JPH0692969A - 7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物及びその製造法 - Google Patents

7−アシル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物及びその製造法

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JPH0692969A
JPH0692969A JP3317319A JP31731991A JPH0692969A JP H0692969 A JPH0692969 A JP H0692969A JP 3317319 A JP3317319 A JP 3317319A JP 31731991 A JP31731991 A JP 31731991A JP H0692969 A JPH0692969 A JP H0692969A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 抗菌剤である3−置換カルバモイルオキシ−
3−セフェム誘導体及びその製造方法を提供する。 【構成】 下記式(1) (式中、Aは−CH=または−N=を示し、R1 は水酸
基、低級アルコキシ基、フッ素置換低級アルコキシ基ま
たは保護基で保護された水酸基を示す。R2 及びR3
低級アルキル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモ
イル置換低級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキ
ル基などを示す。R4 はカルボキシル基または保護基で
保護されたカルボキシル基を示す。)で表される7−ア
シル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物また
はその医薬として許容される塩。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は医薬として優れた作用を
有する新規な抗菌剤である3−置換カルバモイルオキシ
−3−セフェム誘導体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】特開昭53−34794号公報には、
式:
【0003】
【化28】
【0004】(ここでYは水素または求核性化合物残基
である)
【0005】で表わされる化合物を含む無置換または低
級アルキル基で置換された3−カルバモイルオキシ−3
−セフェム誘導体が開示されている。
【0006】また特公平1−44714号公報には下記
一般式で示される化合物が開示されている。
【0007】
【化29】
【0008】(ここで、R6 はアミノ基またはアシルア
ミノ基、R7 はカルボキシル基または保護されたカルボ
キシル基、式:
【0009】
【化30】
【0010】で示される基は、ジ(低級)アルキルアミ
ノ(低級)アルキルアミノ基、低級アルキルで置換され
ていてもよい1〜4個の窒素原子を含有する飽和5もし
くは6員複素環式(低級)アルキルアミノ基または低級
アルキルもしくはヒドロキシ(低級)アルキルで置換さ
れていてもよい2〜4個の窒素原子を含有する飽和5も
しくは6員複素環式基、X1 は−S−または
【0011】
【化31】
【0012】点線は2もしくは3−セフェム環をそれぞ
れ意味する。)
【0013】さらに特公平3−46474号公報には下
記一般式:
【0014】
【化32】
【0015】(式中、R1 は保護されていてもよいアミ
ノ基または水酸基を、R3 は水素を、R5 はヒドロキシ
基または置換されていてもよいアルコキシ基を、R8
水素を、Qは3−置換−3−セフェム−4−カルボン酸
を構成するための炭素−炭素結合を、Rはエステル残基
を示す。)
【0016】で表わされるセフェム化合物などの報告が
ある。
【0017】現在、幾つかの種類の半合成セファロスポ
リンが感染症の治療に利用されているが、抗菌力にすぐ
れ、特に経口投与可能な抗菌剤としては満足なものがな
い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は抗菌力
にすぐれ、さらに経口投与可能な抗菌剤を提供すること
にある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明者らは鋭意研究の
結果、新規な3−置換カルバモイルオキシ−3−セフェ
ム誘導体が種々の病原菌に対しすぐれた抗菌活性を有
し、さらに薬理学的に保護された誘導体は消化管からす
みやかに吸収され、吸収後ただちに非エステル体を生じ
て経口投与用の抗菌剤として有用であることを見い出
し、本発明を完成するに到った。
【0020】即ち、本発明は、下記一般式(1):
【0021】
【化33】
【0022】(式中、Aは−CH=または−N=を示
し、R1 は水酸基、低級アルコキシ基、フッ素置換低級
アルコキシ基または保護基で保護された水酸基を示す。
2 及びR3 は同一または異なって低級アルキル基、水
酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低級アルキ
ル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示すか、R2
は水素原子であってR3 は低級アルコキシ基又はハロゲ
ン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示すか、あ
るいは式:
【0023】
【化34】
【0024】で示される基は、窒素原子1個を含有する
4−6員複素環式基またはモルホリノ基を示し、それら
は低級アルキル基、水酸基または水酸基置換低級アルキ
ル基で置換されていてもよい。R4 はカルボキシル基ま
たは保護基で保護されたカルボキシル基を示す。)
【0025】で表される7−アシル−3−置換カルバモ
イルオキシセフェム化合物またはその医薬として許容さ
れる塩、その製造法並びにそれからなる抗菌剤および中
間体に関するものである。
【0026】一般式(1)において、R1 で示される低
級アルコキシ基、またはフッ素置換された低級アルコキ
シ基としてはメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、モノフルオロメトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、2−モノフルオロエトキシ、2,2−ジフ
ルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシな
どの炭素数1〜4のアルコキシ基またはフッ素置換アル
コキシ基が挙げられる。
【0027】R1 で示される保護された水酸基における
保護基とは、脱離容易な水酸基保護基であり、たとえば
ホルミル、アセチル、クロロアセチル、メトキシアセチ
ル、フェノキシアセチル、ベンゾイル、エトキシカルボ
ニル、p−ニトロフェノキシカルボニル、テトラヒドロ
ピラニル、テトラヒドロチオフラニル、トリチル、メト
キシメチル、エトキシメチル、トリメチルシリル、t−
ブチルジメチルシリル、t−ブチルなどの比較的緩和な
条件下で脱離可能な保護基などで保護された水酸基を意
味し好ましい保護基としてはアセチル、トリチルなどが
挙げられる。
【0028】一般式(1)においてR2 、R3 で示され
る低級アルキル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバ
モイル置換低級アルキル基、シアノ置換低級アルキル基
としてはメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロ
キシプロピル、2−ヒドロキシプロピル、4−ヒドロキ
シブチル、カルバモイルメチル、2−カルバモイルエチ
ル、3−カルバモイルプロピル、2−カルバモイルプロ
ピル、シアノメチル、2−シアノエチル、3−シアノプ
ロピル、2−シアノプロピルなどが挙げられる。R2
水素原子であって、R3 が低級アルコキシ基またはハロ
ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基において、
低級アルキル基とは上記記載のアルキル基などが挙げら
れ、好ましくはメチル基、エチル基などが挙げられる。
低級アルコキシ基とはR1 で定義された基と同様であ
り、ハロゲン原子とはフッ素、塩素、ヨウ素などが挙げ
られ、好ましくはフッ素原であり置換されてもよい数は
1〜3である。
【0029】また、式:
【0030】
【化35】
【0031】で示される、置換されてもよい窒素原子一
つを含有する4〜6員複素環式基またはモルホリノ基と
しては次に示す基を挙げることができる。
【0032】
【化36】
【0033】
【化37】
【0034】
【化38】
【0035】
【化39】
【0036】式中、R10は水素、低級アルキル基、水酸
基、水酸基置換低級アルキル基を示し、低級アルキル基
としてはメチル、エチル、プロピル基、ヒドロキシ置換
低級アルキル基としてはヒドロキシメチル基、2−ヒド
ロキシエチル基などが挙げられる。
【0037】
【化40】
【0039】として好ましい基としては、
【0040】
【化41】
【0041】−NHCH3 、−N(CH3)2 などが挙げ
られ、さらに好ましい基としては−N(CH3)2 が挙げ
られる。
【0042】R4 のカルボキシル基の保護基としては、
メチル、エチル、t−ブチルなどの低級アルキル基;p
−メトキシベンジル、p−ニトロベンジル、3,4−ジ
メトキシベンジル、ジフェニルメチル、トリチル、フェ
ネチルなどの置換基を有していてもよいフェニル基で置
換された低級アルキル基;2,2,2−トリクロロエチ
ル、2−ヨードエチルなどのハロゲン化低級アルキル
基;ピバロイルオキシメチル、アセトキシメチル、プロ
ピオニルオキシメチル、ブチリルオキシメチル、バレリ
ルオキシメチル、1−アセトキシエチル、2−アセトキ
シエチル、1−ピバロイルオキシエチル、2−ピバロイ
ルオキシエチルなどの低級アルカノイルオキシ低級アル
キル基;パルミトイルオキシエチル、ヘプタベカノイル
オキシメチル、1−パルミトイルオキシエチルなどの高
級アルカノイルオキシ低級アルキル基;メトキシカルボ
ニルオキシメチル、1−(ブトキシカルボニルオキシ)
エチル、1−(t−ブトキシカルボニルオキシ)エチ
ル、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチル、1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチルなどの低級
アルコキシカルボニルオキシ低級アルキル基;カルボキ
シメチル、2−カルボキシエチルなどのカルボキシ低級
アルキル基;3−フタリジルなどの複素環基;4−グリ
シルオキシベンゾイルオキシメチル、4−〔N−(t−
ブトキシカルボニル)グリシルオキシ〕ベンゾイルオキ
シメチルなどの置換基を有していてもよいベンゾイルオ
キシ低級アルキル基;(5−メチル−2−オキソ−1,
3−ジオキソレン−4−イル)メチルなどの(置換ジオ
キソレン)低級アルキル基;1−(シクロヘキシルアセ
チルオキシ)エチルなどのシクロアルキル置換低級アル
カノイルオキシ低級アルキル基、1−(シクロヘキシル
オキシカルボニルオキシ)エチルなどのシクロアルキル
オキシカルボニルオキシ低級アルキル基等が挙げられ
る。
【0043】要するに、何らかの手段で分解されてカル
ボン酸となり得る保護基であればいかなる基でもよく、
好ましくは1−(イソプロピルオキシカルボニルオキ
シ)エチル基、1−(エトキシカルボニルオキシ)エチ
ル基、1−(シクロヘキシルオキシカルボニルオキシ)
エチル基、ピバロイルオキシメチル基又はイソプロピル
オキシカルボニルオキシメチル基などが挙げられる。さ
らに好ましい基としては1−(イソプロピルオキシカル
ボニルオキシ)エチル基である。
【0044】また、医薬として許容される塩としては、
例えばナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属
塩;アンモニウム塩;テトラエチルアンモニウム塩、ベ
タイン塩などの4級アンモニウム塩;カルシウム塩、マ
グネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;塩酸塩、臭化
水素酸塩、沃化水素酸塩、硫酸塩、炭酸塩、重炭酸塩な
どの無機酸塩;酢酸塩、マレイン酸塩、乳酸塩、酒石酸
塩などの有機カルボン酸塩;メタンスルホン酸塩、ヒド
ロキシメタンスルホン酸塩、ヒドロキシエタンスルホン
酸塩、タウリン塩、ベンゼンスルホン酸塩、トルエンス
ルホン酸塩などの有機スルホン酸塩;アルギニン塩、リ
ジン塩、セリン塩、アスパラギン酸塩、グルタミン酸
塩、グリシン塩などのアミノ酸塩;トリメチルアミン
塩、トリエチルアミン塩、ピリジン塩、プロカイン塩、
ピコリン塩、ジシクロヘキシルアミン塩、N,N−ジベ
ンジルエチレンジアミン塩、N−メチルグルカミン塩、
ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、トリ
ス(ヒドロキシメチルアミノ)メタン塩、フェネチルベ
ンジルアミン塩などのアミン塩などが挙げられる。
【0045】本発明化合物(1)は、例えば次に示す方
法によって製造することができる。
【0046】1)製法1
【0047】一般式(2)
【0048】
【化42】
【0049】(式中、R2 、R3 、R4 および
【0050】
【化43】
【0051】は、前記と同じ意味を示す。)
【0052】で表わされる化合物またはその塩を、一般
式(3)
【0053】
【化44】
【0054】(式中、A及びR1 は前記と同じ意味を示
し、そしてR6 はアミノ基または保護されたアミノ基を
示す。)
【0055】で表わされる化合物またはその反応性酸誘
導体またはそれらの塩と反応させ、必要によりアミノ
基、カルボキシル基または水酸基の保護基を離脱し、あ
るいはカルボキシル基を保護基で保護することにより一
般式(1)で表わされる化合物またはその塩を得る。
【0056】R6 におけるアミノ基の保護基としては、
カルバモイル基、脂肪族アシル基、芳香環または複素環
を含むアシル基、スルホニル基あるいはベンジリデン基
が挙げられる。
【0057】アシル基およびスルホニル基の例としては
ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、イソブ
チリル、バレリル、イソバレリル、オキサリル、サクシ
ニル、ピバロイル等のアルカノイル基、メトキシカルボ
ニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、1
−シクロプロピルエトキシカルボニル、イソプロポキシ
カルボニル、ブトキシカルボニル、第3級ブトキシカル
ボニル、ペンチルオキシカルボニル、第3級ペンチルオ
キシカルボニル、ヘキシルオキシカルボニル等のアルコ
キルカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル、フェネ
チルオキシカルボニル等のアラルコキシカルボニル基、
メシル、エタンスルホニル、プロパンスルホニル、イソ
プロパンスルホニル、ブタンスルホニル等のアルカンス
ルホニル基、ベンゼンスルホニル、トルエンスルホニル
等のアレーンスルホニル基、ベンゾイル、トルオイル、
ナフトイル、フタロイル、インダンカルボニル等のアロ
イル基、フェニルアセチル、フェニルプロピオニル等の
アラルカノイル基、フェノキシアセチル、フェノキシプ
ロピオニル等のアリールオキシアルカノイル基、フロイ
ル、テノイル、ニコチノイル等の複素環カルボニル基、
チエニルグリオキシロイル、チアゾリルグリオキシロイ
リル等の複素環グリオキシロイル基、チエニルアセチ
ル、チアゾリルアセチル等の複素環アルカノイル基等が
挙げられる。これらの基は、例えば塩素、臭素、沃素、
弗素を含むハロゲン、ニトロ基、アミノ基、ホルミルア
ミノ、アセチルアミノ等のアルカノイルアミノ基、シア
ノ基、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル等のアルキル基、ビニル、アリル等のアルケニル基、
式=N−OR5 (式中R5 は水素、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル等
のアルキル基、ビニル、プロペニル等のアルケニル基、
エチニル、プロピニル等のアルキニル基を意味する)で
示される基等の適当な置換分を1個以上有してもよい。
【0058】さらにベンジリデン基の例としては、ベン
ジリデン基、p−ニトロベンジリデン基、m−ニトロベ
ンジリデン基、3,4−メチレンジオキシベンジリデン
基、m−クロルベンジリデン基などが挙げられる。
【0059】化合物(3)は縮合剤〔カルボジイミド
(N,N′−ジシクロヘキシルカルボジイミドなど)、
カルボニル化合物(カルボニルジイミダゾールなど)、
イソキサゾリウム塩、アシルアミノ化合物(2−エトキ
シ−1−エトキシカルボニル−1,2−ジヒドロキシキ
ノリンなど)〕の存在下に反応させてもよい。またその
反応性酸誘導体としては酸無水物{対称酸無水物、混合
酸無水物〔鉱酸(リン酸、硫酸、炭酸半エステルな
ど)、有機酸(アルカン酸、アラルカン酸、スルホン酸
など)との混合酸無水物など〕}、酸ハロゲン化物、活
性エステル〔N−ヒドロキシ化合物とのエステル(N−
ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒドロキシフタルイミ
ドなどとのエステル)〕、チオールエステル(アラルキ
ルチオールエステル、異項環チオールエステルなど)、
アリールエステル(フェニルエステル、ハロフェニルエ
ステル、ニトロフェニルエステルなど)を用いる。
【0060】上記反応はジクロロメタン、クロロホル
ム、テトラハイドロフラン、アセトン、酢酸エチル、メ
タノール、エタノール、ジメチルスルホキシド、N,N
−ジメチルホルムアミド、ベンゼン、トルエン、ヘキサ
ン等の不活性溶媒中、反応温度−50℃〜+50℃で行
うことができる。
【0061】保護基の離脱、カルボキシル基を保護基で
の保護、造塩反応は常法により行なうことができる。
【0062】保護されたカルボキシル基の脱保護は酸の
存在下、加水分解によりなしえる。好適な酸としては、
例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸、蟻酸、酢
酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエ
ンスルホン酸等の有機酸、三フッ化ホウ素、三塩化アル
ミニウム、塩化第二スズ、塩化第二鉄、四塩化チタン、
塩化亜鉛等のルイス酸があげられる。必要に応じて、ア
ニソール等の陽イオン捕捉剤の存在化に反応を行なうの
が好ましい。
【0063】加水分解は通常、水、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、テトラハイドロフラン、N,N−
ジメチルホルムアミド、ジオキサン、塩化メチレン等の
不活性溶媒またはそれらの混合溶媒で行なわれる。ま
た、上記酸を溶媒として用いてもよい。反応は、通常−
78℃〜80℃で行なうことができるが、好ましくは氷
冷下から室温下で行なわれる。
【0064】R4 がカルボキシル基またはその塩の場合
保護基で保護する方法は、常法により行えばよく、例え
ばエステル化の方法は必要に応じてアルカリ金属塩化、
または有機アミン塩化し、アルコール反応誘導体と反応
させることにより行ないえる。
【0065】アルカリ金属塩化は、酢酸ソーダ、酢酸カ
リウム、2−エチルヘキサン酸ソーダ、2−エチルヘキ
サン酸カリウム等の有機酸アルカリ金属塩、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム等の
アルカリ金属炭酸塩などを用いて行なわれる。有機アミ
ン塩化はトリメチルアミン、トリエチルアミン、ジクロ
ロヘキシルアミン、ピリジンなどを用いて行なわれる。
【0066】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、テトラハイドロフラン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、ジオキサン、塩化メチレン、酢酸
エチル、酢酸メチル、アセトニトリル等の不活性溶媒ま
たはそれらの混合溶媒で行なわれる。
【0067】アルコール反応誘導体との反応は通常、
水、メタノール、エタノール、プロパノール、N,N−
ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミ
ド、アセトン、テトラハイドロフラン、ジオキサン、塩
化メチレン、酢酸エチル、酢酸メチル、アセトニトリ
ル、ベンゼン、トルエン等の不活性溶媒またはそれらの
混合溶媒で行なわれる。また、反応は、通常−78℃〜
80℃で行なうことができるが、好ましくは氷冷下から
室温下で行なわれる。
【0068】保護されたアミノ基の脱保護は通常の方法
に従い酸の存在下に行ないえる。好適な酸としては、例
えば塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸、蟻酸、酢酸、
トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、p−トルエンス
ルホン酸等の有機酸があげられる。
【0069】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、アセトン、テトラハイ
ドロフラン、ジオキサン、塩化メチレン等の不活性溶媒
またはそれらの混合溶媒で行なわれる。また、反応は、
通常−50℃〜50℃で行なうことができるが、好まし
くは氷冷下から室温下で行なわれる。
【0070】2)製法2
【0071】一般式(4)
【0072】
【化45】
【0073】(式中、R2 、R3 、R4 および
【0074】
【化46】
【0075】は前記と同じ意味を示す。Xはハロゲン原
子を示す。)
【0076】で表わされる化合物またはその塩とチオ尿
素を反応させ、必要によりカルボキシル基の保護基を離
脱し、あるいはカルボキシル基を保護基で保護すること
により一般式(5):
【0077】
【化47】
【0078】(式中、R2 、R3 、R4 および
【0079】
【化48】
【0080】は、前記と同じ意味を示す。)
【0081】で表わされる化合物またはその塩を製造す
ることができる。
【0082】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、蟻酸、酢酸、アセト
ン、テトラハイドロフラン、ジオキサン、塩化メチレ
ン、酢酸エチル、酢酸メチル、アセトニトリル、ベンゼ
ン、トルエン等の不活性溶媒またはそれらの混合溶媒で
行なわれる。また、反応は、通常−78℃〜80℃で行
なうことができるが、好ましくは氷冷下から室温下で行
なわれる。
【0083】3)製法3
【0084】一般式(11)
【0085】
【化49】
【0086】(式中、R1 、R4 、R6 は前記と同様の
意味を有する。)
【0087】で表わされる化合物またはその塩にN,
N’−カルボニルジイミダゾールを反応させ反応性誘導
体に導いた後、式
【0088】
【化50】
【0089】(式中、R2 、R3 および
【0090】
【化51】
【0091】は、前記と同様の意味を有する。)
