JP2507893Y2 - ボックス蓋の開閉装置 - Google Patents

ボックス蓋の開閉装置

Info

Publication number
JP2507893Y2
JP2507893Y2 JP1989067391U JP6739189U JP2507893Y2 JP 2507893 Y2 JP2507893 Y2 JP 2507893Y2 JP 1989067391 U JP1989067391 U JP 1989067391U JP 6739189 U JP6739189 U JP 6739189U JP 2507893 Y2 JP2507893 Y2 JP 2507893Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
box
slide
groove
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989067391U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH037045U (ja
Inventor
昌 荒川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nifco Inc filed Critical Nifco Inc
Priority to JP1989067391U priority Critical patent/JP2507893Y2/ja
Publication of JPH037045U publication Critical patent/JPH037045U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2507893Y2 publication Critical patent/JP2507893Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は蓋を所望の側から操作して操作した側に開け
ることができ、しかも開けた蓋の端部やその他の金具等
が突出することがないようにした外観のよいボックス蓋
の開閉装置に関する。
[従来技術] 従来自動車の運転席と助手席との間に設けられるコン
ソールボックス等の箱蓋の開閉装置は実開昭62-99457号
に係る第13図のように左右の何れかの側からも軸101に
設けられた左右のレバー102、103により開けられるよう
になっているものがあり、又、第14図に示すように軸へ
の係入凹部104aを有し、内方へ回動するように付勢さ
れ、先端が外方へ稍開いた形状のレバー104を蓋の両側
に枢着し、ボックス本体の両側に設けた軸105にレバー1
04を係止してあり、一方の側のレバー104を外方へ回動
して軸105への係止を外すことにより、その側が開き、
蓋を閉じる時はレバー104が軸105に先端側から当接し、
押下げられることにより係入凹部104aに軸105が係入し
て蓋が係止されるようになっているもの、或は第15図に
示されるように本体内両側に対向する挟持片106a、106a
を有する浮出しヒンジ軸受106を設け、蓋下面の両側近
くに軸107を突設し、軸107を下方へ押すと軸受106で把
持させ、軸107を下方へ押すと挟持片106a、106aが開い
て軸107の把持が外れるようにして、左右又は前後何れ
の側へも開き、或は蓋を取除くこともできるようにした
もの等があった。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら上記した従来のボックス蓋の開閉装置に
ついては第13図に示すものにあっては常にレバー102、1
03がボックスから突出しており、手や衣服等が引掛りや
すく、又傾いた蓋も反対側に突出して邪魔になり不都合
であり、突出したレバーは外観を低下させていた。
又、第14図のボックスはレバー104を手で持上げなが
ら外されなければならず、又蓋をあけた時にボックス本
体から外れると掛けるのが面倒であり、これを防止する
ためには蓋の端部を外方へ突出させ、蓋を開けた時に本
体側面に蓋の側縁が当接してそれ以上回転しないように
する等の手段が必要であり、蓋の両側が側方に突出して
いるため邪魔になり且つ外観もよくなかった。
又、第15図に示すものは蓋を傾動させる必要から本体
より細幅としており、内壁面との間にも余裕を必要とす
るための隙間があり、埃等が入り込み易く、又蓋の開度
も少いため不都合であった。
本考案は上記のような不都合な点を解決して、蓋を開
けた時にも蓋が側方へ突出せず使用し易く外観のよいボ
ックス蓋の開閉装置の提供を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本考案は上記の目的を達成するためボックス蓋の開閉
装置を上部が開口されているボックスとこのボックス上
