JPH067012Y2 - 自動車のコンソ−ルボツクス構造 - Google Patents

自動車のコンソ−ルボツクス構造

Info

Publication number
JPH067012Y2
JPH067012Y2 JP1986064431U JP6443186U JPH067012Y2 JP H067012 Y2 JPH067012 Y2 JP H067012Y2 JP 1986064431 U JP1986064431 U JP 1986064431U JP 6443186 U JP6443186 U JP 6443186U JP H067012 Y2 JPH067012 Y2 JP H067012Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
holding
engaging
engagement
storage box
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986064431U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62174954U (ja
Inventor
隆行 佐賀原
誠 池上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1986064431U priority Critical patent/JPH067012Y2/ja
Publication of JPS62174954U publication Critical patent/JPS62174954U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH067012Y2 publication Critical patent/JPH067012Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両の左右のシートの間に配設されるコンソ
ールボックスの構造に関するものであり、さらに詳しく
は、このコンソールボックスの開閉自在なリッドをアー
ムレストとして使用できるようにする構造に関するもの
である。
(従来の技術) コンソールボックスは、車両における運転者用シートと
助手用シートとの間に、運転操作を妨げることのない状
態で配設され、小物を入れる収納ボックスとして用いら
れる。このコンソールボックスの構造としては固定保持
された収納ボックスと、この上面を開閉自在に覆うリッ
ドとからなるものが多く用いられ、このリッドは、運転
者が肘をのせ、アームレストの代わりに使用されること
も多い。
しかし、上記リッドをアームレストとして使用する場
合、運転者の体格によってはリッドの位置が低すぎた
り、高すぎたりすることがあり、アームレストとして適
していないことが多い。このた、例えば実開昭58−1
39245号にはリッドを前後に三分割するとともに各
々をヒンジ結合させ、リッド側方に配した平行リンクを
用いて中間のリッドを上下に移動可能となし、乗員の体
格に合わせてリッド上下位置を調節してアームレストと
して使用できるようにしたコンソールボックスが開示さ
れている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記提案のようにすれば、リッドの上下位置を調整して
乗員の要求に合った適切な位置になるようにリッドの高
さを設定することができるのであるが、この場合にはリ
ッドを三分割しなければならず、また平行リンクにより
中間のリッドを任意の高さで保持するため、この保持が
あまり強くないという問題がある。さらに、リッドをア
ームレストとして使用する場合、リッドの上下位置調整
だけでなく、リッドの前後位置についても調整できるよ
うにするのが望ましい。また、リッドの上下位置調整を
可能とする場合においてその調整操作はできる限り簡単
であることが望ましい。さらに、アームレストとして使
用するのであるからリッドは上下位置調整後その調整位
置に確実に保持し得ることが望ましい。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような事情に鑑み、リッドを上下および前
後に位置調整できるようにして、アームレストとして有
効に使用できるようにしようとするものである。このた
めの手段として、本考案のコンソールボックス構造は、
収納ボックスと、該収納ボックスを開閉自在に覆うリッ
ドとからなり、左右のシートの間に配設されたコンソー
ルボックスにおいて、 上記リッドを支持し上記収納ボックスに対し上下動自在
に配設された上下支持手段と、 該上下支持手段を上方に付勢する付勢手段と、 上記上下支持手段に形成された上下方向に並ぶ複数の係
合部と、該係合部に係合する係合手段と、該係合手段を
係合解除方向に付勢する解除付勢手段と、上記係合手段
に当接して該係合手段を係合状態に保持させる係合保持
位置と該係合手段の係合解除を許容する係合解除位置と