【0092】で表わされる化合物またはその塩と反応さ
せ、必要により、アミノ基、水酸基またはカルボキシル
基の保護基を常法により脱離させ、更に必要によりカル
ボキシル基を保護基で保護することにより一般式(1)
で表わされる化合物およびその塩を製造することができ
る。保護基の離脱等は製法1に記載した常法により行な
うことができる。
【0093】上記の本発明化合物の製法1〜3におい
て、製造原料化合物(2)、(4)および(11)に代
えて、それぞれのセフェム環のスルホキシド体を用いて
反応後、還元することにより、それぞれの目的化合物
(1)、および(5)を得ることもできる。
【0094】次に本発明化合物の製造に利用される中間
体は例えば以下に示す方法によって製造することができ
る。
【0095】a)製法A
【0096】一般式(9)
【0097】
【化52】
【0098】(式中、R5 はアミノ基または保護された
アミノ基、Yは水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原
子またはニトロ基を示す。Yはこれらの基で同一または
異なって1〜5個置換されていてもよい。)
【0099】で表わされる化合物またはその塩と式:
【0100】
【化53】
【0101】(式中、R2 、R3 および
【0102】
【化54】
【0103】は、前記と同じ意味を示す。)
【0104】で表わされる化合物またはその塩とを適当
な不活性溶媒中で反応させ、必要によりカルボキシル基
を保護することにより一般式(8)
【0105】
【化55】
【0106】(式中、R2 、R3 、R4 、R5 および
【0107】
【化56】
【0108】は、前記と同じ意味を示す。)
【0109】で表わされる化合物またはその塩を製造す
ることができる。
【0110】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、テ
トラハイドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム等の
不活性溶媒またはそれらの混合溶媒中で行なわれる。
【0111】反応は、通常−78℃〜80℃で行なうこ
とができるが、好ましくは氷冷下から室温下で行なわれ
る、反応時間は通常10分から1時間行なうだけで十分
である。
【0112】R5 におけるアミノ基の保護基としては前
記のR6 におけるアミノ基の保護基と同じである。
【0113】目的に応じてアミノ基の保護基を離脱し、
あるいはカルボキシル基を保護基で保護することにより
本発明化合物(1)の中間体として使用することができ
る。アミノ基の脱保護、カルボキシル基の保護化は製法
1の項に記載した常法により行なうことができる。
【0114】b)製法B
【0115】一般式(12)
【0116】
【化57】
【0117】(式中、R4 およびR5 は前記と同じ意味
を示す。)
【0118】で表わされる化合物またはその塩と塩基の
存在下にホスゲンまたはホスゲン誘導体を反応させ一般
式(7)で表わされる化合物を得る。
【0119】
【化58】
【0120】(式中、R4 およびR5 は前記と同じ意味
を示す。)
【0121】続いて、式
【0122】
【化59】
【0123】(式中、R2 、R3 および
【0124】
【化60】
【0125】は、前記と同じ意味を示す。)
【0126】で表わされる化合物またはその塩と反応さ
せ、一般式(8)
【0127】
【化61】
【0128】(式中、R2 、R3 、R4 、R5 および
【0129】
【化62】
【0130】は、前記と同じ意味を示す。)
【0131】で表わされる化合物を製造することができ
る。
【0132】上記反応において、好適な塩基としては、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリ
ウム、水酸化マグネシウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属、アルカ
リ土類金属水酸化物、炭酸塩、トリエチルアミン、トリ
ブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジン、トル
イジン、ルチジン、N,N−ジメチルアミノピリジンな
どの三級アミンがあげられる。
【0133】ホスゲンあるいはホスゲン誘導体として
は、トリクロロメチルクロロフォルメート、ビス(トリ
クロロメチル)カーボネートがあげられる。
【0134】これら反応の溶媒としては、通常、N,N
−ジメチルホルムアミド、アセトン、アセトニトリル、
テトラハイドロフラン、ジクロロメタン、クロロホル
ム、酢酸エチルなどの不活性溶媒またはそれらの混合液
が使用される。また反応は、通常−100℃から30℃
で行なうことができるが、好ましくは−78℃から0℃
で行なわれる。
【0135】目的に応じて、アミノ基またはカルボキシ
ル基の保護基を離脱し、あるいはカルボキシル基を保護
基で保護することにより本発明化合物(1)の中間体と
して使用できる。脱保護等は製法1の項に記載した常法
により行なうことができる。
【0136】c)製法C
【0137】一般式(13)
【0138】
【化63】
【0139】(式中、R4 は前記と同じ意味を示し、R5
a は保護されたアミノ基を示す。)
【0140】で表わされる化合物あるいはそれらの塩と
N,N′−カルボニルジイミダゾールを反応させ活性誘
導体へと導いた後、式
【0141】
【化64】
【0142】(式中、R2 、R3 および
【0143】
【化65】
【0144】は、前記と同じ意味を示す。)
【0145】で表わされる化合物またはその塩と反応さ
せ、必要によりアミノ基を脱保護することにより、一般
式(8)
【0146】
【化66】
【0147】(式中、R2 、R3 、R4 、R5 および
【0148】
【化67】
【0149】は、前記と同じ意味を示す。)
【0150】で表わされる化合物を製造することができ
る。
【0151】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、テ
トラハイドロフラン、ジオキサン、アセトニトリル、
N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、ベンゼン、塩化メチレン、クロロホルム等の
不活性溶媒またはそれらの混合溶媒中で行なわれる。
【0152】目的に応じて、アミノ基またはカルボキシ
ル基の保護基を離脱し、あるいはカルボキシル基を保護
基で保護することにより本発明化合物(1)の中間体と
して使用すればよい。脱保護等は製法1の項に記載した
常法により行なうことができる。
【0153】d)製法D
【0154】一般式(2)の化合物またはその塩と、
式:
【0155】XCH2 COCH2 COOH
【0156】(式中、Xはハロゲン原子を示す。)
【0157】で表わされる化合物、その塩またはそのカ
ルボキシル基反応性誘導体を反応させることにより一般
式(14)
【0158】
【化68】
【0159】(式中、R2 、R3 、R4 、Xおよび
【0160】
【化69】
【0161】は、前記と同じ意味を示す。)
【0162】で表される化合物を得ることができる。
【0163】反応性誘導体としては、酸塩化物、酸臭化
物等のような酸ハロゲン化物が挙げられ、これらの酸ハ
ロゲン化物はジケテンとハロゲンとの反応によって得ら
れる。
【0164】反応は通常、水、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、
N,N−ジメチルアセトアミド、アセトン、テトラハイ
ドロフラン、ジオキサン、塩化メチレン、酢酸エチル、
酢酸メチル、アセトニトリル、ベンゼン、トルエン、ピ
リジン等の不活性溶媒またはそれらの混合溶媒で行なわ
れる。また、反応は、通常−78℃〜80℃で行なうこ
とができるが、好ましくは氷冷下から室温下で行なわれ
る。
【0165】次いで一般式(14)の化合物またはその
塩とニトロソ化剤を反応させることにより一般式
(4):
【0166】
【化70】
【0167】(式中、R2 、R3 、R4 、Xおよび
【0168】
【化71】
【0169】は前記と同じ意味を示す。)
【0170】で表わされる化合物またはその塩を製造す
ることができる。
【0171】ニトロソ化剤としては、亜硝酸およびその
誘導体、例えば亜硝酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の
亜硝酸アルカリ金属、亜硝酸ブチル、亜硝酸ペンチル、
亜硝酸アミル等の亜硝酸アルキル等が挙げられる。亜硝
酸ナトリウム、亜硝酸カリウム等の亜硝酸アルカリ金属
を使用する場合には、塩酸、硫酸、蟻酸、酢酸等の無機
あるいは有機酸の存在化で行なうのが好ましい。
【0172】この反応は通常、水、メタノール、エタノ
ール、プロパノール、N,N−ジメチルホルムアミド、
アセトン、テトラハイドロフラン、ジオキサン、塩化メ
チレン等の不活性溶媒またはそれらの混合溶媒で行なわ
れる。また、反応は、通常−78℃〜80℃で行なうこ
とができるが、好ましくは氷冷下から室温下で行なわれ
る。
【0173】e)製法E
【0174】一般式(15)
【0175】
【化72】
【0176】(式中、R5 は前記と同じ意味を示し、R4
a は保護されたカルボキシル基を示す。)
【0177】で表わされる化合物またはその塩と、一般
式(16)
【0178】
【化73】
【0179】(式中、XおよびYは前記と同じ意味を示
す。)
【0180】で表わされる化合物とを塩基の存在下に反
応させることにより一般式(17):
【0181】
【化74】
【0182】(式中、R4 a 、R5 およびYは前記と同じ
意味を示す。)
【0183】で表わされる化合物またはその塩が高収率
で得られる。
【0184】次いでカルボキシル基の保護基を脱保護す
ることにより一般式(9):
【0185】
【化75】
【0186】(式中、R5 およびYは前記と同じ意味を
示す。)
【0187】で表わされる化合物またはその塩を製造す
ることができる。カルボキシル基の脱保護法は製法1に
記載した常法により行なうことができる。
【0188】一般式(15)で表わされる化合物の塩類
としては例えばアルカリ金属塩(ナトリウム塩、カリウ
ム塩など)アルカリ土類金属塩(カルシウム塩、マグネ
シウム塩など)アンモニウム塩、有機アミン塩(トリメ
チルアミン塩、トリエチルアミン塩など)、有機酸塩
(ギ酸塩、トリフルオロ酢酸塩、トルエンスルホン酸塩
など)無機酸塩(塩酸塩、硫酸塩など)があげられる。
【0189】好適な塩基としては、例えば水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム、水酸化マグネ
シウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナト
リウム、炭酸水素カリウム等のアルカリ金属塩またはア
ルカリ土類金属塩、或は酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、酢酸バリウム、酢酸マグネシウム等の有機酸アルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩、或はトリエチルアミ
ン、トリブチルアミン、N−メチルモルホリン、ピリジ
ン、トルイジン、ルチジン、N,N−ジメチルアミノピ
リジンなどの三級アミンがあげられる。
【0190】反応は通常、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、アセトン、アセトニトリル、テトラハイドロフラ
ン、ジオキサン、ジクロロメタン、クロロホルム、酢酸
エチル、酢酸メチル、ベンゼン、トルエン、ヘキサンな
どの不活性溶媒またはそれらの混合液中で行なわれる。
【0191】反応は、通常−78℃〜80℃で行なうこ
とができるが、好ましくは氷冷下から室温下で行なわれ
る。
【0192】上記の中間体化合物の製法A〜Eにおいて
製造原料化合物(9)、(12)、(13)、(14)
および(15)に代えて、それぞれのスルホキシド体を
用いて反応後還元することによりそれぞれの目的化合物
(8)、(4)および(9)を得ることもできる。
【0193】上記中間体のうち、化合物(2)に含まれ
る下記化合物(6)
【0194】
【化76】
【0195】(式中、R2 a 及びR3 a は同一または異なっ
て低級アルキル基、ヒドロキシ置換低級アルキル基、ま
たはシアノ置換低級アルキル基を示すか、あるいは式:
【0196】
【化77】
【0197】で示される基は、窒素原子1個を含有する
4−6員複素環式基またはモルホリノ基を示し、それら
は低級アルキル基、水酸基または水酸基置換低級アルキ
ル基で置換されていてもよい。R4 はカルボキシル基ま
たは保護基で保護されたカルボキシル基R5 はアミノ基
または保護されたアミノ基を示す。)
【0198】で表わされる化合物、化合物(4)および
化合物(9)は新規化合物である。
【0199】
【発明の効果】次に本発明化合物の効果を、下記実施例
で得られた代表的な化合物について、各種細菌に対する
最小発育阻止濃度(MIC)、経口投与による尿中排泄
率、invivo での呼吸器感染モデルマウスに対する治療
実験結果を示す。
【0200】a)各種細菌に対するMICを常法により
測定した結果を表1に示す。
【0201】
【表1】
【0202】表1において、化合物Aは次のとおりであ
る。
【0203】化合物A 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−カ
ルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
【0204】表1に示す如く、本発明の化合物は優れた
抗菌活性を示し、特にヘモフィルス・インフルエンザ菌
に強い抗菌力を有する有用な化合物である。
【0205】b)バイオアベイラビリティ 本発明の代表的化合物を、CMC−Na溶液の懸濁液と
し、20mg/kgの割合でマウスに経口投与し、6時
間後までの尿を採集し、尿中回収率およびバイオアベイ
ラビリティ(bioavailability) を表2に示した。
【0206】
【表2】
【0207】表2において、化合物B、化合物C及び化
合物Dは、次のとおりである。
【0208】化合物B 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−カ
ルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ピバロイルオキシメチルエステル
【0209】化合物C 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−カ
ルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸 1−(イソプロピルオキシカルボニルオキシ)エチ
ルエステル
【0210】化合物D 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−カルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ピ
バロイルオキシメチルエステル
【0211】c)呼吸器感染マウス治療効果 菌液をマウス鼻腔内に接種し、ヘモフィルス・インフル
エンザエ(H・influenzae) の場合は1時間後に、また、
クレブシェラ・ニューモニアエ(K・pneumoniae) の場合
は4時間後に、各化合物のCMC−Na溶液の懸濁液を
経口投与する。感染24時間後に肺内菌数を測定する。
測定限界は、次のとおりである。
【0212】Log CFU/Lung=1.48
【0213】ここにCFUはコロニー形成単位(Colony
Forming Unit) を示す。
【0214】そして、コロニーが、0(零)の場合、消
失(eradication) したとみなして、Log CFU/L
ung=1として計算する。その結果を表3及び表4に
示した。
【0215】
【表3】
【0216】表3において、化合物E及び化合物Fは、
次のとおりである。
【0217】化合物E 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセトアミド〕−3−メトキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(イソ
プロピルオキシカルボニルオキシ)エチルエステル
【0218】化合物F 7−〔(Z)−2(2−アミノチアゾール−4−イル)
−2−ヒドロキシイミノアセトアミド〕−3−ビニル−
3−セフェム−4−カルボン酸
【0219】
【表4】
【0220】表4において、化合物Cは表2に記載した
ものと同一であり、また化合物Fは表3に記載したもの
と同一である。
【0221】以上の如く、本発明化合物は優れた経口抗
菌剤としての性格を有するものである。
【0222】本発明化合物の急性毒性値〔LD50(マウ
ス、経口)〕はいずれも2g/kg以上であった。
【0223】本発明化合物を抗菌剤として使用する際に
は、通常1日100mg〜5gを1〜4回にわけて経口
あるいは非経口的に投与することができる。なお、その
投与量は年齢、症状により増減される。
【0224】製剤としては、錠剤、顆粒剤、散剤、カプ
セル剤、シロップ剤、液剤などが挙げられる。これら
は、公知の製剤担体を加え、常法により製造することが
できる。
【0225】
【実施例】
【0226】次に実施例を示し、本発明を更に詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0227】なお、本発明化合物を製造する際の出発物
質は製造例として掲げた。
【0228】本文中の簡略表示は次のとおりである。
【0229】Tr:(C6 5 3 C− 基 BH:(C6 5 2 CH− 基 Me:メチル基
【0230】製造例1 7−チエニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル−1−オキシド
【0231】
【化78】
【0232】7−チエニルアセトアミド−3−ハイドロ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒド
リル30g(0.058モル)のテトラハイドロフラン
600ml溶液を氷冷下に攪拌し、N,N′−カルボニ
ルジイミダゾール11.25g(0.069モル)を加
え、さらに氷冷下で3時間攪拌した。反応混合物に酢酸
エチル1リットルを加え、水400mlで洗浄した。有
機層を氷冷下に攪拌し50%ジメチルアミン水溶液12
g(0.075モル)を加え1時間反応させた。反応液
を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して、7−チエ
ニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリルと7−チエニルアセトアミド−3−N,N−ジメ
チルカルバモイルオキシメチル−2−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリルの混合物24gを得た。
【0233】この混合物のテトラハイドロフラン400
ml溶液に、m−クロロ過安息香酸20g(0.116
モル)を溶かしたテトラハイドロフラン100ml溶液
を数回に分けて加え、氷冷下1時間半攪拌した。この反
応混合物を減圧濃縮し、残留物をエーテルで洗浄した。
再度、減圧濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、目的物を7.5g得た。(収率21%)
【0234】NMR(CDCl3 ,δ) 2.84(3H,s),2.92(3H,s),3.2
3,3.88(2H,ABq,J=18Hz),3.8
8(2H,s),4.48(2H,d,J=4Hz),
4.78,5.34(2H,ABq,J=8Hz),
6.15(1H,dd,J=4Hz,8Hz),6.9
0〜7.10(2H,m),6.97(1H,s),
7.2〜7.6(11H,m)
【0235】製造例2 7−チエニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル
【0236】
【化79】
【0237】前記操作で得た7−チエニルアセトアミド
−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル−1−オキ
シド5g(8.2ミリモル)のN,N−ジメチルホルム
アミド50ml溶液を氷冷下に攪拌し、三塩化リン2.
5g(18ミリモル)を加え、30分攪拌した。酢酸エ
チル500mlを加え、水、次いで飽和食塩水で洗浄
後、無水硫酸マグネシウムを加えた。有機層を減圧濃縮
後、アセトンとイソプロピルエーテルで固化し、ろ取し
て目的物3.8g(収率79%)を得た。
【0238】NMR(CDCl3 ,δ) 2.82(3H,s),2.90(3H,s),3.4
0,3.55(2H,ABq,J=18Hz),3.8
4(2H,s),4.81,5.06(2H,ABq,
J=12Hz),4.98(1H,d,J=4Hz),
5.84(1H,dd,J=4Hz,8Hz),6.2
7(1H,d,J=8Hz),6.94(1H,s),
6.98〜7.02(2H,m),7.25〜7.43
(11H,m)
【0239】製造例3 7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
塩酸塩
【0240】
【化80】
【0241】五塩化リン2.8g(13ミリモル)、ピ
リジン1.04g(13ミリモル)の塩化メチレン80
ml溶液を−10℃に冷却し、前記操作で得た7−チエ
ニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル1.6g(2.7ミリモル)を加え、同温度で1
時間攪拌した。−20℃まで冷却後、1,3−プロパン
ジオール1mlを加え、同温度で1時間攪拌した。メタ
ノール10mlを加え、室温まで上昇させた後、水50
mlを加え洗浄し、有機層を無水硫酸マグネシウムで乾
燥した。減圧濃縮後、残留物をエーテルとイソプロピル
エーテルで固化して目的物1.0g(収率74%)を得
た。
【0242】NMR(CDCl3 ,δ) 2.83(3H,s),2.90(3H,s),3.4
3,3.58(2H,ABq,J=18Hz),4.8
0,5.06(2H,ABq,J=12Hz),4.8
(1H,m),4.97(1H,d,J=4Hz),
6.98(1H,s),7.25〜7.50(10H,
m)
【0243】上記操作で得た塩酸塩1.0gを酢酸エチ
ルに溶かし、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え中和し、
有機層を水、次いで飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥後、減圧濃縮して、7−アミノ−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル0.9gを得た。
【0244】製造例4 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0245】
【化81】
【0246】(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾ
ール−4−イル)−2−トリチルオキシイミノ酢酸1.