に設けられている蓋と、この蓋を常時上方に弾発付勢す
る昇降部材とからなり、前記蓋はこの蓋の略中心線位置
で傾動自在に枢支されて上方へ弾発付勢状態で前記ボッ
クスの開口部に係合されており、この蓋にはこの蓋に係
脱自在に係合されてこの蓋と前記ボックスとを連結し、
この蓋の上昇に途中まで追随する連結部材が設けられて
おり、前記ボックスの両側には操作摘みが設けられ、一
方の側の操作摘みを選択的に操作することにより前記蓋
とこのボックスとの係合が解かれると共に、この側の前
記連結部材との係合が解かれる構成としたものである。
[作用] 上記のように構成された開閉装置は蓋が略中心線の位
置で傾動自在に枢支されて上方へ弾発付勢されているの
で、所望の側の操作摘みを操作することにより蓋とボッ
クスとの係合が解かれて蓋は上昇を始める。
又この蓋に係脱自在に係合されてこの蓋と前記ボック
スとを連結している連結部材が操作した側の蓋との係合
を解かれて蓋に追随して途中まで上昇し、その連結部材
の上昇が止った位置から蓋は更に中心部を押し上げられ
て上昇するので蓋は連結部材に係合されている側を支点
として係合が解かれた側を上にて傾きながら開けられ
る。
[実施例] 以下本考案の一実施例である自動車のコンソールボッ
クスについて図面により説明する。
このコンソールボックスは上部が長方形状に開口した
ボックスAとこのボックス1上に設けられているリッド
Bとからなっている。
以下説明の都合上第1図の左、右を前、後とし、第2
図の左、右を左、右とする。
2は基台2b上に立設された隔壁2cにより、平面形状が
略コ字状に設けられた溝2a、2aが基台2bの前部と後部と
に対向状に形成されているベースであり、前側の溝2aは
左右方向の同一直線状に間隔をあけて設けた広幅溝と、
この広幅溝の隣接側と反対側の端部から直交状に後方に
向けて連通する細幅の溝とよりなるL字形溝2a′と、こ
の両L字形溝2a′、2a′の広幅溝部の前側に設けられ、
且つL字型溝2a′に連通する直線状の溝2a″とからなっ
ており、両L字形溝2a′、2a′間には壁2dが設けられて
いる。
又、後側の溝2aは左右方向の同一直線上に間隔をあけ
て設けた広幅溝と、この広幅溝の隣接側と反対側の端部
から直交状に前方に向けて連通する細幅溝とよりなるL
字形溝2a′とこの両L字形溝2a′、2a′の広幅溝部の前
側に設けられ、且つL字形溝2a′に連通する直線状の溝
2a″とからなっている。
3、4はこのL字形溝2a′、2a′に亙って装着された
スライドアームであって、略直角に屈曲した前記L字形
溝2a′の細幅溝の幅より稍薄厚の板状の屈曲部3a、3a′
及び4a、4a′を夫々アーム3、4の前後両端部に有し、
この屈曲部3a、4a及び3a′、4a′を夫々L字形溝2a′、
2a′に係入させて対向状に装着され、ベース2の前後方
向にこのL字形溝2a′の広幅溝の溝幅と屈曲部3a、3
a′、4a、4a′の厚幅との差だけスライド可能となって
おり、屈曲部3a、4aの互いに平行する部分の右、左の外
側面に設けられた操作摘み21、22によってスライドさせ
るようになっている。尚前記L字形溝2a′の広幅溝の幅
と屈曲部3a等の厚幅との差は後記するスライドケース
5、6何れかの前後幅に略等しくなっている。
又、第4図、第5図に示すように前記壁2dの上端面に
は両スライドアーム3、4の屈曲部3a、4a間に亙って両
端部が拡幅溝とされた浅い溝が設けられている。
19、19はこの溝内に係入されるアームクロックスライ
ダーであって前記拡幅溝と同幅の頭部19aと、この頭部1
9aに連り、前記溝と同幅の脚部19bとを有し、溝の両端
部から挿入され、両アームロックスライダー19、19間に
介入されたアームロックスプリング20によって屈曲部3
a、4a方向へ弾発されている。
この両アームロックスライダー19の頭部19aの先端部
は壁2cの前面側の角部が切欠かれて上下に亙る先端方向
への傾斜面とされ、又スライドアーム3、4の屈曲部3
a、4aの前記アームロックスライダー19、19と対向する
端部も前面側の角部が上下に亙って先端方向への傾斜面
とされている。
そしてスライドアーム3、4はリッドBが閉止されて
いる時には第4図(イ)、第5図(イ)に示すようにア
ームロックスライダー19、19の傾斜面と屈曲部3a、4aの
傾斜面とが接した状態でアームロックスライダー19、19
は頭部19a、19aを前記溝より稍突出している。
ここでスライドアーム3又は4の何れか一方、例えば
スライドーアーム4が操作摘み22によって後方へスライ
ドされると、傾斜面同志がスライドして第4図(ロ)、
第5図(ロ)のように屈曲部4aに当接しているアームロ
ックスライダー19が右方へ移動して、他方のアームロッ
クスライダー19をアームロックスプリング20を介して屈
曲部3aへ押圧するため、他方の操作摘み21を操作しよう