を取り得るカム部材とから成り、上記上下支持手段を上
下方向における任意の位置に保持して上記リッドを上下
方向における任意の位置に保持する上下位置保持手段
と、 該上下位置保持手段のカム部材を上記係合保持位置およ
び係合解除位置に位置させる操作手段と、 上記上下支持手段により支持された上記リッドを上記収
納ボックスに対し前後動自在に支持する前後支持手段
と、 上記リッドを前後方向における任意の位置に保持する前
後位置保持手段とを有することを特徴とする。
(作用) 本考案のコンソールボックス構造は上記のように構成さ
れているので、リッドを上下方向に移動させてアームレ
ストとして適した上下方向所定の位置に保持させ、且つ
この上下方向の移動とは独立してリッドを前後方向に移
動させてアームレストとして適した前後方向所定の位置
に保持させ、このリッドを乗員の要求に合致する位置に
保持してアームレストとして提供することができるよう
になっている。また、リッドを上下方向所定の位置に保
持させるにあたっては、リッドを支持する上下支持手段
を付勢手段により上方に付勢すると共に該上下支持手段
を上下位置保持手段により任意の上下位置に保持しさら
に操作手段によりその保持および保持解除を操作する様
に構成されているので、乗員は、操作手段による保持解
除操作を行ないそれに伴なって付勢手段により上昇せし
められるリッドを上方から所定位置に押さえ、その状態
で操作手段により保持操作を行なうだけで、極めて容易
に任意の上下位置にリッドを保持させることができる。
さらに、上記リッドの上下位置保持は、上下支持手段に
形成した上下方向に並ぶ複数の係合部に係合手段を係合
させる機械的係合によって行なわれ、かつその場合カム
部材を係合手段に当接させて該係合手段の係合部への係
合状態を確実に維持し得る様に構成されているので、リ
ッドの上下位置保持は確実なものとなり、リッドの上に
肘を乗せてもリッドが不用意に下ったりすることがな
く、アームレストとして良好に機能させることができ
る。
(実施例) 以下、図面により本考案の好ましい実施例について説明
する。
第2図および第3図は、本考案に係るコンソールボック
ス構造を有するコンソール部を車両左側方から見た側面
図で、本図において左方が車両前方となる。コンソール
ボックス10は車体フロアに固定されて上方に突出したコ
ンソールボディ1上に取り付けられ、リッド11は第2図
に示すように、コンソールボディ1に対して上下動自在
な上下支持体14上に取り付けられて、上下支持体14とと
もに上下(矢印A方向)に移動可能である。さらに、第
3図に示すように、上下支持体14上には蝶番13を介して
回動自在な前後支持体12が取り付けられ、リッド11はこ
の前後支持体12上を前後(矢印B方向)に移動可能であ
り、且つ蝶番13を中心に前後支持体12とともに回動(矢
印C方向)されて、開閉可能となっている。
このコンソール部を第2図の矢印I−Iに沿って断面し
て示すのが第1図である。コンソールボディ1はその上
面に開口1aを有し、この開口1aの周縁下面に吊り下げる
ようにして、コンソールボディ1の内部空間に入り込ん
で支持ケース15が固設されている。この支持ケース15内
には収納ボックス16が固定され、この収納ボックス16の
側面を囲んで収納ボックス16に対して上下に摺動自在に
嵌合して上下支持体14が配されている。この上下支持体
14の下面と支持ケース15との間には圧縮コイルバネ17,1
7が配されており、上下支持体14はこの圧縮コイルバネ1
7,17により上方へ付勢されている。さらに、上下支持体
14の左右側面には上下方向に並んだ複数の凹部14a,14a,
…14aが形成されており、支持ケース15の側部開口15aを
通って突出するフック18の先端18aがこの凹部14aに入り
込んでフック18が上下支持体14と係合できるようになっ
ている。フック18は軸18bを介してコンソールボディ1
に枢着されるとともに、引張りコイルバネ19によって外
方、すなわち凹部14aから離れる方向へ付勢されてい
る。一方、支持ケース15とコンソールボディ1との間に
形成された空間内には、図示の如く3本の第1〜第3リ
ンク部材20,21,22が配されており、上下に延びた第1リ
ンク部材20および第3リンク部材22の上部における幅広
の部分が上記フック18を上記引張りコイルバネ19の付勢
力に抗して内方へ押し付けてフック18の先端18aを凹部1
4aに係合させた状態で保持している。なお、第1リンク
部材20の下端はピン20bを介して第2リンク部材21の右
端に枢着され、第2リンク部材21はその中央部がピン21
aを介してコンソールボディ1に枢着されるとともに左
端がピン22bを介して第3リンク22の下端に枢着されて
いる。また、第2リンク部材21の右端は板バネ23により
上方へ付勢されている。
一方、上下支持体14の上面上には、第3図に示したよう
にその後端部において蝶番13により回動自在に連結され
た前後支持体12が載置されている。この前後支持体12の
両側端には前後に伸びたレール12a,12aが設けられてお