9g(2.8ミリモル)と1−ヒドロキシ−1H−ベン
ズトリアゾール0.4g(2.9ミリモル)、ジシクロ
ヘキシルカルボジイミド0.6g(2.9ミリモル)の
ジメチルホルムアミド溶液20mlを室温で30分攪拌
後、前記操作で得た7−アミノ−3−N,N−ジメチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル1.3g(2.8ミリモル)を加え
3時間攪拌した。反応液に酢酸エチル300mlを加
え、水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧濃縮し、シリカゲルカラムグラフィーにて
精製を行い、目的物1.4g(収率45%)を得た。
【0247】NMR(CDCl3 ,δ) 2.82(3H,s),2.91(3H,s),3.3
6,3.48(2H,ABq,J=18Hz),4.8
1,5.14(2H,ABq,J=12Hz),5.0
5(1H,d,J=4Hz),6.08(1H,dd,
J=4Hz,8Hz),6.43(1H,s),6.8
0(1H,s),6.97(1H,s),7.18〜
7.50(42H,m)
【0248】製造例5 7−チエニルアセトアミド−3−N−エチル−N−メチ
ルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル−1−オキシド
【0249】
【化82】
【0250】製造例1と同様にして上記化合物を得た。
(収率9%)
【0251】NMR(CDCl3 ,δ) 1.0〜1.18(3H,m),3.80(3/2H,
s),3.86(3/2H,s),3.18〜3.5
(3H,m),3.80〜3.90(2H,m),3.
85(2H,s),4.44〜4.46(1H,m),
4.74(1H,d,J=13Hz),5.24〜5.
38(1H,m),6.07(1H,dd,J=5H
z,8Hz),6.9〜7.02(4H,m),7.2
3〜7.50(11H,m)
【0252】製造例6 7−チエニルアセトアミド−3−N−エチル−N−メチ
ルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル
【0253】
【化83】
【0254】製造例2と同様にして上記化合物を得た。
(収率66%)
【0255】NMR(CDCl3 ,δ) 1.0〜1.15(3H,m),2.8(3/2H,
s),2.87(3/2H,s),3.18〜3.35
(2H,m),3.40,3.55(2H,ABq,J
=18Hz),3.86(2H,s),4.8(1H,
d,J=14Hz),4.97(1H,d,J=5H
z),5.05〜5.15(1H,m),5.87(1
H,dd,J=5Hz,8Hz),6.28(1H,
d,J=8Hz),6.93(1H,s),6.95〜
7.02(2H,m),7.2〜7.5(11H,m)
【0256】製造例7 7−アミノ−3−N−エチル−N−メチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル塩酸塩
【0257】
【化84】
【0258】製造例3と同様にして上記化合物を得た。
(収率81%)
【0259】NMR(CDCl3 ,δ) 1.0〜1.15(3H,m),2.78(3/2H,
s),2.85(3/2H,s),3.1〜3.35
(2H,m),3.40,3.62(2H,ABq,J
=18Hz),4.87(1H,d,J=12Hz),
4.92(1H,d,J=5Hz),4.98(1H,
m),5.17〜5.23(1H,m),6.93(1
H,s),7.15〜7.40(10H,m)
【0260】製造例8 7−〔2−(2−トリチルアミノチアゾール−4−イ
ル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕−3−
N−エチル−N−メチルカルバモイルオキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0261】
【化85】
【0262】製造例4と同様にして上記化合物を得た。
(収率72%)
【0263】NMR(CDCl3 ,δ) 1.1〜1.2(3H,m),2.79(3/2H,
s),2.87(3/2H,s),3.18〜3.35
(3H,m),3.48(1H,d,J=18Hz),
4.82(1H,d,J=12Hz),5.06(1
H,d,J=5Hz),5.07〜5.15(1H,
m),6.07(1H,dd,J=5Hz,8Hz),
6.43(1H,s),6.83(1H,s),6.9
5(1H,s),7.1〜7.4(40H,m),7.
47(1H,d,J=8Hz)
【0264】製造例9 7−チエニルアセトアミド−3−(1−モルホリニル)
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル−1−オキシド
【0265】
【化86】
【0266】製造例1と同様にして上記化合物を得た。
(収率53%)
【0267】NMR(DMSO−d6 ,δ) 3.3〜3.4(4H,m),3.5〜3.6(4H,
m),3.64,4.03(2H,ABq,J=19H
z),4.62,5.17(2H,ABq,J=12H
z),4.95〜5.00(1H,m), 5.95〜
6.00(1H,m),6.98〜7.05(3H,
m),7.1〜7.6(11H,m),8.47(1
H,d,J=8Hz)
【0268】製造例10 7−チエニルアセトアミド−3−(1−モルホリニル)
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル
【0269】
【化87】
【0270】製造例2と同様にして上記化合物を得た。
(収率52%)
【0271】NMR(CDCl3 ,δ) 3.3〜3.5(4H,m),3.55〜3.70(4
H,m),3.40,3.58(2H,ABq,J=1
9Hz),3.87(2H,s),4.82,5.09
(2H,ABq,J=13Hz),4.97(1H,
d,J=5Hz),5.87(1H,d,J=5Hz,
8Hz),6.25(1H,d,J=8Hz),6.9
4(1H,s),6.95〜7.05(2H,m),
7.25〜7.45(11H,m)
【0272】製造例11 7−アミノ−3−(1−モルホリニル)カルボニルオキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル塩酸塩
【0273】
【化88】
【0274】製造例3と同様にして上記化合物を得た。
(収率62%)
【0275】NMR(CDCl3 ,δ) 3.3〜3.5(5H,m),3.5〜3.8(5H,
m),4.98,5.24(2H,ABq,J=12H
z),5.0〜5.1(1H,m),5.14〜5.1
7(1H,m),6.94(1H,s),7.2〜7.
5(10H,m)
【0276】製造例12 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−(1−モルホリニル)カルボニルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0277】
【化89】
【0278】製造例4と同様にして上記化合物を得た。
(収率59%)
【0279】NMR(CDCl3 ,δ) 3.26,3.50(2H,ABq,J=19Hz),
3.3〜3.7(8H,m),4.82,5.11(2
H,ABq,J=13Hz),5.05(1H,d,J
=5Hz),6.2(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.44(1H,s),6.85(1H,br.
s),6.96(1H,s),7.15〜7.5(41
H,m)
【0280】製造例13 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0281】
【化90】
【0282】五塩化りん(3.4g)とピリジン(1.
3g)のジクロロメタン(100ml)溶液に氷冷下で
7−チエニルアセタミド−3−N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(2g)のN,N−ジメチルホルムアミド
(6ml)とジクロロメタン(100ml)溶液を加
え、同温度で30分間攪拌する。次いで反応液にドライ
アイス−メタノール(−50℃)冷却下1,3−ブタン
ジオール(4ml)を加え、同温度で50分間攪拌す
る。反応液に同温度でメタノール(4ml)を加え、ド
ライアイス−メタノール浴をはずし、室温に戻るまで放
置する。反応液に水、ジクロロメタンを加え、ジクロロ
メタン層を分取し、さらに水層をジクロロメタンで抽出
する。ジクロロメタン層を水、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで溶
媒を減圧下に留去する。残渣を酢酸エチルに溶解させ、
希炭酸水素ナトリウム水溶液(原料に対し1.1当量の
炭酸水素ナトリウムを含む)で洗浄後、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下に留去する。残渣を
N,N−ジメチルホルムアミド(15ml)に溶解さ
せ、これに(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾー
ル−4−イル)−2−メトキシイミノ酢酸(1.53
g)、1−ヒドロキシ−1H−ベンズトリアゾール
(0.55g)、ジシクロヘキシルカルボジイミド
(0.78g)を加え室温で2時間40分攪拌する。反
応液に酢酸エチル、水を加え、酢酸エチル層を分取し、
さらに水層を酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を合
し、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後硫酸マ
グネシウムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下に留去する。
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、
7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(1.46g,4
8.2%)を得る。
【0283】NMR(CDCl3 ,δ) 2.83(3H,s),2.89(3H,s),3.3
6,3.50(2H,ABq,J=18.8Hz),
4.04(3H,s),4.84,5.10(2H,A
Bq,J=13.7Hz),5.04(1H,d,J=
4.9Hz),5.92〜5.96(1H,m),6.
76(1H,s),6.94(1H,s),7.20〜
7.45(25H,m)
【0284】製造例14 7−〔(Z)−2−(5−トリチルアミノ−1,2,4
−チアジアゾール−3−イル)−2−メトキシイミノア
セタミド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0285】
【化91】
【0286】製造例13と同様にして、上記化合物を得
た。(収率71%)
【0287】NMR(CD3 OD,δ) 2.65〜2.87(6H,m),3.47,3.72
(2H,ABq,J=18.5Hz),4.07(3
H,s),5.18(1H,d,J=5.1Hz),
5.94(1H,d,J=5.1Hz),6.93(1
H,s),7.25〜7.45(25H,m)
【0288】製造例15 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾ−ル−
4−イル)−2−モノフルオロメトキシイミノアセタミ
ド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0289】
【化92】
【0290】製造例13と同様にして、上記化合物を得
た。(収率64%)
【0291】NMR(CDCl3 ,δ) 2.82(3H,s),2.86(3H,s),3.4
3,3.56(2H,ABq,J=18.7Hz),
4.82,5.09(2H,ABq,J=13.9H
z),5.05(1H,d,J=4.9Hz),5.7
2,5.86(2H,ABq,d,J=3.6Hz,5
5Hz),5.94(1H,dd,J=4.9Hz,
8.4Hz),6.81(1H,s),6.93(1
H,s),7.03(1H,d,J=8.4Hz),
7.28〜7.45(25H,m)
【0292】製造例16 7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニル)カルボニ
ルオキシメチル−2−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル
【0293】
【化93】
【0294】7−ホルムアミド−3−ヒドロキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル(4.
24g)のテトラヒドロフラン(80ml)溶液にN,
N′−カルボニルジイミダゾール(1.62g)を氷冷
下加え、同温度で1時間25分間攪拌する。次いでこれ
にピペリジン(0.85g)のテトラヒドロフラン(1
0ml)溶液を加え同温度で1時間20分間、さらに室
温で1時間攪拌する。これにピペリジン(0.17g)
を加え、室温で11時間10分間攪拌し、反応液を減圧
下濃縮する。残渣を酢酸エチルに溶解させ、1規定塩
酸、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下に留去す
る。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製
すると、7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニル)
カルボニルオキシメチル−2−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(2.3g,43.0%)を得た。
【0295】NMR(CDCl3 ,δ) 1.20〜1.40(6H,m),3.30〜3.40
(4H,m),4.57,4.66(2H,ABq,J
=12.8Hz),5.13(1H,s),5.22
(1H,d,J=4.0Hz),5.70〜5.75
(1H,m),6.44(1H,s),6.89(1
H,s),7.25〜7.40(10H,m),8.2
3(1H,s)
【0296】製造例17 7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニル)カルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル−1−オキサイド
【0297】
【化94】
【0298】7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニ
ル)カルボニルオキシメチル−2−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル(3.4g)の酢酸エチル(20
ml)溶液にm−クロロ過安息香酸(1.53g)を氷
冷下加え、同温度で55分間攪拌する。次いでこれにm
−クロロ過安息香酸(0.15g)を加え氷冷下35分
間攪拌する。析出結晶をろ取する。母液は減圧濃縮し、
残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、
析出結晶とあわせて7−ホルムアミド−3−(1−ピペ
リジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル−1−オキサイド(1.5
3g,43.7%)を得た。
【0299】NMR(DMSO−d6 ,δ) 1.35〜1.55(6H,m),3.23〜3.30
(4H,m),3.65,4.01(2H,ABq,J
=18.7Hz),4.58,5.11(2H,AB
q,J=13.6Hz),4.98(1H,d,J=
3.7Hz),6.05(1H,m),6.93(1
H,s),7.25〜7.55(10H,m),8.1
5(1H,s),8.43(1H,d,J=9.5H
z)
【0300】製造例18 7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニル)カルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル
【0301】
【化95】
【0302】7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニ
ル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル−1−オキサイド(2.07g)
のN,N−ジメチルホルムアミド(25ml)溶液に三
塩化リン(1ml)をドライアイス−エタノールで冷却
下(−60℃)加え、35分間攪拌する。ドライアイス
−エタノール冷却下に反応液に酢酸エチル、水を順次加
え、次いで室温まで戻す。酢酸エチル層を分取し、水層
はさらに酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層を合し、
水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後硫酸マグネ
シウムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下留去する。残渣を
シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製し、7−ホ
ルムアミド−3−(1−ピペリジニル)カルボニルオキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(1.87g,93.0%)を得た。
【0303】NMR(CDCl3 ,δ) 1.35〜1.55(6H,m),3.20〜3.35
(4H,m),3.35,3.46(2H,ABq,J
=18.7Hz),4.76,5.03(2H,AB
q,J=13.9Hz),4.90(1H,d,J=
3.5Hz),5.80〜5.85(1H,m),6.
86(1H,s),7.14〜7.40(10H,
m),7.84(1H,d,J=9.2Hz),8.1
5(1H,s)
【0304】製造例19 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセタミド〕−
3−(1−ピペリジニル)カルボニルオキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0305】
【化96】
【0306】7−ホルムアミド−3−(1−ピペリジニ
ル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル(1.87g)のテトラヒドロフ
ラン−メタノール(1:1、20ml)溶液に36%塩
酸(2ml)を加え室温で2時間10分攪拌する。次い
で溶媒を減圧下に留去し、残渣に酢酸エチル、水を加え
る。酢酸エチル層を分取し、水層はさらに酢酸エチルで
抽出する。酢酸エチル層を合し、これを飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで
溶媒を減圧下に留去する。残渣をN,N−ジメチルホル
ムアミド(18ml)に溶解し、これに(Z)−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ト
リチルオキシイミノ酢酸(2.35g)、1−ヒドロキ
シ−1H−ベンズトリアゾール(0.56g)、ジシク
ロヘキシルカルボジイミド(0.79g)を加え、室温
で1時間5分攪拌する。反応液に酢酸エチル、水を加
え、酢酸エチル層を分取し、水層はさらに酢酸エチルで
抽出する。酢酸エチル層を合し、水、飽和塩化ナトリウ
ム水溶液で順次洗浄後硫酸マグネシウムで乾燥し、次い
で溶媒を減圧下に留去する。残渣をシリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製し、7−〔(Z)−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−トリチル
オキシイミノアセタミド〕−3−(1−ピペリジニル)
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル(1.4g,33.7%)を得た。
【0307】NMR(CDCl3 ,δ) 1.42〜1.64(6H,m),3.25〜3.43
(4H,m),3.26,3.48(2H,ABq,J
=18.6Hz),4.82,5.12(2H,AB
q,J=13.9Hz),5.05(1H,d,J=
4.9Hz),6.05〜6.12(1H,m),6.
44(1H,s),6.96(1H,s),7.15〜
7.43(40H,m)
【0308】製造例20 7−ホルムアミド−3−(1−アゼチジニル)カルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル
【0309】
【化97】
【0310】製造例16と同様にして、上記化合物を得
た。(収率58%)
【0311】NMR(CDCl3 ,δ) 2.15〜2.25(2H,m),3.90〜4.00
(4H,m),4.55,4.61(2H,ABq,J
=12.7Hz),5.13(1H,s),5.21
(1H,d,J=4.0Hz),5.69(1H,d
d,J=4.0Hz,9.2Hz),6.44(1H,
s),6.82(1H,d,J=9.2Hz),6.9
0(1H,s),7.28〜7.40(10H,m),
8.22(1H,s)
【0312】製造例21 7−ホルムアミド−3−(1−アゼチジニル)カルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル−1−オキサイド
【0313】
【化98】
【0314】製造例17と同様にして、上記化合物を得
た。(収率44%)
【0315】NMR(CDCl3 ,δ) 2.15〜2.25(2H,m),3.20,3.82
(2H,ABq,J=18.9Hz),3.90〜4.
05(4H,m),4.45(1H,d,J=4.8H
z),4.72,5.24(2H,ABq,J=14.
3Hz),6.07(1H,m),6.93(1H,
s),7.20〜7.50(10H,m),8.21
(1H,s)
【0316】製造例22 7−ホルムアミド−3−(1−アゼチジニル)カルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズ
ヒドリル
【0317】
【化99】
【0318】製造例18と同様にして、上記化合物を得
た。(収率97%)
【0319】NMR(CDCl3 ,δ) 2.15〜2.25(2H,m),3.44,3.57
(2H,ABq,J=18.7Hz),3.85〜4.
10(4H,m),4.83,5.06(2H,AB
q,J=13.9Hz),4.99(1H,d,J=
4.9Hz),5.93(1H,dd,J=4.9H
z,9.2Hz),6.39(1H,d,J=9.2H
z),6.95(1H,s),7.25〜7.45(1
0H,m),8.25(1H,s)
【0320】製造例23 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセタミド〕−
3−(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0321】
【化100】
【0322】製造例19と同様にして、上記化合物を得
た。(収率94%)
【0323】NMR(CDCl3 ,δ) 2.15〜2.27(2H,m),3.26,3.50
(2H,ABq,J=18.5Hz),3.85〜4.
10(4H,m),4.82,5.08(2H,AB
q,J=13.8Hz),5.05(1H,d,J=
4.9Hz),6.11(1H,dd,J=4.9H
z,8.8Hz),6.47(1H,s),6.99
(1H,s),7.15〜7.53(40H,m)
【0324】製造例24 7−ホルムアミド−3−〔N−(2−ハイドロキシエチ
ル)−N−メチルカルバモイルオキシメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルと7−ホルムア
ミド−3−〔N−(2−ハイドロキシエチル)−N−メ
チルカルバモイルオキシメチル〕−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリルの混合物
【0325】
【化101】
【0326】製造例16と同様にして、上記化合物を得
た。(収率51%)
【0327】NMR(CDCl3 ,δ) 2.90〜2.97(3H,m),3.24〜3.35
(2H,m),3.49,3.59(10/12H,A
Bq,J=19Hz),3.61〜3.70(2H,
m),4.57〜4.76(14/12H,m),4.8
6〜4.90,5.09〜5.18(10/12H,
m),4.99(5/12H,d,J=5Hz),5.
18(7/12H,s),5.24(7/12H,d,
J=5Hz),5.65〜5.68(7/12H,
m),5.93(5/12H,dd,J=5Hz,9H
z),6.47〜6.50(7/12H,m),6.9
1(7/12H,s),6.99(5/12H,s),
7.15〜7.20(10H,m),8.22(1H,
s)
【0328】製造例25 7−ホルムアミド−3−〔N−(2−ハイドロキシエチ
ル)−N−メチルカルバモイルオキシメチル〕−3−セ
フェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル−1−オキシド
【0329】
【化102】
【0330】製造例17と同様にして、上記化合物を得
た。(収率49%)
【0331】NMR(CDCl3 ,δ) 2.87(3/2H,s),2.90(3/2H,
s),3.22〜3.29(1H,m),3.36〜
3.41(1H,m),3.59〜3.62(1H,
m),3.69〜3.71(1H,m),3.94,
4.09(2H,ABq,J=20Hz),4.46〜
4.56(1H,m),4.77〜4.81(1H,
m),5.23〜5.29(1H,m),6.08〜
6.10(1H,m),6.94(1H,s),8.2
2(1H,s)
【0332】製造例26 7−〔2−トリチルオキシイミノ−2−(2−トリチル
アミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−
〔N−(2−ハイドロキシエチル)−N−メチルカルバ
モイルオキシメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸
ベンズヒドリル
【0333】
【化103】
【0334】製造例19と同様にして、上記化合物を得
た。(収率12%)
【0335】NMR(CDCl3 ,δ) 2.94〜2.97(3H,m),3.24〜3.30
(3H,m),3.43〜3.52(3H,m),4.
