での応力によるクレージングの発生も無く、
フィルムとしての使用に不可欠な十分な柔軟性を十分に
発現できることを見い出し、本発明を完成した。
【0012】即ち、本発明は、ポリ乳酸を主成分とする
乳酸系ポリマー(A)と、二塩基酸と二価アルコールの
繰り返し単位から成り、かつ末端を一塩基酸及び/又は
一価アルコールで封止された、酸価と水酸基価の合計が
40以下であるポリエステル系可塑剤(B)とを必須の
構成成分として含有することを特徴とする乳酸系ポリマ
ー組成物である。
【0013】更に、詳しくは、該ポリエステル系可塑剤
(B)の数平均分子量が、500〜2000である乳酸
系ポリマー組成物、更に該ポリエステル系可塑剤(B)
が、炭素原子数4〜10の二塩基酸と、炭素原子数2〜
8の脂肪族二価アルコールとからなるポリエステルであ
る乳酸系ポリマー組成物であり、乳酸系ポリマー(A)
と、ポリエステル系可塑剤(B)の配合重量比(A)/
(B)が、98/2〜50/50である乳酸系ポリマー
組成物である。
【0014】本発明の主成分である乳酸系ポリマー
(A)としては、ポリ乳酸や、そのコポリマー等があげ
られる。ポリ乳酸の製造法としては、乳酸から環状二量
体であるラクタイドを合成し、開環重合により高分子量
のポリ乳酸を得る方法が多く使用されているが、乳酸か
ら直接脱水縮合によりポリ乳酸を合成する方法も用いら
れる。原料に用いられる乳酸は、砂糖、スターチ等の再
生可能な資源を発酵する事により得られる。また光学不
活性の乳酸は、石油化学原料から合成可能である。ポリ
乳酸は、ピュラック社を始め、数社から工業的に製造さ
れ市販されており、本発明には、これら市販のポリ乳酸
も十分使用可能である。
【0015】また、コポリマーは、ポリ乳酸重合時もし
くはポリ乳酸重合直後にカプロラクトン、酢酸ビニル、
エチレンテレフタレート重合体、エチレンビニルアルコ
ール等の一種以上の副成分を加え重合を更に進めること
により得られる。本発明に用いられる乳酸系ポリマー組
成物原料としての乳酸モノマーは、光学異性体であるD
体、L体、メソ体、ラセミ体の何れであっても良く、ま
たこれらの混合物であっても良い。その際のL体、D体
の比、L/Dは100/0〜0/100まで全ての組成
で使用出来る。
【0016】ポリマーの重合度は、強度が高く成形加工
性に優れる点から、150〜20000程度が好まし
い。本発明の重要な構成要素であるポリエステル系可塑
剤(B)は、二塩基酸と二価アルコールの繰り返し単位
から成り、更に詳しくは、該二塩基酸は炭素原子数4〜
10の二塩基酸、また該二価アルコールは炭素原子数2
〜8の脂肪族二価アルコールであるポリエステルで、か
つポリマーとの相溶性、耐水性向上のため、末端停止剤
により末端を封止し、酸価と水酸基価を低下させた、酸
価と水酸基価の合計が40以下であるポリエステル系可
塑剤である。
【0017】更に詳しくは、炭素数4〜10の二塩基酸
としては、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバシン酸等が挙げ
られる。特にアジピン酸が技術的、経済的に好ましい。
【0018】二価のアルコールとしては、エチレングリ
コール、1,2−プロピレングリコール、1,3−プロ
ピレングリコール、1,2−ブチレングリコール、1,
3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコー
ル、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオー
ル、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオー
ル、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−
ヘキサンジオール等が挙げられる。特に分子量が200
以下のものが好ましく用いられる。
【0019】末端停止剤には、一塩基酸及び/又は一価
アルコールを通常使用する。末端停止剤として用いられ
る一価のアルコールは、特に制約はなく、メタノール、
エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブタノ
ール、イソブタノール、第二ブタノール、第三ブタノー
ル、n−アミルアルコール、n−ヘキサノール、イソヘ
キサノール、n−ヘプタノール、イソヘプタノール、n
−オクタノール、2−エチルヘキサノール、イソオクタ
ノール、n−ノナノール、イソノナノール、n−デカノ
ール、イソデカノール、イソウンデカノール、ラウリル
アルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール
等の直鎖または分岐アルコールが挙げられる。
【0020】また、一塩基酸も特に制約なく用いること
ができ、一価の脂肪族カルボン酸である酢酸、プロピオ
ン酸、酪酸、吉草酸、カプロン酸、エナント酸、カプリ
ル酸、2−エチルヘキシル酸、ペラルゴン酸、カプリン
酸、ネオデカン酸、イソデカン酸、ウンデカン酸、ラウ
リン酸、トリデカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、
ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン酸、イソオ
レイン酸、リノール酸、リノレイン酸等が挙げられる。
【0021】ここでポリエステル系可塑剤(B)の酸価
と水酸基価の合計を40以下に抑えることにより、乳酸
系ポリマー(A)との相溶性向上や、ポリエステル系可
塑剤(B)自体の不溶成分析出を起こりにくくすること
ができる。即ち、本発明のポリエステル系可塑剤(B)
の酸価と水酸基価の合計は40以下のものが好ましく、
就中20以下が効果的である。
【0022】ポリエステル系可塑剤の数平均分子量につ
いては、特に限定はないが、500〜2000のものが
特に好ましい。これは、可塑効果が高く、ブリードアウ
トが発生しにくくなるからである。
【0023】この可塑剤の具体例としては、例えば、ア
ジピン酸と1,3−ブチレングリゴールとを主成分と
し、n−オクタノールを末端停止剤として用いたポリエ
ステル、セバシン酸とブチレングリゴールとを主成分と
し、末端停止剤として2−エチルヘキサノールを用いた
ポリエステル、アジピン酸と1,6−ヘキサンジオー
ル、ブチレングリコールとを必須成分とし、末端停止剤
としてn−ヘキサノールとn−ノナノールを用いたポリ
エステル等が挙げられる。
【0024】本発明の乳酸系ポリマー(A)と、ポリエ
ステル系可塑剤(B)の重量比(A)/(B)は、通常
98/2〜50/50の範囲であり、なかでも可塑化効
果が高く、ブリードアウトがない点で、95/5〜70
/30の範囲が特に好ましい。また本発明の実施に際し
ては、本発明の必須の構成成分である乳酸系ポリマー
(A)と、ポリエステル系可塑剤(B)の他に、(A)
以外のポリマーとして、ポリビニルアルコール、ポリヒ
ドロキシブチレート−ヒドロキシバリレート、スターチ
系ポリマー等を加えても良い。
【0025】更に、(B)以外の可塑剤として、フタル
酸ジオクチル、ポリエチレングリコールアジピン酸等を
加えても良いが、接触する他の物質への移行、ブリード
アウト、応力クレージング等の発生に留意する必要があ
る。
【0026】また、この乳酸系ポリマー組成物には、エ
ポキシ化大豆油、カルボジイミドの様な安定剤、2,6
−ジ−第三−ブチル−4−メチルフェノール(BH
T)、ブチル・ヒドロキシアニソール(BHA)の様な
酸化防止剤、シリカ、タルクの様なブロッキング防止
剤、グリセリン脂肪酸エステル、クエン酸モノステアリ
ルの様な防曇剤、酸化チタン、カーボンブラック、群青
の様な着色剤等の添加剤を含んでいても差し支えない。
【0027】本発明のポリマー組成物は、Tダイキャス
ト成形やインフレーション成形等の押出成形、射出成
形、プレス成形、ブロー成形等の方法により成形加工を
行うことが出来る。乳酸系ポリマーは吸湿性が高く、加
水分解性も強いため水分管理が必要であり、一般的な一
軸押出機を用い押出成形する場合には、真空乾燥器等に
より除湿乾燥後、成膜する必要がある。
【0028】また、ベント式二軸押出機による成膜は、
脱水効果が高いため、効率的な成膜が可能である。成膜
されたシ−トは、一軸または二軸延伸を行うことにより
配向し、耐衝撃性等の物性を改良することが出来る。こ
れらの方法により成形加工された成形物の引張弾性率