り、リッド11はレール12a,12aに沿って前後に移動自在
に取り付けられている。さらに、この前後支持体12およ
びリッド11を矢印IV−IVに沿って断面した第4図に示す
ように、リッド11の下面には前後方向に並んだ複数のデ
テント溝11a,11a,…11aが形成されており、前後支持体1
2上に取り付けられたコイルバネ25により上方に付勢さ
れたデテントカム24が、上記デテント溝11aのうちの1
つと嵌合している。
以上のように構成されたコンソールボックスのリッド11
を前後および上下方向に動かして位置調整を行なう方法
について説明する。
まず、リッド11を前後に動かせる場合について説明す
る。リッド11を前後に動かせるには、リッド11を手で前
もしくは後方向に押せば良い。リッド11が押されると、
第4図に示したデテント溝11a内に入り込んでいたデテ
ントカム24が圧縮コイルバネ25の付勢力に抗してデテン
ト溝11aの斜面に沿って押し上げられ、リッド11は押さ
れた方へ動かされる。このようにして動かされた後、所
望の位置で押すのをやめれば、その位置に対応したデテ
ント溝11a内にデテントカム24が入り込み、リッド11は
所望の位置で保持される。すなわち、リッド11は手で押
されると前後支持体12上を前後に移動して、デテントカ
ム24とデテント溝11aで定まる任意の位置に保持させる
ことができる。この場合においては、前後支持体12が前
後支持手段として作用し、デテント溝11aおよびコイル
バネ25に付勢されたデテントカム24が前後位置保持手段
として作用する。
次に、リッド11を上下に動かせる場合について説明す
る。リッド11を上下に動かせるには、上下支持体14を上
下に動かせて上下支持体14上の前後支持体12とともにリ
ッド11を動かせる必要がある。上下支持体14を上下動さ
せるには、まずフック18と凹部14aとの係合を解除させ
る必要がある。このためにコンソールボディ1の側部に
回動自在な操作レバー2が設けられており、この操作レ
バー2を第2図に示すように上を向いた状態から反時計
回りに回動させて以下のように各部材を作動させ上記係
合の解除を行なわせる。
操作レバー2はコンソールボディ1の内部において第1
リンク部材20と連結されており、操作レバー2を第2図
に示すように上を向いた状態から反時計回りに回動させ
ると、板バネ23に抗して第1リンク部材20を下動させる
ようになっている。第1リンク部材20が下動されると、
第2リンク部材21が挺の役割を果たして、第3リンク部
材22は上動される。このときの動きを第5A図および第
5B図により説明する。第5A図は操作レバー2が上を
向いた状態、すなわち第1図と同じ状態を示し、第5B
図は操作レバー2が反時計回りに回動された状態を示
す。操作レバー2が上を向いた状態では、第5A図に示
すように第1および第3リンク部材の幅広の部分が引張
りコイルバネ19,19の付勢力に抗してフック18を内方に
押し付けている。ここで、操作レバー2が回動されて第
1リンク部材20が下動され第3リンク部材22が上動され
ると、第1リンク部材20の上端の幅狭部20aおよび第3
リンク部材22の幅狭部22aがフック18と当接するように
なり、第5B図に示すようにフック18は引張りコイルバ
ネ19の付勢力によって軸18bを中心に外方つまり係合解
除方向へ回動され、先端18aと凹部14aとの係合が外れ
る。この係合が外れると上下支持体14は圧縮コイルバネ
17によって上動されるので、今度は手でリッド11を下方
に押してリッド11を所望の高さに位置せしめ、このまま
操作レバー2を上を向く位置まで戻す。操作レバー2が
戻されると、上記と逆の作動によってフック18の先端18
aは上記所望の高さに設定された状態に対応する凹部14a
と係合し、上下支持体14をこの位置に保持してこの上下
支持体14の上に載置されたリッド11を上記所望の高さに
保持する。係合部としての凹部14a、係合手段としての
フック18、解除付勢手段としての引張コイルバネ19およ
びカム部材としての第1および第3リンク部材(特に第
1および第3リンク部材の幅広の部分)20,22が上下位
置保持手段として作用し、かつ操作レバー2、第1リン
ク部材20、第2リンク部材21および板バネ23が操作手段
として作用する。また、第5A図に示す第1,第3リン
ク部材20,22の位置はフック18に当接して該フック18を
凹部14aへの係合位置に保持させる係合保持位置であ
り、第5B図に示す第1,第3リンク部材20,22の位置
はフック18の凹部14aからの係合解除を許容する係合解
除位置である。
以上のようにして、上下高さを調整できるようにする
と、上下動するのは、上下支持体14並びにこの上に取り
付けられた前後支持体12およびリッド11のみであり、収
納ボックス16内に入れられる物の重量は上下動に影響し
ないので、上下高さの調整を容易に行なわせることがで
きる。また、前後支持体12およびリッド11を上下動させ
ることによりコンソールボックスを可変容量化すること
ができ、ある程度大きな物でもリッド11を上動させれば