80〜4.83(1H,m),5.06(1H,d,J
=5Hz),5.10〜5.15(1H,m),6.1
1(1H,dd,J=5Hz,9Hz),6.44(1
H,s),6.96(1H,s),7.2〜7.4(4
0H,m)
【0336】製造例27 7−ホルムアミド−3−N−カルバモイルメチル−N−
メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−
カルボン酸ベンズヒドリル−1−オキシド
【0337】
【化104】
【0338】7−ホルムアミド−3−(1−イミダゾリ
ル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸ベンズヒドリル−1−オキシド(5.4g)のテ
トラヒドロフラン(90ml)及び水(18ml)混合
液に、ザルコシナミド塩酸塩(1.9g)と、ピリジン
(1.23ml)を加え、ついで室温で15時間、45
℃で12時間攪拌した。反応混合液を濃縮し残渣に水と
酢酸エチルを加えた。酢酸エチル層を1N塩酸、水、飽
和食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し、濃
縮した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーに
て精製し目的物(750mg)を得た。(収率15.0
%)
【0339】NMR(CDCl3 ,δ) 2.78(3H,m),3.78(2H,m),3.5
〜4.1(2H,m),4.95(1H,m),4.5
〜5.1(2H,m),6.03(1H,m),6.9
(1H,m),7.2〜7.5(10H,m),8.1
4(1H,s),8.42(1H,d,J=8Hz)
【0340】製造例28 7−ホルムアミド−3−N−シアノメチル−N−メチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリル
【0341】
【化105】
【0342】製造例18と同様にして、上記化合物を得
た。(収率66%)
【0343】NMR(CDCl3 ,δ) 2.94(3H,s),3.4〜4.3(4H,m),
4.87,5.15(2H,ABq,J=18Hz),
5.08(1H,d,J=4Hz),5.96(1H,
dd,J=4Hz,8Hz),6.45(1H,br.
s),6.94(1H,s),7.2〜7.45(10
H,m),8.26(1H,s)
【0344】製造例29 7−〔(Z)−2−トリチルオキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕
−3−N−シアノメチル−N−メチルカルバモイルオキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
【0345】
【化106】
【0346】7−ホルムアミド−3−N−シアノメチル
−N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリル(430mg)のメタ
ノール(6ml)及びテトラヒドロフラン(6ml)の
混合液に氷冷下、濃塩酸(0.8ml)を滴下し、室温
で2時間攪拌した。反応液を濃縮し、酢酸エチルを加え
水、飽和重ソウ水、飽和食塩水で順次洗浄し硫酸マグネ
シウムで乾燥し濃縮した。
【0347】得られた残渣(410mg)のN,N−ジ
メチルホルムアミド(8ml)溶液に、(Z)−2−
(2−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−ト
リチルオキシイミノ酢酸(610mg)、ジシクロヘキ
シルカルボジイミド(197mg)、1−ヒドロキシ−
1H−ベンズトリアゾール(123mg)を加えて室温
で10時間攪拌した。反応混合液に水、酢酸エチルを加
え、酢酸エチル層を水、1N塩酸、飽和重ソウ水、飽和
食塩水で順次洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し濃縮し
た。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーにて精製し目
的物(460mg)を得た。(収率44.5%)
【0348】NMR(CDCl3 ,δ) 2.87(0.6H,br.s),2.96(0.4
H,br.s),3.08〜3.48(2H,m),
3.8〜4.3(2H,m),4.7〜5.2(2H,
m),5.04(1H,d,J=5Hz),6.10
(1H,dd,J=5Hz,8Hz),6.45(1
H,s),6.96(1H,s),7.1〜7.5(4
0H,m)
【0349】製造例30 7−ホルムアミド−3−(3−ハイドロキシ−1−ピロ
リジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリルおよび前記の2−セフェム
【0350】
【化107】
【0351】製造例16と同様にして、上記化合物を得
た。(収率28%)
【0352】NMR(CDCl3 ,δ) 1.9(2H,m),3.2〜3.6(4H,m),
4.4〜4.8(3H,m),5.01(0.3H,
d,J=5Hz),5.17(0.7H,s),5.2
3(0.7H,s),5.70(0.7H,m),5.
94(0.3H,m),6.48(1H,m),6.9
1(0.7H,s),6.95(0.3H,s),7.
25〜7.45(10H,m),8.25(1H,m)
【0353】製造例31 7−ホルムアミド−3−(3−ハイドロキシ−1−ピロ
リジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル−1−オキシド
【0354】
【化108】
【0355】製造例17と同様にして、上記化合物を得
た。(収率68%)
【0356】NMR(DMSO−d6 ,δ) 1.6〜1.95(2H,m),3.1〜3.4(4
H,m),3.84(2H,m),4.86(2H,
m),4.98(2H,m),6.05(1H,dd,
J=9.8Hz,5Hz),6.93(1H,s),
7.24〜7.53(10H,m),8.15(1H,
s),8.42(1H,d,J=9.8Hz)
【0357】製造例32 7−ホルムアミド−3−(3−ハイドロキシ−1−ピロ
リジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ベンズヒドリル
【0358】
【化109】
【0359】製造例18と同様にして、上記化合物を得
た。(収率78%)
【0360】NMR(CDCl3 ,δ) 2.16(2H,m),3.3〜3.7(6H,m),
4.99(1H,d,J=5Hz),4.8〜5.2
(2H,m),5.48(1H,br.s),5.93
(1H,dd,J=9Hz,5Hz),6.48(1
H,d,J=9Hz),6.95(1H,s),7.2
〜7.4(1H,s),8.24(1H,s),
【0361】製造例33 7−〔(Z)−2−トリチルオキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕
−3−(3−ハイドロキシ−1−ピロリジニル)カルボ
ニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル
【0362】
【化110】
【0363】製造例19と同様にして、上記化合物を得
た。(収率6%)
【0364】NMR(CDCl3 ,δ) 1.97(2H,m),3.1〜3.5(6H,m),
4.26(1H,b),4.98(1H,d,J=5H
z),4.7〜5.2(2H,m),6.05(1H,
dd,J=9Hz,5Hz),6.46(1H,s),
6.94(1H,s),7.1〜7.5(40H,m)
【0365】製造例34 7−ホルムアミド−3−〔((S)−(+)−2−ハイ
ドロキシメチル−1−ピロリジニル)カルボニルオキシ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ルおよび前記の2−セフェム体
【0366】
【化111】
【0367】製造例16と同様にして、上記化合物を得
た。(収率16%)
【0368】NMR(CDCl3 ,δ) 1.7〜2.1(4H,m),3.2〜4.0(4.4
H,m),4.65(1H,m),4.6〜5.3
(1.2H,m),4.86,5.15(0.8H,A
Bq,J=14Hz),5.01(0.4H,d,J=
5Hz),5.18(0.6H,s),5.25(0.
6H,m),5.72(0.6H,m),5.94
(0.4H,dd,J=9Hz,5Hz),6.45
(0.6H,m),6.91(1H,s),7.2〜
7.5(10H,m),8.25(1H,s)
【0369】製造例35 7−ホルムアミド−3−((S)−(+)−2−ハイド
ロキシメチル−1−ピロリジニル)カルボニルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル−
1−オキシド
【0370】
【化112】
【0371】製造例17と同様にして、上記化合物を得
た。(収率59%)
【0372】NMR(CDCl3 ,δ) 1.5〜2.1(4H,m),3.2〜4.0(6H,
m),4.53(1H,m),4.80,5.34(2
H,ABq,J=14Hz),5.25(1H,m),
6.15(1H,dd,J=9Hz,15Hz),7.
97(1H,s),7.2〜7.5(10H,m),
8.27(1H,s)
【0373】製造例36 7−ホルムアミド−3−〔((S)−(+)−2−ハイ
ドロキシメチル−1−ピロリジニル)カルボニルオキシ
メチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
【0374】
【化113】
【0375】製造例18と同様にして、上記化合物を得
た。(収率74%)
【0376】NMR(CDCl3,δ) 1.80〜2.10(4H,m),3.27〜3.56
(6H,m),3.90(1H,m),4.97(1
H,d,J=4.8Hz),5.01(2H,ABq,
J=14Hz),5.90(1H,dd,J=4.8H
z,8.9Hz),6.94(1H,s),7.23〜
7.44(10H,m),8.18(1H,s)
【0377】製造例37 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセタミド〕−
3−〔(S)−(+)−2−ハイドロキシメチルピロリ
ジノ〕カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸ベンズヒドリル
【0378】
【化114】
【0379】製造例19と同様にして、上記化合物を得
た。
【0380】NMR(CDCl3 ,δ) 1.80〜2.00(4H,m),3.21〜3.60
(6H,m),3.90(1H,m),5.02(1
H,d,J=4.8Hz),5.08(2H,ABq,
J=14Hz),6.07(1H,dd,J=4.8H
z,8.8Hz),6.45(1H,s),6.95
(1H,s),7.20〜7.40(40H,m)
【0381】製造例38 7−〔(Z)−2−トリチルオキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕
−3−(1−ピロリジニル)カルボニルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルと7−
〔2−トリチルオキシイミノ−2−(2−トリチルアミ
ノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕−3−(1−
ピロリジニル)カルボニルオキシメチル−2−セフェム
−4−カルボン酸ベンズヒドリルの混合物
【0382】
【化115】
【0383】2−(2−トリチルアミノチアゾール−4
−イル)−2−トリチルオキシイミノ酢酸(20g)、
1−ハイドロキシ−1H−ベンズトリアゾール(6
g)、ジシクロヘキシルカルボジイミド(9.2g)を
テトラヒドロフラン(200ml)に溶かし室温で1時
間15分攪拌する(A液)。
【0384】一方、7−アミノ−3−ハイドロキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸(10.3g)をア
セトニトリル(500ml)に懸濁させ、室温で、N−
メチル−N−(トリメチルシリル)トリフルオロアセタ
ミド(24.8ml)を加える。室温で20分間攪拌す
る(B液)。
【0385】次に、A液をろ過し溶媒を減圧下留去し得
られた残渣をn−ヘキサン、イソプロピルエーテルで粉
末状結晶にする。これをテトラヒドロフラン(50m
l)に溶かしB液に室温で加え1時間15分攪拌する。
【0386】次に反応液をろ過し、母液にジフェニルジ
アゾメタン(11.6g)、メタノール(8.6g)を
加え室温で2時間攪拌する。反応液を減圧下留去し、得
られた残渣をテトラヒドロフラン(120ml)に溶か
し室温でN,N′−カルボニルジイミダゾール(4.9
g)を加え、同温で2時間攪拌する。
【0387】次に反応液にピロリジン(3.49g)を
加え2時間20分攪拌する。反応液を減圧下で留去し得
られた残渣をカラムクロマトグラフィー(SiO2 25
0g、ベンゼン:酢酸エチル=8:1)で精製すると目
的物(6.94g)が得られた。(収率20%)
【0388】NMR(CDCl3 , δ) 1.80〜1.95(4H,m),3.25〜3.30
(4H,m),4.60(6/5H,s),4.82,
5.10(2H,ABq,J=13Hz),5.05
(2/5H,d,J=5Hz),5.18(3/5H,
s),5.25(3/5H,d,J=5Hz),5.8
5(3/5H,dd,J=5Hz,9Hz),6.15
(2/5H,dd,J=5Hz,9Hz),6.22
(3/5H,s),6.42(3/5H,s),6.4
4(2/5H,s),7.01,7.03(1H,
s),7.25〜7.40(40H,m)
【0389】製造例39 7−〔(Z)−2−トリチルオキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕
−3−(1−ピロリジニル)カルボニルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル−1−オ
キシド
【0390】
【化116】
【0391】製造例38で得られた混合物(3.7g)
のテトラヒドロフラン(40ml)溶液に氷冷下、m−
クロロ安息香酸(834mg)を加え、同温で1.5時
間攪拌する。反応液を減圧下留去し、得られた残渣をカ
ラムクロマトグラフィー(SiO2 50g、ベンゼン:
酢酸エチル=6:1)で精製すると目的物(1.44
g)が得られた。(収率38%)
【0392】NMR(CDCl3 , δ) 1.83〜1.90(4H,m),3.00,3.62
(2H,ABq,J=18Hz),3.21〜3.25
(2H,m),3.35〜3.39(2H,m),4.
41〜4.43(1H,m),4.72,5.32(2
H,ABq,J=13Hz),6.30(1H,dd,
J=5Hz,9Hz),6.42(1H,s),6.9
3(1H,s),7.35〜7.40(40H,m)
【0393】製造例40 7−〔(Z)−2−トリチルオキシイミノ−2−(2−
トリチルアミノチアゾール−4−イル)アセトアミド〕
−3−(1−ピロリジニル)カルボニルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0394】
【化117】
【0395】製造例39で得られた化合物(1.44
g)のN,N−ジメチルホルムアミド(15ml)溶液
に−30℃で、三塩化リン(0.43ml)を加え、同
温で30分間攪拌する。
【0396】反応液を−78℃に冷やした酢酸エチルに
注ぎ、水を加える。酢酸エチル層を分取し、水、飽和食
塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した後溶媒を
減圧下留去し、得られた残渣を酢酸エチルに溶かしこれ
をイソプロピルエーテルに加える。沈殿物をろ取しイソ
プロピルエーテルで洗浄すると目的物(895mg)が
得られた。(収率63%)
【0397】NMR(CDCl3 , δ) 1.84〜1.87(4H,m),3.28,3.50
(2H,ABq,J=18Hz),3.20〜3.24
(2H,m),3.35〜3.38(2H,m),4.
82,5.10(2H,ABq,J=13Hz),5.
05(1H,d,J=5Hz),6.09(1H,d
d,J=5Hz,9Hz),6.42(1H,s),
6.94(1H,s),7.35〜7.40(40H,
m)
【0398】実施例1 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸ナトリウム塩
【0399】
【化118】
【0400】製造例4で得た2−〔((Z)−2−トリ
チルアミノチアゾール−4−イル)−2−トリチルオキ
シイミノアセトアミド〕−3−N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル1.4g(1.3ミリモル)をトリフルオ
ロ酢酸3ml、アニソール2mlの混合液に加え、1時
間攪拌した。イソプロピルエーテル100mlを加え、
生じた沈殿を濾別して集め、次にギ酸10ml中に加え
室温で2時間反応した。ギ酸を減圧留去後エチルエーテ
ルを加え生じた沈殿を濾集した。これを逆相カラムクロ
マトグラフィーによって精製をし、目的物240mg
(収率39%)を得た。
【0401】NMR(D2 O,δ) 2.7(6H,br.s),3.42,3.69(2
H,ABq,J=19Hz),4.67,4.91(2
H,ABq,J=12.6Hz),5.22(1H,
d,J=4.8Hz),5.85(1H,d,J=4.
8Hz),7.00(1H,s)
【0402】実施例2 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−エチル−N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0403】
【化119】
【0404】製造例8で得た化合物を、実施例1と同様
に処理して上記化合物を得た。(収率15%)
【0405】NMR(D2 O,δ) 1.05〜1.15(27/10H,m),1.25〜
1.35(3/10H,m),2.72(3/10H,
br.s),2.90(27/10H,br.s),
3.05〜3.15(2/10H,m),3.25〜
3.40(18/10H,m),3.4〜3.5(1
H,m),3.7〜3.78(1H,m),4.70〜
4.78(1H,m),4.90〜5.00(1H,
m),5.24〜5.27(1H,m),5.85〜
5.90(1H,m),7.02(1H,s)
【0406】実施例3 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
(1−モルホリニル)カルボニルオキシメチル−3−セ
フェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0407】
【化120】
【0408】製造例12で得た化合物を実施例1と同様
に処理をして上記化合物を得た。(収率15%)
【0409】NMR(D2 O,δ) 3.42,3.72(2H,ABq,J=18Hz),
3.45〜3.60(4H,m),3.70〜3.80
(4H,m),4.75,4.95(2H,ABq,J
=13Hz),5.23(1H,d,J=4.5H
z),5.86(1H,d,J=4.5Hz),7.0
1(1H,s)
【0410】実施例4 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−3−N,N−
ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ナトリウム塩
【0411】
【化121】
【0412】製造例13で得た7−〔(Z)−2−(2
−トリチルアミノチアゾール−4−イル)−2−メトキ
シイミノアセタミド〕−3−N,N−ジメチルカルバモ
イルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベン
ズヒドリル(1.46g)のアニソール(10ml)溶
液にトリフルオロ酢酸(20ml)を氷冷下滴下し、同
温度で2時間20分攪拌する。反応液を減圧下濃縮し、
残渣をメタノールに溶解し、ジイソプロピルエーテルを
加え結晶を析出させる。析出結晶をろ取しメタノールに
溶解させ、これに酢酸ナトリウム(600mg)を溶解
させ、さらにジイソプロピルエーテルを加え結晶析出さ
せる。析出結晶をろ取しジイソプロピルエーテルで洗浄
後風乾させる。得られた結晶を逆相カラムクロマトグラ
フィーで精製し7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−
3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸ナトリウム(71mg,8.
5%)を得た。
【0413】NMR(D2 O,δ) 2.65〜2.80(6H,m),3.26,3.52
(2H,ABq,J=18.1Hz),3.83(3
H,s),4.52,4.75(2H,ABq,J=1
2.6Hz),5.05(1H,d,J=4.8H
z),5.66(1H,d,J=4.8Hz),6.8
5(1H,s)
【0414】実施例5 7−〔(Z)−2−(5−アミノ−1,2,4−チアジ
アゾール−3−イル)−2−メトキシイミノアセタミ
ド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0415】
【化122】
【0416】製造例14の化合物を実施例4と同様に処
理をして、上記化合物を得た。(収率27%)
【0417】NMR(D2 O,δ) 2.68(6H,s),3.21,3.46(2H,A
Bq,J=18.0Hz),3.89(3H,s),
4.50,4.72(2H,ABq,J=12.3H
z),5.01(1H,d,J=4.7Hz),5.6
7(1H,d,J=4.7Hz)
【0418】実施例6 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−モノフルオロメトキシイミノアセタミド〕−
3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0419】
【化123】
【0420】製造例15の化合物を、実施例4と同様に
処理して上記化合物を得た。(収率10%)
【0421】NMR(D2 O,δ) 2.62〜2.73(6H,m),3.22,3.48
(2H,ABq,J=18.0Hz),4.49,4.
72(2H,ABq,d,J=12.8Hz,1.6H
z),5.02〜5.04(1H,m),5.63〜
5.66(1H,m),5.61(2H,d,J=5
5.2Hz),6.95(1H,s)
【0422】実施例7 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセタミド〕−3−(1
−ピペリジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0423】
【化124】
【0424】製造例19の化合物を実施例1と同様に処
理して上記化合物を得た。(収率28%)
【0425】NMR(D2 O,δ) 1.25〜1.47(6H,m),3.17〜3.29
(4H,m),3.25,3.51(2H,ABq,J
=17.9Hz),4.55,4.78(2H,AB
q,J=12.5Hz),5.07(1H,d,J=
4.6Hz),5.70(1H,d,J=4.6H
z),6.82(1H,s)
【0426】実施例8 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセタミド〕−3−(1
−アゼチジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェ
ム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0427】
【化125】
【0428】製造例23の化合物を実施例1と同様に処
理をし上記化合物を得た。(収率25%)
【0429】NMR(D2 O,δ) 2.00〜2.10(2H,m),3.21,3.47
(2H,ABq,J=17.9Hz),3.75〜3.
87(4H,m),4.51,4.70(2H,AB
q,J=17.6Hz),5.05(1H,d,J=
4.8Hz),5.68(1H,d,J=4.8H
z),6.78(1H,s)
【0430】実施例9 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
〔N−(2−ハイドロキシエチル)−N−メチルカルバ
モイルオキシメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸
ナトリウム塩
【0431】
【化126】
【0432】製造例26の化合物を実施例1と同様に処
理をして上記化合物を得た。(収率8.8%)
【0433】NMR(D2 O,δ) 2.79〜2.82(3H,m),3.28〜3.30
(3H,m),3.56〜3.58(3H,m),4.