は、例えば包装材料用フィルムとして使用する場合、折
れ曲がり性や風合いを考えた場合、通常1000〜15
000kg/cm2 であることが好ましい。
【0029】1000kg/cm2以下であると、過度
に柔軟となり、内容物の保持ができなくなり実用的では
ない。一方、15000kg/cm2以上では剛直にな
りすぎて、フィルムとしての風合いが無くなる。透明性
も包装材用途には、内容物を美麗に見せるため、商品価
値を高める上で重要なファクターである。
【0030】本発明の乳酸系ポリマー組成物は、優れた
透明性を有しており、透明性の指標として、特にヘイズ
値20%以下のものが好ましく用いられる。また本発明
に用いられるポリエステル系可塑剤は、加水分解性を持
っているため、乳酸系ポリマーと共に生分解する利点を
備えており、かつ安全性の高いものである為に、食品包
装用にも優れている。
【0031】本発明の乳酸系ポリマー組成物の用途例を
以下に述べるが、これらに限定されるものではない。フ
ィルム製造に用いた場合の該フィルムの用途としては、
ゴミ袋、レジ袋、一般規格袋、重袋、農業用、結束テー
プ、食品用、工業用品、繊維、雑貨等の包装材用途や、
農業用マルチフィルム等が挙げられる。またシ−ト、射
出成形品では、日曜雑貨、食品容器、養生シ−ト、苗木
ポット、産業資材、工業用品等が挙げられる。またポリ
乳酸ポリマー組成物に比して、耐水性が付与されるた
め、水分を含む食品包装、農業材用途にも有用である。
【0032】
【実施例】以下に、本発明を実施例及び比較例によっ
て、詳細に説明するが、もとより本発明はこれらに限定
されるものではない。
【0033】(実施例1〜5)200℃に制御された2
本ロールに、絶乾状態の重量平均分子量23万のポリ乳
酸(ピュラック社製)20gを仕込み、次に本発明に基
づき合成した数平均分子量2000以下、酸価2以下、
水酸基価15以下の実施例1〜5の可塑剤を各々5g
(20重量%)添加し、5分間混練を行った。
【0034】続いて、熱プレスにより温度200℃、圧
力200kgf/cm2 の条件で2分間プレスした後、
急冷を行い、0.05mmのフィルムを作製した。得ら
れたフィルムの分子量測定を行うと共に、JIS−K−
7127に基づき、幅25mm、長さ200mmの短冊
形試験片を作製し、引張試験を行い、引張弾性率、引張
強度、引張伸びの測定を行った。
【0035】また15℃で、180度折り曲げ試験によ
るクレージングの発生を観察する耐クレージング試験を
行った。次に20℃の恒温水槽中における48時間後の
白化状態を観察した耐水性試験を行った。クレージング
の評価はクレージングの発生程度により4段階で評価し
た。クレージングが著しく発生したものを×、相当程度
発生したものを△、痕跡程度発生したものを○、全然発
生しなかったものを◎とした。
【0036】耐水性も同様に4段階で評価した。白化が
著しく発生したものを×、相当程度白化が発生したもの
を△、痕跡程度の白化が発生したものを○、全く発生し
なかったものを◎とした。得られた結果を表1に示す。
【0037】何れの組成物とも引張弾性率では、130
00kg/cm2 以下となり、かなりの柔軟性をもった
フィルムが得られた。耐クレージング試験ではクレージ
ングの発生は全く見られず、耐水性試験でも白化しない
ことが確認された。相溶性、透明性はヘイズ値により確
認したが、どれも2以下と優れた値が得られた。
【0038】(比較例1〜10)本発明とは異なる可塑
剤を添加したもの、及び無添加の組成物を、実施例1〜
5と同様な方法を用いて作製し、同一の試験を行った。
比較例2のポリエステル系可塑剤の二価のアルコール及
び二塩基酸は、実施例3と同一であるが、末端を封止し
ていないもので、水酸基化が120と高いものである。
【0039】比較例6で使用したポリプロピレングリコ
ールアジピン酸は、数平均分子量1000、比較例7、
8で使用したポリプロピレングリコールアジピン酸、ポ
リプロピレングリコールセバシン酸は、数平均分子量で
2000であり、平均分子量425のポリプロピレング
リコールと、アジピン酸及びセバシン酸より合成した。
得られた結果を表2に示す。
【0040】比較例1の可塑剤無添加品は、引張弾性率