収納することができる。
以上のように、上記コンソールボックスのリッド11は前
後および上下方向の位置調整をそれぞれ独立して行なう
ことができ、乗員の要求に合わせてリッド11を任意の位
置へ移動させて保持し、リッドをアームレストとして有
効に使用することができる。
なお、リッドを上下や前後に移動自在に保持する手段は
上記例のものに限らず、その他種々のタイプのものを用
いても良いのは無論であり、リッド11を前後に移動させ
る構造に関し、異なる例を第6図から第9図を用いて説
明する。
この構造は、第6図に示すように、上下動自在な上下支
持体14上に、蝶番13によって上下支持体14に対し回動自
在に連結された前後支持体30が載置され、この前後支持
体30上に前後に摺動自在にリッド40が配され、このリッ
ド40は引張りコイルバネ31およびダンパ32によって前方
へ付勢されている。前後支持体30上にリッド40を前後に
摺動自在に配する方法としては、第7A図に示すよう
に、前後支持体30の両側部においてレール40aを介して
リッド40を取り付けてもよく、又第7B図に示すように
前後支持体30の上面においてレール40bを介してリッド4
0を取り付けてもよい。リッド40の下面には図示の如く
ラチェット歯41が形成され、このラチェット歯41に噛合
するツメ33bを有するロックレバー33が、軸33aを中心に
回動自在に、前後支持体30に取り付けられている。ロッ
クレバー33は引張りコイルバネ34によりツメ33bをラチ
ェット歯41と噛合させる方向に付勢されている。さら
に、このロックレバー33は長穴33cを介して連結ロッド3
5の後端に連結され、連結ロッド35の前端は、前後支持
体30に軸36aを中心として回動自在に取り付けられた解
除レバー36の下端に連結されている。また、解除レバー
36の上端は、その前方に位置するリッド40に形成された
解除突起42と対向している。
以上のように構成されたリッドにおいて、手でこのリッ
ド40を後方に押すとラチェット歯41の斜面に沿ってツメ
33bが上下動し、リッド40はラチェット歯41に対応して
段階的に後方へ動かされるが、リッド40をそのまま前方
へ押した場合には、ラチェット歯41がツメ33bに当接
し、リッド40は前方へは動かない。なお、リッド40が後
方へ動かされるときにツメ33bがラチェット歯41に沿っ
て上下動し、ロックレバー33がある程度回動されるが、
この回動は長穴33cによって吸収され、連結ロッド35へ
はこの動きが伝達されないようになっている。このよう
にして、リッド40を後方へ動かし、所定の位置で止めれ
ば、リッド40の位置調整ができるのであるが、これでは
リッド40を前方へ戻すことができない。このため、本構
造においては、次のような手段が講じられている。
まず、リッド40をさらに後方に押すと、矢印IX−IXに沿
った断面図から分かるように、解除レバー36の上端の前
方に位置する解除突起42も後方に移動されて、解除レバ
ー36の上端に当接し、この解除レバー36を時計回りに回
動させる。これによって連結ロッド35は前方に引張ら
れ、ロックレバー33を時計回りに回動させてツメ33bと
ラチェット歯41との噛合を解除させる。なお、解除レバ
ー36は第9図に示すようにコイルバネ37により図中上方
へ付勢されており、解除突起42により後方に押されると
その上端は前後支持体30に形成された段部38内に鎖線で
示すように入り込んでこの位置で保持される。このた
め、ツメ33bとラチェット歯41との噛合は解除されたま
まになり、第6図に示した引張りコイルバネ31とダンパ
32によりリッド40は前方へ移動される。この移動はスト
ッパ44とストッパ39とが当接するところまで行なわれ、
この当接する位置の近傍において、リッド40の側面に形
成されたテーパ面43(第9図参照)が、解除レバー36と
接触し、この解除レバー36をコイルバネ37の付勢に抗し
て押し付け解除レバー36の上端を段部38の外へ移動させ
る。解除レバー36の上端が段部38から外されると、引張
りコイルバネ34の付勢力を受けてロックレバー33が回動
しツメ33bがラチェット歯41と噛合する。このため、こ
のラチェット歯41とツメ33bとの噛合に応じてリッド40
を後方へ移動させ、所望の位置で止めることができる。
以上のようにすれば、リッド40をラチェット歯41とツメ
33bとの噛合により定まる前後方向任意の位置で保持さ
せることができる。なお、この実施例においては、引張
コイルバネ31、ダンパ32、ロックレバー33、引張コイル
バネ34、連結ロッド35、解除レバー36、コイルバネ37、
段部38、ストッパ39、ラチェット歯41、解除突起42、テ
ーパ面43およびストッパ44が前後位置保持手段として作
用する。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案においては、コンソールボ
ックスのリッドを上下方向および前後方向にそれぞれ独
立して移動可能に支持し、且つ上下方向および前後方向