57〜4.75(2H,m),5.09(1H,d,J
=5Hz),5.73(1H,d,J=5Hz),6.
84(1H,s)
【0434】実施例10 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−シアノメチル−N−メチルカルバモイルオキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0435】
【化127】
【0436】製造例29の化合物を実施例1と同様にし
て上記化合物を得た。(収率21%)
【0437】NMR(D2 O,δ) 2.85(3H,br.s),3.28,3.55(2
H,ABq,J=18Hz),4.1〜4.25(2
H,m),4.5〜4.9(2H,m),5.06(1
H,d,J=5Hz),5.70(1H,d,J=5H
z),6.77(1H,s)
【0438】実施例11 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
〔(3−ハイドロキシ−1−ピロリジニル)カルボニル
オキシメチル〕−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリ
ウム塩
【0439】
【化128】
【0440】製造例33の化合物を実施例1と同様にし
て上記化合物を得た。(収率17%)
【0441】NMR(D2 O,δ) 2.05(2H,m),3.25〜3.8(6H,
m),4.4〜4.5(1H,m),4.6〜4.95
(2H,m),5.20(1H,d,J=5Hz),
5.83(1H,d,J=5Hz),6.96(1H,
s)
【0442】実施例12 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセタミド〕−3−
((s)−(+)−2−ハイドロキシメチル−H−ピロ
リジニル)カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ナトリウム塩
【0443】
【化129】
【0444】製造例37の化合物を実施例1と同様にし
て上記化合物を得た。
【0445】NMR(D2 O,δ) 1.70〜1.84(4H,m),3.19〜3.82
(7H,m),4.67(2H,ABq,J=13H
z),5.08(1H,d,J=4.8Hz),5.7
0(1H,d,J=4.8Hz),6.83(1H,
s)
【0446】実施例13 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
(1−ピロリジニル)カルボニルオキシメチル−3−セ
フェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0447】
【化130】
【0448】製造例40の化合物を実施例1と同様にし
て上記化合物を得た。(収率17%)
【0449】NMR(D2 O,δ) 1.68〜1.73(4H,m),3.15〜3.23
(4H,m),3.25,3.52(2H,ABq,J
=18Hz),4.52,4.75(2H,ABq,J
=12Hz),5.15(1H,d,J=4Hz),
5.68(1H,d,J=4Hz),6.81(1H,
s)
【0450】実施例14 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル
【0451】
【化131】
【0452】実施例1で得た7−〔(Z)−2−(2−
アミノチアゾール−4−イル)−2−ハイドロキシイミ
ノアセトアミド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウ
ム80mg(0.162ミリモル)のジメチルホルムア
ミド2ml溶液中にヨードメチルピバレート37mg
(0.16ミリモル)を加え1時間攪拌した。反応液に
酢酸エチル100mlを加え水洗、飽和食塩水洗後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮した。残留物に
イソプロピルエーテルを加え固化して目的物21mg
(収率23%)を得た。
【0453】NMR(CDCl3 ,δ) 1.24(9H,s),2.92(6H,br.s),
3.50,3.61(2H,ABq,J=19Hz),
4.89,5.17(2H,ABq,J=13Hz),
5.07(1H,d,J=5Hz),5.85,5.9
7(1H,ABq,J=5.5Hz),5.93(1
H,dd,J=5Hz,8Hz),7.08(1H,
s),7.26(2H,s)
【0454】実施例15 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 2−エチルブタノイルオキシメ
チル
【0455】
【化132】
【0456】実施例1の化合物とヨードメチル 2−エ
チルブチレートを反応させ上記化合物を得た。(収率6
3%)
【0457】NMR(CDCl3 ,δ) 0.9(6H,t,J=7.4Hz),1.5〜1.7
(4H,m),2.25〜2.35(1H,m),2.
93(6H,br. s),3.49,3.60(2H,
ABq,J=18Hz),4.91,5.15(2H,
ABq,J=14Hz),5.07(1H,d,J=
5.0Hz),5.84〜5.95(3H,m),7.
07(1H,s)
【0458】実施例16 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソブチロイルオキシ)
エチル
【0459】
【化133】
【0460】実施例1の化合物と1−ヨードエチルイソ
ブチレートを反応させ上記化合物を得た。(収率10
%)
【0461】NMR(CDCl3 ,δ) 1.18(6H,d,J=7Hz),1.56(3H,
d,J=5.5Hz),2.55〜2.65(1H,
m),2.92(6H,s),3.50,3.51(合
わせて1H,d,J=18Hz),3.61,3.62
(合わせて1H,d,J=18Hz),4.90,4.
95(合わせて1H,d,J=14Hz),5.05,
5.07(合わせて1H,d,J=5Hz),5.1
2,5.18(合わせて1H,d,J=14Hz),
5.88〜5.95(1H,m),7.00,7.10
(合わせて1H,q,J=5.5Hz),7.09(1
H,s)
【0462】実施例17 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(2−エチルブタノイルオ
キシ)エチル
【0463】
【化134】
【0464】実施例1の化合物と1−ヨードエチル 2
−エチルブチレートを反応させ上記化合物を得た。(収
率15%)
【0465】NMR(CDCl3 ,δ) 0.90(3H,t,J=7Hz),0.91(3H,
t,J=7Hz),1.5〜1.75(7H,m),
2.2〜2.3(1H,m),2.92(6H,s),
3.48,3.53(1H,d,J=18Hz),3.
60,3.61(1H,d,J=18Hz),4.9
0,4.97(1H,d,J=14Hz),5.07
(d,J=5Hz),5.14,5.15(1H,d,
J=14Hz),5.88〜5.95(1H,m),
7.00〜7.10(1H,m),7.08(1H,
s)
【0466】実施例18 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸 1−(tert−ブチルアセトキ
シ)エチル
【0467】
【化135】
【0468】実施例1の化合物と1−ヨードエチル t
ert−ブチルアセテートを反応させ上記化合物を得
た。(収率4.5%)
【0469】NMR(CDCl3 ,δ) 1.04(9H,s),1.56(3H,d,J=5.
5Hz),2.2〜2.3(2H,m),2.93(6
H,s),3.48,3.50(合わせて1H,d,J
=18Hz),3.60,3.61(合わせて1H,
d,J=18Hz),4.91,4.98(合わせて1
H,d,J=12Hz),5.03〜5.10(1H,
m),5.12,5.17(合わせて1H,d,J=1
2Hz),5.86〜5.93(1H,m),6.97
〜7.12(1H,m),7.12(1H,s)
【0470】実施例19 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(エトキシカルボニルオキ
シ)エチル
【0471】
【化136】
【0472】実施例1の化合物と1−ヨードエチルエチ
ルカーボネートを反応させ上記化合物を得た。
【0473】NMR(CDCl3 ,δ) 1.33(3H,t,J=7Hz),1.58〜1.6
3(3H,m),2.93(3H,br.s),3.5
1(1H,d,J=18Hz),3.61,3.62
(合わせて1H,d,J=18Hz),4.2〜4.3
2(2H,m),4.91,5.17(1H,ABq,
J=14Hz),4.99,5.22(1H,ABq,
J=14Hz),5.05(0.5H,d,J=4.5
Hz),5.10(0.5H,d,J=4.5Hz),
5.9〜5.98(1H,m),6.92(0.5H,
q,J=5.5Hz),7.04(0.5H,q,J=
5.5Hz),7.08(1H,s)
【0474】実施例20 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロピルオキシカル
ボニルオキシ)エチル
【0475】
【化137】
【0476】実施例1の化合物と1−ヨードエチルイソ
プロピルカーボネートを反応させ、上記化合物を得た。
(収率30%)
【0477】NMR(CDCl3 ,δ) 1.26〜1.37(6H,m),1.58〜1.62
(3H,m),2.93(6H,s),3.50(1
H,d,J=19Hz),3.60,3.61(合わせ
て1H,d,J=19Hz),4.9〜5.24(3
H,m),5.04,5.07(合わせて1H,d,J
=5Hz),5.93(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.92,7.02(合わせて1H,q,J=
5.5Hz),7.08(1H,s)
【0478】
【実施例21】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(シクロヘキシ
ルカルボニルオキシ)エチル
【0479】
【化138】
【0480】実施例1の化合物と1−ヨードエチルシク
ロヘキシルカーボネートを反応させて上記化合物を得
た。(収率19%)
【0481】NMR(CDCl3 ,δ) 1.1〜1.6(6H,m),1.58〜1.63(3
H,m),1.66〜 2.00(4H,m),2.9
3(6H,s),3.52,3.40(2H,ABq,
J=18Hz),4.6〜4.7(1H,m),4.8
9,4.97(合わせて1H,d,J=12Hz),
5.05〜5.10(1H,m),5.12,5.17
(合わせて1H,d,J=12Hz),6.83〜6.
94(1H,m),6.89,6.98(合わせて1
H,q,J=5.5 Hz),7.15(1H,s)
【0482】
【実施例22】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N−エチル−N−メチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオ
キシメチル
【0483】
【化139】
【0484】実施例2の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率34%)
【0485】NMR(CDCl3 ,δ) 1.12(3H,t,J=7Hz),1.24(9H,
s),2.89(6/3H,s),2.90(3/3
H,s),3.25〜3.35(2H,m),3.4
7,3.48(合わせて1H,d,J=18Hz),
3.61(1H,d,J=18Hz),4.89(1
H,d,J=13Hz),5.06(1H,d,J=5
Hz),5.1〜5.2(1H,m),5.82,5.
97(1H,ABq,J=5Hz),5.92(1H,
dd,J=5Hz,8Hz),7.07(1H,s)
【0486】
【実施例23】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−(1−モルホリニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシ
メチル
【0487】
【化140】
【0488】実施例3の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率24%)
【0489】NMR(CDC13 ,δ) 3.45〜3.50(5H,m),3.58〜3.70
(5H,m),4.89,5.18(2H,ABq,J
=12Hz),5.07(1H,d,J=5Hz),
5.84,5.97(2H,ABq,J=5Hz),
5.93(1H,dd,J=5Hz,8Hz),7.0
8(1H,s)
【0490】
【実施例24】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−メトキシイミノアセタミド〕−
3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−
セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル
【0491】
【化141】
【0492】実施例4の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率65%)
【0493】NMR(CDC13 ,δ) 1.23(9H,s),2.92(6H,s),3.5
0,3.60(2H,ABq,J=18.7Hz),
4.09(3H,s),4.84,5.16(2H,A
Bq,J=14Hz),5.09(1H,d,J=4.
8Hz),5.85〜5.95(2H,m),5.99
〜6.03(1H,m),6.92(1H,s),7.
49(1H,d,J=7.5Hz)
【0494】
【実施例25】7−〔(Z)−2−(5−アミノ−1,
2,4−チアジアゾール−3−イル)−2−メトキシイ
ミノアセタミド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロ
イルオキシメチル
【0495】
【化142】
【0496】実施例5の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率70%)
【0497】NMR(CDC13 ,δ) 1.13(9H,s),2.92(6H,s),3.5
0,3.59(2H,ABq,J=18.6Hz),
4.12(3H,s),4.84,5.19(2H,A
Bq,J=13.7Hz),5.10(1H,d,J=
4.8Hz),5.85〜5.94(2H,m),6.
12〜6.16(1H,m),6.42(1H,s)
【0498】
【実施例26】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−モノフルオロメトキシアセタミ
ド〕−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメ
チル
【0499】
【化143】
【0500】実施例6の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率70%)
【0501】NMR(CDC13 ,δ) 1.14(9H,s),2.91(6H,s),3.5
0,3.60(2H,ABq,J=18.4Hz),
4.85,5.16(2H,ABq,J=14.2H
z),5.10(1H,d,J=4.8Hz),5.6
5〜6.00(3H,m),5.86,5.93(2
H,ABq,J=5.5Hz),6.98(1H,s)
【0502】
【実施例27】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセタアミ
ド〕−3−(1−ピペリジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシ
メチル
【0503】
【化144】
【0504】実施例7の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ、上記化合物を得た。(収率59%)
【0505】NMR(CD3 OD,δ) 1.13(9H,s),1.48〜1.66(6H,
m),3.37〜3.46(4H,m),3.54,
3.69(2H,ABq,J=18.4Hz),4.7
7,5.13(2H,ABq,J=13.4Hz),
5.20 (1H,d,J=4.9Hz),5.84,
5.93(2H,ABq,J=6 Hz),5.92
(1H,d,J=4.9Hz),6.76(1H,s)
【0506】
【実施例28】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセタミ
ド〕−3−(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシ
メチル
【0507】
【化145】
【0508】実施例8の化合物とヨードメチルピバレー
トを反応させ上記化合物を得た。(収率54%)
【0509】NMR(CDC13 ,δ) 2.24〜2.30(2H,m),3.47,3.60
(2H,ABq,J=18.4Hz),3.95〜4.
10(4H,m),4.87,5.12(2H,AB
q,J=14.1Hz),5.06(1H,d,J=
5.1Hz),5.91(2H,ABq,J=5.6H
z),5.90 〜5.93(1H,m),7.07
(1H,s)
【0510】
【実施例29】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセタミ
ド〕−3−(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(イソプロピ
ルオキシカルボニルオキシ)エチル
【0511】
【化146】
【0512】実施例8の化合物と1−ヨードエチルイソ
プロピルカーボネートを反応させ上記化合物を得た。
(収率27%)
【0513】NMR(CDC13 ,δ) 1.30〜1.35(6H,m),2.22〜2.31
(2H,m),3.45〜3.65(2H,m),4.
00〜4.06(4H,m),4.89〜5.20(4
H,m),5.90〜5.93(1H,m),6.92
(1/2H,q,J=5.5Hz),7.03(1/2
H,q,J=5.5Hz),7.08(1H,s)
【0514】
【実施例30】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N−(2−ハイドロキシエチル)−N−メチ
ルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 ピバロイルオキシメチル
【0515】
【化147】
【0516】実施例9の化合物とヨードメチルピバレー
トとを反応させ上記化合物を得た。(収率57%)
【0517】NMR(CDC13 ,δ) 1.21〜1.25(9H,m),2.97(3H,
s),3.41〜3.45(2H,m),3.46〜
3.60(2H,m),3.71〜3.77(2H,
m),4.82〜4.95(2H,m),5.05〜
5.08(1H,m),5.86,5.95(2H,A
Bq,J=6Hz),5.88〜5.91(1H,
m),7.00(1H,s)
【0518】
【実施例31】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N−(2−ハイドロキシエチル)−N−メチ
ルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カル
ボン酸 1−シクロヘキシルオキシカルボニルオキシエ
チル
【0519】
【化148】
【0520】実施例9の化合物と1−ヨードエチルシク
ロヘキシカーボネートを反応させ上記化合物を得た。
(収率28%)
【0521】NMR(CDC13 ,δ) 1.4〜1.6(6H,m),1.62〜1.72(3
H,m),1.83〜 1.92(4H,m),2.9
3(3H,s),3.38〜3.41(2H,m),
3.42〜3.50(2H,m),3.70〜3.75
(2H,m),4.57〜4.61(1H,m),4.
99(1H,q,J=5Hz),5.05〜5.14
(2H,m),5.82〜5.86(1H,m),6.
85,6.96(1H,ABq,J=5Hz),6.9
9(1H,s)
【0522】
【実施例32】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N−シアノメチル−N−メチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロ
イルオキシメチル
【0523】
【化149】
【0524】実施例10の化合物とヨードメチルピバレ
ートとを反応させ上記化合物を得た。(収率70%)
【0525】NMR(CDC13 ,δ) 1.1〜1.25(9H,m),3.01(3H,
s),3.4〜3.65(2H,m),4.2〜4.3
(2H,m),4.8〜5.25(3H,m),5.8
〜6.0(3H,m),6.90( 1H,br.
s),7.30(2H,s)
【0526】
【実施例33】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−〔(S)−(+)−2−ハイドロキシメチル
−1−ピロリジニル〕カルボニルオキシメチル−3−セ
フェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル
【0527】
【化150】
【0528】実施例12の化合物とヨードメチルピバレ
ートを反応させ上記化合物を得た。
【0529】NMR(CD3 OD,δ) 1.83〜2.00(4H,m),3.30〜3.87
(7H,m),5.01(2H,ABq,J=14H
z),5.20(1H,d,J=4.8 Hz),5.
84(1H,d,J=4.8Hz),5.91〜5.9
4(2H ,m),6.76(1H,s)
【0530】
【実施例34】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−(1−ピロリジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシ
メチル
【0531】
【化151】
【0532】実施例13の化合物とヨードメチルピバレ
ートを反応させ上記化合物を得た。(収率28%)
【0533】NMR(CDC13 ,δ) 1.16〜1.21(9H,m),1.80〜1.85
(4H,m),3.30〜3.39(4H,m),3.
50〜3.60(2H,m),4.80〜4.90,
5.05,5.13(2H,m),5.02〜5.04
(1H,m),5.75〜5.80(2H,m),5.
85〜5.91(1H,m),6.98(1H,s)
【0534】
【実施例35】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−N,N−ジメチルアミノカルボニルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−アセトキシ
エチル
【0535】
【化152】
【0536】実施例1の化合物と1−ブロモエチルアセ
テートを反応させ上記化合物を得た。(収率14%)
【0537】NMR(CDC13 ,δ) 1.55〜1.58(3H,m),2.11(3H,
d,J=4.6Hz),2.92〜2.95(3H,
s),3.47〜3.65(2H,m),4.83〜
5.24(3H,m),5.83〜5.94(1H,
m),6.98〜7.15(2H,m)
【0538】
【実施例36】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(シクロヘキ
シルオキシカルボニルオキシ)エチル
【0539】
【化153】
【0540】実施例8の化合物と1−ヨードエチルシク
ロヘキシルカーボネートを反応させて上記化合物を得
た。(収率27%)
【0541】NMR(CDC13 ,δ) 1.24(3H,d,J=7.2Hz),1.75〜
1.80(10H,m),2.25〜2.32(2H,
m),3.45〜3.65(2H,m),4.00〜
4.06(4H,m),4.91,4.98(1H,A
Bq,J=13.8Hz),5.03〜5.07(1
H,m),5.10〜5.13(1H,m),5.0
9,5.18(1H,ABq,J=13.8Hz),
5.90〜5.93(1H,m),6.93(1/2
H,q,J=5.5Hz),7.03(1/2H,q,
J=5.5Hz),7.08(1H,s)
【0542】
【実施例37】7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾ
ール−4−イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミ
ド〕−3−(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−アセトキシエ
チル
【0543】
【化154】
【0544】実施例8の化合物と1−ブロモエチルアセ
テートを反応させ上記化合物を得た。
【0545】NMR(CDC13 ,δ) 1.54〜1.56(3H,m),2.10〜2.21
(3H,m),2.20〜2.35(2H,m),3.
45〜3.65(2H,m),3.95〜4.08(4
H,m),4.85〜4.95(1H,m),5.05
〜5.1(2H,m),5.87〜5.95(1H,
m),6.97 〜7.17(2H,m)
【0546】製造例41 7−フェニルアセトアミド−3−p−ニトロフェノキシ
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸ベンズヒドリル
【0547】
【化155】
【0548】7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリ
ル(15.8g、0.031mol)と、p−ニトロフ
ェニルクロロホルメート(6.19g、0.031mo
l)のテトラヒドロフラン(160ml)懸濁液にピリ
ジン(2.43g、0.031mol)を氷冷下に滴下
し、同温度で25分間かくはんした。
【0549】反応液を酢酸エチルと水の混液に注ぎ、酢
酸エチル層を分取した。酢酸エチル層を飽和塩化ナトリ
ウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、次い
で溶媒を減圧下に留去した。残渣にジイソプロピルエー
テルを加えて破砕し、ろ取風乾して7−フェニルアセト
アミド−3−p−ニトロフェノキシカルボニルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
(18.8g、収率90.2%)を得た。
【0550】NMR(CDCl3 ,δ) 3.40,3.60(2H,ABq,J=18.5H
z),3.61,3.66(2H,ABq,J=13.