が25200kg/cm 2と硬く、クレージングも発生
した。水中での白化も相当程度観察された。比較例2の
末端封止を行わなかったものは、相溶性、耐水性とも悪
く、クレージングの発生も見られた。
【0041】比較例3のアジピン酸ジイソブチルは、耐
水性に優れるもののクレージングが発生して、十分な引
張弾性率の減少も余り認められず、柔軟化に寄与しなか
った。比較例4のセバシン酸ジオクチルは、何れの項目
にも優れた効果を見い出せなかった。比較例5のフタル
酸ジオクチルは、耐水性、耐クレージング性には優れる
が、十分な弾性率の低下が認められなかった。
【0042】また、ブリードアウトの発生を70℃、9
0%の条件下で、1週間ごとに観察したところ、本発明
のポリエステル系可塑剤は1ヶ月経過時点でも、全くブ
リードアウトが発生しなかったのに対し、フタル酸ジオ
クチルのブリードアウトの発生は早く、1週目で観察さ
れた。比較例6のポリプロピレングリコールアジピン酸
は、優れた引張弾性率を示したものの、クレージングの
発生や水中浸積時の白化の発生が、無添加のものに比べ
促進される欠点が認められた。
【0043】比較例7の、数平均分子量を2000に上
げたポリプロピレングリコールアジピン酸も、数平均分
子量1000のものと同様にクレージングの発生や水中
浸積時の白化の発生が、無添加のものに比べ促進される
欠点が認められた。比較例8のポリプロピレングリコー
ルセバシン酸は、比較例7のポリプロピレングリコール
アジピン酸と同様な傾向を示し、弾性率は低下したがク
レージングの発生や水中浸積時の白化の発生が促進され
る傾向があった。
【0044】比較例9のエポキシ化大豆油、比較例10
のエポキシ化脂肪酸エステルは何れの評価も良くなかっ
た。
【0045】(実施例6、比較例11〜14)上記の一
部の添加剤について、実施例1〜5の方法を用い、ピュ
ラック社製のポリ乳酸18gに可塑剤2g(10重量
%)を添加し、本発明による可塑剤と他の可塑剤との比
較試験を行った。得られた結果を表4に示す。
【0046】実施例6の本発明の可塑剤は、10重量%
以下の添加量でも、引張弾性率は20重量%添加とほぼ
同等で、耐クレージング性、耐水性に変化は見られず、
良好な結果であった。比較例11のフタル酸ジオクチル
は、添加量10%以下では、引張弾性率は20100k
g/cm2と増大し、柔軟性が無くなり、耐クレージン
グ性も悪くなった。
【0047】一方、比較例12のセバシン酸ジオクチル
は、透明性は改良されるものの、他の項目は何れも良好
な結果は得られなかった。比較例13、14のポリプロ
ピレングリコールアジピン酸、ポリプロピレングリコー
ルセバシン酸は添加量を減少させても、耐水性改善は出
来ず、耐クレージング性も悪くなる傾向にあった。
【0048】(実施例17)芳香族カルボン酸および脂
肪族ジカルボン酸を含むポリエステル(テレフタル酸1
6モル%、イソフタル酸14モル%、アジピン酸20モ
ル%、エチレングリコール23モル%、ネオペンチルグ
リコール27モル%、数平均分子量23800(GP
C、ポリスチレン換算値))10部に、ピュラック社製
のL−ラクタイド90部を加え、不活性ガス雰囲気下
で、165℃、1時間、両者を溶融・混合させ、更にエ
ステル化触媒としてオクタン酸錫を0.02部加え、更
に6.5時間反応させた。
【0049】反応終了後、重量平均分子量170000
の、ラクタイドとポリエステルとが共重合した乳酸系ポ
リマーを得た。ラクタイドは2.3%が残留していた。
この乳酸系ポリマーに、実施例3と同一の可塑剤20%
を添加し、実施例1〜5と同様な方法を用いて、可塑剤
とのブレンド物を作製し、同一の試験を行った。得られ
た結果を表5に示す。ポリ乳酸を用いた場合と同様の透
明性を維持し、かつ耐水性、耐クレージング性に優れて
おり、可塑化効果も十分であった。
【0050】(実施例8)芳香族カルボン酸および脂肪
族ジカルボン酸を含むポリエステル(テレフタル酸14
モル%、イソフタル酸16モル%、アジピン酸20モル
%、エチレングリコール28モル%、ネオペンチルグリ
コール22モル%、数平均分子量19800(ポリスチ
レン換算))10部に、ピュラック社製のL−ラクタイ
ド90部を加え、不活性ガス雰囲気下で、165℃、1