における任意の位置でこのリッド保持できるようになっ
ているので、このリッドを所望の位置に位置せしめアー
ムレストとして有効に利用することができる。また、リ
ッドを支持する上下支持手段を付勢手段により上方に付
勢すると共に操作手段により上下支持手段の保持および
保持解除を行なう様に構成されているので、保持解除に
よりリッドは付勢手段により自動的に上昇せしめられ、
乗員はこの上昇しようとするリッドを上方から所定位置
に押えて操作手段で保持せしめることのみにより、極め
て容易にリッドを任意の上下位置に設定することができ
る。さらに、上記リッドの上下位置保持は上記係合部に
係合手段を係合させる機械的係合によって行なわれると
共に上記カム部材を係合手段に当接させて該係合手段の
係合部への係合状態を維持する様に構成されているの
で、リッドの上下位置保持は確実に行なわれ、肘を乗せ
ても不用意に下がったりすることがなく、アームレスト
として良好に機能させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るコンソールボックス構造を示す断
面図、 第2図および第3図は上記コンソールボックスにおける
リッドの前後および上下方向の動きを示す側面図、 第4図は第1図の矢印IV−IVに沿った断面図、 第5A図および第5B図は第1図に示した構造における
操作レバーの操作に伴なうリンク部材の動きを示した断
面図、 第6図は本考案の異なる例を示す斜視図、 第7A図および第7B図は第6図のリッドの支持構造を
示す断面図、 第8図は第6図におけるリッドの支持構造を示す概略
図、 第9図は第8図における矢印IX−IXに沿った断面図であ
る。 2……操作レバー、10……コンソールボックス、11,40
……リッド、12,30……前後支持体、14……上下支持
体、16……収納ボックス、18……フック、20,21,22……
リンク部材、24……デテントカム、33……ロックレバ
ー、36……解除レバー、41……ラチェット歯、42……解
除突起

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納ボックスと、該収納ボックスを開閉自
    在に覆うリッドとからなり、左右のシートの間に配設さ
    れたコンソールボックスにおいて、 上記リッドを支持し上記収納ボックスに対し上下動自在
    に配設された上下支持手段と、 該上下支持手段を上方に付勢する付勢手段と、 上記上下支持手段に形成された上下方向に並ぶ複数の係
    合部と、該係合部に係合する係合手段と、該係合手段を
    係合解除方向に付勢する解除付勢手段と、上記係合手段
    に当接して該係合手段を係合状態に保持させる係合保持
    位置と該係合手段の係合解除を許容する係合解除位置と
    を取り得るカム部材とから成り、上記上下支持手段を上
    下方向における任意の位置に保持して上記リッドを上下
    方向における任意の位置に保持する上下位置保持手段
    と、 該上下位置保持手段のカム部材を上記係合保持位置およ
    び係合解除位置に位置させる操作手段と、 上記上下支持手段により支持された上記リッドを上記収
    納ボックスに対し前後動自在に支持する前後支持手段
    と、 上記リッドを前後方向における任意の位置に保持する前
    後位置保持手段とを有することを特徴とする自動車のコ
    ンソールボックス構造。
JP1986064431U 1986-04-28 1986-04-28 自動車のコンソ−ルボツクス構造 Expired - Lifetime JPH067012Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986064431U JPH067012Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28 自動車のコンソ−ルボツクス構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986064431U JPH067012Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28 自動車のコンソ−ルボツクス構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62174954U JPS62174954U (ja) 1987-11-06
JPH067012Y2 true JPH067012Y2 (ja) 1994-02-23

Family

ID=30900583

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986064431U Expired - Lifetime JPH067012Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28 自動車のコンソ−ルボツクス構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH067012Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009017130A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 Nifco Inc. コンソールボックス