6Hz),4.97(1H,d,J=8.8Hz),
4.97,5.24(2H,ABq,J=13.2H
z),5.88(1H,dd,J=4.9Hz,8.8
Hz),6.30(1H,d,J=8.8Hz),6.
92(1H,s),7.24〜7.42(17H,
m),8.23〜8.28(2H,m),
【0551】製造例42 7−フェニルアセトアミド−3−p−ニトロフェノキシ
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
【0552】
【化156】
【0553】7−フェニルアセトアミド−3−p−ニト
ロフェノキシカルボニルオキシメチル−3−セフェム−
4−カルボン酸ベンズヒドリル(6.79g、0.01
mol)のジクロロメタン(14ml)溶液にトリフル
オロ酢酸(17ml)を氷冷下に滴下し、50分間かく
はんした。反応液をジイソプロピルエーテルに注ぎ、生
じた沈殿をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後風
乾して7−フェニルアセトアミド−3−p−ニトロフェ
ノキシカルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カ
ルボン酸(4.50g、収率87.7%)を得た。
【0554】NMR(DMSO,δ) 3.49,3.57(2H,ABq,J=14.0H
z),3.60,3.71(2H,ABq,J=18.
1Hz),4.95,5.24(2H,ABq,J=1
2.5Hz),5.12(1H,d,J=4.9H
z),5.72(1H,dd,J=4.9Hz,8.6
Hz),7.19〜7.28(5H,m),7.53〜
7.58(2H,m),8.28〜8.35(2H,
m),9.12(1H,d,J=8.6Hz)
【0555】製造例43 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
ナトリウム
【0556】
【化157】
【0557】7−フェニルアセトアミド−3−p−ニト
ロフェノキシカルボニルオキシメチル−3−セフェム−
4−カルボン酸(5.13g、0.01mol)のテト
ラヒドロフラン(36ml)と水(4ml)の溶液に、
ジメチルアミン(50%水溶液1.8g、0.02mo
l)を氷冷下に滴下し、同温度で10分間かくはんし
た。反応液を酢酸エチルと1規定塩酸の混液に注ぎ、有
機層を分取した。有機層を水、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減
圧下に留去した。残渣をメタノールに懸濁させ、酢酸ナ
トリウム(984mg、0.012mol)のメタノー
ル溶液を加え、得られた透明な溶液を減圧下に濃縮し
た。析出物が現われた時点で濃縮をやめ、2−プロパノ
ールを加え、析出物をろ取後風乾して7−フェニルアセ
トアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム(2.
25g、収率51.0%)を得た。
【0558】NMR(D2 O,δ) 2.74(6H,s),3.21,3.47(2H,A
Bq,J=17.9Hz),3.51,3.57(2
H,ABq,J=14.8Hz),4.51,4.74
(2H,ABq,J=12.6Hz),4.92(1
H,d,J=4.6Hz),5.48(1H,d,J=
4.6Hz),7.18〜7.28(5H,m)
【0559】製造例44 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル
【0560】
【化158】
【0561】7−フェニルアセトアミド−3−N,N−
ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ナトリウム(2.2g、5mmol)の
N,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液にイソ
プロピル−1−ヨードエチルカーボネート(1.29
g,5mmol)を氷冷下に加え、同温度で30分間か
くはんした。反応液を酢酸エチルと水の混液に注ぎ、酢
酸エチル層を分取した。酢酸エチル層を水、飽和塩化ナ
トリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥
し、次いで溶媒を減圧下に留去した。残渣をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製して、7−フェニルア
セトアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル(1.43g、収率
52.1%)を得た。
【0562】NMR(CDCl3 ,δ) 1.22〜1.29(6H,m),1.26(3H,
d,J=5.5Hz),2.85(6H,s),3.3
5,3.48(1H,ABq,J=18.4Hz),
3.36,3.49(1H,ABq,J=18.4H
z),3.55(2H,s),4.75〜4.88(3
H,m),5.04,5.10(2H,ABq,J=1
3.9Hz),5.71〜5.76(1H,m),6.
77〜6.82(1H,m),6.91(0.5H,
q,J=5.5Hz),6.94(0.5H,d,J=
8.9Hz),7.19〜7.29(5H,m)
【0563】実施例38 7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリルエステル
【0564】
【化159】
【0565】トリクロロメチルクロロホルメート0.3
ml(2.5mmol)のテトラハイドロフラン10m
l溶液に、7−ホルムアミド−3−ハイドロキシメチル
−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエステ
ル2.12g(5mmol)とピリジン0.395g
(5mmol)からなるテトラハイドロフラン15ml
溶液を氷冷下で加えた。70分後、ジメチルアミン0.
45g(5mmol)を含むテトラハイドロフラン(1
ml)溶液を滴下して加え、25分間攪拌した。酢酸エ
チル50mlを加え、有機層を水洗、硫酸マグネシウム
で乾燥後、減圧濃縮して得られた残滓をシリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーで精製して目的物(1.1g、収
率44%)を得た。
【0566】NMR(CDCl3 ,δ) 2.82(3H,s),2.88(3H,s)3.4
2,3.57(2H,ABq,J=18.4Hz),
4.82,5.09(2H,ABq,J=13.9H
z),4.97(1H,d,J=4.8Hz),5.9
1(1H,dd,J=4.8Hz,9.3Hz),6.
66(1H,d,J=9.3Hz),6.94(1H,
s),7.25〜7.45(10H,m),8.20
(1H,s)
【0567】実施例39 7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸
【0568】
【化160】
【0569】7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸 ナトリウム塩(5.0g、14.25mmol)
をメタノール45mlに溶かし、室温で濃塩酸(10m
l)を含むメタノール(30ml)溶液を加えた。3時
間攪拌後、減圧濃縮し、水(50ml)を加え氷冷下で
1N苛性ソーダ溶液を用いてpH2.8に調整した。析
出した沈殿をろ取して集め、目的物(1.82g、収率
42%)を得た。
【0570】NMR(DMSO−d6 ,δ) 2.81(3H,s),2.82(3H,s),3.4
5,3.58(2H,ABq,J=18.1Hz),
4.60,4.98(2H,ABq,J=13.0H
z),4.77〜4.80(1H,m),4.97〜
5.00(1H,m)
【0571】実施例40 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−アセトキシイミノアセトアミド〕−3−N,
N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオキ
シ)エチルエステル 塩酸塩
【0572】
【化161】
【0573】7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−カルボン酸 1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチルエステル
塩酸塩(22g、47mmol)をテトラハイドロフラ
ン(440ml)に溶解し、N,O−ビストリメチルシ
リルアセトアミド(35ml)を加えた。
【0574】これに、2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−(Z)−アセトキシイミノ酢酸クロライ
ド塩酸塩(15.8g)を氷冷下で少しずつ加えた。
【0575】室温に戻し、30分攪拌した。反応液に酢
酸エチル(600ml)、水(40ml)、飽和食塩水
(25ml)を加え、有機層を集めた。さらに食塩水で
洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を減圧濃
縮し、目的物(31.5g、収率99%)を得た。
【0576】NMR(CD3 OD,δ) 1.27〜1.29(6H,m),1.54(3H,
d,J=5.5Hz),2.23(3H,s),2.9
2(6H,d,J=8.4Hz),3.60(1H,
d,J=18Hz),3.74(1H,dd,J=9H
z,18Hz),4.81〜5.16(3H,m),
5.22(1H,dd,J=5Hz,12Hz),5.
97(1H,dd,J=5Hz,15Hz),6.85
(0.5H,dd,J=5Hz,10Hz),6.94
(0.5Hz,dd,J=5Hz,10Hz),7.1
9(1H,s)
【0577】実施例41 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオ
キシ)エチルエステル 塩酸塩
【0578】
【化162】
【0579】実施例40によって得た7β−〔2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−アセト
キシイミノアセトアミド〕−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−カルボン酸 1
−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチルエステル
(10.8g、15.9mmol)をメタノール(10
8リットル)に溶解し、氷冷下で濃塩酸(8.6ml)
を滴下して加えた。滴下終了後、室温で3時間攪拌し、
酢酸エチル(540ml)を加え、有機層を水で洗浄処
理した。有機層は硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧濃縮
し、残滓にイソプロピルエーテルを加えて生じた固体を
ろ取し目的物を得た。(8g、収率80%)
【0580】本実施例で得た化合物は、実施例20で得
た化合物とHPLC、TLCにて一致した。
【0581】NMR(CD3 OD,δ) 1.27〜1.29(6H,m),1.54(3H,
d,J=5.5Hz),2.91(3H,s),2.9
3(3H,s),3.57,3.67(1H,ABq,
J=14.7Hz),3.57,3.69(1H,AB
q,J=14.7Hz),4.78〜4.9(2H,
m),5.06(0.5H,d,J=13.6Hz),
5.17(0.5Hz,d,J=13.4Hz),5.
19(0.5H,d,J=5Hz),5.22(0.5
H,d,J=5Hz),5.91(0.5H,d,J=
5Hz),5.95(0.5H,d,J=5Hz),
6.85(0.5H,q,J=5.5Hz),6.94
(0.5H,q,J=5.5Hz),6.97(1H,
s)
【0582】実施例42 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−アセトキシイミノアセトアミド〕−3−N,
N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
−カルボン酸
【0583】
【化163】
【0584】7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
(0.2g、0.66mmol)を酢酸エチル(4m
l)に懸濁し、N,O−ビストリメチルシリルアセトア
ミド(0.49ml)を加えて溶解した。
【0585】これに、2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−(Z)−アセトキシイミノ酢酸クロライ
ド塩酸塩(0.189g、0.664mmol)を氷冷
下で少しずつ加えた。
【0586】室温に戻し30分攪拌後、メタノール
(0.2ml)を加え減圧濃縮して得られた残滓を逆相
カラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物(138
mg、収率41%)を得た。
【0587】実施例43 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−アセトキシイミノアセトアミド〕−3−N,
N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオキ
シ)エチルエステル
【0588】
【化164】
【0589】実施例42によって得た7β−〔2−(2
−アミノチアゾール−4−イル)−2−(Z)−アセト
キシイミノアセトアミド〕−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−カルボン酸
(2.17g、4.24mmol)を酢酸エチル(30
ml)に溶解し、ジシクロヘキシルアミン(1.35m
l)を加え生じた沈殿をろ取した。こうして得られたジ
シクロヘキシルアミン塩(1.7g、2.45mmo
l)を、N,N−ジメチルアセトアミド(10ml)に
溶解した。氷冷下、1−ヨードエチルイソプロピルカー
ボネート(758mg、2.94mmol)を加え、1
時間攪拌した。酢酸エチルを反応液に加え、水で洗い、
硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮後、イソプロピル
エーテルを加えて生じた固体をろ取して目的物を得た。
本方法によって得られた化合物は実施例40で得られた
化合物とHPLC、TLCで一致した。
【0590】実施例44 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸 ナトリウム塩
【0591】
【化165】
【0592】7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
(0.5g、1.66mmol)を酢酸エチル(10m
l)に懸濁し、N,O−ビストリメチルシリルアセトア
ミド(1.23ml)を加えて溶解した。
【0593】これに、2−(2−アミノチアゾール−4
−イル)−2−(Z)−アセトキシイミノ酢酸クロライ
ド塩酸塩(0.52g、1.83mmol)を氷冷下で
少しずつ加えた。
【0594】室温に戻し30分攪拌後、メタノール
(0.5ml)、酢酸エチル(10ml)を加え生じた
沈殿をろ取した。これを、メタノール(5ml)に溶解
し、濃塩酸(0.5ml)を加え30分攪拌した。濃縮
後、炭酸水素ナトリウム水溶液でpH7に調整して、逆
相カラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物(34
9mg、収率50%)を得た。
【0595】本化合物は実施例1において得られた化合
物と、NMRスペクトル、HPLC、TLC等の物理化
学的性質において同一化合物であった。
【0596】製造例45 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0597】
【化166】
【0598】7−ホルムアミド−3−モノメチルカルバ
モイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベ
ンズヒドリル(3.54g)にテトラヒドロフラン(4
0ml)、メタノール(40ml)を加える。次いで、
室温で濃塩酸(3.6ml)を加え、同温で3時間攪拌
する。反応液を減圧下留去し、得られた残渣を酢酸エチ
ルで希釈し、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸
マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去する。得られた残渣
に、別途に2−トリチルオキシイミノ−2−(2−トリ
チルアミノチアゾール−4−イル)酢酸(4.9g)、
ジシクロヘキシルカルボジイミド(1.52g)、1−
ヒドロキシ−1H−ベンズトリアゾール(1.0g)を
テトラヒドロフラン(30ml)に加え30分間攪拌し
た溶液を室温にて加える。同温で一晩攪拌した後、反応
液を濾過し、濾液を酢酸エチル水で希釈する。さらに1
N塩酸、飽和重曹水、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥、溶媒を留去する。得られた残渣をカラ
ムクロマトグラフィー(SiO2 、ベンゼン:酢酸エチ
ル=6:1)で精製すると表記化合物(5.39g、収
率66%)を得た。
【0599】NMR(CDCl3 ,δ) 2.75(3H,d,J=5Hz),3.25,3.5
2(2H,ABq,J=18Hz)、4.40(1H,
d,J=5Hz),4.77,5.07(2H,AB
q,J=14Hz)、5.05(1H,d,J=5H
z),6.10(1H,dd,J=5Hz,9Hz),
6.43(1H,s)、6.97(1H,s),7.2
1〜7.39(40H,m)
【0600】製造例46 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシイミノアセトアミド〕
−3−N−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0601】
【化167】
【0602】製造例45と同様にして上記化合物を得
た。(収率53%)
【0603】NMR(CDCl3 ,δ) 3.32〜3.38(5H,m),3.42(2H,
t,J=5Hz),3.25,3.49(2H,AB
q,J=18Hz),4.78,5.05(2H,AB
q,J=12Hz),5.08(1H,d,J=5H
z),6.1(1H,dd,J=5Hz,9Hz),
6.42(1H,s),6.94(1H,s),7.3
〜7.4(40H,m)
【0604】製造例47 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシアセトアミド〕−3−
N−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリル
【0605】
【化168】
【0606】製造例45と同様にして上記化合物を得
た。
【0607】NMR(CDCl3 ,δ) 3.1〜3.4(4H,m),4.2〜4.4(2H,
m),4.85(2H,ABq,J=14Hz),4.
92(1H,d,J=4.9Hz),6.04(1H,
dd,J=4.9Hz,8.9Hz),6.44(1
H,s),6.95(1H,s),7.1〜7.5(4
0H,m)
【0608】製造例48 7−〔(Z)−2−(2−トリチルアミノチアゾール−
4−イル)−2−トリチルオキシアセトアミド〕−3−
N−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒ
ドリル
【0609】製造例45と同様にして上記化合物を得
た。
【0610】
【化169】
【0611】NMR(CDCl3 ) 3.21(2H,ABq,J=19Hz),3.52〜
3.58(2H,m),4.88(2H,ABq,J=
14Hz),4.91(1H,d,J=4.9Hz),
6.03(1H,dd,J=4.9Hz,8.8H
z),6.45(1H,s),6.95(1H,s),
7.13〜7.47(40H,m)
【0612】実施例45 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−カ
ルボン酸ナトリウム塩
【0613】
【化170】
【0614】製造例45で得られた化合物(5.35
g)のアニソール(25ml)溶液に氷冷下トリフルオ
ロ酢酸(20ml)を加え、次いで同温で1時間攪拌す
る。反応液にイソプロピルエーテルを加え沈澱物を濾取
する。得られた粉末状固体にギ酸(35ml)を加え、
室温で1時間攪拌する。反応液を減圧下留去し、残渣を
メタノールで希釈する。この溶液に酢酸ナトリウム
(1.0g)を加えメタノールを留去する。得られた残
渣を酢酸エチルで希釈しイソプロピルエーテルで粉末状
にする。これを液体クロマトグラフィーで精製すると表
記化合物(326mg、収率14%)が得られた。
【0615】NMR(D2 O,δ) 2.54(3H,s),3.21,3.51(2H,A
Bq,J=18Hz),4.60,4.70(2H,A
Bq,J=18Hz),5.06(1H,d,J=4.
8Hz),5.69(1H,d,J=4.8Hz),
6.83(1H,s)
【0616】実施例46 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシメチル−
3−セフェム−カルボン酸ナトリウム塩
【0617】
【化171】
【0618】製造例46の化合物を用い、実施例45と
同様にして上記化合物を得た。(収率46%)
【0619】NMR(D2 O,δ) 3.17(2H,t,J=5Hz),3.20(3H,
s),3.26,3.53(2H,ABq,J=18H
z),3.40(2H,t,J=5Hz),4.55,
4.76(2H,ABq,J=12Hz),5.09
(1H,d,J=5Hz)、5.71(1H,d,J=
5Hz),6.85(1H,s)
【0620】実施例47 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム塩
【0621】
【化172】
【0622】製造例47の化合物を使って実施例45と
同様に処理し上記化合物を得た。
【0623】NMR(D2 O,δ) 3.2〜3.5(4H,m),4.2〜4.4(2H,
m),4.65(2H,ABq,J=12Hz),5.
05(1H,d,J=4.8Hz),5.68(1H,
d,J=4.8Hz),6.80(1H,s)
【0624】実施例48 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム
【0625】
【化173】
【0626】製造例48の化合物を用い実施例45と同
様にして上記化合物を得た。
【0627】NMR(D2 O,δ) 3.39(2H,ABq,J=18Hz),3.66〜
3.73(2H,m),4.71(2H,ABq,J=
13Hz),5.08(1H,d,J=4.8Hz),
5.70(1H,d,J=4.8Hz),6.81(1
H,s)
【0628】実施例49 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル
【0629】
【化174】
【0630】実施例45で得られた化合物(106m
g)のN,N−ジメチルアセトアミド(2ml)溶液に
氷冷下ヨードメチルピバレート(51mg)を加え、次
いで同温で1時間攪拌する。反応液に酢酸エチル、水を
加え酢酸エチル層を分取し、飽和食塩水で洗浄、無水硫
酸マグネシウムで乾燥し、溶媒を減圧留去する。得られ
た残渣を酢酸エチルに溶かしイソプロピルエーテルを加
え沈澱物を濾取し、イソプロピルエーテルで洗浄すると
表記化合物(44mg、収率35%)が得られた。
【0631】NMR(CDCl3 ,δ) 1.13〜1.15(9H,m),2.70(3H,
s),3.42〜3.59(2H,m),4.72〜
4.76(1H,m),4.95〜5.05(2H,
m),5.78〜5.81(1H,m),5.81〜
5.89(2H,m),6.93(1H,s)
【0632】実施例50 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオキ
シ)エチル
【0633】
【化175】
【0634】実施例49と同様にして上記化合物を得
た。(収率55%)
【0635】NMR(CD3 OD,δ) 1.25〜1.35(9H,m),1.51〜1.57
(3H,m),2.70(3H,s),3.48〜3.
70(2H,m),4.75〜4.90(1H,m),
5.02〜5.09(1H,ABq,J=14Hz),
5.16〜5.21(1H,m),5.90〜5.95
(1H,m),6.75(1H,s),6.84〜6.
95(1H,m)
【0636】実施例51 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−メトキシエチル)カルバモイルオキシメチル−
3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチ
【0637】
【化176】
【0638】実施例46で得られた化合物を用い実施例
49と同様にして上記化合物を得た。
【0639】NMR(CDCl3 ,δ) 1.26〜1.28(9H,m),3.36〜3.40
(5H,m),3.47〜3.50(3H,m),3.