としてもスライドアーム3は後へスライドすることが出
来ないように、即ち、スライドアーム3、4を同時にス
ライドすることが出来ず、何れか一方しかスライドする
ことが出来ないようになっている。
5はケース本体5aと蓋体5bとにより形成され、リッド
Bの上昇時に途中まで追随するボックスAとリッドBと
の連結部材であるスライドケースであって、ケース本体
5aの両側面下部にはガイドバー7が上下方向に固着され
ている。
このスライドケース5は前記ベース2の前側のスライ
ド溝2a中央部の溝2a″の底部が基台2bを貫通する穴とな
っており、この部分にスライドケース5が挿入立設さ
れ、溝2a″内を昇降自在となっている。
又、各屈曲部3aと4a及び3a′と4a′の対向する内面の
前側上部にはリッドBの下面から突出状に垂設された後
記する係合爪25の係合を外すための突部38が夫々に設け
られている。
6は後側の溝2a中央部の溝2a″に挿入立設されるスラ
イドケース5と略同様なスライドケースであり、この溝
2a″は底部が基台2bを貫通する穴となっており、溝2a″
内へ昇降自在に挿入立設されている。スライドケース6
の本体6の両側面下部にはストッパーピン8aを側方へ突
設したガイドバー8が上下方向に固着されている。
1はボックスAのハウジングであって操作摘み21、22
用の穴1a及びスライドケース5、6の突出する穴1b及び
後記する蓋2の係合爪の挿入される穴1cと、物品出入用
の開口部1dを有し、ベース2を覆うように装着され、34
はボックスのインナーケースであって、前記穴1b及び穴
1cに対応する穴を有しておりハウジング1の開口部に装
着されてボックスAの内壁となっている。
前記スライドケース5及び6内には第6図に示すよう
にベース2に下端を固着されたシリンダー9を設け、シ
リンダー9内にコイルばね16により弾発されたピストン
10を設け、ピストン10の上端をケース5及び6の上端に
固着してケース5及び6を上方へ付勢している。
更にスライドケース5、6内には下部をこのケース
5、6にブラケット13により枢着されて左右に揺動自在
なシリンダー12が設けられ、このシリンダー12内にはコ
イルばね16により弾発されたピストン14を有し、このピ
ストン14から突出する支桿15の先端はスライドケース
5、6の上方へ突出するようになっており、リッドBの
略中心線上に設けられた軸受30に軸31により枢着されて
いる。
尚、前記ピストン10、14にOリング11を嵌挿し、エア
ダンパー状の機能をもたせて昇降が緩やかに行われるよ
うにしてもよい。
35、36は立設されたピンを有する補助コイルばねの受
け具であり、ベース2に取付けられ、このピンにコイル
ばね17が挿入され、スライドケース5、6の下面には前
記コイルばね17のばねガイド37が設けられており、スラ
イドケース5、6のピストン10による上昇を補助するよ
うになっている。
18は前記スライドアームの屈曲部3a、3a′、4a、4a′
の自由端部の上下方向に設けられた穴へ昇降自在に挿入
されると共に、穴から突出した上端部18aが水平方向に
屈折した軸であり、第7図に示すようにこの上端部18a
を前記スライドケース5に向けており、蓋Bの閉止時に
は4本の軸18は全てスライドケース5の両肩部の穴5c及
び、両肩部の溝5d内に係脱自在に入れ込まれている蓋B
の下面に突設された軸受29に挿通されている。5eはスラ
イドケース5の後面に設けられた溝であり、軸18の上端
部18aが前記の穴5c,軸受29より抜け出した時に先端が係
入し、スライドケース5の上昇に伴いこの中を摺動し、
スライドケース5が下降した時に軸18の上端部18aが穴5
c、軸受29に挿入され易いようになっている。
スライドケース6側も同様の構成とされている。
前記スライドアーム3、4の屈曲部3a、4aの下部には
夫々屈曲部3a′、4a′に向けてピンが突設され、このピ
ンにコイルばね33が挿入されており、ベース2上に固定
されたアームスライドスプリング受け32によって前記ピ
ンが摺動自在に支持され、コイルばね33の弾発によりス
ライドアーム3、4が常時スライドケース5、6に圧接
されるように付勢されており、前記軸18はスライドケー
ス5、6から抜け出ないようになっている。そして操作
摘み21、22によりコイルばね33の弾発付勢と逆方向にス
ライドさせた時にはスライドケース5、6は前記L字形
溝2a′内をこのスライドケース5、6何れかの前後幅分
だけスライドして肩部の穴5c、6cから抜け、スライドケ
ース5、6の後面に設けられた上下方向の溝5e、6e内に
軸18の先端が入れ込まれ、スライドケース5、6の上昇
時は溝5e、6e内を摺動するようになっている。
又、スライドケース6側のスライドアーム3、4の屈
曲部3a′、4a′における前後方向の内面にはスライドケ
ース6のガイドバー8のピン8aが係入する上下方向の幅