JP2011189866A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Nippon Plast Co Ltd スライド式アームレスト構造

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2507893Y2 (ja) * 1989-06-12 1996-08-21 株式会社ニフコ ボックス蓋の開閉装置
JP2512540Y2 (ja) * 1992-09-11 1996-10-02 しげる工業株式会社 ア―ムレスト付きコンソ―ルボックス
JPH1026666A (ja) * 1996-07-10 1998-01-27 Nec Eng Ltd 測深機
KR100449292B1 (ko) * 2001-09-19 2004-09-18 현대자동차주식회사 자동차의 콘솔
KR100463159B1 (ko) * 2002-11-15 2004-12-23 현대자동차주식회사 자동차용 플로워 콘솔 암레스트 장치
JP2006327329A (ja) * 2005-05-24 2006-12-07 Advanex Inc アームレスト
JP5491313B2 (ja) * 2009-08-06 2014-05-14 株式会社小松製作所 建設機械のアームレストの取付構造
JP5946741B2 (ja) * 2012-10-11 2016-07-06 小島プレス工業株式会社 組付け構造
JP6125198B2 (ja) * 2012-11-01 2017-05-10 小島プレス工業株式会社 車両用コンソールボックス

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58192751U (ja) * 1982-06-21 1983-12-21 日産自動車株式会社 自動車用コンソ−ルボツクス
JPS613147U (ja) * 1984-06-14 1986-01-10 日産自動車株式会社 自動車用コンソ−ルボツクス

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009017130A1 (ja) * 2007-07-30 2009-02-05 Nifco Inc. コンソールボックス
JP2009029369A (ja) * 2007-07-30 2009-02-12 Daikyo Nishikawa Kk コンソールボックス
JP2011189866A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Nippon Plast Co Ltd スライド式アームレスト構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62174954U (ja) 1987-11-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8074832B2 (en) Hinge structure for a console box lid
JPH067012Y2 (ja) 自動車のコンソ−ルボツクス構造
JP2004529743A (ja) 調整可能なアームレスト
US6183032B1 (en) Vehicle seating assembly
JP2000177434A (ja) インストルメントパネル
JP4028646B2 (ja) コンソールボックス
KR101922163B1 (ko) 콘솔박스
JP3731959B2 (ja) スライド移動式自動車用シート
JPH0322336B2 (ja)
JPH0322337B2 (ja)
JPS6231314Y2 (ja)
CN220220503U (zh) 肘靠装置和车辆
JP3708254B2 (ja) 車両用リヤシート
JPH0130117Y2 (ja)
JP3083981B2 (ja) 車両用シートスライド装置
JPH0349936Y2 (ja)
JPH09109746A (ja) 車両のシート装置
JP3815004B2 (ja) 車両用シートの脱着機構
JP2585556Y2 (ja) ウォークイン機構付シート
JPS5943220U (ja) シ−トバツクのロツク装置
JPS5853225Y2 (ja) 自動車のシ−ト構造におけるロツク装置
JPH10203207A (ja) 自動車用シート
JPH0740249U (ja) ロングスライダーストッパー構造
JPH0649230Y2 (ja) 自動車用リヤシート装置
JPS5811612Y2 (ja) 開閉ル−フ式自動車の可動ル−フ制御機構