時間、両者を溶融・混合させ、エステル化触媒としてオ
クタン酸錫を0.02部を加え、更に7時間反応させ
た。
【0051】重量平均分子量161000の、ラクタイ
ドとポリエステルとが共重合した乳酸系ポリマーを得
た。ラクタイドは2.8%残留していた。この乳酸系ポ
リマーに実施例3と同一の可塑剤20%を添加し、実施
例1〜5と同様な方法を用いて乳酸系ポリマー組成物を
作製し、同一の試験を行った。得られた結果を表5に示
す。ポリ乳酸と同様の透明性を維持したまま、耐水性、
耐クレージング性に優れ、可塑化効果も十分に得られ
た。
【0052】(実施例9)脂肪族系ポリエステル(コハ
ク酸50モル%、エチレングリコール50モル%、ガラ
ス転移点−3.5℃、融点105.0℃)15重量部
に、L−ラクタイド78重量部と、MESO−ラクタイ
ド7重量部とを加えて、不活性ガス雰囲気下で、165
℃、1時間混合させ、エステル化触媒としてオクタン酸
錫を0.02部加えて8時間反応を行った。
【0053】得られた乳酸系ポリマーは、褐色を帯びた
透明な樹脂で、重量平均分子量はGPCの結果から71
000であった。またラクタイドは、7%が残留してい
た。この乳酸系ポリマーに、実施例3と同一の可塑剤2
0%を添加し、実施例1〜5と同様な方法を用いて、乳
酸系ポリマー組成物を作製し、同一の試験を行った。得
られた結果を表5に示す。このポリマーに対しても、本
発明による可塑剤を添加したものは、柔軟性、耐水性、
耐クレージング性が大幅に向上し、優れた性能を示し
た。
【0054】(実施例10)酢酸ビニル/エチレン共重
合体(酢酸ビニル65%、エチレン35%)13部に、
ラクタイド87部を加えて、不活性ガス雰囲気下で、1
65℃、1時間両者を均一に溶解混合し、エステル化触
媒としてオクタン酸錫を0.02部加えた。この後、8
時間反応を行い、褐色を帯びた透明な重量平均分子量1
04000の乳酸系共重合体を得た。
【0055】ラクタイドモノマーは、6.2%残留して
いた。DSCによる測定の結果、ガラス転移点は41.
6℃、融点は196.3℃であった。この乳酸系ポリマ
ーに、実施例3と同一の可塑剤20%を添加し、実施例
1〜5と同様な方法を用いて乳酸系ポリマー組成物を作
製し、同一の試験を行った。得られた結果を表5に示
す。優れた可塑化効果の他、耐水性、耐クレージング
性、透明性も向上した。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【発明の効果】本発明は、フィルム、シ−ト、包装材用
に有用な、柔軟性、透明性、耐水性、耐クレージング性
に優れ、かつ可塑剤のブリードアウトの無い乳酸系ポリ
マー組成物を提供できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリ乳酸を主成分とする乳酸系ポリマー
    (A)と、二塩基酸と二価アルコールの繰り返し単位か
    ら成り、かつ末端を一塩基酸及び/又は一価アルコール
    で封止された、酸価と水酸基価の合計が40以下である
    ポリエステル系可塑剤(B)とを必須の構成成分として
    含有することを特徴とする乳酸系ポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 ポリエステル系可塑剤(B)の数平均分
    子量が、500〜2000である請求項1記載の乳酸系
    ポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 ポリエステル系可塑剤(B)が、炭素原
    子数4〜10の二塩基酸と、炭素原子数2〜8の脂肪族
    二価アルコールとからなるポリエステルである請求項1
    記載の乳酸系ポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 乳酸系ポリマー(A)と、ポリエステル
    系可塑剤(B)の配合重量比(A)/(B)が、98/
    2〜50/50である請求項1〜3のいずれか1つに記
    載の乳酸系ポリマー組成物。
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