広の溝39と、幅狭の溝39′とが、前後に並列されてい
る。
リッドBは略方形のリッド本体23とその下面を覆うよ
うに設けられたリッドカバー24とからなり、ボックスA
の幅と同幅又は稍狭い幅となっており、リッドカバー24
の一対の対向する短辺側には第10図に示すように蓋27を
有するボックス状部分が設けられ、その両端部近くに一
対の係合爪25が下方に向けて設けられ、リッドカバー24
に設けられた穴24aから突出して短辺と平行方向に移動
可能とされており、互に反対方向に向けた係合突部によ
り前記ハウジング1の穴1cの穴縁に係合するようになっ
ている。尚係合突部から係合爪25の先端にかけての外側
面は先端に向けた傾斜面となっている。この係合爪25は
第11図(イ)のように一端にこの係合爪25を垂設した一
対の細長状の板25aが他端を長手方向の一側を突出させ
たL字状の端部とされて、互に他方の板25aの端部に入
込むように突合状とされている。又リッドカバー24の内
面には前記の一対の穴24a間の中央部に短軸24bが突設さ
れ、この短軸24bには板面の中心を挟んで対応する位置
にピン26a、26aを設けたローター26が回転自在に装着さ
れ、このピン26aが前記板25aのL字状端部の突出部分に
設けた溝25bに入れこまれると共に、突出部分と対向す
る他方の板25aの端部との間にはリッドロックスプリン
グ28が装着され、互に他方の板25aを外方に向けて即ち
係合爪25を係合方向に向けて弾発している。
そして第11図(ロ)のように係合爪25の何れか一方を
スプリング28の反発力に抗して内方へ移動させれば、ロ
ーター26の回動により他方の係合爪25もスプリング28に
抗して内方へ移動し、両方の係合爪25がハウジング1の
穴1cの穴縁より外れるようになっている。
又、リッドカバー24の両短辺側の下面にはリッドBの
長さ方向の略中心線上の位置に前記ピストン14の支桿15
の先端が枢着される軸受30が設けられ、又その両側には
短辺側の両端と軸受30との略中間位置に軸18の上端部18
aが挿入される軸受29、29が設けられて支桿15は軸受30
に常時軸着されており、リッドBの閉止時には凡ての軸
受29に軸18が支承されている。
このように構成されたコンソールボックスはハウジン
グ1の両側から突出している操作摘み21、22のうちの所
望の操作摘み、例えば左側の操作摘み22を後方へスライ
ドすることにより、スライドアーム4が後方へスライド
し、屈曲部3a、3a′の内面の突部38、38が左側の係合爪
25、25を内方へ移動させ、ハウジング1の穴1a縁との係
合が外れると同時にローター26を介して右側の係合爪2
5、25も外れリッドBの係合は凡て解除される。
又スライドされたスライドアーム3の両屈曲部3a、3
a′の軸18はスライドアーム3と共に後方へ移動するた
め軸18の水平方向に屈曲した上端部18aはスライドケー
ス5の肩部及びリッドカバー軸受29より抜け出す。
又、前記スライドアーム4が後方へスライドすると第
9図(イ)のようにそれ迄屈曲部4a′及び他方のスライ
ドアーム3の屈曲部4aの溝39′位置の下側にあったスラ
イドケース6のピン8aが第9図(ロ)に示すように左側
のピン8aは溝39位置の下側に移動しており、この時に上
記の各係合爪25を押し始める。
更に溝39の幅一杯にピン8aが移動して係合爪25の係止
を完全に解除し、スライドケース5、6はピストン10に
より上方へ付勢されているのでスライドケース5、6は
上昇を始め、左側のピン8aは溝39内に入り、コイルばね
33の弾発により溝39内を元の側の方へ移動しながら上昇
し、右側のピン8aは始めの第9図(イ)の位置から溝3
9′内に入り、スライドケース6の上昇と共に何れも各
溝39、39′内を第9図(ハ)の位置に至り、スライドケ
ース5、6の上昇を停止させる。
この時既に左側のスライドケースの穴5c、6c及びリッ
ドBの軸受29から軸18が抜け出しており、右側のスライ
ドケースの肩部及び軸受29には軸18が入れこまれたまゝ
となっているので、リッドBは揺動自在に枢着されたシ
リンダー12のピストン14の支桿15により上昇されるに従
い、第12図に示すように右側の軸18の上端部18aを支点
として右側に傾動しつゝボックスAは開口する。
同様にして右側の操作摘み21を操作するとリッドBは
左側へ傾動して開けられる。
リッドBを閉じる時には傾動しているリッドBを元に
戻すように押下げれば、各コイルばね16が圧縮されてピ
ストン14、10がシリンダ12、9内に押込まれ、スライド
ケース5、6は元の位置に戻る。又、スライドケース
5、6の降下と共にスライドケース5、6に向けて弾発
付勢されている左側のスライドアーム4の屈曲部4a、4
a′に設けられている軸18の上端部18aは先端が溝5d、6d
内を上昇して穴5c、6cと軸受29内に入る。