62(1H,d,J=18Hz),4.84,5.10
(2H,ABq,J=13Hz)、5.04(1H,
d,J=3.5Hz),5.86〜5.96(2H,A
Bq,J=5Hz),5.91〜5.94(1H,
m),7.05(1H,s)
【0640】実施例52 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2−モノフルオロエチル)カルバモイルオキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシ
メチル
【0641】
【化177】
【0642】実施例47で得られた化合物を用い実施例
49と同様にして上記化合物を得た。
【0643】NMR(CD3 OD,δ) 1.22(9H,s),3.3〜3.4(2H,m),
3.63(2H,ABq,J=18Hz),4.35〜
4.50(2H,m),4.96(2H,ABq,J=
13Hz),5.20(1H,d,J=4.8Hz),
5.83〜5.94(3H,m),6.76(1H,
s)
【0644】実施例53 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−N
−(2,2,2−トリフルオロエチル)カルバモイルオ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ピバロイ
ルオキシメチル
【0645】
【化178】
【0646】実施例48で得た化合物を用い実施例49
と同様にして上記化合物を得た。
【0647】NMR(CD3 OD,δ) 1.21(9H,s)、3.61(2H,ABq,J=
18Hz),3.74〜3.81(2H,m),5.0
0(2H,ABq,J=14Hz),5.19(1H,
d,J=4.9Hz),5.83〜5.94(3H,
m),6.76(1H,s)
【0648】実施例54 7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウ
ム塩
【0649】
【化179】
【0650】7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸ベンズヒドリルエステル(139g)を塩化メチレ
ン(1.4リットル)に溶解後、アニソール(69.5
ml)及びトリフルオロ酢酸(348ml)を加え、3
0分間攪拌する。反応後、溶媒を減圧留去後、少量の酢
酸エチルに溶解後、ジイソプロピルエーテルとジエチル
エーテルの混液でトリチュレートし、析出する結晶を濾
取する。ついでこれをメタノール(500ml)に溶解
した後、酢酸ナトリウム(34.5g)及びイソプロピ
ルアルコール(500ml)を加え、析出する結晶を濾
取する。ジイソプロピルエーテルで洗浄後、風乾して目
的物(80.2g、収率82%)を得た。
【0651】NMR(D2 O,δ) 2.75(6H,s)3.30,3.53(2H,AB
q,J=18.1Hz),4.53,4.81(2H,
ABq,J=12.8Hz),5.00(1H,d,J
=4.8Hz),5.61(1H,d,J=4.8H
z),8.08(1H,s)
【0652】実施例55 7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−
(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル
【0653】
【化180】
【0654】実施例54で得た化合物(84g)をジメ
チルホルムアミド(420ml)に溶解後、氷冷下、ヨ
ード−1−イソプロポキシカルボニルオキシエタン(6
1.7g)を加え2時間攪拌する。反応後、水−酢酸エ
チルの混液に投じ、有機層を分取する。水、10%チオ
硫酸ナトリウム水溶液、飽和食塩水で順次洗浄後、硫酸
マグネシウムで乾燥する。溶媒を減圧留去後、カラムク
ロマトに付し、目的物(44.7g、収率40%)を得
た。
【0655】NMR(CDCl3 ,δ) 1.29〜1.34(6H,m),1.57〜1.59
(3H,m) 2.91(6H,s)、3.46〜3.62(2H,
m)、4.86〜5.22(4H,m)、5.88〜
5.95(1H,m)、6.39(0.5H,d,J=
9.3Hz) 6.47(0.5H,d,J=9.2Hz) 6.88〜6.92(0.5H,m) 6.98〜7.02(0.5H,m)、8.27(0.
5H,s)、8.28(0.5H,s)
【0656】実施例56 7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(イソプ
ロポキシカルボニルオキシ)エチル塩酸塩
【0657】
【化181】
【0658】実施例55で得た化合物(44.2g)
を、メタノール(440ml)とテトラヒドロフラン
(220ml)との混液に溶解後、濃塩酸(45ml)
を加え、室温で5時間攪拌する。反応後、溶媒を減圧留
去後、水−酢酸エチルの混液に投じ、重曹水でpH6.
5に調整する。有機層を分取後、飽和食塩水で洗浄す
る。硫酸ナトリウムで乾燥後、塩酸の酢酸エチル溶液を
加える。溶媒を減圧留去後、目的物(47g、収率10
0%)を得た。
【0659】NMR(CDCl3 ,δ) 1.23〜1.30(6H,m)、1.54〜1.57
(3H,m),2.90(6H,s),3.49,3.
81(1H,ABq,J=17.0Hz),3.50,
3.80(1H,ABq,J=17.2Hz),4.8
6〜5.29(5H,m)、6.83〜6.86(1
H,m)
【0660】実施例57 7−(4−ブロモ−3−オキソブチリルアミノ)−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニ
ルオキシ)エチル
【0661】
【化182】
【0662】ジケテン(0.92ml)を塩化メチレン
(10ml)に溶かし、−30℃に冷却し攪拌した。こ
れに臭素(0.66ml)を含む塩化メチレン溶液(3
ml)を滴下し、4−ブロモ−3−オキソ酪酸ブロミド
を調整した。
【0663】一方、7−アミノ−3−N,N−ジメチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸 1−(イソプロピルオキシカルボニルオキシ)エ
チルエステル(5.05g)を、ビストリメチルシリル
アセトアミド(5.8ml)と共に、塩化メチレン(6
0ml)に溶解し、−30℃にて前記4−ブロモ−3−
オキソ酪酸ブロミド溶液を滴下した。ついで氷冷で1時
間攪拌後、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、減圧濃縮した。これをシリカゲル
カラムクロマト(150g)に付して、目的物(4.8
g、収率68.9%)を得た。
【0664】NMR(CDC13 ,δ) 1.28〜1.34(6H,m),1.59(3H,
d,J=5Hz),2.92(6H,s),3.49,
3.88(2H,ABq,J=19Hz),3.51〜
3.75(2H,m),4.03〜4.07(2H,
m),4.85〜5.27(4H,m),5.80〜
5.90(1H,m),6.91(0.5H,q,J=
5Hz),7.00(0.5H,q,J=5Hz)
【0665】実施例58 7−(4−ブロモ−3−オキソ−2−ヒドロキシイミノ
ブチリルアミノ)−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸1−(イ
ソプロポキシカルボニルオキシ)エチル
【0666】
【化183】
【0667】実施例57で得た化合物(4.5g)を酢
酸(45ml)に溶解し、氷冷下、亜硝酸ナトリウム
(0.58g)を加え、次いで室温で1時間攪拌した。
反応液に酢酸エチルを加え、水、飽和食塩水で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥し減圧濃縮した。これをシ
リカゲルクロマト(100g)に付して表記化合物
(3.76g、収率79.6%)を得た。
【0668】NMR(CDC13 ,δ) 1.30〜1.34(6H,m),1.56〜1.61
(3H,m),2.93(6H,s),3.50〜3.
68(3H,m),4.54(2H,s),4.87〜
5.30(4H,m),5.84〜5.90(1H,
m),6.92(0.5H,q,J=5.5Hz),
7.01(0.5H,q,J=5.5Hz),9.40
〜9.45(1H,m)
【0669】実施例59 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロピルオキシカル
ボニルオキシ)エチル
【0670】
【化184】
【0671】実施例58で得た化合物(1.0g)をジ
メチルアセトアミド(15ml)に溶解し、チオ尿素
(0.244g)を加え5℃で12時間攪拌した。反応
液に酢酸エチル(200ml)を加え、水、飽和食塩水
で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱水し減圧濃縮し
た。これを酢酸エチル(10ml)に溶解し、イソプロ
ピルエーテル(150ml)に攪拌下、滴下し、析出す
る沈澱物を濾取乾燥して表記化合物(0.6g、収率6
2.3%)を得た。
【0672】NMR(CDC13 ,δ) 1.26〜1.37(6H,m),1.58〜1.62
(3H,m),2.93(6H,s),3.50(1
H,d,J=19Hz),3.60,3.61(合わせ
て1H,d,J=19Hz),4.9〜5.24(3
H,m),5.04,5.07(合わせて1H,d,J
=5Hz),5.93(1H,dd,J=5Hz,8H
z),6.92,7.02(合わせて1H,q,J=
5.5Hz),7.08(1H,s)
【0673】実施例60 7−(4−クロロ−3−オキソブチリルアミノ)−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニ
ルオキシ)エチル
【0674】
【化185】
【0675】ジケテン(21ml)を塩化メチレン(6
0ml)に溶かし−30℃に冷却し、これに塩素ガスを
淡黄色になるまでふきこんだ。過剰の塩素をチッ素ガス
で追い出し、さらに減圧下塩化メチレンを留去した。残
渣を蒸留して、沸点75〜85℃(8mm/Hg)の4
−クロロ−3−オキソ酪酸クロリド(7.1g)を得
た。
【0676】一方、7−アミノ−3−N,N−ジメチル
カルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボ
ン酸 1−(イソプロピルオキシカルボニルオキシ)エ
チルエステル(3g)を、塩化メチレン(45ml)に
溶解し、氷冷下N,N−ジメチルアニリン(0.98m
l)を加え攪拌した。これに前記4−クロロ−3−オキ
ソ酪酸クロリド(1.2g)の塩化メチレン(15m
l)溶液を−30℃にて滴下した。ついで氷冷で1時間
攪拌後、水、飽和食塩水で順次洗浄後、無水硫酸マグネ
シウム上で乾燥し減圧濃縮した。これをシリカゲルクロ
マト(70g)に付して表記化合物(0.59g、収率
25.1%)を得た。
【0677】NMR(CDC13 ,δ) 1.29〜1.33(6H,m),1.58(3H,
d,J=5Hz),1.59(1.5H×2,s),
1.58(1.5H,s),1.59(1.5H,
s),2.92(6H,s),3.46〜4.26(6
H,m),4.85〜5.35(4H,m),5.80
〜5.87(1H,m),6.90(0.5H,q,J
=5Hz),6.99(0.5H,q,J=5Hz),
7.53(0.5H,d,J=9Hz),7.61
(0.5H,d,J=9Hz)
【0678】実施例61 7−(4−クロロ−3−オキソ−2−ヒドロキシイミノ
ブチリルアミノ)−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸1−(イ
ソプロポキシカルボニルオキシ)エチル
【0679】
【化186】
【0680】実施例60で得た化合物(0.5g)を塩
化メチレン(5ml)に溶解し、室温下塩化アセチル
(0.092ml)、亜硝酸イソアミル(0.167m
l)を加え、同温度で5.5時間攪拌した。反応液を
水、飽和食塩水で洗浄後無水硫酸マグネシウムで乾燥し
減圧濃縮した。これをシリカゲルクロマトに付して表記
化合物(0.48g、収率77.3%)を得た。
【0681】NMR(CDC13 ,δ) 1.29〜1.34(6H,m),1.59(3H,
d,J=5.5Hz),2.93(3H,s),3.5
1〜3.66(2H,m),4.78(2H,s),
4.82〜4.98(1.5H,m),5.14〜5.
31(1.5H,m),5.05〜5.08(1H,
m),5.84〜5.90(1H,m),6.91
(0.5H,q,J=5.5Hz),7.00(0.5
H,q,J=5.5Hz),9.35〜9.40(1
H,m)
【0682】実施例62 7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4−イ
ル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニ
ルオキシ)エチル
【0683】
【化187】
【0684】実施例61で得た化合物(0.48g)を
ジメチルアセトアミド(7ml)に溶解し、チオ尿素
(0.126g)を加え5℃で16時間攪拌した。反応
液に酢酸エチル(80ml)を加え、水、飽和食塩水で
洗浄後、無水硫酸マグネシウムで脱水し減圧濃縮した。
これを酢酸エチル(5ml)に溶解し、イソプロピルエ
ーテル(70ml)に攪拌下滴下し、析出する沈澱物を
濾取乾燥して表記化合物(0.252g、収率50.6
%)を得た。このものは実施例59で得られた化合物と
NMR,HPLCにおいて、一致した。
【0685】実施例63 7−ホルムアミド−3−p−ニトロフェノキシカルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ベン
ズヒドリルエステル
【0686】
【化188】
【0687】7−ホルムアミド−3−ハイドロキシメチ
ル−3−セフェム−4−カルボン酸ベンズヒドリルエス
テル(106g)と、p−ニトロフェニルクロロホルメ
ート(50.4g)とを、氷冷下、テトラハイドロフラ
ン(700ml)中で攪拌した。この懸濁液にピリジン
(19.8g)を5分間かけて滴下加えた。35分後、
酢酸エチル(1リットル)と水(1リットル)からなる
混液に投入し、有機層を水(0.5リットル)で2回、
飽和食塩水で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥後、
溶媒を約400mlまで減圧留去した。残滓をイソプロ
ピルエーテル(2リットル)中にゆっくり投入して、生
じた結晶を濾取し目的物(133g)を得た。(収率9
0%)
【0688】NMR(DMSO−d6 ,δ) 3.67,3.77(2H,ABq,J=18Hz),
4.91,5.11(2H,ABq,J=12Hz),
5.21(1H,J=4.8Hz),5.91(1H,
dd,J=4.8Hz,8.5Hz),6.91(1
H,s),7.2〜7.5(12H,m),8.14
(2H,d,J=9Hz),8.31(2H,d,J=
9Hz),9.11(1H,d,J=8.5Hz)
【0689】実施例64 7−ホルムアミド−3−p−ニトロフェノキシカルボニ
ルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
【0690】
【化189】
【0691】実施例63で得た化合物(133g)をジ
クロロメタン(265ml)に攪拌懸濁し、氷冷下、ト
リフルオロ酢酸(200ml)を25分間かけ滴下して
加えた。10分後、イソプロピルエーテル(2.5リッ
トル)中に投入し、生じた結晶を濾取し、さらにイソプ
ロピルエーテルで洗浄して目的物(103g)を得た。
(収率97.4%)
【0692】NMR(DMSO−d6 ,δ) 3.62,3.72(2H,ABq,J=18Hz),
4.94,5.23(2H,ABq,J=12.6H
z),5.15(1H,J=4.9Hz),5.81
(1H,dd,J=4.9Hz,8.8Hz),7.5
6(2H,d,J=9Hz),8.13(1H,s),
8.30(2H,d,J=9Hz),9.07(1H,
d,J=8.8Hz)
【0693】実施例65 7−チエニルアセトアミド−3−p−ニトロフェノキシ
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
酸 ベンズヒドリルエステル
【0694】
【化190】
【0695】7−チエニルアセトアミド−3−ハイドロ
キシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ベンズヒ
ドリルエステル(1.6g)と、p−ニトロフェニルク
ロロホルメート(0.6g)とを用い実施例63と同様
にして目的物(2.3g、定量的)を得た。
【0696】NMR(CDC13 ,δ) 3.43,3.62(2H,ABq,J=19Hz),
4.85(2H,s)4.97,5.24(2H,AB
q,J=13Hz),5.01(1H,d,J=4.5
Hz),5.91(1H,dd,J=4.5Hz,9H
z),6.93(1H,s),6.97〜7.02(2
H,m),7.24〜7.38(11H,m),7.4
2(2H,d,J=8Hz),8.26(2H,d,J
=8Hz)
【0697】実施例66 7−チエニルアセトアミド−3−p−ニトロフェノキシ
カルボニルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン
【0698】
【化191】
【0699】実施例65で得た化合物(1.4g)、ト
リフルオロ酢酸(1ml)及びアニソール(2ml)
を、氷冷下30分間攪拌した。イソプロピルエーテル
(50ml)を加え、生じた沈殿を濾取して目的物(9
00mg、収率85%)を得た。
【0700】NMR(CD3 OD,δ) 3.57,3.73(2H,ABq,J=19Hz),
3.80(2H,s)5.06,5.33(2H,AB
q,J=12Hz),5.09(1H,d,J=4.5
Hz),5.77(1H,d,J=4.5Hz),6.
9〜7.0(2H,m),7.23〜7.28(1H,
m),7.46(2H,d,J=8Hz),8.29
(2H,d,J=8Hz)
【0701】実施例67 7−ホルムアミド−3−フェノキシカルボニルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸 ベンズヒドリル
エステル
【0702】
【化192】
【0703】p−ニトロフェニルクロロホルメートの代
りに、フェニルクロロホルメートを用いて実施例63と
同様にして、目的物を得た。(収率90%)
【0704】NMR(DMSO−d6 ,δ) 3.66,3.75(2H,ABq,J=19Hz),
4.85,5.05(2H,ABq,J=14Hz),
5.21(1H,d,J=4.5Hz),5.91(1
H,dd,J=4.8Hz,8Hz),6.90(1
H,s),7.17〜7.50(15H,m)8.14
(1H,s),9.11(1H,d,J=8Hz)
【0705】実施例68 7−ホルムアミド−3−フェノキシカルボニルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸
【0706】
【化193】
【0707】実施例67で得た化合物を用いて、実施例
64と同様に処理して、目的物を得た。(収率90%)
【0708】NMR(DMSO−d6 ,δ) 3.61,3.72(2H,ABq,J=18Hz),
4.89,5.19(2H,ABq,J=12Hz),
5.14(1H,d,J=4.5Hz,8Hz),7.