又、係合爪25はハウジング1の穴1cの穴縁に傾斜した
外側面が当接し、下方へ押圧されることによって傾斜面
によってリッドロックスプリング28に抗して内方に移動
し、リッドBがボックスAの開口部1bを閉止する状態で
穴1c縁から外れ、前記スプリング28の弾発により外方へ
移動し、穴1c縁に係止される。
このコンソールボックスはリッドが何れかの側の操作
摘みを操作するだけで自動的に操作側に開くものであ
り、側面には操作摘みだけが設けられており、リッドは
ボックスと同幅で非常にスマートな外観とすることがで
きる。
又、リッドはボックスと同幅であり、リッドは途中ま
でリッドと共に上昇するスライドケースによって一方の
側を係止された状態で上昇し、更に中心部を押上げら
れ、スライドケースの側面をストッパーとして側面に当
接する位置まで開くので、傾動中も開口中もリッドがボ
ックスの側面位置から突出することがなく自動車の運転
操作等に支障がない。
[効果] 本考案に係るボックス蓋の開閉装置は上記のように構
成されているので蓋を左右何れの側からも、摘みを操作
するだけで自動的に他方の側を支持側として開けること
ができる。
又蓋とボックスとの間に蓋の上昇に途中迄追随する連
結部材が設けられて、連結部材が蓋と共に上昇した状態
で操作側だけの連結を外し、連結されている側を軸側と
して即ち軸を一度持上げた状態で蓋が回動するので実施
例のように連結部材をボックスより幅狭とし、蓋の幅を
ボックスの幅と等しくすれば開いた蓋の一部がボックス
の側面位置から突出することがなく、邪魔にならず外観
のよいボックスとすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるコンソールボックスの
正面図、第2図は同側面図、第3図は同分解斜視図、第
4図はアームロック部の要部を示す斜視図、第5図は同
平面図、第6図はリッド及びスライドケースの弾発部の
断面図、第7図はスライドケース肩部の斜視図、第8図
はスライドアームとスライドケースとの組付状態を示す
斜視図、第9図はスライドケースのストッパーピンとス
ライドアームの溝との関係位置を示す要部側面図、第10
図はリッドの係止部を示す分解斜視図、第11図は同平面
図、第12図は開蓋状態の要部を示す側面図、第13図は第
1従来例の斜視図、第14図は第2従来例の側面図、第15
図は第3従来例の斜視図である。 A……ボックス、B……リッド、1……ハウジング、2
……ベース、3、4……スライドアーム、5、6……ス
ライドケース、7、8……ガイドバー、9、12……シリ
ンダー、10、14……ピストン、16……コイルばね、18…
…軸、21、22……操作摘み、23……リッド本体、24……
リッドカバー、25……係合爪、26……ローター、29、30
……軸受、34……インナーケース。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部が開口されているボックスとこのボッ
    クス上に設けられている蓋と、この蓋を常時上方に弾発
    付勢する昇降部材とからなり、 前記蓋は、この蓋の略中心線位置で傾動自在に枢支され
    ていると共に、該蓋の上方に向けた弾発付勢の状態で前
    記ボックスの開口部に係合されており、 この蓋には、この蓋に係脱自在に係合されて、この蓋と
    前記ボックスとを連結し、この蓋の上昇に途中まで追随
    する連結部材が設けられており、前記ボックスの両側に
    は、操作摘みが設けられ、一方の側の操作摘みを選択的
    に操作することにより、 前記蓋とこのボックスとの係合が解かれると共に、この
    側の前記連結部材との係合が解かれることを特徴とする
    ボックス蓋の開閉装置。
JP1989067391U 1989-06-12 1989-06-12 ボックス蓋の開閉装置 Expired - Lifetime JP2507893Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067391U JP2507893Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 ボックス蓋の開閉装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989067391U JP2507893Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 ボックス蓋の開閉装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH037045U JPH037045U (ja) 1991-01-23
JP2507893Y2 true JP2507893Y2 (ja) 1996-08-21