20〜7.45(5H,m),8.12(1H,s),
9.06(1H,d,J=8Hz)
【0709】実施例69 7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸 ナトリ
ウム塩
【0710】
【化194】
【0711】実施例64で得た化合物(103g)をメ
タノール(600ml)に溶解し、氷冷下、ジメチルア
ミン(22g)を含むテトラハイドロフラン(44m
l)を5分間かけて滴下した。1時間後、酢酸ナトリウ
ム(24g)を加え、減圧下濃縮をした。残滓に、イソ
プロピルアルコール(0.8リットル)を加え、続い
て、イソプロピルエーテル(1.5リットル)を加え、
生じた沈澱を濾過して集めた。得られた固体をメタノー
ル(0.5リットル)に溶解し、結晶が析出した後、イ
ソプロピルエーテル(1.5リットル)を加え濾過して
目的物(72g)を得た。(収率84%)
【0712】NMR(DMSO−d6 ,δ) 2.79(6H,s),3.22,3.46(2H,A
Bq,J=17.2Hz),4.68,4.94(2
H,ABq,J=12.0Hz),4.96(1H,
d,J=4.8Hz),5.55(1H,dd,J=
4.8Hz,9Hz),8.10(1H,s),8.9
3(1H,d,J=9Hz)
【0713】実施例70 7−チエニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
【0714】
【化195】
【0715】実施例66で得た化合物(100mg)を
N,N−ジメチルホルムアミド(1ml)に溶解し、氷
冷下50%ジメチルアミン水溶液(50mg)を加え1
5分間反応させた。酢酸エチル(50ml)と水(30
ml)を加え、有機層を分離し、水洗、飽和食塩水で洗
浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧濃縮し、残滓に
イソプロピルエーテルを加え、生じた固体を濾過して目
的物(60mg、収率75%)を得た。
【0716】NMR(DMSO−d6 ,δ) 2.82(3H,s),2.84(3H,s),3.4
8,3.60(2H,ABq,J=19Hz),3.7
8(2H,s)4.48,4.99(2H,ABq,J
=11Hz),5.09(1H,d,J=4.5H
z),5.64(1H,dd,J=4.5Hz,8H
z),6.92〜7.00(2H,m),7.38(1
H,d,J=3Hz),9.12(1H,d,J=8H
z)
【0717】実施例71 7−ホルムアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイル
オキシメチル−3−セフェムカルボン酸 ナトリウム塩
【0718】
【化196】
【0719】実施例68で得た化合物を用いて、実施例
69と同様にして目的物を得た。(収率35%)
【0720】本実施例で得た化合物は、HPLC(高速
液体クロマトグラフィー)、TLC(薄層クロマトグラ
フィー)、NMRスペクトルなど全ての物理化学的性質
において実施例69と同一の化合物であった。
【0721】製造例49 7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキシメチル−3
−セフェム−4−カルボン酸 第3級ブチル−1−オキ
シド
【0722】
【化197】
【0723】7−フェニルアセトアミド−3−ブロモメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸第3級ブチル−1
−オキシド(76.1g、0.158mol)のN,N
−ジメチルホルムアミド(350ml)溶液に、トリフ
ルオロ酢酸アンモニウム(41.3g、0.316mo
l)とヨウ化ナトリウム(23.6g、0.158mo
l)を加え、室温でかくはんした。かくはん開始4時間
35分後に、トリフルオロ酢酸アンモニウム(10.3
g、0.079mol)を、8時間5分後にヨウ化ナト
リウム(11.8g、0.079mol)をそれぞれ反
応液に加え、室温でかくはんを計24時間25分間続け
た。反応液を酢酸エチルと水の混液に注ぎ、酢酸エチル
層を分取した。水層はさらに酢酸エチルで2回抽出し
た。酢酸エチル層を合し、水、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで溶
媒を減圧下留去し、7−フェニルアセトアミド−3−ヒ
ドロキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸第3級
ブチル−1−オキシド(63.5g、収率96.1%)
を得た。
【0724】NMR(CDCl3 ,δ) 1.58(9H,s),3.17,3.94(2H,A
Bq,J=18.7Hz),3.00(1H,br.
s),3.62(2H,s),4.13,4.47(2
H,ABq,J=13.2Hz),4.42(1H,
d,J=4.8Hz),6.02(1H,dd,J=
4.8Hz,9.7Hz),6.90(1H,d,J=
9.7Hz),7.24〜7.30(5H,m)
【0725】製造例50 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
第3級ブチル−1−オキシド
【0726】
【化198】
【0727】7−フェニルアセトアミド−3−ヒドロキ
シメチル−3−セフェム−4−カルボン酸第3級ブチル
−1−オキシド(63.5g、0.151mol)のテ
トラヒドロフラン(500ml)溶液に、N,N′−カ
ルボニルジイミダゾール(24.5g、0.151mo
l)を氷冷下加え、同温度で50分間かくはんした。反
応液を酢酸エチルと水の混液に注ぎ、酢酸エチル層を分
取した。酢酸エチル層は、水、飽和塩化ナトリウム水溶
液で順次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。乾燥剤
をろ過で除き、ろ液に50%ジメチルアミン水溶液(1
3.6g、0.151mol)を氷冷下加え、同温度で
3時間45分間かくはんした。反応液を酢酸エチルと1
規定塩酸の混液に注ぎ、酢酸エチル層を分取し、水層は
さらに酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を合し、
水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄後、硫酸マグ
ネシウムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下に留去した。残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して、
7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
第3級ブチル−1−オキシド(15.8g、収率21.
2%)を得た。
【0728】NMR(CDCl3 ,δ) 1.13(9H,s),2.88(3H,s),2.8
9(3H,s),3.17,3.80(2H,ABq,
J=19.0Hz),3.62(2H,s),4.42
(1H,d,J=4.8Hz),4.70,5.31
(2H,ABq,J=14.1Hz),6.03(1
H,dd,J=4.8Hz,9.9Hz),6.77
(1H,d,J=9.9Hz),7.25〜7.36
(5H,m)
【0729】製造例51 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
第3級ブチル
【0730】
【化199】
【0731】7−フェニルアセトアミド−3−N,N−
ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸第3級ブチル−1−オキシド(15.8
g、0.0322mol)のN,N−ジメチルホルムア
ミド(120ml)溶液に、三塩化リン(8.4ml、
0.0963mol)をドライアイス−メタノール冷却
下、液温が−15℃を越えないように5分間をかけて滴
下し、その後ドライアイス−メタノールで冷却しながら
20分間かくはんした。反応液を酢酸エチルで希釈した
後、ドライアイス−メタノールで冷却しつつ、液温が−
10℃を越えないように水を少しずつ加えた。酢酸エチ
ル層を分取し、水層はさらに酢酸エチルで抽出した。酢
酸エチル層を合し、水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順
次洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで溶媒を減
圧下に留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィーで精製して、7−フェニルアセトアミド−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸第3級ブチル(9.3g、収率6
0.8%)を得た。
【0732】NMR(CDCl3 ,δ) 1.48(9H,s),2.88(3H,s),2.8
9(3H,s),3.34,3.50(2H,ABq,
J=18.5Hz),3.63(2H,ABq,J=1
3.6Hz),4.92(1H,d,J=4.9H
z),4.77,5.09(2H,ABq,J=13.
6Hz),5.81(1H,dd,J=4.9Hz,
9.2Hz),6.19(1H,d,J=9.2H
z),7.24〜7.36(5H,m)
【0733】製造例52 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
ナトリウム
【0734】
【化200】
【0735】7−フェニルアセトアミド−3−N,N−
ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸第3級ブチル(9.2g)のアニソール
(4.5ml)およびジクロロメタン(50ml)溶液
にトリフルオロ酢酸(9ml)を氷冷下適下した。4時
間30分後さらにトリフルオロ酢酸(18ml)を同温
度で適下し、最初の適下時から合計で6時間20分間に
亘って、同温度でかくはんを続けた。反応液を減圧下濃
縮後、ジイソプロピルエーテルを加え、上澄液を傾斜法
で除いた。残渣をメタノールに溶解させ、さらに酢酸ナ
トリウム(1.05g)を加え、均一系となるまでかく
はんした。これにジイソプロピルエーテルを加え、析出
物をろ取し、ジイソプロピルエーテルで洗浄後、減圧下
乾燥した。このものをODSで精製し、7−フェニルア
セトアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸ナトリウム
(2.2g、収率25.8%)を得た。
【0736】NMR(D2 O,δ) 2.74(6H,br.s),3.21,3.47(2
H,ABq,J=17.9Hz),3.51,3.57
(2H,ABq,J=14.8Hz),4.51,4.
74(2H,ABq,J=12.6Hz),4.92
(1H,d,J=4.6Hz),5.48(1H,d,
J=4.6Hz),7.18〜7.28(5H,m)
【0737】製造例53 7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジメチルカル
バモイルオキシメチル−3−セフェム−4−カルボン酸
1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)エチル
【0738】
【化201】
【0739】7−フェニルアセトアミド−3−N,N−
ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4
−カルボン酸ナトリウム(2.2g、0.005mo
l)のN,N−ジメチルホルムアミド(20ml)溶液
に、イソプロピル−1−ヨードエチルカーボネート
(1.29g、0.005mol)を氷冷下一気に加
え、同温度で30分間かくはんを続けた。反応液を酢酸
エチルと水の混液に注ぎ、酢酸エチル層を分取した。酢
酸エチル層を水、飽和塩化ナトリウム水溶液で順次洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで溶媒を減圧下に
留去した。残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
で精製し、7−フェニルアセトアミド−3−N,N−ジ
メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム−4−
カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオキシ)
エチル(1.43g、収率52.1%)を得た。
【0740】NMR(CDCl3 ,δ) 1.22〜1.29(6H,m),1.26(3H,
d、J=4.9Hz),2.85(6H,br.s),
3.35,3.48(1H,ABq,J=18.4H
z),3.36,3.49(1H,ABq,J=18.
4Hz),3.55(2H,s),4.75〜4.88
(3H,m),5.04,5.10(1H,ABq,J
=13.9Hz),5.71〜5.76(1H,m),
6.77〜6.82(1H,m),6.91(0.5
H,q,J=5.5Hz),6.94(0.5H,d,
J=8.9Hz),7.19〜7.29(5H,m)
【0741】実施例72 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸(イソプロポキシカルボニルオキシ)
メチルエステル塩酸塩
【0742】
【化202】
【0743】実施例63の化合物と、ヨードメチルイソ
プロピルカーボネートとを反応させて、上記化合物を得
た。(収率51%)
【0744】NMR(CD3 OD,δ) 1.29(6H,m),2.90(3H,s),2.9
2(3H,s),3.55,3.71(2H,ABq,
J=18Hz),4.78,5.13(2H,ABq,
J=14Hz),5.20(1H,d,J=5Hz),
5.80(1H,d,J=5Hz),5.90〜5.9
7(2H,m),6.84(1H,s)
【0745】実施例73 7β−〔2−(2−アミノチアゾール−4−イル)−2
−(Z)−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−カルボン酸 (5−メチル−2−オキソ−1,3
−ジオキソレン−4−イル)メチルエステル 塩酸塩
【0746】
【化203】
【0747】実施例63の化合物と(5−メチル−2−
オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メチルアイ
オダイドとを反応させて、上記化合物を得た。(収率4
9%)
【0748】NMR(CD3 OD,δ) 2.2(3H,s),2.87(3H,s),2.92
(3H,s),3.52,3.69(2H,ABq,J
=18Hz),4.8〜5.18(4H,m),5.2
0(1H,d,J=5Hz)
【0749】実施例74 7−アミノ−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシ
メチル−3−セフェム−4−カルボン酸 1(イソプロ
ポキシカルボニルオキシ)エチル(塩酸塩)
【0750】
【化204】
【0751】五塩化リン(625mg、3mmol)の
ジクロロメタン(10ml)溶液に、ピリジン(237
mg、3mmol)を室温で加え、同温度で20分間か
くはんした。この液を氷冷し、これに7−フェニルアセ
トアミド−3−N,N−ジメチルカルバモイルオキシメ
チル−3−セフェム−4−カルボン酸 1−(イソプロ
ポキシカルボニルオキシ)エチル(549mg、1mm
ol)のジクロロメタン(10ml)溶液を同温度下で
加え、1時間10分かくはんを続けた。反応液をドライ
アイス−メタノールで冷却し、1,4ブタンジオール
(1ml)とメタノール(1ml)を加え30分間かく
はんした後に、さらに同温度下に水を加えた。反応液を
さらに水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。水層を飽和
炭酸水素ナトリウム水溶液でpH6.5に調整し、酢酸
エチルで抽出した。後者の酢酸エチル層を飽和塩化ナト
リウム水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで乾燥した。
乾燥剤をろ取し、得られたろ液に塩化水素酢酸エチル溶
液を加え、溶媒を減圧下に留去して、7−アミノ−3−
N,N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セフ
ェム−4−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニ
ルオキシ)エチル(塩酸塩)(90mg、収率19.3
%)を得た。
【0752】NMR(CD3 OD,δ) 1.21〜1.30(6H,m)1.52〜1.55
(3H,m),2.86〜3.02(6H,m),3.
70,3.78(1H,ABq,J=18.1Hz),
3.77,3.82(1H,ABq,J=13.7H
z),4.81〜4.92(1H,m),4.90,
5.10(2H,ABq,J=12.8Hz),5.1
1〜5.23(0.5H,m),5.28〜5.33
(0.5H,m),6.82〜6.88(0.5H,
m),6.91〜6.97(0.5H,m)
【化205】
【化206】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 特願平3−169512 (32)優先日 平3(1991)4月12日 (33)優先権主張国 日本(JP) (72)発明者 小松 雄毅 茨城県つくば市梅園2−16−1 (72)発明者 鎌田 厚 茨城県つくば市春日4−19−13 (72)発明者 鶴岡 明彦 茨城県つくば市天久保2−23−5 (72)発明者 町田 善正 茨城県つくば市下広岡500−81

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、Aは−CH=または−N=を示し、R1 は水酸
    基、低級アルコキシ基、フッ素置換低級アルコキシ基ま
    たは保護基で保護された水酸基を示す。R2 及びR3
    同一または異なって低級アルキル基、水酸基置換低級ア
    ルキル基、カルバモイル置換低級アルキル基、またはシ
    アノ置換低級アルキル基を示すか、R2 は水素原子であ
    ってR3 は低級アルコキシ基又はハロゲン原子で置換さ
    れてもよい低級アルキル基を示すか、あるいは式: 【化2】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基または水酸基置換低級アルキル基で置換さ
    れていてもよい。R4 はカルボキシル基または保護基で
    保護されたカルボキシル基を示す。)で表される7−ア
    シル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物また
    はその医薬として許容される塩。
  2. 【請求項2】 Aが−CH=で表わされる請求項1記載
    の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 が水酸基である請求項1記載の化合
    物。
  4. 【請求項4】 式 【化3】 が 【化4】 −NHCH3 または−N(CH3)2 である請求項1記載
    の化合物。
  5. 【請求項5】 R4 がカルボキシル基、又は1−(イソ
    プロピルオキシカルボニルオキシ)エチル基、1−(エ
    トキシカルボニルオキシ)エチル基、1−(シクロヘキ
    シルオキシカルボニルオキシ)エチル基、ピバロイルオ
    キシメチル基およびイソプロピルオキシカルボニルオキ
    シメチル基から選ばれる基で保護されたカルボキシル基
    である請求項1記載の化合物。
  6. 【請求項6】 一般式(2): 【化5】 (式中、R2 及びR3 は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、R2 は水素原子であってR3 は低級アルコキシ基又
    はハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示
    すか、あるいは式: 【化6】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基、または水酸基置換低級アルキル基で置換
    されていてもよい。R4 はカルボキシル基または保護基
    で保護されたカルボキシル基を示す。)で表される化合
    物あるいはそれらの塩と、一般式(3) 【化7】 (式中、Aは−CH=または−N=を示し、R1 は水酸
    基、低級アルコキシ基、フッ素置換低級アルコキシ基ま
    たは保護基で保護された水酸基、R6 はアミノ基または
    保護基で保護されたアミノ基を示す。)で表わされる化
    合物またはその反応性酸誘導体またはそれらの塩を反応
    させ、必要により、アミノ基、カルボキシル基または水
    酸基の保護基を離脱し、あるいはカルボキシル基を保護
    基で保護することを特徴とする、一般式(1) 【化8】 (式中、A、R1 、R2 、R3 およびR4 は前記と同じ
    意味を示す。)で表わされる化合物またはその医薬とし
    て許容される塩の製造方法。
  7. 【請求項7】 一般式(4): 【化9】 (式中、R2 及びR3 は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、R2 は水素原子であってR3 は低級アルコキシ基又
    はハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示
    すか、あるいは式: 【化10】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基、または水酸基置換低級アルキル基で置換
    されていてもよい。R4 はカルボキシル基または保護基
    で保護されたカルボキシル基、そしてXはハロゲン原子
    を示す。)で表わされる化合物またはその塩を、チオ尿
    素と反応させ、必要によりカルボキシル基の保護基を離
    脱し、あるいはカルボキシル基を保護基で保護すること
    を特徴とする、一般式(5): 【化11】 (式中、R2 、R3 及びR4 は前記と同じ意味を示
    す。)で表される化合物またはその塩の製造方法。
  8. 【請求項8】 一般式(6): 【化12】 (式中、R2 a 及びR3 a は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、あるいは式: 【化13】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基または水酸基置換低級アルキル基で置換さ
    れていてもよい。R4 はカルボキシル基または保護基で
    保護されたカルボキシル基R5 はアミノ基または保護さ
    れたアミノ基を示す。)で表わされる化合物及びその
    塩。
  9. 【請求項9】 一般式(4): 【化14】 (式中、R2 及びR3 は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、R2 は水素原子でR3 は低級アルコキシ基又はハロ
    ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示すか、
    あるいは式: 【化15】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基で置換されていてもよ
    い。R4 はカルボキシル基または保護基で保護されたカ
    ルボキシル基、Xはハロゲン原子を示す。)で表される
    化合物またはその塩。
  10. 【請求項10】 一般式(7): 【化16】 (式中、R4 はカルボキシル基または保護基で保護され
    たカルボキシル基、R5はアミノ基または保護されたア
    ミノ基を示す。)で表される化合物と式: 【化17】 (式中、R2 及びR3 は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、R2 は水素原子であってR3 は低級アルコキシ基又
    はハロゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示
    すか、あるいは式: 【化18】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基または水酸基置換低級アルキル基で置換さ
    れていてもよい。)で表わされる化合物またはその塩を
    反応させることを特徴とする、一般式(8): 【化19】 (式中、R2 、R3 、R4 およびR5 は前記と同じ意味
    を示す。)で表わされる化合物またはその塩の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 一般式(9): 【化20】 (式中、R5 はアミノ基または保護されたアミノ基、Y
    は水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原子またはニト
    ロ基を示す。)で表される化合物またはその塩と式: 【化21】 (式中、R2 及びR3 は同一または異なって低級アルキ
    ル基、水酸基置換低級アルキル基、カルバモイル置換低
    級アルキル基、またはシアノ置換低級アルキル基を示す
    か、R2 は水素原子でR3 は低級アルコキシ基又はハロ
    ゲン原子で置換されてもよい低級アルキル基を示すか、
    あるいは式: 【化22】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基または水酸基置換低級アルキル基で置換さ
    れていてもよい。)で表わされる化合物またはその塩と
    反応させることを特徴とする、一般式(10): 【化23】 (式中、R2 、R3 、R5 および 【化24】 は前記と同じ意味を示す。)で表わされる化合物または
    その塩の製造方法。
  12. 【請求項12】 一般式(9): 【化25】 (式中、R5 はアミノ基または保護されたアミノ基、Y
    は水素原子、低級アルキル基、ハロゲン原子またはニト
    ロ基を示す。)で表される化合物およびその塩。
  13. 【請求項13】次に列記する化合物から選択された請求
    項1記載の化合物及びその薬理学的に許容される塩。 (1)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N、N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セ
    フェム−4−カルボン酸 1−(イソプロピルオキシカ
    ルボニルオキシ)エチル (2)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N、N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セ
    フェム−4−カルボン酸 1−(エトキシカルボニルオ
    キシ)エチル (3)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N、N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セ
    フェム−4−カルボン酸 1−(シクロヘキシカルボニ
    ルオキシ)エチル (4)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N、N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セ
    フェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル (5)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N、N−ジメチルカルバモイルオキシメチル−3−セ
    フェム−4−カルボン酸 (イソプロポキシカルボニル
    オキシ)メチル (6)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチル−3−
    セフェム−4−カルボン酸 1−(イソプロピルオキシ
    カルボニルオキシ)エチル (7)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −(1−アゼチジニル)カルボニルオキシメチル−3−
    セフェム−4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル (8)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
    −4−カルボン酸 1−(イソプロポキシカルボニルオ
    キシ)エチル (9)7−〔(Z)−2−(2−アミノチアゾール−4
    −イル)−2−ハイドロキシイミノアセトアミド〕−3
    −N−メチルカルバモイルオキシメチル−3−セフェム
    −4−カルボン酸 ピバロイルオキシメチル
  14. 【請求項14】 一般式(1): 【化26】 (式中、Aは−CH=または−N=を示し、R1 は水酸
    基、低級アルコキシ基、フッ素置換低級アルコキシ基ま
    たは保護基で保護された水酸基を示す。R2 及びR3
    同一または異なって低級アルキル基、水酸基置換低級ア
    ルキル基、カルバモイル置換低級アルキル基、またはシ
    アノ置換低級アルキル基を示すか、R2 は水素原子でR
    3 は低級アルコキシ基又はハロゲン原子で置換されても
    よい低級アルキル基を示すか、あるいは式: 【化27】 で示される基は、窒素原子1個を含有する4〜6員複素
    環式基またはモルホリノ基を示し、それらは低級アルキ
    ル基、水酸基または水酸基置換低級アルキル基で置換さ
    れていてもよい。R4 はカルボキシル基または保護基で
    保護されたカルボキシル基を示す。)で表される7−ア
    シル−3−置換カルバモイルオキシセフェム化合物また
    はその医薬として許容される塩を有効成分として成る抗
    菌剤。
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