Family

ID=31600924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989067391U Expired - Lifetime JP2507893Y2 (ja) 1989-06-12 1989-06-12 ボックス蓋の開閉装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2507893Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120036197A (ko) * 2010-10-07 2012-04-17 현대모비스 주식회사 로드 연동장치

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6672105B2 (ja) * 2016-08-03 2020-03-25 小島プレス工業株式会社 自動車の内装ボックス

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH067012Y2 (ja) * 1986-04-28 1994-02-23 マツダ株式会社 自動車のコンソ−ルボツクス構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20120036197A (ko) * 2010-10-07 2012-04-17 현대모비스 주식회사 로드 연동장치
KR101631088B1 (ko) 2010-10-07 2016-06-16 현대모비스 주식회사 로드 연동장치

Also Published As

Publication number Publication date
JPH037045U (ja) 1991-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3721149B2 (ja) 車両内の収納ボックス
JP3292038B2 (ja) 物入れ
EP0409232B1 (en) Car-mounted video displaying apparatus
JPH10236210A (ja) カップホルダ
US5630641A (en) Sunroof device for vehicle
JP2507893Y2 (ja) ボックス蓋の開閉装置
US11498491B2 (en) Vehicle storage device
JP3686017B2 (ja) 2段式コンソールボックス
JPH0550875A (ja) 自動車のコンソールボツクス
JP6107723B2 (ja) 乗物用シートのテーブル
JPH0231050Y2 (ja)
JP6765918B2 (ja) 収納装置
JP3926610B2 (ja) 開閉体のロック機構
JPH02223Y2 (ja)
US20240149793A1 (en) Storage device for vehicle
JPH0748916Y2 (ja) 耐振動型ラッチ装置
JP4867093B2 (ja) 移動式家具のキャスター取付装置
JP4417018B2 (ja) 可動天板を備える机
JP2726526B2 (ja) ヒンジ
JPH0712175Y2 (ja) 車輌用のワイドミラー取付装置
JPS6231439Y2 (ja)
JP3794466B2 (ja) 開閉ロック装置
JP2607260Y2 (ja) アームレスト
JP2509957Y2 (ja) 車輌用コンソ―ルボックスのカップホルダ―
JPH0643409Y2 (ja) ドアロック装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313131

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090302

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100302

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees